JP3720652B2 - ダウンロード方法及びこのダウンロード方法に用いられるポータブルプリンタ - Google Patents
ダウンロード方法及びこのダウンロード方法に用いられるポータブルプリンタ Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に携帯して使用されるポータブルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば物流・アパレル・検針などの分野で、操作者が腰などに装着して携帯して使用できるポータブルプリンタが用いられている。このようなポータブルプリンタは、ハンディーターミナルなどの端末機とともに用いられ、バーコードを読み込んだり或いは手入力により数値入力などの操作がされたハンディーターミナルから送信された印字データを受信して、この印字データに基づいて印字媒体に印字を行い、この印字された印字媒体を発行する。
【0003】
そして、従来、このようなポータブルプリンタにおいて、バージョンアップや不具合対策のためにポータブルプリンタのファームウェアプログラムを入れ替える場合や、フォントデータを入れ替える場合には、全てパーソナルコンピュータなどのホスト機で専用のダウンロードソフトを用い、パーソナルコンピュータとの通信により行われている。
【0004】
また、初期導入時には、全てのポータブルプリンタにフォーマットデータやグラフィックデータや外字データなどを登録しなければならないが、その際にもパーソナルコンピュータやハンディターミナルを使用して全てのフォーマットデータやグラフィックデータや外字データを一つ一つ登録している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術に示すように、ポータブルプリンタにファームウェアプログラムのダウンロードやフォントデータの登録を行う際には、パーソナルコンピュータ及び専用のダウンロードソフトを使用してダウンロードしなければならない。このため、ユーザを訪れてダウンロード作業を行う場合には、サービスマンは専用のダウンロードソフトを格納したパーソナルコンピュータを持って行ってダウンロード作業を行わなければならない。
【0006】
また、初期導入時には納入される全てのポータブルプリンタにフォーマットデータやグラフィックデータや外字データを登録する作業を行う必要がある。現状では、例えば100台のポータブルプリンタを使用しようとした場合、パーソナルコンピュータかハンディターミナルが1台しかなければ、ポータブルプリンタ1台毎にパーソナルコンピュータやハンディターミナルからフォーマットデータやグラフィックデータや外字データを登録する作業を100回繰り返さなければならない。これに対して、パーソナルコンピュータやハンディターミナルの台数を増やすのであれば、ユーザを訪れる際には手荷物による負担が大きくなってしまう。
【0007】
ファームウェアプログラムのダウンロードや各種データの登録を行うにあたって、一般に良く用いられているRS−232Cなどの有線のインタフェイスを用いるのであれば、殆どのパーソナルコンピュータに標準装備されているので、パーソナルコンピュータの機種による不都合はまずない。
【0008】
しかし、近年、ポータブルプリンタが備える外部との通信手段であるインタフェイスは、赤外線通信(IrDA)などの無線通信用であることが多く、従って、上記説明のファームウェアのダウンロードを行うには、パーソナルコンピュータも赤外線通信用のインタフェイスを具備していなければならないことになる。しかし、赤外線通信などの無線通信用のインタフェイスは、パーソナルコンピュータによって備えているものと備えていないものとがあるという不都合がある。
【0009】
本発明は、ファームウェアプログラムのダウンロードや各種データの登録作業を複数台のポータブルプリンタに対して行う場合にその作業を短時間で効率良く行うことができるダウンロード方法を得ることを目的とする。
【0010】
