JP2010272387A - 保護素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】直流下で使用する被保護機器を、低融点合金のマイグレーションを排除して過電流に対し適確に保護し得る保護素子を提供する。
【解決手段】一対のピン電極1,1を有し、これらのピン電極1,1にガイド軸6が並設され、過電流の通電により発熱される過電流発熱性片2がガイド軸80aに挿通された状態で前記一対のピン電極1,1間にまたがって配設され、各ピン電極1,1と過電流発熱性片2との間及び前記ガイド軸6と過電流発熱性片2との間が低融点可溶材3で接合され、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されて発生するバネ上端の振動の最初の振幅の下端位置が、ピン電極先端とガイド軸先端側ケース内面との間隔をhとしてガイド軸先端からピン電極方向に0.8h以内の高さに位置するようにバネの圧縮反力が設定されている。
【選択図】図1

Description

本発明は高容量二次電池、例えば高容量リチウムイオン二次電池に対し過電流を遮断し、過充電時や過放電時に充電や放電を停止するのに有用な保護素子に関するものである。
二次電池、例えばリチウムイオン二次電池においては、過電流や過充電または過放電に対し、二次電池を負荷または充電電源から遮断することが要求され、かかる要求を満たす保護素子として、低融点合金型温度ヒューズと抵抗器とを熱的に近接させて一括したものが知られている。
図5は二次電池保護回路の一例を示している。
図5において、Eは二次電池を、Lは負荷を、Sは充電電源を、swはスイッチ例えばトランジスターを、Tは二次電池の過充電または過放電を検知しスイッチオン信号を発信するIC回路をそれぞれ示し、過電流が流れると、保護素子A’の低融点合金ヒューズ30’を溶断させて負荷Lと二次電池Eとの間を遮断し、また、二次電池Eの過放電に対し、IC回路Tによりスイッチswをオンさせ、保護素子A’の抵抗器8’を二次電池Eによって通電発熱させ、その発生熱で低融点合金ヒューズ30’を溶断させて二次電池Eと負荷Lとの間を遮断している。
更に、過充電に対し、IC回路Tによりスイッチswをオンさせ、保護素子A’の抵抗器8’を二次電池E若しくは充電電源Sで通電発熱させ、その発生熱で保護素子A’の低融点合金ヒューズ30’を溶断させて二次電池Eと充電電源Sとの間を遮断している。
本発明者等においては、Bi系低融点合金やSb系低融点合金等の低融点合金ヒューズに長時間、直流電流を流すと、そのヒューズ両端の電極のうち、陽極側の電極と低融点合金ヒューズとの界面の合金にマイグレーションが発生し、クラックが生じて低融点合金ヒューズが本来の動作をするに至るまえに、破断する事実を確認している。
この低融点合金ヒューズのマイグレーションの発生理由は、次のように推定できる。
低融点合金には、共晶型合金、固溶体型合金、金属間化合物型合金があり、これらはミクロ的に見ると、二種以上の金属原子が混合して新しい原子配列の結晶格子を造り、格子点のイオン化原子が平衡状態にあると言える。しかしながら、Bi原子やSb原子は平衡位置から飛び出し易く課電によリエネルギーを与えられて格子点から飛び出し、転位原子となって結晶格子内を放浪し、直流の場合は、その転位原子が陰極側に移動し、陰極界面に析出していく。転位原子が飛び出した跡の空孔においては、あたかも、満員の観覧席で或る席が空いたとすると、その空席の隣の客が一人づつ移動して新たな空席をうめていくようにして、移動して陽極界面に至り、その界面で空孔同士が合体してクラックを発生するに至ると推定できる。
Bi系低融点合金ヒューズやSb系低融点合金ヒューズのマイグレーションの例を示せば次の通りである。
57重量%Bi−残部Sn,直径1mmφ,長さ5mmの低融点合金片の両端に直径1mmφの銅リード導体を溶接し、直流15アンペアを5000時間通電したところ、陰極側の銅リード導体の端面に接して厚み約200μmのBi金属層が析出され、陽極側の銅リード導体の端面に接して厚み約30μmの空隙が形成された。
