JP2010280206A - ラベル作成システム - Google Patents

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淳一 安井
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Abstract

【課題】ネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成する。
【解決手段】ラベル作成システムLSにおいては、ラベル作成装置100は、第1ターゲット用コネクタ105Tと第1ホスト用コネクタ205Tとを有し、ラベル作成装置200は、第2ターゲット用コネクタ205Tを有しており、ラベル作成装置200は、自己のカートリッジセンサ27の検出結果に基づく第2テープ関連情報を、第2ターゲット用コネクタ205Tに装着された通信ケーブル9bを介しラベル作成装置100へ出力し、ラベル作成装置100は、ラベル作成装置200より入力された第2テープ関連情報と、自己のカートリッジセンサ27の検出結果とに応じて、第1テープ関連情報を生成し、その生成された第1テープ関連情報を、第1ターゲット用コネクタ105Tに装着されたケーブル9aを介して操作端末へ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラベル用テープに印字を行って印字ラベルを作成するラベル作成システムに関する。
ラベル作成用のラベル用テープ(無定長ロールシート)をロール状に巻回し、当該ロールよりラベル用テープを繰り出しつつ所望の文字を印刷して印字ラベルを作成するラベル作成装置が知られている。従来、このラベル作成装置を複数台ネットワーク接続したラベル作成システムが既に提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−317157号公報
上記従来技術においては、複数のラベル作成装置がネットワークを介して操作端末に接続されている。各ラベル作成装置では、ラベル用テープの種別を検出し、その検出結果を操作端末へ出力する。操作者が操作端末において所望の態様のラベル作成操作を行うと、操作端末は、上記各ラベル作成装置におけるラベル用テープの種別検出結果に基づき、適合するラベル作成装置を決定する。そして、上記操作者によるラベル作成操作に対応した指示信号が、ネットワークを介して上記決定されたラベル作成装置に入力される。そして、当該ラベル作成装置において、上記入力された指示信号に基づき、上記ラベル作成操作に沿ったラベルが作成される。
しかしながら、上記従来技術では、複数のラベル作成装置を適宜に用いて操作者の意図する態様のラベル作成を行うために、複数のラベル作成装置と操作端末とを、LANケーブルや無線LANを用いて予めネットワーク接続しておく必要がある。このようなネットワーク接続の大がかりなシステムを固定的に構築するのは操作者にとって労力負担が大きい。また、ネットワーク接続は、通信環境等の影響により認識エラーや通信エラーが生じる可能性があり、その場合の速やかな復旧は通常のスキルの操作者には容易ではない。したがって、複数のラベル作成装置をもっと手軽に利用できるようにする点で、上記従来技術は改善の余地があった。また、環境によってはネットワークを構築すること自体が困難な場合もあり、そのような場合についても上記従来技術は、特に配慮されていなかった。
本発明の目的は、ネットワークを用いず手軽かつ容易に構築したシステムで複数のラベル作成装置により所望のラベルを作成できる、ラベル作成システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、第1ラベル用テープを巻回した第1ラベル用テープロールを備えた第1テープカートリッジを着脱可能な第1カートリッジホルダ、前記第1カートリッジホルダに装着された前記第1テープカートリッジの第1ラベル用テープの種類を検出する第1テープ検出手段、前記第1カートリッジホルダに装着された前記第1テープカートリッジより供給される前記第1ラベル用テープを搬送するための第1搬送手段、及び、前記第1搬送手段により搬送される前記第1ラベル用テープに対し所望の印字を行う第1印字手段、を有し、前記第1ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な1つの第1ラベル作成装置と、第2ラベル用テープを巻回した第2ラベル用テープロールを備えた第2テープカートリッジを着脱可能な第2カートリッジホルダ、前記第2カートリッジホルダに装着された前記第2テープカートリッジの第2ラベル用テープの種類を検出する第2テープ検出手段、前記第2カートリッジホルダに装着された前記第2テープカートリッジより供給される前記第2ラベル用テープを搬送するための第2搬送手段、及び、前記第2搬送手段により搬送される前記第2ラベル用テープに対し所望の印字を行う第2印字手段、を有し、前記第2ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な少なくとも1つの第2ラベル作成装置と、前記第1ラベル作成装置を操作するための操作端末と、接続機器をホストとして機能させる一方側接続部と接続機器をターゲットとして機能させる他方側接続部とを備えた複数の通信ケーブルとを有するラベル作成システムであって、前記第1ラベル作成装置は、前記操作端末に前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着する第1ターゲット用接続手段と、前記第2ラベル作成装置に前記他方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記一方側接続部を着脱可能に装着する第1ホスト用接続手段と、前記第1テープ検出手段による検出結果に基づく第1テープ関連情報を、前記第1ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し前記操作端末へ出力する第1出力手段とを有しており、前記第2ラベル作成装置は、前記第1ラベル作成装置の前記第1ホスト用接続手段に対し、前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を装着可能な第2ターゲット用接続手段と、前記第2テープ検出手段による検出結果に基づく第2テープ関連情報を、前記第2ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し出力する第2出力手段とを有しており、前記第1ラベル作成装置は、前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報と、前記第1テープ検出手段の検出結果とに応じて、前記第1テープ関連情報を生成する第1情報生成手段を有し、前記第1出力手段は、前記第1情報生成手段により生成された前記第1テープ関連情報を前記操作端末へ出力することを特徴とする。
本願第1発明においては、操作端末と第1ラベル作成装置、第1ラベル作成装置と第2ラベル作成装置とが、それぞれ通信ケーブルによって互いに接続されている。
操作端末と第1ラベル作成装置との接続においては、操作端末に通信ケーブルの一方側接続部が接続されると共に、第1ラベル作成装置の第1ターゲット用接続手段に当該通信ケーブルの他方側接続部が接続される。これにより、操作端末と第1ラベル作成装置との間の機能的関係では、操作端末がホスト機器として機能し、第1ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。
第1ラベル作成装置の第1カートリッジホルダに第1テープカートリッジが装着されると、第1搬送手段によって当該第1テープカートリッジより第1ラベル用テープが供給されて搬送される。その搬送される第1ラベル用テープに対し、第1印字手段によって所望の印字が行われ、印字ラベルが作成される。このとき、第1カートリッジホルダに装着された第1テープカートリッジに備えられた第1ラベル用テープの種類が第1テープ検出手段により検出される(後述のように、この検出結果に応じて第1情報生成手段により第1テープ関連情報が生成される)。
一方、第1ラベル作成装置と第2ラベル作成装置との接続においては、第1ラベル作成装置の第1ホスト用接続手段に通信ケーブルの一方側接続部が接続されると共に、第2ラベル作成装置の第2ターゲット用接続手段に当該通信ケーブルの他方側接続部が接続される。これにより、第1ラベル作成装置と第2ラベル作成装置との間の機能的関係では、第1ラベル作成装置がホスト機器として機能し、第2ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。
上記の第1ラベル作成装置の場合と同様、第2ラベル作成装置の第2カートリッジホルダに第2テープカートリッジが装着されると、第2搬送手段によって当該第2テープカートリッジより第2ラベル用テープが供給されて搬送される。その搬送される第2ラベル用テープに対し、第2印字手段によって所望の印字が行われ、印字ラベルが作成される。このとき、第2カートリッジホルダに装着された第2テープカートリッジに備えられた第2ラベル用テープの種類が第2テープ検出手段により検出され、その検出結果に応じて第2情報生成手段により第2テープ関連情報が生成される。生成された第2テープ関連情報は、第2出力手段によって通信ケーブルを介し第1ラベル作成装置へ出力される。
第1ラベル作成装置では、第1情報生成手段が、前述の第1テープ検出手段による検出結果(第1テープカートリッジの第1ラベル用テープの種類に関する情報を含む)と、上記第2ラベル作成装置から入力された第2テープ関連情報(第2テープカートリッジの第2ラベル用テープの種類に関する情報を含む)とに基づいて第1テープ関連情報を生成する。生成された第1テープ関連情報は、第1出力手段により通信ケーブルを介し操作端末へ出力される。
以上のようにして、通信ケーブルを介し、操作端末〜第1ラベル作成装置〜第2ラベル作成装置と順次接続された複数のラベル作成装置について、操作端末は、各ラベル作成装置のカートリッジホルダに装着されたテープカートリッジのラベル用テープの種類を(結果的に)集計することが可能となる。すなわち、装着された第1テープカートリッジの第1ラベル用テープ、及び、(1つ又は複数の)第2テープカートリッジの第2ラベル用テープのうち、いずれかのテープ種類が、操作者の意図するラベル作成に適するものであるかを把握することができる。この結果、第1テープカートリッジの第1ラベル用テープが適するものである場合には、当該第1ラベル用テープを用いてラベル作成を実行することが可能であり、いずれかの第2テープカートリッジの第2ラベル用テープが適するものである場合には、当該第2ラベル用テープを用いたラベル作成を実行することが可能となる。また、第1ラベル用テープとすべての第2ラベル用テープが適するものでない場合には、その旨を操作者に確実に認識させることができる。
以上の結果、本願第1発明によれば、複数台のラベル作成装置を適宜に用いて操作者の意図するラベル作成を行う際に、単純な通信ケーブル接続を介し必要なだけの複数のラベル作成装置を簡単に接続し、所望のラベル作成を実行することができる。したがって、LANケーブルや無線LAN等を用いたネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成することができ、またネットワーク構築が困難な環境でも対応可能である。
第2発明は、上記第1発明において、前記第2ラベル作成装置は複数備えられており、前記複数の第2ラベル作成装置のそれぞれは、前記通信ケーブルの、前記一方側接続部を着脱可能に装着する第2ホスト用接続手段を有し、一方の第2ラベル作成装置の前記第2ホスト用接続手段に前記通信ケーブルの前記一方側接続部を装着し、当該通信ケーブルの前記他方側接続部を他方の第2ラベル作成装置の前記第2ターゲット用接続手段に装着することにより、当該複数の第2ラベル作成装置が前記通信ケーブルを介して順次接続されており、前記複数の第2ラベル作成装置のうち1つの前記第2ラベル作成装置に備えられた前記第2ターゲット用接続手段は、前記第1ラベル作成装置の前記第1ホスト用接続手段に対し、前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着しており、前記複数の第2ラベル作成装置のそれぞれは、別の前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報と、前記第2テープ検出手段の検出結果とに応じて、新たな第2テープ関連情報を生成する第2情報生成手段を有すると共に、前記第2出力手段が、前記第2情報生成手段により生成された前記新たな第2テープ関連情報を出力することを特徴とする。
本願第2発明においては、複数の第2ラベル作成装置どうしが通信ケーブルで順次接続されている。これら複数の第2ラベル作成装置どうしの接続においては、一方の第2ラベル作成装置の第2ホスト用接続手段に通信ケーブルの一方側接続部が接続されると共に、他方の第2ラベル作成装置の第2ターゲット用接続手段に当該通信ケーブルの他方側接続部が接続される。また、1つの第2ラベル作成装置の第2ターゲット用接続手段には、第1ラベル作成装置の第1ホスト用接続手段に接続された通信ケーブルの他方側接続部が接続される。これにより、操作端末〜第1ラベル作成装置(第1ターゲット用接続手段・第1ホスト用接続手段)〜1つの第2ラベル作成装置(第2ターゲット用接続手段・第2ホスト用接続手段)〜次の第2ラベル作成装置(第2ターゲット用接続手段・第2ホスト用接続手段)〜その次の第2ラベル作成装置、のようにして、1台の第1ラベル作成装置と複数台の第2ラベル作成装置とを、通信ケーブルを介し順次接続するシステム構成を確実に実現することができる。また、このとき、一方の第2ラベル作成装置と他方の第2ラベル作成装置との間の機能的関係では、一方の第2ラベル作成装置がホスト機器として機能し、他方の第2ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。この場合、他方の第2ラベル作成装置の第2テープ検出手段の検出結果に応じた第2テープ関連情報が、第2出力手段によって通信ケーブルを介し、一方の第2ラベル作成装置へ出力される。一方の第2ラベル作成装置の第2情報生成手段は、このように入力された上記第2テープ関連情報(他方の第2ラベル作成装置の第2テープ検出手段の検出結果に対応している)と、自らの第2テープ検出手段の検出結果とに基づき、新たな第2テープ関連情報を生成し、さらに別の第2ラベル作成装置(又は第1ラベル作成装置)へと順次出力する。
このようにして、通信ケーブルを介し、第2ラベル作成装置〜第2ラベル作成装置〜・・と順次接続された複数の第2ラベル作成装置を最終的に第1ラベル作成装置を介し操作端末に接続することができる。この結果、操作端末は、第1ラベル作成装置及び複数の第2ラベル作成装置それぞれの各カートリッジホルダに装着されたテープカートリッジのラベル用テープの種類を(結果的に)集計することが可能となる。すなわち、装着された第1テープカートリッジの第1ラベル用テープ、及び、複数の第2テープカートリッジの第2ラベル用テープのうち、いずれかのテープ種類が、操作者の意図するラベル作成に適するものであるかを把握することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記第1ラベル作成装置は、ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第1テープ問い合わせ信号を前記操作端末から入力する第1信号入力手段と、前記第1信号入力手段により入力された前記第1テープ問い合わせ信号により特定される前記テープ種類が、前記第1テープ検出手段の検出結果、及び、前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報、のいずれかに合致しているかどうかを判定する第1テープ判定手段とを有し、前記第1出力手段は、前記第1テープ判定手段による判定結果に対応した前記第1テープ関連情報を、前記操作端末へ出力することを特徴とする。
本願第3発明においては、操作者が意図するラベル作成に対応した第1テープ問い合わせ信号が、操作端末より第1ラベル作成装置へ出力される。第1ラベル作成装置は、前述のようにして取得した、第2テープ関連情報に基づく少なくとも1つの第2ラベル作成装置の第2ラベル用テープの種類か、自らの第1テープ検出手段により検出した第1ラベル用テープの種類が、上記問い合わせに係るテープ種類と合致しているかどうかを第1テープ判定手段により判定する。そして、その判定結果に対応した第1テープ関連情報を、上記第1テープ問い合わせ信号に対する返答として操作端末へ出力する。この結果、操作端末は、各ラベル作成装置のカートリッジホルダに装着されたテープカートリッジのラベル用テープの種類を(結果的に)集計することが可能となる。
第4発明は、上記第3発明において、前記第2ラベル作成装置は、ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第2テープ問い合わせ信号を前記第1ラベル作成装置から、若しくは、他の第2ラベル作成装置から入力する第2信号入力手段と、前記第2信号入力手段により入力された前記第2テープ問い合わせ信号により特定される前記テープ種類が、当該第2ラベル作成装置の前記第2テープ検出手段の検出結果、及び、別の第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報、のいずれかに合致しているかどうかを判定する第2テープ判定手段とを有し、前記第2出力手段は、前記第2テープ判定手段による判定結果に対応した前記第2テープ関連情報を、前記第1ラベル作成装置へ出力することを特徴とする。
本願第4発明においては、操作者が意図するラベル作成に対応した第1テープ問い合わせ信号が操作端末より第1ラベル作成装置へ出力され、さらにこれに対応した(テープ種類を特定する)第2テープ問い合わせ信号が第1ラベル作成装置から第2ラベル作成装置へと(あるいは、さらに別の第2ラベル作成装置へも順次)出力される。第2ラベル作成装置は、自らの第2テープ検出手段により検出した第2ラベル用テープの種類が(あるいは、前述のようにして取得した、別の第2ラベル作成装置からの第2テープ関連情報に係わるラベル用テープの種類が)、上記問い合わせに係るテープ種類と合致しているかどうかを第2テープ判定手段により判定する。そして、その判定結果に対応した第2テープ関連情報を、上記第2テープ問い合わせ信号に対する返答として第1ラベル作成装置へ出力する。この出力内容は、前述したように、操作端末からの(第1テープ問い合わせ信号に対する返答である)第1テープ関連情報に反映される。この結果、操作端末は、各ラベル作成装置のカートリッジホルダに装着されたテープカートリッジのラベル用テープの種類を(結果的に)集計することが可能となる。
