JP2010277259A - 印刷装置を起動させるためのプログラム - Google Patents

印刷装置を起動させるためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置の省電力化を図ることが可能なプログラムを提供すること。
【解決手段】プリンタ10は、省電力状態時に電力供給が停止されるメインCPU11を備える。PC20aは、プリンタ10に通信可能に接続される。プリンタドライバ33は、プリンタ10での印刷処理の開始指令が入力されることに応じて、印刷データを生成し、スプーラ34に保存する。プリントモニタ41は、スプーラ34から出力される印刷データを、プリンタ10へ送信する。プリントモニタ41は、スプーラ34からの印刷データの出力が開始されることに応じて、メインCPU11の電源を投入する旨のマジックパケットを生成し、プリンタ10に送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、印刷装置の省電力化を図ることが可能な、印刷装置を起動させるためのプログラムに関する。
LANなどのネットワークに接続される印刷装置では、印刷データが所定時間受け付けられない場合などの不使用時にスリープモードとされ、低消費電力状態とされるものがある。スリープモードでは、印刷装置の制御部には電力の供給が維持される一方で、印刷装置のヒータ部などの大きな電力が必要とされる部分に対して電力の供給が停止される。そして、スリープモード時に印刷データが印刷装置に送信されてくると、制御部によってスリープモードが解除され、印刷処理が開始される。
特開2005-297487号公報
近年、印刷装置等の電子機器に対しては、より厳しい低消費電力の要求が行われている。しかし、スリープモードでは、制御部の待機電力が必要であるため、十分に省電力化を図れない場合がある。本明細書では、このような不便性を解消することができる技術を提供する。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、印刷データ生成手段と、保存手段と、送信手段と、して機能させる。コンピュータは、印刷装置に対して、ネットワークを介して通信可能に接続される。コンピュータに接続される印刷装置は1台に限られず、複数であってもよい。また、ネットワークの一例としては、イーサネット(登録商標)が挙げられる。印刷装置は、印刷データ等の各種情報の通信を制御するネットワーク制御部と、印刷データの印刷処理を制御する主制御部とを備える。ネットワーク制御部の一例としては、LANアダプタのコントローラが挙げられる。また、主制御部の一例としては、メインCPUを備える制御部が挙げられる。印刷装置では、省電力状態時には、主制御部への電力供給が停止される。なお、省電力状態時において、ネットワーク制御部への電力供給は停止されない。よって、ネットワーク制御部では、省電力状態時においても、コンピュータから送信されてくる各種情報を受信することが可能とされる。
印刷データ生成手段は、開始指令の入力がコンピュータで受け付けられることに応じて、特定情報で特定された印刷装置で用いられる印刷データを生成する。特定情報は、印刷データの印刷処理を行う印刷装置を特定する情報である。特定情報の一例としては、印刷データ生成手段や、印刷装置への入出力インターフェイスが関連付けられた、コンピュータ上で一意に定められる識別子が挙げられる。特定情報の入力は、例えば、印刷処理を行う印刷装置がユーザによって選択されることに応じて、選択された印刷装置の装置名が入力される形態としてもよい 開始指令は、特定情報で特定された印刷装置で、印刷処理を開始する旨の指令である。開始指令の入力は、例えば、ユーザによって行われるとしてもよい。保存手段は、印刷データをスプーラに保存する。スプーラは、発生した印刷データを一時的に保存し、印刷処理の進行状況に応じて印刷データを順次出力していく仕組みである。
送信手段は、スプーラから出力される印刷データを、特定情報で特定された印刷装置に送信する。また、送信手段は、スプーラからの印刷データの出力が開始されることに応じて、特定情報で特定された印刷装置の主制御部の電源を投入する旨の起動命令を生成する。そして、送信手段は、生成した起動命令を特定情報で特定された印刷装置に送信する。印刷装置では、起動命令を受信することに応じて主制御部の電源が投入され、省電力状態から通常状態へ復帰する。
これにより、印刷装置の省電力状態時に主制御部への電力供給が停止されていても、印刷の開始時などにコンピュータから印刷装置へ起動命令を自動で送信することにより、主制御部の電源を投入して印刷装置を省電力状態から通常状態へ復帰させることが可能となる。よって、印刷装置の省電力状態時において、主制御部への電力供給を停止させることが可能となるため、印刷装置のさらなる省電力化を図ることができる。また、自動で主制御部の電源を投入することが可能となるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、コンピュータを、起動設定情報記憶手段と、起動設定情報付加手段として機能させるとしてもよい。起動設定情報記憶手段は、予め定められる起動設定情報を記憶手段に記憶する。起動設定情報は、起動命令の生成に関する設定である。