また、5重量%Sb−残部Sn,直径2mmφ,長さ7mmの低融点合金片の両端に直径2mmφの銅リード導体を溶接し、直流60アンペアを5000時間通電したところ、陰極側の銅リード導体の端面に接して厚み約50μmのSb金属層が析出され、陽極側の銅リード導体の端面に接して厚み約20μmの空隙が形成された。
図5において、符合A’で示した「低融点合金ヒューズと抵抗器とを一括した保護素子」は周知である(例えば、特許文献1、特許文献2等)
而るに、図5において、低融点合金ヒューズ30’の両端電極の極性が、充電時、放電時の度に変わるが、急速充電を想定すると、時間当たりに掛かる電力量は充電時の方が放電時よりも多くなるから、前記低融点合金ヒューズ30’のマイグレーションは避け難い。
本発明の目的は、直流下で使用する被保護機器を、低融点合金のマイグレーションを排除して過電流に対し適確に保護し得る抵抗器付き保護素子を提供することにある。
本発明の更なる目的は、直流下で使用する被保護機器を、低融点合金のマイグレーションを排除して過電流以外の異常に対し適確に保護し得る抵抗器付き保護素子を提供することにある。
請求項1に係る保護素子は、一対のピン電極を有し、これらのピン電極にガイド軸が並設され、過電流の通電により発熱される過電流発熱性片がガイド軸に挿通された状態で前記一対のピン電極の先端間にまたがって配設され、各ピン電極と過電流発熱性片との間及び前記ガイド軸と過電流発熱性片との間が低融点可溶材で接合され、前記過電流発熱性片を前記ピン電極から離隔させる圧縮反力を保持させたバネが設けられ、ピン電極脚部を導出してケースで覆われており、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されて発生するバネ上端の振動の最初の振幅の下端位置が、ピン電極先端とガイド軸先端側ケース内面との間隔をhとしてガイド軸先端からピン電極方向に0.8h以内の高さに位置するようにバネの圧縮反力が設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る保護素子は、請求項1の保護素子において、抵抗器本体の両端にリード導体が取付けられてなる抵抗器が付加され、該抵抗器の一方のリード導体がガイド軸として使用され、圧縮コイルバネが抵抗器本体と過電流発熱性片との間において前記ガイド軸に挿通され、抵抗器の一方のリード導体と両ピン電極の何れかとの間に被保護機器の異常時に前記抵抗器を通電発熱させて前記の低融点可溶材を溶融させる抵抗発熱回路が接続されることを特徴とする。
請求項3に係る保護素子では、請求項1または2の保護素子において、バネの上端がケース内上面に衝突してから束の間接触したままとなるために、振幅の上端が飽和されて直線化されていることを特徴とする。
請求項4に係る保護素子は、一対のピン電極を有し、これらのピン電極にガイド軸が並設され、過電流の通電により発熱される過電流発熱性片がガイド軸に挿通された状態で前記一対のピン電極の先端間にまたがって配設され、各ピン電極と過電流発熱性片との間及び前記ガイド軸と過電流発熱性片との間が低融点可溶材で接合され、前記過電流発熱性片を前記ピン電極から離隔させる圧縮反力を保持させたバネが設けられ、ピン電極脚部を導出してケースで覆われ、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されてガイド軸の上端部に移動された過電流発熱性片をその上端部に留める手段が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る保護素子は、請求項4の保護素子において、抵抗器本体の両端にリード導体が取付けられてなる抵抗器が付加され、該抵抗器の一方のリード導体がガイド軸として使用され、圧縮コイルバネが抵抗器本体と過電流発熱性片との間において前記ガイド軸に挿通され、ケースより導出される抵抗器の一方のリード導体と両ピン電極の何れかとの間に被保護機器の異常時に前記抵抗器を通電発熱させて前記の低融点可溶材を溶融させる抵抗発熱回路が接続されることを特徴とする。
請求項6に係る保護素子は、請求項5または6何れかの保護素子において、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されてガイド軸の上端部に移動された過電流発熱性片をその上端部に留める手段がガイド軸上端部に設けられたテーパ部またはねじれ部であることを特徴とする。
