JP2010274207A - 嫌気性生物処理方法及び嫌気性生物処理装置 - Google Patents

嫌気性生物処理方法及び嫌気性生物処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、アルキルアンモニウム塩、炭素数6以下の有機物等を含有する排水、特に半導体製造工場等から排出されるTMAH、コリン等を含有する排水を良好に処理する嫌気性生物処理方法及び嫌気性生物処理装置を提供することにある。
【解決手段】本発明は、アルキルアンモニウム塩を含有する排水、炭素数6以下の有機物を含有する排水を嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法であって、前記生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に、糖蜜を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(以下、単にTMAHと呼ぶ場合がある)、コリン等のアルキルアンモニウム塩、又は炭素数の小さい有機物等を含有する排水を嫌気的に生物処理する生物処理方法及び生物処理装置に関する。
従来、パルプ製造排水工程や化学工場から排出される炭素数4以下、具体的には酢酸、エタノール、アセトアルデヒド等の炭素数2以下の有機物を主成分とする排水を嫌気処理する場合、グラニュール汚泥が解体して小粒径化するため、汚泥量が減少し処理が不安定になるとされている。
通常の嫌気処理では、高分子の糖質、タンパク質、脂質を低分子に分解する嫌気性加水分解菌、有機酸を生成する酸生成菌が生成するバイオポリマー等の架橋効果がグラニュールの生成、維持に重要な働きをしていると考えられている。さらに、糸状性のメタン生成細菌であるMethanosaeta属がグラニュール化の骨格となるとも言われており、グラニュール形成に重要な存在である。
ところが、炭素数の小さい有機物を分解する場合、加水分解菌や酸生成細菌が少なくメタン生成細菌が主要な生物相となる。さらに、メタノールやTMAH等では糸状性のメタン生成細菌であるMethanosaeta属より、糸状性でないメタン生成細菌であるMethanosarcina属やMethanobacteriumu属が優占し易く、グラニュール汚泥が微細化し崩れる傾向がある。グラニュール汚泥が微細化し崩れると反応槽内の汚泥が流出し処理が不安定となる。
従来、これらの対策の具体例としては、例えば、特許文献1〜4の方法が提案されている。
特許第4193310号公報 特開2008−279383号公報 特許第2563004号公報 特開2008−279385号公報
特許文献1の方法は、グラニュール汚泥を投入して処理を立ち上げた後に、グラニュール汚泥の崩壊を防止するための高分子凝集剤を添加する嫌気性生物処理方法に関するものであるが、嫌気性汚泥を投入して処理を立ち上げること、及び嫌気性汚泥からグラニュール汚泥を形成する場合の適用は困難である。また、長期にわたって高分子凝集剤を添加する場合、高分子凝集剤同士の荷電が反発し、グラニュール汚泥が分散する懸念がある。また、高分子凝集剤が価格的に高いことも問題となる。
また、特許文献2の方法は、硝酸、亜硝酸を添加する嫌気性生物処理方法であるが、本来排水処理の対象物質である硝酸、亜硝酸を積極的に添加するため、原水変動、装置トラブル、運転管理等で不具合が生じた場合、処理水と共に窒素が排出され、水質汚染を引き起こす懸念がある。また、該方法では、脱窒細菌とメタン生成細菌とを共存させる必要があり、脱窒反応が生じてから嫌気反応が始まることを考慮すると、原水変動等で処理水質が悪化すること、硝酸等が処理水にリークする可能性が懸念される。
また、特許文献3の方法は、立ち上げ時に酢酸を処理対象物質であるメタノールの4倍添加する嫌気性処理方法であるが、対象排水よりも多い酢酸を注入するのは、実機スケールにおいて、現実的ではない。また、該方法では、立ち上げ後に酢酸注入を停止するため、酢酸注入停止から所定期間後のグラニュール安定性、処理安定性が問題となる。
また、特許文献4の方法は、糖質を添加する嫌気性処理方法である。ここで、糖質は炭水化物のことで、単体である単糖類、数個の縮合体であるオリゴ糖、多数の単糖からなる多糖類(デンプン、セルロース、チキン等)がある。そして、単糖は、炭素数3のトリオース、炭素数4のテトロース、炭素数5のペントース、炭素数6のヘキソース等がある。このような単糖を添加する嫌気性生物処理では、逆にグラニュール汚泥の崩壊が懸念されるため、糖質の添加が必ずしもグラニュール汚泥の崩壊防止に役立つとは考えられない。また、該方法では、糖質の中でデンプンの具体例が示されているのみである。そして、デンプンを用いる場合、デンプンは水に難溶であるため、湯に一度溶解させ溶液化しなくてはならい等の運転管理面等に課題がある。