起動設定情報の内容の一例としては、印刷装置の起動状態に関わらず起動命令を生成する旨の内容や、印刷装置の起動状態に関わらず起動命令を生成しない旨の内容や、印刷装置の起動状態に応じて起動命令の生成の可否を決定する旨の内容などが挙げられる。起動設定情報の内容は、例えば、ユーザ等によって予め設定されるとしてもよい。また、記憶手段の一例としては、DEVMODE構造体が挙げられる。起動設定情報付加手段は、記憶手段から読み出した起動設定情報を印刷データに付加する、付加処理を行う。付加処理の一例としては、印刷データに設けられている、各種の情報を書き込むことが出来る領域に、起動命令を書き込む形態が挙げられる。また、保存手段は、起動設定情報が付加された印刷データをスプーラに保存する。また、送信手段は、スプーラから出力される印刷データに付加されている起動設定情報を読み取る。そして、読み取った起動設定情報の内容が起動命令を印刷装置に送信する旨の内容である場合には、起動命令を生成する。そして、生成した起動命令を特定情報で特定された印刷装置に送信する。
これにより、起動設定情報を用いることで、起動命令の生成を制御することができる。よって例えば、起動命令を作成する必要がない場合(印刷装置が起動済みである場合など)には、起動設定情報によって起動命令の生成を行わない制御を行うことで、処理時間のロスが発生する事態等を回避することができる。
また、印刷データに起動設定情報が付加されることにより、両者が一体化されるため、印刷データと起動設定情報との対応関係を確実に維持しながら、印刷データと起動設定情報を取り扱うことが出来る。よって、スプーラから印刷データと起動設定情報を取り出して印刷装置へ送信する際において、データ管理を確実かつ容易に行うことができるため、データ消失等を防止することが可能となる。
また、印刷データに起動設定情報が付加されることにより、印刷データと起動設定情報とで異なる取り扱いをする必要がなくなるため、データの取り扱いを一元化することができる。これにより、スプーラ等の仕様を変更する必要がなくなるため、プログラムの設計の容易化を図ることが可能となる。
また、コンピュータを、起動判断手段として機能させるとしてもよい。
起動判断手段は、特定情報で特定された印刷装置の電源が投入されているか否かを判断する。また、送信手段は、起動判断手段で主制御部の電源が投入されていないと判断される場合には、起動命令を印刷装置に送信する動作を行う。これにより、起動命令が必要な場合(主制御部の電源が投入されていない場合など)にのみ、起動命令を印刷装置に送信することができる。よって、不要な起動命令が送信されることに伴って、処理時間のロスが発生する事態等を回避することができる。
また、送信手段は、印刷データから読み取った起動設定情報の内容が、起動判断手段の判断結果に基づいて起動命令の生成の可否を決定する旨の内容である場合には、主制御部の電源が投入されていない旨の判断結果が起動判断手段で得られることに応じて、起動命令を生成する、としてもよい。これにより、主制御部の電源が投入されていない場合のみに、送信手段において起動命令を生成する制御を行うことが可能となる。よって、不要な起動命令が生成されることを防止することができる。
また、コンピュータを、現在時刻取得手段と、最終印刷終了時刻記憶手段と、待機時間取得手段として機能させるとしてもよい。現在時刻取得手段は、現在時刻を取得する。最終印刷終了時刻記憶手段は、最後に印刷装置で行われた印刷処理の終了時刻である最終印刷終了時刻を記憶する。待機時間取得手段は、印刷処理が行われない状態で印刷装置の主制御部の電源が投入された状態を維持する時間である、待機時間の設定値を取得する。待機時間は、例えば、印刷装置に保持されており、待機時間取得手段がネットワークを介して取得するとしてもよい。また、待機時間は、コンピュータの記憶手段等に記憶されるとしてもよい。また、起動判断手段は、最終印刷終了時刻から現在時刻までの経過時間が待機時間よりも小さい場合には、主制御部の電源が投入されていると判断してもよい。また、起動判断手段は、経過時間が待機時間よりも大きい場合には、主制御部の電源が投入されていないと判断してもよい。これにより、現在時刻、最終印刷終了時刻および待機時間から、印刷装置の起動状態を判断することができる。よって、起動状態に関するステータス情報などを印刷装置から受信する必要がなくなるため、起動状態の判断を簡略化することができる。
また、送信手段は、特定情報で特定された印刷装置のIPアドレスを取得するとしてもよい。送信手段が、特定情報で特定された印刷装置のIPアドレスを有している場合には、当該IPアドレスを参照することによりIPアドレスの取得処理が完了する。また、送信手段は、取得したIPアドレスを用いて、特定情報で特定された印刷装置のMACアドレスを取得するとしてもよい。MACアドレスの取得方法の一例としては、イーサネット(登録商標)環境において、IPアドレスからMACアドレスを得るために用いられるプロトコル(例:Address Resolution Protocol (ARP))を用いる方法が挙げられる。また、送信手段は、取得したMACアドレスを用いて、起動命令を生成するとしてもよい。起動命令の一例としては、Wake-on-LAN技術で用いられるマジックパケットが挙げられる。これにより、特定情報で特定された印刷装置に備えられる主制御部に対して、電源を投入するための起動命令を作成することができる。
