JP2010275047A - 画像形成装置の給紙機構 - Google Patents

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和秀 工藤
Kazunari Nishimoto
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Abstract

【課題】 給紙ローラを駆動する駆動手段に同期したカム部材の回転制御により、給紙ローラを、下降させ、給紙ローラのシート材に当接する位置に応じてシート材の上面高さを検知する検知手段を備えた給紙機構において、給紙ローラの駆動手段、カム部材が初期位置にある場合に任意のタイミングで中板のリフトアップを可能にする。
【解決手段】 給紙ローラを駆動する駆動手段に同期したカム部材の回転制御により、給紙ローラを、下降させ、給紙ローラのシート材に当接する位置に応じてシート材の上面高さを検知する検知手段を備えた給紙機構において、駆動手段に同期せずカム部材を回転させることにより、カム部材による給紙ローラの初期位置への保持を解除する解除手段を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は電子写真装置、静電記録装置、レーザビームプリンタ等の画像形成装置の給紙機構に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置の給紙機構は、図13〜図20に示すように構成されている。図13は、従来例を示す画像形成装置の主断面図、図14、図15は従来例を示す給紙機構の断面図、図16は従来例を示す給紙駆動系の斜視図、図17は従来例を示す給紙機構の斜視図、図18、図19は従来例を示す給紙機構の詳細断面図、図20は従来例を示す給紙機構の上面図、図21は従来例を示す給紙機構のギア斜視図、図22は従来例を示す給紙機構のギア詳細図である。
図13〜図22において、101は従来例を示す画像形成装置本体、102は給紙カセットで、該給紙カセット102は、シート材Sをその内部に収納し、前記画像形成装置本体101に矢印A方向から挿入される。
103は給紙ローラで、該給紙ローラ103は前記給紙カセット102内のシート材Sを前記画像形成装置本体101内に給紙する機能を有する。104はフィードローラ、105はリタードローラで、該リタードローラ105は、前記給紙カセット102に回動可能に支持され、該リタードローラ105は、不図示の付勢手段により前記フィードローラ104とニップを形成するべく、前記フィードローラ104側に付勢されている。また前記フィードローラ104、前記リタードローラ105は概知の分離機能により、前記給紙ローラ103により給紙されたシート材Sを分離し、一枚のみのシート材Sを前記画像形成装置本体101内に給送する機能を有する。
次に従来例を示す給紙機構について詳しく説明する。111は中板で、該中板111はシート材Sを保持し、回動中心111aを回動中心として、矢印B及び矢印C方向に回動自在に前記給紙カセット102に支持されている。112は押上板で、該押上板112は、不図示の駆動手段により矢印D方向に回動し、前記中板111を前記給紙ローラ103の方向に移動させ、前記中板111を、シート材Sを前記給紙ローラ103により給紙する際に、シート材Sの上面と前記給紙ローラ103との間で適正圧がかかる概略一定高さとなる位置まで上昇させる機能を有する。また前記給紙カセット102が前記画像形成装置本体101から引き抜かれた際には、前記押上板112による前記中板111の支持が解除されるため、前記中板111は矢印C方向に下降する構成となっている。
