JP3205610U - 物品懸架用有孔ボードおよびそれを用いた物品取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】小物物品の吊り下げと大物物品の設置を一枚のボードで兼用することにより、使い勝手を向上させた物品懸架用有孔ボードおよびその物品取付構造を提供する。【解決手段】壁面9に所定間隔をおいて固定される所定縦横寸法の板材の表裏を貫通して小径の孔3と大径の孔2を交互に一定間隔をおいて多数開穿した。小径孔3と大径孔2は行方向にそれぞれ単一に、列方向に交互に開穿した。【選択図】図4
Description
本考案は物品懸架用有孔ボードおよびそれを用いた物品取付構造に関し、特に小物物品の吊り下げと大物物品の吊り下げや棚板に対する設置を一枚のボードで兼用できるようにしたものである。
物品懸架する有孔ボードは、特許文献1に示すように、所定縦横寸法の板材に縦横多数の小孔を等間隔に穿孔したものであり、屋内における居室内壁面に、例えば台所などの壁面に固定し、小孔に装填されるフックを介して匙、包丁、お玉杓子等の台所用小物や、水切り、タオル掛け用のラック等を吊り下げたり、或いは室内において鍵や腕時計、鞄、折畳傘等を取り外し可能に吊り下げるものである。また工作室などの場合には、ペンチその他工具を取り外し可能に吊り下げておく場合もある。
これに対し棚などを取り付けるための有孔ボードもある。これは居間やリビングルームの壁面に取り付けておくもので、前記より大径の孔を縦横多数にあけたものであって、その横方向の孔の2ないし複数に腕木(だぼ)を装填し、この腕木上に棚板を乗せたうえで、棚上に装飾物品その他実用品などを設置展示するものである。
前者の場合には目につきやすく、取り付け取り外しが自由であるという実用性に主眼を置き、後者の場合にはある程度の重量があり装飾性や審美的な観点から設置されるが、いずれにおいてもこれら有孔ボードはホームセンターなどで取付金具およびフックや腕木等の付属品とともにユニット商品として販売されているか、あるいは新築時などにおいて内装業者らによって立て付けの建具として設置される。
しかし、小径孔だけのもの、あるいは大径孔だけの有孔ボードであると、用途がそれ専用に限られ、間違えて購入すると、後で交換する必要が生ずる。また店舗側としては小径孔の有孔ボードと大径孔の有孔ボードとの2倍の在庫をかかえることになり、有孔ボードそのものは2×4材あるいは2×2材とかなり大きいため、これを立てかけておくための商品展示スペースも大きくとる。さらには建具としてあらかじめ住居の壁面に固定した場合には大小いずれかとなるため、転用ができず使い勝手が悪い。
本考案は以上の課題を解決するものであり、その目的は小物物品の吊り下げと大物物品の設置を一枚のボードで兼用することにより、使い勝手を向上させた物品懸架用有孔ボードおよびその物品取付構造を提供するものである。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本考案の請求項1記載の物品懸架用有孔ボードは、壁面に対し所定間隔をおいて固定される所定縦横寸法の板材の表裏を貫通して小径の孔3と大径の孔2を交互に一定間隔をおいて多数開穿したことを特徴とするものである。
本考案の請求項1記載の物品懸架用有孔ボードは、壁面に対し所定間隔をおいて固定される所定縦横寸法の板材の表裏を貫通して小径の孔3と大径の孔2を交互に一定間隔をおいて多数開穿したことを特徴とするものである。
請求項2記載の物品懸架用有孔ボードは、請求項1記載の物品懸架用有孔ボードにおいて、前記小径孔3と大径孔2は行方向にそれぞれ単一に、列方向に交互に開穿したものであることを特徴とする。
請求項3記載の物品懸架用有孔ボードは、請求項1記載の物品懸架用有孔ボードにおいて、前記小径孔3と大径孔2は行よび列方向とも交互に開穿したものであることを特徴としする。
請求項4記載の物品懸架用有孔ボードを用いた物品取付構造は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の物品懸架用有孔ボードを用いた物品取付構造において、住宅内の壁面に固定される前記有孔ボード1であって、前記小径孔3に装填されたフックを介して小物物品を吊り下げるとともに、前記大径孔2の水平方向における2ないし複数箇所に装填された腕木10上に物品12展示用の飾り棚11を設置することを特徴とする。
したがって、本考案の請求項1記載の物品懸架用有孔ボードでは、小物物品の吊下用ボード材としても、物品の設置用棚の取り付け用としても、あるいはこれらが混在したボードとしても活用できる。
請求項2記載の物品懸架用有孔ボードでは、列方向に大径孔あるいは小径孔が配列されているので、腕木の位置調整を微細にでき、棚板の大きさに微細に適合したり、小物の吊り下げの集積密度が高い。
請求項3記載の物品懸架用有孔ボードでは、フック取付位置と棚板取付位置を水平方向に限定されずに選択でき、混在の自由度が高い。
