JP2010268826A - 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具 - Google Patents

物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP2010268826A
JP2010268826A JP2009120502A JP2009120502A JP2010268826A JP 2010268826 A JP2010268826 A JP 2010268826A JP 2009120502 A JP2009120502 A JP 2009120502A JP 2009120502 A JP2009120502 A JP 2009120502A JP 2010268826 A JP2010268826 A JP 2010268826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
hole
locking
support
shelf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009120502A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tanaka
賢司 田中
Takeshi Ito
猛志 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PEARL MANNEQUIN KK
Pearl Mannequin Co Ltd
Original Assignee
PEARL MANNEQUIN KK
Pearl Mannequin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PEARL MANNEQUIN KK, Pearl Mannequin Co Ltd filed Critical PEARL MANNEQUIN KK
Priority to JP2009120502A priority Critical patent/JP2010268826A/ja
Publication of JP2010268826A publication Critical patent/JP2010268826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Abstract

【課題】係止穴に対する取り付け及び取り外しが簡単に行え、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バーや棚板受が係止穴または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できる陳列用支持具を簡単な構造によって提供すること。
【解決手段】基部11の前部に、陳列バーが挿通される取付穴16a、または棚板受を係止する取付段部と、これらの取付段部または取付穴16aの近傍に位置する回動穴14とを設け、回動穴14内に嵌合される軸部と、この軸部の両側に一体化されて、基部11の両側に位置することになるロックアームと、これら各ロックアームの同一位置に形成されて、陳列バーまたは棚板受の後面に当接するロック端部とからなるロック部材15を、回動穴14に回動自在に取り付けたこと。
【選択図】図2

Description

本発明は、陳列用支持具に関し、特に壁や陳列什器に形成された係止穴に取り付けられて、物品を陳列する際に使用される陳列バーや棚板受を支持するための陳列用支持具に関するものである。
この種の陳列用支持具は、壁や陳列什器に直接設けた係止穴、あるいは壁や陳列什器に取り付けた係止穴部材(サポート部材と呼ばれることもある)に設けた係止穴を利用して、これらの壁や陳列什器等に陳列バーや棚板受を取り付けるものである。また、壁や陳列什器に取り付けた係止穴部材や、陳列什器の柱を構成している係止穴部材には、図6にも示すような係止穴(スリット)が形成してある。そのために、この種の陳列用具は、図1にも示すように、各係止穴に係合するための係止爪を備えているのが一般的である。
この種の陳列用具によって壁または陳列什器に支持されるべき陳列バーは、図1に示すように、衣服を掛けたハンガーを吊下するものであり、角棒または角パイプであったり、図8に示すような丸棒または丸パイプであったりするものである。棚板受は、図9に示すように、この種の陳列用支持具の先端部に係合されるものであり、その上面と陳列用支持具の基部の上面とで、物品が載置される棚板のための受け面を形成するものである。
