JP2005128651A - プリンタシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プリンタ200において、ラベル7のサイズを検知するラベル7サイズ検知手段を有し、検知されたラベル7のラベル長Laが通信ライン1を介してホスト300へ送信され、ホスト300において、受信したラベル長Laに基づいて印字データを作成し、さらに複数の異なるラベル長Lb,Lcを指定して、該印字データ及びラベル長La〜Lcをプリンタ200へ送信し、該複数の異なるラベル長La〜Lcにプリンタ200に装填されているラベル長Lが含有されるときラベル7に印字データを適合させて印字される。
【選択図】 図3
Description
ところで、従来の一般的なプリンタシステムにおいて、ホストから、プリンタに装填されたラベルのサイズとは異なったサイズデータが入力されプリンタに送信される、或いはオペレータにより、ラベルのサイズデータの設定が行なわれず誤ったサイズデータのまま送信されたとき、プリンタにて、実際に装填されたラベルのサイズと受信したサイズデータが適正でない為、印字データがラベルからはみ出して印字される、或いはエラー停止していた。
また、ホストからのサイズデータの入力は、オペレータによるプリンタに装填されたラベルのサイズの確認がなされた後に行われていた。
また、プリンタの電源投入時に、プリンタに装填されたラベルを検知して、検知により得たラベルのサイズデータをプリンタに設定すると共にホストに送信し、ホストにて、そのラベルのサイズデータに基づいて印字データを作成しプリンタへ送信して、印字発行されるプリンタシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、プリンタの電源投入時に、プリンタに装填されたラベルを検知して、その検知により得たラベルのサイズデータをプリンタに設定し、ホストでは、ラベルのサイズを認識せずに印字データの作成のみ行われプリンタへ該印字データが送信され、プリンタにおいて、ホストから受信した印字データを設定されているサイズデータに基づいて、装填されたラベルに適合するように印字データをリサイズして印字発行するプリンタシステムが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
また、特許文献2において、ホストにて、プリンタから受信したラベルのサイズデータに基づいて印字データを作成してプリンタへ送信し、プリンタにて印字発行されるプリンタシステムの場合、例えば、複数のホストが1台のプリンタに接続されるようなネットワークシステムのとき、印字データ作成中に他のホストのオペレータによってラベル交換がなされると、印字発行の際に、再度データを作成し直さなければならなくなる、或いは、そのまま適正でないラベルにはみ出して印字される等して、エラー停止してしまうという問題がある。
さらに、特許文献3において、プリンタにてホストから印字データを受信したとき、受信した印字データを装填されたラベルに適合するようにリサイズして印字発行するプリンタシステムの場合、ホストのオペレータにとって許容する範囲外のサイズのラベルに対しても印字されてしまい、多数のラベルを無駄にしてしまうという問題がある。
そして、該プリンタシステムは、前記ホストコンピュータより、作成された前記印字データ及び指定された複数の異なる用紙のサイズは前記プリンタへ送信され、前記プリンタにて受信した複数の異なる用紙のサイズに、該プリンタに装填されている用紙のサイズが含有されるとき前記印字データを前記用紙に適合させて印字することを特徴としている。
本発明に係るプリンタシステムは、ホストコンピュータにおいて指定された用紙のサイズと実際にプリンタに装填された用紙のサイズとが異なる場合においても、オペレータの許容する範囲内のサイズの用紙であればエラー停止することなく、ラベルに適合するように印字発行することができる効果がある。
また、オペレータの許容する範囲外のサイズの用紙に印字されることがない為、用紙を無駄にすることなく印字発行できる効果がある。
また、印字データ作成中に、他のオペレータによってプリンタに装填された用紙が交換され、用紙のサイズが変更された場合においても、オペレータの許容する範囲内のサイズの用紙であれば、用紙設定のために再度データ作成を行なう必要がない為、オペレータの作業の効率化が図れる効果がある。
図1は、プリンタシステム100の構成を示す図であり、図2は図1に示すプリンタ200の側面図であり、図3は図1に示すプリンタシステム100のブロック図である。
供給部2は、帯状の台紙6の表面に、複数枚のラベル7をその台紙6の長手方向に各々所定の間隔を空けて隣接し剥離可能に仮着され、ロール状に巻回されたロール紙8を供給軸9にて回転自在に保持する。
印字ヘッド11は、搬送されるインクリボン15のインクを熱により溶解させてラベル7にインクを転写して印字する。
なお、ラベル7に、予め発色層が形成されたサーマル紙を使用する場合は、印字ヘッド11の熱により、発色層を発色させて印字する為、インクリボン15は使用しないものとする。
制御部10は、プログラムにしたがって、上述の各部を制御する。
RAM23は、ワークエリアとして機能し、各種データが一時的に記憶される。
フラッシュROM24は、何度でも電気的に記憶の消去・書き込みができるROMであり、外部から電力を供給しなくても記憶が消えない為、プリンタ200の電源を切断しても、記憶内容は保存される。このフラッシュROM24には、プリンタ200の設定情報等が記憶される。
モータ制御部25は、モータ13を駆動させることにより、プラテンローラ12を回転させ、ロール紙8を搬送させる。
センサ制御部26は、センサ4からの検知信号を入力すると共に、この検知信号に基づき、CPU21を介してその他の各種駆動部を制御して、ラベル7を所定の位置に位置決めする。
印字制御部27は、ラベル7に印字する印字データをイメージデータに展開し、対応する制御信号を生成し、印字ヘッド11に供給して印字動作させる。
カッタ制御部28は、カッタ5を動作させて搬送されるロール紙8をラベル7一枚毎に所定の位置で幅方向に切断させる。
外部インタフェース29は、通信ライン1を介して外部に接続されたホスト300との間で各種データの送受信を行なうことが出来るようになされている。