このように、上記各方法にはいずれも各課題があるため、実用化は困難である。また、上記各方法は、パルプ製造過程で排出されるメタノール等の炭素数1の有機物含有排水を事例とするものであり、半導体製造工場等において純水、超純水を使用する工程から排出される炭素数4の使用済みTMAH含有排水等のアルキルアンモニウム塩含有排水(レジスト由来の樹脂や界面活性剤を含有する場合がある)の嫌気性生物処理についての事例はない。
本発明の目的は、アルキルアンモニウム塩、又は炭素数6以下の有機物等を含有する排水、特に半導体製造工場等から排出されるTMAH、コリン等を含有する排水を良好に処理する嫌気性生物処理方法及び嫌気性生物処理装置を提供することにある。
本発明は、アルキルアンモニウム塩を含有する排水を嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法であって、前記排水に糖蜜を供給する。
また、本発明は、炭素数6以下の有機物を含有する排水を嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法であって、前記排水に糖蜜を供給する。
また、前記嫌気性生物処理方法において、前記生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に前記糖蜜を供給することが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理方法において、前記生物処理を行う反応槽に、嫌気性汚泥を投入し、前記生物処理の立ち上げを行うことが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理方法において、前記排水が、半導体製造工場から排出されることが好ましい
また、前記嫌気性生物処理方法において、前記アルキルアンモニウム塩又は前記炭素数6以下の有機物が、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)であることが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理方法において、前記生物処理の立ち上げを行う際に、前記生物処理を行う反応槽に担体を充填することが好ましい。
また、本発明の嫌気性生物処理装置は、アルキルアンモニウム塩を含有する排水を嫌気的に生物処理する反応槽と、前記排水に糖蜜を供給する糖蜜供給手段と、を備える。
また、本発明の嫌気性生物処理装置は、炭素数6以下の有機物を含有する排水を嫌気的に生物処理する反応槽と、前記排水に糖蜜を供給する糖蜜供給手段と、を備える。
また、前記嫌気性生物処理装置において、前記糖蜜供給手段は、前記生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に、糖蜜を供給することが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理装置において、前記生物処理の立ち上げを行う際、前記反応槽には、嫌気性汚泥が投入されていることが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理装置において、前記排水が、半導体製造工場から排出されることが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理装置において、前記アルキルアンモニウム塩又は前記炭素数6以下の有機物が、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)であることが好ましい。
また、前記嫌気性生物処理装置において、前記生物処理の立ち上げを行う際、前記反応槽には、担体が充填されていることが好ましい。
本発明によれば、アルキルアンモニウム塩、又は炭素数6以下の有機物等を含有する排水、特に半導体製造工場等から排出されるTMAH、コリン等を含有する排水を良好に処理することができる。