そして、この種の陳列用支持具は、季節に合った商品の展示を行うため、あるいは店舗の改装に応じて、そのレイアウトを変更しなければならないが、その場合には、その係止爪を各係止穴から外して別の係止穴に係合させなければならないし、別の陳列用支持具を採用することもある。何れにしても、陳列用支持具を使用する店舗の改修等を行うには、各係止爪を、壁や陳列什器に直接設けた係止穴、あるいは壁や陳列什器に取り付けた係止穴部材の係止穴に対して取り付けたり取り外したりしなければならない。
以上のような陳列用支持具の係止穴に対する取り付けや取り外し操作を行い易くするために、当然のことながら、各係止穴の大きさは、図6の(b)にも示すように、係止爪に対して少し大きめにしてある。つまり、係止穴に対して取り付けた陳列用支持具の各係止爪と、各係止穴との間には少しクリアランスが存在しているのであり、このクリアランスの存在によって陳列用支持具が横揺れすることがあるだけでなく、支持部分から衣服等を外す際や、例えば地震発生時等において、各係止爪が破損したり、陳列用支持具自体が係止穴から不用意に外れてしまうことがあり得る。
このような陳列用支持具の横揺れ防止を図るために、例えば、特許文献1においてその対策が施されている。
特開2007−20742号公報、要約
この特許文献1には、「横揺れ防止が必要なブラケットに対して簡単に横揺れを防止させることができるブラケットを提供すること」を目的とした「陳列棚用ブラケット」が提案されている。この「陳列棚用ブラケット」は、図10にも示すように、「サポート部材102に上下多段に設けられたスリット107に挿入されるブラケット1の後端に設けられた係止フック10と、この係止フック10の前方部に設けられたリブ凹所12と、このリブ凹所12に係合するリブ22が設けられブラケット1に摺動自在に装着される板状の揺れ止め部材2と、を備える。揺れ止め部材2は、スリット107と係止フック10間の間隙に嵌め込まれる突出リブ21が形成されている」といった構成を有しているものである。
つまり、この特許文献1の「陳列棚用ブラケット」では、「横揺れ防止」を果たすことが十分行えるとは思うが、「ブラケット1に摺動自在に装着した板状の揺れ止め部材2に突出リブ21を形成し、この突出リブ21が、(サポート部材102側の)スリット107と係止フック10間の間隙に嵌め込まれる」ようにしなければならないものとなっているから、当該陳列棚用ブラケットの変更時等の作業は簡単ではない。
すなわち、この特許文献1の「陳列棚用ブラケット」では、ブラケット(以下、陳列用支持具という)の展示位置の変更を行おうとすると、サポート部材(係止穴部材)側に深く食い込んでいる上記「板状の揺れ止め部材2」を「抜き出し」て、位置が決まればこれの「差し込み」及び固定を行わなければならないから、相当の手間が必要となるものと思われる。
特に、この種の「陳列用支持具」は、陳列什器や壁に直接設けられている係止穴、または陳列什器や壁に設けられている係止部材の係止穴に取り付けられて、商品を吊下するための陳列バーや棚板受を陳列什器や壁から突出させた状態で陳列するものであり、火災や地震が発生したときには、この種の陳列用支持具が製品とともに落下しないようにしっかりと固定しておかなければならない。勿論、火災が発生したり地震予知情報が発令されたときには、この種の陳列用支持具を製品とともに早急に取り外さなければならないが、そのような緊急の際に、当該陳列用支持具の取り外し作業が手間取るようでは、問題となると考えられるのである。
また、図1及び図5の(b)に示すように、衣服をフェースアウトで陳列する場合、衣服を掛けたハンガー32を、陳列バー30aに取り付けたハンガー掛け33に掛けることがなされる。このようなフェースアウト陳列では、陳列バー30aがしっかりと固定されていないと、衣服やこれを掛けたハンガー32の重量によって、図1及び図5の(b)中の矢印で示したように傾動することになり、見栄えのよい陳列が行えないことになる。
そこで、本発明者等は、この種の「陳列用支持具」について、その係止穴に対する取り付け及び取り外しが簡単に行え、通常展示時には、当該陳列用支持具が係止穴に対して横揺れしないように、しかも支持している陳列バーや棚板受が簡単には外れないように固定するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
すなわち、本発明の目的とするところは、係止穴に対する取り付け及び取り外しが簡単に行え、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バーや棚板受が係止穴または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できる陳列用支持具を簡単な構造によって提供することにある。
以上の課題を解決するために、まず、請求項1に係る発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「壁や陳列什器20に対して、陳列バー30aまたは棚板31を受ける棚板受30bを支持する基部11を有する陳列用支持具10であって、