請求項7に係る保護素子は、請求項2、3、5、6何れかの保護素子において、過電流発熱性片が円板、小判形、若しくは両端部円弧の扁平形とされ、ピン電極が円形過電流発熱性片外周に適合する外側面の断面円弧形とされ、円形過電流発熱性片外周に臨む箇所に低融点可溶材によるピン電極先端の接合がおこなわれ、各ピン電極の内側面と抵抗器本体との間隙に、熱良伝導性電気絶縁材が充填や抵抗器本体への塗布、または成形品配置などによって介在していることを特徴とする。
請求項8に係る保護素子は、請求項1〜7何れかの保護素子において、ケースが相互に係止される左右または上下の2分割以上とされていることを特徴とする。
請求項9に係る保護素子は、請求項1〜8何れかの保護素子において、低融点可溶材が鉛、カドミウム、水銀を含まない合金であることを特徴とする。
請求項10に係る保護素子は、請求項1〜9何れかの保護素子において、低融点可溶材が過電流発熱性片に定量搭載され、リフローにより過電流発熱性片とピン電極及びガイド軸との接合が行われていることを特徴とする。
請求項11に係る保護素子は、請求項2、3、5〜10何れかの保護素子において、二次電池の保護用であり、過電流が二次電池の許容負荷電流であり、異常時が二次電池の過充電時または過放電時であることを特徴とする。
(1)低融点可溶材にバネ反力が作用する箇所が、過電流発熱性片両端の各端部と各ピン電極とを接合する2ヵ所及び過電流発熱性片の中間部とガイド軸とを接合する1ヵ所の合計3ヵ所に分散されているから、1〜2ヵ所の場合に較べ、低融点可溶材に作用する応力を小さくできる。従って、低融点可溶材のクリープを低減でき、保護素子の適格な作動を保障できる。
(2)直流加電下で過電流が流れると、過電流発熱性片が発熱し、過電流発熱性片と電極とを接合している低融点可溶材がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離して過電流が遮断される。従って、平時、低融点可溶材への直流電流の流通が旧来の線状ヒューズエレメント使用のものに較べ実質的にかなり少なく、低融点可溶材の直流マイグレーションをよく排除でき、このマイグレーション及び前記クリープに基づく誤動作を排除して過電流を適確に遮断できる。
(3)被保護機器の前記過電流以外の異常が発生すると、抵抗器が通電発熱され、低融点可溶材がその発生熱で溶融され、バネの応力エネルギーで過電流発熱性片がピン電極間から脱離されて被保護機器への給電が停止される。而るに(1)で説明した通り、平時、低融点可溶材への直流電流の流通が実質的にかなり少なく、低融点可溶材の直流マイグレーションをよく排除でき、このマイグレーション及び前記クリープに基づく誤動作を排除して被保護機器異常時の給電遮断を適確に行い得る。
(4)低融点可溶材の溶融でバネが圧縮反力から解放されて伸び、過電流発熱性片がガイド軸に沿って移動してケース内上面に衝突し、バネが圧縮反力を受けるためにバネ上端が振動する。この振動は減衰振動であり、過電流発熱性片は最終的にケース内天井の位置で静止する。この天井位置は、溶融した低融点可溶材を糸曳き連がりなく切断し得るように設定されいる。振幅はバネの保有歪エネルギー、従ってバネの初期圧縮反力により定まり、最初の振幅の下端位置が、ピン電極先端とガイド軸先端側ケース内面との間隔をhとしてガイド軸先端からピン電極方向に0.8h以内の高さに位置するようにバネの圧縮反力が充分に高く設定されているから、低融点可溶材の溶融時に過電流発熱性片をピン電極から迅速に脱離させ得、かつ過電流発熱性片とピン電極先端の溶融低融点可溶材との再接触を確実に防止できる。従って、確実・迅速な通電遮断を保証できる。
本発明に係る保護素子の一実施例を示す図面である。 図1に示す保護素子における応力状態を示す図面である。 図1に示す保護素子の低融点可溶材の溶融に基づくバネ上端の振動状態を示す説明図である。 本発明に係る保護素子の別実施例を示す縦断面図である。 図3−2の(イ)は図3−1におけるバネの装着状態を示す図面、図3−2の(ロ)は図3−1におけるロ−ロ断面図、図3−2の(ハ)は図3−1におけるハ−ハ断面図である。 本発明に係る保護素子の上記とは別のバネの装着状態を示す図面である。 本発明において使用する分割ケースの一例を示す図面である。 本発明に係る保護素子の使用状態を示す図面である。 二次電池保護回路を示す図面である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1の(イ)は本発明に係る保護素子の一実施例を示す縦断面図、図1の(ロ)は図1の(イ)におけるロ−ロ断面図である。