本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。 本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。 通水前及び通水日数36日後の汚泥粒径を示す図である。 通水前の汚泥、通水日数36日後の実施例及び比較例1〜3の汚泥の50倍拡大写真を示す図である。 通水前と通水日数55日後のカラム内の汚泥濃度を示す図である。 通水前と通水日数55日後のカラム内の汚泥界面高さを示す図である。
本発明の実施形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の一例を示す模式図である。図1に示すように、嫌気性生物処理装置1は、原水第1ライン10、調整槽12、原水第2ライン14、反応槽16、処理水排出ライン20、ガス排出ライン22、処理水循環ライン24、糖蜜供給手段、栄養剤供給手段、pH調整剤供給手段、を備える。糖蜜供給手段は、糖蜜貯槽26、糖蜜供給ライン28から構成されており、栄養剤供給手段は、栄養剤貯槽30、栄養剤供給ライン32から構成されており、pH調整剤供給手段は、pH調整剤貯槽34、pH調整剤供給ライン36から構成されている。但し、各供給手段の構成は、溶液を排水に供給することができるものであれば上記構成に制限されるものではなく、例えば、溶液の流量を自在に調節するために、各供給ラインにポンプを設置することが好ましい。調整槽12内には、撹拌装置38が設けられており、撹拌装置38等で濃度の均一化を行うことが好ましい。
調整槽12の原水導入口(不図示)には、原水第1ライン10が接続されている。糖蜜貯槽26の糖蜜排出口(不図示)と調整槽12の糖蜜供給口(不図示)間は、糖蜜供給ライン28により接続され、栄養剤貯槽30の栄養剤排出口(不図示)と調整槽12の栄養剤供給口(不図示)間は、栄養剤供給ライン32により接続され、pH調整槽12のpH調整剤排出口(不図示)と調整槽12のpH調整剤供給口(不図示)間は、pH調整剤供給ライン36により接続されている。また、調整槽12の原水排出口(不図示)と反応槽16間は、原水第2ライン14により接続されている。なお、反応槽16側の原水第2ライン14の接続位置は反応槽16の下部であることが好ましい。
反応槽16内には、気固液分離装置(以下、GSSと呼ぶ場合がある)が設けられている。気固液分離装置は、互いに逆方向に傾斜する仕切り板40a,40bを備え、その上部内側に固液分離部42が形成される。仕切り板40a,40bの下端部は隔離しており、連通路44が形成され、また、仕切り板40a,40bの一方の下端部は他方の下端部の下側を覆い、浮上するガスが連通路44から固液分離部42に入るのを阻止する構造となっている。固液分離部42には越流式の処理水取出部46が設けられており、処理水取出部46の処理水排出口(不図示)には、処理水排出ライン20が接続されている。また、処理水取出部46の処理水返送口(不図示)と調整槽12の処理水供給口(不図示)間は、処理水循環ライン24が接続されている。また、反応槽16の頂部には、ガス排出ライン22が接続されている。
反応槽16としては、主にアルキルアンモニウム塩を嫌気的に生物処理することができるものであればよく、UASB方式、EGSB方式等に代表されるグラニュールを利用した上向流汚泥床式の反応槽や、担体を使用した固定床式又は流動床式の反応槽等が利用可能である。
以下に、本実施形態の嫌気性生物処理装置1の動作及び嫌気性生物処理方法について説明する。
アルキルアンモニウム塩含有排水を原水第1ライン10から調整槽12に供給すると共に、糖蜜貯槽26内の糖蜜を糖蜜供給ライン28から調整槽12に供給する。攪拌装置38により混合された混合液(アルキルアンモニウム塩含有排水と糖蜜)を原水第2ライン14から反応槽16内へ導入し、上向流で通液する。本発明者の知見によれば、反応槽16では、アルキルアンモニウム塩(例えば、TMAH)が嫌気性生物によって、メタン、炭酸イオン、アンモニウムイオン等に分解されると考えられる。嫌気性生物処理に利用される種汚泥としては、特に制限されるものではないが、例えば、食品工場、飲料工場、製紙工場、化学工場、畜産排水処理等で使用される嫌気性汚泥、グラニュール、又は下水処理場の消化汚泥等が挙げられる。
従来技術では、生物処理の立ち上げ時から、嫌気性微生物を含むグラニュール汚泥を反応槽16内に投入して、嫌気性処理を行うことが開示されているが、本実施形態は、糖蜜を添加することで嫌気性汚泥からグラニュール汚泥を形成することが可能であるため、反応槽16に嫌気性汚泥を投入し、生物処理の立ち上げを行うこともできる。