第5発明は、上記第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記第1ラベル作成装置又は前記第2ラベル作成装置は、装置外郭を構成する筐体の前面部に、前記第1ホスト用接続手段又は前記第2ホスト用接続手段を備えていることを特徴とする。
第1又は第2ホスト用接続手段を前面部に設けることにより、自らをホスト機器として機能させ相手側をターゲット機器として機能させるような接続を、ホスト機器側の前面において容易かつ明確に行うことができる。
第6発明は、上記第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記第1ラベル作成装置又は前記第2ラベル作成装置は、装置外郭を構成する筐体の背面部に、前記第1ターゲット用接続手段又は前記第2ターゲット用接続手段を備えていることを特徴とする。
第1又は第2ターゲット用接続手段を背面部に設けることにより、自らが他の機器のターゲット機器として機能するような接続については、機器裏側において目立たないように行うことが可能である。また、自らをホスト機器として機能させ相手側をターゲット機器として機能させるような接続を前面部に設ける場合には、両者の接続箇所(ターゲット機器としての接続箇所とホスト機器としての接続箇所)を明確に区別することができる。
上記目的を達成するために、本願第7発明は、第3ラベル用テープを巻回した第3ラベル用テープロールを備えた第3テープカートリッジを着脱可能な第3カートリッジホルダ、前記第3カートリッジホルダに装着された前記第3テープカートリッジの第3ラベル用テープの種類を検出する第3テープ検出手段、前記第3カートリッジホルダに装着された前記第3テープカートリッジより供給される前記第3ラベル用テープを搬送するための第3搬送手段、及び、前記第3搬送手段により搬送される前記第3ラベル用テープに対し所望の印字を行う第3印字手段、を有し、前記第3ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な1つの第3ラベル作成装置と、第4ラベル用テープを巻回した第4ラベル用テープロールを備えた第4テープカートリッジを着脱可能な第4カートリッジホルダ、前記第4カートリッジホルダに装着された前記第4テープカートリッジの第4ラベル用テープの種類を検出する第4テープ検出手段、前記第4カートリッジホルダに装着された前記第4テープカートリッジより供給される前記第4ラベル用テープを搬送するための第4搬送手段、及び、前記第4搬送手段により搬送される前記第4ラベル用テープに対し所望の印字を行う第4印字手段、を有し、前記第4ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な少なくとも1つの第4ラベル作成装置と、前記第3ラベル作成装置を操作するための操作端末と、接続機器をホストとして機能させる一方側接続部と接続機器をターゲットとして機能させる他方側接続部とを備えた通信ケーブルとを有するラベル作成システムであって、前記第3ラベル作成装置は、前記操作端末に前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着する第3ターゲット用接続手段と、前記第4ラベル作成装置のホスト側機器として機能するための情報送受信を当該第4ラベル作成装置と赤外線通信により行う、ホスト用赤外線通信手段と、前記第3テープ検出手段による検出結果に基づく第3テープ関連情報を、前記第3ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し前記操作端末へ出力する第3出力手段とを有しており、前記第4ラベル作成装置は、前記第3ラベル作成装置、若しくは、他の第4ラベル作成装置のターゲット側機器として機能するための情報送受信を、前記ホスト用赤外線通信手段若しくは前記他の第4ラベル作成装置と赤外線通信により行う、ターゲット用赤外線通信手段と、前記第4テープ検出手段による検出結果に基づく第4テープ関連情報を、前記ターゲット用赤外線通信手段を介し前記第3ラベル作成装置、若しくは、前記他の第4ラベル作成装置へ出力する第4出力手段とを有しており、前記第3ラベル作成装置は、前記第4ラベル作成装置の前記第4出力手段より出力され前記赤外線通信により入力された前記第4テープ関連情報と、前記第3テープ検出手段の検出結果とに応じて、前記第3テープ関連情報を生成する第3情報生成手段を有し、前記第3出力手段は、前記第3情報生成手段により生成された前記第3テープ関連情報を前記操作端末へ出力することを特徴とする。
本願第7発明においては、操作端末と第3ラベル作成装置とが通信ケーブルによって接続され、第3ラベル作成装置と第4ラベル作成装置とが、赤外線通信によって接続されている。
操作端末と第3ラベル作成装置との接続においては、操作端末に通信ケーブルの一方側接続部が接続されると共に、第3ラベル作成装置の第3ターゲット用接続手段に当該通信ケーブルの他方側接続部が接続される。これにより、操作端末と第3ラベル作成装置との間の機能的関係では、操作端末がホスト機器として機能し、第3ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。
第3ラベル作成装置の第3カートリッジホルダに第3テープカートリッジが装着されると、第3搬送手段によって当該第3テープカートリッジより第3ラベル用テープが供給されて搬送される。その搬送される第3ラベル用テープに対し、第3印字手段によって所望の印字が行われ、印字ラベルが作成される。このとき、第3カートリッジホルダに装着された第3テープカートリッジに備えられた第3ラベル用テープの種類が第3テープ検出手段により検出される(後述のように、この検出結果に応じて第3情報生成手段により第3テープ関連情報が生成される)。
一方、第3ラベル作成装置と第4ラベル作成装置との接続においては、第3ラベル作成装置にホスト用赤外線通信手段が設けられると共に、第4ラベル作成装置にターゲット用赤外線通信手段が設けられる。これにより、第3ラベル作成装置と第4ラベル作成装置との間の機能的関係では、第3ラベル作成装置がホスト機器として機能し、第4ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。
上記の第3ラベル作成装置の場合と同様、第4ラベル作成装置の第4カートリッジホルダに第4テープカートリッジが装着されると、第4搬送手段によって当該第4テープカートリッジより第4ラベル用テープが供給されて搬送される。その搬送される第4ラベル用テープに対し、第4印字手段によって所望の印字が行われ、印字ラベルが作成される。このとき、第4カートリッジホルダに装着された第4テープカートリッジに備えられた第4ラベル用テープの種類が第4テープ検出手段により検出され、その検出結果に応じて第4情報生成手段により第4テープ関連情報が生成される。生成された第4テープ関連情報は、第4出力手段によってターゲット用赤外線通信手段からの赤外線通信を介し第3ラベル作成装置へ出力される。
第3ラベル作成装置では、第3情報生成手段が、前述の第3テープ検出手段による検出結果(第3テープカートリッジの第3ラベル用テープの種類に関する情報を含む)と、上記第4ラベル作成装置から入力された第4テープ関連情報(第4テープカートリッジの第4ラベル用テープの種類に関する情報を含む)とに基づいて第3テープ関連情報を生成する。生成された第3テープ関連情報は、第3出力手段により通信ケーブルを介し操作端末へ出力される。
なお、本願第7発明においては、上記の第4ラベル作成装置に対し、さらに赤外線通信を用いて別の第4ラベル作成装置を接続することも可能であり、一方の第4ラベル作成装置がホスト機器として機能し、他方の第4ラベル作成装置がターゲット機器として機能する。この場合、他方の第4ラベル作成装置の第4テープ検出手段の検出結果に応じた第4テープ関連情報が、第4出力手段によって赤外線通信を介し、一方の第4ラベル作成装置へ出力される。一方の第4ラベル作成装置では、このように入力された他方の第4ラベル作成装置の第4テープ検出手段の検出結果と、自らの第4テープ検出手段の検出結果とに基づく、上記第4テープ関連情報を、前述したように第3ラベル作成装置へ出力することになる(他方の第4ラベル作成装置に対しさらに順次赤外線通信で新たに第4ラベル作成装置を接続する場合も同様)。
以上のようにして、通信ケーブル及び赤外線通信を介し、操作端末〜第3ラベル作成装置〜第4ラベル作成装置〜・・と順次接続された複数のラベル作成装置について、操作端末は、各ラベル作成装置のカートリッジホルダに装着されたテープカートリッジのラベル用テープの種類を(結果的に)集計することが可能となる。すなわち、装着された第3テープカートリッジの第3ラベル用テープ、及び、(1つ又は複数の)第4テープカートリッジの第4ラベル用テープのうち、いずれかのテープ種類が、操作者の意図するラベル作成に適するものであるかを把握することができる。この結果、第3テープカートリッジの第3ラベル用テープが適するものである場合には、当該第3ラベル用テープを用いてラベル作成を実行することが可能であり、いずれかの第4テープカートリッジの第4ラベル用テープが適するものである場合には、当該第4ラベル用テープを用いたラベル作成を実行することが可能となる。また、第3ラベル用テープとすべての第2ラベル用テープが適するものでない場合には、その旨を操作者に確実に認識させることができる。
以上の結果、本願第7発明によれば、複数台のラベル作成装置を適宜に用いて操作者の意図するラベル作成を行う際に、単純な通信ケーブル接続や赤外線通信接続を介し必要なだけの複数のラベル作成装置を簡単に接続し、所望のラベル作成を実行することができる。したがって、LANケーブルや無線LAN等を用いたネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成することができ、またネットワーク構築が困難な環境でも対応可能である。
第8発明は、上記第7発明において、前記第3ラベル作成装置は、装置外郭を構成する筐体の左右方向一方側の側面部に、前記ホスト用赤外線通信手段を備えており、前記第4ラベル作成装置は、装置外郭を構成する筐体の左右方向他方側の側面部に、前記ターゲット用赤外線通信手段を備えていることを特徴とする。
これにより、互いに赤外線通信により情報を送受する第3ラベル作成装置と第4ラベル作成装置とを、前後方向の向きを揃えつつ、横に並べて配置することができる。
本発明によれば、ネットワークを用いず手軽かつ容易に構築したシステムで、複数のラベル作成装置により所望のラベルを作成することができる。
本発明の一実施の形態のラベル作成システムを表すシステム構成図である。 ラベル作成装置の開閉蓋を開いた状態で装置本体の内部のカートリッジホルダ及びそれに装着させるカートリッジの外観構成を表す斜視図である。 カートリッジを装着した状態のカートリッジホルダの周辺部分を、カートリッジとともに示す図である。 ラベル作成装置の機能構成を表す機能ブロック図である。 印字ラベルの外観の一例を表す上面図及び下面図である。 VI−VI′断面による横断面図を90°回転させて示す図である。 操作端末の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ステップSA100の詳細手順を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 複数のラベル作成装置同士が通信ケーブルを介して順次接続されている変形例において、ラベル作成システムを表すシステム構成図である。 操作端末の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置同士が赤外線通信を行う変形例において、ラベル作成システムを表すシステム構成図である。 操作端末の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の機能構成を表す機能ブロック図である。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。 ラベル作成装置の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のラベル作成システムを表すシステム構成図であり、図1(a)は、ラベル作成システムを各構成要素の正面側から見た斜視図であり、図1(b)は、ラベル作成システムを各構成要素の背面側から見た斜視図である。
図1(a)及び図1(b)において、ラベル作成システムLSは、所望の印字がされた印字ラベルL(後述の図5参照)を作成可能な、ラベル作成装置100(第1ラベル作成装置)及びラベル作成装置200(第2ラベル作成装置)と、上記ラベル作成装置100を操作するための操作端末400と、この例ではUSBケーブルからなる複数の通信ケーブル9(この例では2つの通信ケーブル9a,9b)とを有している。
ラベル作成装置100は、装置本体101と、この装置本体101の外郭を構成する、上面部108、下面部(図示せず)、前面部109、背面部110、及び左右の両側面部106,107を備えた、全体的に直方体状の筐体101sとを有している。
上面部108には、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋102が設けられている。
前面部109(図1(a)を参照)には、テープ排出口104と、上記通信ケーブル9の第1コネクタ9H(後述)を着脱可能に装着する第1ホスト用ソケット105H(第1ホスト用接続手段)とが設けられている。テープ排出口104は、作成された印字済みラベルテープ23(後述の図3参照)を排出するものである。
背面部110(図1(b)を参照)には、上記通信ケーブル9の第2コネクタ9T(後述)を着脱可能に装着する第1ターゲット用ソケット105T(第1ターゲット用接続手段)が設けられている。
ラベル作成装置200は、装置本体201と、この装置本体201の外郭を構成する、上面部208、下面部(図示せず)、前面部209、背面部210、及び左右の両側面部206,207を備えた、全体的に直方体状の筐体201sとを有している。
上面部208には、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋202が設けられている。
前面部209(図1(a)を参照)には、テープ排出口204(上記テープ排出口104と同様)と、通信ケーブル9の第1コネクタ9H(後述)を着脱可能に装着する第2ホスト用ソケット205H(第2ホスト用接続手段。なお本実施形態では省略可)とが設けられている。
背面部210(図1(b)を参照)には、上記通信ケーブル9の第2コネクタ9T(後述)を着脱可能に装着する第2ターゲット用ソケット205T(第2ターゲット用接続手段)が設けられている。
操作端末400は、一般に市販されている汎用パーソナルコンピュータであり、液晶ディスプレイ等の表示部401と、キーボードやマウス等の操作部402(図1(a)を参照)と、上記通信ケーブル9の第1コネクタ9Hを着脱可能に装着する第3ホスト用ソケット403H(図1(b)を参照)とを有している。
複数の通信ケーブル9a,9bは、接続機器をホストとして機能させる第1コネクタ9H(一方側接続部。いわゆるシリーズAプラグであるUSBコネクタ)と、接続機器をターゲットとして機能させる第2コネクタ9T(他方側接続部。いわゆるシリーズBプラグであるUSBコネクタ)と、これら第1コネクタ9H及び第2コネクタ9Tの間に配設されるケーブル本体9Mとを、それぞれ備えている(図1(a)及び図1(b)中の各拡大図を参照)。
通信ケーブル9aは、この例では、上記ラベル作成装置100の第1ターゲット用ソケット105Tに対し、第2コネクタ9Tが装着(接続)され、上記操作端末400の第3ホスト用ソケット403Hに対し、第1コネクタ9Hが装着されている。したがって、ラベル作成装置100と操作端末400との間の機能的関係では、ラベル作成装置100がターゲット機器として機能し、操作端末400がホスト機器として機能する。
通信ケーブル9bは、この例では、上記ラベル作成装置100の第1ホスト用ソケット105Hに対し、第1コネクタ9Hが装着され、上記ラベル作成装置200の第2ターゲット用ソケット205Tに対し、第2コネクタ9Tが装着されている。したがって、ラベル作成装置100とラベル作成装置200との間の機能的関係では、ラベル作成装置100がホスト機器として機能し、ラベル作成装置200がターゲット機器として機能する。
なお、通信ケーブル9aを操作端末400側と一体に構成してもよい。この場合、通信ケーブル9aは第1コネクタ9Hが省略されて操作端末400と一体構造となり、その先端側に設けた第2コネクタ9Tがラベル作成装置100の第1ターゲット用ソケット105Tに着脱可能に取り付けられる。逆に通信ケーブル9aをラベル作成装置100側と一体に構成してもよい。この場合は、通信ケーブル9aは第2コネクタ9Tが省略されてラベル作成装置100と一体構造となり、その先端側に設けた第1コネクタ9Hが操作端末400の第3ホスト用ソケット403Hに着脱可能に取り付けられる。いずれの場合も、通信ケーブル9aは、操作端末400をホスト、ラベル作成装置100をターゲットとして接続することとなる。
また、通信ケーブル9bをラベル作成装置100側と一体に構成してもよい。この場合、通信ケーブル9bは第1コネクタ9Hが省略されてラベル作成装置100と一体構造となり、その先端側に設けた第2コネクタ9Tがラベル作成装置200の第2ターゲット用ソケット205Tに着脱可能に取り付けられる。逆に通信ケーブル9bをラベル作成装置200側と一体に構成してもよい。この場合は、通信ケーブル9bは第2コネクタ9Tが省略されてラベル作成装置200と一体構造となり、その先端側に設けた第1コネクタ9Hがラベル作成装置100の第1ホスト用ソケット105Hに着脱可能に取り付けられる。いずれの場合も、通信ケーブル9bは、ラベル作成装置100をホスト、ラベル作成装置200をターゲットとして接続することとなる。
なお、上記ラベル作成装置200の第2ホスト用ソケット205Hと、別の第2ラベル作成装置が備える第2ターゲット用接続手段とを通信ケーブル9を介し接続させ、ラベル作成装置200を当該別の第2ラベル作成装置に対するホスト機器として機能させてもよい(後述の(1)の変形例参照)。
図2は、ラベル作成装置100の開閉蓋102を開いた状態で装置本体101の内部のカートリッジホルダ及びそれに装着させるカートリッジの外観構成を表す斜視図である。この図2では、図示の煩雑を避けるため上方に開いた状態の開閉蓋102の図示は省略している。
図2において、ラベル作成装置100の装置本体101内部には、カートリッジホルダ27(第1カートリッジホルダ)と、印字ヘッド19(第1印字手段)と、テープ送りローラ駆動軸30(第1搬送手段)と、リボン巻取りローラ駆動軸31と、カートリッジセンサ37(第1テープ検出手段)とが設けられている。
カートリッジホルダ27は、カバーフィルム11(後述の図3参照)を供給するカートリッジ10(第1テープカートリッジ)を着脱可能に構成されている。なお、この例では、このカートリッジホルダ27は、例えばテープ幅、テープ厚さ、テープ材質等のカバーフィルム11の種類(あるいは後述の基材テープの種類。以下同様)が互いに異なる複数種類のカートリッジ10を選択的に着脱可能となっている。
