JP2010284767A - 壁紙糊付機用スリッター及び該スリッターを備えた壁紙糊付機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 糊付機本体への着脱が容易なスリッターを得る。
【解決手段】後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターにおいて、
糊付機本体の装着位置の下部に形成された被支持部で回動自在に支持される支持部と、支持部を支点にした回動により前記糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止される掛止部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、壁紙糊付機用スリッター及び該スリッターを備えた壁紙糊付機に関するものである。
現在、建築物の内装施工における壁装材の室内壁面への貼付は、内装作業現場で専用の壁紙糊付機を用いてシート状の壁装材に連続的に糊を塗布しながら行うのが一般的となっている。この壁紙糊付機の一般的な構成としては、内部に複数のロールが配置された上部構体及び下部構体から主に構成される糊付機本体を脚部に支持された台座上に載置し、上下構体の間に挟み込んだシート状壁装材(以下、クロスと記す)をロールで搬送しながら糊タンク内に軸支されている糊掻上げロールで糊タンクから糊をすくい上げて糊付けロールに転写し、この糊付けロールによりクロス裏面に塗付していくものである。
壁紙糊付機には手動式と自動式があり、具体的な構成の一例としては、下部構体上に原反ロールから繰り出したクロスを先端部が本体前面に垂れる状態で載置して上部構体を閉じ、下部構体と上部構体の所定ロール間にクロスを挟み込んだ状態としておく。手動式装置ではクロス先端を作業者が手で持って前方へ引っ張ることによりロールの一部を追従回転させると共に他のロールをギアを介して連動回転させる。自動式装置では所定のロールの軸を電動モータ等の駆動源に連結して回転させることによって他のロールもギアを介して連動回転するものが一般的である。何れの糊付機もロールの回転でクロスを糊付機本体の後面から前面側へ搬送させる途中で糊タンク内から引き上げられて転写された糊を、糊付ロールの頂点近傍にて該ロールからクロス裏面に糊が転写され、糊塗布済み状態でクロスが前面から送り出されてくるという構成である。
このような壁紙糊付機においては、上部構体と下部構体とからなる糊付機本体と、脚部を備えた台座部とが分離可能(例えば、特許文献1参照)であるため、脚部のキャスターによる搬送が行えない場合には、内装作業現場には糊付機本体と台座部とを一体として、2名以上の作業者によって左右の両側部の各々を持って運ばれるか、糊付機本体と台座部とを分離して各々を1名以上の作業者によって持って運ばれる。
特開2005−342990号公報 特開2005−52765号公報
糊付機本体と台座部とを分離可能とするために、脚部を備えた台座部は、その台座部自体を頑丈な作りにしなければならず、その結果、糊付機本体と台座部とを一体とした状態での重量は、1名の作業者が持ち運ぶには負担が重く、安全性を考慮して少なくとも2名の作業者で行うのが常であった。
ところで、壁紙糊付機において、糊付作業時には脚部が不要となることは殆どない。何故ならば、クロスは原反ロールから繰り出される必要があり、脚部に原反ロールを支持する支持機構を備えているため、内装作業現場においては殆どの場合、脚部を立設して用いる。このため、脚部を備えた状態で軽量化を図るには、台座部を廃止し、脚部を直接下部構体に付加する構成とする。そのような構成の場合には、脚部が折り畳まれた状態においては、キャスターを含めた脚部構成の全てが下部構体に収納されるべきである。
更に、内装作業現場では、スリッターを駆動しなかったり、スリッターを装着しなかったり等のようにスリッターが不要となることは少ない。例えば、室内の壁面に順にクロスを貼着する場合、最後に貼着されるクロスについては、その幅を計測して切除する必要があった。
さて、壁紙糊付機本体に対するスリッターが不要となることが少ない一方で、本体に対するスリッターの着脱を容易に行う方がメンテナンス等に有利である。更に、裁断時において、クロスがスリッターに対して浮き上がらないようにしなければ良好な裁断が得られるものではないし、裁断を実行しない際にはクロスの経路を阻害しないようにすべきである。
そこで、本発明は、糊付機本体への着脱が容易なスリッターを得ることを目的とし、更に、クロスの浮き上がりを防止すると共に裁断しない場合の壁紙通路の確保を目的とした機構を備えたスリッターを得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係る壁紙糊付機用スリッターは、後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターにおいて、
