JP2010273208A - プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、およびプロファイル調整装置 - Google Patents

プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、およびプロファイル調整装置 Download PDF

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Abstract

【課題】色変換プロファイルの高度な調整を自動化することにより、色変換プロファイルの調整時のユーザの作業負担を軽減することができるプロファイル調整方法を提供する。
【解決手段】本発明のプロファイル調整方法は、第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理におけるユーザの調整内容が属するカテゴリを判定するステップと、判定されたカテゴリを示すカテゴリ情報と、調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶手段に記憶させるステップと、記憶手段に記憶されているカテゴリ情報と調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整するステップと、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、およびプロファイル調整装置に関する。本発明は、特に、画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、およびプロファイル調整装置に関する。
パソコン、プリンタ、およびデジタルカメラ等のデジタル処理機器の間で、カラー画像を伝達する場合、各デバイスの特有の色空間特性を考慮して画像データの色を調整する必要がある。画像データの色の調整には、ルックアップテーブルを有する色変換プロファイルが用いられる。
これに関連する技術として、色変換プロファイルにユーザの好みを反映させる見地から、下記の特許文献1〜3に示されるような画像処理装置が提案されている。特許文献1〜3に開示されている画像処理装置は、画像に対して色調整が可能な色調整手段と、色調整が行われた後の調整済画像と色調整が行われる元画像とに基づいて元画像を調整済画像に補正する色補正情報を作成する色補正情報作成手段と、を有する。このような構成によれば、色補正情報に基づいて他の画像の色が補正されるため、ユーザは、イメージ通りに多数の画像を印刷することができる。
しかしながら、上記の画像処理装置では、同一の入力デバイスから提供される画像についてはユーザのイメージ通りに画像が印刷されるものの、入出力デバイスが変われば、ユーザは手作業により色変換プロファイルを改めて調整しなければならないという問題がある。したがって、色変換プロファイルの調整を自動化して、色変換プロファイルの調整時のユーザの作業負担を軽減することが望まれている。
加えて、色変換プロファイルの調整の自動化を考える場合、色変換プロファイルの調整操作には、画像の色の濁り除去またはデバイスの色域差に起因する色のツブレ防止等を目的とする熟練が必要な特殊操作が含まれるため、色変換プロファイルの高度な調整の自動化が困難であるという問題がある。
特開2004−304537号公報 特開2004−304538号公報 特開2004−304539号公報
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものである。したがって、本発明の目的は、色変換プロファイルの高度な調整を自動化することにより、色変換プロファイルの調整時のユーザの作業負担を軽減することができるプロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、およびプロファイル調整装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定するステップ(a)と、前記ステップ(a)において判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶手段に記憶させるステップ(b)と、前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整するステップ(c)と、を有することを特徴とするプロファイル調整方法。
(2)前記ステップ(c)は、前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とを呼び出すステップ(c1)と、前記ステップ(c1)において呼び出された前記カテゴリ情報に対応する計算方法を適用して、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色情報により示される調整対象色を色変換する場合に得られるべき目標色を求めるステップ(c2)と、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することによって前記目標色が得られるように、前記第2の色変換プロファイルを調整するステップ(c3)と、を有することを特徴とする上記(1)に記載のプロファイル調整方法。
(3)前記ステップ(a)は、前記ユーザによる調整後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が0%であるか否かを判断するステップ(a1)と、前記ステップ(a1)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が0%であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第1カテゴリと判定するステップ(a2)と、を有し、前記ステップ(a2)において前記カテゴリが前記第1カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色における前記色成分の濃度が0%となるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載のプロファイル調整方法。
(4)前記ステップ(a)は、前記ユーザによる調整後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が100%であるか否かを判断するステップ(a3)と、前記ステップ(a3)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が100%であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第2カテゴリと判定するステップ(a4)と、を有し、前記ステップ(a4)において前記カテゴリが前記第2カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色における前記色成分の濃度が100%となるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(5)前記ステップ(a)は、前記変換後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が所定範囲内であるか否かを判断するステップ(a5)と、前記ステップ(a5)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が前記所定範囲内であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第3カテゴリと判定するステップ(a6)と、を有し、前記ステップ(a6)において前記カテゴリが前記第3カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記ステップ(a)における前記ユーザによる調整後の色における前記色成分の濃度と、前記調整対象色に所定の調整間隔で隣接する色の調整後の色における前記色成分の濃度との差が、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる色についても維持されるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