本実施形態において、糖蜜の供給は、生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に行われることが好ましい。糖蜜の供給量は、特に制限されるものではないが、例えば、全有機体炭素比で対象排水の0.5〜20%となるように糖蜜を供給することが好ましく、全有機体炭素比で対象排水の1〜10%となるように糖蜜を供給することがより好ましい。
本発明者らは、嫌気性生物処理において糖蜜を添加することにより、嫌気性汚泥からグラニュール汚泥を形成することができること、グラニュール汚泥の微細化を抑制することができることを見出し、本発明に至った。糖蜜添加によって上記効果を奏する原因としては、例えば、糖蜜は高分子有機物であることから加水分解菌や酸生成細菌の増殖を促進し、グラニュールの架橋構造を有するバイオポリマーを産出すること、及び酢酸資化性のメタン生成細菌である糸状性Methanosaeta属を増殖させることができるためであると考えられる。また、例えば、糖蜜には有機物の他に微生物の生育に必要な必須の微量元素が含まれており、この微量元素がグラニュール化の促進に寄与しているとも考えられる。半導体製造工場等の純水、超純水を使用する工場排水中には上記微量元素が不足しているが、糖蜜を添加することによって、微生物の生育に必要な必須の微量元素が補充されるため、グラニュール汚泥の微細化等が抑制され、安定した処理が可能となる。
なお、生物処理の立ち上げ時にグラニュール量を増加させるために、活性炭、鉄やカルシウム塩、フライアッシュ等の核となる物質、または凝集剤、有機物等のグラニュールの形成を促進する物質を添加してもよい。
ここで、本明細書における「糖蜜(廃糖蜜も含む)」とは、甘しゃ(Cane)の糖汁から原糖(粗糖)を製造、または原糖を精製する際や、てん菜からてん菜糖を生産する際などの砂糖製造時に発生する副産物(比重の大きい粘着性のある茶褐色の液体)である。糖蜜の中には40〜60%の糖分が含まれている。また、一般的に糖蜜は砂糖の精製過程の副産物であるため、スクロース(グルコースとフルクトースの2糖)が主成分である。さらに、糖蜜の中にはタンパク、脂肪、ミネラル、アミノ酸、ビタミン等も含まれている。糖蜜の原料は特に制限されるものではないが、甘しゃ(さとうきび)、甘藷、黒糖、コーン、原糖、てん菜等が挙げられる。本実施形態で使用する糖蜜は廃糖蜜であってもよく、コスト的に廃糖蜜の方が好ましい。なお、特許文献4(特開2008−279385号公報)で用いられるデンプンとは、D−グルコピラノースがα−1・4結合で連なったグルコース重合物の総称である。
上記でも説明したように、反応槽16では、(主に生物処理立ち上げ後)アルキルアンモニウム塩(例えば、TMAH)が嫌気性生物によって、メタン、炭酸イオン、アンモニウムイオン等に分解される。そして、嫌気性生物処理された排水が連通路44から固液分離部42に入り、固液分離された処理水は越流して処理水取出部46へ流れ、処理水排出ライン20から取り出される。反応槽16で発生するメタン等のガスは、仕切り板40a,40bに遮られて固液分離部42には流入せず、反応槽16を上昇し、ガス排出ライン22から取り出される。
また、本実施形態では、生物処理後の処理水の一部を処理水循環ライン24から調整槽12に供給して、反応槽16に流入する際(生物処理する際)のアルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度を20000mg/L以下とすることが好ましく、10000mg/L以下の範囲とすることが好ましい。特に、水質変動、共存物質の影響が懸念される場合には、反応槽16に流入する際(生物処理する際)のアルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度を5000mg/L以下とすることが好ましく、1000〜3000mg/Lの範囲とすることがより好ましい。ここで、本実施形態では、アルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度が、少なくとも20000mg/Lを超える場合に、処理水を供給して20000mg/L以下の濃度に希釈すればよい。但し、アルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度が、20000mg/L以下(例えば、10000mg/L以上)であっても、処理水を供給して、例えば、10000mg/L以下又は1000〜3000mg/Lの範囲に希釈してもよい。反応槽16に流入する際のアルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度が、20000mg/Lを超えると、生物処理の際、アルキルアンモニウム塩の分解反応速度が遅くなる場合がある。