印字ヘッド19は、上記テープ送りローラ駆動軸30等により搬送されるカバーフィルム11に対し所望の印字を行う。
テープ送りローラ駆動軸30及びリボン巻取りローラ駆動軸31は、使用済みインクリボン13及び印字済みラベル用テープ23(ともに後述の図3参照)の搬送駆動力をそれぞれ与えるものであり、互いに連動して回転駆動される。
カートリッジセンサ37は、カートリッジ10の装着時に、この例では、装着されたカートリッジ10に形成された被検出部24(後述の図3参照)を検出することで、間接的に当該カートリッジ10に備えられたカバーフィルム11の種類(テープ幅、テープ厚さ、テープ材質等)を検出する(詳細は後述する)。
一方、カートリッジ10は、この例では、全体が略直方体形状に形成された箱体であり、その一部には表裏両面を貫通するヘッド挿通開口39が形成されている。
図3は、カートリッジ10を装着した状態のカートリッジホルダ27の周辺部分を、カートリッジ10とともに示す図である。
図3において、カートリッジ10は、装置本体101内の凹所である上記カートリッジホルダ27に着脱可能に収納されている。また、カートリッジ10は、基材テープ16を巻回した基材テープロール17と、第1ラベル用テープとしてのカバーフィルム11を巻回したカバーフィルムロール12(第1ラベル用テープロール)と、印字用のインクリボン13(但し被印字媒体が感熱テープの場合は不要)を繰り出すリボン供給側ロール14と、印字後のインクリボン13を巻取るリボン巻取りローラ15と、テープ送りローラ18とを有している。
基材テープロール17は、基材テープ用スプール17a(テープ長手方向と直交する軸を備えたスプール)の周りに、上記基材テープ16を巻回している。
基材テープ16は、複数層(この例では4層)の積層構造を備えている(図3中部分拡大図参照)。すなわち、内側に巻かれる側(図3中右側)よりその反対側(図3中左側)へ向かって、適宜の粘着剤からなり上記カバーフィルム11を貼り合わせるための粘着剤層16a、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)等からなるテープ基材層16b、適宜の粘着剤からなる粘着剤層16c、剥離紙16dの順序で積層され構成されている。
剥離紙16dは、最終的に完成した印字ラベルLが所定の物品等の貼り付け対象物に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着剤層16cにより当該貼り付け対象物に接着できるようにしたものである。
カバーフィルムロール12は、カバーフィルム用スプール12a(テープ長手方向と直交する軸を備えたスプール)の周りに、この例では上記基材テープ16と略同じ幅であるカバーフィルム11を巻回している。
リボン供給側ロール14は、リボン供給側スプール14a(インクリボン13の長手方向と直交する軸を備えたスプール)の周りに、インクリボン13を巻回している。
リボン巻取りローラ15は、リボン巻取りスプール15a(インクリボン13の長手方向と直交する軸を備えたスプール)を備えており、カートリッジホルダ27側の上記リボン巻取りローラ駆動軸31により駆動されることで、印字済み(使用済み)のインクリボン13を巻取り、リボン巻取りスプール15aに巻回する。
テープ送りローラ18は、カートリッジホルダ27側の上記テープ送りローラ駆動軸30により駆動されることで、上記基材テープ16と上記カバーフィルム11とを押圧し接着させ印字済みラベル用テープ23としつつ(=テープ圧着ローラとしても機能する)、図3中矢印Tで示す方向にテープ送りを行う。
なお、上記リボン巻取りローラ15及びテープ送りローラ18は、それぞれカートリッジ10外に設けた例えばパルスモータであるテープ送りモータ33(後述の図4参照)の駆動力が、図示しないギヤ機構を介し上記リボン巻取りローラ駆動軸31及びテープ送りローラ駆動軸30に伝達されることによって、連動して回転駆動される。
また、カートリッジ10には、上記テープ送りローラ18と反対側の隅部(図3中右上隅部)に被検出部24が形成されている。この被検出部24には、所定のパターンで複数個のスイッチ孔が孔設されており、各パターンは、カートリッジ10内のカバーフィルム11の種類(例えばテープ幅、テープ厚さ、テープ材質等)を表している。カートリッジ10は、上記カバーフィルム11の種類の差異に応じて、互いに異なる様々な種類が用意され、そのいずれもが、カートリッジホルダ27に選択的に装着可能となっている。
前述したカートリッジセンサ37(図2参照)は、上記のようにして各カートリッジ10の種類によって互いに異なるスイッチ孔のパターンを検出し、これによってカートリッジ10の種類を検出することができる。このように、カートリッジセンサ37は、この例では、カートリッジ10の種類を検出することで、上記カバーフィルム11の種類を間接的に検出する。なお、カートリッジセンサ37を、上記カバーフィルム11の種類を直接検出するように構成してもよい。また、装着可能なカートリッジ10の種類がある特定の1種類に一意的に決まっている場合がある。この場合、カートリッジセンサ37は上記のようなカートリッジ10の種類の検出を行う機能はなくてもよく、単なるカートリッジ10がカートリッジホルダ27に装着されたことを検出する機能のみを備えていれば足りる。
一方、カートリッジホルダ27は、上記印字ヘッド19と、上記リボン巻取りローラ駆動軸31と、上記テープ送りローラ駆動軸30と、ローラホルダ22とを有している。
印字ヘッド19は、多数の発熱素子を備えており、上記カバーフィルムロール12から繰り出されたカバーフィルム11の所定の印字領域に印字を行う。
テープ送りローラ駆動軸30は、カートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10のカバーフィルムロール12から繰り出される(供給される)カバーフィルム11と、基材テープロール17から繰り出される基材テープ16とを、上記テープ送りローラ18を駆動させることにより搬送する。
ローラホルダ22は、支持軸29により回動可能に枢支され、切換機構により印字位置とリリース位置に切換可能とされている。このローラホルダ22には、プラテンローラ20及びテープ圧接ローラ21が回転可能に配設されており、ローラホルダ22が上記印字位置に切り換えられたときに、それらプラテンローラ20及びテープ圧接ローラ21が上記印字ヘッド19及びテープ送りローラ18に対し圧着されるようになっている。
さらに、カートリッジホルダ27には、カートリッジ10の排出口(図示せず)に隣接してカッタ28が配設されている。このカッタ28は、カッタ駆動ボタン38(後述の図4参照)が押されることにより作動し、印字済みラベル用テープ23を所定の長さに切断して、印字ラベルLを生成する。
上記構成において、カートリッジ10が上記カートリッジホルダ27に装着された後、テープ送りモータ33(後述の図4参照)の駆動力によってリボン巻取りローラ駆動軸31及びテープ送りローラ駆動軸30がそれぞれ同期して回転駆動される。テープ送りローラ駆動軸30の駆動に伴いテープ送りローラ18、プラテンローラ20、及びテープ圧接ローラ21が回転し、基材テープロール17から基材テープ16が繰り出され、上述のようにテープ送りローラ18へ供給される。一方、カバーフィルムロール12からはカバーフィルム11が繰り出されると共に、印字ヘッド駆動回路32(後述の図4参照)により印字ヘッド19の複数の発熱素子が通電される。このとき、インクリボン13が、上記印字ヘッド19に押圧されることで当該カバーフィルム11の裏面に接触させられる。この結果、カバーフィルム11の裏面の所定の印字領域に、所望の印字(鏡像印字)がされる。そして、上記基材テープ16と上記印字が終了したカバーフィルム11とがテープ送りローラ18及びテープ圧接ローラ21により接着されて一体化されて印字済みラベル用テープ23として形成され、上記排出口よりカートリッジ10外へと搬出される。そして、カッタ28によって印字済みラベル用テープ23が切断され、所望の印字がされた印字ラベルLが生成される。
図4は、ラベル作成装置100の機能構成を表す機能ブロック図である。
図4において、ラベル作成装置100の制御基板(図示せず)上には、制御回路40が配置されている。制御回路40にはCPU44が設けられており、このCPU44に、データバス42を介し、入出力インターフェース41、ROM46、フラッシュメモリ(EEPROM)47、RAM48、及び通信用インターフェース(通信用I/F)43T,43Hが接続されている。
ROM46には、後述の印字バッファ48Bのデータを読み出して上記印字ヘッド19や後述のテープ送りモータ33を駆動する印字駆動制御プログラム、印字が終了した場合に印字済みラベル用テープ23を切断位置までテープ送りモータ33を駆動して搬送し、後述のソレノイド35を駆動して印字済みラベル用テープ23を切断する切断駆動制御プログラム等、制御上必要な各種のプログラムが格納されている。CPU44は、このようなROM46に記憶されている各種プログラムに基づいて各種の演算を行う。
RAM48は、CPU44により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶する。このRAM48には、テキストメモリ48A、印字バッファ48B、各種演算データ等を格納するワークメモリ48C等が設けられている。テキストメモリ48Aには、文書データ等の印字用データが格納される。
通信用I/F43Tは、例えばUSB(Universal Serial Bus)等から構成され、ホスト機器との間で上記通信ケーブル9を介して情報通信(例えばシリアル通信等)を行う。通信用I/F43Hは、例えばUSB等から構成され、ターゲット機器との間で上記通信ケーブル9を介して情報通信(例えばシリアル通信等)を行う。
入出力インターフェース41には、上記印字ヘッド19を駆動するための印字ヘッド駆動回路32と、テープ送りモータ駆動回路34と、ソレノイド駆動回路36と、上記カートリッジセンサ37と、カッタ駆動ボタン38とが接続されている。
テープ送りモータ駆動回路34は、テープ送りモータ33を駆動することにより、前述のテープ送りローラ駆動軸30及びリボン巻取りローラ駆動軸31を駆動し、基材テープ16、カバーフィルム11、及び印字済みラベル用テープ23の搬送を行う。
ソレノイド駆動回路36は、上記カッタ28を駆動して切断動作を行わせるソレノイド35を駆動する。
カッタ駆動ボタン38は、上記カッタ28を操作者が手動で操作して印字ラベルLを所望の長さとするためのものである。
なお、ラベル作成装置200の前述の図1に示す以外の機能構成は、上記図2〜図4と同様であるので、説明を省略する。なお、この場合において、ラベル作成装置200が有するカートリッジホルダ27が、各請求項記載の第2カートリッジホルダとして機能し、カートリッジセンサ37が第2テープ検出手段として機能し、テープ送りローラ駆動軸30が第2搬送手段として機能し、印字ヘッド19が第2印字手段として機能する。さらに、ラベル作成装置200のカートリッジホルダ27に着脱可能なカートリッジ10が第2テープカートリッジを構成し、当該カートリッジ10に備えられたカバーフィルムロール12が第2ラベル用テープロールを構成し、当該カバーフィルムロール12に巻回されたカバーフィルム11が第2ラベル用テープを構成する。
以下、上記のような互いに同等の構成であるラベル作成装置100及びラベル作成装置200について、適宜、一括して説明を行う。またその場合、適宜、「ラベル作成装置100,200」のように総称する。
図4に示す制御回路40を核とする制御系において、操作端末400から通信ケーブル9a及び通信用I/F43Tを介して、ラベル作成装置100に印字用データが入力された場合(あるいは、ラベル作成装置100から通信用I/F43H、通信ケーブル9b、及び通信用I/F43Tを介してラベル作成装置200に印字用データが入力された場合)、その印字用データがテキストメモリ48Aに順次記憶される。そして、その記憶された印字用データは再び読み出され、制御回路40の変換機能により所定の変換がされることで、ドットパターンデータが生成され、印字バッファ48Bに記憶される。また、印字ヘッド19が印字ヘッド駆動回路32を介して駆動され、上記各発熱素子が1ライン分の印字ドットに対応して選択的に発熱駆動されて印字バッファ48Bに記憶されたドットパターンデータの印字を行い、これと同期してテープ送りモータ33がテープ送りモータ駆動回路34を介して上記カバーフィルム11等の搬送制御を行い、最終的に印字ラベルLを作成する。
図5(a)及び図5(b)は、上記のようにしてラベル作成装置100,200により作成された印字ラベルLの外観の一例を表す上面図及び下面図であり、図6は、図5(a)中VI−VI′断面による横断面図を90°回転させて示す図である。
これら図5(a)、図5(b)、及び図6において、印字ラベルLは、前述の図3に示した基材テープ16にカバーフィルム11が加わった5層構造となっている。すなわち、表面(図6中上側)よりその反対側(図6中下側)へ向かって、カバーフィルム11、粘着剤層16a、テープ基材層16b、粘着剤層16c、剥離紙16dの順序で積層され構成されている。
また、カバーフィルム11の裏面には、操作者により操作端末400の操作部402を介し入力された印字用データに対応した内容の印字R(この例では「名古屋太郎」の文字)が鏡像印字により印刷されている。
次に、操作端末400、ラベル作成装置100、及びラベル作成装置200による各動作を実行するための制御手順を、図7、図8、図9、及び図10により説明する。
図7は、操作端末400の図示しない制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートである。
図7において、例えば操作者により操作端末400の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップSS5で、操作者によって、印字ラベルLの印字内容を表す印字用データ(例えば「名古屋太郎」など)及びテープ種類(例えばテープ幅「24mm」など)が、操作部402を介して入力されたかどうかを判定する。印字用データ及びテープ種類が入力されるまで判定が満たされず、ループ待機し、印字用データ及びテープ種類が入力されたら、判定が満たされてステップSS10に移る。
ステップSS10では、操作者により操作部402を介して入力された印字用データ及びテープ種類の情報を取得し、操作端末400が備えるメモリ(図示せず)に記憶させる。
その後、ステップSS15で、ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第1問い合わせ信号(第1テープ問い合わせ信号。上記ステップSS10で取得されたテープ種類の情報を含む。例えば「要求テープ幅24mm」)を生成し、当該第1問い合わせ信号を、通信ケーブル9aを介してラベル作成装置100へ出力する。
そして、ステップSS20で、上記ステップSS15で出力された第1問い合わせ信号に対応し、後述の図8のステップSA40又はステップSA50でラベル作成装置100から出力された第1テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。第1テープ関連情報をラベル作成装置100から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第1テープ関連情報をラベル作成装置100から入力したら、判定が満たされてステップSS30に移る。
ステップSS30では、上記ステップSS20で入力された第1テープ関連情報に基づき、ラベル作成装置100のカートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10が備えるカバーフィルム11の種類(以下適宜、省略して「ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類」という。例えば「テープ幅36mm」)、及び、ラベル作成装置200のカートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10が備えるカバーフィルム11の種類(以下適宜、省略して「ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類」という。例えば「テープ幅24mm」や「カートリッジ未装着」)、のいずれかが、上記ステップSS10で取得されたテープ種類に合致しているかどうかを判定する。いずれも合致していない場合には、判定が満たされずステップSS35に移る。
例えば、上記ステップSS15で生成、出力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ幅(要求テープ幅)が24mmであり、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11のテープ幅が36mmであり、ラベル作成装置200にはカートリッジ10が未装着であると仮定する。この場合、いずれのラベル作成装置100,200に係るカバーフィルム11のテープ幅も、要求テープ幅に合致しないので、上記ステップSS30の判定は満たされないことになる。
ステップSS35では、表示部401に表示信号を出力し、所定のエラー表示(例えば「いずれのラベル作成装置にも正しいカートリッジがセットされていません。(いずれかのラベル作成装置にテープ幅24mmのカートリッジをセットしてください)」など)を表示させる。その後、上記ステップSS15に戻り、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップSS30において、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類、及び、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類、のいずれかが、上記ステップSS10で取得されたテープ種類に合致していた場合には、ステップSS30の判定が満たされて、ステップSS40に移る。
例えば、上記ステップSS15で生成、出力された第1問い合わせ信号の上記要求テープ幅が24mmであり、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11のテープ幅が36mmであり、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅が24mmであると仮定する。この場合、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅が、要求テープ幅に合致するので、上記ステップSS30の判定は満たされることになる。
ステップSS40では、上記ステップSS10で取得された印字用データ、及び、上記ステップSS20で入力された第1テープ関連情報に基づき決定した印字ラベルLの作成先の情報、を含む作成指示信号を、通信ケーブル9aを介してラベル作成装置100へ出力する。そして、このフローを終了する。