また、本発明は、上記ダウンロード方法に用いられるプリンタを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のダウンロード方法は、各種データが格納されていてホスト機若しくは端末機と無線で通信することにより前記ホスト機若しくは前記端末機から送信された印字データを受信して前記印字データに基づいて所定内容を印字媒体に印字する送信元ポータブルプリンタから、無線で通信することにより、前記各種データが格納されていない受信先ポータブルプリンタへ、前記送信元ポータブルプリンタに格納された前記各種データをダウンロードして送信元ポータブルプリンタとして用いることができるようにし、無線で通信することによる前記送信元ポータブルプリンタから前記受信先ポータブルプリンタへの前記各種データのダウンロードは、前記受信先ポータブルプリンタの電源投入後の所定時間内に前記送信元ポータブルプリンタで所定の操作が行われたことが確認された場合のみ受け付けるようにした。
【0012】
従って、ダウンロードするたびに送信元ポータブルプリンタとして使えるポータブルプリンタが増えるので、1台のダウンロードにかかる時間を待たなくても別の受信先ポータブルプリンタへ次々とダウンロードできるようになる。また、電源投入後、所定時間が経過したポータブルプリンタは各種データのダウンロードを受けつけなくなるため、無線通信によるダウンロードであっても、受信先としたポータブルプリンタ以外のポータブルプリンタに誤って各種データがダウンロードされる不都合を排除できる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のダウンロード方法であって、前記送信元ポータブルプリンタが備えるデータ格納部を複数のエリアに分割して前記各種データを種別に格納し、所定の前記エリアに格納された前記各種データを前記受信先ポータブルプリンタへダウンロードするようにした。
【0014】
従って、必要なデータだけダウンロードできる。
【0017】
請求項3記載の発明のポータブルプリンタは、前記ホスト機若しくは前記端末機と無線で通信することにより前記ホスト機若しくは前記端末機から送信された印字データを受信し前記各種データを送受信する送受信部と、前記各種データが格納された前記データ格納部と、前記印字データに基づいて所定内容を印字媒体に印字する印字部と、前記各種データを送信するデータ送信手段と、請求項1又は2記載の前記ダウンロード方法を実行する手段とを有する。
【0018】
従って、請求項1又は2に記載のダウンロード方法を実現できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明のダウンロード方法及びこのダウンロード方法に用いられるポータブルプリンタの実施の一形態について、図面に基づいて説明する。まず、図1は、本実施の形態のポータブルプリンタ1の外観を示す斜視図である。このポータブルプリンタ1は、腰などに装着しての使用を想定されたものであって、図示しないが背面側には、ベルト等に引っ掛けるためのホルダが設けられている。
【0020】
ポータブルプリンタ1は、外装である本体ケース2の前面に、一端を回動自在に支持されたオープンカバー3を備えており、このオープンカバー3の回動に従って本体ケース2の前面が開閉される。
【0021】
本体ケース2内には、図示しないが、用紙を収納する用紙収納部が設けられており、オープンカバー3を閉じた状態では、オープンカバー3と本体ケース2との間に、用紙収納部に収納されていた用紙が搬送される用紙搬送路が形成されるとともに、オープンカバー3の内面に取り付けられたサーマルヘッドと本体ケース2内に設けられたプラテンローラとが用紙搬送路を介して互いに圧接して用紙に印字する印字部が形成される。オープンカバー3には、印字後の用紙が排紙される排紙口4が形成されている。
【0022】
さらに、オープンカバー3の先端側には剥離ローラブロック5が取り付けられている。剥離ローラブロック5の内面側には、図示しないが、プラテンローラに用紙搬送路を介さずに圧接する剥離ローラが設けられている。そして、オープンカバー3を閉じた状態では、剥離ローラブロック5と本体ケース2との間に、用紙収納部に収納される用紙として、長尺状の台紙にラベル用紙が貼り付けられたものが巻かれたラベルロールが用いられた場合に、ラベル用紙が剥離された台紙が排紙される台紙排紙口6が形成される。
【0023】
腰に装着された状態での視認が容易な本体ケース2の上面には、電源スイッチ7やLED8が設けられている。電源スイッチ7はポータブルプリンタ1のON/OFFを切り替えるスイッチである。LED8は、表示用の発光素子で、エラー、バッテリー切れ、プリント中など、ポータブルプリンタ1の状態を示してユーザに知らせる。