さらに、各種データを入力する入力部33と、該入力部33より入力されたデータや各種情報を表示する為の表示部32とがインタフェース30を介して接続される。
CPU41は、ROM42、若しくはHD44に記憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制御する。
RAM43は、ワークエリアとして機能し、各種データが一時的に記憶される。
外部インタフェース45は、外部に接続されたプリンタ200との間で各種データの送受信を行なうことが出来るようになされている。
さらに、各種データを入力するキーボード又はマウス等の入力部49と、該入力部49より入力されたデータや各種情報を表示する為の表示部48とがインタフェース46を介して接続される。
図4は、上記構成のプリンタシステム100における印字制御を説明する為のフローチャート図であり、図5は、ホスト300の表示部48に表示されるラベル長指定画面50を示す図である。
ホスト300では、受信したラベル長Laに基づいて、ラベル7に印字する印字データを作成する(ステップS5)。
なお、このステップS2及びステップS3の処理は、プリンタ200に装填されたロール紙8の交換がなされたときにも、その都度行われるものとし、その際は、ホスト300からの要求に応じて検知されたラベル長Laはその要求したホスト300へ送信される。
ホスト300の表示部48に表示されるラベル長指定画面50を図5に示す。図5によると、表示部48には、プログラム処理によりHD44内に記憶されている複数の異なるラベル長La〜Leが、それぞれ対応するラベルアイコン54a〜54eとして表示され、さらに、プリンタ200より受信したラベル長Laにより、該ラベル長Laのラベルアイコン54aにはマーク51が付されており、他のラベル長Lb〜Leのラベルアイコン54b〜54eとは異なる態様となるように表示される。これにより、プリンタ200に装填されたラベル7のラベル長Laが認識できる。
図5においては、入力部49によりカーソル52を動かすことで選択枠53が表示され、該選択枠53にて囲んで、受信したラベル長Laのラベルアイコン54a及びオペレータの許容する範囲内のラベル長Lb,Lcのラベルアイコン54b,54cを選択している。
その結果、現在プリンタ200に設定されているラベル長LとステップS4で送信したラベル長Laと、が同一であるとき、すなわち、ホスト300のオペレータが、ステップS4で送信されたラベル長Laに基づいて印字データを作成してプリンタ200に送信する間(ステップS5乃至ステップS8)に、他のホストのオペレータによってプリンタ200に装填されたロール紙8が交換されずラベル長Laが変更されなかったとき、印字データがイメージデータに展開され制御信号が生成されて(ステップS13)、ラベル長Laの設定で印字動作が開始される(ステップS14)。
その結果、オペレータの許容する範囲内のラベル長Lb,Lcに含まれていると判定された場合、そのラベル長Lb,Lcに適合するように編集される(ステップS12)。例えば、現在プリンタ200に設定されているラベル長LがステップS4で送信したラベル長Laより大きいラベル長Lcの場合、印字データは該ラベル長Lcに適合するように拡大され、現在プリンタ200に設定されているラベル長LがステップS4で送信したラベル長Laより小さいラベル長Lbの場合、印字データは該ラベル長Lbに適合するように縮小される。
該適合処理の後、印字データがイメージデータに展開され制御信号が生成されて(ステップS13)、印字動作が開始される(ステップS14)。
そして、全てのラベル7が発行されたとき、印字動作を完了する。
また、オペレータの許容する範囲外のラベル長Ld,Leのラベル7に印字されることがない為、ラベル7を無駄にすることなく印字発行できる。
また、印字データ作成中に、他のオペレータによってプリンタ200に装填されたロール紙8が交換されラベル長Laが変更された場合においても、オペレータの許容する範囲内のラベル長Lb,Lcのラベル7であれば、ラベル長Lを再度指定する必要が無い為、オペレータの作業の効率化が図れる。
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
2 供給部
3 印字部
4 センサ
5 カッタ
6 台紙
7 ラベル
8 ロール紙
9 供給軸
10 制御部
11 印字ヘッド
12 プラテンローラ
13 モータ
14 ガイドローラ
15 インクリボン
16 供給リール
17 巻取リール
21,41 CPU
22,42 ROM
23,43 RAM
24 フラッシュROM
25 モータ制御部
26 センサ制御部
27 印字制御部
28 カッタ制御部
29,45 外部インタフェース
30,46 インタフェース
31,47 バス
32,48 表示部
33,49 入力部
44 HD
50 ラベル長L指定画面
51 マーク
52 カーソル
53 選択枠
54a、54b、54c、54d、54e ラベルアイコン
100 プリンタシステム
200 プリンタ
300 ホスト
L、La、Lb、Lc、Ld、Le ラベル長
Claims (1)
- ホストコンピュータと、データの双方向通信可能な通信ラインを介して、前記ホストコンピュータから送信される印字データ及び用紙のサイズに基づいて用紙に印字を行なうプリンタと、を有するプリンタシステムであって、
前記プリンタは、
前記用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段と、
前記用紙サイズ検知手段により検知された用紙のサイズを前記ホストコンピュータへ送信する送信手段と、を有し、
前記ホストコンピュータは、
前記送信手段により送信された用紙のサイズに基づいて前記用紙に印字される印字データを作成する印字データ作成手段と、
複数の異なる用紙のサイズを複数指定可能とする用紙サイズ指定手段と、を有してなり、
前記ホストコンピュータより、作成された前記印字データ及び指定された複数の異なる用紙のサイズは前記プリンタへ送信され、
前記プリンタにて受信した前記複数の異なる用紙のサイズに、該プリンタに装填されている用紙のサイズが含有されるとき前記印字データを前記用紙に適合させて印字することを特徴とするプリンタシステム。
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