JP2010276333A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エアフィルタに付着した塵埃を除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットにおいて、塵埃貯留容器内の塵埃が開口部から流出することを防止する。
【解決手段】空気調和装置(1)の室内ユニット(3)は、室内ファン(21)と、室内ファン(21)に吸い込まれる空気中の塵埃を捕捉するエアフィルタ(30)と、エアフィルタ(30)に付着した塵埃を除去するためのブラシ機構(51,52)と、ブラシ機構(51,52)によってエアフィルタ(30)から除去された塵埃が貯留される塵埃貯留容器(60)とを備えている。塵埃貯留容器(60)には、ブラシ機構(51,52)が配置される開口部(63)が形成されている。塵埃貯留容器(60)には、塵埃貯留容器(60)内において塵埃が貯まる貯留空間(58)と開口部(63)との間に設けられて、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間をシールするシール部材(45,46)が取り付けられている。
【選択図】図10

Description

本発明は、エアフィルタに付着した塵埃を除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
従来より、エアフィルタに付着した塵埃を除去する機能(いわゆる、お掃除機能)を有する空気調和装置の室内ユニットが知られている。例えば、特許文献1には、この種の空気調和装置の室内ユニットが記載されている。
具体的に、特許文献1の図2には、吸込フィルタに付着した塵埃を回転ブラシによって除去する空気調和装置の室内ユニットが記載されている。回転ブラシは、塵埃貯留容器の開口部に配置されている。
特開2008−196747号公報
ところで、この種の空気調和装置の室内ユニットでは、塵埃を貯留する塵埃貯留容器が、室内ファンによって引き起こされる空気の流れの中に配置されている。このため、従来の空気調和装置の室内ユニットでは、室内ファンの運転中に、塵埃貯留容器内の空気が室内ファンによって流出し、塵埃貯留容器に貯まった塵埃が空気と共に塵埃貯留容器の開口部から流出するおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、エアフィルタに付着した塵埃を除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットにおいて、塵埃貯留容器内の塵埃が開口部から流出することを防止することにある。
第1の発明は、室内ファン(21)と、上記室内ファン(21)に吸い込まれる空気中の塵埃を捕捉するエアフィルタ(30)と、上記エアフィルタ(30)に付着した塵埃を除去するためのブラシ機構(51,52)と、上記ブラシ機構(51,52)が配置される開口部(63)が形成されて、該ブラシ機構(51,52)によって上記エアフィルタ(30)から除去された塵埃が貯留される塵埃貯留容器(60)とを備えた空気調和装置の室内ユニットであって、上記塵埃貯留容器(60)内において塵埃が貯まる貯留空間(58)と上記開口部(63)との間に設けられ、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面と上記ブラシ機構(51,52)との間をシールするシール部材(45,46)を備えている。
第1の発明では、塵埃貯留容器(60)内の貯留空間(58)と開口部(63)との間において、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間がシール部材(45,46)によってシールされている。このため、室内ファン(21)の運転中の塵埃貯留容器(60)内では、貯留空間(58)から開口部(63)へ向かう空気の流れが、ほとんど生じない。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記ブラシ機構(51,52)は、回転自在に設けられた棒状部材(51a)の外周面に、上記エアフィルタ(30)に接触する植毛部(51b)が形成された回転ブラシ(51)を有し、上記シール部材(45)は、少なくとも上記塵埃貯留容器(60)の内壁面と上記回転ブラシ(51)との間に設けられ、上記塵埃貯留容器(60)に取り付けられている。
第2の発明では、シール部材(45)は、回転ブラシ(51)に取り付けられるのではなく、塵埃貯留容器(60)に取り付けられて該塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間をシールしている。ところで、シール部材(45)を回転ブラシ(51)に取り付けることも可能であるが、その場合、回転ブラシ(51)の回転に伴ってシール部材(45)の位置が変動するため、一時的にシール部材(45)と塵埃貯留容器(60)の内壁面とが離れて空気の流れが生じる虞がある。そこで、上述のようにシール部材(45)を塵埃貯留容器(60)に取り付けると、回転ブラシ(51)が回転してもシール部材(45)の位置が変動しないため、常時シール部材(45)によって塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間がシールされることとなる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記ブラシ機構(51,52)は、上記回転ブラシ(51)と、上記塵埃貯留容器(60)の上記回転ブラシ(51)を挟んで上記シール部材(45)とは反対側の内壁面と上記回転ブラシ(51)の外周面との間に該回転ブラシ(51)の軸方向に沿って設けられ、上記植毛部(51b)に接触して該植毛部(51b)に付着した塵埃を除去するブラシ清掃部材(52)とを有している。
第3の発明では、塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間に、上記シール部材(45)が設けられている。また、塵埃貯留容器(60)の内面のうち、回転ブラシ(51)を挟んで上記シール部材(45)とは反対側の内壁面に、上記植毛部(51b)に接触するブラシ清掃部材(52)が設けられている。つまり、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間のうち、一方がブラシ清掃部材(52)によってシールされ、他方がシール部材(45)によってシールされている。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記シール部材(45)は、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面から上記回転ブラシ(51)の下部に向かって延びている。
第4の発明では、シール部材(45)が、回転ブラシ(51)の下部に近接又は接触している。つまり、シール部材(45)は、塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間を、回転ブラシ(51)の下部でシールしている。
第5の発明は、上記第3又は第4の発明において、上記回転ブラシ(51)は、上記棒状部材(51a)の外周面のうち周方向の一部の領域だけに上記植毛部(51b)が設けられると共に、該植毛部(51b)が上記棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの所定の角度領域において往復するように回転軸回りの両方向に回転可能に構成され、上記シール部材(45)は、上記棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの上記所定の角度領域以外の領域に向かって延びている。
第5の発明では、シール部材(45)が、棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの植毛部(51b)が通過しない領域に向かって延びている。このため、回転ブラシ(51)が回転しても、シール部材(45)が植毛部(51b)に接触することが回避される。
第6の発明は、上記第5の発明において、上記シール部材(45)は、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面側から上記回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びる平板状のシール部(45a)を備えている。
第6の発明では、シール部材(45)のシール部(45a)が、回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びている。ここで、シール部材(45)は、塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との隙間をシールするために、シール部(45a)が回転ブラシ(51)の外周面に接触する、又は外周面に近接するように設計される。なお、シール部(45a)が回転ブラシ(51)の外周面に近接するように設計する場合であっても、公差によって回転ブラシ(51)の回転中にシール部(45a)が回転ブラシ(51)の外周面に接触する場合がある。このようにシール部(45a)が回転ブラシ(51)の外周面に接触すると、回転ブラシ(51)を駆動させるのに必要な回転トルクが増大する。ところで、第6の発明では、シール部材(45)のシール部(45a)が回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びている。そのため、上記回転ブラシ(51)は、回転軸回りの両方向に回転駆動されるが、回転ブラシ(51)が回転軸回りのどちらの方向に回転する場合であっても回転トルクが概ね等しくなる。
第7の発明は、上記第1乃至第6の何れか1つの発明において、上記塵埃貯留容器(60)は、上記ブラシ機構(51,52)を収容する上側部分(61)と、該上側部分(61)の下端から側方へ膨出して上記貯留空間(58)を形成する下側部分(62)とを備え、上記シール部材(45)は、上記上側部分(61)のうち、上記下側部分(62)が膨出する側の内壁面に設けられている。
第7の発明では、シール部材(45)が、上側部分(61)のうち、下側部分(62)が膨出する側の内壁面に設けられている。つまり、シール部材(45)は、上側部分(61)のうち、下側部分(62)において多くの塵埃が貯まる側の内壁面に設けられている。
本発明では、塵埃貯留容器(60)内の貯留空間(58)と開口部(63)との間において、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間をシール部材(45,46)によってシールすることにより、室内ファン(21)の運転中の塵埃貯留容器(60)内において、貯留空間(58)から開口部(63)へ向かう空気の流れがほとんど生じない。従って、貯留空間(58)の塵埃が開口部(63)から流出することを防止することができる。
また、上記第2の発明では、シール部材(45)は、回転ブラシ(51)でなく塵埃貯留容器(60)に取り付けられている。よって、回転ブラシ(51)の回転に伴ってシール部材(45)の位置が変動することがない。そのため、シール部材(45)によって、常時、塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間をシールすることができる。従って、貯留空間(58)から開口部(63)への空気流れの発生をより確実に抑制することができ、貯留空間(58)の塵埃の開口部(63)からの流出をより確実に防止することができる。