また、コンピュータを、応答受信手段として機能させるとしてもよい。応答受信手段は、起動命令を受信した印刷装置から発信される応答信号を受信する。応答信号の一例としては、印刷装置のステータスを表す情報が挙げられる。また、送信手段は、応答受信手段で応答信号を受信することに応じて、印刷データの印刷装置への送信を開始するとしてもよい。
これにより、印刷装置から応答があったことを条件として印刷データの送信を開始することができる。すると、印刷装置の主制御部の起動が完了しており、印刷装置が通常状態とされていることを確認した上で、印刷データを送ることができる。よって、印刷装置での印刷データの受信失敗や、受信失敗に伴う印刷データの消失等を防止することができる。
また、起動設定情報付加手段が実行する付加処理では、印刷データのヘッダ部分に対して、起動設定情報が書き込まれる。印刷データのヘッダ部分は、印刷処理に用いられない情報が保持される部分であり、例えば、印刷データの送信先に関する情報などが保持される。また、送信手段は、ヘッダ部分から起動設定情報を読み取る。これにより、付加処理を行うことが可能となる。
印刷システムの構成図である。 印刷システムのブロック図である。 プリンタドライバの動作フロー図である。 プリントモニタの動作フロー図である。 起動状態取得処理の動作フロー図である。 マジックパケット送信処理の動作フロー図である。 データ送信後処理の動作フロー図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態の印刷システム1の構成図である。印刷システム1は、プリンタ10と、パーソナルコンピュータであるPC20aないしPC20cとを有している。プリンタ10と、PC20aないしPC20cとは、LAN30により接続されている。
プリンタ10の詳細な構成について説明する。プリンタ10は、メインCPU11、液晶表示パネル12、入力部13、USB_I/F15、記憶部16、ネットワークI/F17、RAM19を備える。また、ネットワークI/F17は、サブCPU20を備える。これらの構成要素は、バスを介して接続されている。
記憶部16は、ROM、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体から構成され、プリンタ10が各種機能を実現する際に利用するデータの記憶領域として用いられる。
メインCPU11は、記憶部16等に記憶されたプログラムに基づいて、印刷処理などの各種処理を実行する。またメインCPU11の電源のオン・オフ設定は、ユーザ等により予め設定することが可能とされる。メインCPU11の電源のオン・オフ設定の例としては、電源が常にオン状態とされる設定や、プリンタ10で印刷処理が行われない期間が待機時間TWを超過することに応じてソフトウェア的に電源がオフ状態にされる設定などが挙げられる。ここで待機時間TWは、ユーザ等によって予め定められる時間であり、記憶部16に保持されるとしてもよい。また、電源のオン・オフ設定や待機時間TWは、プリンタ10の入力部13等を用いてユーザ等により設定されるとしてもよい。なお、後述するマジックパケットの非送信モードでは、メインCPU11の電源を常にオン状態にする設定にされることが好ましい。また、後述するマジックパケットの強制送信モードおよび自動送信モードでは、待機時間TWの超過に応じてメインCPU11の電源をオフ状態にする設定にされることが好ましい。
RAM19は、メインCPU11がデータの書き込みや読み出しをすることができるメモリ空間を備える。液晶表示パネル12は、各種の情報を表示する。入力部13は、メカニカルスイッチやタッチパネル等を備え、ユーザからの操作入力を受け付ける。USB_I/F15は、USB対応機器とUSB規格に基づいた通信を実現するための通信処理を行う。
ネットワークI/F17は、LAN30上の機器(本実施形態ではPC20aないしPC20c)と通信を行う。ネットワークI/F17は、サブCPU20によって制御される。メインCPU11の電源がオフ状態の場合においても、サブCPU20の電源がオン状態とされることにより、プリンタ10とPC20aないしPC20cとは通信することが可能とされる。
また、プリンタ10には、Wake-On-LAN機能が実装されている。Wake-On-LAN機能は、PC20aないしPC20cからLAN30上の機器にマジックパケットをブロードキャスト送信することによって、メインCPU11の電源投入を遠隔で操作することができる機能である。また、マジックパケットは、MACアドレスで特定されたプリンタのメインCPUの電源を投入する指令を行うためのパケットである。
次に、PC20aの詳細な構成について説明する。PC20aは、CPU21、ディスプレイ22、キーボード23、マウス24、ネットワークI/F25、記憶部26、USB_I/F27、RAM29を備える。これらの構成要素は、バスを介して接続されている。記憶部26には、OS(Operating System)や、各種アプリケーションプログラムや、プリンタ10を制御するためのデバイスドライバなどの、各種のソフトウェアが記憶される。本実施形態では、OSとしてウインドウズ(登録商標)が用いられる場合を説明する。また、アプリケーションプログラムの一例としては、写真加工ソフトなどの画像表示アプリケーション、ワープロアプリケーション、表計算アプリケーションなどが挙げられる。また、デバイスドライバの一例としては、プリンタ10の印刷機能を制御するためのプリンタドライバが挙げられる。
