JP2010280249A - ボート - Google Patents

ボート Download PDF

Info

Publication number
JP2010280249A
JP2010280249A JP2009133318A JP2009133318A JP2010280249A JP 2010280249 A JP2010280249 A JP 2010280249A JP 2009133318 A JP2009133318 A JP 2009133318A JP 2009133318 A JP2009133318 A JP 2009133318A JP 2010280249 A JP2010280249 A JP 2010280249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stern
bow
boat
hull
movable plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009133318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4523066B1 (ja
Inventor
Minoru Hayashi
穗 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dome Co Ltd
Original Assignee
Dome Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dome Co Ltd filed Critical Dome Co Ltd
Priority to JP2009133318A priority Critical patent/JP4523066B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4523066B1 publication Critical patent/JP4523066B1/ja
Publication of JP2010280249A publication Critical patent/JP2010280249A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)

Abstract

【課題】運搬性や収納性に優れ、かつ、組み立てが容易であって取り扱いしやすいボートを提供する。
【解決手段】ボート1は、船体の前後方向の略中間部を境に、船首部10と船尾部30とに分かれている。ボート1は、船首部10と船尾部30とが椅子70を用いて接合されて使用状態となる。使用状態において、椅子70を船体から取り外すことにより、ボート1の船体を船首部10と船尾部30とに分離することができる。船尾部30の上方から船尾部30を覆うように船首部10を被せることにより、船尾部30を船首部10の船内部に収納し、ボート1を収納状態にすることができる。収納状態においては、船底面がボート1の表面になる。したがって、ボート1は運搬性や収納性に優れている。
【選択図】図7

