JP2708325B2 - ボート - Google Patents

ボート

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JP2708325B2
JP2708325B2 JP4141561A JP14156192A JP2708325B2 JP 2708325 B2 JP2708325 B2 JP 2708325B2 JP 4141561 A JP4141561 A JP 4141561A JP 14156192 A JP14156192 A JP 14156192A JP 2708325 B2 JP2708325 B2 JP 2708325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レジャー用の小型のボ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レジャー用の小型のボートとして
はゴムボートやカヌー等が提供されている。これらのも
のは、ボート本体を上面が開口する受け箱状に形成して
ボート本体内に乗ることができるようになっており、オ
ールを用いて漕ぐことでボート本体を移動させるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのレ
ジャー用の小型のボートにおいてはコンパクト化を図り
ながら且つ安全性が高いことが必要条件となっているも
のであり、不使用時のコンパクト化を図りながら高い浮
力を持たせるような構造とすることが望まれている。こ
のため、例えば、ビニール製の袋体を舟形に形成して高
い浮力を得ることができるようになったゴムボートが提
供されている。この種のボートにおいてはボート本体に
乗船した状態でオール等を用いて漕ぐことで移動するこ
とができるようになっているものであり、乗船した状態
でオールの漕ぎ操作をする場合にはボート本体にある程
度の剛性が要求される。しかしながら、上述のようなも
のにおいては、ボート本体が舟形に形成された袋体によ
って形成されているために高い浮力を得ることができる
ものの弾力性を有しており、オールの漕ぎ操作を行いに
くく操船しにくいという問題がある。
【0004】このため、ある程度の剛性を有しながら折
り畳むことでコンパクト化を図ることができるものとし
て折り畳み式のカヌーが提供されている。このものにお
いてはボート本体を折り畳み可能としてコンパクト化を
図ることができるようになっており、不使用時にはボー
ト本体を折り畳むことで小さくすることができるように
なっている。しかしながら、ボート本体を折り畳み可能
とした場合には折り畳み部分の水密性を確保するための
水密加工が難しいものとなり、折り畳み箇所が限られて
小さく折り畳むことができないのが現状である。また、
カヌーのようなボートにおいては受け箱状に形成される
ボート本体の舟形形状だけで浮力を持たせるようにして
いるために高い浮力を得ることができないという問題が
ある。
【0005】また、上記のようなものにおいては、いず
れのものにおいてもボート本体にて浮力を持たせるよう
にしているために岩場等でボート本体の底部や前部をぶ
つけたり、擦ったりしてボート本体が破損すると浸水す
ることとなり浮力がなくなって直ぐに沈船することとな
り、安全性が低いという問題があり、いずれのものにお
いても、不使用時のコンパクト化を図りながら高い安全
性を確保するという点では満足できるものではなかっ
た。
【0006】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、不使用時のコンパクト化を図ることができる
と共に安全性の高いボートを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、浮力体1の周囲を浮力体1とは別体と
なり且つ舟形に形成された剛性を有する被覆部材2によ
って覆ってボート本体を形成し、ボート本体の外郭を構
成する被覆部材2を複数に分割された舟形構成部材2a
にて形成し、各舟形構成部材2aを結合手段3にて相互
に着脱自在に連結すると共に被覆部材2と浮力体1とを
分離可能に構成したものであって、舟形構成部材2aを
構成する部材である両側板5間に同じく舟形構成部材2
aを構成する部材である支持棒7を着脱自在に架設し、
該支持棒7により浮力体1を押さえる舟形構成部材2a
を構成する更に他の部材である押さえ板6の上面側を支
持して成ることに特徴を有している。
【0008】
【作用】しかして、浮力体1を被覆するように結合手段
3にて被覆部材2を構成する舟形構成部材2aを相互に
連結することでボート本体が形成されるものであり、舟
形に形成された剛性を有する被覆部材2によってボート
本体に剛性を持たせることができ、また、被覆部材2に
て被覆された浮力体1によって高い浮力をボート本体に
持たせることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明におけるボートは、図1乃至図3に示
されるように浮力体1と、浮力体1の周囲を囲むように
配置された舟形の被覆部材2とによって主体が構成され
ている。