CPU21は、記憶部26に記憶された各種のソフトウェアに基づいて処理を実行する。RAM29は、CPU21がデータの書き込みや読み出しをすることができるメモリ空間を備える。ディスプレイ22は、各種の情報を表示する。キーボード23は、周知のキーボードであり、ユーザからの操作入力を受け付ける。マウス24は、周知のマウスであり、ユーザからの操作入力を受け付ける。ネットワークI/F25は、他のLAN30上の機器(本実施形態ではプリンタ10)と通信を行う。USB_I/F27は、USB対応機器とUSB規格に基づいた通信を実現するための通信処理を行う。なお、PC20bおよびPC20cの構成は、PC20aの構成と同様であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
図2に、本実施形態に係る印刷システムのブロック図を示す。PC20aは、アプリケーション31、GDI(Graphics Device Interface)32、プリントシステム42およびネットワークシステム43を備える。プリントシステム42は、プリンタドライバ33、スプーラ34、プリントモニタ41を備える。また、プリントモニタ41は、ランゲージモニタ35およびポートモニタ36を備える。これらのソフトウェアは、ウインドウズ(登録商標)によって管理される。
アプリケーション31は、例えば、ワードプロセッサのような文書や図形の作成・編集、写真画像を編集する機能や、作成・編集したアプリケーションデータに基づく印刷指示を行う機能を備える。また、アプリケーション31は、プリンタ設定値を設定する機能を備える。プリンタ設定値の一例としては、ウインドウズ(登録商標)で用いられるDEVMODE構造体が挙げられる。また、プリンタ設定値の内容の一例としては、用紙サイズ、用紙の種類、コピー枚数、プリンタ起動オプション情報、両面印刷するか否か、などが挙げられる。
プリンタ起動オプション情報は、マジックパケットの送信モードを設定する情報である。なお、プリンタ起動オプション情報の設定は、予めユーザ等によって設定されるとしてもよい。
プリンタ起動オプション情報の値が「0」に設定されるときは、マジックパケットの非送信モードとされる。非送信モードでは、プリンタ10の起動状態に関わらず、マジックパケットの生成および送信が行われない。
プリンタ起動オプション情報の値が「2」に設定されるときは、マジックパケットの強制送信モードとされる。強制送信モードでは、プリンタ10の起動状態に関わらず、マジックパケットの生成および送信が行われる。
プリンタ起動オプション情報の値が「1」に設定されるときは、マジックパケットの自動送信モードとされる。自動送信モードでは、プリンタ10の起動状態に応じて、マジックパケットの生成および送信を実行するか否かが決定される。
GDI32は、ウインドウズ(登録商標)に搭載されたプログラムの一つであり、プリンタ10やディスプレイ22をコントロールするプログラムである。GDI32は、具体的には、アプリケーション31からの描画命令に応じて、グラフィカルオブジェクトをビットマップ画像データとして描画し、プリンタドライバ33などの出力デバイスのデバイスドライバへの橋渡しを行う。
プリンタドライバ33は、アプリケーション31から渡されたプリンタ設定値を元に、プリンタ10で用いられる印刷データを生成する。印刷データは、画像データおよびプリンタコマンドを含んでいる。画像データは、プリンタ言語で記述された描画データをページ画像データに変換した、イメージデータである。また、プリンタコマンドは、プリンタ10が解釈できるように変換された印刷命令である。プリンタコマンドの一例としては、ビットマップデータのラインの長さとライン数などを指定するページ開始コマンドや、画像データの終了を示す画像データ終了コマンドが挙げられる。プリンタドライバ33で生成された印刷データは、スプーラ34に渡される。
スプーラ34は、発生したジョブ情報を一時的に記憶部26に保存し、順次実行していくキュー処理を行う。ジョブ情報の一例としては、プリンタドライバ33から渡される印刷データや、印刷処理を行うプリンタを特定するプリンタ名などが挙げられる。
ランゲージモニタ35は、印刷データをスプーラ34から受け取り、ポートモニタ36を経由してプリンタ10に送信する。このとき、ランゲージモニタ35は、プリンタ10のステータス情報を受信することで、プリンタ10の印刷状況に合わせて印刷データを送信する。
ポートモニタ36は、ネットワークシステム43を用いて、プリンタ10との実際の通信を行う。また、ポートモニタ36は、プリンタ10からステータス情報を受信した場合には、ランゲージモニタ35に出力する。また、ネットワークシステム43は、印刷データや、ステータス情報や、マジックパケット等の通信を行う。
印刷システム1で行われる印刷処理について、図3ないし図7のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の説明例では、PC20aのアプリケーション31で生成した画像データを、プリンタ10に送信して印刷する場合を説明する。なお、印刷システム1で行われる印刷処理は、ユーザによって印刷指示が入力されることにより開始され、印刷の終了により終了する。