基部11の前部に、衣服のハンガー32を掛ける陳列バー30aが挿通される取付穴16aまたは棚板受30bを係止する取付段部16bと、これらの取付段部16bまたは取付穴16aの近傍に位置する回動穴14とを設け、
回動穴14内に嵌合される軸部15aと、この軸部15aの両側に一体化されて、基部11の両側に位置することになるロックアーム15bと、これら各ロックアーム15bの同一位置に形成されて、陳列バー30aまたは棚板受30bの後面に当接するロック端部15cとからなるロック部材15を、回動穴14に回動自在に取り付けたことを特徴とする陳列用支持具10」
である。
すなわち、本発明に係る陳列用支持具10は、例えば図8あるいは図9に示す壁や陳列什器20に対して、陳列バー30a、または棚板31を受ける棚板受30bを支持するために使用されるものであって、図1及び図2に示すように、基部11を有するものである。
この陳列用支持具10の基部11は、図1あるいは図8に示すように、壁や陳列什器20から陳列バー30aや棚板受30bをどれだけ離したいかによって、その長さが設定されるものである。例えば、衣服を掛けたハンガー32を、壁や陳列什器20が横に位置するようにして大量に吊下したい場合(衣服の袖が重なって並ぶようにする、所謂スリーブアウト陳列)には、図1の(a)に示すように、衣服の幅の半分程度の長さの基部11としたり、衣服の正面全体を見せながら陳列したい場合(所謂、フェースアウト陳列)には、衣服を掛けたハンガー32をハンガー掛け33に掛けながら、図1の(b)に示すように、短い長さの基部11とするものである。さらに、図9に示すように、畳んだ衣服がおける程度の奥行きのある棚板31を受けるようにする場合(所謂、畳み置き陳列)には、この棚板31の奥行き程度の長さの基部11とするのである。
そして、本発明に係る陳列用支持具10では、その基部11の前部に、図1〜図3に示すように、陳列バー30aが挿通される取付穴16aが、あるいは図9に示すように、棚板受30bを係止する取付段部16bが設けてあり、これらの取付段部16bまたは取付穴16aの近傍に位置する基部11には、図2の(b)に示すように、回動穴14が設けてある。
また、この陳列用支持具10では、その基部11の後部に係止爪12が設けてあり、これら各係止穴21を壁または陳列什器20の各係止穴21に挿入して係止させることにより、壁または陳列什器20に取り付けられるようになっている。
本発明に係る陳列用支持具10の基部11の前部に設けた取付穴16aには、図1または図2に示すように、陳列バー30aが挿通されるが、この陳列バー30aを水平に支持するために、少なくとも2本の陳列用支持具10が採用される。この場合、陳列バー30aとしては、図1に示すような角棒または角パイプが採用され、あるいは図8に示すような丸棒または丸パイプが採用される。一方、棚板受30bとしては、図9に示すように、角棒または角パイプが採用され、基部11の先端に形成してある取付段部16b内に収納される。
以上の取付段部16bまたは取付穴16aの近傍に位置する基部11には、図2の(b)に示すように、回動穴14が設けてあるが、この回動穴14内には、図3に示すようなロック部材15が回動可能に組み付けられる。
このロック部材15は、図3の(a)にも示すように、そのロックアーム15bを水平状態にしたときには、ロック端部15dを取付段部16bまたは取付穴16a内に突出しないようにし、ロックアーム15bを略垂直状態にしたときには、ロック端部15dを取付段部16bまたは取付穴16a内に突出させるものである。取付穴16aまたは取付段部16b内には陳列バー30aまたは棚板受30bが存在しているのであるから、突出したロック端部15dは、これらの陳列バー30aまたは棚板受30bの側面に圧接し、その結果、陳列バー30aまたは棚板受30bを取付穴16aまたは取付段部16b内面に圧接する。
換言すれば、ロックアーム15bを水平状態にしたときには、陳列バー30aまたは棚板受30bを、取付穴16aまたは取付段部16bに対して自由に抜き差しできる、つまり位置調整したり分解したりできるのである。このとき、当該陳列用支持具10には、陳列バー30aまたは棚板受30bと、取付穴16aまたは取付段部16bとの間にクリアランスが僅かに存在し、当該陳列用支持具10はある程度の「横揺れ」可能状態になっている。
これに対して、ロックアーム15bを略垂直状態にしたときには、取付穴16aまたは取付段部16b内に突出したロック端部15dによって、陳列バー30aまたは棚板受30bと、取付穴16aまたは取付段部16bとの間のクリアランスがなくなり、陳列バー30aまたは棚板受30bを、取付穴16aまたは取付段部16bに固定するのである。このため、このロック部材15は、陳列バー30aまたは棚板受30bの当該陳列用支持具10に対する横揺れをさせないだけでなく、陳列用支持具10の壁または陳列什器20に対する固定も行うことになって、商品の安定した陳列を行うことになるのである。