【0010】浮力体1としては、高い浮力をボート本体
に付与するものが用いられるものであり、例えば、内部
に空気やガス等を充填させることができるようになった
袋体や、発泡スチロールのような樹脂発泡体等が考えら
れる。ここで、浮力体1としては、使用しない場合には
小さくできてコンパクト化を図ることができ、使用する
場合には大きな浮力を持たせることができることを考慮
すると気体を充填できるようになった袋体が望ましい。
【0011】被覆部材2は、図6に示されるように組立
状態で舟形を形成する複数の舟形構成部材2aによって
構成されている。舟形構成部材2aは合成樹脂、金属、
木材等の薄板材によって構成されており、船底を形成す
ることとなる底板4と、底板4の両側に立設される側板
5と、浮力体1を押さえる押さえ板6と、押さえ板6を
支持する支持棒7とで構成されており、各舟形構成部材
2aは結合手段3によって相互に着脱自在に連結される
ようになっている。
【0012】底板4は、突き合わせによって長尺に形成
される一対の板材4′によって構成されており、一方の
板材4′の端部には船首板4aが設けられ、他方の板材
4′の端部には船尾板4bが設けられている。各板材
4′の端部に取り付けられる船首板4aまたは船尾板4
bは蝶番8によって回動自在に連結されており、蝶番8
によって折り畳むことで小さくすることができるように
なっている。ここで、端部同士が突き合わされることと
なる板材4′同士を蝶番によって折り畳み自在に連結し
て一体化するようにしてあってもよいものである。薄板
材にて形成される底板4、船首板4a、船尾板4bの端
部には図4に示されるように曲げ力に対する強度を確保
するための強度保持片9が設けられている。
【0013】側板5は、中央部で二分割されており、半
体同士を蝶番8にて折り畳み自在に連結して構成されて
おり、蝶番8を介して折り畳むことで小さくすることが
できるようになっている。ここで、側板5を構成する半
体の端部は斜めに傾斜させた状態で配置される船首板4
aまたは船尾板4bの端部に沿って連結できるように上
部側が下部側よりも突出した状態に形成されている。側
板5の下端には側板5の下端を折り曲げて一体に形成さ
れた折り曲げ片5aが設けられており、折り曲げ片5a
の上方にはL字状の支持片5bが取り付けられている。
折り曲げ片5aと支持片5bとの間には底板4の端部を
差し込んで係止するための隙間が設けられており、この
隙間に端部を差し込むことで図5に示されるように底板
4と側板5の下部とが連結されるようになっている。こ
こで、折り曲げ片5aと支持片5b及び折り曲げ片5a
と支持片5bとの間に設けられた隙間によって結合手段
3が形成されている。側板5の上端には側板5の長手方
向に沿って外側方に突出するフランジ5cが設けられて
おり、また、船首板4a及び船尾板4bの先端にもフラ
ンジ4cが設けられており、側板5と船首板4a及び船
尾板4bとはフランジ4c,5c同士を結合手段3とし
ての蝶ナットのような固着具3aにて着脱自在に連結さ
れるようになっている。ここで、船首板4a及び船尾板
4bに設けられるフランジ4cは、端部を側方に延出し
てあり、図1、図3に示されるように連結時には延出さ
れた延出片4dを側板5のフランジ5cの上面に重ね合
わせるようにして結合手段3にて結合されるようになっ
ている。
【0014】押さえ板6は、底板4よりもやや短めに形
成されており、中央部に設けられた蝶番8の部分で二つ
折りにすることができるようになっている。支持棒7は
図1、図5に示されるように対向する側板5間に架設さ
れるようになっており、側板5の外面側より支持棒7の
端部に結合手段3としての蝶ナットのような固着具3a
を螺着することで対向する側板5間に架設されるように
なっている。ここで、浮力体1を押さえる押さえ板6は
支持棒7の下側に配置されており、押さえ板6は支持棒
7によって支持されることで上方に浮き上がることがな
いようになっており、これによって押さえ板6にて浮力
体1をボート体の底部に保持するようになっている。
【0015】しかして、使用時には浮力体1を覆うよう
にして舟形構成部材2a同士を相互に結合手段3を介し
て連結することでボート本体が形成されるものであり、
また、不使用時には浮力体1と被覆部材2とを分離し、
被覆部材2を構成する舟形構成部材2aとしての底板
4、側板5、押さえ板6、支持棒7をそれぞれ分離させ
ることによって分解することができるものであり、各舟
形構成部材2aを折り畳むことで小さくすることができ
るようになっている。
【0016】そして、このボートにおいては、ボート本
体を形成する被覆部材2とは別体に浮力を持たせるため
の浮力体1を有しているために被覆部材2を細分化する
ことができると共に各被覆部材2を構成する部材間の水
密性を確保する必要がなく、各部材間に精密な水密加工
を施す必要がないものであり、浮力体1によって高い浮
力を確保しながら被覆部材2を細分化することができ、
不使用時にはコンパクト化を図ることができると共に使
用時には剛性を持たせながら高い浮力を持たせることが
できるものであり、さらに、浮力体1は被覆部材2によ
って覆われているために岩場等で船首や船底をぶつけた
