JP2010271937A - プログラム、記録媒体、及び情報処理装置 - Google Patents

プログラム、記録媒体、及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷システムの導入環境に合わせるためにプリンタドライバをカスタマイズするツール上で、カスタマイズする費用効果を表示すること。
【解決手段】プリンタドライバにより設定される印刷機能の設定値をカスタマイズするプログラムであって、印刷機能のデフォルト値を変更する変更ステップと、前記変更ステップにより変更されたデフォルト値に対応するパラメータが設定された関数を用いることにより、デフォルト値の変更に伴う費用効果を算出する算出ステップS17と、算出ステップにより算出された費用効果を表示部に表示する表示ステップS19とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
【選択図】図14

Description

本発明は、プリンタドライバ等のデバイスドライバをカスタマイズするプログラム、記録媒体、及び情報処理装置に関する。
従来から、印刷システムの導入環境に応じてプリンタドライバのカスタマイズを行いたいという要望がある。プリンタドライバのカスタマイズとは例えば、インストール時の各印刷機能の値を変更する(デフォルト値の変更)ことや、ある印刷機能の値を固定すること(機能のロック)、選択肢などを表示しないようにすること(値の非表示)などを指す。前述した要望に対してプリンタドライバのカスタマイズ用ツールを用いてプリンタドライバをカスタマイズする方法が既に知られている。
例えば、特開2006−309726号公報(特許文献1)には、プリンタドライバをカスタマイズするという目的で、カスタマイズシステムを用いて、プリンタドライバのデフォルト値を変更したり、印刷設定値を変更できないように、指定した項目の変更を制限したりする手法と、カスタマイズ済みであることを外部から判断する手法が開示されている。
しかし、特許文献1のような従来技術のカスタマイズ用ツールにおいて、カスタマイズすることによる効果を知るために、ユーザが印刷環境の使用状況を、カスタマイズ用ツール以外の専用アプリケーションを通じて取得する必要があった。さらに、専用アプリケーションで取得したデータの分析を行った上でカスタマイズを行う必要があり、ユーザの負担が大きいという問題があった。
また、ユーザがカスタマイズを行う際、ユーザの経験則に基づいてカスタマイズを行うのが一般的であり、かかる場合、効果の面で有効なカスタマイズが必ずしも行われないという問題もあった。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、印刷システムの導入環境に合わせるためにプリンタドライバをカスタマイズするツール上で、カスタマイズする費用効果を表示することにより、ユーザに対して、カスタマイズを行う際の負担を軽くし、より効果的なカスタマイズを行うプログラム、記録媒体及び情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面のプログラムは、プリンタドライバにより設定される印刷機能の設定値をカスタマイズするプログラムであって、前記印刷機能のデフォルト値を変更する変更ステップと、前記変更ステップにより変更されたデフォルト値に対応するパラメータが設定された関数を用いることにより、デフォルト値の変更に伴う費用効果を算出する算出ステップと、前記算出ステップにより算出された費用効果を表示部に表示する表示ステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明の他の局面の情報処理装置は、プリンタドライバがインストールされた情報処理装置であって、前記プリンタドライバにより設定される印刷機能のデフォルト値に対応するパラメータ及び前記印刷機能に対応する関数を格納する格納手段と、前記印刷機能のデフォルト値を変更する変更手段と、前記デフォルト値が変更された印刷機能に対応する関数に、前記変更手段により変更されたデフォルト値に対応するパラメータを設定し、該関数を用いることにより、デフォルト値の変更に伴う費用効果を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された費用効果を表示部に表示する表示手段とを備える。
また、本発明は、本発明のプログラムを記録した記録媒体をコンピュータに読み取らせて実現することも可能である。
本発明によれば、印刷システムの導入環境に合わせるためにプリンタドライバをカスタマイズするツール上で、カスタマイズする費用効果を表示することにより、ユーザに対して、カスタマイズを行う際の負担を軽くし、より効果的なカスタマイズを行うことができる。