また、上記第3の発明では、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間のうち、一方をブラシ清掃部材(52)によってシールし、他方をシール部材(45)によってシールすることによって上記両隙間をシールすることができる。また、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間の一方においてブラシ清掃部材(52)がシール部材の役割を兼ねるように構成することにより、塵埃貯留容器(60)内の構成を簡素化することができる。
さらに、上記第3の発明では、シール部材(45)が、回転ブラシ(51)を挟んで、ブラシ清掃部材(52)によって回転ブラシ(51)に付着した塵埃を落とす方とは反対側に設けられている。つまり、シール部材(45)が、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間のうち、ほとんど塵埃が落ちてこない側に配置されている。このため、シール部材(45)に塵埃がほとんど貯まることがない。従って、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が開口部(63)から流出することを防止することができる。
また、上記第5の発明では、シール部材(45)が、棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの植毛部(51b)が通過しない領域に向かって延びているので、シール部材(45)が植毛部(51b)に接触することが回避される。従って、第5の発明によれば、植毛部(51b)がシール部材(45)との接触によって損傷することを回避することができる。
また、上記第6の発明では、シール部(45a)が回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びているので、回転ブラシ(51)が回転軸回りのどちらの方向に回転する場合であっても回転トルクが概ね等しくなる。従って、第6の発明によれば、回転軸回りの一方の方向に回転ブラシ(51)が回転する場合に、回転ブラシ(51)の動きが悪くなることを阻止することができる。
また、上記第7の発明によれば、シール部材(45)が、ブラシ機構(51,52)を収容する上側部分(61)のうちの、下側部分(62)において多くの塵埃が貯まる側の内壁面に設けられている。このため、シール部材(45)によって、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が開口部(63)から流出することを効果的に防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る室内ユニットを備えた空気調和装置の構成を示す配管系統図である。 図2は、室内ユニット内の構成を示す縦断面図である。 図3は、化粧パネルを室内側から見た斜視図である。 図4は、図2におけるIV-IV線断面図である。 図5は、仕切板の通気孔、エアフィルタ及び塵埃貯留容器の構成を示す斜視図である。 図6は、エアフィルタの取付構造を示す断面図である。 図7は、フィルタ駆動部の構成を示す斜視図である。 図8は、塵埃除去機構及び塵埃貯留容器を上方から見た斜視図である。 図9は、塵埃貯留容器を下方から見た斜視図である。 図10は、図8におけるX-X線断面図である。 図11は、導入用ダクトの拡大断面図である。 図12は、塵埃搬送機構のダンパの動作を示す断面図である。 図13は、エアフィルタと塵埃除去機構との関係を概略的に示す図であり、(A)は通常運転時の状態を、(B)及び(C)はフィルタ清掃運転時の状態をそれぞれ示す。 図14は、図8におけるXIV-XIV線断面において、塵埃除去動作時の塵埃除去機構の動作を示す図である。 図15は、ブラシ清掃動作時の塵埃除去機構の動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
本実施形態は、本発明に係る室内ユニット(3)を備えた空気調和装置(1)に関する。この空気調和装置(1)では、室内ユニット(3)が室内空間の天井に設置される。なお、以下では、まず本実施形態に係る空気調和装置(1)の構成について説明し、次に室内ユニット(3)の構成について説明する。
〈全体構成〉
図1に示すように、上記空気調和装置(1)は、室外ユニット(2)と室内ユニット(3)とを備えている。室外ユニット(2)には、圧縮機(4)、室外熱交換器(5)、膨張弁(6)、四路切換弁(7)および室外ファン(8)が設けられている。室内ユニット(3)には、室内熱交換器(22)および室内ファン(21)が設けられている。
上記室外ユニット(2)において、圧縮機(4)の吐出側は、四路切換弁(7)の第1ポート(P1)に接続されている。圧縮機(4)の吸入側は、四路切換弁(7)の第3ポート(P3)に接続されている。
上記室外熱交換器(5)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器として構成されている。室外熱交換器(5)の一端は、四路切換弁(7)の第4ポート(P4)に接続されている。室外熱交換器(5)の他端は、液側閉鎖弁(9a)に接続されている。
上記室外ファン(8)は、室外熱交換器(5)の近傍に設けられている。この室外熱交換器(5)では、室外ファン(8)によって送られる室外空気と該室外熱交換器(5)の伝熱管を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。室外熱交換器(5)と液側閉鎖弁(9a)との間には、開度可変の膨張弁(6)が設けられている。また、四路切換弁(7)の第2ポート(P2)はガス側閉鎖弁(9b)に接続されている。
上記四路切換弁(7)は、第1ポート(P1)と第2ポート(P2)とが互いに連通し且つ第3ポート(P3)と第4ポート(P4)とが互いに連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポート(P1)と第4ポート(P4)とが互いに連通し且つ第2ポート(P2)と第3ポート(P3)とが互いに連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とが切り換え可能になっている。
この空気調和装置(1)では、四路切換弁(7)が第1状態の場合、暖房運転が行われ、四路切換弁(7)が第2状態の場合、冷房運転が行われる。暖房運転では、図1に示す冷媒回路において、室外熱交換器(5)が蒸発器として機能し且つ室内熱交換器(22)が凝縮器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。一方、冷房運転では、図1に示す冷媒回路において、室外熱交換器(5)が凝縮器として機能し且つ室内熱交換器(22)が蒸発器として機能する蒸気圧縮式冷凍サイクルが行われる。
〈室内ユニットの構成〉
上記室内ユニット(3)の構成を図2及び図3に基づいて詳しく説明する。
図2に示すように、上記室内ユニット(3)は、上記室内ファン(21)と室内熱交換器(22)を備えた本体ユニット(10)と、該本体ユニット(10)の室内側(下側)に配置された掃除ユニット(100)と、該掃除ユニット(100)の室内側(下側)を覆う化粧パネル(11)とを備えている。すなわち、上記室内ユニット(3)は、上から順に、上記本体ユニット(10)、掃除ユニット(100)及び化粧パネル(11)が積層されてなる。
上記本体ユニット(10)は、室内に向かって開口するように設置される箱状の本体ケーシング(18)を備えている。この本体ケーシング(18)内には、室内ファン(21)、室内熱交換器(22)、ドレンパン(23)及びベルマウス(24)が配設されている。
上記本体ケーシング(18)の内面には、断熱材(17)が積層されている。また、上記本体ケーシング(18)は、その開口側が室内側に向く状態で、天井裏の天井面から吊り支持されている。
上記室内ファン(21)は、いわゆるターボファンである。図2に示すように、室内ファン(21)は、本体ユニット(10)の本体ケーシング(18)の中央付近に配置され、化粧パネル(11)の吸込口(13)の上側に位置している。上記室内ファン(21)は、ファンモータ(21a)と羽根車(21b)とを備えている。ファンモータ(21a)は、本体ケーシング(18)の天板に固定されている。羽根車(21b)は、ファンモータ(21a)の回転軸に連結されている。
上記室内ファン(21)の下側には、上記吸込口(13)に連通するようにベルマウス(24)が設けられている。このベルマウス(24)は、図2に示すように、室内ユニット(3)内において、室内熱交換器(22)の上流側の空間を、室内ファン(21)側と吸込グリル(12)側とに区画している。
また、上記ベルマウス(24)及びドレンパン(23)によって構成される本体仕切板には、直方体状の本体ケーシング(18)の4隅のうち一つの隅部に対応する位置に、開口(図示省略)が形成されている。この開口が、後述する導入用ダクト(86)の導入口(86d)を構成する(図11参照)。
なお、上記開口は、掃除ユニット(100)を設けない場合(本体ユニット(10)と化粧パネル(11)とで室内ユニット(3)を構成する場合)には、室内ファン(21)の吹出空気が漏れないように、下側から閉鎖カバーによって塞がれる(図示省略)。
上記室内熱交換器(22)は、平面視でロ字状に形成され、上記本体ケーシング(18)内に上記室内ファン(21)を囲むように配置されている。この室内熱交換器(22)では、上記室内ファン(21)によって送られる室内空気(吹出空気)と該室内熱交換器(22)の伝熱管を流通する冷媒との間で熱交換が行われる。
上記ドレンパン(23)は、上記室内熱交換器(22)の下側に設けられている。このドレンパン(23)は、上記室内熱交換器(22)において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。上記ドレンパン(23)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられている(図示省略)。また、上記ドレンパン(23)は、ドレンポンプを設置した箇所にドレン水が集まるように勾配がつけられている。
上記掃除ユニット(100)は、平面視で略矩形状のチャンバケーシング(101)内に、エアフィルタ(30)、塵埃除去機構(50)、塵埃搬送機構(80)、塵埃捕集箱(90)(塵埃捕集部)等が配設されたものである。上記掃除ユニット(100)は、室内ファン(21)の吸込側に位置するエアフィルタ(30)に付着した塵埃を塵埃除去機構(50)によって除去するとともに、除去した塵埃を塵埃搬送機構(80)によって塵埃捕集箱(90)内に搬送するように構成されている。エアフィルタ(30)から除去された塵埃は、最終的に、塵埃捕集箱(90)内に貯留される。
上記チャンバケーシング(101)は、平面視において、上記本体ユニット(10)の本体ケーシング(18)と同じ大きさに形成されている。チャンバケーシング(101)は、図2に示すように、該本体ケーシング(18)との間にシール部材(102)を挟んだ状態で、該本体ケーシング(18)の室内側に配置されている。また、上記チャンバケーシング(101)の室内側には、シール部材(103)を挟んで化粧パネル(11)が取り付けられている。