(6)前記ステップ(a)は、前記調整対象色の色彩値の彩度および前記ユーザによる調整後の色の色彩値の彩度が、所定値以下であるか否かを判断するステップ(a7)と、前記ステップ(a7)において前記調整対象色の色彩値の彩度および前記調整後の色の色彩値の彩度が前記所定値以下であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第4カテゴリと判定するステップ(a8)と、を有し、前記ステップ(a8)において前記カテゴリが前記第4カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色の色彩値が前記ステップ(a)における前記ユーザによる調整後の色の色彩値と同一になるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(7)前記変換後の色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラック(K)の4色で示されることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(8)前記第1および第2の色変換プロファイルは、ルックアップテーブルを含むことを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(9)前記第1および第2の色変換プロファイルは、ICC(International Color Consortium)プロファイルであることを特徴とする上記(1)〜(8)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(10)前記第1の色変換プロファイルは、複数の前記調整対象色に対して調整され、前記プロファイル調整方法は、前記ステップ(c)の前に、前記複数の調整対象色の中から、前記第2の色変換プロファイルの調整に適用される調整対象色についての前記ユーザによる選択を受付けるステップ(d)をさらに有し、前記ステップ(c)において、前記ステップ(d)において選択された前記調整対象色を示す前記調整対象色情報と当該調整対象色情報に関連付けられたカテゴリ情報とに基づいて、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)〜(9)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(11)前記ステップ(c)の前に、前記調整対象色情報と関連付けられた前記カテゴリ情報についての前記ユーザによる変更を受付けるステップ(e)をさらに有し、前記ステップ(c)において、前記ステップ(e)において変更された前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする上記(1)〜(10)のいずれか一つに記載のプロファイル調整方法。
(12)画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整装置で実行されるプロファイル調整プログラムであって、第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定する手順(a)と、前記手順(a)において判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる手順(b)と、前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整する手順(c)と、を前記プロファイル調整装置に実行させることを特徴とするプロファイル調整プログラム。
(13)上記(12)に記載のプロファイル調整プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(14)画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整装置であって、第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定する判定手段と、前記判定手段により判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整する調整手段と、を有することを特徴とするプロファイル調整装置。
本発明によれば、第1の色変換プロファイルを調整する処理におけるユーザの調整内容を示すカテゴリ情報と調整対象色情報とが記憶手段に記憶され、記憶されたカテゴリ情報および調整対象色情報に基づいて第2の色変換プロファイルが調整されるため、第2の色変換プロファイルの調整の自動化が可能となる。したがって、色変換プロファイルを調整する際のユーザの作業負担を軽減することができる。
また、本発明によれば、調整対象色に対するユーザの調整内容がカテゴリ分けされて記憶手段に記憶されるため、カテゴリ情報に基づく第2の色変換プロファイルの調整が可能となる。すなわち、ユーザの意図に近い高度な調整を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示されるプリンタの構成を示すブロック図である。 図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。 図1に示されるPCのハードディスクの内容を示すブロック図である。 図1に示されるPCのディスプレイに表示されるデバイスリンクプロファイル作成画面の一例を示す図である。 図1に示されるPCにおいて実行される第1プロファイル調整処理を説明するためのフローチャートである。 図6のステップS103に示される調整内容保存処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示されるPCにおいて実行される第2プロファイル調整処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示されるPCのディスプレイに表示される調整内容選択画面の一例を示す図である。 図1に示されるPCのディスプレイに表示される調整内容確認画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
図1に示されるとおり、本実施形態にかかる印刷システムは、プリンタ1とPC2とを備える。プリンタ1およびPC2は、ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。
ネットワーク3は、たとえば、イーサネット(登録商標)、トークンリング、およびFDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN、またはLAN同士を専用線で接続したWAN等の各種のネットワークからなる。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示される例に限定されない。
図2は、図1に示されるプリンタの構成を示すブロック図である。図2に示されるとおり、プリンタ1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、操作パネル部15、印刷部16、および通信インタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理等を実行する。ROM12は、プリンタ1の基本動作を制御する各種プログラムやパラメータを格納する。
RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、各種プログラムやパラメータを格納し、または画像処理により得られた画像データ等を一時的に保存するために使用される。
操作パネル部15は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、およびストップボタン等の要素を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。印刷部16は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて各種データに基づく画像を用紙などの記録材上に印刷する。印刷部16は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色のトナーを用いて画像を印刷する。