本発明に係る情報処理装置の概略ハードウェア構成の一例を示すブロック図。 実施例1に係るシステムの機能構成の一例を示すブロック図。 デフォルト変更手段の機能構成の一例を示すブロック図。 印刷機能に対応する関数を格納するテーブルの一例を示す図。 印刷機能のデフォルト値に対応するパラメータを格納するテーブルの一例を示す図。 費用算出手段の機能構成の一例を示すブロック図。 印刷履歴情報の一例を示す図。 カスタマイズ前のカラー設定機能における設定例を示す図。 カスタマイズ後のカラー設定機能における設定例を示す図。 カスタマイズ前の両面印刷設定機能における設定例を示す図。 カスタマイズ後の両面印刷設定機能における設定例を示す図。 カスタマイズによる費用効果を示す表示画面の一例を示す図。 費用効果の算出に用いるパラメータの設定画面の一例を示す図。 実施例1におけるカスタマイズ費用算出処理の一例を示すフローチャート。 実施例1におけるカスタマイズ費用算出処理の別例を示すフローチャート。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
[実施例1]
<ハードウェア構成>
まず、本発明に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図1は、本発明に係る情報処理装置の概略ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明に係る画像処理システムは、ネットワークを介して情報処理装置1と、MFP(MFP:Multifunction Peripheral)5と、MFP6とが接続されている。ネットワークは、情報処理装置1と各MFPと双方向に通信可能なネットワークである。
情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、HDD(Hard Disk Drive)13、ネットワークI/F部14、入力部15、表示部16、外部記憶装置I/F部17を含む。
CPU11は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行う演算装置である。CPU11は、RAM12に記憶されたプログラムを実行する演算装置で、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
RAM12は、CPU11が実行する基本ソフトウェアであるOSやアプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
HDD13は、アプリケーションソフトウェアなどに関連するデータを記憶する記憶装置である。
ネットワークI/F部14は、有線及び/又は無線回線などのデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などのネットワーク(例えばEthernet(登録商標))を介して接続された通信機能を有するMFP5、6と情報処理装置1とのインタフェースである。
入力部15や表示部16は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、情報処理装置1が有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
外部記憶装置I/F部17は、USB(Universal Serial Bus)などのデータ伝送路を介して接続された記憶媒体18(例えば、フラッシュメモリなど)と当該情報処理装置とのインタフェースである。
また、記憶媒体18に、所定のプログラムを格納し、記憶媒体18に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F部17を介して情報処理装置1にインストールされ、インストールされた所定のプログラムは情報処理装置1により実行可能となる。
情報処理装置1、例えば、PC(Personal Computer)などであり、図1に示す例において情報処理装置が1つ、MFPが2つ接続されているが、情報処理装置やMFPの数がこれらに限られないことは言うまでもない。
<機能構成>
図2は、実施例1に係るシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。まず、情報処理装置1の機能について説明する。図2に示すように、情報処理装置1は、印刷設定手段101、カスタマイズ手段102を含む。印刷設定手段101は、プリンタドライバに相当し、カスタマイズ手段102は、カスタマイズツールに相当する。