このため、特に、図1及び図5の(b)に示したフェースアウト陳列の場合、ロック部材15によって、陳列バー30aの当該陳列用支持具10に対する横揺れが防止されることになるのであるから、陳列バー30aがしっかりと固定されて、図1及び図5の(b)中の矢印で示したような傾動がなくなるのである。以上の結果、ハンガー32に掛けた商品の安定した陳列が行われ、見栄えのよい陳列が行えるのである。
従って、この請求項1に係る陳列用支持具10は、基部11の前部に設けたロック部材15によって、基部11に対する陳列バー30aまたは棚板受30bの固定が行えるのであり、係止穴21に対する取り付け及び取り外しが簡単に行えるだけでなく、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バー30aや棚板受30bが係止穴21または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できるものとなっていて、見栄えのよい陳列を行えるものとなっているのである。
また、以上の課題を解決するために、請求項2に係るに発明の採った手段は、上記請求項1に係る後述する陳列用支持具10について、
「基部11の後部に、壁や陳列什器20に設けられた係止穴21に係合される係止爪12と、この係止爪12の近傍に位置して、係止穴21に係合されるストッパ13とを設けるたこと」
である。
すなわち、この請求項2に係る陳列用支持具10は、その基部11の後部に、図5及び図6にも示すように、壁や陳列什器20に設けられた係止穴21に係合される係止爪12と、この係止爪12の近傍に位置して、係止穴21に係合されるストッパ13とを設けたことが、上記請求項1のそれと異なる点であり、その他の構成は上記請求項1の場合と同様である。このため、以下では、これらの係止穴21に係合される係止爪12と、この係止爪12の近傍に位置して、係止穴21に係合されるストッパ13とを中心にした説明をしていくこととする。
ストッパ13の係止穴21に対する係合は、当該ストッパ13自体が係止穴21内に係合すること、あるいは、後述する最良形態におけるように、このストッパ13が有している係止ピン13dによって行われる。つまり、最良形態のストッパ13では、図6及び図7に示すように、そのベース部材13a自体が基部11に一体化されるものではあるが、このベース部材13aに対して係止ピン13dが進退可能に設けてあるから、各係止爪12が係止穴21内に係合されたとき、図7の(a)及び(b)に示すように、別の係止穴21内に係止ピン13dも係合するものである。
当該陳列用支持具10の各基部11が、壁または陳列什器20側の係止穴21に係合したときには、図7の(b)に示すように、各係止穴21と係止爪12との間にはある一定のクリアランスが存在しているが、このクリアランスは、各係止爪12の係止穴21内への係合操作を行い易くしている反面、前述した通り、地震等の際には、当該陳列用支持具10を壁または陳列什器20から外してしまう原因ともなる。しかしながら、この陳列用支持具10では、図7の(b)にて示すように、ストッパ13あるいはこれを構成している係止ピン13dが、他の係止穴21内に係合するのであるから、当該陳列用支持具10の後部が壁または陳列什器20から外れてしまうことはないのである。
また、ストッパ13あるいは係止ピン13dは、その係合されるべき先端が壁または陳列什器20側の係止穴21の幅以下であるため、その各係止穴21に対する係合は、上記各係止爪12の係止穴21への係合と殆ど同時に行える。何故なら、当該ストッパ13が係合されるべき係止穴21は、基部11が係合された直下に位置しているからであり、特に、係止ピン13dを有する場合には、この係止ピン13dの係合時につまみ13fによって当該係止ピン13dを少し後退させて、その先端を係止穴21内に係合させることによって容易に行えるからである。勿論、ストッパ13またはこれが有している係止ピン13dは、図7の(b)にも示すように、係止穴21内に係合しているから、地震時において簡単に外れることがないだけでなく、その取り外し作業も、上記とは逆の順で行えば、容易に行えるのである。
従って、この請求項2に係る陳列用支持具10は、上記請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、その基部11の後部に設けた各係止爪12及びストッパ13によって壁または陳列什器20の各係止穴21に対する取り付け及び取り外しが簡単に行えるだけでなく、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バー30aや棚板受30bが係止穴21または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できるものとなっているのである。