【0024】
また、本体ケース2前面には、コンピュータ等のホスト機やハンディターミナル等の端末機から送信される印字データ等の各種データやコマンドを受信する送受信部である赤外線通信用送受光部9が設けられている。さらに、本体ケース2には、図示しないが、有線通信用のコネクタ接続部も設けられている。
【0025】
図2は、ポータブルプリンタ1が備える各部の電気的接続を示すブロック図である。まず、ポータブルプリンタ1は、メインPC板10とサブPC板11とを備えており、メインPC板10上には、各種の演算処理を実行して各部を集中的に制御するCPU12が備えられている。CPU12には、フラッシュROM13とSRAM14とが、バスライン15で接続されている。フラッシュROM13は、データ格納部であって、ここにファームウェアプログラムやフォントデータ、各種フォーマットデータやグラフィックデータや外字データなどが格納されている。また、SRAM14の所定領域は、印字バッファとして利用される。
【0026】
CPU12にはまた、前述のLED8、紙送りボタン16、電力供給コントローラ17、I/Fセレクタ18、D/Aコンバータ19、アナログインプット20、スイッチ式のカバーオープンセンサ21、データセレクタ22、モータコントローラ23がバス接続されている。I/Fセレクタ18には、前述の赤外線通信用送受光部9を備える赤外線通信モジュール24と、前述の有線通信用のコネクタ接続部を備える有線通信モジュール25とが接続されていて、いずれかにより印字データが入力される。D/Aコンバータ19には、ラベルセンサ26が接続されていて、ラベルセンサ26は、アナログインプット20へ接続されている。ラベルセンサ26は、用紙として、所定サイズにカットされたラベルが多数並べて貼付された長尺状の台紙が巻かれたラベルロールが用いられている場合に、各ラベルの位置を検出したり、又は、用紙として、カットされていない長尺状のラベルが台紙無しで巻かれたライナレスラベルロールが用いられている場合に、ラベルに所定長さ毎に記されているマークを検出するためのセンサである。
【0027】
サブPC板11上には、プラテンローラを回転させて用紙を搬送するための駆動力を発生するパルスモータ27が接続されたモータドライバ28と、電力供給セパレータ29とが設けられている。この電力供給セパレータ29には、ヒューズ30を介してトランジスタ31が接続されている。電力供給セパレータ29には、バッテリ32が取り付けられていればバッテリ32に蓄えられた電力が供給され、直流電源33が接続されていれば直流電源33から電力が供給される。トランジスタ31は、電力供給コントローラ17でコントロールされて、モータドライバ28及びサーマルヘッドへの電力供給をオン・オフする。トランジスタ31からサーマルヘッドへ供給される電力の電圧は、メインPC板10のアナログインプット20に接続された電圧チェッカ34でチェックされる。
【0028】
モータドライバ28には、メインPC板10のモータコントローラ23が接続されている。サーマルヘッド35をコントロールするサーマルヘッドコントローラ36は、データセレクタ22を介してCPU12にバス接続されている。サーマルヘッド35は、サーマルヘッドチェッカ37に接続され、サーマルヘッドチェッカ37は、アナログインプット20に接続されている。アナログインプット20にはまた、サーマルヘッド35の温度を測定するサーミスタ38が接続されている。データセレクタ22には、バッテリ32のインフォメーション(充電回数等)が入力される。
【0029】
そして、電源スイッチ7はレギュレータ39に接続されている。レギュレータ39には、バッテリ32又は直流電源33から電力が供給され、電力供給コントローラ17からの信号が入力される。レギュレータ39では、電力供給コントローラ17の指示に従って、バッテリ32又は直流電源33から供給された電力の電圧が調節される。
【0030】
ここで、図3及び図4は、いずれもポータブルプリンタ1のフラッシュROM13に格納されたプログラムの流れを示すフローチャートであって、図3は、ポータブルプリンタ1が送信元ポータブルプリンタ1として用いられる場合のプログラムの流れを、図4は、ポータブルプリンタ1が受信先ポータブルプリンタ1とされた場合のプログラムの流れを示す。
【0031】