印刷設定手段101は、印刷を行う際の印刷機能の設定値を設定したり、アプリケーションによって生成された画像情報をMFPが理解可能なページ記述言語に変換したりする。印刷設定手段101により設定される印刷機能の設定値については、カスタマイズ手段102によりカスタマイズされる。
カスタマイズ手段102は、デフォルト変更手段103、格納手段104、通信手段105、費用算出手段106、表示手段107、パラメータ設定手段108を含む。デフォルト変更手段103は、プリンタドライバにおいて設定される印刷機能のデフォルト値を変更したり、デフォルト値の変更を禁止したりする。デフォルト変更手段103の詳細は図3を用いて説明する。
図3は、デフォルト変更手段の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、デフォルト変更手段103は、デフォルト値変更手段131、変更禁止/許可選択手段132を含む。
デフォルト値変更手段131は、プリンタドライバにおいて設定されている印刷機能のデフォルト値を表示部16に表示して、他のデフォルト値を選択可能にする。ユーザによりデフォルト値が変更された場合、デフォルト値変更手段131は、印刷機能のデフォルト値を変更するとともに、変更されたデフォルト値を費用算出手段106に出力する。
変更禁止/許可選択手段132は、カスタマイズツール上において、印刷機能の設定値(デフォルト値)を変更することを禁止するかどうかの選択肢を表示部16に表示し、変更を禁止するか、許可するかを選択可能とする。変更禁止/許可選択手段132は、印刷設定手段101に対し、ユーザが選択した選択肢を出力するとともに、費用算出手段106にも選択肢を出力する。
例えば、ユーザが変更禁止を選択した場合、変更禁止/許可選択手段132は、プリンタドライバに対して、印刷機能の設定値の変更を禁止する指示を行う。これにより、ユーザは、プリンタドライバを用いて、かかる印刷機能のデフォルト値を変更できなくなる。
図2に戻り、格納手段104は、印刷機能に対応する費用効果を算出するための関数及び印刷機能のデフォルト値に対応するパラメータを格納する。デフォルト値に対応するパラメータは関数に用いられるパラメータである。
図4は、印刷機能に対応する関数を格納するテーブルの一例を示す図である。図4に示す機能Aは、カラー設定機能であり、機能Bは、両面印刷設定機能であるとする。機能Aには、以下の式(1)が対応付けられている。
F1(x)=(a×x−b×x)×R1 (1)
x:カラー印刷の枚数
a:1枚あたりのカラー印刷費用
b:1枚あたりのモノクロ印刷費用
R1:カラー設定のデフォルト設定を変更しない確率
つまり、F1(x)は、デフォルト値をカラーからモノクロに変更したことによるx×R1枚あたりの費用効果を示す関数である。
また、機能Bには、以下の式(2)が対応付けられている。
F2(y)=(y−([(y+1)/2]))×c×R2 (2)
y:片面印刷の枚数
[X]:Xを超えない最大の整数
c:印刷用紙1枚あたりの費用
R2:両面印刷設定のデフォルト設定を変更しない確率
つまり、F2(x)は、デフォルト値を片面印刷から両面印刷に変更したことによるy×R2枚あたりの費用効果を示す関数である。
なお、x、yについては、所定値を用いても良いし、MFPから印刷履歴を取得して、過去の所定期間内のカラー印刷の枚数や片面印刷の枚数を用いても良い。カラー設定のデフォルト設定を変更しない確率R1と、両面印刷設定のデフォルト設定を変更しない確率R2(以下、まとめて非変更確率という)とについては後述する。また、図4に示すように、各印刷機能には、異なる関数が対応付けられている。
図5は、印刷機能のデフォルト値に対応するパラメータを格納するテーブルの一例を示す図である。図5に示すように、カラー設定機能において、デフォルト値をカラーにした場合、1枚あたり20円(パラメータa)かかり、デフォルト値をモノクロにした場合、1枚あたり10円(パラメータb)かかるとする。また、両面印刷設定機能において、片面でも両面でも印刷用紙1枚あたりの値段は変わらないので、1枚あたり1円(パラメータc)とする。
図2に戻り、通信手段105は、各MFPと通信手段502、602を介して双方向通信を行ない、印刷履歴情報を取得する。印刷履歴情報には、各印刷機能における設定値と、印刷枚数とが少なくとも記録されている。
費用算出手段106は、デフォルト変更手段103から変更されたデフォルト値を取得した場合、変更に伴う費用効果を算出する。なお、費用効果とは、デフォルト値の変更に伴い削減できる費用のことを言う。費用算出手段106の詳細は図6を用いて説明する。
図6は、費用算出手段の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、費用算出手段106は、印刷履歴取得手段161、非変更確率算出手段162、費用効果算出手段163を含む。