Description

この発明は、ボートに関し、特に、分割して運搬可能な組み立て式のボートに関する。
例えば釣行やその他のレジャー用途などに用いられるような比較的小型のボートとして、特に運搬性や収納性に優れた、組み立て式のものが知られている。このような組み立て式のボートとしては、船体を複数のパーツに分割可能な分割式のものや、船体を折りたたんで小型化可能な折りたたみ式のものがある。分割式のボートとしては、例えば、船体を船首側の部分(以下、船首部分と称する)と船尾側の部分(以下、船尾部分と称する)とに2分割し、船首部分の船底が船尾部分の船内床に対向するように、船首部分を船尾部分に入れ子状に重ねることができるように構成されているものが知られている。
下記特許文献1には、船首部分と船尾部分とが共にヒンジ構造で接続されており、船首部分を船尾部分上に折りたたみ可能なボートが開示されている。このボートは、船尾部分に設けられたスパインを伸長させて、ボート使用時に船首部分を支持させる。折りたたみ時には、船首部分は、船尾部分上に、互いの船内床が向き合うようにして乗せられる。
また、下記特許文献2には、接続ストリップ材や薄膜材を有する横補強部材で船体を構成する部材が互いに水密状に接続されている折りたたみ可能なボートが開示されている。船体の組み立て時に、長さ方向中央部に横補強部材が押圧挿入されることにより、水密性が確保される。このボートは、船尾板や補強部材を取り外し、両側板を内側に倒して、より小型に折りたたみ可能に構成されている。
特表2003−511297号公報 実開平5−82787号公報
ところで、上述のような従来の組み立て式のボートは、それぞれ種々の問題点を有している。
例えば特許文献1に開示されているようなボートは、折りたたみ時に、船首部分が船尾部分上に乗せられてボートの高さ方向の寸法が大きくなるので、比較的運搬性や収納性に劣る。また、ボートを折り畳み可能にするヒンジ構造は、船体の約半分の部分すなわち比較的大型で重量が大きい部材を軸支する必要がある。したがって、ヒンジ構造として、相当に頑丈な大型のものを用いる必要がある。
また、特許文献2に開示されているようなボートでは、水密性を確保するために横補強部材を正しく取り付ける必要がある。したがって、このボートは、比較的、組み立て作業が複雑で難しいものである。また、このボートは、船体が接続ストリップ材で接続されているので、他の方法で船体が接続されているボートと比較して、耐久性に劣る。
なお、例えば、船首部分の船底が船尾部分の船内床に対向するように船首部分を船尾部分に入れ子状に重ねて運搬・収納することができるように構成されているボートは、上記特許文献1や特許文献2に記載されているようなボートと比較して、単純な構成を有し、容易に組み立て可能である。しかしながら、このようなボートは、船首部分の船底が船尾部分の船内床に対向するようにして重ねられるので、取り扱いしにくくなることがある。すなわち、例えば、船底に泥砂などが付着した汚れた状態でボートを運搬状態にすると、船底に面する船尾部分の船内床にもその泥砂などが付着し、船尾部分の船内床が汚れる。この場合、後に船底の汚れだけでなく船内床の汚れも除去しなければならなくなり、ボートの清掃に手間がかかる。また、運搬状態において船首部分の船内床が露出するため、運搬方法によっては、ボートを包装材で放送するなどして船内床部分が傷まないように保護する必要がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、運搬性や収納性に優れ、かつ、組み立てが容易であって取り扱いしやすいボートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、船首部と船尾部とに2分割可能な船体を有するボートは、船首部は船尾部に面するように船体下部から立ち上がる船首隔壁部を含み、船尾部は船首隔壁部に面するように船体下部から立ち上がる船尾隔壁部を含み、ボートは、船首隔壁部と船尾隔壁部とを互いに固定するように取り付けられている接合部材を備え、接合部材を船体から取り外した状態で、船首部の船内床と船尾部の船内床とが対向するように、船首部及び船尾部のいずれか一方の少なくとも一部を、船首部及び船尾部のいずれか他方の船内部に収納可能である。
好ましくは船尾部は、陸上で接地するように船尾部の底部に設けられた車輪を有する。
好ましくは船尾部は、接合部材を船体から取り外した状態で、船首部の船内部に収納可能である。
好ましくは船尾部は、そのトランサム部の少なくとも一部をなす可動板を有し、可動板は、トランサム部の少なくとも一部をなすように固定された立状態から、船体に対して変位させることができるように構成されており、可動板が立状態から船体に対して変位したとき、トランサム部の少なくとも一部が開口する。
好ましくは可動板は、その下部側で船尾部本体に軸支されており、立状態から、可動板上端部が船首方向に変位するように船体に対して回転可能である。
好ましくは可動板は、立状態であるとき、船外機を正立姿勢に取り付け可能である。
好ましくはボートは、は可動板が立状態から船体に対して変位した状態で、船外機を、その駆動軸の長手方向が船体の前後方向となる横置状態で、その駆動軸の部分がトランサム部の開放部に位置するように、船尾部の船内部に載置可能であり、船尾部は、船外機が載置されたままで、船外機と共に船首部の船内部に収納可能である。
好ましくは可動板は、船体の幅方向略中央部に設けられており、可動板の両側部には、船尾部の船内部よりも船尾側に突出した突出部が形成されている。
好ましくは船尾部は、船首隔壁部と船尾隔壁部とが重なるようにして船首部の内部に収納可能である。
これらの発明に従うと、船首部及び船尾部のいずれか一方の船内部に、船首部及び船尾部のいずれか他方を、互いの船内床が対向するように収納することができるので、収納状態において、互いの船底面がボートの外表面になる。また、接合部材で船首隔壁部と船尾隔壁部とを挟み込むことにより、船首部と船尾部とを確実に接合することができる。したがって、運搬性や収納性に優れ、かつ、組み立てが容易であって取り扱いしやすいボートを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるボートを示す斜視図である。 図1を異なる方向から見た斜視図である。 ボートの平面図である。 ボートの側面図である。 ボートの前面図である。 ボートの底面側を示す斜視図である。 分解状態のボートを示す斜視図である。 椅子の斜視図である。 船首部と船尾部との接合部を示す斜視図である。 図3のA−A線断面図である。 可動板を示す斜視図である。 可動板が立状態であるときの船尾部を示す斜視図である。 図12を異なる方向から見た斜視図である。 可動板の回動時の船尾部を示す斜視図である。 図14を異なる方向から見た斜視図である。 ボートの分解収納手順を示す第1の図である。 ボートの分解収納手順を示す第2の図である。 ボートの分解収納手順を示す第3の図である。 収納状態のボートの斜視図である。 図19を異なる方向から見た斜視図である。 収納状態のボートの上面図である。 収納状態のボートの内部を示す斜視図である。 収納状態のボートの運搬方法の一例を示す図である。 本実施形態の一変型例に係るボートの収納状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態の1つにおけるボートについて説明する。