113は給紙ローラ駆動ギア、114はローラホルダ、115はフィードローラギア、116はフィードローラ軸、117はフィードローラ駆動ギア、118はアイドラギアで、前記給紙ローラ103は、前記給紙ローラ駆動ギア113と一体的に構成され、回転中心113aを回転中心として、前記ローラホルダ114に回転可能に支持されている。また、前記ローラホルダ114は、前記フィードローラ軸116を回動中心として回動可能に前記フィードローラ軸116に支持されており、位置規制部114aとフラグ形状114bを有している。また前記ローラホルダ114は、自重、或は不図示のばね等の付勢手段によって、矢印E方向に付勢されている。また、前記フィードローラ104は、前記フィードローラギア115と一体的に構成され、前記フィードローラギア115に回転駆動を与えることで、前記フィードローラ軸116を介して、前記フィードローラ104に回転駆動が伝達される。また、前記アイドラギア118は、前記フィードローラギア115と給紙ローラ駆動ギア113を連結している。従って、前記フィードローラ駆動ギア117に矢印F方向の回転駆動を与えることで、前記給紙ローラ103、前記フィードローラ104は、それぞれ矢印G、矢印H方向、すなわち紙送り方向に回転する。
119は位置検知センサで、該位置検知センサ119は、前記ローラホルダ114のフラグ形状114bがある一定の高さ以上にある際には、前記ローラホルダ114のフラグ部114bにより遮光されるようになっており、前記ローラホルダ114、前記給紙ローラ103の上下方向の位置を検知できるようになっている。
120は欠け歯ギア、121はギア軸、122は押圧部材、123は付勢部材、124はソレノイド、125は入力ギアで、前記欠け歯ギア120は、押圧部120a、係止部120b、欠け歯部120cを有しており、前記ギア軸121を回転中心として回転可能に前記画像形成装置本体101に支持されている。前記押圧部材122は、前記付勢部材123による付勢力により、前記欠け歯ギア120の押圧部120aを付勢し、前記欠け歯ギア120に矢印J方向の回転力を与えている。また前記入力ギア125は、前記画像形成装置本体101に設けられている不図示のモータにより矢印K方向に回転駆動を伝達されているが、前記ソレノイド124が前記欠け歯ギア120の係止部120bを係止した状態においては、前記欠け歯ギア120の欠け歯部120cと対向しているため、前記入力ギア125の駆動は前記欠け歯ギア120には伝達されないよう構成されている。
126はカム部材であり、該カム部材126は円周面126a、カム面126b、突出部126cを有しており、前記ギア軸121を回動中心として回動可能に、前記欠け歯ギア120と同軸上に前記画像形成装置本体に支持されている。また、前記ローラホルダ114の位置規制部114aが、前記カム部材126に当接することで、前記カム部材126は、前記ローラホルダ114、前記給紙ローラ103の上下方向の位置を規制している。ここで、図は、前記欠け歯ギア120と前記カム部材126を前記欠け歯ギア120側から見た図であるが、図に示すように、前記カム部材126は、円柱形状126dを、前記欠け歯ギア120は、長穴部120d、長穴部端面120e、長穴部端面120fを有しており、前記カム部材126の円柱形状126dが前記欠け歯ギア120の長穴部120dに挿入された構成になっている。従って、前記カム部材126は、前記欠け歯ギア120に対して所定の角度範囲において、相対回転可能な構成となっている。
以上のように構成することにより、前記ソレノイド124を1回動作させ、前記ソレノイド124の前記欠け歯ギア120の係止部120bの係止を解除することで、前記欠け歯ギア120は、前記押圧部材122の付勢力により、矢印J方向に所定量だけ回転し、前記入力ギア125に噛み合うことで、前記入力ギア125から回転駆動を伝達され、矢印J方向に回転する。これに伴い前記カム部材126の円柱形状126dが、前記欠け歯ギア120の長穴部端面120eに規制されて、前記カム部材126は矢印J方向に回転し、前記ローラホルダ114の位置規制部114aが、前記カム部材126の円周面126aから外れ、前記カム部材126カム面126bの形状に沿って下降し、前記給紙ローラ103は、シート材Sに当接する位置に移動する。またこれと同時に、前記欠け歯ギア120は、前記フィードローラ駆動ギア117に矢印F方向の回転駆動を伝達し、前述のように、前記給紙ローラ103、前記フィードローラ104は矢印G、矢印H方向に回転し、シート材Sを前記画像形成装置本体101内に給紙する。さらに、前記欠け歯ギア120が矢印J方向に回転すると、前記ローラホルダ114の位置規制部は、再び前記カム部材126の円周面126aに乗り上げ、前記給紙ローラ103は、シート材Sの上面から退避し、前記ソレノイド124により再び前記欠け歯ギア120の係止部120bが係止され、図に示す初期位置に戻るようになっている。