印刷履歴取得手段161は、通信手段105を介して、各MFPから印刷履歴情報を取得する。非変更確率算出手段162は、印刷履歴取得手段161が取得した印刷履歴情報に基づいて、ユーザがデフォルト設定を変更しない非変更確率を算出する。非変更確率の算出の仕方は以下の通りである。なお、印刷履歴の履歴期間については1週間、1ヶ月などの所定期間とする。
(1)カラー設定における非変更確率R1
R1=m1×s/(s+x) (3)
m1=n1/n (4)
m1:カラー設定のUI情報の重み
s:モノクロ印刷の枚数
n1:UIにおいてカラー設定を行うために必要なクリック回数
n:UIにおいて設定を行うために必要なクリック回数が最も多い設定のクリック回数
式(3)に示すように、非変更確率R1は、s/(s+x)にm1を乗算することで求められる。s/(s+x)の確率を用いる理由は、カラー設定のデフォルトがカラーのプリンタドライバを使用してモノクロ印刷を行ったユーザは、カラー設定のデフォルトがモノクロに変わったプリンタドライバを使用した場合でも、印刷設定をモノクロのままで印刷すると考えられるからである。
また、式(4)に示すように、重みm1は、プリンタドライバのUIを開いてからタブやコンボボックスなどを操作し、カラーの設定を変更するために必要なクリックの回数(n1)を、設定を行うために必要なクリック回数が最も多い設定のクリック回数(n)で除算することで求められる。つまり、重みm1は、デフォルト値の設定変更に必要なクリック回数に基づいて決められる値である。これは、設定の変更のために必要なクリック回数が多い設定は、ユーザにとって変更しづらく、クリック回数が多いほど設定を変更する確率が高くなると考えられるためである。
(2)両面印刷設定における非変更確率R2
R2=m2×t/(t+y) (5)
m2=n2/n (6)
m2:両面印刷設定のUI情報の重み
t:両面印刷の枚数
式(5)に示すように、非変更確率R2は、t/(t+y)にm2を乗算することで求められる。また、式(6)に示すように、重みm2は、プリンタドライバのUIを開いてからタブやコンボボックスなどを操作し、両面印刷に変更するために必要なクリックの回数(n2)を、設定を行うために必要なクリック回数が最も多い設定のクリック回数(n)で除算することで求められる。式(5)、(6)を用いる理由は式(3)、(4)を用いる理由と同様であるため説明を省略する。
なお、通信不良やMFPの電源OFFなどにより、印刷履歴取得手段161は印刷履歴情報を取得できない場合が考えられる。かかる場合は、非変更確率は予め決められた値を用いたり、ユーザにより設定可能としたりすればよい。また、変更禁止/許可選択手段132により設定値の変更が禁止された場合、非変更確率は1とする。
また、デフォルト値の選択肢が2択ではなく、3択以上である場合でも、同様に重み付けをおこなっても良い。また、重み付けは必ずしも行う必要ではなく、より適切な非変更確率を求めたい場合に重み付けを選択可能にして用いるようにしても良い。
費用効果算出手段163は、変更されたデフォルト値をデフォルト変更手段103から取得すると、取得したデフォルト値の印刷機能に対応する関数を格納手段104から読み出す。また、費用効果算出手段163は、変更されたデフォルト値に対応するパラメータを格納手段104から読み出す。
次に、費用効果算出手段163は、パラメータが設定された関数に代入する変数(枚数)を印刷履歴取得手段161が取得した印刷履歴情報から算出し、算出した枚数を関数に代入することで費用効果を算出する。なお、印刷履歴取得手段161により印刷履歴情報が取得できなかった場合は、変数である枚数は所定値が用いられる。例えば、所定値は1000や500などである。
また、変更されたデフォルト値が複数あれば、費用効果算出手段163は、各変更に伴う費用効果をそれぞれ算出する。費用効果算出手段163は、算出した費用効果を表示手段107に出力する。
図2に戻り、表示手段107は、費用算出手段106から取得した費用効果をカスタマイズツール上に表示する。これにより、ユーザは、デフォルト値をカスタマイズしたことによる費用効果が表示部16に表示されるため、効果を確認しながらカスタマイズすることが可能になる。
パラメータ設定手段108は、カスタマイズツール上において、格納手段104に格納されるパラメータを設定可能とする。パラメータ設定手段108により設定されたパラメータは、格納手段104に格納される。図5に示す例で言えば、a=20、b=10などがパラメータ設定手段108により設定される。
次に、MFP5の機能につい説明する。各MFPは同じ機能を有するのでMFP5を用いて説明し、MFP6については説明を省略する。MFP5は、印刷履歴格納手段501、通信手段502を含む。なお、図2には、MFP5が有する一般的なプリント機能やコピー機能などは図示していないが、MFP5は、一般的な機能も当然有することは言うまでもない。