また、上記チャンバケーシング(101)には、各辺に沿うように4つの空気通路(101a)が形成されている。各空気通路(101a)は、上記本体ケーシング(18)内における室内熱交換器(22)の外側の空間に連通している。各空気通路(101a)には、該室内熱交換器(22)を通過した空気が流れる。空気通路(101a)を流れた空気は、上記化粧パネル(11)の吹出口(14)を通って室内空間へ供給される。なお、図2に示すように、上記チャンバケーシング(101)において上記空気通路(101a)の内側を形成する部分は、シール部材(104)を介してドレンパン(23)を下方から支持している。
上記化粧パネル(11)は、図3に示すように、平面視で矩形の板状に形成されている。上記化粧パネル(11)は、その平面視形状が、本体ケーシング(18)やチャンバケーシング(101)の平面視形状よりも一回り大きくなっている。上述のとおり、上記化粧パネル(11)は、シール部材(103)を間に挟んだ状態で、チャンバケーシング(101)の下側を覆うように取り付けられている。上記化粧パネル(11)は、室内空間に露出している。
また、上記化粧パネル(11)には、図3に示すように、1つの吸込口(13)と4つの吹出口(14,14,…)とが形成されている。上記吸込口(13)は、化粧パネル(11)の中央部に略矩形状に形成されている。上記吸込口(13)には、スリット部(12a)を有する吸込グリル(12)が取り付けられている。一方、上記各吹出口(14)は、細長い矩形状に形成されている。上記各吹出口(14)は、上記掃除ユニット(100)の空気通路(101a,101a,…)に対応して、上記化粧パネル(11)の各辺に沿うように設けられている。また、各吹出口(14)には、風向調整板(15)が設けられている。この風向調整板(15)は、回動して風向(吹出方向)を調整するように構成されている。
上記吸込グリル(12)には、掃除機のノズルを挿入するためのノズル挿入部(110)が設けられている。このノズル挿入部(110)は、上記掃除ユニット(100)の塵埃捕集箱(90)内に貯留された塵埃を掃除機によって回収できるように、該掃除機のノズルを挿入可能に構成されている。
さらに、上記化粧パネル(11)には、上記掃除ユニット(100)の塵埃捕集箱(90)内に所定量以上の塵埃が貯留された場合や、塵埃除去機構(50)によってエアフィルタ(30)に付着した塵埃を除去している場合などに点灯するLED(16)が設けられている。
〈掃除ユニットの構成〉
次に、上記掃除ユニット(100)内の構成を図4〜図12に基づいて詳しく説明する。
上記掃除ユニット(100)は、室内ファン(21)の吸込側に位置する上記エアフィルタ(30)を清掃するためのユニットである。上記掃除ユニット(100)は、平面視で略矩形状のチャンバケーシング(101)内に、エアフィルタ(30)、塵埃除去機構(50)、塵埃搬送機構(80)及び塵埃捕集箱(90)などが配置されてなる。
また、上記掃除ユニット(100)には、上記ベルマウス(24)の下方を覆うように仕切板(25)が設けられている。この仕切板(25)は、例えば図2に示すように、上記ベルマウス(24)と上記吸込グリル(12)との間の空間を上下に仕切っている。つまり、上記仕切板(25)は、室内ファン(21)の上流側空間を、ベルマウス(24)を含む室内ファン(21)側と吸込グリル(12)側とに区画している。
上記仕切板(25)の中央には、図5に示すように、吸込口(13)から吸い込まれた空気をベルマウス(24)へ流入させるための通気孔(26)が形成されている。エアフィルタ(30)は、この通気孔(26)を下方から覆うように配置されている。すなわち、上記仕切板(25)は、チャンバケーシング(101)の側壁内面と、上記エアフィルタ(30)との間を塞ぐように設けられている。その結果、上記吸込口(13)から吸い込まれた空気がエアフィルタ(30)を必ず通過する。従って、上記仕切板(25)の上流側の空気中に含まれる塵埃が、エアフィルタ(30)に捕捉されることなく該仕切板(25)の下流側に流れ込むことを防止することができる。
図5に示すように、上記通気孔(26)は、径方向に延びる4つの径方向梁部(27)によって、扇形に仕切られている。各径方向梁部(27)は、互いに上記通気孔(26)の円中心で繋がっており、その部分に円筒状のフィルタ回転軸(28)が下方に突出形成されている。このフィルタ回転軸(28)は、上記エアフィルタ(30)が回転する際の回転軸となる。また、上記径方向梁部(27)のうちの一つには、上記エアフィルタ(30)を上から押さえつけるためのフィルタ押さえ(29)が2つ設けられている。
図5に示すように、上記エアフィルタ(30)は、円板状に形成され、通気孔(26)の下側から仕切板(25)に取り付けられている。エアフィルタ(30)の外径は、上記ベルマウス(24)及び通気孔(26)の外径よりも大きくなっている。
具体的に、上記エアフィルタ(30)は、環状のフィルタ本体(31)とメッシュ部材(37)とを備えている。このフィルタ本体(31)の外周面には、ギア部(32)が設けられている。一方、フィルタ本体(31)の中心部には、径方向に放射状に延びる6つの径方向リブ(34)によって支持される円筒状の軸挿通部(33)が設けられている。つまり、各径方向リブ(34)は、軸挿通部(33)から放射状に延びて上記フィルタ本体(31)に接続している。また、上記フィルタ本体(31)の内側には、該フィルタ本体(31)と同心に配置された環状の内側周方向リブ(35)および外側周方向リブ(36)が設けられている。外側周方向リブ(36)は、内側周方向リブ(35)よりも大径に形成されている。なお、図6に示すように、上記軸挿通部(33)は、その内径がフィルタ回転軸(28)や、後述する止めネジ(28a)の頭部よりも大径に形成されている。
上記メッシュ部材(37)は、フィルタ本体(31)の内側全体に張られている。吸込口(13)から吸い込まれた空気は、エアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)を通過してベルマウス(24)へ流入する。その際、空気中の塵埃が上記メッシュ部材(37)に捕捉される。
また、上記エアフィルタ(30)は、各周方向リブ(35,36)の上面に当接するフィルタ押さえ(29)によって下方へ付勢される。これにより、エアフィルタ(30)が後述する回転ブラシ(51)に押さえ付けられる。従って、塵埃除去機構(50)による塵埃の除去効率の向上を図ることができる。
図5及び図6に示すように、上記エアフィルタ(30)は、軸挿通部(33)がフィルタ回転軸(28)に対して回転可能に嵌め込まれる。上記エアフィルタ(30)の下方には、塵埃除去機構(50)の塵埃貯留容器(60)が配置されており、該エアフィルタ(30)がフィルタ回転軸(28)に嵌め込まれた状態で、後述する上記塵埃貯留容器(60)のフィルタ取付部(68)とフィルタ回転軸(28)とが止めネジ(28a)によって固定されている。これにより、仕切板(25)と塵埃貯留容器(60)との間にエアフィルタ(30)が挟み込まれた状態で保持される。
上記エアフィルタ(30)の近傍には、図4及び図7に示すように、該エアフィルタ(30)を回転駆動するためのフィルタ駆動部(40)が設けられている。このフィルタ駆動部(40)は、図7に示すように、フィルタ駆動モータ(41)及びリミットスイッチ(44)を備えている。フィルタ駆動モータ(41)の駆動軸には、駆動ギア(42)が設けられ、該駆動ギア(42)がエアフィルタ(30)のギア部(32)と噛み合っている。駆動ギア(42)の一端面(図の例では下面)には、突片であるスイッチ作動部(43)が設けられている。このスイッチ作動部(43)は、駆動ギア(42)の回転によりリミットスイッチ(44)のレバー(44a)に当接することで該レバー(44a)を動かすように構成されている。このレバー(44a)が動作すると、それをリミットスイッチ(44)が検知する。つまり、上記スイッチ作動部(43)およびリミットスイッチ(44)は、上記駆動ギア(42)の回転を検出する。これにより、該駆動ギア(42)の回転数に応じて上記塵埃除去機構(50)を動作させる時期を検出したり、該駆動ギア(42)が回転していない場合の異常検知を行ったりすることが可能となる。
次に、上記塵埃除去機構(50)、貯留量検出機構(70)、塵埃搬送機構(80)及び塵埃捕集箱(90)について説明する。
上記塵埃除去機構(50)は、エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去するためのものである。この塵埃除去機構(50)は、図8及び図10に示すように、回転ブラシ(51)と、清掃用ブラシ(52)と、ブラシ駆動機構(53)と、除去した塵埃を一時的に貯留するための塵埃貯留容器(60)とを備えている。上記回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、塵埃貯留容器(60)の開口部(63)に配置され、ブラシ機構(51,52)を構成している。
上記回転ブラシ(51)は、円筒状のシャフト(51a)と、該シャフト(51a)の外周面に形成された植毛部(51b)とを備えている。シャフト(51a)は、棒状部材(51a)を構成し、回転自在に設けられている。上記植毛部(51b)は、上記棒状部材(51a)の外周面のうち周方向の一部の領域だけに設けられている。この領域では、植毛部(51b)が、シャフト(51a)の軸方向に亘って設けられている。
植毛部(51b)は、ベース基材上にブラシ毛を植毛することにより構成されている。具体的に、植毛部(51b)は、いわゆるパイル織物で構成されている。このパイル織物は、基布に毛(パイル糸)が織り込まれて成る有毛繊維であり、毛足が比較的短い。また、このパイル織物は、毛並みが一定方向に傾斜する傾斜パイルである。本実施形態では、植毛部(51b)の毛並みが、図10において、ベース基材から時計回り(後述する付着防止用突条部(51d)側)に傾斜している。
なお、エアフィルタ(30)の塵埃を除去する際には、図10に示す矢印の向きにエアフィルタ(30)を回転させる。このようにエアフィルタ(30)を回転させている間は、植毛部(51b)の毛並みが、エアフィルタ(30)の接触部分の移動方向に対向している。従って、メッシュ部材(37)に付着する塵埃を効率よく掻き出すことができる。
上記シャフト(51a)の外周面には、軸方向に亘って延びる位置決め用突条部(51c)及び付着防止用突条部(51d)が形成されている。これらの突条部(51c,51d)によって、上記植毛部(51b)のシャフト(51a)上での周方向の位置を決定することができる。
上記位置決め用突条部(51c)は、上記回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の周方向(回転方向)両端部のうち、該植毛部(51b)でエアフィルタ(30)の塵埃を除去している状態(図10に示す状態)で、上記清掃用ブラシ(52)とは反対側の端部の位置決めをするように設けられている。この位置決め用突条部(51c)は、断面略矩形状に形成されているとともに、上記植毛部(51b)のベースとなる基布(図中の太線部分)の位置決めが可能な程度の高さに形成されている。
上記付着防止用突条部(51d)は、上記回転ブラシ(51)の植毛部(51b)のシャフト周方向(回転方向)両端部のうち、該植毛部(51b)によってエアフィルタ(30)の塵埃を除去している状態(図10に示す状態)で、上記清掃用ブラシ(52)に近い側の端部(清掃用ブラシ側の端部)の位置決めをするように設けられている。上記付着防止用突条部(51d)は、上記植毛部(51b)の端部を覆うように設けられている。