また、127はレバー部材、128は付勢部材、前記レバー部材127は、回動中心127aを回動中心として回動可能に前記画像形成装置本体101に支持され、前記付勢部材128により矢印M方向に付勢されている。また前記給紙カセット102には、その側面に押圧片102aが前記給紙カセット102と一体的に設けられている。
次に以上のような構成において、本発明の給紙機構がどのように動作するかを説明する。
前記給紙カセット102を前記画像形成装置本体101から引き抜いた状態においては、前述のように、前記中板111は、矢印C方向に下降した位置にあり、給紙動作の際に、前記給紙ローラ103によりシート材Sの上面に適正な圧を与えられない状態になっている。また前記ローラホルダ114のフラグ部114aは図に示す位置にあり、前記位置検知センサ119を遮光した検知状態になっている。この状態から前記給紙カセット102を前記画像形成装置本体101に挿入した場合、前記給紙カセット102の押圧片102aが前記レバー部材127を押圧し、前記レバー部材127は矢印方向に回動する。これにより前記レバー部材127が前記カム部材126の突出部126cを押圧する。前述のように前記カム部材126は、前記欠け歯ギア120に対して矢印J方向に所定の角度だけ回動できるよう構成されているため、前記カム部材126は、前記欠け歯ギア120が回転しないにもかかわらず、矢印J方向に回動し、これにより前記ローラホルダ114の位置規制部114aが、前記カム部材126の円周面126aから外れ、前記カム部材126のカム面126bに沿って下降する。前記ローラホルダ114のフラグ部114aは、前記位置検知センサ119の遮光を解除するので、前記位置検知センサ119は非検知状態となる。このように前記位置検知センサ119が非検知状態となったことにより、前記中板111を前記押上板112を介して矢印B方向に上昇させる。これにより、シート材Sの上面は、前記給紙ローラ103と当接し、さらに前記中板111が上昇すると、前記位置検知センサ119が前記ローラホルダ114のフラグ部材114aにより遮光される位置に達して検知状態となる。これにより、前記中板111は、給紙動作の際に、前記給紙ローラ103とシート材Sの上面との間でシート材Sに適正な圧が加わる概略一定高さに保つ位置で停止し、給紙動作が可能な状態になる。この状態で前記ソレノイド124を動作させ、給紙動作を開始すると、前述のように前記欠け歯ギア120は矢印J方向に回転を開始するが、前記カム部材126の円柱形状126dが前記欠け歯ギア120の長穴部端面120eに当接した後に、前記カム部材126と前記欠け歯ギア120は一体的に回転する。また前記給紙ローラ103、前記フィードローラ104に駆動が伝達されシート材Sを給紙することができる。給紙動作終了後には、前記ソレノイド124は前記欠け歯ギア120の係止部120bを係止し、図に示す状態に戻る。その後は、上述の給紙動作を繰り返すことにより、シート材Sを順次給紙することができる。
さらに、このような制御によりシート材Sが1枚ずつ順次給紙されるにつれ、前記中板111に積載されているシート材Sの枚数が減少してシート材Sの上面高さが低くなり、これに伴い、前述の給紙動作により、前記給紙ローラ103がシート材Sに当接した際の、前記給紙ローラ103および前記ローラホルダ114の位置が下降し、やがて前記ローラホルダ114のフラグ部114aによる前記位置検知センサ119の遮光が解除され、非検知状態となる。
ここで、このように前記位置検知センサ119の遮光が解除される位置まで、即ち前記位置検知センサ119が非検知状態となる位置まで前記ローラホルダ114が下降すると、前記給紙ローラ103によってシート材Sの上面に適正な給紙圧を加えることができなくなる。このため、前記位置検知センサ119が非検知状態となると、不図示の駆動手段により、前記押上板112を回転させ、前記中板111を、シート材Sの上面が給紙の時に適正圧がかかる概略一定高さとなる位置まで再度上昇させるようにしている。
そして、このような制御を繰り返すことで、シート材S上面の位置を常に概略一定に保ち、前記給紙ローラ3によるシート材Sの上面への適正な給紙圧を維持することで、シート材Sがなくなるまで確実にシート材Sを給紙することができる(特許文献1参照)。