以上、説明した通り、請求項1に係る発明では、
「壁や陳列什器20に対して、陳列バー30aまたは棚板31を受ける棚板受30bを支持する基部11を有する陳列用支持具10であって、
基部11の前部に、衣服のハンガー32を掛ける陳列バー30aが挿通される取付穴16aまたは棚板受30bを係止する取付段部16bと、これらの取付段部16bまたは取付穴16aの近傍に位置する回動穴14とを設け、
回動穴14内に嵌合される軸部15aと、この軸部15aの両側に一体化されて、基部11の両側に位置することになるロックアーム15bと、これら各ロックアーム15bの同一位置に形成されて、陳列バー30aまたは棚板受30bの後面に当接するロック端部15cとからなるロック部材15を、回動穴14に回動自在に取り付けたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、基部11の前部に設けたロック部材15によって、基部11に対する陳列バー30aまたは棚板受30bの固定が行えるのであり、係止穴21に対する取り付け及び取り外しが簡単に行えるだけでなく、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バー30aや棚板受30bが係止穴21または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できる陳列用支持具10を提供することができるのである。
また、請求項2に係るに発明によれば、上記請求項1に係る陳列用支持具10について、
「基部11の後部に、壁や陳列什器20に設けられた係止穴21に係合される係止爪12と、この係止爪12の近傍に位置して、係止穴21に係合されるストッパ13とを設けるたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、上記請求項1のそれと同様な効果を発揮する他、その基部11の後部に設けた各係止爪12及びストッパ13によって壁または陳列什器20の各係止穴21に対する取り付け及び取り外しが簡単に行うことができるだけでなく、通常展示時には、脱落を確実に防止することができ、しかも商品を吊下している陳列バー30aや棚板受30bが係止穴21または係止穴部材に対して横揺れしないように固定できる陳列用支持具10を提供することができるのである。
請求項1に係る陳列用支持具によって陳列バーを支持した状態を示すもので、(a)は長い基部の場合の斜視図、(b)は短い基部の場合の斜視図である。 同陳列用支持具の前部に形成した回動穴とロック部材との関係を示すもので、(a)はロック部材のロック状態を示す部分拡大側面図、(b)はロック部材を回動穴に嵌合しようとしている様子を示す部分拡大側面図である。 同陳列用支持具において使用しているロック部材を示すもので、(a)は部分側面図、(b)は軸部で横断した部分断面図、(c)は回動穴に取り付けたロック部材の平面図である。 同陳列用支持具の係止爪と壁または陳列什器側の係止穴との係合状態を示すもので、(a)は部分拡大縦断面図、(b)は(a)の図示左側からみた背面図である。 請求項2に係る陳列用支持具によって陳列バーを支持した状態を示すもので、(a)は長い基部の場合の斜視図、(b)は短い基部の場合の斜視図である。 同陳列用支持具の係止爪と壁または陳列什器側の係止穴との係合状態、及びストッパの作動状態を示すもので、(a)は部分拡大縦断面図、(b)は(a)の図示左側からみた背面図である。 同陳列用支持具において使用しているストッパを示すもので、(a)は縦断面図、(b)はベース部材の縦断面図、(c)はスプリングの側面図、(d)は支持軸及び係止ピンの側面図である。 他の陳列バーの例を示す斜視図である。 同陳列用支持具が対象とする棚板受の場合を例示した分解斜視図(a)と部分拡大縦断面図(b)である。 従来の技術を示す縦断面図である。
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施形態である陳列用支持具10について説明するが、図1には実施例1が、また図5には実施例2が示してある。両実施例とも、基部11の前部に取付穴16aまたは取付段部16bを設けて、これらの取付穴16aまたは取付段部16bに、陳列バー30aまたは棚板受30bを挿入または載置するようにしている。これに対して、基部11の後部において、図1の実施例1に係る陳列用支持具10(請求項1に係るもの)はストッパ13を設けないものであり、図5の実施例2に係る陳列用支持具10(請求項2に係るもの)はストッパ13を設けたものである。