ボートは、2分割して運搬可能な組み立て式のものである。ボートは、水上で航行させることができる使用状態から、後述のように分解して収納状態にすることにより、小型化し、容易に収納したり運搬したりすることができるように構成されている。ボートは、例えば船外機を取り付けて、その船外機により推進力を得て快適に航行することができるように構成されている。本実施の形態において、ボートは、1人又は2人程度が乗船可能な、比較的小型で収納や運搬が容易なものであり、例えば釣行などのレジャー用途に特に適しているものである。
[ボートの全体構成]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるボートを示す斜視図である。図2は、図1を異なる方向から見た斜視図である。図3は、ボートの平面図である。図4は、ボートの側面図である。
図1を参照して、ボート1の船体は、おおまかに、船体の前後方向の略中間部を境に、船首部(船首側の部分)10と、船尾部(船尾側の部分)30とに分かれている。ボート1は、船首部10と船尾部30とが椅子(接合部材の一例)70を用いて接合されて、図に示すような使用状態とされて航行可能になる。ボート1は、トランサム部90に船外機2を取り付けて、その船外機2の駆動力により航行可能である。
本実施の形態において、ボート1の船体は、主として炭素繊維を用いて必要に応じて他の繊維材料(アラミド繊維、ガラス繊維など)を用いたCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)により形成されている。船首部10及び船尾部30は、それぞれ、モノコック構造を有する。船首部10及び船尾部30は、それぞれ、CFRPなどの表面材で芯材を挟んだサンドイッチ構造を部分的に有している。芯材としては、例えば、発泡スチロールや発泡ウレタンなどの発泡材や、ハニカム材などが適宜用いられる。したがって、ボート1は、軽量で、かつ十分な剛性を有している。ボート1の船体は、例えば、プリプレグを積層してオートクレーブを用いて成形するプリプレグ法により製造される。なお、ボート1の製造方法はこれに限られるものではなく、いわゆるハンドレイアップ法、レジンインジェクション法やレジントランスファ法など、種々の製造方法を用いることができる。
船首部10は、船首船内床13と、船首隔壁部15とを有している。船首部10は、全体として、いわゆるバスタブ型に形成されている。図3に示すように、船首部10は、上面から見て、船首隔壁部15を除く3辺が外側に向けて凸に若干湾曲した略矩形形状の外縁部及び船内部(船体で囲まれた船内の空間をいう)を有するように形成されている。船首部10の船底の前部(船首側の部分)には、エントリ部17が設けられている。図4に示すように、エントリ部17は、側方から見て、船首に近づくにつれ徐々に弧を描くように立ち上がる曲面を有している。船首隔壁部15は、船尾部30に面するように、船体下部から略垂直に立ち上がるように形成されている。船首隔壁部15の船体下部からの高さは、想定する最大人数の乗船時においても船首隔壁部15の上端縁が水面の位置より高くなるように、設定されている。これにより、ボート1に浸水が発生することが防止されている。
図2を参照して、船尾部30は、船尾船内床33と、船尾隔壁部35と、可動板40と、突出部50と、車輪60とを有している。図3に示すように、船尾部30は、上面から見て、船外機2が取り付けられるトランサム部90を除き、船尾隔壁部35を除く3辺が外側に向けて凸に若干湾曲した略矩形形状の外縁部を有するように形成されている。本実施の形態において、上面から見たとき、船尾部30の外縁部の形状は、ボート1の前後方向に垂直な平面について船首部10の船内部の形状に対称な形状よりも小さい。
船尾隔壁部35は、船首部10の船首隔壁部15に面するように、船体下部から略垂直に立ち上がるように形成されている。船尾隔壁部35の船体下部からの高さは、船首隔壁部15と同様に、想定する最大人数の乗船時においても船尾隔壁部35の上端縁が水面の位置より高くなるように、設定されている。
なお、図1に示すように、ボート1の使用状態において、船首隔壁部15の上面と船尾隔壁部35の上面とは、共に略同一面上に位置するように形成されている。船首隔壁部15及び船尾隔壁部35の各幅方向中央部は、船首部10及び船尾部30の上端部よりも若干低い位置に位置している。
船尾部30において、トランサム部90は、船尾部30の幅方向略中央部に船底から立ち上がるように、かつ、船外機2を取り付け可能な幅を有するように形成されている。可動板40は、トランサム部90の一部をなすように、トランサム部90に配置されている。可動板40については、後述する。
図2を参照して、突出部50は、トランサム部90の両側部すなわち可動板40の両側部に配置されている。突出部50は、トランサム部90よりも船尾側に突出するように形成されている。これにより、船尾部30側に重心が偏ったり、船外機2の出力を大きくしたりしても、船尾側30の沈み込む程度が比較的小さくなる。したがって、ボート1の姿勢が安定する。
各突出部50は、船尾部30の船内部とは隔壁を介して隔てられた保管部53及び窪み部55を有している。図4に示すように、保管部53は、船尾船内床33よりも高い位置に底を有する窪み形状を有している。保管部53は、例えば荷物保管庫として利用したり、水を入れていけすとして利用したりすることができるように構成されている。また、窪み部55は、ユーザがボート1を掴みやすいように形成されている。
なお、保管部53の底部と突出部50の底面との間の幅は、例えば船尾船内床33部分の船体の厚みよりも大きい。この部位には、例えば、発泡ウレタンなどの比重が小さい部材が浮体として充填されていたり、浸水しないようにした空間が確保されており、ボート1の浮沈性能が高められている。したがって、ボート1の船内部などが大量に浸水するなどしても、ボート1の姿勢を安定させることができる。
車輪60は、図2に示すように、各突出部50の側底部後端側に配置されている。図4に示すように、各車輪60は、その一部が船体の底面から下方に突出し露出するように配置されている。すなわち、ボート1は、陸上において、この車輪60を接地させて、船首部10を持ち上げて容易に移動させることができる。
図4に示すように、突出部50、すなわち船尾部30の船尾側は、側方から見て船尾に近づくにつれ徐々に高さが低くなる弧を描くような曲面を、その上面に有するように形成されている。突出部50の上面は、船首部10の船首船内床13のうちエントリ部17に対応する部位の形状に雌雄的に対応する曲面形状を有している。上述のように、上面視で船尾部30の外縁部の形状が船首部10の船内部の形状に対応する形状よりも小さいので、船尾部30の上面は、船首船内床13の形状に雌雄的に対応する曲面形状を有している。換言すると、船首部10の船内部の形状と船尾部30の上面及び側面の形状とは、雌雄的に対応している。