通信インタフェース17は、ネットワークに接続しネットワーク上の他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
図3は、図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。図3に示されるとおり、プロファイル調整装置としてのPC2は、CPU21、ROM22、RAM23、ハードディスク24、ディスプレイ25、入力装置26、および通信インタフェース27を含み、これらは信号をやり取りするためのバス28を介して相互に接続されている。なお、PC2の上記各部のうち、プリンタ1の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
ハードディスク24は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムおよび各種データを格納する。ディスプレイ25は、たとえば、CRTあるいはLCDであり、各種の情報を表示する。入力装置26は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードであり、各種の入力を行うために使用される。
図4は、図1に示されるPCのハードディスクの内容を示すブロック図である。図4に示されるとおり、PC2のハードディスク24は、調整内容記録部、カテゴリ判定部、調整内容呼出部、および適用条件判断部に対応するプログラムを格納するための領域を有する。調整内容記録部は、デバイスリンクプロファイルの調整ポイントにおけるユーザの調整内容を記録する。カテゴリ判定部は、調整内容に関して予め設定される複数のカテゴリの中から、ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定する。調整内容呼出部は、調整内容記録部により記録された調整内容を呼び出す。適用条件判断部は、呼出された調整内容を判断して、調整内容に応じたアルゴリズムを選択する。
なお、調整内容記録部、カテゴリ判定部、調整内容呼出部、および適用条件判断部の機能は、それぞれに対応するプログラムをCPU21が実行することにより発揮される。
図5は、図1に示されるPCのディスプレイに表示されるデバイスリンクプロファイル作成画面の一例を示す図である。
図5に示されるとおり、デバイスリンクプロファイル作成画面100は、プロファイル作成部110およびプロファイル調整部120を有する。また、デバイスリンクプロファイル作成画面100には、デバイスリンクプロファイルの内容を確認出力するための確認出力ボタン130と、デバイスリンクプロファイルを保存するためのデバイスリンクプロファイル保存ボタン140とが設けられている。
プロファイル作成部110は、ソースプロファイル設定部111、デスティネーションプロファイル設定部112、およびレンダリングインテント設定部113を有する。また、プロファイル作成部110には、ソースプロファイル、デスティネーションプロファイル、およびレンダリングインテントに基づいて、デバイスリンクプロファイルを算出するためのデバイスリンクプロファイル計算ボタン114が設けられている。
ソースプロファイル設定部111は、ユーザによるソースプロファイルの選択を受付ける。ソースプロファイル設定部111には選択ボタンが設けられており、選択ボタンが押下げられる(クリックされる)ことにより表示される複数の色変換プロファイルの中からユーザによるソースプロファイルの選択を受付ける。
デスティネーションプロファイル設定部112は、ユーザによるデスティネーションプロファイルの選択を受付ける。デスティネーションプロファイル設定部112には選択ボタンが備えられており、選択ボタンが押下げられることにより表示される複数の色変換プロファイルの中からユーザによるデスティネーションプロファイルの選択を受付ける。
レンダリングインテント設定部113は、ユーザによるレンダリングインテントの選択を受付ける。レンダリングインテント設定部113は、プルダウン方式のメニューバーとして構成され、プルダウンメニューとして表示される4つのレンダリングインテントの中から、ユーザによる一のレンダリングインテントの選択を受付ける。
プロファイル調整部120は、調整ポイントリスト部121およびポイント調整部122を有する。また、プロファイル調整部120には、調整内容を呼出すための調整内容読込ボタン123と、調整内容を保存するための調整内容保存ボタン124とが設けられている。
調整ポイントリスト部121は、ユーザにより指定された調整ポイントの一覧を表示する。また、調整ポイントリスト部121は、各調整ポイントに関する情報を表示する。調整ポイントに関する情報は、調整ポイントを識別するための番号情報、調整ポイントの色を示す色情報、および調整ポイントの色を構成する4つの色(C,M,Y,K)の濃度(各0〜100%)を示す色成分情報を含む。
ポイント調整部122は、調整ポイントリスト部121に表示される複数の調整ポイントのうち一の調整ポイントについてのユーザによる調整を受付ける。ポイント調整部122は、調整ポイント受付部122a、調整前ポイント表示部122b、調整受付部122c、および調整後ポイント表示部122dを有する。調整ポイント受付部122aは、ユーザによる調整ポイントの指定を受付ける。調整前ポイント表示部122bは、調整ポイント受付部122aで受付けられた調整ポイントがデバイスリンクプロファイルを用いて変換されることにより得られる変換後の色の値を示す。調整受付部122cは、調整前ポイント表示部122bに表示される変換後の色についてのユーザによる微調整を受付ける。調整後ポイント表示部122dは、ユーザにより微調整された調整後の色の値を示す。
また、ポイント調整部122には、調整ポイントの調整を反映させる範囲についてのユーザによる設定を受付けるラジオボタン122dと、デバイスリンクプロファイルに調整結果を反映させる処理の実行指示を受付ける調整実行ボタン122eとが設けられている。
なお、プリンタ1およびPC2は、それぞれ、上記構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
以上のとおり構成される本実施形態の印刷システムでは、ユーザによるデバイスリンクプロファイルの調整内容が保存され、保存された調整内容に基づいて他のデバイスリンクプロファイルが調整される。以下、図6〜図10を参照して、本実施形態のプロファイル調整方法について説明する。
まず、図6および図7を参照して、ユーザにより調整されたデバイスリンクプロファイルの調整内容を保存する処理について説明する。なお、以下では、CMYK形式の画像データの色変換処理に使用されるICCデバイスリンクプロファイル(すなわち、CMYK−CMYKのルックアップテーブル)を調整する場合を例に挙げて説明する。
図6は、図1に示されるPCにおいて実行される第1プロファイル調整処理を説明するためのフローチャートである。なお、図6のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、PC2のハードディスク24等の記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
図6に示されるとおり、本実施形態の第1プロファイル調整処理では、まず、デバイスリンクプロファイルが作成される(ステップS101)。本実施形態では、ユーザにより指定されたデバイスプロファイル、デスティネーションプロファイル、およびレンダリンクインテントに基づいて、デバイスリンクプロファイルが作成される。
図5では、たとえば、ソースプロファイル設定部111の選択ボタンが押下げられることにより表示される色変換プロファイルの一覧から、ソースプロファイル「CMYKsrc1.icc」が選択される。同様に、デスティネーションプロファイル設定部112の選択ボタンが押下げられることにより表示される色変換プロファイルの一覧から、デスティネーションプロファイル「CMYKdest1.icc」が選択される。次に、レンダリングインテント設定部113においてプルダウンメニューとして表示される「測色的(相対白色)」、「測色的(絶対白色)」、「知覚的」、および「彩度」の4項目の中から、レンダリングインテント「測色的(相対白色)」が設定される。そして、デバイスリンクプロファイル計算ボタン114が押下げられることにより、デバイスリンクプロファイルが算出される。なお、ソースプロファイル、デスティネーションプロファイル、およびレンダリングインテントからデバイスリンクプロファイルを算出する処理自体は、一般的なプロファイル算出処理であるため、詳細な説明は省略する。