図1及び図5の各(a)には、基部11の長さが長い2本の陳列用支持具10が、また図1及び図5の各(b)には、基部11の長さが短い2本の陳列用支持具10が、それぞれ示してある。各陳列用支持具10の基部11の前部には、上述したように、取付穴16aまたは取付段部16bが設けてあり、これらの取付穴16aまたは取付段部16b内に、陳列バー30aまたは棚板受30bが挿通してあって、これらの陳列バー30aまたは棚板受30bが、図8または図9に示したように、壁または陳列什器20の前方にて水平に位置するようになされる。
なお、図1に示した陳列バー30aは、角棒または角パイプであるが、この陳列バー30aは、図8に示したように丸棒または丸パイプによって構成してもよいものである。このような陳列バー30aが挿通されるべき取付穴16a、または棚板受30bが載置される取付段部16bは、当然これらの陳列バー30aまたは棚板受30bの形状に合わせたものとなされる。
まず、基部11の後部から説明すると、この基部11の後部には、図1及び図5に示したように、複数の係止爪12が一体的に形成してあり、これら各係止爪12は、図4または図6に示したように、壁または陳列什器20側の係止穴21内に係合されるものである。各係止穴21は、図8及び図9に示したように、壁または陳列什器20に取り付けられる係止穴部材(サポート部材)に形成される場合もあるが、壁または陳列什器20それ自体に直接形成されることもある。また、当該陳列用支持具10が、図9に示すような棚板受30bをケースや棚に対して取り付けるものであれば、各係止穴21は、ケースや棚の背板に形成されるかこれに取り付けた係止穴部材に形成されるものである。
また、基部11の後部であって、各係止爪12の下側には、図5及び図6に示したように、ストッパ13が一体的に取り付けてある。この最良形態におけるストッパ13は、図6の(a)及び図7に示したように、基部11の後部下面に取り付けられるベース部材13aと、このベース部材13a内に収納される圧縮スプリング13bと、このスプリング13bによって、図7の(a)の図示左方に常に付勢される支持軸13cと、この支持軸13cの先端に一体化されて、壁または陳列什器20側の係止穴21内にに係合する係止ピン13dとを備えたものである。
つまり、このストッパ13は、図7の(a)及び(d)に示したように、その支持軸13cの図示右端につまみ13fが一体化してあり、このつまみ13fを引くことにより、それまで図示左端に突出していた係止ピン13dをベース部材13a内に引き込み、係止ピン13dの先端が係止穴21内に突出しないようにし、つまみ13fから手を離せば、スプリング13bの作用によって、再び係止ピン13dの先端を係止穴21に向けて突出させるものである。なお、このストッパ13の先端自体が係止穴21内に係合するものとしてあってもよく、その場合にはスプリング13bや支持軸13cは不要となる。
さて、この陳列用支持具10の基部11の前部に話しを移すと、この前部には、図1及び図2にも示したように、陳列バー30aが挿通される取付穴16a、または棚板受30bを係止する取付段部16bと、これらの取付段部16bまたは取付穴16aの近傍に位置する回動穴14とが設けてある。特に、棚板受30bを係止する取付段部16bの前部上面には、図9にも示したように、ストッパ部30cが形成してあり、このストッパ部30cは、当該棚板受30b及び基部11上に載置された棚板31がこれより前方に移動しないようにするものである。
これらの取付穴16aまたは取付段部16bの近傍に位置する回動穴14は、図2に示したように、ロック部材15を回動可能に支持するものであり、このロック部材15の回動位置を規定するものである。この回動穴14は、図2の(b)にて示したように、切欠14aと突起部14bとからなっているものであり、切欠14aは、後述するロック部材15の軸部15aを挿通するものであり、突起部14bはロック部材15の軸部15aの外れ防止をなすものである。換言すれば、この回動穴14は、切欠14aを有するものであっても、突起部14bの存在によって後述するロック部材15の回転可能な支持を行うものである。
ロック部材15は、合成樹脂を材料として形成したもので、図3の(a)及び(c)に示したように、一本の軸部15aの両側に、同一位置にロックアーム15bを形成した二枚のロック板15cを一体化したものであり、これらのロック板15cの同一位置にはロック端部15dが形成してある。軸部15aは、上記回動穴14の内径と同じ直径で、図3の(b)中に記載した2点を中心とした2つの円を重ねたような断面形状を有したもので、中心が2つあることによって、回動穴14内で回動したとき、ロック端部15dが取付穴16aまたは取付段部16bに対して進退し得るようにしたものである。