図1に示すように、椅子70は、船首隔壁部15及び船尾隔壁部35の各幅方向中央部に配置されている。椅子70の構成及び船体への取付構造については、後述する。
図5は、ボート1の前面図である。
図を参照して、ボート1の船底には、ボート1の幅方向略中央部に船体の前後方向に沿って船底から隆起するキール部65が形成されている。ボート1の船底は、キール部65の下端とボート1の側面側の端部と結ぶ直線が水平面に対しおよそ角度θ(例えば5度程度)だけ傾斜しているような、いわゆるV型に形成されている。なお、船底面は、曲面で構成されていてもよいし、平面を組み合わせて構成されていてもよい。
図6は、ボート1の底面側を示す斜視図である。
図を参照して、キール部65は、船首部10及び船尾部30に、ボート1の全体にわたって形成されている。ボート1の船底面は、キール部65を含め、船首部10と船尾部30との境界において略連続するように形成されている。したがって、ボート1は、航行時に受ける抵抗力が小さく、スムーズに航行可能である。このように、V型の船底を有しており、また、船底にキール部65が形成されているので、ボート1は、適度な直進性を有している。
なお、本実施の形態において、船首船内床13及び船尾船内床33(以下、まとめて船内床13,33と呼ぶことがある)は、略平坦に形成されている。これにより、ユーザは、より安定姿勢で乗船することができる。なお、船内床13,33の形状は、これに限られず、例えば、V型の船底に対応し、全体として略同一の厚みを有するように船底に沿うように形成されていてもよい。
図7は、分解状態のボート1を示す斜視図である。
図を参照して、ボート1は、椅子70を船体から取り外すことにより、船首部10と船尾部30とが接合された使用状態から、船首部10と船尾部30とに船体を2分割した分解状態にすることができる。本実施の形態において、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とには、それぞれ、相連通する貫通孔15a,35aが2組形成されている。各貫通孔15a,35aは、椅子70を船体に取り付けるために形成されている。
[椅子の構成]
図8は、椅子70の斜視図である。
図を参照して、椅子70は、ブラケット71と、座板73とを有している。椅子70は、例えば、船体と同様に、CFRPを用いて形成されている。
ブラケット71は、下方に開口するチャンネル形状を有している。ブラケット71の両側壁内面間の寸法(図に寸法Dで示す)は、船首隔壁部15の上部の厚さと船尾隔壁部35の上部の厚さとの和よりもわずかに大きく形成されている。したがって、ブラケット71は、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とが重なる部分の上部を挟み込み可能である。
ブラケット71の両側壁には、互いに同軸に位置するように形成された孔部75が2組形成されている。各孔部75は、ブラケット71が船首隔壁部15と船尾隔壁部35とを挟み込むように配置された状態で、各貫通孔15a,35aの組と連通する位置に形成されている。
座板73は、円板形状を有している。座板73は、ユーザが腰を掛けることができる程度に大きく形成されている。座板73は、ブラケット71の上面に、例えばねじを用いて固定されている。
[接合部の構成]
図9は、船首部10と船尾部30との接合部を示す斜視図である。
図を参照して、船首部10において、船首部10の後端部(船尾側の端部)の両側面近傍部及び船底近傍部には、船首隔壁部15の後面から後方に突出する突出壁19が形成されている。突出壁19のうち、船底近傍部の上面には、ボス20が2カ所に埋め込まれている。
他方、船尾部30において、船尾隔壁部35の前端部(船首側の端部)は、船首部10の後端部に雌雄的に対応する形状に形成されている。すなわち、図に示すように、船尾隔壁部35の船底近傍部位及び側面近傍部位の一部には、突出壁19の内面に嵌め込み可能に船体の外表面から突出壁19の厚み分だけ凹んだ段違い部37が形成されている。段違い部37のうち、船尾隔壁部35の船底側の面には、2つのボス20に対応するように、それぞれ下方に突出する2つのノック63が埋め込まれている。ノック63は、ボス20に嵌入可能に形成されている。
図10は、図3のA−A線断面図である。
図を参照して、ボート1の使用状態においては、各ノック63がそれに対応するボス20に嵌入され、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とが互いに重なるように、船首部10の後端部に船尾部30の前端部が嵌め込まれている。また、図1に示すように、船首部10に船尾部30が嵌め込まれた状態で、椅子70のブラケット71が、船首隔壁部15と船尾隔壁部35との幅方向中央の上部を挟み込むように配置されている。すなわち、椅子70は、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とを互いに固定するように取り付けられている。このようにして、ボート1は、船首部10と船尾部30とが椅子70を用いて連結されて使用状態とされている。
なお、椅子70が船首隔壁部15と船尾隔壁部35とを挟み込むように配置された状態で、孔部75及びそれに連通する貫通孔15a,35aには、例えばピン(図示せず)が挿入される。ピンは、ブラケット71と、船首隔壁部15及び船尾隔壁部35とを貫通するように配置される。したがって、椅子70は、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とを挟み込んだまま保持され、船体から脱落することがなく、ボート1が使用中に分解することが防止されている。ピンとしては、例えば、抜止突起を先端部に有するものなど、抜け止め機構を有するものを用いることができる。これにより、ピンを容易に着脱することができ、椅子70の船体への着脱を容易に行うことができる。なお、ピンに代えて、ボルト及びナットなどを用いて椅子70を固定するようにしてもよい。
[可動板の構成]
図11は、可動板40を示す斜視図である。
図を参照して、可動板40は、略矩形板形状を有する。可動板40の上部には、船外機取付部41が設けられている。船外機取付部41は、船外機2のクランプで挟み込み可能な程度に他の部位よりも厚く形成されている。船外機取付部41は、可動板40の後面(船尾側の面)よりも後側に突出している。可動板40の後面のうち船外機取付部41の下方の面は、後述するように船体に面する封止面43である。封止面43には、シート状のゴムパッキン45が貼り付けられている。
図12は、可動板40が立状態であるときの船尾部30を示す斜視図である。
図を参照して、可動板40は、トランサム部90に、略垂直な立状態で配置されて用いられる。なお、可動板40は、船外機2が取付可能な範囲内で若干傾斜していてもよい。可動板40は、その下端部側が2つのヒンジ47を介して船体に回動可能に取り付けられている。可動板40の上部と、それに対応する船体側の部位には、可動板40が立状態であるときに係合可能なかんぬき機構などの固定機構(図示せず)が取り付けられている。固定機構で可動板40が船体に固定されることにより、可動板40が立状態のまま固定されている。なお、固定機構はこれに限られるものではなく、種々のファスナなどを用いてもよい。