図8は、ラベル作成装置100の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートである。
図8において、例えば操作者によりラベル作成装置100の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップSA10で、ラベル作成装置100のカートリッジセンサ37に制御信号を出力し、上記カートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10の種類を検出させ、当該検出結果を(カートリッジ10未装着の場合には、その情報を)例えばRAM48に記憶させる。なお、カートリッジセンサ37の検出結果を常時入力していて、このタイミングでRAM48に記憶させるようにしてもよい。前述したように、カートリッジセンサ37にカートリッジ10の種類を検出させることで、間接的に当該カートリッジ10に備えられるカバーフィルム11の種類を検出することができる。
そして、ステップSA15で、上記図7のステップSS15で操作端末400から出力された上記第1問い合わせ信号を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。第1問い合わせ信号を操作端末400から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第1問い合わせ信号を操作端末400から入力したら(第1信号入力手段としての機能)、判定が満たされてステップSA20に移る。
ステップSA20では、ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第2問い合わせ信号(第2テープ問い合わせ信号。上記図7のステップSS10で取得されたテープ種類の情報を含む。例えば「要求テープ幅24mm」)を生成し、当該第2問い合わせ信号を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置200へ出力する。
その後、ステップSA25で、上記ステップSA20で出力された第2問い合わせ信号に対応し、後述の図10のステップSB30又はステップSB40でラベル作成装置200から出力された第2テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9bを介して入力したかどうかを判定する。第2テープ関連情報をラベル作成装置200から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2テープ関連情報をラベル作成装置200から入力したら、判定が満たされてステップSA30に移る。
ステップSA30では、上記ステップSA15で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、上記ステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、及び、上記ステップSA25で入力された第2テープ関連情報(ラベル作成装置200のカートリッジセンサ37の検出結果、すなわち、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、のいずれかが合致しているかどうかを判定する(第1テープ判定手段としての機能)。いずれにも合致していない場合には、判定が満たされずステップSA35に移る。
例えば、上記ステップSA15で入力された第1問い合わせ信号の上記要求テープ幅が24mmであり、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11のテープ幅が36mmであり、ラベル作成装置200にはカートリッジ10が未装着であると仮定する。この場合、いずれのラベル作成装置100,200に係るカバーフィルム11のテープ幅も、要求テープ幅に合致しないので、上記ステップSA30の判定は満たされないことになる。
ステップSA35では、上記ステップSA30の判定結果に応じて(=第2テープ関連情報と、ラベル作成装置100のカートリッジセンサ37の検出結果とに応じて)、対応する第1テープ関連情報を生成する。当該第1テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記各ラベル作成装置100,200に係る各カバーフィルム11の種類のいずれにも合致していないという情報(あるいは、合致していない上記カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSA40で、上記ステップSA35で生成された第1テープ関連情報(例えば「合致なし:ラベル作成装置100は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200は現在カートリッジ未装着」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。その後、このフローを終了する。
一方、上記ステップSA30において、上記ステップSA15で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記ステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果、及び、上記ステップSA25で入力された第2テープ関連情報、のいずれかに合致していた場合には、ステップSA30の判定が満たされて、ステップSA45に移る。
例えば、上記ステップSA15で入力された第1問い合わせ信号の上記要求テープ幅が24mmであり、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11のテープ幅が36mmであり、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅が24mmであると仮定する。この場合、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅が、要求テープ幅に合致するので、上記ステップSA30の判定は満たされることになる。
ステップSA45では、上記ステップSA30の判定結果に応じて、対応する第1テープ関連情報を生成する。当該第1テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記各ラベル作成装置100,200に係る各カバーフィルム11の種類のいずれかに合致しているという情報(あるいは、合致している上記カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSA50で、上記ステップSA45で生成された第1テープ関連情報(例えば「合致あり:ラベル作成装置100は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200は現在テープ幅24mm」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。
そして、ステップSA55で、上記ステップSA50で出力した第1テープ関連情報に対応し上記図7のステップSS40で操作端末400から出力された作成指示信号を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。作成指示信号を操作端末400から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、作成指示信号を操作端末400から入力したら、判定が満たされて、当該作成指示信号に含まれる印字用データをテキストメモリ48Aに格納し、ステップSA60に移る。
ステップSA60では、上記ステップSA55で入力された作成指示信号に含まれる上記作成先の情報に基づき、印字ラベルLの作成先が、自機すなわちラベル作成装置100であるかどうかを判定する。ラベル作成装置100である場合には、判定が満たされて、ステップSA65に移る。
ステップSA65では、上記ステップSA55でテキストメモリ48Aに格納した印字用データを読み出して例えば所定の変換を行い、カバーフィルム11への印字内容に対応したドットパターンデータ(=印字駆動データ)を生成する。そして、印字バッファ48Bに記憶させる。
その後、ステップSA100で、所望の印字がされた印字ラベルLを作成するラベル作成処理(詳細手順は後述の図9参照)を実行する。その後、このフローを終了する。
一方、上記ステップSA60において、印字ラベルLの作成先が、自機すなわちラベル作成装置100でなかった場合には、ステップSA60の判定が満たされず、ステップSA70に移る。
ステップSA70では、上記作成指示信号を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置200へ出力する。そして、このフローを終了する。
以上説明した図8において、ステップSA40及びステップSA50が、各請求項記載の第1出力手段として機能し、ステップSA35及びステップSA45が、第1情報生成手段として機能する。
図9は、上記図8のステップSA100の詳細手順を表すフローチャートである。
まずステップSA110で、テープ送りモータ駆動回路34に制御信号を出力し、テープ送りモータ33によりテープ送りローラ駆動軸30及びリボン巻き取りローラ駆動軸31を駆動する。これによって、基材テープロール17からの基材テープ16の繰り出しと、カバーフィルムロール12からのカバーフィルム11の繰り出しとを開始し、これら基材テープ16、カバーフィルム11、及び印字済みラベルテープ23(以下、単に「基材テープ16等」と総称する)の搬送を開始する。
その後、ステップSA120で、基材テープ16等が所定量だけ搬送されたか否かを判定する。この所定量とは、例えば、カバーフィルム11に備えられた印字領域の先端が、印字ヘッド19がほぼ対向する位置に到達するだけの搬送距離(いわゆる前余白用搬送量)である。この搬送距離判定は、例えば基材テープ16に設けたマーキングを公知のテープセンサ(図示せず)で検出することにより行えば足りる。所定量が搬送されるまで判定が満たされず、ループ待機し、所定量搬送されたら、判定が満たされてステップSA130に移る。
ステップSA130では、印字ヘッド駆動回路32に制御信号を出力し、印字ヘッド19に、カバーフィルム11の印字領域に対し、印字駆動データに対応した印字を開始させる。
そして、ステップSA140で、カバーフィルム11の上記印字領域に対する印字が全て完了しているか否かを判定する。印字が全て完了するまで判定が満たされず、ループ待機し、印字が全て完了したら判定が満たされて、ステップSA150に移る。
ステップSA150では、基材テープ16等がさらに所定量(例えば、印字領域の全てがカッタ28を所定の長さ分越えるだけの搬送距離、いわゆる後余白用搬送量)だけ搬送されたか否かを判定する。このときの搬送距離判定も例えば上記ステップSA120と同様にすれば足りる。所定量が搬送されるまで判定が満たされず、ループ待機し、所定量搬送されたら判定が満たされてステップSA160に移る。
ステップSA160では、テープ送りモータ駆動回路34に制御信号を出力し、テープ送りモータ33によるテープ送りローラ駆動軸30及びリボン巻取りローラ駆動軸31の駆動を停止し、基材テープロール17及びカバーフィルムロール12からの基材テープ16及びカバーフィルム11の繰り出し、及び、基材テープ16等の搬送を停止する。
その後、ステップSA170で、操作者により上記カッタ駆動ボタン38が手動操作されたか否かを判定する。カッタ駆動ボタン38が手動操作されるまで判定が満たされず、ループして待機し、カッタ駆動ボタン38が手動操作されたら、判定が満たされてステップSA180に移る。
そして、ステップSA180で、ソレノイド駆動回路36に制御信号を出力し、ソレノイド35を駆動し、カッタ28によって印字済みラベルテープ23の切断を行う。前述したように、この時点で上記印字領域を含む印字済みラベルテープ23の全てがカッタ28を十分に越えており、このカッタ28の切断によって、印字駆動データに対応した印字が行われた印字ラベルLが生成される。
その後、ステップSA190で、別途設けた排出用ローラ(図示せず)を駆動する排出用モータ(図示せず)に制御信号を出力し、上記ステップSA180でラベル状に生成された印字ラベルLを装置外へと排出する。なお、排出用モータがなくても手動操作で印字ラベルLを装置外へ排出できる場合には、このステップSA190を省略してもよい。その後、このルーチンを終了する。
図10は、ラベル作成装置200の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートである。
図10において、例えば操作者によりラベル作成装置200の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップSB10で、ラベル作成装置200のカートリッジセンサ37に制御信号を出力し、上記カートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10の種類を検出させ、当該検出結果を(カートリッジ10未装着の場合には、その情報を)例えばRAM48に記憶させる。なお、前述と同様、カートリッジセンサ37の検出結果を常時入力しこのタイミングでRAM48に記憶させるようにしてもよい。
そして、ステップSB15で、上記図8のステップSA20でラベル作成装置100から出力された第2問い合わせ信号を、通信ケーブル9bを介して入力したかどうかを判定する。第2問い合わせ信号をラベル作成装置100から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2問い合わせ信号をラベル作成装置100から入力したら(第2信号入力手段としての機能)、判定が満たされてステップSB20に移る。
ステップSB20では、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、上記ステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)が合致しているかを判定する(第2テープ判定手段としての機能)。合致していない場合には、判定が満たされずステップSB25に移る。
例えば、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号の上記要求テープ幅が24mmであり、ラベル作成装置200にはカートリッジ10が未装着であると仮定する。この場合、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅は、要求テープ幅に合致しないので、上記ステップSB20の判定は満たされないことになる。
ステップSB25では、上記ステップSB20の判定結果に応じて(=ラベル作成装置200のカートリッジセンサ37の検出結果に応じて)、対応する第2テープ関連情報を生成する。当該第2テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に合致していないという情報(あるいは、合致していない当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSB30で、上記ステップSB25で生成された第2テープ関連情報(例えば「合致なし:現在カートリッジ未装着」)を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置100へ出力する。そして、このフローを終了する。
一方、上記ステップSB20において、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記ステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果に合致していた場合には、ステップSB20の判定が満たされて、ステップSB35に移る。
例えば、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号の上記要求テープ幅が24mmであり、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅が24mmであると仮定する。この場合、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11のテープ幅は、要求テープ幅に合致するので、上記ステップSB20の判定は満たされることになる。
ステップSB35では、上記ステップSB20の判定結果に応じて、対応する第2テープ関連情報を生成する。当該第2テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に合致しているという情報(あるいは、合致している当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSB40で、上記ステップSB35で生成された第2テープ関連情報(例えば「合致あり:現在テープ幅24mm」)を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置100へ出力する。
その後、ステップSB45で、上記ステップSB40で出力した第2テープ関連情報に対応し上記図8のステップSA70でラベル作成装置100から出力された作成指示信号を、通信ケーブル9bを介して入力したかどうかを判定する。作成指示信号をラベル作成装置100から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、作成指示信号をラベル作成装置100から入力したら、判定が満たされて、当該作成指示信号に含まれる印字用データをテキストメモリ48Aに格納し、ステップSB50に移る。
ステップSB50では、上記ステップSB45でテキストメモリ48Aに格納した印字用データを読み出して例えば所定の変換を行い、カバーフィルム11への印字内容に対応したドットパターンデータ(=印字駆動データ)を生成する。そして、印字バッファ48Bに記憶させる。
そして、ステップSB100で、所望の印字がされた印字ラベルLを作成するラベル作成処理(詳細手順は前述の図9と同様)を実行する。その後、このフローを終了する。
以上説明した図10において、ステップSB30及びステップSB40が、各請求項記載の第2出力手段として機能する。
以上説明したように、本実施形態のラベル作成システムLSにおいては、操作端末400の第3ホスト用ソケット403Hに、通信ケーブル9aの第1コネクタ9Hが装着されると共に、ラベル作成装置100の第1ターゲット用ソケット105Tに、当該通信ケーブル9aの第2コネクタ9Tが装着されている。これにより、操作端末400がホスト機器として機能し、ラベル作成装置100がターゲット機器として機能する。また、ラベル作成装置100の第1ホスト用ソケット105Hに、通信ケーブル9bの第1コネクタ9Hが装着されると共に、ラベル作成装置200の第2ターゲット用ソケット205Tに、当該通信ケーブル9bの第2コネクタ9Tが装着されている。これにより、ラベル作成装置100がホスト機器として機能し、ラベル作成装置200がターゲット機器として機能する。