上記清掃用ブラシ(52)は、植毛部(51b)に接触して該植毛部(51b)に付着した塵埃を除去するブラシ清掃部材(52)を構成している。清掃用ブラシ(52)は、回転ブラシ(51)の軸方向に沿って設けられている。清掃用ブラシ(52)は、回転ブラシ(51)の一側に、植毛部(51b)の全長に亘って植毛部(51b)と接触可能に設けられている。上記清掃用ブラシ(52)は、板状部材(52a)と、板状部材(52a)の表面上に配設された植毛部(52b)と、板状部材(52a)を上記塵埃貯留容器(60)に対して弾性支持するバネ部材(52c)とを備えている。
上記板状部材(52a)は、上記回転ブラシ(51)のシャフト(51a)と同じ長さに形成されている。上記板状部材(52a)は、その前面が回転ブラシ(51)の外周面に対して、所定の間隔を隔てて対向している。上記板状部材(52a)の上部は、回転ブラシ(51)のシャフト(51a)の外周面に沿うように円弧状に形成されている。板状部材(52a)の円弧状の上部には、該板状部材(52a)の長さ方向に亘って、植毛部(52b)が貼り付けられている。
清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)は、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)と同様に、パイル織物(傾斜パイル)で構成されている。この植毛部(52b)の毛並みは、図10において、板状部材(52a)から斜め下側に傾斜している。このため、回転ブラシ(51)が図10において反時計回りに回転する際に、植毛部(52b)の毛並みが回転ブラシ(51)の回転方向に対向するので、該回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に付着している塵埃が上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)により除去される。
なお、上記回転ブラシ(51)及び清掃用ブラシ(52)の植毛部(51b,52b)は、互いに接触した状態(図15(D)の状態)で、下方(塵埃貯留容器(60)の内方)に向かって毛が延びるように構成されている。これにより、上記回転ブラシ(51)及び清掃用ブラシ(52)に付着した塵埃を塵埃貯留容器(60)内に効率良く集めることができる。
また、上記板状部材(52a)の下部には、上記回転ブラシ(51)に向かって突出する突条部(52d)(固定側突出部)が設けられている。突条部(52d)は、上記植毛部(52b)の下側に設けられている。この突条部(52d)は、断面視で略三角形状に形成されている。突条部(52d)は、上記回転ブラシ(51)の付着防止用突条部(51d)が通過する際に該付着防止用突条部(51d)の突出端が描く軌跡の近傍まで突出している。つまり、突条部(52d)の突出高さは、付着防止用突条部(51d)が最も近接した状態で、該突条部(51d)との間に微小な隙間ができるように設定されている。
上記バネ部材(52c)は、板ばねによって構成されている。上記バネ部材(52c)の一方の端部は上記板状部材(52a)の下端に接続され、上記バネ部材(52c)の他方の端部は上記塵埃貯留容器(60)の第2側面部(61c)の内壁面に接続されている。上記板状部材(52a)は、その下端部が上記バネ部材(52c)によって支持されている。
図4に示すように、上記ブラシ機構を構成する回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、それぞれ、円形状のエアフィルタ(30)の半径と同等以上の長さになるように形成されている。上記回転ブラシ(51)および清掃用ブラシ(52)は、エアフィルタ(30)の円中心から径方向外方へ延びている。すなわち、上記塵埃除去機構(50)は、上記エアフィルタ(30)の径方向に延びるように配置されている。
上記ブラシ駆動機構(53)は、図8及び図9に示すように、ブラシ駆動モータ(54)と、互いに噛み合う駆動ギア(55)および従動ギア(56)とを備えている。駆動ギア(55)はブラシ駆動モータ(54)の駆動軸に設けられ、従動ギア(56)は回転ブラシ(51)のシャフト(51a)の端部に設けられている。ブラシ駆動機構(53)では、上記ブラシ駆動モータ(54)の動力が駆動ギア(55)及び従動ギア(56)を介して回転ブラシ(51)に伝達され、該回転ブラシ(51)が回転駆動される。
ブラシ駆動機構(53)は、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)を清掃するためのブラシ清掃動作を行う。ブラシ清掃動作では、まず、ブラシ駆動機構(53)が、回転ブラシ(51)を図10において時計回りに所定の回転角度だけ回転させた後に、回転ブラシ(51)を図10において反時計回りに回転させる。回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に付着した塵埃は、回転ブラシ(51)が図10において反時計回りに回転する際に、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)に付着する。続いて、ブラシ駆動機構(53)は、再び回転ブラシ(51)を図10において時計回りに回転させる。その際、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)に付着した塵埃が、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)によって掻き取られ、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)に落下する。ブラシ清掃動作では、ブラシ駆動モータ(54)の回転方向を変更することで、回転ブラシ(51)が回転軸回りの両方向に回転駆動される。なお、ブラシ清掃動作についての詳細は後述する。
ところで、「ブラシ清掃動作」の際には、塵埃が該回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の端部(回転ブラシ(51)が図10において時計回りに回転する場合の進行方向の端部)に付着する場合がある。「ブラシ清掃動作」が複数回行われると、該端部に塵埃が帯状に連なってしまう。仮に、付着防止用突条部(51d)がなければ、植毛部(51b)の端部にシャフト(51a)の外周面に沿って帯状に連なった塵埃が、該シャフト(51a)に絡み付いたり、回転ブラシ(51)から塵埃を容易に除去できなくなるなどの問題が生じる。
これに対し、本実施形態では、付着防止用突条部(51d)によって、上記植毛部(51b)の端部に付着する塵埃が上記シャフト(51a)の表面に沿って連なることが阻害され、図15(D)に示すように、塵埃が上記回転ブラシ(51)の表面から離間するように延びていく。従って、上記付着防止用突条部(51d)によって、塵埃がシャフト(51a)に絡み付いたり、回転ブラシ(51)から塵埃が除去し難くなることを防止することができる。
また、本実施形態では、回転ブラシ(51)を回転させる際に、付着防止用突条部(51d)が清掃用ブラシ(52)の突条部(52d)の前面を僅かな隙間を隔てて通過する。従って、付着防止用突条部(51d)と上記清掃用ブラシ(52)の突条部(52d)との間で、帯状の塵埃を圧縮しつつ引き伸ばすことができ、該塵埃を所定サイズに容易に引きちぎることが可能となる。しかも、このように、塵埃を圧縮することで、塵埃の体積を小さくすることができ、より多くの塵埃を上記塵埃貯留容器(60)内に貯留できる。さらに、塵埃を引きちぎって小さくできるので、上記塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)への塵埃の搬送を容易に行うことができる。
上記塵埃貯留容器(60)は、回転ブラシ(51)によってエアフィルタ(30)から除去された塵埃が一時的に貯留される容器である。塵埃貯留容器(60)には、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)から除去された塵埃が貯留される。塵埃貯留容器(60)は、図8に示すように、全体として柱状に形成されている。塵埃貯留容器(60)は、その長手方向が水平となる状態で設けられている。また、塵埃貯留容器(60)には、回転ブラシ(51)が収容される。塵埃貯留容器(60)の上面には、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)を塵埃貯留容器(60)の外側へ露出させる開口部(63)が形成されている。
具体的に、図10に示すように、塵埃貯留容器(60)をその長手方向に直交する断面(横断面)で見た場合に、塵埃貯留容器(60)の上側部分(61)は、塵埃を除去するための回転ブラシ(51)を収容する除去部(61)を構成し、塵埃貯留容器(60)の下側部分(62)は、塵埃を貯めるための貯留部(62)を構成している。塵埃貯留容器(60)では、貯留部(62)が、除去部(61)の下端から側方(図10において左側)へ円弧状に膨出している。
除去部(61)は、下端が開放された略直方体の箱状に形成されている。除去部(61)は、塵埃貯留容器(60)の長手方向に延びている。除去部(61)は、図8及び図10に示すように、上面部(61a)と、上面部(61a)の短手方向(幅方向)の両端から下方へそれぞれ延びる第1及び第2側面部(61b,61c)と、上面部(61a)の長手方向の両端から下方へそれぞれ延びる第1及び第2端面部(61d,61e)とを備えている。除去部(61)では、貯留部(62)が膨出する側(図10において左側)の側面部が第1側面部(61b)を構成し、回転ブラシ(51)を挟んで第1側面部(61b)の反対側に位置する側面部が第2側面部(61c)を構成している。第1側面部(61b)の高さは、第2側面部(61c)よりも高くなっている。
上面部(61a)には、上述の開口部(63)が形成されている。開口部(63)は長方形状に形成されている。開口部(63)は、除去部(61)の長手方向に延びている。開口部(63)には、回転ブラシ(51)が配置されている。シャフト(51a)の軸方向は、開口部(63)の長手方向と一致している。回転ブラシ(51)は、植毛部(52b)が開口部(63)の外側へ露出可能に設けられている。シャフト(51a)の両端は、除去部(61)の第1及び第2端面部(61d,61e)にそれぞれ支持されている。
除去部(61)には、回転ブラシ(51)に加えて、上述の清掃用ブラシ(52)も収容されている。つまり、除去部(61)には、ブラシ機構(51,52)が収容されている。清掃用ブラシ(52)は、シャフト(51a)の外周面と第2側面部(61c)の内壁面との間に配置されている。清掃用ブラシ(52)の板状部材(52a)の上端部は、開口部(63)に位置している。清掃用ブラシ(52)において回転ブラシ(51)側を前側とした場合に、開口部(63)は、板状部材(52a)の上端部の前後への動きを許容する。
貯留部(62)は、図10に示すように、断面視において、略C字状の膨出部(62a)と、板状の斜面部(62b)とを備えている。膨出部(62a)の上側の端部は、第1側面部(61b)の下端に接続している。塵埃貯留容器(60)の片側の外側面は、第1側面部(61b)と膨出部(62a)との境界を折れ点として、膨出部(62a)が外側へ円弧状に膨出している。一方、膨出部(62a)の下側の端部は、回転ブラシ(51)の下方に位置する斜面部(62b)の下端に接続している。斜面部(62b)の上端は、第2側面部(61c)の下端に接続している。塵埃貯留容器(60)のもう片側の外側面は、第2側面部(61c)と斜面部(62b)との境界を折れ点として、くの字状に屈曲している。