図1において、10は耐熱性の絶縁基台、例えばフェノール樹脂板である。1,1は一対の並行なピン電極であり、絶縁基台10に挿通固定してある。このピン電極は銅製や錫めっき真鍮等とすることができる。6はガイド軸であり、金属体を使用でき、前記ピン電極1,1に並行に配設し、基台1に固定してある。2は過電流発熱性片であり、ピン電極1の断面に較べて薄い金属板やピン電極1に較べて比抵抗の高い合金板等を使用できる。21は過電流発熱性片2に設けた孔であり、ガイド軸6に挿通してある。
3は過電流発熱性片2と各ピン電極1,1との間及び過電流発熱性片2とガイド軸6との間を接合した低融点可溶材であり、低融点可溶合金や導電性熱可塑性樹脂等を使用できる。
7はコイルバネであり、例えばステンレスバネを使用でき、このバネ7と過電流発熱性片2をガイド軸6に順次に挿通し、過電流発熱性片2の両端部を各ピン電極1,1の先端面に接触させると共にコイルバネ7を圧縮し、この状態で各ピン電極1,1の先端面と過電流発熱性片2の各端部との間及び過電流発熱性片2とガイド軸6との間を低融点可溶材3により接合してある。
5は絶縁体ケースであり、ケース内天井にガイド軸6の先端が終端している。
上記におけるバネ反力に基づく力学的状態を簡易化すれば、図2の(イ)〔断面図〕及び図2の(ロ)〔図2の(イ)に対する上面図〕のように、圧縮バネ7の圧縮反力のために、各ピン電極と過電流発熱性片とを接合している低融点合可溶材の断面S−Sにおいて剪断応力Fが作用し、過電流発熱性片とガイド軸とを接合している低融点可溶材の界面s−sに剪断応力fが作用している状態とすることができる。
図2において、断面S−Sの面積をS、界面s−sの面積をs、圧縮バネ7の圧縮反力をT、過電流発熱性片2とガイド軸6との間を低融点可溶材3での剪断力が作用する箇所の厚みをt、高さをb、低融点可溶材の剪断ヤング率をGとすると、
2SF+sf=T
F/G=ft/G
が成立する。
前記界面s−sの面積sは、ガイド軸の半径をrとすれば、s≒2πrbであるから、前記応力Fは
[式1] F≒0.5T/[S+(πrb)/(t)]
で与えられる。
式1において、ガイド軸の半径rが応力Fの減少に寄与するのは、過電流発熱性片2とガイド軸3との間を低融点可溶材で接合したためであり、ピン電極1と過電流発熱性片2とを接合する低融点可溶材箇所S−Sに作用する剪断応力Fを前記半径rを増大することにより減少でき、その低融点可溶材箇所S−Sでのクリープをよく防止できるから、ピン電極1,1と過電流発熱性片2との電気的接触状態を安定に維持できる。
図1において、低融点可溶材3が溶融されると、バネ7の初期圧縮反力に基づく歪エネルギーが解放され、過電流発熱性片2が最終的にケース内天井の位置に伸びたバネの相当の圧縮応力で押し付け固定される。この固定された過電流発熱性片の位置とピン電極1先端との間隔hは、溶融した低融点可溶合金を糸曳き連がりなく切断し得るように独自に設定されており、過電流発熱性片がケース内天井に当接する時点でも、バネは相当の圧縮状態にある。従って、低融点可溶材の溶融により過電流発熱性片がケース内天井に衝突し、この衝突でバネに圧縮反力が作用し、バネの先端が図2−2に示す経時状態で変位する。バネが伸びて過電流発熱性片がケース内天井に接しても、バネは弾性のために瞬時に収縮に移るのではなく、バネ先端の過電流発熱性片がケース内天井に接してからバネ収縮に移るまでに束の間ではあるが、時間Δtが経過し、振幅の上端が飽和の直線となる。図1において、バネ先端の初期位置とケース内天井との間隔が前記の通り独自に設定されるから、バネ振動の振幅は、バネの初期歪エネルギー、従って初期圧縮反力によって定まる。而るに、最初の振幅の下端位置が、ピン電極先端とガイド軸先端側ケース内面との間隔をhとしてガイド軸先端からピン電極方向に0.8h以内の高さに位置するようにバネの圧縮反力が充分に高く設定されており、溶融した低融点可溶合金をバネ力で迅速に遮断でき、且つ過電流発熱性片とピン電極先端の溶融低融点可溶材との再接触を確実に防止できる。従って、過電流発熱性片離脱による迅速で確実な通電遮断を保証できる。