特開2004−43144号公報
しかしながら上記従来例においては、前記給紙カセット102を前記画像形成装置本体101に挿入した際に、シート材Sを給紙位置までリフトアップできない場合が存在する。これに関して、図23、図24を用いて説明する。ジャムの発生等、給紙動作中に前記画像形成装置本体101の電源をOFFされる等で、図23に示すように、前記欠け歯ギア120、前記カム部材126等が、それらの一回転制御の途中、すなわち、初期位置にいない状態でエンジンがストップした場合、電源をOFFしたまま前記給紙カセット102を前記画像形成装置本体101から引き抜いたと仮定する。この時、前述のように前記中板111は、矢印C方向に下降する。さらに電源をOFFした状態のまま、前記給紙カセット102をした場合、前述のように前記給紙カセット102の押圧片102aは、前記レバー部材127を矢印N方向に回動させるが、図23に示すように、前記カム部材は、初期位置にいないため、前記レバー部材127、前記カム部材の突出部126cを押圧することができず、前記ローラホルダ114のフラグ部114aは、前記位置検知センサ119を遮光したまま、すなわち検知状態のままとなる。この状態で再び電源を入れた場合、図24に示すように、前記欠け歯ギア120、前記カム部材126は初期位置に復帰するが、前記ローラホルダ114のフラグ部114aは、前記位置検知センサ119を遮光したまま、すなわち検知状態のままである。従って、このような場合、前記欠け歯ギア120、前記カム部材126等が初期位置にある場合においても、前記中板111は矢印C方向に下降したままで、シート材Sをシート材Sの上面と前記給紙ローラ103との間で適正圧がかかる位置まで前記中板111を、リフトアップできないという問題点があった。
そこで本発明においては、上記のように前記欠け歯ギア120、前記カム部材126が初期位置にない場合に電源を入れられたりした場合においても、シート材Sの上面と前記給紙ローラ103との間で適正圧がかかる位置まで前記中板111をリフトアップすることを可能にする、言い換えれば、前記欠け歯ギア120、前記カム部材126等の給紙機構が初期位置にある場合には、いかなる場合においても、前記中板111のリフトアップを可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、前記欠け歯ギア等の給紙駆動手段に同期せず前記カム部材を回転させることにより、前記カム部材による前記給紙ローラの初期位置への保持を解除する解除手段を備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、前記欠け歯ギア等の給紙駆動手段に同期せず前記カム部材を回転させることにより、前記カム部材による前記給紙ローラの初期位置への保持を解除する解除手段を備えたことにより、前記欠け歯ギア、前記カム部材等が初期位置にある場合には、任意のタイミングで前期カム部材による前期給紙ローラの初期位置への保持を解除し、前記中板をリフトアップすることが可能となる効果がある。
本発明の第1の実施例に係わる画像形成装置の主断面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の断面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の断面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙駆動系の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の斜視図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の詳細断面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の詳細断面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構の上面図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構のギア斜視図である。 