図3を用いて、プリンタドライバ33の動作を説明する。S121において、プリンタドライバ33は、印刷データの生成処理を行う。まず、ユーザがアプリケーション31を操作することによって、プリンタ設定値がPC20aに入力される。プリンタ設定値の入力は、例えば、ディスプレイ22に表示されるダイアログ画面を介して、キーボード23やマウス24を用いて行われるとしてもよい。
また、ユーザによって、印刷処理を行うプリンタのプリンタ名が入力される。プリンタ名は、プリンタドライバ33や、ポートモニタ36が関連付けられた、PC20a上で一意に定められる識別子である。プリンタ名の入力方法の一例としては、印刷処理が可能なプリンタの一覧がダイアログ画面に表示され、ユーザによって印刷処理を行うプリンタが選択されることに応じて、選択されたプリンタのプリンタ名が入力される形態が挙げられる。本実施形態では、印刷処理を行うプリンタとしてプリンタ10が選択され、プリンタ10のプリンタ名がPC20aに入力される。
プリンタ名およびプリンタ設定値の入力が完了することに応じて、印刷開始指令が生成される。印刷開始指令は、ユーザによって特定されたプリンタで、印刷処理を開始する旨の指令である。そして、アプリケーション31からプリンタドライバ33に対して、プリンタ名、プリンタ設定値、印刷開始指令が渡される。
プリンタドライバ33は、印刷開始指令を受け付けることに応じて、プリンタ10での印刷処理に用いられる印刷データを生成する。印刷データは、アプリケーション31から渡されたプリンタ設定値を元に生成される。
S129において、プリンタドライバ33は、プリンタ起動オプション情報をプリンタ設定値から読み出す。S131に進むと、プリンタドライバ33は、プリンタ起動オプション情報を印刷データのヘッダ部分に書き込む、付加処理を行う。印刷データのヘッダ部分は、印刷処理に用いられない情報(例:プリンタコマンド等)が書き込まれる部分である。
S135において、プリンタドライバ33は、印刷データをスプーラ34に書き込む。この書き込み動作では、プリンタ起動オプション情報が付加された印刷データと、プリンタ起動オプション情報が付加されていない印刷データとは、同様に取り扱われる。
次に、図4を用いて、プリントモニタ41の動作を説明する。S211において、プリントモニタ41は、印刷データのヘッダ部分に付加されているプリンタ起動オプション情報を読み込み、プリンタ起動オプション情報の値を確認する。プリンタ起動オプション情報の値が「0」である場合には、マジックパケットの非送信モードであると判断され、S219へ進む。S219において、マジックパケット送信フラグが、マジックパケットの生成・送信を実行しない旨を表す「FALSE」に設定される。また、プリンタ起動オプション情報が「2」である場合には、マジックパケットの強制送信モードであると判断され、S217へ進む。S217において、マジックパケット送信フラグが、マジックパケットの生成・送信を実行する旨を表す「TRUE」に設定される。
また、プリンタ起動オプション情報が「1」である場合には、マジックパケットの自動送信モードであると判断され、S213へ進む。S213において、プリントモニタ41は、プリンタ10の起動状態取得処理を行う。起動状態取得処理では、プリンタ10のメインCPU11の電源が投入されているか否かが判断される。
プリンタの起動状態取得処理を、図5を用いて説明する。S101において、プリントモニタ41は、現在時刻T1を取得する。現在時刻T1の取得動作は、例えば、PC20aの時計機能を用いて行うことができる。
S103において、プリントモニタ41は、最終印刷終了時刻TEを取得する。最終印刷終了時刻TEは、最後にプリンタ10で行われた印刷処理の終了時刻である。最終印刷終了時刻TEの取得は、PC20aの記憶部26に記憶されている最終印刷終了時刻TEを読み出すことで行われる。
S105において、プリントモニタ41は、プリンタの待機時間TWを取得する。待機時間TWの取得は、PC20aの記憶部26に記憶されている待機時間TWを読み出すことで行われる。
S107において、プリントモニタ41は、最終印刷終了時刻TEから現在時刻T1までの経過時間が、待機時間TWよりも大きいか否かを判断する。経過時間が待機時間TWよりも大きいと判断される場合(S107:YES)には、メインCPU11の電源がオフ状態とされ、プリンタ10が停止中であると判断される(S109)。一方、経過時間が待機時間TWよりも大きくないと判断される場合(S107:NO)には、メインCPU11の電源がオン状態とされ、プリンタ10が起動中であると判断される(S111)。そして、起動状態取得処理が終了し、S215(図4)へ進む。
これにより、起動状態取得処理によって、現在時刻T1、最終印刷終了時刻TEおよび待機時間TWから、プリンタ10の起動状態を判断することができる。よって、起動状態に関するステータス情報などをプリンタ10から受信することなく起動状態を判断できるため、起動状態の判断を簡略化することができる。