前記糊付機本体の装着位置の下部に形成された被支持部で回動自在に支持される支持部と、
該支持部を支点にした回動により前記糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止される掛止部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係る壁紙糊付機用スリッターは、請求項1に記載の掛止部として、支持部を中心にして糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部へ回動する側が切欠かれた切欠円環を備え、
この切欠円環の切欠長さよりも大きい径の円筒状の被掛止部に対して撓んで着脱可能であることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る壁紙糊付機用スリッターは、後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターであって、
前記壁装材を沿わせるガイド面部と、このガイド面部の表面側又は裏面側で前記壁装材の搬送方向に直交する位置で回動するシャフトに軸止された肉薄の刃部を備えた壁装材裁断用回転刃と、前記壁装材をガイド面部に押し付けるテンションバーとを備えスリッターにおいて、
スリッター側壁に設けられ、前記テンションバーの両端部を支持してこのテンションバーを押し付け位置と解除位置とに切り替え可能なテンションバー支持具と、
テンションバー支持具をテンションバーの押し付け位置と解除位置とでロックするロック手段とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る壁紙糊付機用スリッターは、請求項3に記載のテンションバー支持具が、一端部のテンションバーの取付け位置と対向する他端部に設けられ、前記テンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点を備え、
前記ロック手段として、テンションバーの押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具の一端部と他端部との間の側壁を移動不能にロックする突設片をスリッター内側壁に設けたことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る壁紙糊付機は、請求項1〜4の何れかに記載の壁紙糊付機用スリッターを備えたことを特徴とするものである。
本発明は、本発明は、糊付機本体への着脱が容易なスリッターを得ることができるという効果がある。また、クロスの浮き上がりを防止することができ、裁断しない場合の壁紙通路の確保ができるという効果がある。
本発明の一実施例の脚部構造を備えた壁紙糊付機の側方構成を示す説明図である。 図1の壁紙糊付機の本体部の側方構成を示す説明図である。 図1の壁紙糊付機の斜視図と要部の拡大図である。 図1の壁紙糊付機の別の方向からの斜視図である。 スリッターの側面の構成を説明する説明図である。 スリッターの長手方向に直交する断面の構成を説明する説明図である。 スリッターの駆動部の構成を示す説明図である。
本発明においては、後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターにおいて、
糊付機本体の装着位置の下部に形成された被支持部で回動自在に支持される支持部と、この支持部を支点にした回動により糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止される掛止部とを備える。このために、糊付機本体への着脱は支持部を中心にして掛止部を回動させることにより、容易に行うことができる。
本発明における支持部としては、糊付機本体の装着位置の下部に形成された被支持部で回動自在に支持されるものであればよい。より好ましくは、本スリッターは、糊付機本体の下部構体の下部フレームの上部の後壁面に開口されたスリッター装着開口部に装着されるが、このスリッター装着開口部を構成する糊付機本体の左右の内側壁部の下部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被支持部が形成され、この被支持部で回動自在に支持される支持部であればよい。
更に、本発明における掛止部としては、支持部を支点にした回動により糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止されるものであればよい。より好ましくは、前記被支持部に支持部を係止させ、円筒状の支持部を支点にして回動させ、スリッター装着開口部の上部で被掛止部に掛止させてスリッターを糊付機本体に装着する。