本発明の第1の実施例に係わる給紙機構のギア詳細図である。 本発明の第2の実施例に係わる給紙機構の詳細断面図である。 本発明の第2の実施例に係わる給紙機構の詳細断面図である。 従来例を示す画像形成装置の主断面図である。 従来例を示す給紙機構の断面図である。 従来例を示す給紙機構の断面図である。 従来例を示す給紙駆動系の斜視図である。 従来例を示す給紙機構の斜視図である。 従来例を示す給紙機構の詳細断面図である。 従来例を示す給紙機構の詳細断面図である。 従来例を示す給紙機構の上面図である。 従来例を示す給紙機構のギア斜視図である。 従来例を示す給紙機構のギア詳細図である。 給紙機構の詳細断面図である。 給紙機構の詳細断面図である。
(実施例1)
図1〜図10を用いて本発明の第1の実施例を説明する。図1は、本実施例を備えた画像形成装置の主断面図、図2、図3は本実施例を備えた給紙機構の断面図、図4は本実施例を備えた給紙駆動系の斜視図、図5は本実施例を備えた給紙機構の斜視図、図6、図7は本実施例を備えた給紙機構の詳細断面図、図8は本実施例を備えた給紙機構の上面図、図9は本実施例を備えた給紙機構のギア斜視図、図10は本実施例を備えた給紙機構のギア詳細図である。図1〜図10において、1は画像形成装置本体、2は給紙カセットで、該給紙カセット2は、シート材Sをその内部に収納し、前記画像形成装置本体1に矢印A方向から挿入される。
3は給紙ローラで、該給紙ローラ3は前記給紙カセット2内のシート材Sを前記画像形成装置本体1内に給紙する機能を有する。4はフィードローラ、5はリタードローラで、該リタードローラ5は、前記給紙カセット2に回動可能に支持され、該リタードローラ5は、不図示の付勢手段により前記フィードローラ4とニップを形成するべく、前記フィードローラ4側に付勢されている。また前記フィードローラ4、前記リタードローラ5は概知の分離機能により、前記給紙ローラ3により給紙されたシート材Sを分離し、一枚のみのシート材Sを前記画像形成装置本体1内に給送する機能を有する。6はプロセスカートリッジで、該プロセスカートリッジ6は、感光ドラム6a、1次帯電器(不図示)、現像装置(不図示)等を内蔵している。7は転写ローラ、8は定着装置である。9は印字済のシート材Sを積載する排紙トレイ、10はレーザ光Lを走査するスキャナユニットである。
以上のような構成において、前記画像形成装置本体1に接続されたホストコンピュータ(不図示)により、プリントが指示されると、前記給紙カセット2内のシート材Sが1枚給紙され、給紙されたシート材Sは、前記プロセスカートリッジ6へと導かれ、既知の印字プロセスにより、その表面に画像を印字される。印字後のシート材Sは、さらに前記定着装置8へと搬送され、その画像がシート材S上に定着される。定着済のシート材Sは、前記排紙トレイ9上に排出、積載される。
次に、本発明の給紙機構について詳しく説明する。11は中板で、該中板11はシート材Sを保持し、回動中心11aを回動中心として、矢印B及び矢印C方向に回動自在に前記給紙カセット2に支持されている。12は押上板で、該押上板12は、不図示の駆動手段により矢印D方向に回動し、前記中板11を前記給紙ローラ3の方向に移動させ、前記中板11を、シート材Sを前記給紙ローラ3により給紙する際に、シート材Sの上面と前記給紙ローラ3との間で適正圧がかかる概略一定高さとなる位置まで上昇させる機能を有する。また前記給紙カセット2が前記画像形成装置本体1から引き抜かれた際には、前記押上板12による前記中板11の支持が解除されるため、前記中板11は矢印C方向に下降する構成となっている。
13は給紙ローラ駆動ギア、14はローラホルダ、15はフィードローラギア、16はフィードローラ軸、17はフィードローラ駆動ギア、18はアイドラギアで、前記給紙ローラ3は、前記給紙ローラ駆動ギア13と一体的に構成され、回転中心13aを回転中心として、前記ローラホルダ14に回転可能に支持されている。また、前記ローラホルダ14は、前記フィードローラ軸16を回動中心として回動可能に前記フィードローラ軸16に支持されており、位置規制部14aとフラグ形状14bを有している。また前記ローラホルダ14は、自重、或は不図示のばね等の付勢手段によって、矢印E方向に付勢されている。また、前記フィードローラ4は、前記フィードローラギア15と一体的に構成され、前記フィードローラギア15に回転駆動を与えることで、前記フィードローラ軸16を介して、前記フィードローラ4に回転駆動が伝達される。また、前記アイドラギア18は、前記フィードローラギア15と給紙ローラ駆動ギア13を連結している。従って、前記フィードローラ駆動ギア17に矢印F方向の回転駆動を与えることで、前記給紙ローラ3、前記フィードローラ4は、それぞれ矢印G、矢印H方向、すなわち紙送り方向に回転する。