このとき、ラベル作成装置100においては、カートリッジホルダ27にカートリッジ10が装着されると、カートリッジセンサ37によって、装着されたカートリッジ10に備えられたカバーフィルム11の種類が検出され、この検出結果に応じて第1テープ関連情報が生成される。また、上記のラベル作成装置100の場合と同様、ラベル作成装置200においても、カートリッジホルダ27にカートリッジ10が装着されると、カートリッジセンサ37によって、装着されたカートリッジ10に備えられたカバーフィルム11の種類が検出される。そして、このラベル作成装置200のカートリッジセンサ37の検出結果に応じて、第2テープ関連情報が生成され、生成された第2テープ関連情報は、通信ケーブル9bを介しラベル作成装置100へ出力される(図10のステップSB30、ステップSB40を参照)。
そして、ラベル作成装置100では、前述のカートリッジセンサ37による検出結果(ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)と、上記ラベル作成装置200から入力された第2テープ関連情報(ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)とに基づき、第1テープ関連情報が生成される(図8のステップSA35、ステップSA45を参照)。そして、その生成された第1テープ関連情報は、通信ケーブル9aを介し操作端末400へ出力される(図8のステップSA40、ステップSA50を参照)。
以上のようにして、通信ケーブル9a,9bを介し、操作端末400〜ラベル作成装置100〜ラベル作成装置200と接続された2つのラベル作成装置100,200について、操作端末400は、各ラベル作成装置100,200に係る各カバーフィルム11の種類を、集計することができる。このような操作端末400側へ向かっての順次集計方式とすることにより、操作端末400は、最も操作端末400側に配置され操作端末400に直接接続されたラベル作成装置100のみを認識すれば足りる。すなわち、自ら個別にその他のラベル作成装置(この例では1つのラベル作成装置200)を認識する必要はなく、例えば表示部401にもラベル作成装置100のみを表示すれば足りる。そして、操作端末400は、ラベル作成装置100から送られてくる情報のみを取得すれば足り、その他のラベル作成装置200からの直接の情報取得は不要である。そして、そのラベル作成装置100から取得された情報のみに基づき、操作端末400は、上記各カバーフィルム11のうち、いずれかのテープ種類が、操作者の意図するラベル作成に適するものであるかを把握することができるのである。
この結果、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11が適するものである場合には、当該カバーフィルム11を用いてラベル作成を実行することができる(図8のステップSA100を参照)。ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11が適するものである場合には、当該カバーフィルム11を用いてラベル作成を実行することができる(図10のステップSB100を参照)。また、いずれのカバーフィルム11も適するものでない場合には、その旨を操作者に確実に認識させることができる(図7のステップSS35を参照)。その際、上記の集計方式の結果、操作者は、操作端末400を用いて複数のラベル作成装置100,200を個別に意識して選択したり操作したりする必要はない。また、複数個(この例では2個)接続されたラベル作成装置100,200の数を意識する必要もない。すなわち、操作端末400の表示部401に現れた1つのラベル作成装置100のみに対し、ラベル作成指示等の操作を行えば足りる。例えば、操作者の希望する態様のラベルに合致したカバーフィルム11を含むカートリッジ10が、ラベル作成装置200に装着されていたとしても、操作者は表示部401に唯一表示されたラベル作成装置100のみに対し操作を行えばよい。この操作により、上述したようにしてラベル作成装置200において自動的に操作者の意図に対応した態様の印字ラベルLが作成されるのである。
以上の結果、2台のラベル作成装置100,200を適宜に用いて操作者の意図するラベル作成を行う際に、単純な通信ケーブル9a,9bでの接続を介しラベル作成装置100,200を簡単に接続し、所望の印字ラベルLの作成を実行することができる。したがって、LANケーブルや無線LAN等を用いたネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成することができ、またネットワーク構築が困難な環境でも対応することができる。また、ネットワーク接続を行う場合に生じうる、通信環境等の影響による認識エラーや通信エラー等の弊害もなく、通常のスキルの操作者であっても容易にシステムを取り扱うことができる。
また、本実施形態では特に、ラベル作成装置100は、筐体101sの前面部109に第1ホスト用ソケット105Hを備えている(図1(a)を参照)。このように、ホスト用ソケット105Hを前面部109に設けることにより、自らをホスト機器として機能させ相手側(この例ではラベル作成装置200)をターゲット機器として機能させるような接続を、前面において容易かつ明確に行うことができる。
また、本実施形態では特に、ラベル作成装置100は、筐体101sの背面部110に第1ターゲット用ソケット105Tを備え、ラベル作成装置200は、筐体201sの背面部210に第2ターゲット用ソケット205Tを備えている(図1(b)を参照)。ラベル作成装置100においてはターゲット用ソケット105Tを背面部110に設けることにより、自らが他の機器(この例では操作端末400)のターゲット機器として機能するような接続については、機器裏側において目立たないように行うことができる。特に、ラベル作成装置100の場合は、上記のように、自らをホスト機器として機能させ相手側(この例ではラベル作成装置200)をターゲット機器として機能させる接続を前面部109に設けているので、両者の接続箇所(ターゲット機器としての接続箇所とホスト機器としての接続箇所)を明確に区別することができる。また、ラベル作成装置200においてはターゲット用ソケット205Tを背面部210に設けることにより、自らが他の機器(この例ではラベル作成装置100)のターゲット機器として機能するような接続について、機器裏側において目立たないように行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)複数のラベル作成装置同士が通信ケーブルを介して順次接続されている場合
上記実施形態においては、2つのラベル作成装置100,200が設けられている場合を示したが、これに限られない。すなわち、ラベル作成装置が3つ以上備えられ、それら複数のラベル作成装置同士がケーブル9を介し順次接続されていてもよい。
図11は、本変形例におけるラベル作成システムを表すシステム構成図であり、図11(a)は、ラベル作成システムの各構成要素を正面側から見た斜視図であり、図11(b)は、ラベル作成システムの各構成要素を背面側から見た斜視図である。
図11(a)及び図11(b)において、本変形例のラベル作成システムLSは、ラベル作成装置100と、ラベル作成装置200と、第2ラベル作成装置としてのラベル作成装置300と、操作端末400と、複数の通信ケーブル9(この例では3つの通信ケーブル9a,9b,9c)とを有している。
ラベル作成装置100、ラベル作成装置200、操作端末400、及び通信ケーブル9a,9bの構成は、前述の図1(a)及び図1(b)と同様であるので、説明を省略する。
ラベル作成装置300は、装置本体301と、この装置本体301の外郭を構成する、上面部308、下面部(図示せず)、前面部309、背面部310、左右の両側面部306,307を備えた全体的に直方体状の筐体301sとを有している。
上面部308には、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋302が設けられている。
前面部309(図11(a)を参照)には、テープ排出口304(前述のテープ排出口104と同様)と、通信ケーブル9の第1コネクタ9Hを着脱可能に装着する第4ホスト用ソケット305H(第2ホスト用接続手段)とが設けられている。
背面部310(図11(b)を参照)には、上記通信ケーブル9の第2コネクタ9Tを着脱可能に装着する第3ターゲット用ソケット305T(第2ターゲット用接続手段)が設けられている。
通信ケーブル9cは、上記通信ケーブル9a,9bと同様の構造(同一物を使用してもよい)であり、上記第1コネクタ9Hと、上記第2コネクタ9Tと、上記ケーブル本体9Mとを備えている(図11(a)及び図11(b)中の各拡大図を参照)。また、通信ケーブル9cは、この例では、上記ラベル作成装置200(一方の第2ラベル作成装置)の第2ホスト用ソケット205Hに対し、第1コネクタ9Hが装着され、上記ラベル作成装置300(他方の第2ラベル作成装置、別の第2ラベル作成装置)の第3ターゲット用ソケット305Tに対し、第2コネクタ9Tが装着されている。したがって、ラベル作成装置200とラベル作成装置300との間の機能的関係では、ラベル作成装置200がホスト機器として機能し、ラベル作成装置300がターゲット機器として機能する。
上記以外の構成は上記実施形態のラベル作成システムLSと同様であるので、説明を省略する。また、ラベル作成装置300の上記図11に示す以外の機能構成は、ラベル作成装置200と同様であるので(前述の図2〜図4を参照)、説明を省略する。
なお、通信ケーブル9を介して、ラベル作成装置300に対し、別の第2ラベル作成装置を接続させ、別の第2ラベル作成装置に対し、さらに別の第2ラベル作成装置を順次接続させ、操作端末400→ラベル作成装置100→ラベル作成装置200→ラベル作成装置300→第2ラベル作成装置→第2ラベル作成装置→・・・と順次接続させてもよい。
以下、本変形例における操作端末400、ラベル作成装置100、ラベル作成装置200、及びラベル作成装置300による各動作を実行するための制御手順を、図12、図13、図14、及び図15により説明する。
図12は、本変形例において、操作端末400の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図7に対応する図である。図7と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図12において、前述の図7と異なる点は、ステップSS20及びステップSS30に代えて、ステップSS20′及びステップSS30′を設けた点である。
すなわち、ステップSS5〜ステップSS15は、前述の図7と同様であり、操作者によって、印字用データ及びテープ種類が入力されたかどうかを判定し、入力されたら印字用データ及びテープ種類の情報を取得し、上記第1問い合わせ信号をラベル作成装置100へ出力したら、ステップSS20に代えて設けたステップSS20′に移る。
ステップSS20′では、前述のステップSS15で出力された第1問い合わせ信号に対応し、後述の図13のステップSA40′又はステップSA50′でラベル作成装置100から出力された第1テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。第1テープ関連情報をラベル作成装置100から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第1テープ関連情報をラベル作成装置100から入力したら、判定が満たされて、ステップSS30に代えて設けたステップSS30′に移る。
ステップSS30′では、上記ステップSS20′で入力された第1テープ関連情報に基づき、ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類、ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類、及び、ラベル作成装置300のカートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10が備えるカバーフィルム11の種類(以下適宜、省略して「ラベル作成装置300に係るカバーフィルム11の種類」という。例えば「テープ幅18mm」)、のいずれかが、前述のステップSS10で取得されたテープ種類に合致しているかどうかを判定する。いずれも合致していない場合には、判定が満たされずステップSS35に移り、いずれかが合致していた場合には、判定が満たされてステップSS40に移る。
ステップSS35及びステップSS40は、前述の図7と同様であるので、説明を省略する。
図13は、本変形例において、ラベル作成装置100の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図8に対応する図である。図8と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図13において、前述の図8と異なる点は、ステップSA25〜ステップSA50に代えて、ステップSA25′〜ステップSA50′を設けた点である。
すなわち、ステップSA10〜ステップSA20は、前述の図8と同様である。ステップSA20において、第2問い合わせ信号をラベル作成装置200へ出力したら、ステップSA25に代えて設けたステップSA25′に移る。
ステップSA25′では、上記ステップSA20で出力された第2問い合わせ信号に対応し、後述の図14のステップSB30′又はステップSB40′でラベル作成装置200から出力された第2テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9bを介して入力したかどうかを判定する。第2テープ関連情報をラベル作成装置200から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2テープ関連情報をラベル作成装置200から入力したら、判定が満たされて、ステップSA30に代えて設けたステップSA30′に移る。
ステップSA30′では、前述のステップSA15で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、前述のステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置100に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、及び、上記ステップSA25′で入力された第2テープ関連情報(各ラベル作成装置200,300の各カートリッジセンサ37の検出結果、すなわち、各ラベル作成装置200,300に係る各カバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、のいずれかが合致しているかどうかを判定する(第1テープ判定手段としての機能)。いずれにも合致していない場合には、判定が満たされず、ステップSA35に代えて設けたステップSA35′に移る。
ステップSA35′では、上記ステップSA30′の判定結果に応じて(=第2テープ関連情報と、ラベル作成装置100のカートリッジセンサ37の検出結果とに応じて)、対応する第1テープ関連情報を生成する。当該第1テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、各ラベル作成装置100,200,300に係る各カバーフィルム11の種類のいずれにも合致していないという情報(あるいは、合致していない上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSA40に代えて設けたステップSA40′で、上記ステップSA35′で生成された第1テープ関連情報(例えば「合致なし:ラベル作成装置100は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200は現在カートリッジ未装着、ラベル作成装置300は現在テープ幅18mm」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。その後、このフローを終了する。
一方、上記ステップSA30′において、前述のステップSA15で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、前述のステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果、及び、上記ステップSA25′で入力された第2テープ関連情報、のいずれかに合致していた場合には、ステップSA30′の判定が満たされて、ステップSA45に代えて設けたステップSA45′に移る。
ステップSA45′では、上記ステップSA30′の判定結果に応じて、対応する第1テープ関連情報を生成する。当該第1テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、各ラベル作成装置100,200,300に係る各カバーフィルム11の種類のいずれかに合致しているという情報(あるいは、合致している上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSA50に代えて設けたステップSA50′で、上記ステップSA45′で生成された第1テープ関連情報(例えば「合致あり:ラベル作成装置100は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200は現在テープ幅24mm、ラベル作成装置300は現在テープ幅18mm」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。
その後のステップSA55〜ステップSA70及びステップSA100は、前述の図8と同様であるので、説明を省略する。
以上説明した図13において、ステップSA40′及びステップSA50′が、各請求項記載の第1出力手段として機能し、ステップSA35′及びステップSA45′が、第1情報生成手段として機能する。
図14は、本変形例において、ラベル作成装置200の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図10に対応する図である。図10と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図12において、前述の図10と異なる点は、ステップSB20〜ステップSB40に代えて、ステップSB20′〜ステップSB40′を設け、ステップSB15とステップS20に代えて設けたステップSB20′との間に、ステップSB17及びステップSB19を新たに設け、ステップSB45とステップSB50との間に、ステップSB47を新たに設け、さらにステップSB55を新たに設けた点である。