この掛止部と被掛止部との掛止は、好ましくは、被掛止部が前記被支持部と同様に、スリッター装着開口部を構成する糊付機本体の左右の内側壁部の上部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被掛止部が形成されればよく、これに対する掛止部としては、支持部を中心にして糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部へ回動する側が切欠かれた切欠円環を備える。この切欠円環の切欠長さは、切欠円環部の切欠部に隣接する腕部が撓んで着脱可能となる程度に、円筒状の被掛止部の径よりも小さくすれば、ワンタッチで着脱可能となる。
また、別の本発明においては、後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターであって、
前記壁装材を沿わせるガイド面部と、このガイド面部の表面側又は裏面側で前記壁装材の搬送方向に直交する位置で回動するシャフトに軸止された肉薄の刃部を備えた壁装材裁断用回転刃と、前記壁装材をガイド面部に押し付けるテンションバーとを備えスリッターにおいて、
スリッター側壁に設けられ、前記テンションバーの両端部を支持してこのテンションバーを押し付け位置と解除位置とに切り替え可能なテンションバー支持具と、
テンションバー支持具をテンションバーの押し付け位置と解除位置とでロックするロック手段とを備える。これにより、クロスの浮き上がりを防止することができ、裁断しない場合の壁紙通路の確保ができる。
即ち、本発明のテンションバーはテンション支持具によって支持される。このテンション支持具は、スリッター側壁に設けられ、テンションバーの両端部を支持してこのテンションバーをガイド面部に押付ける押し付け位置と解除位置とに切り替えることができる。また、ロック手段によってテンションバー支持具をテンションバーの押し付け位置と解除位置とでロックすることができる。これにより、テンションバーをガイド面部に押付けることにより、クロスの浮き上がりを防止することができ、テンションバーを解除位置でロックすることにより裁断しない場合の壁紙通路の確保ができる。
本発明の好ましいテンションバー支持具としては、一端部のテンションバーの取付け位置と対向する他端部に設けられ、前記テンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点を備える。これにより、支点を中心にした回動により、押し付け位置と解除位置とを容易に切換えることが可能となる。
本発明の好ましいロック手段としては、テンションバーの押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具の一端部と他端部との間の側壁を移動不能にロックする突設片をスリッター内側壁に設ける。これにより、簡易な機構によって押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具をロックすることができる。
1.全体構成
図1は本発明の一実施例の脚部構造を備えた壁紙糊付機の側方構成を示す説明図である。図2は図1の壁紙糊付機の本体部の側方構成を示す説明図である。図3は図1の壁紙糊付機の斜視図と要部の拡大図である。図4は図1の壁紙糊付機の別の方向からの斜視図である。尚、図3及び図4は一方の脚部が折り畳んだ状態を示す。
図1に示す通り、本実施例の壁紙糊付機は、糊付機本体1と、この糊付機本体1の左右両側板11端下部に配された一対の脚部2とからなる。糊付機本体1は、糊桶5を主とする下部構体3とその上に開閉可能に載置される上部構体4とによって構成される。一方の側板11の下部構体3にはコントローラ6が装着され、下部構体3の後面側には着脱可能なスリッター7が配され、上部構体4はこの下部構体3の上部を覆うように配されている。
図2に示す通り、コントローラ6内の駆動源(図示せず)の駆動軸による糊付けローラ31の回転に伴って、ギアを介して回転運動が伝達された他のローラも回転し、上下部構体3,4間に挟み込まれているロールRから一端が解けたクロスCを後方から前方へ搬送し、その途中で糊付けローラ31上を搬送される際に糊桶5から引き上げられた糊がクロス裏面に転写塗布される。
この糊付けローラ31は、下部構体3の左右両側壁面の軸支板に軸支され、できるだけ糊桶5内に沈む下方位置の配置となるように構成されている。また、糊桶5内の糊は糊付けローラ31に当接する糊上げローラ51によって行われ、糊上げローラ51は糊桶5の両側側面に中心より後面側寄りの位置で軸支され、糊桶5内の糊を回転によって掻き上げて糊付けローラ31に転写する。