S215において、プリントモニタ41は、プリンタ10が停止中か否かを判断する。当該判断は、起動状態取得処理(図5)の判断結果に基づいて行われる。プリンタが停止中ではないと判断される場合(S215:NO)には、S219へ進み、マジックパケット送信フラグが「FALSE」に設定される。一方、プリンタが停止中であると判断される場合(S215:YES)には、S217へ進み、マジックパケット送信フラグが「TRUE」に設定される。これにより、マジックパケットの自動送信モードでは、プリンタ10の起動状態に応じて、マジックパケットの生成および送信を実行するか否かが決定される。
S221に進むと、プリントモニタ41は、マジックパケット送信フラグの確認を行う。マジックパケット送信フラグが「FALSE」である場合には、マジックパケット送信処理(S223)を実行せずにS225へ進む。一方、マジックパケット送信フラグが「TRUE」である場合には、S223へ進み、マジックパケット送信処理が行われる。
これにより、メインCPU11の電源が投入されておらず、プリンタ10が停止中とされている場合にのみ、マジックパケットをプリンタ10に送信することができる。よって、不要なマジックパケットがプリンタ10に送信されてしまう事態を防止できるため、マジックパケットの送信に伴って処理時間のロスが発生する事態等を回避することができる。
S223で行われるマジックパケット送信処理を、図6を用いて説明する。S241において、プリントモニタ41は、プリンタ10のポート情報を参照する。ポート情報は、プリンタの各々に対応して用意される、通信の設定に関する情報である。ポート情報には、プリンタポート、インターフェース(イーサネット(登録商標)、USB等)の種類、データの通信形式、通信先のプリンタのIPアドレス、などが含まれる。そして、プリントモニタ41は、プリンタ10のポート情報から、プリンタ10のIPアドレスを取得する。
S243において、プリントモニタ41は、ARP(Address Resolution Protocol)を用いて、プリンタ10のIPアドレスからプリンタ10のMACアドレスを取得する。ARPは、イーサネット(登録商標)環境において、IPアドレスからMACアドレスを得るために用いられるプロトコルである。
S245において、プリントモニタ41は、プリンタ10のMACアドレスからマジックパケットを生成する。マジックパケットの生成は、スプーラ34からプリントモニタ41へ印刷データが渡されることに応じて開始される。S249に進むと、プリントモニタ41は、マジックパケットをイーサネット(登録商標)フレームとしてプリンタ10へ送信する。そして、マジックパケット送信処理が終了する。
プリンタ10は、プリンタ10に関するマジックパケットを受信すると、プリンタ10が起動中である旨のステータス情報をPC20aへ返信する。具体的には、プリンタ10が停止状態とされているときにマジックパケットを受信した場合には、メインCPU11の電源をオン状態とした上で、プリンタ10が起動中である旨のステータス情報をPC20aへ送信する。また、プリンタ10がPC20bやPC20cによって起動状態とされているときにマジックパケットを受信した場合には、プリンタ10が起動中である旨のステータス情報をPC20aへ送信する。
S225(図4)において、プリントモニタ41は、プリンタ10が起動中である旨のステータス情報を、プリンタ10から受信したか否かを判断する。起動中の旨のステータス情報を受信していない場合(S225:NO)には、当該ステータス情報を受信するまで待機する。そして、起動中の旨のステータス情報を受信することに応じて(S225:YES)、S227へ進む。S227において、プリントモニタ41は、プリンタ10に印刷データを送信する。
これにより、プリンタ10から起動完了の旨の応答があったことを条件として、印刷データの送信を開始することができる。すなわち、プリンタ10のメインCPU11の起動が完了しており、プリンタ10が通常状態とされていることを確認した上で、印刷データを送ることができる。よって、プリンタ10での印刷データの受信失敗や、受信失敗に伴う印刷データの消失等を防止することができる。
S229において、プリントモニタ41は、データ送信後処理を行う。図7を用いて、データ送信後処理の内容を説明する。S281において、プリントモニタ41は、現在時刻T1を取得する。S283に進むと、プリントモニタ41は、現在時刻T1を最終印刷終了時刻TEとして記憶部26に保存する。S285において、プリントモニタ41は、プリンタ10の記憶部16に記憶されている待機時間TWを、ネットワークを介して取得する。S287において、プリントモニタ41は、取得した待機時間TWを記憶部26に保存する。そしてデータ送信後処理が終了する。
これにより、データ送信後処理によって、現在時刻T1、最終印刷終了時刻TEおよび待機時間TWの更新が行われることで、プリンタの起動状態取得処理(S213)の準備を整えることができる。