としてもボート本体の浮力が損なわれるようなことがな
く安全性の高いものとすることができるようになってい
る。
【0017】上記した実施例にあっては、被覆部材2と
しては底板4と側板5と押さえ板6と支持棒7とで構成
するようにしたものを示しているが、このもののみに限
定されるものではなく、例えば、側板5同士を着脱自在
に連結して舟形に形成するようにしてあってもよいもの
である。また、図示された実施例にあっては、舟形構成
部材2aを構成する底板4、側板5、押さえ板6は二つ
折りに折り畳まれる場合について示しているが、このも
ののみに限定されるものではなく、三つ折りまたは三つ
折り以上になっていてもよいものである。
【0018】また、上記した実施例にあっては、小型の
ものに用いる場合に付いて説明したが、大型船舶や岩場
等に近づくような用途に用いられる船舶等に上記構造を
用いるようにしてもよいものである。
【0019】
【発明の効果】本発明におけるボートは上述のように、
浮力体の周囲を浮力体とは別体となり且つ舟形に形成さ
れた剛性を有する被覆部材によって覆ってボート本体を
形成し、ボート本体の外郭を構成する被覆部材を複数に
分割された舟形構成部材にて形成し、各舟形構成部材を
結合手段にて相互に着脱自在に連結すると共に被覆部材
と浮力体とを分離可能に構成してあるので、ボート本体
の外郭を形成する被覆部材とは別体に浮力を持たせるた
めの浮力体を有しているために被覆部材を細分化するこ
とができると共に被覆部材を構成する各舟形構成部材間
の水密性を確保する必要がなく、各舟形構成部材間に精
密な水密加工を施す必要がないものであり、浮力体によ
って高い浮力を確保しながら被覆部材を細分化すること
ができ、不使用時にはコンパクト化を図ることができる
と共に使用時には剛性を持たせながら高い浮力を持たせ
ることができるものである。さらに、浮力体は被覆部材
によって覆われているために岩場等で船首や船底をぶつ
けたとしてもボート本体の浮力が損なわれるようなこと
がなく安全性の高いものとすることができるものであ
り、しかも、ボート本体を構成する浮力体は被覆部材と
は別体とされ、被覆部材と浮力体とを分離可能に構成し
てあるので、岩場等で船首や船底をぶつけて被覆部材に
孔空き等の損傷が生じても浮力体によるボート本体の浮
力には何ら影響がでることがないものであり、また、修
理時には損傷した部位の舟形構成部材のみを交換するこ
とによって簡易に修理することができるものであって安
全性及びメンテナンス性を高いものとすることができる
ものである。
【0020】また、被覆部材を複数に分割された舟形構
成部材にて形成し、各舟形構成部材を結合手段にて相互
に着脱自在に連結すると共に被覆部材と浮力体とを分離
可能に構成してあるので、不使用時には浮力体と被覆部
材とを分離した状態としながら被覆部材を舟形構成部材
に分けて細分化することができ、高い浮力を有するボー
ト本体を不使用時には細分化して小さくすることがで
き、持ち運び等を楽に行うことができるものである。
かも、舟形構成部材を構成する部材である両側板間に同
じく舟形構成部材を構成する部材である支持棒を着脱自
在に架設し、該支持棒により浮力体を押さえる舟形構成
部材を構成する更に他の部材である押さえ板の上面側を
支持してあるので、支持棒は、両側板を連結して両側板
間の距離を一定状態に保つて舟としての形を保持するた
めの分離可能な舟形構成部材の組立て状態における補強
部材としての役目と、浮力体を上方から覆って押さえる
ための押さえ板を支持するための役目(つまり、押さえ
板を浮力体に押し付けて浮力体が上方に浮き上がって本
体から分離するのを防止するための役目)とを兼用して
おり、この結果、支持棒を取付けるだけで、組立て状態
におけるボート本体の強度アップによる保形性の向上
と、浮力体の本体からの分離防止とを同時に発揮させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】図2におけるB−B線断面図である。
【図6】被覆部材の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 浮力体 2 被覆部材 2a 舟形構成部材 3 結合手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮力体の周囲を浮力体とは別体となり且
    つ舟形に形成された剛性を有する被覆部材によって覆っ
    てボート本体を形成し、ボート本体の外郭を構成する被
    覆部材を複数に分割された舟形構成部材にて形成し、各
    舟形構成部材を結合手段にて相互に着脱自在に連結する
    と共に被覆部材と浮力体とを分離可能に構成したもので
    あって、舟形構成部材を構成する部材である両側板間に
    同じく舟形構成部材を構成する部材である支持棒を着脱
    自在に架設し、該支持棒により浮力体を押さえる舟形構
    成部材を構成する更に他の部材である押さえ板の上面側
    を支持して成ることを特徴とするボート。
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