続いて、デバイスリンクプロファイルが調整される(ステップS102)。本実施形態では、まず、ステップS101に示す処理で作成されたデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイントが色変換されることにより得られる変換後の色が、ユーザにより調整される。そして、デバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイントを色変換することによってユーザにより調整された色が直接的に算出されるように、デバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
図5では、まず、調整ポイントリスト部121の空の行が選択され、調整ポイントとして、たとえば、[C0,M40,Y0,K0]が入力される。調整ポイントが入力される場合、ステップS101に示す処理で作成されたデバイスリンクプロファイルを使用して調整ポイントの色を色変換することにより変換後の色が算出される。図5では、調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]の色変換処理後の色として[C2,M42,Y6,K0]が算出される。
そして、ユーザにより変換後の色が微調整される。具体的には、ユーザが手作業により調整ポイントの変換後の色のC,M,Y,Kの値を調整する。図5では、調整ポイントの変換後の色を示す[C2,M42,Y6,K0]という値が、[C0,M45,Y0,K0]という値に調整される。なお、色の微調整には、ユーザの意図が反映される。たとえば、画像データにおける単色の網点領域が色変換処理後においても単色の網点領域のままに維持されるように、調整ポイントの変換後の色が調整される。同様に、画像データにおける単色のベタ領域が色変換処理後においても単色のベタ領域のままに維持されるように、変換後の色が調整される。あるいは、デバイスの色域差に起因する色のツブレが防止されるように変換後の色と周辺色との差が増加されたり、肌色、空色、植物の緑色等の重要記憶色の色彩値が維持されるように、変換後の色が調整されたりする。
調整ポイントの変換後の色についての微調整が終了した場合、調整実行ボタン122eが押下げられることにより、デバイスリンクプロファイルの調整が実行される。具体的には、デバイスリンクプロファルを用いて調整ポイントの色を色変換することによって、ユーザにより微調整された調整後の色が直接的に算出されるように、デバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
図5では、デバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]を色変換することによって[C0,M45,Y0,K0]という値が直接的に算出されるように、デバイスリンクプロファイルが調整される。このとき、調整ポイント付近における急激な色変化を防止する見地から、調整ポイントの周囲のポイントについても同じ方向に弱い調整がかかるように、調整の影響および範囲が選択される。なお、調整ポイントに示される色が微調整された色に色変換されるように、デバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルを調整する処理自体は、一般的な色変換プロファイルの調整処理であるため、詳細な説明は省略する。そして、ユーザにより指定される複数の調整ポイントに対して、デバイスリンクプロファイルが調整される。
続いて、デバイスリンクプロファイルの調整内容が保存される(ステップS103)。本実施形態では、ステップS102に示す処理で調整されたデバイスリンクプロファイルの調整内容が、ハードディスク24等の記憶部に記憶される。具体的には、まず、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、各調整ポイントにおけるユーザの調整内容が属するカテゴリが判定される。そして、判定されたカテゴリを示すカテゴリ情報と、対応する調整ポイントを示す調整ポイント情報とが関連付けられてハードディスク24等の記憶部に記憶される。
図5では、デバイスリンクプロファイル作成画面100の調整内容保存ボタン124が押下げられることにより、調整内容の名称を入力するための画面(不図示)が表示される。そして、ユーザ操作により調整内容に任意の名称(たとえば、調整内容1)が付けられた後、カテゴリ情報と調整ポイント情報とが記憶部に記憶される。ステップS103に示す調整内容保存処理についての詳細な説明は後述する。
そして、デバイスリンクプロファイルが保存され(ステップS104)、処理が終了される。本実施形態では、ステップS102に示す処理で調整されたデバイスリンクプロファイルがハードディスク24等の記憶部に記憶される。具体的には、デバイスリンクプロファイル保存ボタン140が押下げられることにより、ステップS102に示す処理で調整されたデバイスリンクプロファイルが保存される。保存されたデバイスリンクプロファイルは、画像データの色変換処理に使用される。
以上のとおり、図6に示されるフローチャートの処理によれば、まず、デバイスリンクプロファイルが作成され、調整ポイント単位でユーザにより微調整される。そして、デバイスリンクプロファイルの保存に先立って、ユーザによるデバイスリンクプロファイルの調整内容が保存される。具体的には、デバイスリンクプロファイルの調整ポイント毎に、ユーザの調整内容が属するカテゴリが判定され、カテゴリ情報と調整ポイント情報とが関連付けられてハードディスク24等の記憶部に記憶される。
図7は、図6のステップS103に示される調整内容保存処理を説明するためのフローチャートである。PC2では、調整ポイントの変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、予め設定された複数のカテゴリの中から、ユーザの調整内容が属するカテゴリが判定される。本実施形態では、上記のカテゴリは、「純色」、「ベタ色」、「色域外周近傍」、「無彩色近傍」、および「その他」の5つに分類されており、調整ポイント毎に一のカテゴリが判定される。
図7に示されるとおり、本実施形態における調整内容保存処理では、まず、一の調整ポイントが抽出される(ステップS201)。本実施形態では、ユーザにより調整された複数の調整ポイントの中から一の調整ポイントが抽出される。たとえば、図5では、調整ポイントリスト部121に表示される2つの調整ポイントの中から、一の調整ポイントが抽出される。
続いて、調整後のC,M,Yの1つ以上の値が0%であるか否かが判断される(ステップS202)。本実施形態では、ステップS201に示す処理で抽出された調整ポイントにおける調整後のC,M,Yの1つ以上の値が0%であるか否かが判断される。
調整後のC,M,Yの1つ以上の値が0%であると判断される場合(ステップS202:YES)、ユーザによる調整内容の属するカテゴリが「純色」と判定され(ステップS203)、ステップS211以下の処理に移行する。たとえば、図5では、調整ポイントリスト部121に示される第2の調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]は、調整後の値[C0,M45,Y0,K0]において、CおよびYの2つの値が0%であるため、カテゴリ「純色」と判定される。
一方、調整後のC,M,Yの1つ以上の値が0%でないと判断される場合(ステップS202:NO)、調整後のC,M,Y,Kの1つ以上の値が100%であるか否かが判断される(ステップS204)。本実施形態では、ステップS201に示す処理で抽出された調整ポイントにおける調整後のC,M,Y,Kの1つ以上の値が100%であるか否かが判断される。
調整後のC,M,Y,Kの1つ以上の値が100%であると判断される場合(ステップS204:YES)、ユーザによる調整内容の属するカテゴリが「ベタ色」と判定され(ステップS205)、ステップS211以下の処理に移行する。
