JP2010274861A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
圃場などの泥濘地の走行に適し、内圧が低い場合から通常の場合まで十分なトラクションを発揮できるラグを備えた空気入りタイヤの提供。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤは、タイヤ回転方向D1と交差する方向に延在するラグ100を備え、ラグ100は、トレッドの表面からタイヤ径方向外側に突出し、トレッドセンター部寄りに位置するセンター側ラグ部110と、トレッドショルダー部寄りに位置するショルダー側ラグ部120とを有する。ショルダー側配置角度αsは、センター側配置角度αcと異なり、センター側端112における踏面中心112cと、ショルダー側端122における踏面中心122cとを通過する直線をラグ中心線100CLとした場合、センター側配置角度αcからショルダー側配置角度αsへの変曲点Pは、ラグ中心線100CLよりもタイヤ回転方向D1寄りに位置する。
【選択図】図2
Description
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤについて説明する。具体的には、(1)空気入りタイヤの構成、(2)ラグの詳細構成、(3)比較評価、(4)作用・効果、及び[その他の実施形態]について説明する。
第1実施形態に係る空気入りタイヤ10の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤ10におけるトレッドの展開図である。
第1実施形態に係る空気入りタイヤ10のラグ100について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るラグ100を示す正面図である。具体的には、(2.1)ラグの形状、(2.2)ラグの配置について説明する。
図2に示すように、ラグ100は、トレッドセンター部A1寄りに位置するセンター側ラグ部110と、センター側ラグ部110に連なり、トレッドショルダー部A2寄りに位置するショルダー側ラグ部120とを有する。
ショルダー側ラグ部120のトレッド幅方向Wを基準としたショルダー側配置角度αsは、センター側ラグ部110のトレッド幅方向Wを基準としたセンター側配置角度αcと異なる。センター側配置角度αcは、0度よりも大きく、かつ、平均配置角度αaveの95%よりも小さい。これに伴い、ショルダー側配置角度αsは、平均配置角度αaveよりも大きい。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(2.1)ラグの形状、3.2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
比較例及び実施例の空気入りタイヤを用いて、(3.1.1)トラクション性能評価を行った。比較評価に用いた比較例及び実施例に係る空気入りタイヤについて、具体的に説明する。なお、空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ リムサイズ : 16×30
・ 内圧条件 :
(1)通常内圧; 240kPa
(2)低内圧; 160kPa
・ 荷重条件 : 2725kg
・ 車種 : 農業機械用のトラクタ
評価方法;各空気入りタイヤを車両に装着して、圃場を所定距離に至るまで走行し、トラクション性能を評価した。具体的には、車速、タイヤ回転角速度、タイヤ径によりスリップ率を測定し、あわせてトラクションを測定した。
上述した比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いた評価結果について、図3を参照しながら説明する。
以上説明したように、本実施形態に係るラグ100は、トレッドセンター部A1からトレッドショルダー部A2(又はトレッドショルダー部A3以下、省略)に向けて、タイヤ回転方向D1と交差する方向に延在し、トレッドセンター部A1寄りに位置するセンター側ラグ部110からセンター側ラグ部110に連なり、トレッドショルダー部A2寄りに位置するショルダー側ラグ部120とを有する。センター側配置角度αcからショルダー側配置角度αsへの変曲点Pは、ラグ中心線100CLよりもタイヤ回転方向D1寄りに位置する。
上述した第1実施形態では、ラグ100の壁面130が、タイヤ回転方向D1に対して、形成する傾斜角度は、一律であった。これに対して、第2実施形態では、ラグ100Aの壁面130の形状がそれぞれ異なる。以下、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤについて説明する。具体的には、(1)ラグの詳細構成、(2)作用・効果について説明する。
第2実施形態に係る空気入りタイヤ10Aのラグ100Aについて、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1.1)ラグの構成、(1.2)踏み側壁面の詳細構成、(1.3)センター側ラグ部の詳細構成、(1.4)ショルダー側ラグ部の詳細構成、(1.5)壁面の位置関係について説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤ10Aにおけるトレッド20の展開図である。図5は、本発明の第2実施形態に係るラグ100Aを示す正面図である。
センター側ラグ部110Aは、センター側ラグ部110Aの踏み込み側に位置するセンター踏み込み側壁面114を有する。更に、センター踏み込み側壁面114は、タイヤ回転方向D1に対して、略垂直に対向するセンター踏み込み側壁面114aと、センター踏み込み側壁面114aに連なり、センター踏み込み側壁面114aよりもショルダー側ラグ部120A側に位置するセンター踏み込み側壁面114bとを含む。