印刷履歴格納手段501は、MFP5により過去に印刷された枚数や印刷設定などを印刷履歴情報として記録しておく。印刷履歴格納手段501は、例えば過去1ヶ月間の印刷履歴情報を記録する。
通信手段502は、情報処理装置1と双方向通信を行なうためのインタフェースである。通信手段502は、印刷履歴格納手段501に格納される印刷履歴情報を情報処理装置1に送信する。これにより、カスタマイズツールは、過去の印刷履歴に基づいてカスタマイズ変更に伴う費用効果を算出することが可能となる。
<具体例>
次に、印刷履歴、デフォルトの設定変更、費用効果の表示画面、パラメータの設定画面の具体例について説明する。図7は、印刷履歴情報の一例を示す図である。図7に示すテーブルの行は、一度の印刷ジョブを表す。また、列は、行ごとの印刷ジョブに設定された内容を表す。
また、左から1列目の「No」は印刷ジョブが印刷された順番を表す。左から2列目の「ページ数」は、印刷時にカウントされたページ数を表す。左から3列目の「カラー/モノクロ」は印刷ジョブがカラーで印刷されたものか、モノクロで印刷されたものかを表す。左から4列目の「両面」は、印刷ジョブの設定が「ON」なら両面で印刷されたことを表し、「OFF」なら片面で印刷されたことを表す。図7に示すような印刷履歴情報が各MFPから情報処理装置1に送信される。
図8は、カスタマイズ前のカラー設定機能における設定例を示す図である。カラー設定機能は印刷機能に含まれる。図8に示す行は、カラー設定の選択肢を表し、列は各選択肢のカスタマイズ状態を表す。また、図8に示す例において、左から1列目の「選択肢」はカラー設定機能の選択肢の名前を表す。左から2列目の「デフォルト」はカラー設定機能において、デフォルトとして選ばれている選択枝を表す。左から3列目の「選択可・禁止」はカラー設定機能において、プリンタドライバで設定値を選択可能であるか、選択が禁止されたかを表す。
図9は、カスタマイズ後のカラー設定機能における設定例を示す図である。図9に示す行や列が表す意味は、図8と同様である。図9に示す例において、図8に示す例と比較すると、カスタマイズツールを用いてデフォルトの値をカラーからモノクロに変更した状態を示す。
図10は、カスタマイズ前の両面印刷設定機能における設定例を示す図である。両面印刷設定機能は印刷機能に含まれる。図10に示す「選択肢」の「OFF」は、片面印刷を意味し、「ON」は両面印刷を意味する。その他の行や列が表す意味は、カラー設定機能と同様であるためその説明を省略する。
図11は、カスタマイズ後の両面印刷設定機能における設定例を示す図である。図11に示す行や列が表す意味は、図10と同様である。図11に示す例において、図10に示す例と比較すると、カスタマイズツールを用いてデフォルトの値を「OFF(片面印刷)」から「ON(両面印刷)」に変更した状態を示す。
また、図11に示す選択肢「OFF」の選択可・禁止の設定が「禁止」に変更されている。これは、デフォルト設定を変更できないことを表す。つまり、ユーザは両面印刷でしか印刷できないことになる。
図12は、カスタマイズによる費用効果を示す表示画面の一例を示す図である。図12に示すように、費用効果を示す表示画面には、印刷機能毎に変更前後の設定値、非変更確率、対象ページ数、費用効果が表示される。また、どれくらいの期間の印刷履歴情報に基づいて費用効果を算出したかを示す情報も表示される。図12に示す例では「1ヶ月」とする。
また、図12に示す「両面」の変更後が示す「ON(変更禁止)」は、ユーザにより変更禁止が設定されているため、非変更確率は「1」となっている。図12に示す表示画面内のテーブルの最下段「合計」には、費用効果の合計値が記述される。
これにより、カスタマイズすることによる費用効果を一目で確認することができる。さらに、図12に示す画面から非変更確率を変更することを可能にすることで、デフォルト値のままで印刷する確率の変更による費用効果の増減を容易に確認することができる。
図13は、費用効果の算出に用いるパラメータの設定画面の一例を示す図である。図13に示すように、カスタマイズを行うユーザが、パラメータの値を設定可能とする。パラメータの値である1枚あたりの印刷費用などは、契約などにより決まった費用であるため、各ユーザにより設定する必要があるからである。なお、契約などに関係なく不変的なパラメータにおいては予め設定しておいても良い。
<動作>
次に、実施例1における情報処理装置1の動作について説明する。図14は、実施例1におけるカスタマイズ費用算出処理の一例を示すフローチャートである。図14に示すように、ステップS11において、印刷履歴取得手段161は、通信手段105を介して各MFPから印刷履歴情報を取得する。