一方、調整後のC,M,Y,Kの1つ以上の値が100%でないと判断される場合(ステップS204:NO)、調整前のC,M,Yの1つ以上の値が90%以上であり、かつ、残りの色の1つ以上の値が10%以下であるか否かが判断される(ステップS206)。本実施形態では、ステップS201に示す処理で抽出された調整ポイントにおけるユーザによる調整前のC,M,Yの1つ以上の値が90%以上であり、かつ、残りの色の1つ以上の値が10%以下であるか否かが判断される。
調整前のC,M,Yの1つ以上の値が90%以上であり、かつ、残りの色の1つ以上の値が10%以下であると判断される場合(ステップS206:YES)、ユーザによる調整内容の属するカテゴリが「色域外周近傍」と判定され(ステップS207)、ステップS211以下の処理に移行する。
一方、調整前のC,M,Yの1つ以上の値が90%以上であり、かつ、残りの色の1つ以上の値が10%以下でないと判断される場合(ステップS206:NO)、調整ポイントおよび調整後の色の色彩値の彩度C*が10以下であるか否かが判断される(ステップS208)。本実施形態では、ステップS201に示す処理で抽出された調整ポイントおよび調整後の色の色彩値の彩度C*が10以下であるか否かが判断される。
調整ポイントおよび調整後の色の色彩値の彩度C*が10以下であると判断される場合(ステップS208:YES)、ユーザによる調整内容の属するカテゴリが「無彩色近傍」と判定され(ステップS209)、ステップS211以下の処理に移行する。カテゴリ「無彩色近傍」には、いわゆるグレーおよびグレーに近い色が分類される。
一方、調整ポイントおよび調整後の色の色彩値の彩度C*が10以下でないと判断される場合(ステップS208:NO)、ユーザによる調整内容の属するカテゴリが「その他」と判定される(ステップS210)。本実施形態では、ステップS201に示す処理で抽出された調整ポイントの調整内容が上記4つのカテゴリのいずれにも属さないものとして、カテゴリ「その他」に分類される。
そして、すべての調整ポイントに対する判定処理が終了したか否かが判断される(ステップS211)。本実施形態では、たとえば、図5の調整ポイントリスト部121に表示されるすべての調整ポイントのカテゴリが判定されたか否かが判断される。
すべての調整ポイントの判定が終了していないと判断される場合(ステップS211:NO)、すべての調整ポイントの判定が終了するまで、ステップS201以下の処理が繰り返される。一方、すべての調整ポイントの判定が終了したと判断される場合(ステップS211:YES)、処理が終了される。
以上のとおり、図7に示されるフローチャートの処理によれば、調整ポイントの変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整ポイント毎に、調整内容が属するカテゴリが判定される。判定されたカテゴリを示すカテゴリ情報は、調整ポイントを示す調整ポイント情報と関連付けられてハードディスク24等の記憶部に記憶される。そして、他のデバイスリンクプロファイルの調整の際に、ハードディスク24に記憶されたカテゴリ情報と調整ポイント情報とが呼び出され、カテゴリ情報に対応するアルゴリズムを適用することにより、他のデバイスリンクプロファイルの調整ポイントが調整される。以下、図8〜図10を参照して、他のデバイスリンクプロファイルを調整する処理について説明する。
図8は、図1に示されるPCにおいて実行される第2プロファイル調整処理を説明するためのフローチャートである。なお、図8のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、PC2のハードディスク24等の記憶部にプログラムとして記憶されており、CPU21によって実行される。
図8に示されるとおり、本実施形態の第2プロファイル調整処理では、まず、デバイスリンクプロファイルが作成される(ステップS301)。本実施形態では、図6のステップS101に示す処理と同様に、図5に示すデバイスリンクプロファイル作成画面100上で、ユーザにより指定される新たなデバイスプロファイル、デスティネーションプロファイル、およびレンダリンクインテントに基づいて、新たなデバイスリンクプロファイルが作成される。
続いて、調整内容の呼び出し指示が受付けられる(ステップS302)。本実施形態では、ステップS301に示す処理で作成されたデバイスリンクプロファイルの調整のために、ユーザによる調整内容の呼び出し指示が受付けられる。図5では、調整内容読込ボタン123が押下げられることにより、調整内容の呼び出し指示が受付けられる。
続いて、調整内容の一覧が表示される(ステップS303)。本実施形態では、図6のステップ103に示す処理で保存された調整内容の一覧が表示される。具体的には、調整内容の一覧を示す調整内容選択画面200がディスプレイ25に表示される。
図9は、図1に示されるPCのディスプレイに表示される調整内容選択画面の一例を示す図である。図9に示されるとおり、調整内容選択画面200には、「調整内容1.aaa」および「調整内容2.aaa」の2つの調整内容が表示される。
続いて、調整内容の選択が受付けられる(ステップS304)。本実施形態では、ステップS303に示す処理で表示された調整内容の一覧の中から、ユーザによる一の調整内容についての選択が受付けられる。図9では、たとえば、ユーザにより「調整内容1.aaa」が選択される。
続いて、調整内容確認画面が表示される(ステップS305)。本実施形態では、ステップS304に示す処理で選択された選択内容の詳細を示す調整内容確認画面300がディスプレイ25に表示される。
図10は、図1に示されるPCのディスプレイに表示される調整内容確認画面の一例を示す図である。図10に示されるとおり、調整内容確認画面300は、調整元プロファイル情報部310およびプロファイル調整情報部320を有する。また、調整内容確認画面300には、調整内容適用ボタン330とキャンセルボタン340とが設けられている。
調整元プロファイル情報部310は、「調整内容1.aaa」が保存された処理で作成されたデバイスリンクプロファイルの元となったソースプロファイルの名称、デスティネーションプロファイルの名称、およびレンダリングインテント設定を表示している。
プロファイル調整情報部320は、調整ポイントリスト部321およびポイント調整情報部322を有する。調整ポイントリスト部321は、元のデバイスリンクプロファイルにおける調整ポイントの一覧を表示する。また、調整ポイントリスト部321は、各調整ポイントに関する情報を表示する。調整ポイントに関する情報は、調整ポイントを識別するための番号情報、調整ポイントの色を示す色情報、調整ポイントの色を構成する4つの色(C,M,Y,K)の濃度(各0〜100%)を示す色成分情報、調整ポイントに対応する適用条件を示す適用条件情報、および調整ポイントの適用の可否を示す適用情報を含む。
適用条件情報は、図7に示すフローチャートの処理において判定されたカテゴリ情報に対応する適応条件に関する情報であり、上述した「純色」、「ベタ色」、「色域外周近傍」、「無彩色近傍」、および「その他」の5つのカテゴリ情報に対応する「純色保持」、「ベタ色保持」、「隣接差重視」、「色彩値重視」、および「調整幅重視」の5つの適用条件を含む。適用条件情報は、メニューバー形式で表示され、ユーザによる適用条件の変更が可能なように構成されている。また、適用情報は、チェックボタン形式で表示され、ユーザによる適用の可否の変更が可能なように構成されている。
ポイント調整情報部322は、調整ポイントリスト部321に表示される各調整ポイントに関する情報を示す。
続いて、適用条件の変更が受付けられたか否かが判断される(ステップS306)。ユーザが調整内容の変更が必要と考える場合、たとえば、第1の調整ポイント[C5,M10,Y40,K0]のチェックボックスがONからOFFに変更されたり、第2の調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]の適用条件が「純色保持」から「色彩値重視」に変更されたりする。本実施形態では、このようなユーザ操作に基づく適用条件の変更が受付けられたか否かが判断される。