図13は、図12を異なる方向から見た斜視図である。
図を参照して、可動板40は、立状態にあるとき、トランサム部90の一部をなすように構成されている。本実施の形態において、船体のトランサム部90の下部には、上端縁が開放された矩形形状の切欠部39が形成されている。トランサム部90の切欠部39が形成されている部位は、可動板の封止面43に対応する形状に、若干薄く形成されている。可動板40は、立状態にあるとき、その封止面43が切欠部39を覆うように、切欠部39の周囲の部分に船首側から重なるように配置されている。可動板40が立状態にあるとき、可動板40のゴムパッキン45は、切欠部39の周縁部に密着する。これにより、可動板40が立状態で固定されているとき、切欠部39から水が船内部に浸水することがない。図1に示すように、可動板40が立状態であるときには、船外機2を正立姿勢に取り付け可能である。
可動板40は、立状態から、かんぬき機構など可動板40の固定機構を解除して、船体に対して変位させることができる。
図14は、可動板40の回動時の船尾部30を示す斜視図である。図15は、図14を異なる方向から見た斜視図である。
図14を参照して、可動板40は、立状態から、船体に対して、上端部の船外機取付部41が船首方向に変位するように回転可能である。図15に示すように、このように可動板40が回動することにより、ゴムパッキン45が切欠部39から離れて切欠部39が開放される。
[ボートの分解収納手順]
ボート1は、図1に示すような使用状態から、分解状態を経て、コンパクトな収納状態にすることができる。以下、ボート1の分解収納手順について説明する。
図16は、ボート1の分解収納手順を示す第1の図である。
図を参照して、まず、椅子70を船体から取り外し、ボート1の船体を船首部10と船尾部30とに分離し、分解状態とする。また、船外機2を、図に矢印R1で示すように、側方を向くように駆動軸まわりに90度程度回転させる。
図17は、ボート1の分解収納手順を示す第2の図である。
次に、可動板40を、矢印R2で示すように、船体に対し回転させる。図に示すように、可動板40は、立状態から略90度程度回転され、寝かせられる。このとき、可動板40の変位に伴い、船外機2は、その駆動軸の長手方向が船体の前後方向となる横置状態になる。船外機2の駆動軸部分2aは、可動板40が変位されることにより開放された切欠部39内を貫通するようにして、船尾部30の船内部に載置される。すなわち、船外機2の駆動軸部分2aは、トランサム部90の開放部に位置する。このとき、船外機2は、船尾部30の船内部と、両突出部50及びトランサム部90で囲まれた空間の内部に納まっている。なお、船外機2は、可動板40に取り付けたままで可動板40を変位させて、船首部30の内部に載置させることができる。船外機2は、可動板40から取り外した状態で船首部30の内部に載置可能であってもよい。また、船体から取り外された椅子70は、例えば、船尾部30の船内部の空間に収納することができる。
図18は、ボート1の分解収納手順を示す第3の図である。
図を参照して、ボート1は、矢印S1で示すように、船尾部30の上方から船首部10が上下逆向きに被せられて収納状態とされる。すなわち、船首船内床13と船尾船内床33とが対向するようにして、船尾部30を船首部10の船内部に収納可能である。このとき、船尾部30は、船首隔壁部15と船尾隔壁部35とが重なるようにして、すなわち船首隔壁部15の後面と船尾隔壁部35の前面とが同一方向を向くようにして、船首部10の内部に収納される。上述のように、船首部10の船内部の形状と船尾部30の上面及び側面の形状とは、雌雄的に対応しているので、船首部10は、その船内部で船尾部30をすっぽりと覆うようにして収納可能である。なお、ボート1は、上述とは逆の手順で、収納状態から使用状態へと容易に組み立てることができる。
[収納状態のボート]
図19は、収納状態のボート1の斜視図である。図20は、図19を異なる方向から見た斜視図である。
図19を参照して、上記のようにしてボート1を収納状態にすると、高さが使用状態とさほど変わらないまま、ボート1の前後方向の長さを略半分にすることができる。また、図20に示すように、船首部10の船内部に、船内床13,33が相対向するようにして船尾部30を収納することができるので、収納状態においては、船首部10と船尾部30との各船底面がボート1の上下外表面になる。
図21は、収納状態のボート1の上面図である。図22は、収納状態のボート1の内部を示す斜視図である。
図21を参照して、船尾部30は、上述のように船外機2などを船尾部30の内部に載置した状態で、それらと共に、船首部10の船内部に収納可能である。したがって、ボート1は、必要な部材や付属品をひとまとめにしてパッケージ化して収納又は運搬可能である。
図22を参照して、保管部53の上部には船首船内床13が近接しているため、ボート1が収納状態である間、保管部53内に入れた荷物など(図示せず)を確実に保管部53内に留めておくことができる。なお、図21及び図22には、椅子70を示していないが、上述の通り、椅子70も船外機2などと共に収納可能である。
図23は、収納状態のボート1の運搬方法の一例を示す図である。
ボート1は、収納状態とされてコンパクト化されるので、容易に運搬可能である。収納状態においても、船尾部30の底面から露出する車輪60は、地面300に接地させることができる。したがって、ボート1は、図に示すように車輪60を地面300上で転動させて、ボート1の前後方向(矢印F方向)に、小さな力で容易に運搬可能である。
なお、ボートには、運搬時に用いることができるように取っ手などを設けてもよい。
図24は、本実施形態の一変型例に係るボート101の収納状態を示す側面図である。
図に示すように、ボート101は、船首隔壁部15の後面側に配置された取手部120を有する。取手部120は、例えば、船体に対し回転させて平面状に収納可能なトランク取手である。取手部120は、取っ手を平面状に収納した状態で、船首隔壁部15の後面から突出しないように、船首隔壁部15に埋め込まれている。したがって、使用状態において、取手部120は船尾部30に干渉しない。上述に示すようなボート1の運搬時においては、ユーザは、取手部120から引き出した取っ手を掴んで、車輪60を転動させながら、より容易にボート1を移動させることができる。
[実施の形態における効果]