塵埃貯留容器(60)では、回転ブラシ(51)から除去された塵埃が、斜面部(62b)上に落下して、斜面部(62b)の傾斜により膨出部(62a)へ導かれる。塵埃貯留容器(60)では、回転ブラシ(51)から除去された塵埃の多くが膨出部(62a)に貯まる。膨出部(62a)内の空間は、塵埃が貯まる貯留空間(58)を構成している。
また、図8に示すように、斜面部(62b)の長さは、除去部(61)の長手方向の長さと等しくなっている。膨出部(62a)の長さは、除去部(61)の長手方向の長さよりも長くなっている。膨出部(62a)は、その長手方向の両端部(66,67)が開口している。膨出部(62a)の第1端部(66)には、後述するダンパボックス(81)が接続され、第2端部(67)には、後述する搬送用ダクト(88)が接続されている。
ところで、本実施形態では、エアフィルタ(30)に加えて、塵埃貯留容器(60)も室内ファン(21)の吸い込み側に位置している。このため、室内ファン(21)の運転中は、室内ファン(21)が塵埃貯留容器(60)内の空気を吸い込もうとする。仮に、室内ファン(21)が塵埃貯留容器(60)内の空気を吸い込むと、塵埃貯留容器(60)内では貯留空間(58)から開口部(63)へ向かう空気の流れが形成され、貯留空間(58)に貯まった塵埃が、空気と共に開口部(63)から塵埃貯留容器(60)外へ流出してしまう。特に、本実施形態では、図4に示すように、塵埃貯留容器(60)に連通する塵埃捕集箱(90)に排気口(91)が形成されているので、塵埃貯留容器(60)内に、開口部(63)へ向かう空気の流れが生じやすい。室内ファン(21)が塵埃貯留容器(60)内の空気を吸い込むと、排気口(91)から流入した空気と共に、塵埃捕集箱(90)及び塵埃貯留容器(60)に貯まる塵埃が、開口部(63)から流出するおそれがある。また、本実施形態では、付着防止用突条部(51d)と清掃用ブラシ(52)の突条部(52d)とにより、帯状の塵埃が引きちぎられるので、引きちぎられた塵埃が開口部(63)から流出するおそれがある。
そこで、本実施形態では、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が開口部(63)から流出することを防止するために、塵埃貯留容器(60)内に、図10に示すように、第1シール部材(45)と第2シール部材(46)とが設けられている。第1シール部材(45)及び第2シール部材(46)は、共に塵埃貯留容器(60)内において貯留空間(58)と開口部(63)との間に設けられ、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間をシールするように、塵埃貯留容器(60)の内面に取り付けられている。第1シール部材(45)及び第2シール部材(46)は、共に、除去部(61)の第1端面部(61d)の内壁面から第2端面部(61e)の内壁面まで延びている。つまり、第1シール部材(45)及び第2シール部材(46)は、塵埃貯留容器(60)の長手方向に亘って、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間をシールしている。
第1シール部材(45)は、第1側面部(61b)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間を塞ぐための部材である。図10に示すように、第1シール部材(45)は、第1側面部(61b)の内壁面に設けられている。第1シール部材(45)は、塵埃貯留容器(60)のうち、回転ブラシ(51)を挟んで清掃用ブラシ(52)とは反対側の内壁面に設けられている。第1シール部材(45)は、塵埃貯留容器(60)の内壁面から回転ブラシ(51)の外周面へ向かって延びている。
第1シール部材(45)は、図10に示すように、隙間を塞ぐためのシール部(45a)と、第1シール部材(45)を第1側面部(61b)に取り付けるための取付部(45b)とを備えている。断面視において、シール部(45a)は平板状に形成され、取付部(45b)はコ字状(C字状)に形成されている。シール部(45a)は、取付部(45b)の開口が上側を向く状態において、該取付部(45b)の外面の下端から斜め上方へ突出している。シール部(45a)の厚みは、先端に近づくに従って薄くなっている。
第1側面部(61b)の下端には、第1シール部材(45)を取り付けるための平板状の第1シール取付部(47)が設けられている。第1シール取付部(47)は、第1側面部(61b)の下端から真下へ突出している。第1シール部材(45)は、取付部(45b)の開口が上側を向く姿勢で、該開口に第1シール取付部(47)を嵌め込むことによって、第1側面部(61b)に取り付けられている。取付部(45b)は、第1シール取付部(47)を挟み込んでいる。
第1シール部材(45)では、シール部(45a)の先端が、シャフト(51a)の下部に近接している。第1シール部材(45)は、シール部(45a)の先端とシャフト(51a)の外周面との間の隙間が例えば0.5mmになるように、設計されている。なお、シール部(45a)の先端がシャフト(51a)の外周面に接触するように、第1シール部材(45)を設計してもよい。
また、本実施形態では、シール部(45a)が、シャフト(51a)の回転軸に向かって延びている。つまり、シール部(45a)の中心線を延ばすと、シャフト(51a)の回転軸を通過する。このため、図10において、シャフト(51a)の外周面に対してシール部(45a)に最も近接する点を通る接線を引いた場合に、その接線とシール部(45a)の中心線よりも上側の面とのなす角度と、その接線とシール部(45a)の中心線よりも下側の面とのなす角度とが概ね等しくなる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)の下面が、塵埃貯留容器(60)の内面から滑らかに連続している。具体的に、塵埃貯留容器(60)の内面では、第1側面部(61b)と貯留部(62)との境界部に、突出部(49)が形成されている。突出部(49)は、塵埃貯留容器(60)の内面から下方へ突出している。突出部(49)は、第1シール取付部(47)の膨出部(62a)側の位置に、第1シール取付部(47)に沿って形成されている。突出部(49)は、第1端面部(61d)の内面から第2端面部(61e)の内面まで延びている。つまり、塵埃貯留容器(60)の長手方向において、突出部(49)の長さは第1シール部材(45)の長さと等しくなっている。
突出部(49)の下端は、第1シール部材(45)の下端と同じ高さに位置している。突出部(49)の下面は、第1シール部材(45)の下面に滑らかに連続するように形成されている。このため、突出部(49)のうち第1シール部材(45)側の曲面(角面)と、第1シール部材(45)のうち突出部(49)側の曲面(角面)(図10における左下の角面)との間の隙間が比較的小さくなる。また、突出部(49)の膨出部(62a)側の角部は、鈍角となり、突出部(49)の下面と膨出部(62a)の内面とが滑らかに連続している。また、第1シール部材(45)の下面では、シール部(45a)と取付部(45b)との折れ点が鈍角になっている。このように、本実施形態では、膨出部(62a)の内面から突出部(49)を経て第1シール部材(45)の下面の先端に至るまでが、比較的滑らかに連続している。
ところで、本実施形態では、塵埃搬送機構(80)によって、塵埃貯留容器(60)内に溜まった塵埃が塵埃捕集箱(90)内へ搬送される。塵埃搬送機構(80)は、空気の流れを利用して塵埃を搬送する。塵埃搬送機構(80)によって塵埃を搬送する際には、塵埃貯留容器(60)内が空気の通路となる。このため、例えば、第1側面部(61b)の内壁面の上部に第1シール部材(45)を設けると、第1シール部材(45)の下側に、第1側面部(61b)の内壁面とシャフト(51a)の外周面とに挟まれた隅角空間ができてしまう。その結果、塵埃搬送機構(80)によって塵埃を搬送する際の空気の通路は、その隅角空間により、入り組んだ形状になってしまう。隅角空間には、塵埃が滞留するおそれがある。
そこで、本実施形態では、第1シール部材(45)を第1側面部(61b)の下端に設け、上記隅角空間ができないようにしている。従って、塵埃搬送機構(80)によって塵埃を搬送する際に第1シール部材(45)の近傍に塵埃が滞留することが阻止される。また、第1シール部材(45)の下面が塵埃貯留容器(60)の内面から滑らかに連続しているので、上述したように、第1シール部材(45)と突出部(49)との間の隙間が小さくなる。従って、第1シール部材(45)と突出部(49)との間の隙間に塵埃が貯まることが抑制される。
第2シール部材(46)は、第2側面部(61c)の内壁面と清掃用ブラシ(52)との間の隙間を塞ぐための部材である。ここで、開口部(63)の縁部と清掃用ブラシ(52)の板状部材(52a)の上端部の背面との間には、図10に示すように、隙間(57)が形成されている。本実施形態では、この隙間(57)を通って塵埃が塵埃貯留容器(60)の外側へ流出することを防止するために、第2シール部材(46)が設けられている。
第2シール部材(46)は、第1シール部材(45)と同様に、断面視において、平板状のシール部(46a)と、コ字状(C字状)の取付部(46b)とを備えている。シール部(46a)は、取付部(46b)の開口が上側を向く状態で、取付部(46b)の外面の下端から斜め下方へ突出している。シール部(46a)の厚みは、先端に近づくに従って薄くなっている。
上面部(61a)の下面には、第2シール部材(46)を取り付けるための平板状の第2シール取付部(48)が設けられている。第2シール取付部(48)は、上面部(61a)の下面から真下へ突出している。第2シール部材(46)は、取付部(46b)の開口が上側を向く姿勢で、該開口に第2シール取付部(48)を嵌め込むことによって、上面部(61a)に取り付けられている。取付部(46b)は、第2シール取付部(48)を挟み込んでいる。この状態では、取付部(46b)の外面が第2側面部(61c)の内壁面に当接し、シール部(46a)の先端が清掃用ブラシ(52)の背面に当接している。
また、上記除去部(61)の第1端面部(61d)の外面の上端には、上述したフィルタ取付部(68)が設けられている。このフィルタ取付部(68)は、上記貯留部(62)側とは反対側に開口するように、平面視で略U字状に突出形成されている。上記フィルタ取付部(68)は、図6に示すように、その略U字状の内側の幅寸法が、仕切板(25)のフィルタ回転軸(28)に螺合する止めネジ(28a)のネジ部の直径よりも大きく、該フィルタ回転軸(28)の直径よりも小さくなるように形成されている。
これにより、図6に示すように、上記フィルタ取付部(68)と仕切板(25)の径方向梁部(27)との間にエアフィルタ(30)を挟み込んだ状態で、上記止めネジ(28a)をフィルタ回転軸(28)に螺合させることで、該エアフィルタ(30)をフィルタ取付部(68)及び仕切板(25)に対して固定することができる。そして、上記エアフィルタ(30)を取り外す際には、上記止めネジ(28a)を緩めて、上記フィルタ取付部(68)の形成された塵埃貯留容器(60)を回動させることで、上記フィルタ回転軸(28)に止めネジ(28a)が螺合した状態で、上記フィルタ取付部(68)のみを移動させることができる。そして、上述のとおり、上記エアフィルタ(30)の軸挿通部(33)は、その内径が上記仕切板(25)のフィルタ回転軸(28)や止めネジ(28a)よりも大径に形成されているため、該エアフィルタ(30)を下方から取り外すことができる。