すなわち、ステップSB10及びステップSB15は、前述の図10と同様である。ステップSB15において、ラベル作成装置100から第2問い合わせ信号を入力したら、新たに設けたステップSB17に移る。
ステップSB17では、上記第2問い合わせ信号を生成し、当該第2問い合わせ信号を、通信ケーブル9cを介してラベル作成装置300へ出力する。
そして、新たに設けたステップSB19で、上記ステップSB17で出力された第2問い合わせ信号に対応し、後述の図15のステップSC30又はステップSC40でラベル作成装置300(別の第2ラベル作成装置)から出力された第2テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9cを介して入力したかどうかを判定する。第2テープ関連情報をラベル作成装置300から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2テープ関連情報をラベル作成装置300から入力したら、判定が満たされて、ステップSB20に代えて設けたステップS20′に移る。
ステップSB20′では、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、前述のステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置200に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、及び、上記ステップSB19で入力された第2テープ関連情報(ラベル作成装置300のカートリッジセンサ37の検出結果、すなわち、ラベル作成装置300に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、のいずれかが合致しているかどうかを判定する(第2テープ判定手段としての機能)。いずれにも合致していない場合には、判定が満たされず、ステップSB25に代えて設けたステップSB25′に移る。
ステップSB25′では、上記ステップSB20′の判定結果に応じて(=ラベル作成装置300から入力された第2テープ関連情報と、ラベル作成装置200のカートリッジセンサ37の検出結果とに応じて)、新たな第2テープ関連情報を生成する。当該新たな第2テープ関連情報は、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、各ラベル作成装置200,300に係る各カバーフィルム11の種類のいずれにも合致していないという情報(あるいは、合致していない上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSB30に代えて設けたステップSB30′で、上記ステップSB25′で生成された新たな第2テープ関連情報(例えば「合致なし:ラベル作成装置200は現在カートリッジ未装着、ラベル作成装置300は現在テープ幅18mm」)を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置100へ出力する。そして、このフローを終了する。
一方、上記ステップSB20′において、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、前述のステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果、及び、上記ステップSB19で入力された第2テープ関連情報、のいずれかに合致していた場合には、ステップSB20′の判定が満たされて、ステップSB35に代えて設けたステップSB35′に移る。
ステップSB35′では、上記ステップSB20′の判定結果に応じて、新たな第2テープ関連情報を生成する。当該新たな第2テープ関連情報は、上記ステップSB15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、各ラベル作成装置200,300に係る各カバーフィルム11の種類のいずれかに合致しているという情報(あるいは、合致している上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSB40に代えて設けたステップSB40′で、上記ステップSB35′で生成された新たな第2テープ関連情報(例えば「合致あり:ラベル作成装置200は現在テープ幅24mm、ラベル作成装置300は現在テープ幅18mm」)を、通信ケーブル9bを介してラベル作成装置100へ出力する。
その後のステップSB45は、前述の図10と同様であり、ラベル作成装置100から出力された作成指示信号を入力したかどうかを判定し、作成指示信号をラベル作成装置100から入力したら、判定が満たされて、新たに設けたステップSB47に移る。
ステップSB47では、上記ステップSB45で入力された作成指示信号に含まれる上記作成先の情報に基づき、印字ラベルLの作成先が、自機すなわちラベル作成装置200であるかどうかを判定する。ラベル作成装置200である場合には、判定が満たされて、ステップSB50に移る。
ステップSB50及びステップSB100は、前述の図10と同様であるので、説明を省略する。
一方、上記ステップSB47において、印字ラベルLの作成先が、ラベル作成装置200でない場合には、ステップSB47の判定が満たされず、新たに設けたステップSB55に移る。
ステップSB55では、上記作成指示信号を、通信ケーブル9cを介してラベル作成装置300へ出力する。そして、このフローを終了する。
以上説明した図14において、ステップSB30′及びステップSB40′が、各請求項記載の第2出力手段として機能し、ステップSB25′及びステップSB35′が、第2情報生成手段として機能する。
図15は、本変形例において、ラベル作成装置300の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートである。
図15において、例えば操作者によりラベル作成装置300の電源がオンにされることによって、このフローが開始される(「START」位置)。
まずステップSC10で、ラベル作成装置300のカートリッジセンサ37に制御信号を出力し、上記カートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10の種類を検出させ、当該検出結果を(カートリッジ10未装着の場合には、その情報を)例えばRAM48に記憶させる。なお、前述と同様、カートリッジセンサ37の検出結果を常時入力しこのタイミングでRAM48に記憶させるようにしてもよい。
そして、ステップSC15で、上記図14のステップSB17でラベル作成装置200から出力された第2問い合わせ信号を、通信ケーブル9cを介して入力したかどうかを判定する。第2問い合わせ信号をラベル作成装置200から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2問い合わせ信号をラベル作成装置200(他の第2ラベル作成装置)から入力したら(第2信号入力手段としての機能)、判定が満たされてステップSC20に移る。
ステップSC20では、上記ステップSC15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、上記ステップSC10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置300に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)が合致しているかを判定する(第2テープ判定手段としての機能)。合致していない場合には、判定が満たされずステップSC25に移る。
ステップSC25では、上記ステップSC20の判定結果に応じて(=ラベル作成装置300のカートリッジセンサ37の検出結果に応じて)、対応する第2テープ関連情報を生成する。当該第2テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置300に係るカバーフィルム11の種類に合致していないという情報(あるいは、合致していない当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSC30で、上記ステップSC25で生成された第2テープ関連情報(例えば「合致なし:現在テープ幅18mm」)を、通信ケーブル9cを介してラベル作成装置200へ出力する。そして、このフローを終了する。
一方、上記ステップSC20において、上記ステップSC15で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記ステップSC10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果に合致していた場合には、ステップSC20の判定が満たされて、ステップSC35に移る。
ステップSC35では、上記ステップSC20の判定結果に応じて、対応する第2テープ関連情報を生成する。当該第2テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置300に係るカバーフィルム11の種類に合致しているという情報(あるいは、合致している当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSC40で、上記ステップSC35で生成された第2テープ関連情報(例えば「合致あり:現在テープ幅24mm)を、通信ケーブル9cを介してラベル作成装置200へ出力する。
その後、ステップSC45で、上記ステップSC40で出力した第2テープ関連情報に対応し上記図14のステップSB55でラベル作成装置200から出力された作成指示信号を、通信ケーブル9cを介して入力したかどうかを判定する。作成指示信号をラベル作成装置200から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、作成指示信号をラベル作成装置200から入力したら、判定が満たされて、当該作成指示信号に含まれる印字用データをテキストメモリ48Aに格納し、ステップSC50に移る。
ステップSC50では、上記ステップSC45でテキストメモリ48Aに格納した印字用データを読み出して例えば所定の変換を行い、カバーフィルム11への印字内容に対応したドットパターンデータ(=印字駆動データ)を生成する。そして、印字バッファ48Bに記憶させる。
そして、ステップSC100で、所望の印字がされた印字ラベルLを作成するラベル作成処理(詳細手順は前述の図9と同様)を実行する。その後、このフローを終了する。
以上説明した図15において、ステップSC30及びステップSC40が、各請求項記載の第2出力手段として機能する。
なお、ラベル作成装置300に対し、さらに通信ケーブル9を介して、新たな第2ラベル作成装置を接続させてもよい。この場合、ラベル作成装置300は、当該新たな第2ラベル作成装置(別の第2ラベル作成装置)より出力され通信ケーブル9を介し入力された第2テープ関連情報と、自己のカートリッジセンサ37の検出結果とに応じて、新たな第2テープ関連情報を生成する(第2情報生成手段としての機能)。そして、その生成された新たな第2テープ関連情報を上記ケーブル9cを介して上記ラベル作成装置200へ出力する(第2出力手段としての機能)。
以上説明したように、本変形例のラベル作成システムLSにおいては、2つのラベル作成装置200,300どうしが通信ケーブル9cで順次接続されている。これら2つのラベル作成装置200,300どうしの接続においては、ラベル作成装置200の第2ホスト用ソケット205Hに、通信ケーブル9cの第1コネクタ9Hが接続されると共に、ラベル作成装置200の第3ターゲット用ソケット305Tに当該通信ケーブル9cの第2コネクタ9Tが接続される。これにより、ラベル作成装置200がホスト機器として機能し、ラベル作成装置300がターゲット機器として機能する。この結果、操作端末400〜ラベル作成装置100〜ラベル作成装置200〜ラベル作成装置300、のようにして、ラベル作成装置100と2台のラベル作成装置200,300とを、通信ケーブル9を介し順次接続するシステム構成を確実に実現することができる。
また、上記のような場合、ラベル作成装置300のカートリッジセンサ37の検出結果に応じた第2テープ関連情報が、通信ケーブル9cを介し、ラベル作成装置200へ出力される(図15のステップSC30、ステップSC40を参照)。ラベル作成装置200では、このように入力された上記第2テープ関連情報(ラベル作成装置300のカートリッジセンサ37の検出結果に対応している)と、自らのカートリッジセンサ37の検出結果とに基づき、新たな第2テープ関連情報を生成し、ラベル作成装置100へと出力する(図14のステップSB40′、ステップSB30′を参照)。このように、通信ケーブル9cを介し、ラベル作成装置200〜ラベル作成装置300と接続された複数のラベル作成装置200,300を、最終的にラベル作成装置100を介し操作端末400に接続することができる(ラベル作成装置300に対し、さらに順次通信ケーブル9を介して、新たに複数の第2ラベル作成装置を順次接続する場合も同様)。
この結果、本変形例によっても、上記実施形態とほぼ同様の効果を得る。すなわち、前述と同様の操作端末400側へ向かっての順次集計方式とすることにより、操作端末400はラベル作成装置100のみを認識すれば足り、自ら個別にその他のラベル作成装置(この例では2つのラベル作成装置200,300)を認識する必要はない。また、操作端末400は、ラベル作成装置100から送られてくる情報のみを取得すれば足り、その他のラベル作成装置200,300からの直接の情報取得は不要である。また、操作者は、操作端末400を用いて複数のラベル作成装置100,200,300を個別に意識して選択したり操作したりする必要はなく、ラベル作成装置100,200,300の数を意識する必要もなく、操作端末400の表示部401に現れた1つのラベル作成装置100のみに対し、ラベル作成指示等の操作を行えば足りる。前述と同様、例えば、操作者の希望する態様のラベルに合致したカバーフィルム11を含むカートリッジ10が、ラベル作成装置200やラベル作成装置300に装着されていたとしても、操作者は表示部401に唯一表示されたラベル作成装置100のみに対し操作を行えばよい。この操作により、上述したようにしてラベル作成装置200又はラベル作成装置300において自動的に操作者の意図に対応した態様の印字ラベルLが作成されるのである。
以上のようにして、上記実施形態と同様、3台のラベル作成装置100,200,300を適宜に用いて操作者の意図するラベル作成を行う際に、単純な通信ケーブル9a,9b,9cでの接続を介しラベル作成装置100,200,300を簡単に接続し、所望の印字ラベルLの作成を実行することができる。したがって、LANケーブルや無線LAN等を用いたネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成することができ、またネットワーク構築が困難な環境でも対応することができる。
また、上記実施形態のラベル作成装置100と同様、ラベル作成装置200は、筐体201sの前面部209に第2ホスト用ソケット205Hを備えていることにより、自らをホスト機器として機能させ相手側(この例ではラベル作成装置300)をターゲット機器として機能させるような接続を、前面において容易かつ明確に行うことができる。
(2)ラベル作成装置同士が赤外線通信を行う場合
以上においては、第1ラベル作成装置と第2ラベル作成装置との間の情報送受信を、通信ケーブル9を介して行っていたが、これに限られない。すなわち、第1ラベル作成装置と第2ラベル作成装置との間の情報送受信を、赤外線通信により行うようにしてもよい。
図16は、本変形例におけるラベル作成システムを表すシステム構成図であり、図16(a)は、ラベル作成システムの各構成要素を正面側から見た斜視図であり、図16(b)は、ラベル作成システムの各構成要素を背面側から見た斜視図である。
図16(a)及び図16(b)において、本変形例のラベル作成システムLS′は、所望の印字がされた印字ラベルL(図5参照)を作成可能な、1つのラベル作成装置100′(第3ラベル作成装置)及び少なくとも1つの(この例では1つの)ラベル作成装置200′(第4ラベル作成装置)と、上記ラベル作成装置100′を操作するための操作端末400と、通信ケーブル9aとを有している。
操作端末400及び通信ケーブル9aの構成は、前述の図1(a)及び図1(b)と同様であるので、説明を省略する。
ラベル作成装置100′は、装置本体101′と、この装置本体101′の外郭を構成する、上面部108′、下面部(図示せず)、前面部109′、背面部110′、左側面部112、及び右側面部113を備えた、全体的に直方体状の筐体101s′とを有している。
上面部108′には、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋102′が設けられている。
前面部109′(図16(a)を参照)には、テープ排出口104′が設けられている。テープ排出口104′は、作成された印字済みラベルテープ23(図3参照)を排出するものである。
背面部110′(図16(b)を参照)には、上記通信ケーブル9aの第2コネクタ9Tを着脱可能に装着する第4ターゲット用ソケット105T′(第3ターゲット用接続手段)が設けられている。
左側面部112(図16(b)を参照)には、上記ラベル作成装置200′のホスト側機器として機能するための情報送受信を、ラベル作成装置200′の第2赤外線通信部211T(後述)と赤外線通信により行う、第1赤外線通信部111H(ホスト用赤外線通信手段)が設けられている。
ラベル作成装置200′は、装置本体201′と、この装置本体201′の外郭を構成する、上面部208′、下面部(図示せず)、前面部209′、背面部210′、左側面部212、及び、右側面部213を備えた、全体的に直方体状の筐体201s′とを有している。
上面部208′には、開閉可能(又は着脱可能としてもよい)に設けられた開閉蓋202′が設けられている。
前面部209′(図16(a)を参照)には、テープ排出口204′(上記テープ排出口104′と同様)が設けられている。
背面部210′(図16(b)を参照)には、通信ケーブル9の第2コネクタ9Tを着脱可能に装着する第5ターゲット用ソケット205T′(但し、省略してもよい)が設けられている。
右側面部213(図16(a)を参照)には、上記ラベル作成装置100′(若しくは、他のラベル作成装置200′でもよい)のターゲット側機器として機能するための情報送受信を、上記第1赤外線通信部111H(若しくは、他のラベル作成装置200′でもよい)と赤外線通信により行う、第2赤外線通信部211T(ターゲット用赤外線通信手段)が設けられている。