以上のように構成されたボートでは、船首部と船尾部との両船内床が相対向するようにして重ねられるので、容易に取り扱い可能である。すなわち、例えば、船底に砂や泥などが付着して汚れた状態でボートを収納状態にしても、船内床部分は汚れない。この場合、収納状態のままで、ボートの外部に露出する部分に水をかけるなどして容易にボートの清掃を行うことができる。また、収納状態においては、ボート使用時には目に触れることが少ない船底面が主に外表面となるため、船内床部分が外表面となる場合と比較して、ボートを容易に取り扱い、運搬することができる。例えば、ボートを収納状態として簡素な梱包を行うだけで、ボートを宅配便などにより配送することができるので、ボートを容易に使用することができる。船外機なども含めてワンパッケージ化することができるので、運搬が容易である。また、ボートの収納時において、船内部は外部に露出しないので、ちりやほこりなどが船内床部分に堆積しにくく、船内床部分などの汚れを防止することができる。
また、収納状態において、ボートの前後方向の寸法が使用状態の略半分であり、かつ、ボートの高さ方向の寸法が従来と比較して相当小さいので、ボートは、運搬性や収納性に優れている。また、ボートを折り畳み可能にするための大掛かりなヒンジ構造などを設ける必要がないので、ボートの構造を単純化することができる。
このボートは、上記のように嵌め込み構造により組み立て可能であるので、従来のような折りたたみ式のものと比較して容易に組み立て可能である。また、ボートの船体には可動部が少ないので、耐久性にも優れている。ボートは、椅子で船首隔壁部と船尾隔壁部とを挟み込むようにして接合されるので、船首部と船尾部とが確実に接合され、ボートの船体は全体として高い剛性を有する。
[その他]
なお、船尾部の可動板は、トランサム部のすべてをなしていてもよい。また、可動板は、船尾部に、ヒンジでなく他の方法により立状態に固定されるように構成されていてもよい。可動板は、船体に対してスライドさせて変位可能に構成されていてもよい。また、可動板は、船体にねじなどを用いて着脱可能であってもよい。
また、保管部には、上部にハッチなどを設け、保管しているものが風雨にさらされたりしないようにしてもよい。
また、船底面には、収納状態にしたときに接地するようなスキッド部を設けてもよい。スキッド部は、例えば、キール部と平行に、ボートの前後方向に沿って、例えば複数本設けることができる。スキッド部を設けることにより、収納状態においてボートを地面上で引き摺ったりしても船底面を傷つけることがないようにすることができる。また、スキッド部を設けることにより、ボートの直進性を向上させることができる。
また、ボートの船体の形状は上述の実施の形態に限られず、例えば平底型の船底を有するように形成されていてもよい。また、船体には、適宜、ロープを掛けるための穴部などを設けてもよい。
また、椅子は、例えば、バネ性を有する金属材料を用いたり、バネ性を有するような形状に形成されたりして構成されたブラケットを有するようにしてもよい。このようなブラケットを用いることにより、ブラケット部で船首隔壁部と船尾隔壁部とを挟み込んだまま、ピンなどの別の部材を用いることなく、確実にその状態を保持可能にすることができる。なお、椅子に代えて、船首部と船尾部とを固定するための接合部材として、椅子を兼ねないものを用いてもよい。すなわち、接合部材としては、船首隔壁部と船尾隔壁部との重なる部分を挟み込んで互いに固定するものを用いることができる。また、接合部材としては、船首隔壁部と船尾隔壁部とを互いに固定するファスナなどを用いることができる。
また、ボートは、必ずしも可動板を有していなくてもよいし、船外機を船内部に収納可能に構成されていなくてもよい。また、車輪を有していなくてもよい。また、突出部には保管部を設けなくてもよく、突出部まで船尾の船内部が連通するようにしてもよい。また、船尾部には、突出部が設けられていなくてもよい。
また、ボートは、船尾部に船首部を収納して収納状態にすることができるように構成されていてもよい。また、ボートは、船首隔壁部と船尾隔壁部とが重ならないように、すなわち船尾部の前後方向と船首部の前後方向とが同一方向となるようにして収納状態にすることができるように構成されていてもよい。
また、ボートは、CFRPを用いず、他の素材を用いて成型されていてもよい。また、ボートは、小型のものに限られず、多人数が乗船可能なものであってもよい。
なお、上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ボート
2 船外機
2a 船外機の駆動軸部分
10 船首部
13 船首船内床(船首部の船内床)
15 船首隔壁部
30 船尾部
33 船尾船内床(船尾部の船内床)
35 船尾隔壁部
39 切欠部(トランサム部の開放部)
40 可動板
50 突出部
60 車輪
70 椅子(接合部材)
90 トランサム部
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、船首部と船尾部とに2分割可能な船体を有するボートは、船首部は船尾部に面するように船体下部から立ち上がる船首隔壁部を含み、船尾部は船首隔壁部に面するように船体下部から立ち上がる船尾隔壁部を含み、ボートは、船首隔壁部と船尾隔壁部とを互いに固定するように取り付けられている接合部材を備え、船尾部は、そのトランサム部の少なくとも一部をなす可動板を有し、可動板は、トランサム部の少なくとも一部をなすように固定され船外機を正立姿勢に取り付け可能な立状態から、軸を中心として船体に対して回転させることができるように構成されており、可動板が立状態から船体に対して回転したとき、トランサム部の少なくとも一部が開放されることで、船外機を、その駆動軸の長手方向が船体の前後方向となる横置状態で、その駆動軸がトランサム部の開放部に位置するように、船尾部の船内部に載置可能であり、船外機が船尾部の船内部に載置されたままで、接合部材を船体から取り外した状態で、船首部の船内床と船尾部の船内床とが対向するように、船部を船外機と共に船首部の船内部に収納可能である。
好ましくは可動板が、船外機が取り付けられたまま立状態から船体に対して回転することで、船外機が船尾部の船内部に載置され、船外機が船尾部と共に船首部の船内部に収納可能になる。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、船首部と船尾部とに2分割可能な船体を有するボートは、船首部は船尾部に面するように船体下部から立ち上がる船首隔壁部を含み、船尾部は船首隔壁部に面するように船体下部から立ち上がる船尾隔壁部を含み、ボートは、船首隔壁部と船尾隔壁部とを互いに固定するように取り付けられている接合部材を備え、船尾部は、そのトランサム部の少なくとも一部をなす可動板を有し、可動板は、その下部側で船尾部本体に軸支されており、トランサム部の少なくとも一部をなすように固定され船外機を正立姿勢に取り付け可能な立状態から、可動板上端部が船首方向に変位するように、軸を中心として船体に対して回転させることができるように構成されており、可動板が立状態から船体に対して回転したとき、トランサム部の少なくとも一部が開放されることで、船外機を、その駆動軸の長手方向が船体の前後方向となる横置状態で、その駆動軸がトランサム部の開放部に位置するように、船尾部の船内部に載置可能であり、船外機が船尾部の船内部に載置されたままで、接合部材を船体から取り外した状態で、船首部の船内床と船尾部の船内床とが対向するように、船尾部を、船外機と共に船首部の船内部に収納可能である。