19は位置検知センサで、該位置検知センサ19は、前記ローラホルダ14のフラグ形状14bがある一定の高さ以上にある際には、前記ローラホルダ14のフラグ部14bにより遮光されるようになっており、前記ローラホルダ14、前記給紙ローラ3の上下方向の位置を検知できるようになっている。
20は欠け歯ギア、21はギア軸、22は押圧部材、23は付勢部材、24はソレノイド、25は入力ギアで、前記欠け歯ギア20は、押圧部20a、係止部20b、欠け歯部20cを有しており、前記ギア軸21を回転中心として回転可能に前記画像形成装置本体1に支持されている。前記押圧部材22は、前記付勢部材23による付勢力により、前記欠け歯ギア20の押圧部20aを付勢し、前記欠け歯ギア20に矢印J方向の回転力を与えている。また前記入力ギア25は、前記画像形成装置本体に設けられている不図示のモータにより矢印K方向に回転駆動を伝達されているが、前記ソレノイド24が前記欠け歯ギア20の係止部20bを係止した状態においては、前記欠け歯ギア20の欠け歯部20cと対向しているため、前記入力ギア25の駆動は前記欠け歯ギア20には伝達されないよう構成されている。
26はカム部材であり、該カム部材26は円周面26a、カム面26b、突出部26cを有しており、前記ギア軸21を回動中心として回動可能に、前記欠け歯ギア20と同軸上に前記画像形成装置本体1に支持されている。また、前記ローラホルダ14の位置規制部14aが、前記カム部材26に当接することで、前記カム部材26は、前記ローラホルダ14、前記給紙ローラ3の上下方向の位置を規制している。ここで、図は、前記欠け歯ギア20と前記カム部材26を前記欠け歯ギア20側から見た図であるが、図に示すように、前記カム部材26は、円柱形状26dを、前記欠け歯ギア20は、長穴部20d、長穴部端面20e、長穴部端面20fを有しており、前記カム部材26の円柱形状26dが前記欠け歯ギア20の長穴部20dに挿入された構成になっている。従って、前記カム部材26は、前記欠け歯ギア20に対して所定の角度範囲において、相対回転可能な構成となっている。
以上のように構成することにより、前記ソレノイド24を1回動作させ、前記ソレノイド24の前記欠け歯ギア20の係止部20bの係止を解除することで、前記欠け歯ギア20は、前記押圧部材22の付勢力により、矢印J方向に所定量だけ回転し、前記入力ギア25に噛み合うことで、前記入力ギア25から回転駆動を伝達され、矢印J方向に回転する。これに伴い前記カム部材26の円柱形状26dが、前記欠け歯ギア20の長穴部端面20eに規制されて、前記カム部材26は矢印J方向に回転し、前記ローラホルダ14の位置規制部14aが、前記カム部材26の円周面26aから外れ、前記カム部材26カム面26bの形状に沿って下降し、前記給紙ローラ3は、シート材Sに当接する位置に移動する。またこれと同時に、前記欠け歯ギア20は、前記フィードローラ駆動ギア17に矢印F方向の回転駆動を伝達し、前述のように、前記給紙ローラ3、前記フィードローラ4は矢印G、矢印H方向に回転し、シート材Sを前記画像形成装置本体1内に給紙する。さらに、前記欠け歯ギア20が矢印J方向に回転すると、前記ローラホルダ14の位置規制部は、再び前記カム部材26の円周面26aに乗り上げ、前記給紙ローラ3は、シート材Sの上面から退避し、前記ソレノイド24により再び前記欠け歯ギア20の係止部20bが係止され、図に示す初期位置に戻るようになっている。
また、27はレバー部材、28は付勢部材、29はソレノイドで、前記レバー部材27は、回動中心27aを回動中心として回動可能に前記画像形成装置本体1に支持され、前記付勢部材28により矢印M方向に付勢されている。
次に以上のような構成において、本発明の給紙機構がどのように動作するかを説明する。