また、図10に示すように、上記塵埃貯留容器(60)には、貯留部(62)に貯留された塵埃量を検出するための貯留量検出機構(70)が設けられている。この貯留量検出機構(70)は、センサボックス(71)内に収納された発光LED(72)及びフォトトランジスタ(73)を備えている。上記センサボックス(71)は、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)の第2端部(67)寄りに、該貯留部(62)の横断方向に延び且つその底部を覆うように設けられている。上記発光LED(72)及びフォトトランジスタ(73)は、上記センサボックス(71)内に、上記貯留部(62)をその横断方向に挟んで対向配置されている。一方、上記貯留部(62)の壁面には、上記発光LED(72)及びフォトトランジスタ(73)にそれぞれ対応して、第1透明窓(64)および第2透明窓(65)が設けられている。
以上の構成により、上記貯留量検出機構(70)において、発光LED(72)で生じた光は、第1透明窓(64)および第2透明窓(65)を順に透過した後、フォトトランジスタ(73)によって光度が検出される。このフォトトランジスタ(73)によって検出された光度に応じて、貯留部(62)における塵埃の貯留量(即ち、充填度)を検出することができる。すなわち、塵埃の貯留量が少ないと、上記貯留部(62)において第1透明窓(64)から第2透明窓(65)への光の透過率が高くなり、上記フォトトランジスタ(73)によって検出される光度が高くなる。逆に、塵埃の貯留量が多いと、上記貯留部(62)において第1透明窓(64)から第2透明窓(65)への光の透過率が低くなり、上記フォトトランジスタ(73)によって検出される光度が低くなる。従って、この貯留量検出機構(70)によれば、例えば、光度が所定値以下になると、貯留部(62)の貯留量が多いと判断することができる。これにより、後述する塵埃搬送機構(80)によって貯留部(62)内の塵埃を搬送する塵埃搬送動作を行った後でも、上記貯留量検出機構(70)によって上記貯留部(62)内の塵埃の貯留量が多いと検出された場合には、塵埃の搬送先である塵埃捕集箱(90)内が満杯であると判断することが可能になる。
上記塵埃搬送機構(80)は、上述したダンパボックス(81)および搬送用ダクト(88)と、導入用ダクト(86)と、吸引用ダクト(87)とを備えている。
上記ダンパボックス(81)は、直方体状に形成されていて、その長手方向の一端側が上記貯留部(62)の第1端部(66)に接続されている。図11および図12に示すように、上記ダンパボックス(81)内には、開閉部材であるダンパ(82)が設けられている。このダンパ(82)が閉まると、ダンパボックス(81)の内部空間がその長手方向に仕切られる。つまり、ダンパボックス(81)の内部空間は、上記ダンパ(82)によって、他端側の第1室(81a)と一端側である塵埃貯留容器(60)側の第2室(81b)とに区画される。上記ダンパボックス(81)の一端側に区画形成される上記第2室(81b)には、上述したように、貯留部(62)の第1端部(66)が接続されていて、該第2室(81b)と貯留部(62)とが連通している。
図9や図12に示すように、上記塵埃搬送機構(80)は、ダンパ(82)を開閉駆動するためのダンパ駆動モータ(83)と駆動ギア(84)と従動ギア(85)とを備えている。この駆動ギア(84)はダンパ駆動モータ(83)の駆動軸に接続されていて、上記従動ギア(85)は、ダンパ(82)の回動軸に接続されている。そして、これらの駆動ギア(84)および従動ギア(85)は、互いに噛み合うように配置されている。この構成により、上記ダンパ駆動モータ(83)の動力は、各ギア(84,85)を介してダンパ(82)の回動軸に伝達される。これにより、上記ダンパ駆動モータ(83)の回転によって上記ダンパ(82)が回動軸を中心に回動する、開閉動作が行われる。
図11に示すように、上記導入用ダクト(86)は、その一端側が上記ダンパボックス(81)の上面に接続されていて、該ダンパボックス(81)内の第1室(81a)に連通している。一方、上記導入用ダクト(86)の他端側は、ダンパボックス(81)から鉛直上方に延びて、掃除ユニット(100)と本体ユニット(10)との間に設けられた仕切板(25)を貫通し、該本体ユニット(10)のドレンパン(23)の延出部に接続されている。上記導入用ダクト(86)は、円形状の横断面を有する上流側ダクト(86a)および下流側ダクト(86b)を備えていて、これらの2つの部材(86a,86b)が止めネジ(86c)によって上下方向に連結されている。
上記上流側ダクト(86a)は、その横断面積(流路面積)が上記下流側ダクト(86b)の横断面積(流路面積)よりも大きくなるように形成されている。この下流側ダクト(86b)の下端(図11における下側)は、ダンパボックス(81)の上面に接続されている。一方、上記上流側ダクト(86a)の上端(図11における上側)は、ドレンパン(23)の水平に延びる延出部にシール部材(86e)を介して当接している。このドレンパン(23)の延出部には、貫通孔である導入口(86d)が形成されている。そして、この導入口(86d)を通じて、上流側ダクト(86a)が室内ファン(21)側の空間と連通している。つまり、この導入用ダクト(86)は、室内ファン(21)の吹出空気をダンパボックス(81)内へ導入するように構成されている。
また、上記導入用ダクト(86)は、上流側ダクト(86a)と下流側ダクト(86b)との連結部分が仕切板(25)の貫通部に位置している。具体的には、上流側ダクト(86a)の底板と下流側ダクト(86b)の上端フランジとで仕切板(25)の貫通孔周縁を挟み込むように、両ダクト(86a,86b)が連結されている。この構成により、上記導入用ダクト(86)が脱落しないように上記仕切板(25)の貫通孔周縁を挟み込みつつ、該導入用ダクト(86)の上端をベルマウス(24)に接続させることが可能になる。
さらに、上述のように、上記上流側ダクト(86a)の底板と下流側ダクト(86b)の上端フランジとで仕切板(25)の貫通孔周縁を挟み込むような構成にすることで、該上流側ダクト(86a)と下流側ダクト(86b)との連結部分が仕切板(25)に対して回動可能になる。しかも、本実施形態では、上記上流側ダクト(86a)と上記シール部材(86e)との当接部分も回動可能に構成されているため、上記導入用ダクト(86)、ダンパボックス(81)及び塵埃除去機構(50)は、導入用ダクト(86)の軸心(導入口)を中心にして一体で回動することができる。
上記吸引用ダクト(87)は、図8や図9に示すように、流入側である一端が上記ダンパボックス(81)の下面に接続されている。上記吸引用ダクト(87)は、該ダンパボックス(81)内の第2室(81b)に連通している。一方、上記吸引用ダクト(87)の流出側である他端は、化粧パネル(11)に形成されたノズル挿入部(110)に接続されている。このノズル挿入部(110)は、特に図示しないが、掃除機のノズルを挿入して吸引するための開口を有している。
上記搬送用ダクト(88)は、図2及び図4に示すように、一端が塵埃貯留容器(60)における貯留部(62)の第2端部(67)に接続され、他端が塵埃捕集箱(90)に接続されている。つまり、搬送用ダクト(88)は、上記塵埃貯留容器(60)と塵埃捕集箱(90)とを連通している。なお、上記搬送用ダクト(88)は、フレキシブルチューブによって構成されている。
上述のような構成を有する塵埃搬送機構(80)において、冷暖房を行う通常運転の場合、上記ダンパボックス(81)のダンパ(82)は閉じられている(図12(A)参照)。これにより、室内ファン(21)の吹出空気はダンパボックス(81)の第2室(81b)へ導入されない。一方、上記塵埃貯留容器(60)内の塵埃を塵埃捕集箱(90)に搬送する場合には、上記ダンパボックス(81)のダンパ(82)が開く(図12(B)参照)。これにより、上記室内ファン(21)の吹出空気が導入用ダクト(86)及びダンパボックス(81)を介して上記塵埃貯留容器(60)内へ導入される。その結果、該塵埃貯留容器(60)内の塵埃は、導入された空気と共に上記搬送用ダクト(88)を流れて上記塵埃捕集箱(90)内へ搬送される。つまり、上記ダンパボックス(81)内のダンパ(82)を開くことにより、室内ファン(21)の吹出空気を利用して、上記塵埃貯留容器(60)の塵埃を塵埃捕集箱(90)へ搬送することができる。
さらに、上記塵埃搬送機構(80)では、上記塵埃捕集箱(90)内に捕集された塵埃をケーシング(101)外へ排出する場合も、上記ダンパボックス(81)のダンパ(82)は閉じられている(図12(C)参照)。この場合には、掃除機によってノズル挿入部(110)から吸引することで、上記塵埃捕集箱(90)内の塵埃が搬送用ダクト(88)、ダンパボックス(81)および吸引用ダクト(87)を通じて掃除機に吸引される。
上記塵埃捕集箱(90)は、上記塵埃貯留容器(60)から搬送された塵埃を貯留するためのものである。この塵埃捕集箱(90)は、図4に示すように、やや細長い略直方体状に形成され、上記塵埃貯留容器(60)と同様に、仕切板(25)の下方に配置されている。そして、上記塵埃捕集箱(90)は、平面視でエアフィルタ(30)と重ならないように、該エアフィルタ(30)の側方で且つ上記仕切板(25)の一端辺に沿って配置されている。また、上記塵埃捕集箱(90)は、上記エアフィルタ(30)との干渉を確実に防止するために、該エアフィルタ(30)側の側板が、該エアフィルタ(30)の外周に対応して円弧状に形成されている。
また、上記塵埃捕集箱(90)は、一方の端部(一側部)の側面に、流入口(94)が形成されている。この流入口(94)には、上記搬送用ダクト(88)の他端側が接続されている。一方、上記塵埃捕集箱(90)の他方の端部(他側部)には、掃除ユニット(100)のチャンバケーシング(101)内に開口する排気口(91)が設けられている。すなわち、上記塵埃捕集箱(90)は、搬送用ダクト(88)が接続される側とは反対側の端部に、排気口(91)が設けられていて、その内部を長手方向に空気が流れやすい構成になっている。なお、上記塵埃捕集箱(90)は、排気口(91)側の部分が他の部分よりも断面積が小さくなっている。
また、上記塵埃捕集箱(90)内には、上記排気口(91)寄りにフィルタ(92)が設けられている。このフィルタ(92)を設けることで、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)内に塵埃を搬送する際に、空気は排気口(91)から排出される一方、搬送された塵埃は上記フィルタ(92)に捕捉されて排気口(91)から流出することはない。また、掃除機による吸引によって塵埃捕集箱(90)から塵埃が排出される場合には、室内空気が上記排気口(91)を通じて該塵埃捕集箱(90)内に流入するが、流入した空気中の塵埃は上記フィルタ(92)によって捕捉される。このように、上記排気口(91)による給排気によって塵埃捕集箱(90)内の圧力バランスが適切になるので、該塵埃捕集箱(90)に対する塵埃の搬送動作および排出動作が適切に行われる。
−運転動作−
次に、上記室内ユニット(3)における運転動作について説明する。上記室内ユニット(3)は、冷暖房を行う通常運転と、エアフィルタ(30)の清掃を行うフィルタ清掃運転とが切換可能に構成されている。
〈通常運転〉
通常運転では、ダンパボックス(81)のダンパ(82)を閉じた状態にする(図12(A)の状態)。エアフィルタ(30)は、回転しない停止状態に設定される。