まず、送信元ポータブルプリンタ1は、紙送りボタン16とともに電源スイッチ7が入れられると(ステップS1のY)、ダウンロード要求コマンドを送信する(ステップS2)。その後、準備完了ステータスを受信すると(ステップS3のY)、ダウンロードするエリアとして指定されたエリアに格納された各種データを送信する(ステップS4)。そして、正常終了ステータスを受信すると(ステップS5のY)、一連の処理を終了する。なお、ステップS4を実行する手段がデータ送信手段である。
【0032】
ここで、ステップS1で、紙送りボタンを押しながら電源を投入したのでなく(ステップS1のN)、単に電源スイッチ7のみを操作して電源が投入されたのであった場合には、ステップS6へ移り、他の処理を行うことになる。また、ステップS3で、準備完了ステータスが受信されなかった場合には(ステップS3のN)、受信先ポータブルプリンタ1にダウンロード要求コマンドが受信されなかったか、或いは受信先ポータブルプリンタ1がダウンロード要求コマンドを無視したということなので、要求を中止し(ステップS7)、終了する。
【0033】
次に、受信先ポータブルプリンタ1は、ダウンロード要求コマンドを受信すると(ステップS11のY)、この受信先ポータブルプリンタ1の電源が投入されてから3秒以内かどうかを判断し(ステップS12)、3秒以内であれば(ステップS12のY)、準備完了ステータスを返す(ステップS13)。すると、送信元ポータブルプリンタ1から各種データが送信されてくるのでこれを受信し(ステップS14)、全てのデータを受信し終えたら指定エリアに全データを書込む(ステップS15)。そして、正常終了ステータスを返して(ステップS16)、一連の処理を終了する。
【0034】
ここで、ステップS12で、電源投入後3秒以上が経過していたのであれば(ステップS12のN)、ダウンロード要求コマンドを無視する(ステップS17)。
【0035】
図5のシーケンスチャートは、図3および図4のフローチャートの各ステップを関連付けて示したものであって、バージョンアップや不具合対策のためのポータブルプリンタのファームウェアプログラムの入れ替えやフォントデータの入れ替え、フォーマットデータやグラフィックデータや外字データの登録に際して用いられるダウンロード方法により送信元ポータブルプリンタ1から受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードする際の流れを示している。このダウンロード方法の利用には、1台以上の受信先ポータブルプリンタにダウンロードされるべき各種データを格納した送信元ポータブルプリンタ1が少なくとも1台必要である。
【0036】
まず、受信先ポータブルプリンタ1の電源スイッチ7を押して電源を投入する。ここから3秒間、受信先ポータブルプリンタはコマンド待ち状態となる。受信先ポータブルプリンタ1の電源投入後3秒以内に、送信元ポータブルプリンタ1の紙送りボタン16を押しながら電源スイッチ7を押して電源を投入する。すると、送信元ポータブルプリンタ1から受信先ポータブルプリンタ1へ、ダウンロード要求コマンドが送信される。ここで、受信先ポータブルプリンタ1が電源投入後3秒以内であれば、ダウンロード要求コマンドを受けてダウンロード準備に入り、既に電源投入後3秒以上が経過していれば、ダウンロード要求コマンドを無視する。
【0037】
受信先ポータブルプリンタ1がダウンロード要求コマンドを受けてダウンロード準備に入った場合、ダウンロードの準備が完了すると、準備完了ステータスが送信元ポータブルプリンタ1へ返される。送信元ポータブルプリンタ1ではそれを確認し、ダウンロードするとして指定されたエリアに格納されたデータを送信する。受信先ポータブルプリンタ1では、送信元ポータブルプリンタ1から送信された各種データを受信し、SRAM14に一旦格納する。ここで、受信先ポータブルプリンタ1が準備完了ステータスを返さなかった場合には、送信元ポータブルプリンタ1は要求を中止する。
【0038】
全てのデータの送信が終了すると、受信先ポータブルプリンタ1では、フラッシュROM13の指定のエリアに各種データを書込む。そして、受信先ポータブルプリンタ1は、書込みが正常に終了したら、正常終了ステータスを送信元ポータブルプリンタ1に返し、送信元ポータブルプリンタ1でも、正常に終了したことを確認して終了する。
【0039】