通信ケーブル9aは、この例では、上記ラベル作成装置100′の第4ターゲット用ソケット105T′に対し、第2コネクタ9Tが装着され、前述の操作端末400の第3ホスト用ソケット403Hに対し、第1コネクタ9Hが装着されている。したがって、ラベル作成装置100′と操作端末400との間の機能的関係では、ラベル作成装置100′がターゲット機器として機能し、操作端末400がホスト機器として機能する。
また、ラベル作成装置100′のその他の構成は、前述の図2及び図3と同様であるので、説明を省略する。なお、この場合において、ラベル作成装置100′が有するカートリッジホルダ27が、各請求項記載の第3カートリッジホルダとして機能し、カートリッジセンサ37が第3テープ検出手段として機能し、テープ送りローラ駆動軸30が第3搬送手段として機能し、印字ヘッド19が第3印字手段として機能する。さらに、ラベル作成装置100′のカートリッジホルダ27に着脱可能なカートリッジ10が第3ラベル用カートリッジを構成し、当該カートリッジ10に備えられたカバーフィルムロール12が第3ラベル用テープロールを構成し、当該カバーフィルムロール12に巻回されたカバーフィルム11が第3ラベル用テープを構成する。
また、ラベル作成装置200′のその他の構成は、前述の図2及び図3と同様であるので、説明を省略する。なお、この場合において、ラベル作成装置200′が有するカートリッジホルダ27が、各請求項記載の第4カートリッジホルダとして機能し、カートリッジセンサ37が第4テープ検出手段として機能し、テープ送りローラ駆動軸30が第4搬送手段として機能し、印字ヘッド19が第4印字手段として機能する。さらに、ラベル作成装置200′のカートリッジホルダ27に着脱可能なカートリッジ10が第4ラベル用カートリッジを構成し、当該カートリッジ10に備えられたカバーフィルムロール12が第4ラベル用テープロールを構成し、当該カバーフィルムロール12に巻回されたカバーフィルム11が第4ラベル用テープを構成する。
図17は、本変形例におけるラベル作成装置100′の機能構成を表す機能ブロック図であり、前述の図4に対応する図である。図4と同等の部分には、同符号を付け、適宜説明を省略する。
図17において、前述の図4と異なる点は、前述の入出力インターフェース41に対し、上記第1赤外線通信部111Hが接続され、前述の通信用I/F43Hが省略されている点である。上記以外の機能構成は、前述の図4と同様であるので、説明を省略する。
また、ラベル作成装置200′の機能構成は、上記図17において入出力インターフェース41に接続された「第1赤外線通信部111H」を、「第2赤外線通信部211T」としたものと同様(但し、通信用I/F43Tは省略可)であるので、説明を省略する。
以下、操作端末400、ラベル作成装置100′、及びラベル作成装置200′による各動作を実行するための制御手順を、図18、図19、及び図20により説明する。
図18は、本変形例において、操作端末400の制御回路によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図7等に対応する図である。図7と同等の手順には同一の符号を付し、説明を省略する。
図18において、前述の図7と異なる点は、ステップSS15、ステップSS20、ステップSS30、及びステップSS40に代えて、ステップSS15′、ステップSS20″、ステップSS30″、及びステップSS40′を設けた点である。
すなわち、ステップSS5及びステップS10は、前述の図7と同様であり、操作者によって、印字用データ及びテープ種類が入力されたかどうかを判定し、入力されたら印字用データ及びテープ種類の情報を取得し、ステップSS15に代えて設けたステップSS15′に移る。
ステップSS15′では、前述の第1問い合わせ信号を生成し、当該第1問い合わせ信号を、通信ケーブル9aを介してラベル作成装置100′へ出力する。
そして、ステップSS20に代えて設けたステップSS20″で、上記ステップSS15′で出力された第1問い合わせ信号に対応し、後述の図19のステップSA40″又はステップSA50″でラベル作成装置100′から出力された第3テープ関連情報(詳細は後述)を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。第3テープ関連情報をラベル作成装置100′から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第3テープ関連情報をラベル作成装置100′から入力したら、判定が満たされて、ステップSS30に代えて設けたステップSS30″に移る。
ステップSS30″では、上記ステップSS20″で入力された第3テープ関連情報に基づき、ラベル作成装置100′のカートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10が備えるカバーフィルム11の種類(以下適宜、省略して「ラベル作成装置100′に係るカバーフィルム11の種類」という。例えば「テープ幅36mm」)、及び、ラベル作成装置200′のカートリッジホルダ27に装着されたカートリッジ10が備えるカバーフィルム11の種類(以下適宜、省略して「ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類」という。例えば「テープ幅24mm」や「カートリッジ未装着」)、のいずれかが、前述のステップSS10で取得されたテープ種類に合致しているかどうかを判定する。いずれも合致していない場合には、判定が満たされずステップSS35に移る。
ステップSS35は、前述の図7と同様であり、所定のエラー表示を表示させる。その後、上記ステップSS15′に戻り、同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップSS30″において、ラベル作成装置100′に係るカバーフィルム11の種類、及び、ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類、のいずれかが、前述のステップSS10で取得されたテープ種類に合致していた場合には、ステップSS30″の判定が満たされて、ステップSS40に代えて設けたステップSS40′に移る。
ステップSS40′では、前述のステップSS10で取得された印字用データ、及び、上記ステップSS20″で入力された第3テープ関連情報に基づき、前述の作成指示信号を、通信ケーブル9aを介してラベル作成装置100′へ出力する。そして、このフローを終了する。
図19は、本変形例において、ラベル作成装置100′の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図8等に対応する図である。図8と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図19において、前述の図8と異なる点は、ステップSA15、ステップSA20、ステップSA25〜ステップSA50、ステップSA60、及びステップS70に代えて、ステップSA15′、ステップSA20′、ステップSA25″〜ステップSA50″、ステップSA60′、及びステップSA70′を設けた点である。
すなわち、ステップSA10は、前述の図8と同様であり、カートリッジ10の種類を検出させ、ステップSA15に代えて設けたステップSA15′に移る。
ステップSA15′では、上記図18のステップSS15′で操作端末400から出力された上記第1問い合わせ信号を、通信ケーブル9aを介して入力したかどうかを判定する。第1問い合わせ信号を操作端末400から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第1問い合わせ信号を操作端末400から入力したら、判定が満たされて、ステップSA20に代えて設けたステップSA20′に移る。
ステップSA20′では、上記第1赤外線通信部111Hを介して、赤外線による前述の第2問い合わせ信号を生成し、赤外線通信によりラベル作成装置200′へ出力する。
その後、ステップSA25に代えて設けたステップSA25″で、上記ステップSA20′で出力された第2問い合わせ信号に対応し、後述の図20のステップSB30″又はステップSB40″でラベル作成装置200′から出力された第4テープ関連情報(詳細は後述)を、上記第1赤外線通信部111Hを介して、赤外線通信により入力したかどうかを判定する。第4テープ関連情報をラベル作成装置200′から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第4テープ関連情報をラベル作成装置200′から入力したら、判定が満たされて、ステップSA30に代えて設けたステップSA30″に移る。
ステップSA30″では、上記ステップSA15′で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、前述のステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置100′に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、及び、上記ステップSA25″で入力された第4テープ関連情報(ラベル作成装置200′のカートリッジセンサ37の検出結果、すなわち、ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)、のいずれかが合致しているかどうかを判定する。いずれにも合致していない場合には、判定が満たされず、ステップSA35に代えて設けたステップSA35″に移る。
ステップSA35″では、上記ステップSA30″の判定結果に応じて(=第4テープ関連情報と、ラベル作成装置100′のカートリッジセンサ37の検出結果とに応じて)、対応する第3テープ関連情報を生成する。当該第3テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記各ラベル作成装置100′,200′に係る各カバーフィルム11の種類のいずれにも合致していないという情報(あるいは、合致していない上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSA40に代えて設けたステップSA40″で、上記ステップSA35″で生成された第3テープ関連情報(例えば「合致なし:ラベル作成装置100′は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200′は現在カートリッジ未装着」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。その後、このフローを終了する。
一方、上記ステップSA30″において、上記ステップSA15′で入力された第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、前述のステップSA10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果、及び、上記ステップSA25″で入力された第4テープ関連情報、のいずれかに合致していた場合には、ステップSA30″の判定が満たされて、ステップSA45に代えて設けたステップSA45″に移る。
ステップSA45″では、上記ステップSA30″の判定結果に応じて、対応する第3テープ関連情報を生成する。当該第3テープ関連情報は、上記第1問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、上記各ラベル作成装置100′,200′に係る各カバーフィルム11の種類のいずれかに合致しているという情報(あるいは、合致している上記各カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSA50に代えて設けたステップSA50″で、上記ステップSA45″で生成された第3テープ関連情報(例えば「合致あり:ラベル作成装置100′は現在テープ幅36mm、ラベル作成装置200′は現在テープ幅24mm」)を、通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力する。
その後のステップSA55は、前述の図8と同様であり、上記ステップSA50″で出力した第3テープ関連情報に対応し操作端末400から出力された作成指示信号を入力したかどうかを判定し、作成指示信号を入力したら、ステップSA60に代えて設けたステップSA60′に移る。
ステップSA60′では、上記ステップSA55で入力された作成指示信号に含まれる上記作成先の情報に基づき、印字ラベルLの作成先が、自機すなわちラベル作成装置100′であるかどうかを判定する。ラベル作成装置100′である場合には、判定が満たされて、ステップSA65に移る。
ステップSA65及びステップSA100は、前述の図8と同様であるので、説明を省略する。
一方、上記ステップSA60′において、印字ラベルLの作成先が、自機すなわちラベル作成装置100′でなかった場合には、ステップSA60′の判定が満たされず、ステップSA70に代えて設けたステップSA70′に移る。
ステップSA70′では、上記作成指示信号を、上記第1赤外線通信部111Hを介して、赤外線通信によりラベル作成装置200′へ出力する。そして、このフローを終了する。
以上説明した図19において、ステップSA40″及びステップSA50″が、各請求項記載の第3出力手段として機能し、ステップSA35″及びステップSA45″が、第3情報生成手段として機能する。
図20は、本変形例において、ラベル作成装置200′の制御回路40によって実行される制御内容を表すフローチャートであり、前述の図10等に対応する図である。図10と同等の手順には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図20において、前述の図10と異なる点は、ステップSB15、ステップSB20〜ステップSB40、及びステップSB45に代えて、ステップSB15′、ステップSB20″〜ステップSB40″、及びステップSB45′を設けた点である。
すなわち、ステップSB10は、前述の図10と同様であり、カートリッジ10の種類を検出させ、ステップSB15に代えて設けたステップSB15′に移る。
ステップSB15′では、上記図19のステップSB20′でラベル作成装置100′から出力された赤外線に基づく第2問い合わせ信号を、第2赤外線通信部211Tを介して、赤外線通信により入力したかどうかを判定する。第2問い合わせ信号をラベル作成装置100′から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、第2問い合わせ信号をラベル作成装置100′から入力したら、判定が満たされて、ステップSB20に代えて設けたステップSB20″に移る。
ステップSB20″では、上記ステップSB15′で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類に対し、前述のステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果(ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類に関する情報を含む)が合致しているかを判定する。合致していない場合には、判定が満たされず、ステップSB25に代えて設けたステップSB25″に移る。
ステップSB25″では、上記ステップSB20″の判定結果に応じて(=ラベル作成装置200′のカートリッジセンサ37の検出結果に応じて)、対応する第4テープ関連情報を生成する。当該第4テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類に合致していないという情報(あるいは、合致していない当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
その後、ステップSB30に代えて設けたステップSB30″で、上記ステップSB25″で生成された第4テープ関連情報(例えば「合致なし:現在カートリッジ未装着」)を赤外線通信に対応した形に変換した後、第2赤外線通信部211Tを介して、赤外線通信によりラベル作成装置100′へ出力する。そして、このフローを終了する。
一方、上記ステップSB20″において、上記ステップSB15′で入力された第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、前述のステップSB10で取得されたカートリッジセンサ37の検出結果に合致していた場合には、ステップSB20″の判定が満たされて、ステップSB35に代えて設けたステップSB35″に移る。
ステップSB35″では、上記ステップSB20″の判定結果に応じて、対応する第4テープ関連情報を生成する。当該第4テープ関連情報は、上記第2問い合わせ信号により特定されるテープ種類が、ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類に合致しているという情報(あるいは、合致している当該カバーフィルム11の種類自体を表す情報)を含んでいる。
そして、ステップSB40に代えて設けたステップSB40″で、上記ステップSB35″で生成された第4テープ関連情報(例えば「合致あり:現在テープ幅24mm」)を赤外線通信に対応した形に変換した後、第2赤外線通信部211Tを介して、赤外線通信によりラベル作成装置100′へ出力する。
その後、ステップSB45に代えて設けたステップSB45′で、上記ステップSB40″で出力した第4テープ関連情報に対応し上記図19のステップSA70′でラベル作成装置100′から出力された赤外線に基づく作成指示信号を、第2赤外線通信部211Tを介し赤外線通信により入力したかどうかを判定する。作成指示信号をラベル作成装置100′から入力するまで判定が満たされず、ループ待機し、作成指示信号をラベル作成装置100′から入力したら、判定が満たされて、当該作成指示信号に含まれる印字用データをテキストメモリ48Aに格納し、ステップSB50に移る。
その後のステップSB50及びステップSB100は、前述の図10と同様であるので、説明を省略する。
以上説明した図20において、ステップSB30″及びステップSB40″が、各請求項記載の第4出力手段として機能する。
以上説明したように、本変形例のラベル作成システムLS′においては、操作端末400とラベル作成装置100′とが通信ケーブル9aによって接続され、ラベル作成装置100′とラベル作成装置200′とが、赤外線通信によって接続されている。このとき、ラベル作成装置200′では、前述のようにして、自己のカートリッジセンサ37の検出結果(=ラベル作成装置200′に係るカバーフィルム11の種類の情報を含む)に基づき第4テープ関連情報が生成される。そして、当該第4テープ関連情報が第2赤外線通信部211Tを介して、赤外線通信によりラベル作成装置100′へ出力される(図20のステップSB30″、ステップSB40″を参照)。ラベル作成装置100′では、上記ラベル作成装置200′から出力された第4テープ関連情報が、第1赤外線通信部111Hを介して、赤外線通信により入力される。そして、当該第4テープ関連情報と、自己のカートリッジセンサ37の検出結果(=ラベル作成装置100′に係るカバーフィルム11の種類の情報を含む)とに応じて、第3テープ関連情報が生成され、当該第3テープ関連情報が通信ケーブル9aを介して操作端末400へ出力される(図19のステップSA40″、ステップSA50″を参照)。