また、遮断時にアークが発生するような条件で使用する場合、消弧剤を付加することもできる。
上記バネの初期圧縮反力の規制に代え、低融点可溶材の溶融によりケース内天井に到来した過電流発熱性片をガイド軸上端部に留める手段を設けることもできる。ケース内天井に到来した過電流発熱性片をガイド軸上端部に留める手段としては、ガイド軸上端部にテーパ凸部を設け、このテーパ凸部を越えた過電流発熱性片の孔をテーパ凸部の段に引っ掛けて過電流発熱性片を支える構成、ガイド軸上端部にねじれを付しねじれ部を越えた過電流発熱性片を落下ないようにする構成、弾性逆止爪、過電流発熱性片に磁性体を取り付けると共にケース内天井に磁石を配設する構成、ケース内天井に粘着材料等を取り付ける構成等を列挙できる。
前記バネの初期圧縮反力Tに対し式1のせん断応力Fを安全値とするように、はんだ(低融点可溶材)付けの寸法が設定されている。
低融点可溶材には、はんだを好適に使用でき、特に鉛フリーはんだ、例えば、SnもしくはInのうち少なくとも何れか一方を含む鉛フリーはんだ、更にはBiも含む鉛フリーはんだ、更にはSbも含む鉛フリーはんだを使用できる。低融点可溶材の量が不足すると、所定の接合強度を担保し得ず、量が過剰であると、溶融切断時に糸曳きが生じ易くなるから、低融点可溶材使用量の高精度管理が要求される。而して、低融点可溶合金を過電流発熱性片の所定箇所に高精度治具で定量供給しておき、この過電流発熱性片にピン電極を位置決めし、ガイド軸を挿通し、次いで加熱して低融点可溶合金を溶融させる方法、すなわちリフロー法を使用することが好ましい。
図3−1の(イ)は本発明に係る保護素子の別実施例を示す縦断面図である。 図3−2の(イ)はバネの初期設定状態を、図3−2の(ロ)は図3−1におけるロ−ロ断面図を、図3−2の(ハ)は図3−1におけるハ−ハ断面図をそれぞれ示している。
図3−1において、10は耐熱性の絶縁基台、例えばフェノール樹脂板である。1,1は一対の並行なピン電極であり、直角折り曲げにより脚部100を形成し、組み立て式の絶縁基台10をピン電極脚部100を抱き込むようにして組み立ててある。このピン電極は銅製とすることができる。8は巻線型抵抗器であり、リード導体付きキャップ電極801が耐熱性絶縁コア例えばセラミックスコアの両端に装着され、コアに抵抗線が巻き付けられ、その巻き付け各端が各キャップ電極801,801に溶接等により接合されてなり、ピン電極1,1間に並設し、一方のリード導体80aをガイド軸6として使用している。他方のリード導体80bは絶縁基台10から引き出してある。他方のリード導体80は可撓性を有する導体及び絶縁被覆電線とすることもでき、また溶接などの方法で金属板など他の導体に接合して引き出すこともできる。
2は過電流発熱性片であり、孔においてガイド軸6(80a)に挿通しピン電極1,1間に電気的に充分な低抵抗で接触させた状態で配置してあり、電極1の断面に較べて薄い金属板、電極1に較べて比抵抗の高い合金板等を使用できる。3は過電流発熱性片2と各ピン電極1,1との間及び過電流発熱性片2とガイド軸6(80a)との間を接合した低融点可溶材であり、低融点可溶合金や導電性熱可塑性樹脂等を使用できる。7はバネ、例えばステンレスバネであり、過電流発熱性片2と抵抗器本体一端との間において圧縮状態でガイド軸6(80a)に挿通してあり、低融点可溶材3が溶融したときに、過電流発熱性片2をピン電極1,1から脱離させ得る応力エネルギーを保有させてある。バネをガイド軸に同心配置してバネとガイド軸との接触を排除するために、図3−2の(イ)に示すように、バネを密接に装着し得る中央凸部を備えた絶縁スペーサ900(例えば、セラミックス製)をガイド軸6(80a)に緊密に挿通してある。
過電流発熱性片2を図3−2の(ロ)に示すように円板としたり、小判形若しくは両端部円弧の扁平形とすることができ、ピン電極1の断面形状を外側面が過電流発熱性片の外周に面一乃至は適合する円弧状とすることもできる。