このような構成において、まず、赤外線通信モジュール24又は有線通信モジュール25からI/Fセレクタ18を介して印字データを受信すると、この印字データは、一旦SRAM14に保存され、SRAM14内に設けられた印字バッファにおいて各ラインに割り当てられた画像データとして展開される。次に、各ラインの画像データがデータセレクタ22へ送出され、この画像データに基づいて、サーマルヘッドコントローラ36が、サーマルヘッド35の画像データに対応する発熱素子を発熱させる。これが繰り返されることにより、用紙に所定内容が印字される。
【0040】
サーマルヘッド35の温度は、サーミスタ38により測定され、異常がないかどうかがチェックされる。また、バッテリ32から供給される電力によりポータブルプリンタ1が稼動している場合、データセレクタ22に入力されるバッテリ32のインフォメーションに基づいてバッテリ32の出力可能電圧などを判断し、サーマルヘッド35を適正に通電する。サーマルヘッドチェッカ37は、サーマルヘッド35の各発熱素子の断線チェックの際、各発熱素子への通電状況を、アナログインプット20を介してCPU12に伝達する。
【0041】
紙送りボタン16が操作されたときや印字時など、用紙を搬送する際には、モータコントローラ23の指令によりモータドライバ28がパルスモータ27にパルスを与え、パルスモータ27が駆動することによりプラテンローラが回転する。
【0042】
このようなポータブルプリンタ1をバージョンアップや不具合対策のためにファームウェアを入れ替える際や、フォントデータを入れ替える際や、フォーマットデータ・グラフィックデータ・外字データ等の各種登録データの書き替えの際には、サービスマンは、バージョンアップされたファームウェアやフォントデータを格納した送信元ポータブルプリンタ1を1台持ってユーザを訪れ、図3に示すように、ダウンロード方法を利用して、まず1台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードする。ここで、ユーザが、複数台のポータブルプリンタ1を用いていても、始めに各種データがダウンロードされた受信先ポータブルプリンタも送信元ポータブルプリンタ1として用いることができるので、次は、2台の送信元ポータブルプリンタ1から2台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードし、その次には、4台の送信元ポータブルプリンタ1から4台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードする。
【0043】
このようにすることによって、ダウンロードするたびに送信元ポータブルプリンタ1として用いることができるポータブルプリンタ1の台数を増やすことができるので、1台のダウンロードにかかる時間を待たなくても良くなり、作業を短時間で効率良く行うことができる。
【0044】
また、初期導入時には、全てのポータブルプリンタ1にフォーマットデータやグラフィックデータや外字データなどを登録しなければならないが、この登録作業でも、ダウンロード方法を用いて、まずパーソナルコンピュータなどのホスト機又はハンディターミナルなどの端末機から1台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードしてこれを送信元ポータブルプリンタ1とし、次は、ホスト機又はハンディターミナルと1台の送信元ポータブルプリンタ1とから2台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードし、その次には、ホスト機又はハンディターミナルと3台の送信元ポータブルプリンタ1から4台の受信先ポータブルプリンタ1へ各種データをダウンロードする。
【0045】
このようにすることによって、ダウンロードするたびに送信元ポータブルプリンタ1として用いることができるポータブルプリンタ1の台数を増やすことができるので、1台のダウンロードにかかる時間を待たなくても良くなり、作業を短時間で効率良く行うことができる。
【0046】
さらに、赤外線通信などの無線による通信でダウンロードを行う場合には、受信先ポータブルプリンタ1以外のポータブルプリンタ1でも、電源が投入されていれば、送信元ポータブルプリンタ1からの送信を受信できることになるが、本実施の形態では、受信先ポータブルプリンタ1のコマンド待ち時間を図3に示すように3秒としているので、他のポータブルプリンタ1の電源が投入されていても、電源が投入されて3秒以上経過しているポータブルプリンタ1はコマンド待ち状態ではなくなっているため、誤って他のポータブルプリンタ1に各種データのダウンロードを行ってしまうことが防止できる。