本実施形態では、例えば、処理水排出ライン20等に生物処理後の処理水中のアンモニウムイオン濃度を検出するセンサを設置してもよい。そして、検出したアンモニウムイオン濃度からアルキルアンモニウム塩濃度を推定し、該推定値に基づいて、反応槽16に流入する際のアルキルアンモニウム塩濃度が上記範囲となるように、処理水の添加量を決定することが好ましい。また、例えば、調整槽12又は原水第1ライン10等にアルキルアンモニウム塩濃度を検出するセンサを設置してもよい。そして、検出したアルキルアンモニウム塩濃度に基づいて、反応槽16に流入する際のアルキルアンモニウム塩濃度が上記範囲となるように、処理水の添加量を決定してもよい。
また、反応槽16内のアンモニウムイオン濃度が5000mg/Lを超えると、分解反応速度が低下するため、生物処理後の処理水の一部を処理水循環ライン24から調整槽12に供給して、反応槽16内のアンモニウムイオン濃度を5000mg/L以下とすることが好ましく、1000mg/L以下とすることがより好ましい。
また、上記生物処理した処理水に代えて、例えば、工業用水、放流水、又は工場内で設備がある場合にはアンモニア廃液、IPA廃液の蒸留等から得られる蒸留処理水(凝縮水)等の希釈水を用いて、アルキルアンモニウム塩含有排水の希釈を行ってもよい。蒸留処理水は、水温が40℃と高いことから、反応槽16を加温し、アルキルアンモニウム塩の分解反応を促進させることができる点で好ましい。
本実施形態では、アルキルアンモニウム塩含有排水を生物処理するに当たり、好ましくはpHが6.5〜9.0の範囲、より好ましくは7.0〜8.0の範囲となるように、pH調整剤供給ライン36から調整槽12にpH調整剤を供給することが好ましい。アルキルアンモニウム塩含有排水のpHが上記範囲外であると、生物処理によるアルキルアンモニウム塩の分解反応速度が低下する場合がある。また、従来、嫌気性生物処理においては、アンモニア阻害を抑制するために、pH6.5〜7の弱酸性が好ましいとされていたが、アルキルアンモニウム塩の処理に関しては、pH7〜8の弱アルカリ側で、最も処理性能が良くなる。これは、本発明者らが初めて明らかにしたことである。ここで、上記範囲にpH調整する際には、アルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度を20000mg/L以下、アンモニウムイオン濃度を5000mg/L以下とすることが好ましい。
本実施形態で用いられるpH調整剤としては、塩酸等の酸剤、水酸化ナトリウム等のアルカリ剤等特に制限されるものではない。また、pH調整剤は、例えば、緩衝作用を持つ重炭酸ナトリウム、燐酸緩衝液等であってもよい。
本実施形態では、嫌気性生物の分解活性を良好に維持するために、例えば、栄養剤供給ライン32から調整槽12に栄養剤を供給することが好ましい。栄養剤としては、特に制限されるものではないが、例えば、炭素源、窒素源、その他無機塩類等が挙げられる。
本実施形態では、アルキルアンモニウム塩含有排水を生物処理するに当たり、反応槽16内の水温を20℃以上となるように温度調整することが好ましく、28〜35℃の範囲となるように温度調整することがより好ましい。嫌気性生物処理によるアルキルアンモニウム塩の分解は、20℃未満でも可能であるが、20℃未満であると、分解反応速度が低下してしまうため、水温を上記範囲に調整することが好ましい。上記温度調整方法は、特に制限されるものではないが、例えば、蒸気を調整槽12に供給することで、反応槽16内の水温を調整してもよいし、反応槽16にヒータを設置して、ヒータの熱により反応槽16内の水温を調整しても良い。また、例えば、加温した希釈水を供給することで、反応槽16内の水温を調整してもよい。また、例えば、アルキルアンモニウム塩の分解によりメタンガスが発生するが、通常の嫌気処理同様に脱硫処理を実施後、メタンガスボイラーで熱エネルギとして回収し、該熱エネルギを反応槽16に供給し、水温を調整してもよい。ここで、上記範囲に反応槽16内の水温を調整する際には、アルキルアンモニウム塩含有排水中のアルキルアンモニウム塩濃度を20000mg/L以下、アンモニウムイオン濃度を5000mg/L以下とすることが好ましい。