ステップS12において、印刷履歴取得手段161は、印刷履歴情報が取得できたか否かを判定する。ステップS12における判定結果がYES(取得成功)である場合、ステップS13に進み、判定結果がNO(取得失敗)である場合、処理を終了する。
ステップS13において、非変更確率算出手段162は、デフォルト値が変更された印刷機能を特定する。
次に、ステップS14において、非変更確率算出手段162は、変更されたデフォルト値がプリンタドライバ上で変更することが禁止されているか否かを判定する。ステップS14における判定結果がYES(変更禁止)である場合ステップS16に進み、判定結果がNO(変更可)である場合ステップS15に進む。
ステップS15において、非変更確率算出手段162は、印刷履歴情報に基づいて、非変更確率を算出する。なお、非変更確率は、予め設定された値を用いるようにしても良い。非変更確率算出手段162は、算出した非変更確率を費用効果算出手段163に出力する。
ステップS16において、非変更確率算出手段162は、非変更確率を1とし、非変更確率を費用効果算出手段163に出力する。
ステップS17において、費用効果算出手段163は、取得した非変更確率と、格納手段104から取得した関数及びパラメータとを用いて、カスタマイズによる費用効果を算出する。費用効果の算出については前述した通りである。
ステップS18において、費用効果算出手段163は、他にデフォルト値が変更された印刷機能があるか否かを判定する。具体的には、他に変更されたデフォルト値をデフォルト変更手段103から取得したか否かで判定する。ステップS18における判定結果がYES(他にあり)である場合ステップS13に戻り、判定結果がNO(他になし)である場合ステップS19に進む。
ステップS19において、表示手段107は、費用効果算出手段163において、算出された費用効果を表示部16に表示する(図12参照)。これにより、カスタマイズツールを用いて印刷機能のデフォルト値を変更する際、過去の印刷履歴情報に基づいて、変更に伴う費用効果を確認することができる。
次に、過去の印刷履歴情報に基づくのではなく、予め設定された所定値に基づいて、変更に伴う費用効果を算出する方法について説明する。以下の方法は、通信不良やMFPの電源OFFなどにより印刷履歴情報が取得できなかった場合でも、費用効果を算出することができるため有効な方法である。
図15は、実施例1におけるカスタマイズ費用算出処理の別例を示すフローチャートである。図15に示す処理において、図14に示す処理と同様の処理を示すものは同じ符号を付し、その説明を省略する。
ステップS21において、非変更確率算出手段162は、予め設定された所定値を非変更確率として設定する。例えば、所定値は0.5とする。なお、非変更確率は、ユーザがその都度設定できるようにしても良い。
ステップS22において、費用効果算出手段163は、所定値(枚数)に基づいて、変更に伴う費用効果を算出する。なお、パラメータを設定した関数を用いることは、ステップS15と同様である。
ステップS23において、表示手段107は、非変更確率が変更されたか否かを判定する。具体的には、図12に示すような画面から、ユーザにより非変更確率が変更された否かを判定する。ステップS23における判定結果がYES(変更あり)である場合ステップS24に進み、判定結果がNO(変更なし)である場合、処理を終了する。
ステップS24に進み、費用効果算出手段163は、非変更確率が変更された印刷機能のみ、再度費用効果を算出する。再度費用効果を算出した後は、表示手段107により、最新の費用効果を示す画面が表示部16に表示される。
これにより、印刷履歴情報に基づかない場合でも、所定値に基づいて、カスタマイズの変更に伴う費用効果を算出することができる。さらに、非変更確率を変更することで、非変更確率の変化に伴う費用効果の増減を確認することができる。
なお、図14に示すステップS12の判定結果がNO(取得失敗)の後に、図15に示す処理を行なうようにしても良い。これにより、印刷履歴情報が取得できた場合は、印刷履歴情報に基づいて費用効果を算出し、印刷履歴情報が取得できなかった場合は、所定値に基づいて費用効果を算出できるため、必ず費用効果をユーザに確認させることができる。
また、図15に示すステップS23、S24の処理は、図14に示すステップS19の後に行なうようにしても良い。これにより、印刷履歴情報に基づいて算出された非変更確率が不適切な値である場合は、ユーザにより修正することが可能になる。
以上、実施例1によれば、印刷システムの導入環境に合わせるためにプリンタドライバをカスタマイズするツール上で、カスタマイズする費用効果を表示することにより、ユーザに対して、カスタマイズを行う際の負担を軽くし、より効果的なカスタマイズを行うことができる。