【0047】
なお、実施にあたっては、コマンド待ち時間は3秒でなくても適宜設定して良い。
【0048】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ダウンロードするたびに送信元ポータブルプリンタとして使えるポータブルプリンタが増えるので、複数台のポータブルプリンタに対して行う場合、1ずつダウンロードにかかる時間を待たなくても、別の受信先ポータブルプリンタへのダウンロードのための作業を次々とできるようになるため、作業を待ち時間無しで短時間で効率良く行うことができる。また、電源投入後、所定時間が経過したポータブルプリンタは各種データのダウンロードを受けつけなくなるため、受信先の特定が難しい無線通信によるダウンロードであっても、受信先としたポータブルプリンタ以外のポータブルプリンタに誤って各種データがダウンロードされる不都合を排除できる。
【0049】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明において、必要なデータだけダウンロードできるので、ダウンロードにかかる時間を短縮でき、ポータブルプリンタのデータ格納部を不要に消費することがない。
【0051】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2に記載のダウンロード方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダウンロード方法に用いられるポータブルプリンタの実施の一形態の外観を示す斜視図である。
【図2】ポータブルプリンタが備える各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】ポータブルプリンタが送信元ポータブルプリンタとして用いられる場合のプログラムの流れを示すフローチャートである。
【図4】ポータブルプリンタが受信先ポータブルプリンタとされた場合のプログラムの流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明のダウンロード方法により送信元ポータブルプリンタから受信先ポータブルプリンタへ各種データをダウンロードする際の流れを示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
1 ポータブルプリンタ
9 送受信部
13 データ格納部
S4 データ送信手段
Claims (3)
- 各種データが格納されていてホスト機若しくは端末機と無線で通信することにより前記ホスト機若しくは前記端末機から送信された印字データを受信して前記印字データに基づいて所定内容を印字媒体に印字する送信元ポータブルプリンタから、無線で通信することにより、前記各種データが格納されていない受信先ポータブルプリンタへ、前記送信元ポータブルプリンタに格納された前記各種データをダウンロードして送信元ポータブルプリンタとして用いることができるようにし、無線で通信することによる前記送信元ポータブルプリンタから前記受信先ポータブルプリンタへの前記各種データのダウンロードは、前記受信先ポータブルプリンタの電源投入後の所定時間内に前記送信元ポータブルプリンタで所定の操作が行われたことが確認された場合のみ受け付けるようにしたダウンロード方法。
- 前記送信元ポータブルプリンタが備えるデータ格納部を複数のエリアに分割して前記各種データを種別に格納し、所定の前記エリアに格納された前記各種データを前記受信先ポータブルプリンタへダウンロードするようにした請求項1記載のダウンロード方法。
- 前記ホスト機若しくは前記端末機と無線で通信することにより前記ホスト機若しくは前記端末機から送信された印字データを受信し前記各種データを送受信する送受信部と、前記各種データが格納された前記データ格納部と、前記印字データに基づいて所定内容を印字媒体に印字する印字部と、前記各種データを送信するデータ送信手段と、請求項1又は2記載の前記ダウンロード方法を実行する手段と、を有するポータブルプリンタ。
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