また、 図3−2の(ハ)に示すように、ピン電極1,1と抵抗器本体8との間の間隙に対のピン電極電極1,1間の隙間から熱良伝導性絶縁材800、例えば珪砂等の無機粉末フィラーを配合した硬化性樹脂、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹脂等を注入充填することができる。この構成により、抵抗器本体8の後述する発生熱をピン電極1,1を経て低融点可溶材に迅速に伝達できる。
図3−1に示す保護素子においては、リード導体4→ピン電極1→過電流発熱性片2→リード導体80a→抵抗器8→リード導体80bを含む抵抗発熱回路が、被保護機器の異常時に通電されて抵抗器8が通電発熱され、その発生熱で低融点可溶材3,3,3が溶融されてピン電極1,1間が遮断される。而るに、バネ7例えばステンレスバネの比抵抗値はリード導体80aの比抵抗値に対しそれほど高くなく、抵抗発熱回路のオン後、低融点可溶材が溶融されるまでの間にピン電極1→過電流発熱性片2→バネ7→抵抗器キャップ電極801→抵抗器8の経路で電流が流れてバネ7が発熱し、そのバネ特性の低下で保護素子の作動に支障をきたす畏れがあるので、図3−2の(イ)に示すように、スペーサ900を絶縁体とすると共に過電流発熱性片2とバネ7との間に板状の絶縁スペーサ901を介在させてある。また、絶縁スペーサ901は低融点可溶材接合時において,バネが過電流発熱性片に接触する位置まで可溶材が流入してくるのを抑制し、バネと可溶材との絶縁距離を確実に確保させる役を果たしている。
図3−3に示すように、バネ7と過電流発熱性片2との間、またはバネ7と抵抗器キャップ電極801との間に絶縁スペーサ901,902を介在させることもできる。これらの絶縁スペーサ901,902を双方とも介在させることもできる。また、絶縁スペーサ902に代え、抵抗器キャップ電極801に絶縁膜をコートすることもできる。
更に、バネ7の傾きにより、バネ7の上端内周及び下端内周がリード導体8aに接触してバネ7に電流がバイパスする畏れもあるから、バネ7の内側とリード導体8aとの間に絶縁筒9を介在させることがより安全である。
本発明に係る保護素子において、過電流発熱性片の形状は短冊、円形等適宜に設定でき、それに応じてピン電極の断面形状も適宜に設定できる。
ケースは、例えば図3−4に示すように、左右または上下二つ割れとし、両片を雄側爪と雌側溝とにより結合するものを使用でき、材質はプラスチック、例えばホリカーボネート、PPS、PBTとすることができる。また、三分割以上の構成とすることもできる。
低融点可溶材接合部にフラックスを塗布しておけば、可溶材の糸曳き発生の防止に有利である。この場合、ケースは密閉構造とされる。
本発明に係る保護素子は、図4に示す二次電池保護回路の保護素子として好適に使用できる。
図4において、Eは二次電池を、Lは負荷を、Sは充電電源を、swはスイッチ例えばトランジスターを、Tは二次電池の過充電または過放電を検知しスイッチオン信号を発信するIC回路をそれぞれ示している。
Aは本発明に係る保護素子を示し、電極1,1に接続したリード導体4,4と抵抗器8の他方のリード導体80bとを3端子とする構成である。
放電時に過電流が流れると、保護素子Aの過電流発熱性片2を発熱させて低融点可溶材3を溶融させ、バネ7の応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて負荷Lと二次電池Eとの間を遮断し、また、二次電池Eの過放電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器8を二次電池Eによって通電発熱させ、その発生熱で低融点可溶材3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極1,1間から脱離させて二次電池Eと負荷Lとの間を遮断させる。
更に、充電時、過充電に対し、IC回路Tからの信号によりスイッチswをオンさせ、抵抗器8を二次電池E若しくは充電電源Sで通電発熱させ、その発生熱で低融点可溶材3を溶融させ、バネ7の圧縮応力エネルギーを解放し過電流発熱性片2を電極間1,1から脱離させて二次電池Eと充電電源Sとの間を遮断させる。