この状態において、室内ファン(21)が駆動される。そうすると、室内ユニット(3)では、吸込口(13)から吸い込まれた室内空気がエアフィルタ(30)を通過してベルマウス(24)内へ流入する。空気がエアフィルタ(30)を通過する際、空気中の塵埃がエアフィルタ(30)のメッシュ部材(37)に捕捉される。ベルマウス(24)に流入した空気は室内ファン(21)から吹き出される。この吹出空気は、室内熱交換器(22)の冷媒と熱交換して冷却または加熱された後、各吹出口(14)から室内へ供給される。これにより、室内の冷房または暖房が行われる。この運転では、図12(A)に示すように、ダンパボックス(81)のダンパ(82)が閉じられているため、室内ファン(21)の吹出空気がダンパボックス(81)を通じて塵埃貯留容器(60)へ導入されることはない。
〈フィルタ清掃運転〉
フィルタ清掃運転では、図1に示す冷媒回路において圧縮機(4)が停止されて冷媒が循環しない状態となる。このフィルタ清掃運転では、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」と「塵埃搬送動作」と「塵埃排出動作」とが切換可能に構成されている。なお、上記「塵埃除去動作」、「ブラシ清掃動作」及び「塵埃搬送動作」の間は、化粧パネル(11)に設けられたLED(16)が点灯するように構成されている。これにより、これらの動作を行っている旨をユーザーに対して報知することができる。
「塵埃除去動作」は、エアフィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去する動作である。「ブラシ清掃動作」は、回転ブラシ(51)に捕捉された塵埃を除去する動作である。「塵埃搬送動作」は、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)に塵埃を搬送する動作である。「塵埃排出動作」は、塵埃捕集箱(90)から室内ユニット(3)外へ塵埃を排出する動作である。本実施形態では、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」とが交互に行われる。
−塵埃除去動作−
先ず「塵埃除去動作」では、室内ファン(21)が弱風を吹き出すように運転される。そして、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)をエアフィルタ(30)に接触させた状態で、エアフィルタ(30)を、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の毛を逆立てるように回転移動させる(図13(B)及び図14(A)の白抜き矢印方向)。なお、このとき、回転ブラシ(51)は停止状態である。
そうすると、上記エアフィルタ(30)の塵埃が回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に捕捉される(図14(B))。ここで、例えば図14(A)に示すように、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の毛並みは、エアフィルタ(30)の回転方向とは反対方向に傾斜しているため、該エアフィルタ(30)の塵埃が上記植毛部(51b)によって容易に掻き取られる。そして、フィルタ駆動部(40)のリミットスイッチ(44)のレバー(44a)が作動すると、フィルタ駆動モータ(41)が停止してエアフィルタ(30)の回転が停止する。つまり、エアフィルタ(30)は所定角度だけ回転して停止する。従って、エアフィルタ(30)において回転ブラシ(51)の植毛部(51b)と接触した領域の塵埃が除去される。
−ブラシ清掃動作−
上記エアフィルタ(30)の回転が停止すると、「塵埃除去動作」から「ブラシ清掃動作」に切り換わる。
ところで、エアフィルタ(30)の回転停止後では、図14(B)に示すように、塵埃が回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の左側(すなわち、エアフィルタ(30)の回転方向前方側)に偏在している。これは、植毛部(51b)によって掻き取られた塵埃がエアフィルタ(30)の移動に伴って引きずられるからである。従って、このままでは、塵埃の固まりが大きくなり、最終的に室内等へ落下してしまうおそれがある。
そこで、「ブラシ清掃動作」では、まず、図13(C)に示すように、エアフィルタ(30)がフィルタ駆動部(40)によって反時計回りに所望の角度だけ戻すように回転される。つまり、図15(A)にも示すように、エアフィルタ(30)は、上記「塵埃除去動作」時とは逆方向、すなわち回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の毛の延びる方向と略同じ方向に回転する。本実施形態では、エアフィルタ(30)を、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の幅に相当する角度だけ移動するように回転させる。
そうすると、図15(A)に示すように、回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の片側に偏っていた塵埃が上記エアフィルタ(30)によって該植毛部(51b)の広い範囲に広げられて均される。つまり、塵埃が上記植毛部(51b)の広い範囲により均一に付着する。これにより、塵埃が該植毛部(51b)により確実に付着するため、塵埃の固まりが室内等へ落下するのをより確実に防止することができる。
続いて、上記「ブラシ清掃動作」では、エアフィルタ(30)が停止した状態で、上記回転ブラシ(51)が図15において右回り(時計回り)に回転する。その際、上記回転ブラシ(51)は、植毛部(51b)に塵埃を捕捉したまま、該植毛部(51b)が清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)と接触するように回転する(図15(B))。上記回転ブラシ(51)は、所定の回転角度だけ回転した後、停止する。
その後、上記回転ブラシ(51)は、上述の回転方向とは逆回り(図15において左回り(反時計回り))に回転する。そうすると、上記回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に捕捉されていた塵埃は、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)に捕捉される(図15(C))。これは、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)の毛が下向き、すなわち回転ブラシ(51)の反時計回りの回転によって逆立つように傾斜して植毛されているため、該清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に付着した塵埃が掻き取られるからである。
上記回転ブラシ(51)及び清掃用ブラシ(52)の植毛部(51b,52b)同士が接触することによって、該清掃用ブラシ(52)の板状部材(52a)が上記回転ブラシ(51)と離間する方向へ押されるが、該板状部材(52a)はバネ部材(52c)によって回転ブラシ(51)側へ付勢されているため、植毛部(51b,52b)同士が離隔することはなく、清掃用ブラシ(52)が適切に回転ブラシ(51)に押し付けられる。従って、上記回転ブラシ(51)の植毛部(51b)から塵埃をより確実に除去して、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)に塵埃を捕捉することができる。なお、上記回転ブラシ(51)は、元の状態(図15(A)の状態)の位置まで回転して停止する。
続いて、上記回転ブラシ(51)は、再び右回り(時計回り)に所定の回転角度だけ回転する。そうすると、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)に捕捉されていた塵埃が回転ブラシ(51)の植毛部(51b)によって掻き取られる(図15(D))。すなわち、上記回転ブラシ(51)の植毛部(51b)の毛が下側に向かって回転方向に沿うように傾斜しているため、上記清掃用ブラシ(52)の植毛部(52b)から塵埃を掻き取ることができる。その際も、上記清掃用ブラシ(52)は、バネ部材(52c)によって回転ブラシ(51)側に適切に押し付けられるため、該清掃用ブラシ(52)から塵埃をより確実に除去することができる。
以上により、回転ブラシ(51)に捕捉された塵埃は除去され、塵埃貯留容器(60)の貯留部(62)に貯留される。その後、回転ブラシ(51)は再び左回り(反時計回り)に回転して元の状態(図11(A))に戻り、「ブラシ清掃動作」が一旦終了する。
なお、「ブラシ清掃動作」では、棒状部材(51a)の外周面の全周囲に沿う領域の一部のブラシ通過領域だけを植毛部(51b)が往復するように、回転ブラシ(51)が回転駆動される。つまり、植毛部(51b)は、回転ブラシ(51)の回転軸回りの一部の領域であるブラシ通過領域だけを通過する。棒状部材(51a)の外周面の全周囲に沿う領域では、ブラシ通過領域と、植毛部(51b)が通過せずに、棒状部材(51a)の外周面が露出する部分だけが通過する露出領域とが形成される。第1シール部材(45)は、露出領域において、棒状部材(51a)の外周面に近接又は接触している。このため、第1シール部材(45)が植毛部(51b)に接触することが回避される。
上述のような「ブラシ清掃動作」が終了すると、再び上述した「塵埃除去動作」が行われる。つまり、再びエアフィルタ(30)が回転され、リミットスイッチ(44)のレバー(44a)が再び作動するとエアフィルタ(30)が停止する。これにより、エアフィルタ(30)において回転ブラシ(51)の植毛部(51b)を通過した領域の塵埃が回転ブラシ(51)の植毛部(51b)に捕捉される。このように、「塵埃除去動作」と「ブラシ清掃動作」とを交互に繰り返すことにより、エアフィルタ(30)の所定領域毎に塵埃が除去されていく。そして、上記エアフィルタ(30)の全領域において塵埃が除去されると、「塵埃除去動作」および「ブラシ清掃動作」が完全に終了する。例えば、リミットスイッチ(44)のレバー(44a)が所定回数作動すると、エアフィルタ(30)が1回転したと判断して上記動作が終了する。
−塵埃搬送動作−
上述した「塵埃除去動作」および「ブラシ清掃動作」時には、貯留量検出機構(70)によって塵埃貯留容器(60)における塵埃貯留量が検出される。つまり、発光LED(72)による光の光度がフォトトランジスタ(73)によって検出される。そして、フォトトランジスタ(73)の検出光度が設定値(下限値)以下になると、塵埃貯留容器(60)における塵埃量が所定量に達したとして、「塵埃搬送動作」に切り換えられる。
「塵埃搬送動作」では、回転ブラシ(51)が図10の状態で停止されると共に、エアフィルタ(30)が停止状態になる。また、ダンパボックス(81)のダンパ(82)が開状態(図12(B)の状態)になる。この状態において、室内ファン(21)が駆動されることにより、室内ファン(21)の吹出空気は、導入用ダクト(86)およびダンパボックス(81)を介して塵埃貯留容器(60)内へ導入される。これにより、塵埃貯留容器(60)の塵埃が空気と共に搬送用ダクト(88)を介して塵埃捕集箱(90)内へ搬送される。そうすると、上記塵埃貯留容器(60)において塵埃の貯留量が減少し、フォトトランジスタ(73)の検出光度が高くなる。そして、その検出光度が設定値(上限値)以上になると、塵埃貯留容器(60)における塵埃が殆ど排出されたとして、「塵埃搬送動作」が終了する。その後、「塵埃除去動作」または「ブラシ清掃動作」が再開される。
−塵埃排出動作−