本実施形態において嫌気性処理する排水として、アルキルアンモニウム塩含有排水を例に説明したが、炭素数6以下の有機物含有排水でも同様に嫌気性処理が可能である。
半導体製造工場等の純水、超純水を使用する工程等から排出されるアルキルアンモニウム塩含有排水や炭素数6以下の有機物含有排水(例えば、イソプロピルアルコール、モノエタノールアミン等)を処理する上で、従来の嫌気性生物処理方法では、立ち上げ時のグラニュール汚泥の生成、立ち上げ後のグラニュール汚泥の維持(すなわち、グラニュール汚泥の微細化の抑制)、長期的な処理性能の維持に問題がある。また、嫌気性生物処理方法以外の従来の処理方法としては、蒸留濃縮処理、イオン交換樹脂を用いた処理、膜処理等の各種の処理方法が提案されているが、経済面、運転管理面、環境面に問題がある。しかし、本実施形態のように、半導体製造工場等の純水、超純水を使用する工程等から排出されるアルキルアンモニウム塩含有排水や炭素数6以下の有機物含有排水でも、糖蜜を添加することで、例えば、立ち上げ時のグラニュール汚泥の生成、立ち上げ後のグラニュール汚泥の維持、長期的に安定した処理を実現すると共に、経済面、運転管理面、環境面においても良好な嫌気性生物処理を実現することが可能となる。ここで、本明細書における半導体製造工場から排出される排水には、IC、LSI等の半導体や液晶パネル等の製造等を行う工場から排出される排水が含まれる。
本実施形態の処理対象となるアルキルアンモニウム塩は、例えば、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)、テトラエチルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラプロピルアンモニウムハイドロオキサイド、テトラブチルアンモニウムハイドロオキサイド、メチルトリエチルアンモニウムハイドロオキサイド、トリメチルエチルアンモニウムハイドロオキサイド、ジメチルジエチルアンモニウムハイドロオキサイド、トリメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド(即ち、コリン)、トリエチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、ジメチルジ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、ジエチルジ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、メチルトリ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、エチルトリ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、テトラ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド、及びその塩類等が挙げられる。本実施形態では、特に、半導体製造工場等から排出されるテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)、トリメチル(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムハイドロオキサイド(即ち、コリン)の処理に好適である。
本実施形態の処理対象は、炭素数6以下の有機物の処理にも適用可能であり、例えば、炭素数6以下の上記アルキルアンモニウム塩、イソプロピルアルコール(IPA)、メタノール、モノエタノールアミン、酢酸、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、シクロヘキサノン、ジメチルスルホキシド(DMSO)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)等が挙げられる。