適用条件の変更が受付けられたと判断される場合(ステップS306:YES)、適用条件が変更され(ステップS307)、ステップS306以下の処理が繰り返される。一方、適用条件の変更が受付けられていないと判断される場合(ステップS306:NO)、調整内容の適用指示が受付けられたか否かが判断される(ステップS308)。本実施形態では、ステップS304に示す処理で選択された調整内容に基づくデバイスリンクプロファイルの調整を指示する適用指示が受付けられたか否かが判断される。具体的には、調整内容適用ボタン330が押下げられたか否かが判断されることにより、調整内容の適用指示が受付けられたか否かが判断される。
調整内容の適用指示が受付けられていないと判断される場合(ステップS308:NO)、調整内容の適用指示が受付けられるまで、ステップS306以下の処理が繰り返される。一方、調整内容の適用指示が受付けられたと判断される場合(ステップS308:YES)、調整内容が適用される(ステップS309)。本実施形態では、調整内容確認画面300の調整ポイントリスト部321に表示される調整ポイント単位で、ステップS301に示す処理で作成された新たなデバイスリンクプロファイルが調整される。
具体的には、まず、調整ポイントリスト部321に表示される調整ポイントが読み込まれ、ステップS301に示す処理で作成されたデバイスリンクプロファイルを用いて変換される。そして、調整ポイントの変換後の色が、調整ポイントの適用条件情報に応じて選択されるアルゴリズムにしたがって調整される。
たとえば、図10では、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて第1の調整ポイント[C5,M10,Y40,K0]を色変換することにより得られる変換後の色が、適用条件「色彩値重視」に対応するアルゴリズムにしたがって調整される。また、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて第2の調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]を色変換することにより得られる変換後の色が、適用条件「純色保持」に対応するアルゴリズムにしたがって調整される。すなわち、元のデバイスリンクプロファイルを調整した際のユーザの意図を反映するカテゴリ情報に基づいて、新たなデバイスリンクプロファイルにおける各調整ポイントの変換後の色が調整される。なお、適用条件情報に応じて選択されるアルゴリズムの具体的な内容については後述する。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイントの色を色変換することによって調整後の色が直接的に算出されるように、デバイスリンクプロファイルが調整される。
続いて、デバイスリンクプロファイルの調整が受付けられたか否かが判断される(ステップS310)。ユーザがデバイスリンクプロファイルのさらなる微調整が必要であると考える場合、たとえば、図5に示すデバイスリンクプロファイル作成画面100上で、第1および第2の調整ポイントの変換後の色を調整したり、新たな調整ポイントを入力したりすることにより、デバイスリンクプロファイルが調整される。
デバイスリンクプロファイルの調整が受付けられたと判断される場合(ステップS310:YES)、デバイスリンクプロファイルが調整され(ステップS311)、ステップS310以下の処理が繰り返される。一方、デバイスリンクプロファイルの調整が受付けられていないと判断される場合(ステップS310:NO)、調整内容の保存指示が受付けられたか否かが判断される(ステップS312)。たとえば、ステップS307に示す処理で適用条件が変更されたり、ステップS311に示す処理でデバイスリンクプロファイルが調整されたりした場合には、調整内容の保存指示が受付けられる。図5では、調整内容保存ボタン124が押下げられたか否かが判断されることにより、調整内容の保存指示が受付けられたか否かが判断される。
調整内容の保存指示が受付けられたと判断される場合(ステップS312:YES)、デバイスリンクプロファイルの調整内容が保存される(ステップS313)。ステップS313に示す調整内容保存処理は、図7に示すフローチャートの処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
一方、調整内容の保存指示が受付けられていないと判断される場合(ステップS312:NO)、デバイスリンクプロファイルが保存され(ステップS314)、処理が終了される。本実施形態では、図5に示すデバイスリンクプロファイル作成画面100のデバイスリンクプロファイル保存ボタン140が押下げられたとして、ステップS305に示す処理で調整内容が適用された新たなデバイスリンクプロファイルがハードディスク24等の記憶部に記憶される。
以上のとおり、図8に示されるフローチャートの処理によれば、新たなデバイスリンクプロファイルの調整時に以前の調整内容が呼び出され、新たなデバイスリンクプロファイルの調整に適用される。その結果、新たなデバイスリンクプロファイルの調整が自動化され、新たなデバイスリンクプロファイルを調整する際のユーザの作業負荷が低減される。
以下、図8のステップS309に示される調整内容適用処理において、調整ポイントの変換後の色の調整のために、調整ポイントの適用条件情報に応じて適用されるアルゴリズムについて説明する。
<純色保持>
カテゴリ「純色」に対応する適用条件「純色保持」では、純色が保持されるように調整ポイントの変換後の色が調整される。具体的には、まず、保存された調整内容における調整ポイントの4つの色(C,M,Y,K)のうち、調整後の値が0%である色について、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の値が0%に調整される。さらに、保存された調整内容における調整後の値が100%である色がある場合には、調整後の値が100%である色について、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の値が100%に調整される。残りの色については、保存された調整内容における調整前後の値の差が、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の色についての調整前後の値の差となるように、変換後の値が調整される。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイントを色変換することによって調整後の色が直接的に算出されるように、新たなデバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
たとえば、調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]について、保存された調整内容における調整前の値が[C2,M42,Y6,K0]であり、ユーザによる調整後の値が[C0,M45,Y0,K0]であり、これらの値の差が[C−2,M+3,Y−6,K0]であるとする。一方、新たなデバイスリンクプロファイルプロファイルを用いて調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]を色変換することによって得られる値が[C5,M42,Y2,K0]であるとする。この場合、C,Y,Kについては3つの色の値が0%に維持され、Mについては[M+3]が維持されるため、調整後の値は[C0,M45,Y0,K0]となる。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C0,M40,Y0,K0]を色変換することによって[C0,M45,Y0,K0]という値が直接的に算出されるように、新たなデバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
<ベタ色保持>