本実施形態に係る発明の効果を説明する。本実施形態に係るプリンタドライバ33およびプリントモニタ41では、プリンタ10の省電力状態時にメインCPU11への電力供給が停止されていても、印刷の開始時などにPC20aからプリンタ10へマジックパケットを送信することにより、メインCPU11の電源を投入して省電力状態から通常状態へ移行させることが可能となる。よって、省電力状態時においてはネットワークI/F17のサブCPU20に対してのみ電力供給を行い、実際にプリンタ10が印刷データを処理する時にのみメインCPU11に電源を供給することが可能となる。すなわち、プリンタ10の省電力状態時において、メインCPU11への電力供給を停止させることが可能となるため、プリンタ10のさらなる省電力化を図ることができる。また、自動でメインCPU11の電源を投入することが可能となるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、プリンタ起動オプション情報を用いることで、マジックパケットの生成・送信の実行の有無を制御することができる。よって例えば、マジックパケットを使用しないことをユーザが希望する場合には、プリンタ起動オプション情報によってマジックパケットの非送信モードを設定することで、マジックパケットの生成・送信に起因する処理時間のロスを防止することができる。
また、印刷データにプリンタ起動オプション情報が付加されることにより、両者が一体化されるため、印刷データとプリンタ起動オプション情報との対応関係を確実に維持しながら印刷データとプリンタ起動オプション情報を取り扱うことが出来る。よって、スプーラ34から印刷データとプリンタ起動オプション情報を取り出してプリンタ10へ送信する際において、データ管理を確実かつ容易に行うことができるため、データ消失等を防止することが可能となる。
また、印刷データにプリンタ起動オプション情報が付加されることにより、印刷データとプリンタ起動オプション情報とで異なる取り扱いをする必要がなくなるため、データの取り扱いを一元化することができる。これにより、スプーラ34等の仕様を変更する必要がなくなるため、プログラムの設計の容易化を図ることが可能となる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
本実施形態では、プリンタ起動オプション情報を用いることで、マジックパケットの非送信モード、強制送信モード、自動送信モードの何れを用いるかを設定できるとしたが、この形態に限られず、自動送信モードのみが用いられるとしてもよい。これにより、プリンタ起動オプション情報を不要とすることができる。
また、本実施形態の付加処理(S131)では、プリンタ起動オプション情報を印刷データのヘッダ部分に書き込むとしたが、この形態に限られない。マジックパケットの生成・送信の実行の有無を制御する情報であれば、何れの形態の情報を印刷データに付加してもよく、例えば、コマンド形式の情報を付加しても良い。
また、本実施形態の起動状態取得処理(S63)では、プリンタ10のメインCPU11のオン/オフ状態を、最終印刷終了時刻TEから現在時刻T1までの経過時間によって識別するとしたが、この形態に限られない。ICMP Echo Request (接続を確認するために送られるping)や、SNMP(ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコル)などを利用して、メインCPU11のオン/オフ状態を確認する形態としてもよいことは言うまでもない。
また、本実施形態では、メインCPU11の電源投入を遠隔操作するための情報としてマジックパケットを用いる場合を説明したが、この形態に限られない。同様の機能を有するいずれの情報を使用することもできることは言うまでもない。
また、本実施形態では、1台のみのプリンタ10がLAN30に接続され、PC20aないしPC20cと通信可能とされる形態を説明したが、この形態に限られない。複数のプリンタがLAN30に接続され、PC20aないしPC20cと通信可能とされる形態であってもよい。この場合においても、各々のプリンタを識別するための識別子(プリンタ名)を用いることで、印刷処理を行うプリンタを特定することが可能となる。
また、プリンタ10が有する機能は印刷機能に限られず、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能等を有していてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
なお、サブCPU20はネットワーク制御部の一例、メインCPU11は主制御部の一例、プリンタ10は印刷装置の一例、プリンタ名は特定情報の一例、マジックパケットは起動命令の一例、プリンタ起動オプション情報は起動設定情報の一例、ステータス情報は応答信号の一例、プリンタドライバ33は印刷データ生成手段、保存手段、起動設定情報記憶手段、起動設定情報付加手段の一例、プリントモニタ41は送信手段、応答受信手段、起動判断手段の一例、である。
また、S121を実行する制御部は印刷データ生成手段の一例である。S135を実行する制御部は保存手段の一例である。S211、S227、S241、S243、S245、S249を実行する制御部は送信手段の一例である。S131を実行する制御部は起動設定情報付加手段の一例である。S225を実行する制御部は応答受信手段の一例である。S213を実行する制御部は起動判断手段の一例である。S101を実行する制御部は現在時刻取得手段の一例である。S103を実行する制御部は最終印刷終了時刻記憶手段の一例である。S105を実行する制御部は待機時間取得手段の一例である。
1 印刷システム
10 プリンタ
11 メインCPU
20 サブCPU
20aないし20c PC
31 アプリケーション
33 プリンタドライバ
34 スプーラ
35 ランゲージモニタ
36 ポートモニタ
41 プリントモニタ

Claims (8)