前記給紙カセット2を前記画像形成装置本体1から取り出した状態で、前記給紙カセット2にシート材Sを積載し、前記給紙カセット2を前記画像形成装置本体1に挿入された際、前述のように、前記中板11は、矢印C方向に下降した位置にあり、給紙動作の際に、前記給紙ローラ3によりシート材Sの上面に適正な圧を与えられない状態になっている。また前記ローラホルダ14のフラグ部14aは図に示す位置にあり、前記位置検知センサ19を遮光した検知状態になっている。この時、前記ソレノイド24を動作させると、前記レバー部材27が矢印N方向に回動し、前記カム部材26の突出部26cを押圧する。前述のように前記カム部材26は、前記欠け歯ギア20に対して矢印J方向に所定の角度だけ回動できるよう構成されているため、前記カム部材26は、前記欠け歯ギア20が回転しないにもかかわらず、矢印J方向に回動し、これにより前記ローラホルダ14の位置規制部14aが、前記カム部材26の円周面26aから外れ、前記カム部材26のカム面26bに沿って下降する。前記ローラホルダ14のフラグ部14aは、前記位置検知センサ19の遮光を解除するので、前記位置検知センサ19は非検知状態となる。このように前記位置検知センサ19が非検知状態となったことにより、前記中板11を前記押上板12を介して矢印B方向に上昇させる。これにより、シート材Sの上面は、前記給紙ローラ3と当接し、さらに前記中板11が上昇すると、前記位置検知センサ19が前記ローラホルダ14のフラグ部材14aにより遮光される位置に達して検知状態となる。これにより、前記中板11は、給紙動作の際に、前記給紙ローラ3とシート材Sの上面との間でシート材Sに適正な圧が加わる概略一定高さに保つ位置で停止し、給紙動作が可能な状態になる。この状態で前記ソレノイド24を動作させ、給紙動作を開始すると、前述のように前記欠け歯ギア20は矢印J方向に回転を開始するが、前記カム部材26の円柱形状26dが前記欠け歯ギア20の長穴部端面20eに当接した後に、前記カム部材26と前記欠け歯ギア20は一体的に回転する。また前記給紙ローラ3、前記フィードローラ4に駆動が伝達されシート材Sを給紙することができる。給紙動作終了後には、前記ソレノイド24は前記欠け歯ギア20の係止部20bを係止し、図に示す状態に戻る。その後は、上述の給紙動作を繰り返すことにより、シート材Sを順次給紙することができる。
さらに、このような制御によりシート材Sが1枚ずつ順次給紙されるにつれ、前記中板11に積載されているシート材Sの枚数が減少してシート材Sの上面高さが低くなり、これに伴い、前述の給紙動作により、前記給紙ローラ3がシート材Sに当接した際の、前記給紙ローラ3および前記ローラホルダ14の位置が下降し、やがて前記ローラホルダ14のフラグ部14aによる前記位置検知センサ19の遮光が解除され、非検知状態となる。
ここで、このように前記位置検知センサ19の遮光が解除される位置まで、即ち前記位置検知センサ19が非検知状態となる位置まで前記ローラホルダ14が下降すると、前記給紙ローラ3によってシート材Sの上面に適正な給紙圧を加えることができなくなる。このため、前記位置検知センサ19が非検知状態となると、不図示の駆動手段により、前記押上板12を回転させ、前記中板11を、シート材Sの上面が給紙の時に適正圧がかかる概略一定高さとなる位置まで再度上昇させるようにしている。
そして、このような制御を繰り返すことで、シート材上面の位置を常に概略一定に保ち、前記給紙ローラ3によるシート材Sの上面への適正な給紙圧を維持することで、シート材Sがなくなるまで確実にシート材Sを給紙することができる。
以上説明してきたように、本実施例のように構成した場合、前記欠け歯ギア20、前記カム部材26等が初期位置にある場合には、任意のタイミングで前記カム部材26による前記給紙ローラ3の保持を解除することができるので、前記欠け歯ギア20、前記カム部材26等が、それらの一回転制御の途中、すなわち、初期位置にいない状態でエンジンがストップし、この状態のまま前記給紙カセット2を前記画像形成装置本体1に挿入され、電源を入れた場合のような、前述の従来例において、前記中板111をリフトアップできないような場合においても、前記欠け歯ギア20、前記カム部材26等が初期位置に復帰してから、前記ソレノイド29を作動させることで、前記中板11を前記シート材Sの上面と前記給紙ローラ3との間で適正な給紙圧がかかる位置まで上昇させることが可能となる。