本実施形態のフィルタ清掃運転では、所定条件によって「塵埃排出動作」が行われる。すなわち、上記「塵埃搬送動作」でダンパ(82)を開いた後に、発光LED(72)を点灯させて、その光度を検出し、光度が所定値よりも低ければ、上記塵埃貯留容器(60)内の塵埃が室内ファン(21)の吹出空気によって搬送されていない、すなわち、塵埃貯留容器(60)から塵埃捕集箱(90)までの搬送路で塵埃が詰まっているか、若しくは該塵埃捕集箱(90)内に多量の塵埃が捕集されていると判断して、化粧パネル(11)のLED(16)を点灯させてユーザーにその旨を報知し、リモコン操作等に応じて、以下のような「塵埃排出動作」を行う。
「塵埃排出動作」では、上述した「塵埃搬送動作」と同様に、回転ブラシ(51)が図10の状態で停止されると共に、エアフィルタ(30)が停止状態になる。また、ダンパボックス(81)のダンパ(82)が閉状態(図12(C)の状態)になる。
上述の状態において、ユーザーによって掃除機のノズルを化粧パネル(11)のノズル挿入部(110)に挿入した状態で、吸引動作を行う。この吸引動作により、塵埃捕集箱(90)内の塵埃が搬送用ダクト(88)、塵埃貯留容器(60)、ダンパボックス(81)、吸引用ダクト(87)及びノズル挿入部(110)を介して掃除機へ吸い込まれる。その際、塵埃貯留容器(60)内に残っていた塵埃も吸引用ダクト(87)を介して掃除機へ吸い込まれる。その結果、塵埃捕集箱(90)および塵埃貯留容器(60)の塵埃が室内ユニット(3)外へ排出される。
−実施形態の効果−
本実施形態では、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が貯まる空間と開口部(63)との間において、塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間がシール部材(45)によってシールされているので、室内ファン(21)の運転中の塵埃貯留容器(60)内では、塵埃が貯まる空間から開口部(63)へ向かう空気の流れがほとんど生じない。従って、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が塵埃貯留容器(60)の内壁面とブラシ機構(51,52)との間の隙間を通って開口部(63)から流出することを防止することができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)は、回転ブラシ(51)でなく塵埃貯留容器(60)の内壁面に取り付けられている。よって、回転ブラシ(51)の回転に伴って第1シール部材(45)の位置が変動することがない。そのため、第1シール部材(45)によって、常時、塵埃貯留容器(60)の内壁面と回転ブラシ(51)の外周面との間の隙間をシールすることができる。従って、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が貯まる空間から開口部(63)への空気流れの発生をより確実に抑制することができ、上記空間の塵埃の開口部(63)からの流出をより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間のうち、第1側面部(61b)側を第1シール部材(45)によってシールし、第2側面部(61c)側を清掃用ブラシ(52)によってシールすることによって上記両隙間をシールすることができる。また、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間の一方において清掃用ブラシ(52)がシール部材の役割を兼ねるように構成することにより、塵埃貯留容器(60)内の構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)が、回転ブラシ(51)を挟んで、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)に付着した塵埃を落とす方とは反対側に設けられている。つまり、第1シール部材(45)を、回転ブラシ(51)の外周面の両側方にできる隙間のうち、ほとんど塵埃が落ちてこない側に配置している。このため、第1シール部材(45)の上面に塵埃がほとんど貯まることがない。従って、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が開口部(63)から流出することを防止することができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)のシール部(45a)が取付部(45b)の外面から上方へ延びている。このため、第1シール部材(45)の上面に塵埃が落下したとしても、塵埃はシール部(45a)の取付部(45b)側から貯まってゆくので、塵埃によって回転ブラシ(51)の動きが悪化することを避けることができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)が、植毛部(51b)が通過しない領域において、棒状部材(51a)の外周面に近接又は接触しているので、第1シール部材(45)が植毛部(51b)に接触することが回避される。従って、本実施形態によれば、植毛部(51b)が第1シール部材(45)との接触によって損傷することを回避することができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)のシール部(45a)が回転ブラシ(51)の外周面に接触する場合であっても、シール部(45a)が回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びているので、回転ブラシ(51)が回転軸回りのどちらの方向に回転する場合であっても回転トルクが概ね等しくなる。従って、本実施形態によれば、回転軸回りの一方の方向に回転ブラシ(51)が回転する場合に、回転ブラシ(51)の動きが悪くなることを阻止することができる。
また、本実施形態では、第1シール部材(45)が、ブラシ機構(51,52)を収容する上側部分(61)のうち、下側部分(62)において多くの塵埃が貯まる側の内壁面に設けられている。このため、第1シール部材(45)によって、塵埃貯留容器(60)内の塵埃が開口部(63)から流出することを効果的に防止することができる。
《その他の実施形態》
上記実施形態は、以下のように構成してもよい。
上記実施形態について、第1シール部材(45)を、第1側面部(61b)の真ん中ぐらいの高さに設けてもよいし、第1側面部(61b)の上端部に設けてもよい。
また、上記実施形態について、第1シール部材(45)を、第1側面部(61b)以外(例えば、上面部(61a)の下面)に設けてもよい。
さらに、上記実施形態について、第1シール部材(45)を、回転ブラシ(51)に取り付けて、該回転ブラシ(51)から塵埃貯留容器(60)の内面に向かって延びて該内面に近接又は接触するように構成してもよい。
上記実施形態について、塵埃捕集箱(90)を設けずに、塵埃を溜める容器が塵埃貯留容器(60)の1つだけであってもよい。
上記実施形態について、塵埃貯留容器(60)が、下側部分(62)が上側部分(61)の下端から側方へ膨出しない断面形状(例えば、矩形状)であってもよい。
以上説明したように、本発明は、エアフィルタに付着した塵埃を除去する機能を有する空気調和装置の室内ユニットについて有用である。
30 エアフィルタ
45 第1シール部材
46 第2シール部材
51 回転ブラシ(ブラシ機構)
51a シャフト(棒状部材)
51b 植毛部
52 清掃用ブラシ(ブラシ清掃部材、ブラシ機構)
58 貯留空間
60 塵埃貯留容器
61 除去部(上側部分)
62 貯留部(下側部分)
63 開口部

Claims (7)

  1. 室内ファン(21)と、
    上記室内ファン(21)に吸い込まれる空気中の塵埃を捕捉するエアフィルタ(30)と、
    上記エアフィルタ(30)に付着した塵埃を除去するためのブラシ機構(51,52)と、
    上記ブラシ機構(51,52)が配置される開口部(63)が形成されて、該ブラシ機構(51,52)によって上記エアフィルタ(30)から除去された塵埃が貯留される塵埃貯留容器(60)とを備えた空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記塵埃貯留容器(60)内において塵埃が貯まる貯留空間(58)と上記開口部(63)との間に設けられ、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面と上記ブラシ機構(51,52)との間をシールするシール部材(45,46)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記ブラシ機構(51,52)は、回転自在に設けられた棒状部材(51a)の外周面に、上記エアフィルタ(30)に接触する植毛部(51b)が形成された回転ブラシ(51)を有し、
    上記シール部材(45)は、少なくとも上記塵埃貯留容器(60)の内壁面と上記回転ブラシ(51)との間に設けられ、上記塵埃貯留容器(60)に取り付けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 請求項2において、
    上記ブラシ機構(51,52)は、
    上記回転ブラシ(51)と、
    上記塵埃貯留容器(60)の上記回転ブラシ(51)を挟んで上記シール部材(45)とは反対側の内壁面と上記回転ブラシ(51)の外周面との間に該回転ブラシ(51)の軸方向に沿って設けられ、上記植毛部(51b)に接触して該植毛部(51b)に付着した塵埃を除去するブラシ清掃部材(52)とを有している
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 請求項3において、
    上記シール部材(45)は、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面から上記回転ブラシ(51)の下部に向かって延びている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  5. 請求項3又は4において、
    上記回転ブラシ(51)は、上記棒状部材(51a)の外周面のうち周方向の一部の領域だけに上記植毛部(51b)が設けられると共に、該植毛部(51b)が上記棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの所定の角度領域において往復するように回転軸回りの両方向に回転可能に構成され、
    上記シール部材(45)は、上記棒状部材(51a)の全周囲に沿う領域のうちの上記所定の角度領域以外の領域に向かって延びている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 請求項5において、
    上記シール部材(45)は、上記塵埃貯留容器(60)の内壁面側から上記回転ブラシ(51)の回転軸に向かって延びる平板状のシール部(45a)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つにおいて、
    上記塵埃貯留容器(60)は、上記ブラシ機構(51,52)を収容する上側部分(61)と、該上側部分(61)の下端から側方へ膨出して上記貯留空間(58)を形成する下側部分(62)とを備え、
    上記シール部材(45)は、上記上側部分(61)のうち、上記下側部分(62)が膨出する側の内壁面に設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
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