Claims (9)

  1. 船首部と船尾部とに2分割可能な船体を有するボートであって、
    前記船首部は前記船尾部に面するように船体下部から立ち上がる船首隔壁部を含み、
    前記船尾部は前記船首隔壁部に面するように船体下部から立ち上がる船尾隔壁部を含み、
    前記ボートは、前記船首隔壁部と前記船尾隔壁部とを互いに固定するように取り付けられている接合部材を備え、
    前記接合部材を船体から取り外した状態で、前記船首部の船内床と前記船尾部の船内床とが対向するように、前記船首部及び前記船尾部のいずれか一方の少なくとも一部を、前記船首部及び前記船尾部のいずれか他方の船内部に収納可能である、ボート。
  2. 前記船尾部は、陸上で接地するように前記船尾部の底部に設けられた車輪を有する、請求項1に記載のボート。
  3. 前記船尾部は、前記接合部材を船体から取り外した状態で、前記船首部の船内部に収納可能である、請求項1又は2に記載のボート。
  4. 前記船尾部は、そのトランサム部の少なくとも一部をなす可動板を有し、
    前記可動板は、前記トランサム部の少なくとも一部をなすように固定された立状態から、船体に対して変位させることができるように構成されており、
    前記可動板が前記立状態から前記船体に対して変位したとき、前記トランサム部の少なくとも一部が開口する、請求項3に記載のボート。
  5. 前記可動板は、その下部側で前記船尾部本体に軸支されており、前記立状態から、可動板上端部が船首方向に変位するように前記船体に対して回転可能である、請求項4に記載のボート。
  6. 前記可動板は、前記立状態であるとき、船外機を正立姿勢に取り付け可能である、請求項4又は5に記載のボート。
  7. 前記可動板が前記立状態から前記船体に対して変位した状態で、前記船外機を、その駆動軸の長手方向が船体の前後方向となる横置状態で、その駆動軸の部分が前記トランサム部の開放部に位置するように、前記船尾部の船内部に載置可能であり、
    前記船尾部は、前記船外機が載置されたままで、前記船外機と共に前記船首部の船内部に収納可能である、請求項4から6のいずれかに記載のボート。
  8. 前記可動板は、船体の幅方向略中央部に設けられており、
    前記可動板の両側部には、前記船尾部の船内部よりも船尾側に突出した突出部が形成されている、請求項4から7のいずれかに記載のボート。
  9. 前記船尾部は、前記船首隔壁部と前記船尾隔壁部とが重なるようにして前記船首部の内部に収納可能である、請求項3から8のいずれかに記載のボート。
JP2009133318A 2009-06-02 2009-06-02 ボート Active JP4523066B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133318A JP4523066B1 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 ボート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009133318A JP4523066B1 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 ボート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4523066B1 JP4523066B1 (ja) 2010-08-11
JP2010280249A true JP2010280249A (ja) 2010-12-16