図2は、本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。図2に示す嫌気性生物処理装置2において、図1に示す嫌気性生物処理装置1と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。図2に示す嫌気性生物処理装置2には、反応槽16の後段に分離槽18が設置され、分離槽18により分離された汚泥を必要に応じて反応槽16に返送する返送ライン48が設けられている。返送ライン48は分離槽18と反応槽16との間に設けられている。上記構成により、生物処理の立ち上げ時、原水変動等によって処理水に流出した汚泥を分離槽18で回収し、再び返送ライン48から反応槽16に戻すことが可能となる。分離槽18としては、例えば、凝集剤を添加して処理する凝集沈殿処理、加圧浮上処理等、特に制限されるものではない。また、処理水の発泡が著しい場合には、分離槽18に供給される際等において、消泡剤を添加することが好ましい。
また、アルキルアンモニウム塩含有排水に、レジスト、界面活性剤等のSS成分が含まれている場合には、反応槽16の前段に、SS成分を分離除去することができる分離槽をさらに設置することが好ましい。アルキルアンモニウム塩含有排水を反応槽16で処理するに当たり、レジストや界面活性剤が混入していても、生物処理に影響を与えることはないため、特に事前除去等の処理は必要ではないが、分離槽を設置することにより、SS成分による処理装置の詰まり等を防止することができる。
図3は、本実施形態に係る嫌気性生物処理装置の構成の他の一例を示す模式図である。図3に示す嫌気性生物処理装置3において、図2に示す嫌気性生物処理装置2と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。図3に示す嫌気性生物処理装置3の反応槽16内には担体50が充填される。生物処理の立ち上げを行う際に、反応槽16内に担体50を充填することにより、グラニュール汚泥の形成、保持、生物処理の立ち上げ期間の短縮、排水の処理安定性を向上させることができる。本実施形態で用いられる担体の種類は、特に制限されるものではないが、例えば、ポリウレタン等のスポンジ担体、ポリビニルアルコール(PVA)等のゲル担体、繊維状担体、不織布成型品、ポリプロピレン製等の成型品等が挙げられる。成型品の形態としては、特に制限されるものではなく、例えば、ハニカム型、V型等の網状骨格体、網状マット状、網様パイプ状、網様ボール状等様々な形態が可能である。また、図示はしていないが担体を充填した反応槽内上部に気固液分離装置を設置することがより好ましい。
また、アルキルアンモニウム塩含有排水を反応槽16で生物処理した処理水には、アンモニア性窒素が含有されているため、反応槽16の後段には、窒素処理槽を設置することが好ましい。窒素処理槽としては、一般的に知られている窒素処理装置であればよく、例えば、硝化−脱窒−再酸化処理、亜硝酸化−アナモックス処理等の生物処理又はアンモニア蒸留、ストリッピング処理等の物理化学処理等を行うことができる装置が挙げられる。また、処理水を一部循環して排水と混合し、ストリッピング処理後にTMAH処理することにより、後段での窒素生物処理の負荷を下げることもできる。
以下、実施例および参考例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例)
半導体工場から排出されたTMAH含有の実排水を2000mgTMAH/Lになるように調整し、内容積0.8Lのカラムに種汚泥として嫌気性汚泥(汚泥濃度25148mg/L)をカラムの半量添加後、上記実排水を5kgTMAH/m3/dの負荷で通水した。通水時の温度は35℃、pHは7〜8となるように調整した。また、栄養剤(オルガノ(株)製のオルガミンNP−51)、微量元素(オルガノ(株)製のオルガミン10を1.2mL/L)、Ni、Co(各0.1mg/L)添加した。また、廃糖蜜(原料としてさとうきび及び甘藷)を200mg/L(57mgC/L、TOC比でTMAHに対して5.3%)となるように、立ち上げ時から連続して上記実排水に添加した。実施例で使用した廃糖蜜の成分は、糖度30〜40%以上、純糖率35%以上、還元糖15%以上、純糖分55%以上である。その他の成分を表1に示す。
(比較例1)
比較例1は、糖蜜を添加しないこと以外は実施例と同様の処理を行った。
(比較例2)
比較例2は、糖蜜の代わりに塩化第二鉄(無機凝集剤)を19mg/L(鉄として6.5mgFe/L)となるように添加したこと以外は実施例と同様の処理を行った。
(比較例3)
比較例3は、糖蜜の代わりにカチオンポリマー(高分子凝集剤:オルガノ(株)製OX−606)を0.5mg/L添加したこと以外は実施例と同様の処理を行った。
図4は、通水前及び通水日数36日後の汚泥粒径を示す図である。図5は、通水前の汚泥、通水日数36日後の実施例及び比較例1〜3の汚泥の50倍拡大写真を示す図である。図6は、通水前と通水日数55日後のカラム内の汚泥濃度を示す図である。図7は、通水前と通水日数55日後のカラム内の汚泥界面高さを示す図である。