カテゴリ「ベタ色」に対応する適用条件「ベタ色保持」では、ベタ色が保持されるように調整ポイントの変換後の色が調整される。具体的には、保存された調整内容における調整ポイントの4つの色のうち、調整後の値が100%である色について、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の値が100%に調整される。残りの色については、保存された調整内容における調整前後の値の差が、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の色についての調整前後の値の差となるように、変換後の値が調整される。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイントを色変換することによって調整後の色が直接的に算出されるように、新たなデバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
たとえば、調整ポイント[C100,M40,Y20,K20]について、保存された調整内容における調整前の値が[C96,M42,Y16,K15]であり、ユーザによる調整後の値が[C100,M41,Y14,K13]であり、これらの値の差が[C+4,M−1,Y−2,K−2]であるとする。一方、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C100,M40,Y20,K20]を色変換することによって得られる値が[C93,M42,Y12,K10]であるとする。この場合、Cについては値が100%に維持され、M,Y,Kについては[M−1,Y−2,K−2]が維持されるため、調整後の値は、[C100,M41,Y10,K8]となる。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C100,M40,Y20,K20]を色変換することによって[C100,M41,Y10,K8]という値が直接的に算出されるように、新たなデバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
<隣接差重視>
カテゴリ「色域外周近傍」に対応する適用条件「隣接差重視」では、隣接する調整点との差分(デバイス値または色彩値)が保持されるように、調整ポイントの変換後の色が調整される。具体的には、保存された調整内容における調整ポイントの3つの色(C,M,Y)のうち、調整後の値が100%でない最大の色について、調整ポイントの調整後の値と当該調整ポイントに所定間隔で隣接する隣接ポイントの調整後の値との差が維持されるように、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の値が調整される。残りの色については、保存された調整内容における調整前後の値の差が、新たなデバイスリンクプロファイルを用いた調整ポイントの変換後の色についての調整前後の値の差となるように、変換後の値が調整される。なお、隣接ポイントとは、調整ポイントのC,M,Yのうち100%でない最大の色の値のみを、ルックアップテーブルにおける刻み幅1つ分(たとえば、5%)増加させたポイントを言う。100%でない最大の色が複数ある場合には、C、M、およびYの優先順序にしたがって1つの色が選択される。たとえば、調整ポイントが[C90,M45,Y10,K0]であれば、隣接ポイントは[C95,M45,Y10,K0]となる。
たとえば、調整ポイント[C90,M60,Y5,K5]について、保存された調整内容における調整前の値が[C95,M62,Y6,K5]であり、ユーザによる調整後の値が[C87,M61,Y5,K4]であり、これらの値の差が[C−8,M−1,Y−1,K−1]であるとする。加えて、隣接ポイント[C95,M60,Y5,K5]の調整後の値が[C94,M62,Y7,K6]であり、調整後のCについての調整ポイントとの値の差が[C−7]であるとする。一方、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C90,M60,Y5,K5]を色変換する場合、変換された調整前の値が[C96,M63,Y8,K7]であり、隣接ポイントの値が[C97,M65,Y8,K8]であるとする。この場合、Cについては隣接ポイント[C97]との値の差[C−7]が維持され、M,Y,Kについて[M−1,Y−1,K−1]が維持されるため、調整後の値は[C90,M62,Y7,K6]となる。
そして、新たなデバイスリンクプロファイルを用いて調整ポイント[C90,M60,Y5,K5]を色変換することによって[C90,M62,Y7,K6]という値が直接的に算出されるように、新たなデバイスリンクプロファイルのルックアップテーブルが調整される。
<色彩値重視>
カテゴリ「無彩色近傍」に対応する適用条件「色彩値重視」では、調整後の色彩値が保持されるように、調整ポイントの変換後の色が調整される。具体的には、新たなデバイスリンクプロファイルについての調整後の色彩値が、元のデバイスリンクプロファイルについての調整後の色彩値と同じになるように、新たなデバイスリンクプロファイルが調整される。
<調整幅保持>
カテゴリ「その他」に対応する適用条件「調整幅保持」では、調整幅が保持されるように、調整ポイントの変換後の色が調整される。具体的には、新たなデバイスリンクプロファイルについての調整前後の値の差が、元のデバイスリンクプロファイルについての調整前後の値の差と同じになるように、新たなデバイスリンクプロファイルが調整される。
以上のとおり、本実施形態のプロファイル調整方法によれば、ユーザの調整内容の保存時に、調整内容が属するカテゴリが判定される。そして、他のデバイスリンクプロファイルの調整時に、カテゴリに応じて選択されるアルゴリズムにしたがって、各調整ポイントの色変換処理後の色が調整される。したがって、調整ポイント毎に異なる調整が可能であり、ユーザの意図に近い高度な調整が実現される。
本発明は、上記した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。
たとえば、上記実施形態では、CMYK−CMYKのルックアップテーブルの色変換プロファイルが調整された。しかしながら、色変換プロファイルは、CMYK−CMYKのルックアップテーブルに限定されるものではなく、RGB−CMYKのルックアップテーブルであってもよく、この場合には、調整ポイントがRGBで表示される。あるいは、色変換プロファイルは、ICCデバイスプロファイル(すなわち、PCS−CMYKのルックアップテーブル)であってもよく、この場合には、ソースプロファイルが存在せず、調整ポイントがPCSとなる。
本実施形態にかかるプロファイル調整装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、プロファイル調整装置の一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
1 プリンタ
11,21 CPU、
12,22 ROM、
13,23 RAM、
14,24 ハードディスク、
15 操作パネル部、
16 印刷部、
17,27 通信インタフェース、
18,28 バス、
2 PC、
25 ディスプレイ、
26 入力装置、
3 ネットワーク、
100 デバイスリンクプロファイル作成画面、
200 調整内容選択画面、
300 調整内容確認画面。

Claims (14)

  1. 画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、
    第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)において判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶手段に記憶させるステップ(b)と、
    前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整するステップ(c)と、
    を有することを特徴とするプロファイル調整方法。
  2. 前記ステップ(c)は、
    前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とを呼び出すステップ(c1)と、
    前記ステップ(c1)において呼び出された前記カテゴリ情報に対応する計算方法を適用して、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色情報により示される調整対象色を色変換する場合に得られるべき目標色を求めるステップ(c2)と、