また、上記実施例では、プリンタドライバのカスタマイズについて説明したが、機能の設定値を変更することにより費用が異なるデバイスのドライバについても、上記実施例を同様に適用することができる。また、上記実施例では、印刷機能として、カラー設定、両目印刷設定を説明したが、他にもサイズ設定などについても同様に上記実施例を適用することができる。また、上記実施例では、デフォルト値変更に伴う削減費用について説明したが、デフォルト値の変更に伴う上昇費用についても同様にして算出できることは言うまでもない。
本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせて情報処理装置を構成することも可能である。
なお、実施例において説明した処理内容をプログラムとし、このプログラムをコンピュータに実行させて前述した処理を情報処理装置に実行させることも可能である。また、このプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムが記録された記録媒体をコンピュータに読み取らせて、前述した処理を情報処理装置に実行させることも可能である。
1 情報処理装置
5、6 MFP
11 CPU
12 RAM
13 HDD
14 ネットワークI/F部
15 入力部
16 表示部
17 外部記憶装置I/F部
101 印刷設定手段
102 カスタマイズ手段
103 デフォルト変更手段
104 格納手段
105 通信手段
106 費用算出手段
107 表示手段
108 パラメータ設定手段
131 デフォルト値変更手段
132 変更禁止/許可選択手段
161 印刷履歴取得手段
162 非変更確率算出手段
163 費用効果算出手段
特開2006−309726号公報

Claims (8)

  1. プリンタドライバにより設定される印刷機能の設定値をカスタマイズするプログラムであって、
    前記印刷機能のデフォルト値を変更する変更ステップと、
    前記変更ステップにより変更されたデフォルト値に対応するパラメータが設定された関数を用いることにより、デフォルト値の変更に伴う費用効果を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにより算出された費用効果を表示部に表示する表示ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 画像形成装置と双方向通信を行い、印刷履歴情報を取得する通信ステップを前記コンピュータにさらに実行させ、
    前記算出ステップは、
    前記印刷履歴情報に基づくパラメータを前記関数に用いて、所定期間の前記費用効果を算出する請求項1記載のプログラム。
  3. 前記算出ステップは、
    前記印刷履歴情報に基づいて、変更されたデフォルト値が維持される確率を示す非変更確率及び前記所定期間に印刷された枚数を算出し、該非変更確率及び該枚数を前記関数に適用して、前記費用効果を算出する請求項2記載のプログラム。
  4. 前記非変更確率は、前記デフォルト値を変更するためのUI情報により重み付けされる請求項3記載のプログラム。
  5. 前記デフォルト値に対応するパラメータ及び前記関数は、前記印刷機能毎に異なる請求項1乃至4いずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記変更ステップは、
    前記デフォルト値の変更禁止、又は変更可を選択可能とする選択ステップを有する請求項1乃至5いずれか一項に記載のプログラム。
  7. 請求項1乃至6いずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  8. プリンタドライバがインストールされた情報処理装置であって、
    前記プリンタドライバにより設定される印刷機能のデフォルト値に対応するパラメータ及び前記印刷機能に対応する関数を格納する格納手段と、
    前記印刷機能のデフォルト値を変更する変更手段と、
    前記デフォルト値が変更された印刷機能に対応する関数に、前記変更手段により変更されたデフォルト値に対応するパラメータを設定し、該関数を用いることにより、デフォルト値の変更に伴う費用効果を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された費用効果を表示部に表示する表示手段と
    を備える情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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