センター側ラグ部110Aは、センター踏み込み側壁面114と、センター側ラグ部110Aの蹴り出し側に位置するセンター蹴り出し側壁面116と、センター側壁面118とを有する。センター踏み込み側壁面114は、センター蹴り出し側壁面116よりも小さく傾斜する。
ショルダー側ラグ部120Aは、ショルダー踏み込み側壁面124と、ショルダー側ラグ部120Aの蹴り出し側に位置するショルダー蹴り出し側壁面126と、ショルダー側壁面128とを有する。ショルダー蹴り出し側壁面126は、ショルダー踏み込み側壁面124よりも大きく傾斜する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤ10Aにおけるラグ100Aのタイヤ回転方向D1に沿った断面図であり、図5のA−A断面図である。図7は、本発明の第2実施形態に係る空気入りタイヤ10Aにおけるラグ100Aのタイヤ回転方向D1に沿った断面図であり、図5のB−B断面図である。なお、図6及び図7は、壁面130Aの位置関係を明瞭にするために、ハッチングを省略する。また、図7は、ショルダー側壁面128の側面図に相当する。
以上説明したように、本実施形態に係るセンター側ラグ部110Aは、センター側ラグ部110Aの踏み込み側に位置するセンター踏み込み側壁面114を有する。ショルダー側ラグ部120Aは、ショルダー側ラグ部120Aの踏み込み側に位置するショルダー踏み込み側壁面124を有する。ショルダー踏み込み側壁面124は、タイヤ径方向内側に行くに連れて踏み込み側に向けて傾斜するとともに、センター踏み込み側壁面114よりも大きく傾斜する。このため、ショルダー側ラグ部120Aのタイヤ径方向D2に沿った高さが同じである場合、ショルダー踏み込み側壁面124は、面積が大きくなる。つまり、空気入りタイヤ10Aは、泥土との接地面積を更に大きくし、表面摩擦力による推進力(FT)を更に向上できる。また、センター踏み込み側壁面114で、泥土の排出効果を高め、空気入りタイヤ10Aの接地面からの沈下量を増加させるとともに、ショルダー踏み込み側壁面124で、泥土との表面摩擦力を向上させることで、推進力(FT)を向上できる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (7)
- トレッドセンター部からトレッドショルダー部に向けて、タイヤ回転方向と交差する方向に延在するラグを備え、
前記ラグは、トレッドの表面からタイヤ径方向外側に向かって突出する空気入りタイヤであって、
前記ラグは、
前記トレッドセンター部寄りに位置するセンター側ラグ部と、
前記センター側ラグ部に連なり、前記トレッドショルダー部寄りに位置するショルダー側ラグ部と
を有し、
前記ショルダー側ラグ部のトレッド幅方向を基準としたショルダー側配置角度αsは、前記センター側ラグ部のトレッド幅方向を基準としたセンター側配置角度αcと異なり、
前記センター側ラグ部のセンター側端における踏面中心と、前記ショルダー側ラグ部のショルダー側端における踏面中心とを通過する直線をラグ中心線とした場合、前記センター側配置角度αcから前記ショルダー側配置角度αsへの変曲点は、前記ラグ中心線よりもタイヤ回転方向寄りに位置する空気入りタイヤ。 - 前記変曲点は、前記ラグのトレッド幅方向に沿ったラグ幅を100とした場合、前記ラグ幅の中心を基準として±40の範囲内に位置する請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター側配置角度αcは、
0度よりも大きく、かつ、
平均配置角度αaveの95%よりも小さい請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記センター側ラグ部は、前記センター側ラグ部の踏み込み側に位置するセンター踏み込み側壁面を有し、
前記ショルダー側ラグ部は、前記ショルダー側ラグ部の踏み込み側に位置するショルダー踏み込み側壁面を有し、
前記ショルダー踏み込み側壁面は、タイヤ径方向内側に行くに連れて前記踏み込み側に向けて傾斜するとともに、前記センター踏み込み側壁面よりも大きく傾斜する請求項1乃至3の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記タイヤ回転方向に沿った前記ラグの断面において、前記ショルダー踏み込み側壁面のタイヤ径方向を基準としたショルダー踏み側傾斜角度βsは、前記センター踏み込み側壁面のタイヤ径方向を基準としたセンター踏み側傾斜角度βcよりも大きい請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- 前記センター側ラグ部は、前記センター側ラグ部の蹴り出し側に位置するセンター蹴り出し側壁面を有し、
前記センター踏み込み側壁面は、前記センター蹴り出し側壁面よりも小さく傾斜する請求項4または5に記載の空気入りタイヤ。 - 前記ショルダー側ラグ部は、前記ショルダー側ラグ部の蹴り出し側に位置するショルダー蹴り出し側壁面を有し、
前記ショルダー蹴り出し側壁面は、前記ショルダー踏み込み側壁面よりも小さく傾斜する請求項4乃至6の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
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JPH11170815A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-06-29 | Bridgestone Corp | ラグ付き空気入りタイヤ |
JP2006281908A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
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