図4及び図5から判るように、実施例は比較例1〜3に比べて汚泥の粒径が大きくなっており、グラニュール化が促進されていることを確認した。また、図6及び図7から判るように、実施例は比較例1〜3に比べて汚泥濃度、汚泥界面高さが増加しており、カラム内に維持した汚泥量が増加していることを確認した。特に、従来メタノールの嫌気処理において有効とされていたカチオンポリマーの添加効果が明確ではなかったのに対し、本実施例の効果は明確であり、グラニュールの形成促進、維持に非常に有効であることを確認した。
1〜3 嫌気性生物処理装置、10 原水第1ライン、12 調整槽、14 原水第2ライン、16 反応槽、18 分離槽、20 処理水排出ライン、22 ガス排出ライン、24 処理水循環ライン、26 糖蜜貯槽、28 糖蜜供給ライン、30 栄養剤貯槽、32 栄養剤供給ライン、34 pH調整剤貯槽、36 pH調整剤供給ライン、38撹拌装置、40a,40b 仕切り板、42 固液分離部、44 連通路、46 処理水取出部、48 返送ライン、50 担体。

Claims (14)

  1. アルキルアンモニウム塩を含有する排水を嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法であって、前記排水に糖蜜を供給することを特徴とする嫌気性生物処理方法。
  2. 炭素数6以下の有機物を含有する排水を嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法であって、前記排水に糖蜜を供給することを特徴とする嫌気性生物処理方法。
  3. 前記生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に、前記糖蜜を供給することを特徴とする請求項1又は2記載の嫌気性生物処理方法。
  4. 前記生物処理を行う反応槽に、嫌気性汚泥を投入し、前記生物処理の立ち上げを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の嫌気性生物処理方法。
  5. 前記排水は、半導体製造工場から排出されるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の嫌気性生物処理方法。
  6. 前記アルキルアンモニウム塩又は前記炭素数6以下の有機物は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)であることを特徴とする請求項1又は2記載の嫌気性生物処理方法。
  7. 前記生物処理の立ち上げを行う際に、前記生物処理を行う反応槽に担体を充填することを特徴とする請求項4に記載の嫌気性生物処理方法。
  8. アルキルアンモニウム塩を含有する排水を嫌気的に生物処理する反応槽と、
    前記排水に糖蜜を供給する糖蜜供給手段と、を備えることを特徴とする嫌気性生物処理装置。
  9. 炭素数6以下の有機物を含有する排水を嫌気的に生物処理する反応槽と、
    前記排水に糖蜜を供給する糖蜜供給手段と、を備えることを特徴とする嫌気性生物処理装置。
  10. 前記糖蜜供給手段は、前記生物処理の立ち上げ時及び立ち上げ後に、前記糖蜜を供給することを特徴とする請求項8又は9記載の嫌気性生物処理装置。
  11. 前記生物処理の立ち上げを行う際、前記反応槽には、嫌気性汚泥が投入されていることを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の嫌気性生物処理装置。
  12. 前記排水は、半導体製造工場から排出されるものであることを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の嫌気性生物処理装置。
  13. 前記アルキルアンモニウム塩又は前記炭素数6以下の有機物は、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)であることを特徴とする請求項8又は9に記載の嫌気性生物処理装置。
  14. 前記生物処理の立ち上げを行う際、前記反応槽には、担体が充填されていることを特徴とする請求項11に記載の嫌気性生物処理装置。
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