糊付けローラ31は、糊付機本体1に着脱自在に取付けられる駆動源である電動モータを備えたコントローラ6の駆動軸に連結されている。糊付けローラ31の回転軸は、下部構体3に配置される下ピンチローラ32、ドクターローラ33、均しローラ34及び上部構体4に配置される検尺ローラとして用いられる上ピンチローラ41、押さえローラ42、ドライブローラ43のうちの所定ローラの回転軸とギアを介して連動される。
均しローラ34には、図3に示す通り、均しローラ34を介して送られて来る糊付済のクロスCを糊付機本体1の前面に案内するための複数個のツメ55が長手方向にほぼ均等に装着されたツメステー54が、両端に配された装着具53を介して取付けられている。尚、ツメステー54の両端部には、糊桶5を下方へ押し付ける押さえ部材56が装着されており、この押さえ部材56をツメステー54の最両端位置へ移動させることにより、糊桶5の前方上端部が押さえ部材56によって押さえられるため、糊桶5が引き出される際の上方への移動を押さえることにより、糊桶5の前方への引き出しを阻止する。
尚、壁紙糊付機の両側部には、ドクターローラ33の回動軸に偏心して固定された偏心ギア35と、一端が偏心ギア35の歯部に噛合する歯形部36を形成し、他端が把手部37を形成し、糊付機本体側面の軸心38によって取り付けられたレバー39とを備えている。レバー39は軸心38を支点として上下に回動可能となっている。また、把手部37の前端には固定ネジが備えられ、所望の位置でこの固定ネジを締着させることにより、レバー39を固定してレバーの回動を禁止するようになっている。
この壁紙糊付機では、把手部37を上下方向に回動させると、歯形部36が把手部37と逆方向に回動し、これに伴って偏心ギア35が糊付機本体の前面側あるいは後面側に回動する。この結果、偏心ギア35によって保持されたドクターローラ33の軸端が糊付けローラ31と相対移動され、ドクターローラ33と糊付けローラ31との相対間隔が変化して、糊付けローラ31に付着する糊量を調整できるようになっている。
図1〜図4に示す通り、糊付機本体1の側壁11と主脚部2との接続は、側壁11の下部中央部に設けられた左右一対の脚部保持部材12によってなされている。脚部保持部材12は左右で対称である。左右一対の主脚部2には、クロス受けブラケット61が回動自在に配されており、クロス受けブラケット61の先端部には、原反ロールRの中心に通されたクロス芯棒62が軸支されている。
原反ロールRから繰り出される壁装材(クロス)Cは、主脚部2の中央位置に横架された第1テンションバー63に当接してスリッター7のクロスCを沿わせて搬送する搬送通路となるガイド面部72と共同して、糊付機本体1の引き込み口での引き込み荷重が与えられ、回転刃71によってクロスの両側部が切断される。
2.スリッター構造
図5はスリッターの側面の構成を説明する説明図である。図6はスリッターの長手方向に直交する断面の構成を説明する説明図である。図7はスリッターの駆動部の構成を示す説明図である。
図4に示す通り、スリッター7は、糊付機本体1の下部構体3の下部フレーム3fの上部の後壁面に開口されたスリッター装着開口部50内に装着される。スリッター7は後背面の中央部にガイド面部72が配され、そのガイド面部72の両端部には回転刃71を回動する駆動源を備えた一組のスリッターユニット80が各々の両端方向に摺動可能に配される。
スリッター7のスリッター装着開口部50への取付けは、図1及び図5に示されるスリッター装着開口部50内の下部構体3の両側側壁11の内側壁の下部に形成された被支持部58で回動自在に支持される支持部73と、この支持部73を支点にした回動により両側側壁11の内側壁の上部に設けられた被掛止部59に掛止される掛止部74とで行われる。即ち、スリッター装着開口部50の側部を構成する下部構体3の両側側壁11の内側壁の下部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の被支持部58が形成され、この被支持部58を回動の中心として、スリッター7上部を回動し、掛止部74を被掛止部59方向へ回動する。
被掛止部59も、被支持部58と同様に、スリッター装着開口部50の側部を構成する下部構体3の両側側壁11の内側壁の上部に共に内側方向へ対向して突設された一対の円筒状の突起である。掛止部74は支持部73を中心にして回動する側が切欠かれた切欠円環を備える。この切欠円環の切欠長さは、切欠円環部の切欠部に隣接する腕部が撓んで着脱可能となる程度に、円筒状の被掛止部の径よりも小さいため、ワンタッチで着脱可能となる。