つまり、このロック部材15は、例えば、そのロックアーム15bを図3の(a)中の実線にて示した位置に回動したときには、ロック端部15dの端部を取付穴16aまたは取付段部16b外に位置するようにし、そのロックアーム15bを図3の(a)中の仮想線にて示した位置に回動したときには、ロック端部15dの端部を取付穴16aまたは取付段部16b内に位置するようにしたものである。
従って、このロック部材15は、図3の(b)にも示したように、そのロックアーム15bを水平状態にしたときには、ロック端部15dを取付段部16bまたは取付穴16a内に突出しないようにし、ロックアーム15bを略垂直状態にしたときには、ロック端部15dを取付段部16bまたは取付穴16a内に突出させるものである。取付穴16aまたは取付段部16b内には陳列バー30aまたは棚板受30bが存在しているから、突出したロック端部15dは、これらの陳列バー30aまたは棚板受30bの側面に圧接し、陳列バー30aまたは棚板受30bを取付穴16aまたは取付段部16b内面に圧接することになる。
換言すれば、ロックアーム15bを水平状態にしたときには、陳列バー30aまたは棚板受30bを、取付穴16aまたは取付段部16bに対して自由に抜き差しでき、位置調整したり分解したりできるのである。
これに対して、ロックアーム15bを略垂直状態にしたときには、取付穴16aまたは取付段部16b内に突出したロック端部15dによって、陳列バー30aまたは棚板受30bを、取付穴16aまたは取付段部16bに押し付けて固定するのである。このため、このロック部材15は、陳列バー30aまたは棚板受30bの当該陳列用支持具10に対する横揺れをさせないようにするだけでなく、陳列用支持具10の壁または陳列什器20に対する固定も行うことになって、商品の安定した陳列が行われることになる。
以上の結果、請求項1に係る陳列用支持具10によれば、これによって支持すべき対象が、図1または図8に示した陳列バー30aである場合には、その横方向支持を行うとともに、まずは、基部11の前部のロック部材15によって、この陳列用支持具10に対する陳列バー30aの固定が行なわれるのである。そして、基部11の後部の各係止爪12及びストッパ13によって、請求項2に係る陳列用支持具10では、壁または陳列什器20側の各係止穴21に対する固定をもなされるのである。
しかも、2本の陳列用支持具10によって陳列バー30aを支持し、係止爪12、ストッパ13、及びロック部材15による固定がなされれば、当該陳列バー30aは壁または陳列什器20に対してしっかりと取り付けられ、逆に、ストッパ13及びロック部材15でのロック解除を行えば、改装時の陳列用支持具10の分解や、地震発生時の当該陳列用支持具10の取り外しも容易に行えるのである。
一方、本発明に係る陳列用支持具10によれば、これによって支持すべき対象が、図9の(a)に示した棚板受30bである場合には、その横方向支持を行うとともに、前部のロック部材15によってこの陳列用支持具10に対する固定を行い、後部の各係止爪12及びストッパ13によって壁または陳列什器20側の各係止穴21に対する固定をも行えるのである。また、この陳列用支持具10によって支持した棚板受30bと、陳列用支持具10を構成している基部11の上面とによって、図9の(b)に示したように、棚板31が載置されるべき箇所が確保できることになる。
以上の図9の(a)に示した棚板受30bでも、2本の陳列用支持具10によって支持され、係止爪12、ストッパ13、及びロック部材15による固定がなされれば、当該棚板受30bは壁または陳列什器20に対してしっかりと取り付けられ、逆に、ストッパ13及びロック部材15でのロック解除を行えば、改装時の陳列用支持具10の分解や、地震発生時の当該陳列用支持具10の取り外しも容易に行えるのである。
10 陳列用支持具
11 基部
12 係止爪
13 ストッパ
13a ベース部材
13b スプリング
13c 支持軸
13d 係止ピン
13e 案内部
13f つまみ
14 回動穴
14a 切欠
14b 突起部
15 ロック部材
15a 軸部
15b ロックアーム
15c ロック板
15d ロック端部
16a 取付穴
16b 取付段部
20 壁または陳列什器
21 係止穴
30a 陳列バー
30b 棚板受
30c ストッパ部
31 棚板
32 ハンガー
33 ハンガー掛け

Claims (2)

  1. 壁や陳列什器に対して、衣服のハンガーを掛ける陳列バー、または棚板を受ける棚板受を支持する基部を有する陳列用支持具であって、
    前記基部の前部に、前記陳列バーが挿通される取付穴、または前記棚板受を係止する取付段部と、これらの取付段部または前記取付穴の近傍に位置する回動穴とを設け、