Family

ID=42709067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009133318A Active JP4523066B1 (ja) 2009-06-02 2009-06-02 ボート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4523066B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101743575B1 (ko) * 2016-12-06 2017-06-05 이찬국 조립식 보트

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52167793U (ja) * 1976-06-14 1977-12-19
JPS62114896U (ja) * 1986-01-13 1987-07-21
JPS6425991U (ja) * 1987-08-07 1989-02-14
FR2641507A1 (fr) * 1989-01-10 1990-07-13 Goujon Serge Coffre aerodynamique transformable en barque
JPH0582787U (ja) * 1992-04-10 1993-11-09 裕一 大西 折畳み自在小型ボート
JPH0648376A (ja) * 1992-06-05 1994-02-22 Alex R Kaye 折畳み式ボート
JP2003511297A (ja) * 1999-10-07 2003-03-25 ウィンザー ロルフェ,デイビッド 折りたたみ式ボート

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52167793U (ja) * 1976-06-14 1977-12-19
JPS62114896U (ja) * 1986-01-13 1987-07-21
JPS6425991U (ja) * 1987-08-07 1989-02-14
FR2641507A1 (fr) * 1989-01-10 1990-07-13 Goujon Serge Coffre aerodynamique transformable en barque
JPH0582787U (ja) * 1992-04-10 1993-11-09 裕一 大西 折畳み自在小型ボート
JPH0648376A (ja) * 1992-06-05 1994-02-22 Alex R Kaye 折畳み式ボート
JP2003511297A (ja) * 1999-10-07 2003-03-25 ウィンザー ロルフェ,デイビッド 折りたたみ式ボート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101743575B1 (ko) * 2016-12-06 2017-06-05 이찬국 조립식 보트
WO2018105906A3 (ko) * 2016-12-06 2018-08-09 이찬국 조립식 보트

Also Published As

Publication number Publication date
JP4523066B1 (ja) 2010-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7530322B2 (en) Boat foldable into a compact self-contained shape
JP3995064B2 (ja) 船艇の物入れ装置
US11447221B2 (en) Interface for mounting a propulsion mechanism to a watercraft
US6948443B1 (en) Folding boat
EP0158640A1 (en) Watercraft stabilizer flotation structure
US9517824B1 (en) Watercraft
JP4523066B1 (ja) ボート
JP2013237425A (ja) 開閉ボート
US10172438B2 (en) Folding hybrid vessel
US10214270B1 (en) Personal watercraft
US20120006249A1 (en) Portable Boat
US9688357B1 (en) Foldable boat
US20030154901A1 (en) Floating collapsible utility trailer
US7958838B1 (en) Watercraft hull
US10633064B1 (en) Folding, hard sided boat
KR101814182B1 (ko) 레저용 조립식 보트
KR20140066619A (ko) 트렁크형 보트
US20110061585A1 (en) Folding boat
KR102218174B1 (ko) 안전성이 확보된 튜브형 보트
JP7425523B2 (ja) 折り畳み式ボート
CN215883999U (zh) 一种可集成在房车中的游艇
JP2708325B2 (ja) ボート
JPWO2018193663A1 (ja) 船艇
TW201350384A (zh) 具有組合式船殼之船艇及應用於該船艇之船殼
KR101541724B1 (ko) 접이식 카약

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4523066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130604

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250