    前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することによって前記目標色が得られるように、前記第2の色変換プロファイルを調整するステップ(c3)と、を有することを特徴とする請求項1に記載のプロファイル調整方法。
  3. 前記ステップ(a)は、
    前記ユーザによる調整後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が0%であるか否かを判断するステップ(a1)と、
    前記ステップ(a1)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が0%であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第1カテゴリと判定するステップ(a2)と、を有し、
    前記ステップ(a2)において前記カテゴリが前記第1カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色における前記色成分の濃度が0%となるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1または2に記載のプロファイル調整方法。
  4. 前記ステップ(a)は、
    前記ユーザによる調整後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が100%であるか否かを判断するステップ(a3)と、
    前記ステップ(a3)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が100%であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第2カテゴリと判定するステップ(a4)と、を有し、
    前記ステップ(a4)において前記カテゴリが前記第2カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色における前記色成分の濃度が100%となるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  5. 前記ステップ(a)は、
    前記変換後の色を構成する少なくとも1つの色成分の濃度が所定範囲内であるか否かを判断するステップ(a5)と、
    前記ステップ(a5)において前記少なくとも1つの色成分の濃度が前記所定範囲内であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第3カテゴリと判定するステップ(a6)と、を有し、
    前記ステップ(a6)において前記カテゴリが前記第3カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記ステップ(a)における前記ユーザによる調整後の色における前記色成分の濃度と、前記調整対象色に所定の調整間隔で隣接する色の調整後の色における前記色成分の濃度との差が、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる色についても維持されるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  6. 前記ステップ(a)は、
    前記調整対象色の色彩値の彩度および前記ユーザによる調整後の色の色彩値の彩度が、所定値以下であるか否かを判断するステップ(a7)と、
    前記ステップ(a7)において前記調整対象色の色彩値の彩度および前記調整後の色の色彩値の彩度が前記所定値以下であると判断される場合、前記調整内容が属する前記カテゴリを第4カテゴリと判定するステップ(a8)と、を有し、
    前記ステップ(a8)において前記カテゴリが前記第4カテゴリと判定される場合、前記ステップ(c)において、前記第2の色変換プロファイルを用いて前記調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色の色彩値が前記ステップ(a)における前記ユーザによる調整後の色の色彩値と同一になるように、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  7. 前記変換後の色は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、およびブラック(K)の4色で示されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  8. 前記第1および第2の色変換プロファイルは、ルックアップテーブルを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  9. 前記第1および第2の色変換プロファイルは、ICC(International Color Consortium)プロファイルであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  10. 前記第1の色変換プロファイルは、複数の前記調整対象色に対して調整され、
    前記プロファイル調整方法は、前記ステップ(c)の前に、
    前記複数の調整対象色の中から、前記第2の色変換プロファイルの調整に適用される調整対象色についての前記ユーザによる選択を受付けるステップ(d)をさらに有し、
    前記ステップ(c)において、前記ステップ(d)において選択された前記調整対象色を示す前記調整対象色情報と当該調整対象色情報に関連付けられたカテゴリ情報とに基づいて、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  11. 前記ステップ(c)の前に、前記調整対象色情報と関連付けられた前記カテゴリ情報についての前記ユーザによる変更を受付けるステップ(e)をさらに有し、
    前記ステップ(c)において、前記ステップ(e)において変更された前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、前記第2の色変換プロファイルが調整されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のプロファイル調整方法。
  12. 画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整装置で実行されるプロファイル調整プログラムであって、
    第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定する手順(a)と、
    前記手順(a)において判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶手段に記憶させる手順(b)と、
    前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整する手順(c)と、
    を前記プロファイル調整装置に実行させることを特徴とするプロファイル調整プログラム。
  13. 請求項12に記載のプロファイル調整プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 画像データの色変換処理に用いられる色変換プロファイルを調整するプロファイル調整装置であって、
    第1の色変換プロファイルを用いて調整対象色を色変換することにより得られる変換後の色をユーザが調整する処理において得られた色に関する情報に基づいて、調整内容に関して予め設定された複数のカテゴリの中から、前記処理における前記ユーザの調整内容が属するカテゴリを判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された前記カテゴリを示すカテゴリ情報と、前記調整対象色を示す調整対象色情報とを関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記カテゴリ情報と前記調整対象色情報とに基づいて、第2の色変換プロファイルを調整する調整手段と、
    を有することを特徴とするプロファイル調整装置。
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