  1. 印刷データ等の通信を制御するネットワーク制御部と前記印刷データの印刷処理を制御する主制御部とを備え省電力状態時に前記主制御部への電力供給が停止される印刷装置に対して、ネットワークを介して通信可能に接続されるコンピュータを、
    前記印刷処理を行う前記印刷装置を特定する特定情報で特定された前記印刷装置での前記印刷処理の開始指令の入力が前記コンピュータで受け付けられることに応じて、前記特定情報で特定された前記印刷装置で用いられる前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と、
    前記印刷データをスプーラに保存する保存手段と、
    前記スプーラから出力される前記印刷データを前記特定情報で特定された前記印刷装置に送信する送信手段と
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記送信手段は、前記スプーラからの前記印刷データの出力が開始されることに応じて、前記特定情報で特定された前記印刷装置の前記主制御部の電源を投入する旨の起動命令を生成し、生成した前記起動命令を前記特定情報で特定された前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 予め定められる、前記起動命令の生成に関する設定である起動設定情報を記憶手段に記憶する起動設定情報記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出した前記起動設定情報を前記印刷データに付加する付加処理を行う起動設定情報付加手段と
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記保存手段は、前記起動設定情報が付加された前記印刷データを前記スプーラに保存し、
    前記送信手段は、前記スプーラから出力される前記印刷データに付加されている前記起動設定情報を読み取り、読み取った前記起動設定情報の内容が前記起動命令を前記印刷装置に送信する旨の内容である場合には、前記起動命令を生成した上で、生成した前記起動命令を前記特定情報で特定された前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記特定情報で特定された前記印刷装置の前記主制御部の電源が投入されているか否かを判断する起動判断手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記送信手段は、前記起動判断手段で前記主制御部の電源が投入されていないと判断される場合には、前記起動命令を生成し、生成した前記起動命令を前記特定情報で特定された前記印刷装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記送信手段は、前記印刷データから読み取った前記起動設定情報の内容が、前記起動判断手段の判断結果に基づいて前記起動命令の生成の可否を決定する旨の内容である場合には、前記主制御部の電源が投入されていない旨の前記判断結果が前記起動判断手段で得られることに応じて、前記起動命令を生成する
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、
    最後に前記印刷装置で行われた前記印刷処理の終了時刻である最終印刷終了時刻を記憶する最終印刷終了時刻記憶手段と、
    前記印刷処理が行われない状態で前記印刷装置の前記主制御部の電源が投入された状態を維持する時間である待機時間の設定値を取得する待機時間取得手段と、
    して前記コンピュータを機能させ、
    前記起動判断手段は、前記最終印刷終了時刻から前記現在時刻までの経過時間が前記待機時間よりも小さい場合には前記主制御部の電源が投入されていると判断し、前記経過時間が前記待機時間よりも大きい場合には前記主制御部の電源が投入されていないと判断する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記送信手段は、
    前記特定情報で特定された前記印刷装置のIPアドレスを取得し、
    取得した前記IPアドレスを用いて前記特定情報で特定された前記印刷装置のMACアドレスを取得し、
    取得した前記MACアドレスを用いて前記起動命令を生成する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載のプログラム。
  7. 前記起動命令を受信した前記印刷装置から発信される応答信号を受信する応答受信手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記送信手段は、前記応答受信手段で前記応答信号を受信することに応じて前記印刷データの前記印刷装置への送信を開始する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載のプログラム。
  8. 前記起動設定情報付加手段が実行する前記付加処理では、前記印刷データのヘッダ部分に対して、前記起動設定情報が書き込まれ、
    前記送信手段は、前記ヘッダ部分から前記起動設定情報を読み取る
    ことを特徴とする請求項2ないし請求項7の何れかに記載のプログラム。
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