図5に示す通り、スリッター7のガイド面部72側には、このガイド面部72上を搬送されるクロスをガイド面部72に押し付けるテンションバー76を支持するテンションバー支持具75をスリッターの側壁に備える。このテンションバー支持具75は、一端部にテンションバー76が取付けられ、他端部にテンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点77を備える。
スリッターの側壁には、テンションバーの押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具75の一端部と他端部との間の側壁を移動不能にロックする突設片78a,78bが設けられている。この突設片78a,78bは、支持具75を作業員が上げ下げすることにより、容易に沈んでロックが解除される。これにより、簡易な機構によって押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具をロックすることができる。
図6及び図7に示す通り、スリッターユニット80は、回転刃内蔵カートリッジとしてのカッターボックス83とモーターブラケット84とを備える。カッターボックス83は、壁装材当接側以外の回転刃71周囲を側断面略コの字形状に覆う3面の防護壁(83a,83b,83c)と、回転刃71をボスを介して軸支するシャフト92の一端を枢支する側壁板83dとにより外形が略筐体形状に構成されている。カッターボックス83の側壁板83dには固定ブラケット32が配されている。これらカッターボックス83とモーターブラケット84とはスリッター7の裁断面を形成しているガイド面部72の裏面側の空間内に設置される。これら防護壁(83a,83b,83c)には、それぞれ指が入らない程度の幅のスリット状開口部Sが複数個ずつほぼ全壁面に亘って穿設されている。
カッターボックス83は内部に回転刃71が回転可能に軸支され、その前面には裁断後のクロス側端部をスリッタ本体外側へ導出するガイド部材91が取り付けられている。このカッターボックス83は更に回転刃71のシャフト92にモーターの回転軸が連結されたモーターブラケット84内部の回転刃駆動手段としてのモーター85にギアユニット86及びギアユニットカバー87を介して連結されている。
スリッターユニット80を吊下げる吊下げ機構としては、ガイド面部72の裏面に左右の側壁に亘って配されたステーにスライド可能に保持されるスライドブラケット(図示せず)にモーターブラケット84を吊下することによる。更に、スリッターユニット80を固定する固定機構としては、カッターボックス83の側部に設けられた固定ブラケット82に挿通される固定ネジ81をガイド面部72に対向するスリッター7の本体のスリット溝79に緊締することによって固定される。
回転刃71のシャフト92は、カッターボックス83の固定ブラケット82側の側壁板83dにベアリング93を介して取付けられる。回転刃71は厚さが0.5mmの片切刃であり、回転刃取付ボス94にネジ95で取付けられる。回転刃71とこれを保持する回転刃取付ボス94とを保持したシャフト92は、ギアユニット86の出力軸88に平爪部89で接続されており、バネ96を介して装着されることにより、回転刃71は常に外方向への押圧力が配されている。
一方、カッターボックス83内のクロス裁断位置には、クロスを介した対向面側で回転刃71のシャフト92と略平行に配された取付軸98に回動自在に軸支されたセラミック製の砥材からなる回転部材97を備える。セラミック製の砥材からなるため、使用に伴って回転刃71の刃部を研ぐことになり、回転刃71の長期にわたる使用が可能となる。尚、回転部材97は回転刃71の径と比較して、1/3となっているため、押圧された回転刃71の回転力によって、独自の駆動源を有さない回転部材97を保持した取付軸98が容易に回動することが可能となる。
取付軸98は軸先端部と取付け座金とを各々ガイド部材91にネジで固定されている。この取付軸98のガイド部材91への取付け角度は回転刃71のシャフト92と略平行であるが、後述するように3度以上10度以下、具体的には3度傾けて固定される。また、回転部材97はベアリングを介して回動自在に取付軸98に取付けられている。この回転部材97は円筒状の構造である。また、回転部材97の上面の平坦面部の一部が、裁断地点を端部とした回転刃71の周縁部との部分的な重なり領域を構成するように配置されている。回転部材97の取付軸98にはバネ99が介されており、回転部材97を当接した回転刃71の刃部に付勢・押圧している。
取付軸98がシャフト92に対して3度以上10度以下、具体的には3度傾けて固定されているため、回転部材97の平坦面部の回転刃71の刃部に対する傾斜角度は3度以上10度以下、具体的には3度となる。これにより、裁断される壁装材の裁断小口部に高い直線性及び平滑性を得ることができることは勿論のこと、厚手の織物壁装材や繊維を不規則に表層に備えた壁装材でも良好な裁断状態を得ることができる。また、取付軸98自体を傾けて固定し、更にベアリングを介して回転部材と取付軸98に軸支しているため、長期に亘って使用しても回転部材97の平坦面部の回転刃71の刃部に対する傾斜角度の変化が極力少なくなるという利点もある。