前記二次電池保護回路においては、両ピン電極の極性が、充電時、放電時の度に交互に変わるが、時間当たりに掛かる電力量は充電時の方が放電時よりも多くなる。しかし、各ピン電極と過電流発熱性片との電気的導通が電気的接触のためによく確保されているから、低融点可溶材への直流電流の流通がかなり少なく、低融点可溶材合金の直流マイグレーションを排除できる。
そして、過電流が流れると、過電流発熱性片がジュール発熱し、その発生熱で低融点可溶材が溶融され、バネが解放され、その保有応力エネルギーで過電流発熱性片が電極間から脱離される。従って、直流過電流を適確に遮断できる。
充電時に過充電が生じると、または放電時に過放電が生じると、抵抗器が通電発熱され、その発生熱で低融点可溶材が溶融され、バネが解放され、その保有応力エネルギーで過電流発熱性片が電極間から脱離され、二次電池と充電電源との間または二次電池と負荷との間が遮断される。従って、二次電池を過充電または過放電の異常からも適確に保護できる。
上記ピン電極1の材質は銅とし、表面の酸化防止のためにSn若しくはSn基とする合金を被覆することができる。
この銅ピン電極では、前記低融点合金可溶材3との接合界面において銅が低融点合金可溶材3に拡散移行し、低融点合金可溶材3の機械的強度が低下され、かつ溶融温度が変動される惧れがあるので、ピン電極1の少なくとも低融点合金可溶材3に接合される部分、好ましくはピン電極1の全表面に銅移行阻止膜、例えばNi、Ni−P、Ni−B、Fe、Pd、Pd−Pのうちの少なくとも一層以上の膜をSn若しくはSnを基とする合金被覆層との間に設けることができる。
前記過電流発熱性片2の材質は、銅若しくは銅合金例えば真鍮とし、表面の酸化防止のためにSn若しくはSn基とする合金を被覆することができる。この過電流発熱性片2とピン電極1とを接合する低融点合金可溶材3に過電流発熱性片2から銅が拡散移行するのを阻止するために、過電流発熱性片2の少なくとも低融点合金可溶材3に接合される部分に銅移行阻止膜、例えばNi、Ni−P、Ni−B、Fe、Pd、Pd−Pのうちの少なくとも一層以上の膜をSn若しくはSn基とする合金被覆層との間に設けることができる。更に、ガイド軸6または抵抗器のリード導体80a、80bと過電流発熱性片2とを接合する低融点合金可溶材3に過電流発熱性片から銅が拡散移行するのを阻止するために、過電流発熱性片2の少なくともその低融点合金可溶材3に接合される部分に銅移行阻止膜を設けることができる。過電流発熱性片2の全表面に銅移行阻止膜を設けることが好ましい。
前記ガイド軸6または抵抗器のリード導体80a、80bには、抵抗器の抵抗値が高いので、銅線や銅合金線、ニッケル線、鉄線または鋼線上に銅層を被覆した複合線(何においても、最外層上にSn若しくはSn基とする合金を被覆することができる)を使用しても差し支えなく、この場合、ガイド軸6またはリード導体80aの少なくとも低融点合金可溶材3に接合される部分、好ましくは過電流発熱性片2の全表面に銅移行阻止膜、例えばNi、Ni−P、Ni−B、Fe、Pd、Pd−Pのうちの少なくとも一層以上の膜をSn若しくはSn基とする合金を被覆層との間に設けることもできる。
これらの中間層を設けることにより、リード固定電極の強度が上がるので耐疲労特性が向上する利点もある。また、Sn若しくはSnを基とする合金からSnウィスカが成長することを抑制できる利点もある。
本発明に係る保護素子において、過電流発熱性片側に全電流が流れ、低融点可溶材側に電流がバイパスしないことが理想的であるが、数%〜30%程度のバイパスであれば許容される。この場合、充電時に陽極側となる方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する低融点合金可溶材の量を他方のピン電極と過電流発熱性片とを接合する低融点合金可溶材の量よりも多くすることが、前記マイグレーション対策として有効である。
充電時に陽極側となる方のピン電極には、そのことを認識できるマークを付することができる。
10 絶縁基台
1 電極
2 過電流発熱性片
21 孔
3 低融点可溶材
4 リード線
5 ケース
6 ガイド軸
7 バネ
8 抵抗器
80a 抵抗器の一方のリード導体(ガイド軸)
800 熱良伝導性絶縁材
実開昭62−024451号公報 実開昭58−157943号公報

Claims (11)