    前記回動穴内に嵌合される軸部と、この軸部の両側に一体化されて、前記基部の両側に位置することになるロックアームと、これら各ロックアームの同一位置に形成されて、前記陳列バーまたは棚板受の後面に当接するロック端部とからなるロック部材を、前記回動穴に回動自在に取り付けたことを特徴とする陳列用支持具。
  2. 前記基部の後部に、前記壁や陳列什器に設けられた係止穴に係合される係止爪と、この係止爪の近傍に位置して、前記係止穴に係合されるストッパとを設けたことを特徴とする請求項1に記載の陳列用支持具。
JP2009120502A 2009-05-19 2009-05-19 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具 Pending JP2010268826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009120502A JP2010268826A (ja) 2009-05-19 2009-05-19 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009120502A JP2010268826A (ja) 2009-05-19 2009-05-19 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010268826A true JP2010268826A (ja) 2010-12-02

Family

ID=43417381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009120502A Pending JP2010268826A (ja) 2009-05-19 2009-05-19 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010268826A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8884564B2 (en) 2011-03-11 2014-11-11 Denso Corporation Voltage converter and voltage converter system including voltage converter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8884564B2 (en) 2011-03-11 2014-11-11 Denso Corporation Voltage converter and voltage converter system including voltage converter

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2859008A (en) Fixture for attachment to perforated board
CA2776394C (en) Bracket and wall standard assembly
KR20150137604A (ko) 접이식 선반 받침구
JP2010268826A (ja) 物品陳列用の陳列バーや棚板受を支持する陳列用支持具
JP2015208593A (ja) ブラケット及びこれを用いた商品陳列什器
JP3684960B2 (ja) 衣服用ハンガー掛け具
JP5245055B2 (ja) 懸吊具
JP2008307231A (ja) 物干竿等の支持装置
JP4976997B2 (ja) 物品掛け具
JP2600829Y2 (ja) 陳列用棚付き台車
JP5783350B2 (ja) 物干し器
JP5926572B2 (ja) 物品棚における物品落下防止装置
JP3205610U (ja) 物品懸架用有孔ボードおよびそれを用いた物品取付構造
JP2005118405A (ja) プライスカード用レール
KR200333258Y1 (ko) 공구 걸이대
KR200257829Y1 (ko) 행거 취부구
KR200168653Y1 (ko) 넥타이 걸이대
JP3188943U (ja) 商品陳列具
KR20080033949A (ko) 상품 진열 장치
JPS6036120Y2 (ja) スライドハンガ−
JP2000210166A (ja) 商品吊り下げ具
JP3124691U (ja) 展示物支持装置および展示物振れ止め装置
JPH1118890A (ja) 商品陳列用具
NL1027292C1 (nl) Inrichting om ongecontroleerd wegnemen van kleding, uit een opslageenheid en/of voor presentatie bestemd kledingrek, te voorkomen.
JP2536366Y2 (ja) キッチン用小物台