1 …糊付機本体、
11…側板、
12…脚部保持部材、
13…主回動軸、
14…第1被掛止部、
15…掛止片、
16…第2被掛止部、
17…ストッパー、
18…杆部、
19…長孔、
2 …主脚部、
21…キャスター支持部、
22…支持部軸心、
23…作用軸、
24…回動フレーム、
25…回動軸、
26…ヒンジ部、
27…第1アーム部、
28…第2アーム部、
29…フレーム軸、
3 …下部構体、
30…接地部、
31…糊付けローラ、
32…下ピンチローラ、
33…ドクターローラ、
34…均しローラ、
35…偏心ギア、
36…歯形部、
37…把手部、
38…軸心、
39…レバー、
4 …上部構体、
41…上ピンチローラ、
42…押さえローラ、
43…ドライブローラ、
44…取手、
5 …糊桶、
50…スリッター装着開口部、
51…糊上げローラ、
53…装着具、
54…ツメステー、
55…ツメ、
56…押さえ部材、
58…被支持部、
59…被掛止部、
6 …コントローラ、
61…クロス受けブラケット、
62…クロス芯棒、
63…第1テンションバー、
7 …スリッター、
71…回転刃、
72…ガイド面部、
73…支持部、
74…掛止部、
75…テンションバー支持具、
76…テンションバー、
77…支点、
78a…突設片、
78b…突設片、
79…スリット溝、
80…スリッターユニット、
81…固定ネジ、
82…固定ブラケット、
83…カッターボックス、
83a…防護壁、
83b…防護壁、
83c…防護壁、
83d…側壁板、
84…モーターブラケット、
85…モーター、
86…ギアユニット、
87…ギアユニットカバー、
88…出力軸、
89…平爪部、
91…ガイド部材、
92…シャフト、
93…ベアリング、
94…回転刃取付ボス、
95…ネジ、
96…バネ、
97…回転部材、
98…取付軸、
99…バネ、
C …クロス、
R …原反ロール、

Claims (5)

  1. 後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターにおいて、
    前記糊付機本体の装着位置の下部に形成された被支持部で回動自在に支持される支持部と、
    該支持部を支点にした回動により前記糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部に掛止される掛止部とを備えたことを特徴とする壁紙糊付機用スリッター。
  2. 前記掛止部として、支持部を中心にして糊付機本体の装着位置の上部に設けられた被掛止部へ回動する側が切欠かれた切欠円環を備え、
    この切欠円環の切欠長さよりも大きい径の円筒状の被掛止部に対して撓んで着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の壁紙糊付機用スリッター。
  3. 後部から引き入れられたシート状壁装材を前部に引き出す際に前記壁装材の裏面に糊を塗布する糊付機本体の後部に装着され、引き入れられる前記シート状壁装材の両縁部を連続的に裁断するスリッターであって、
    前記壁装材を沿わせるガイド面部と、このガイド面部の表面側又は裏面側で前記壁装材の搬送方向に直交する位置で回動するシャフトに軸止された肉薄の刃部を備えた壁装材裁断用回転刃と、前記壁装材をガイド面部に押し付けるテンションバーとを備えスリッターにおいて、
    スリッター側壁に設けられ、前記テンションバーの両端部を支持してこのテンションバーを押し付け位置と解除位置とに切り替え可能なテンションバー支持具と、
    テンションバー支持具をテンションバーの押し付け位置と解除位置とでロックするロック手段とを備えたことを特徴とする壁紙糊付機用スリッター。
  4. 前記テンションバー支持具が、一端部のテンションバーの取付け位置と対向する他端部に設けられ、前記テンションバーの押し付け位置と解除位置との間を揺動する支点を備え、
    前記ロック手段として、テンションバーの押し付け位置と解除位置とでテンションバー支持具の一端部と他端部との間の側壁を移動不能にロックする突設片をスリッター内側壁に設けたことを特徴とする請求項3に記載の壁紙糊付機用スリッター。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の壁紙糊付機用スリッターを備えたことを特徴とする壁紙糊付機。
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