以上のようにして、通信ケーブル9a及び赤外線通信を介し、操作端末400〜ラベル作成装置100′〜ラベル作成装置200′と接続された複数のラベル作成装置100′,200′について、操作端末400は、各ラベル作成装置100′,200′に係る各カバーフィルム11の種類を(結果的に)集計することができる。これにより、上記実施形態や(1)の変形例と同様、複数台の(上記の例では2台の)ラベル作成装置100′,200′を適宜に用いて操作者の意図するラベル作成を行う際に、単純な通信ケーブル接続や赤外線通信接続を介し必要なだけの複数のラベル作成装置100′,200′を簡単に接続し、所望のラベル作成を実行することができる。
以上の結果、本変形例によっても、上記実施形態や(1)の変形例と同様の効果を得る。また、ラベル作成装置100,200間の通信を赤外線通信で行うことにより、通信ケーブルを用いて接続する作業を行う必要がなくなる。この結果、操作者の利便性をさらに向上することができる。
また、このとき、ラベル作成装置100′は、筐体101s′の左側面部112に、第1赤外線通信部111Hを備えており、ラベル作成装置200′は、筐体201s′の右側面部213に、第2赤外線通信部211Tを備えている。これにより、図16に示すように、互いに赤外線通信により情報を送受するラベル作成装置100′とラベル作成装置200′とを、前後方向の向きを揃えつつ、横に並べて(すなわち、両方のラベル作成装置を正面向きに揃えて)配置することができる。
なお、本変形例において、上記のラベル作成装置200′が、第2赤外線通信部211Tを介して、他のラベル作成装置(第4ラベル作成装置)と赤外線通信を行うようにしてもよい。この場合、ラベル作成装置200′は、上記図20のステップSB30″及びステップSB40″において、上記第4テープ関連情報を第2赤外線通信部211Tを介して、他の第4ラベル作成装置へ出力する(第4出力手段としての機能)。
(3)その他
また、以上においては、印字の終了した印字済みラベル用テープ23をカッタ28で切断して印字ラベルLを作成した場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタ28で切断しなくても、テープがテープ排出口38から排出されてきた後にラベル台紙(対応する印字がなされたもの)のみをテープから剥がして印字ラベルLを作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
また、以上においては、基材テープ16とは別のカバーフィルム11に印字を行ってこれらを貼り合わせる方式であったが、これに限られず、基材テープ自体に備えられた被印字テープ層(熱により発色し印字形成可能な感熱材料からなる感熱層や、インクリボンからの熱転写により印字形成可能な被転写材料からなる転写層や、インクを塗布することで印字形成可能な受像材料からなる受像層)に印字を行う方式(貼りあわせを行わないタイプ)に本発明を適用してもよい。この場合、基材テープが、各請求項記載の第1ラベル用テープ、第2ラベル用テープ、第3ラベル用テープ、第4ラベル用テープを構成する。
さらに、以上は、基材テープ16等がスプールの周りに巻回されてロールを構成し、カートリッジ10内にそのロールが配置されて基材テープ16等が繰り出される場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシート(ロールに巻回されたテープを繰り出した後に適宜の長さに切断して形成したものを含む)を、所定の収納部にスタックして(例えばトレイ状のものに平積み積層して)カートリッジ化し、このカートリッジを各ラベル作成装置100等側のカートリッジホルダに装着して、上記収納部から移送、搬送して印字を行い印字ラベルLを作成するようにしてもよい。
さらには上記ロールを直接各ラベル作成装置100等側に着脱可能に装着する構成や、長尺平紙状あるいは短冊状のテープやシートを各ラベル作成装置100等外より1枚ずつ所定のフィーダ機構によって移送し各ラベル作成装置100等内へ供給する構成も考えられる。この場合も同様の効果を得る。なお、カートリッジ10のような各ラベル作成装置100等の本体側に着脱可能なものにも限られず、本体側に着脱不能のいわゆる据え付け型あるいは一体型としてロールを設けることも考えられる。この場合も、LANケーブルや無線LAN等を用いたネットワークを用いず、手軽かつ容易にシステムを構成できる、という効果を得ることができる。
なお、以上において、図4、図17等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図7、図8、図9、図10等に示すフローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
9 通信ケーブル
9a〜c 通信ケーブル
9H 第1コネクタ(一方側接続部)
9M ケーブル本体
9T 第2コネクタ(他方側接続部)
10 カートリッジ(第1テープカートリッジ、第2テープカートリッジ、第3テープカートリッジ、第4テープカートリッジ)
11 カバーフィルム(第1ラベル用テープ、第2ラベル用テープ、第3ラベル用テープ、第4ラベル用テープ)
12 第2ロール(第1ラベル用テープロール、第2ラベル用テープロール、第3ラベル用テープロール、第4ラベル用テープロール)
19 印字ヘッド(第1印字手段、第2印字手段、第3印字手段、第4印字手段)
27 カートリッジホルダ(第1カートリッジホルダ、第2カートリッジホルダ、第3カートリッジホルダ、第4カートリッジホルダ)
30 テープ送りローラ駆動軸(第1搬送手段、第2搬送手段、第3搬送手段、第4搬送手段)
37 カートリッジセンサ(第1テープ検出手段、第2テープ検出手段、第3テープ検出手段、第4テープ検出手段)
100 ラベル作成装置(第1ラベル作成装置)
100′ ラベル作成装置(第3ラベル作成装置)
101s 筐体
101s′ 筐体
105H 第1ホスト用ソケット(第1ホスト用接続手段)
105T 第1ターゲット用ソケット(第1ターゲット用接続手段)
105T′ 第4ターゲット用ソケット(第3ターゲット用接続手段)
109 前面部
110 背面部
111H ホスト用赤外線通信部(ホスト用赤外線通信手段)
112 左側面部(左右方向一方側の側面部)
113 右側面部
200 ラベル作成装置(第2ラベル作成装置)
200′ ラベル作成装置(第4ラベル作成装置)
201s 筐体
201s′ 筐体
205H 第2ホスト用ソケット(第2ホスト用接続手段)
205T 第2ターゲット用ソケット(第2ターゲット用接続手段)
209 前面部
210 背面部
211T ターゲット用赤外線通信部(ターゲット用赤外線通信手段)
212 左側面部
213 右側面部(左右方向他方側の側面部)
300 ラベル作成装置(第2ラベル作成装置)
301s 筐体
305H 第4ホスト用ソケット(第2ホスト用接続手段)
305T 第3ターゲット用ソケット(第2ターゲット用接続手段)
309 前面部
310 背面部
400 操作端末
L 印字ラベル
LS ラベル作成システム
LS′ ラベル作成システム

Claims (8)

  1. 第1ラベル用テープを巻回した第1ラベル用テープロールを備えた第1テープカートリッジを着脱可能な第1カートリッジホルダ、前記第1カートリッジホルダに装着された前記第1テープカートリッジの第1ラベル用テープの種類を検出する第1テープ検出手段、前記第1カートリッジホルダに装着された前記第1テープカートリッジより供給される前記第1ラベル用テープを搬送するための第1搬送手段、及び、前記第1搬送手段により搬送される前記第1ラベル用テープに対し所望の印字を行う第1印字手段、を有し、前記第1ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な1つの第1ラベル作成装置と、
    第2ラベル用テープを巻回した第2ラベル用テープロールを備えた第2テープカートリッジを着脱可能な第2カートリッジホルダ、前記第2カートリッジホルダに装着された前記第2テープカートリッジの第2ラベル用テープの種類を検出する第2テープ検出手段、前記第2カートリッジホルダに装着された前記第2テープカートリッジより供給される前記第2ラベル用テープを搬送するための第2搬送手段、及び、前記第2搬送手段により搬送される前記第2ラベル用テープに対し所望の印字を行う第2印字手段、を有し、前記第2ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な少なくとも1つの第2ラベル作成装置と、
    前記第1ラベル作成装置を操作するための操作端末と、
    接続機器をホストとして機能させる一方側接続部と接続機器をターゲットとして機能させる他方側接続部とを備えた複数の通信ケーブルと
    を有するラベル作成システムであって、
    前記第1ラベル作成装置は、
    前記操作端末に前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着する第1ターゲット用接続手段と、
    前記第2ラベル作成装置に前記他方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記一方側接続部を着脱可能に装着する第1ホスト用接続手段と、
    前記第1テープ検出手段による検出結果に基づく第1テープ関連情報を、前記第1ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し前記操作端末へ出力する第1出力手段と
    を有しており、
    前記第2ラベル作成装置は、
    前記第1ラベル作成装置の前記第1ホスト用接続手段に対し、前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を装着可能な第2ターゲット用接続手段と、
    前記第2テープ検出手段による検出結果に基づく第2テープ関連情報を、前記第2ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し出力する第2出力手段と
    を有しており、
    前記第1ラベル作成装置は、
    前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報と、前記第1テープ検出手段の検出結果とに応じて、前記第1テープ関連情報を生成する第1情報生成手段を有し、
    前記第1出力手段は、
    前記第1情報生成手段により生成された前記第1テープ関連情報を前記操作端末へ出力する
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  2. 請求項1記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第2ラベル作成装置は複数備えられており、
    前記複数の第2ラベル作成装置のそれぞれは、
    前記通信ケーブルの、前記一方側接続部を着脱可能に装着する第2ホスト用接続手段を有し、一方の第2ラベル作成装置の前記第2ホスト用接続手段に前記通信ケーブルの前記一方側接続部を装着し、当該通信ケーブルの前記他方側接続部を他方の第2ラベル作成装置の前記第2ターゲット用接続手段に装着することにより、当該複数の第2ラベル作成装置が前記通信ケーブルを介して順次接続されており、
    前記複数の第2ラベル作成装置のうち1つの前記第2ラベル作成装置に備えられた前記第2ターゲット用接続手段は、前記第1ラベル作成装置の前記第1ホスト用接続手段に対し、前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着しており、
    前記複数の第2ラベル作成装置のそれぞれは、
    別の前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報と、前記第2テープ検出手段の検出結果とに応じて、新たな第2テープ関連情報を生成する第2情報生成手段を有すると共に、前記第2出力手段が、前記第2情報生成手段により生成された前記新たな第2テープ関連情報を出力する
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第1ラベル作成装置は、
    ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第1テープ問い合わせ信号を前記操作端末から入力する第1信号入力手段と、
    前記第1信号入力手段により入力された前記第1テープ問い合わせ信号により特定される前記テープ種類が、前記第1テープ検出手段の検出結果、及び、前記第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報、のいずれかに合致しているかどうかを判定する第1テープ判定手段と
    を有し、
    前記第1出力手段は、
    前記第1テープ判定手段による判定結果に対応した前記第1テープ関連情報を、前記操作端末へ出力する
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  4. 請求項3記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第2ラベル作成装置は、
    ラベル作成に使用するテープ種類を特定する第2テープ問い合わせ信号を前記第1ラベル作成装置から、若しくは、他の第2ラベル作成装置から入力する第2信号入力手段と、
    前記第2信号入力手段により入力された前記第2テープ問い合わせ信号により特定される前記テープ種類が、当該第2ラベル作成装置の前記第2テープ検出手段の検出結果、及び、別の第2ラベル作成装置の前記第2出力手段より出力され前記通信ケーブルを介し入力された前記第2テープ関連情報、のいずれかに合致しているかどうかを判定する第2テープ判定手段と
    を有し、
    前記第2出力手段は、
    前記第2テープ判定手段による判定結果に対応した前記第2テープ関連情報を、前記第1ラベル作成装置へ出力する
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第1ラベル作成装置又は前記第2ラベル作成装置は、
    装置外郭を構成する筐体の前面部に、前記第1ホスト用接続手段又は前記第2ホスト用接続手段を備えている
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第1ラベル作成装置又は前記第2ラベル作成装置は、
    装置外郭を構成する筐体の背面部に、前記第1ターゲット用接続手段又は前記第2ターゲット用接続手段を備えている
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  7. 第3ラベル用テープを巻回した第3ラベル用テープロールを備えた第3テープカートリッジを着脱可能な第3カートリッジホルダ、前記第3カートリッジホルダに装着された前記第3テープカートリッジの第3ラベル用テープの種類を検出する第3テープ検出手段、前記第3カートリッジホルダに装着された前記第3テープカートリッジより供給される前記第3ラベル用テープを搬送するための第3搬送手段、及び、前記第3搬送手段により搬送される前記第3ラベル用テープに対し所望の印字を行う第3印字手段、を有し、前記第3ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な1つの第3ラベル作成装置と、
    第4ラベル用テープを巻回した第4ラベル用テープロールを備えた第4テープカートリッジを着脱可能な第4カートリッジホルダ、前記第4カートリッジホルダに装着された前記第4テープカートリッジの第4ラベル用テープの種類を検出する第4テープ検出手段、前記第4カートリッジホルダに装着された前記第4テープカートリッジより供給される前記第4ラベル用テープを搬送するための第4搬送手段、及び、前記第4搬送手段により搬送される前記第4ラベル用テープに対し所望の印字を行う第4印字手段、を有し、前記第4ラベル用テープを用いて印字ラベルを作成可能な少なくとも1つの第4ラベル作成装置と、
    前記第3ラベル作成装置を操作するための操作端末と、
    接続機器をホストとして機能させる一方側接続部と接続機器をターゲットとして機能させる他方側接続部とを備えた通信ケーブルと
    を有するラベル作成システムであって、
    前記第3ラベル作成装置は、
    前記操作端末に前記一方側接続部が接続された前記通信ケーブルの、前記他方側接続部を着脱可能に装着する第3ターゲット用接続手段と、
    前記第4ラベル作成装置のホスト側機器として機能するための情報送受信を当該第4ラベル作成装置と赤外線通信により行う、ホスト用赤外線通信手段と、
    前記第3テープ検出手段による検出結果に基づく第3テープ関連情報を、前記第3ターゲット用接続手段に装着された前記通信ケーブルを介し前記操作端末へ出力する第3出力手段と
    を有しており、
    前記第4ラベル作成装置は、
    前記第3ラベル作成装置、若しくは、他の第4ラベル作成装置のターゲット側機器として機能するための情報送受信を、前記ホスト用赤外線通信手段若しくは前記他の第4ラベル作成装置と赤外線通信により行う、ターゲット用赤外線通信手段と、
    前記第4テープ検出手段による検出結果に基づく第4テープ関連情報を、前記ターゲット用赤外線通信手段を介し前記第3ラベル作成装置、若しくは、前記他の第4ラベル作成装置へ出力する第4出力手段と
    を有しており、
    前記第3ラベル作成装置は、
    前記第4ラベル作成装置の前記第4出力手段より出力され前記赤外線通信により入力された前記第4テープ関連情報と、前記第3テープ検出手段の検出結果とに応じて、前記第3テープ関連情報を生成する第3情報生成手段を有し、
    前記第3出力手段は、
    前記第3情報生成手段により生成された前記第3テープ関連情報を前記操作端末へ出力する
    ことを特徴とするラベル作成システム。
  8. 請求項7記載のラベル作成システムにおいて、
    前記第3ラベル作成装置は、
    装置外郭を構成する筐体の左右方向一方側の側面部に、前記ホスト用赤外線通信手段を備えており、
    前記第4ラベル作成装置は、
    装置外郭を構成する筐体の左右方向他方側の側面部に、前記ターゲット用赤外線通信手段を備えている
    ことを特徴とするラベル作成システム。
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