  1. 一対のピン電極を有し、これらのピン電極にガイド軸が並設され、過電流の通電により発熱される過電流発熱性片がガイド軸に挿通された状態で前記一対のピン電極の先端間にまたがって配設され、各ピン電極と過電流発熱性片との間及び前記ガイド軸と過電流発熱性片との間が低融点可溶材で接合され、前記過電流発熱性片を前記ピン電極から離隔させる圧縮反力を保持させたバネが設けられ、ピン電極脚部を導出してケースで覆われており、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されて発生するバネ上端の振動の最初の振幅の下端位置が、ピン電極先端とガイド軸先端側ケース内面との間隔をhとしてガイド軸先端からピン電極方向に0.8h以内の高さに位置するようにバネの圧縮反力が設定されていることを特徴とする保護素子。
  2. 請求項1記載の保護素子において、抵抗器本体の両端にリード導体が取付けられてなる抵抗器が付加され、該抵抗器の一方のリード導体がガイド軸として使用され、圧縮コイルバネが抵抗器本体と過電流発熱性片との間において前記ガイド軸に挿通され、ケースより導出される抵抗器の一方のリード導体と両ピン電極の何れかとの間に被保護機器の異常時に通電し、前記抵抗器を通電発熱させて前記の低融点可溶材を溶融させる抵抗発熱回路が接続されることを特徴とする保護素子。
  3. バネの上端がケース内上面に衝突してから束の間接触したままとなるために、振幅の上端が飽和されて直線化されている請求項1または2記載の保護素子。
  4. 一対のピン電極を有し、これらのピン電極にガイド軸が並設され、過電流の通電により発熱される過電流発熱性片がガイド軸に挿通された状態で前記一対のピン電極の先端間にまたがって配設され、各ピン電極と過電流発熱性片との間及び前記ガイド軸と過電流発熱性片との間が低融点可溶材で接合され、前記過電流発熱性片を前記ピン電極から離隔させる圧縮反力を保持させたバネが設けられ、ピン電極リード部を導出してケースで覆われ、前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されてガイド軸の上端部に移動された過電流発熱性片をその上端部に留める手段が設けられていることを特徴とする保護素子。
  5. 請求項4記載の保護素子において、抵抗器本体の両端にリード導体が取付けられてなる抵抗器が付加され、該抵抗器の一方のリード導体がガイド軸として使用され、圧縮コイルバネが抵抗器本体と過電流発熱性片との間において前記ガイド軸に挿通され、ケースより導出される抵抗器の一方のリード導体と両ピン電極の何れかとの間に被保護機器の異常時に通電し、前記抵抗器を通電発熱させて前記の低融点可溶材を溶融させる抵抗発熱回路が接続されることを特徴とする保護素子。
  6. 前記圧縮反力に基づくバネ歪エネルギーが低融点可溶材の溶融で解放されてガイド軸の上端部に移動された過電流発熱性片をその上端部に留める手段がガイド軸上端部に設けられたテーパ部またはねじれ部である請求項5記載の保護素子。
  7. 過電流発熱性片が円板、小判形若しくは両端部円弧の扁平形とされ、ピン電極が円形過電流発熱性片外周に適合する外側面の断面円弧形とされ、円形過電流発熱性片外周に臨む箇所に低融点可溶材によるピン電極先端の接合がおこなわれ、各ピン電極の内側面と抵抗器本体との間隙に、熱良伝導性電気絶縁材が充填や抵抗器本体への塗布、または成形品配置などによって介在していることを特徴とする請求項2、3、5、6何れか記載の保護素子。
  8. ケースが相互に係止される左右または上下の2分割以上とされていることを特徴とする請求項1〜7何れか記載の保護素子。
  9. 低融点可溶材が鉛、カドミウム、水銀を含まない合金であることを特徴とする請求項1〜8何れか記載の保護素子。
  10. 低融点可溶材が過電流発熱性片に定量搭載され、リフローにより過電流発熱性片とピン電極及びガイド軸との接合が行われていることを特徴とすると請求項1〜9何れか記載の保護素子。
  11. 二次電池の保護用であり、過電流が二次電池の許容負荷電流であり、異常時が二次電池の過充電時または過放電時であることを特徴とする請求項2、3、5〜10何れか記載の保護素子。
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