(実施例2)
図11、図12を用いて、本発明の第2の実施例を説明する。
図11、図12において、前記カム部材26は、押圧片26e、係止部26fを備えている。30は押圧部材、31は付勢部材、32はソレノイドで、前記押圧部材30は、回動中心30aを回動中心として回動可能に前記画像形成装置本体1に支持され、前記付勢部材31により矢印P方向に付勢されており、前記カム部材の押圧片26eを矢印J方向に押圧している。また前記ソレノイド32は前記カム部材26の係止部26fを係止している。従って、前記カム部材26は前記押圧部材30に矢印J方向の回転力を与えられているが、前記ソレノイド32が前記カム部材26の係止部26eを係止していることにより、その回転を規制されている。
その他の構成に関しては、実施例1と同様で、実施例1と同様の構成については、実施例1と同一の番号で示している。
以上のように構成することにより、前記ソレノイド32を動作させると、図12に示すように、前記付勢部材31の付勢力により、前記カム部材26は矢印J方向に回転し、これにより、実施例1と同様に、前記ローラホルダ14のフラグ部14aは、前記位置検知センサ19の遮光を解除し、前記位置検知センサ19は非検知状態となることにより、前記中板11を矢印B方向に回動させ、前記給紙ローラ3とシート材Sの上面との間でシート材Sに適正な圧が加わる概略一定高さに保つ位置で停止し、給紙動作が可能な状態になる。
以上説明したように、本実施例のように構成することで、実施例1と同様の効果が得られる。
2 給紙カセット
3 給紙ローラ
4 フィードローラ
5 リタードローラ
14 ローラホルダ
19 位置検知センサ
20 欠け歯ギア
22 押圧部材
24 ソレノイド
25 入力ギア
26 カム部材
27 レバー部材
29 ソレノイド
30 押圧部材
32 ソレノイド

Claims (3)

  1. 装置本体に着脱自在に設けられ複数枚のシート材を積載収納可能な給紙カセットと、
    該給紙カセットに積載されたシートを給送する給紙ローラと、
    前記給紙ローラをシート材搬送方向に回転駆動させるための駆動手段と、
    前記駆動手段に同期した回転制御により、前記給紙ローラを、シート材を給紙する際には、シート材と当接するよう下降させ、待機時には、シート材の上方の初期位置に保持するカム部材と、
    前記給紙カセットに設けられ、シート材を支持して上下に回動可能なシート材支持部材と、
    前記シート材支持部材を昇降可能なリフター手段と、
    前記給紙ローラのシート材に当接する位置に応じてシート材の上面高さを検知する検知手段と、
    前記検知手段のシート材上面高さの検知に基づいて前記リフター手段の昇降動作を制御して、前記シート材支持部材に支持されているシート材の上面高さを一定にする制御手段と、
    を備えた画像形成装置の給紙機構において、
    前記駆動手段に同期せず前記カム部材を回転させることにより、前記カム部材による前記給紙ローラの初期位置への保持を解除する解除手段を備えたことを特徴とする画像形成装置の給紙機構。
  2. 前記解除手段は、前記カム部材を押圧することで前記カム部材を回転させるためのレバー部材と、該レバー部材を動作させるためのアクチュエータからなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の給紙機構。
  3. 前記解除手段は、前記カム部材に回転力を与える押圧部材と前記カム部の回転力に抗して前記カム部材を係止するアクチュエータからなることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の給紙機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015009944A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 駆動伝達装置及びそれを有する画像形成装置

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