請求項4記載の物品懸架用有孔ボードを用いた物品取付構造では、フックおよび腕木、棚板をユーザの目的用途に応じて取り揃えておくことにより、住宅内における壁面に対して、その居室内に合わせて好みのデザインや、配置でボード面を造形、演出することができる。
以下、本考案を適用した実施の形態例を添付図面を用いて説明する。
図1は有孔ボードの配置例を示すもので、玄関脇の壁面、洋室(1)、(2)の壁面、洗面室の出入り脇壁壁面、キッチン内およびその出入り口脇の壁面、リビングダイニングの壁面等、室内壁面における居住者の好みの位置で本考案に係る物品懸架用有孔ボード1( 以下単にボード1と略記する)が固定される。なお、この図1では集合住宅の間取りを例としている。
図1は有孔ボードの配置例を示すもので、玄関脇の壁面、洋室(1)、(2)の壁面、洗面室の出入り脇壁壁面、キッチン内およびその出入り口脇の壁面、リビングダイニングの壁面等、室内壁面における居住者の好みの位置で本考案に係る物品懸架用有孔ボード1( 以下単にボード1と略記する)が固定される。なお、この図1では集合住宅の間取りを例としている。
ボード1は、新築建築時に、予め居室内壁面に固定されていても良いが、居住者の好みの位置で固定、すなわち居住を始めてから必要な箇所に取り付けることとしも良く、各部屋の必要な箇所の壁面に、必要な大きさで固定される。
ボード1は図1に示すように、例えばシナ合板を素材とし、取付壁面の大きさや、用途に応じて縦横寸法が定められるものであって、実寸で1825mm×915mm、またはその1/2〜1/4等の各種寸法に予め造形されたもので、厚みは4mm、5.5mm、9mmと、壁面に対する取付強度や、物品の支持強度などに応じて種々用意される。なお、ボード1の表面は、その素材である木目を活かしたものや、白色などに塗装されたもの、或いは所望の色やデザインなどの色柄を印刷形成したプリント合板などとされる。
また、ボード1には、図2に示すように、列方向(縦方向、経方向)においては大径孔2と小径孔3がその孔の中心から所定の間隔をおいて交互に多数開穿され、行方向(横方向、緯方向)には同一の径の孔2・・・、3・・・が所定間隔で多数開穿されている。その縦横の各間隔は、本実施の形態では、孔中心から25mm間隔とされる。さらに、本実施形態では、大径孔2の孔径は8mm、小径孔3の孔径は5mmと設定されている。
ボード1の四隅に位置する孔は、例えば大径孔2が位置しており、これを貫通する取付金具4を介して壁面に固定される。図3(a),(b)はその取付構造を示すもので、取付金具4は、大径孔2を貫通する皿ねじ5と、大径孔2を挟んでボード1の背面に配置されるスペーサ6と、ねじ5の頭部に配置される座金7と、座金7の外周にねじ込まれる飾り用キャップ8とを備えている。取付完了状態では、ボード1は壁部9の表面との間にスペーサ6が介設されて、このスペーサ6の長さにて所定の隙間寸法Dとされて離間して壁面に固定される。この固定を行うための実寸法としては、ねじ5の長さを60ミリ、スペーサ6の直径は12mm、長さ15mmとされる。スペーサ6はねじ貫通用の孔を中心に形成した所謂管形状とされる。従って固定後の壁部9とボード1の隙間寸法Dは15mmとなる。なお、壁部9がボード材であればねじ5は通常のものが使用されるが、コンクリートである場合にはコンクリート用ねじ等が使用される。
次に、以上説明したボード1の用途を説明する。
まず、図4は大径孔2、小径孔3をともに利用した例を示している。水平方向に並ぶ2つ或いは複数の大径孔2,2に、それぞれダボとなる腕木10を挿着する。このとき、隣接する大径孔2ではなく、所定距離離れた水平方向の大径孔2を選択する。
まず、図4は大径孔2、小径孔3をともに利用した例を示している。水平方向に並ぶ2つ或いは複数の大径孔2,2に、それぞれダボとなる腕木10を挿着する。このとき、隣接する大径孔2ではなく、所定距離離れた水平方向の大径孔2を選択する。
腕木10は、挿着先端が壁部9に当接し(図4(b)参照)、片持ち状にボード1表面から突出する。これら腕木10上に棚板11を載せ、設置すれば物品12の設置用の飾り棚としての使用ができる(図4(a)参照)。
一方、小径孔3にはフック13を引っ掛け係止し、これに鍵などの小物物品14を吊下することができる。また、フック13以外のものとして、例えば図4(a)に示すような一対のフック状先端を有しコ字状に形成されたタオル掛け用ハンガー15なども小径孔3に取り付けることが出来る。そのほか、線細工製品からなる各種フックを懸架出来るが、いずれにおいてもこれらフック13やハンガー15には特に図4(b)に示すように挿着先端に上向きに折曲形成された返し13a,15aを有することにより小径孔3からの脱落が防止される。また、同じく図4(b)に示すように、腕木10は壁部9の壁面に挿通先端が当接することでボード1に略直交して水平支持されることになる。
また、図5は、ボード1における小径孔3のみを小物吊り下げ用に利用した場合を示し、この場合には玄関脇やキッチンにボード1を設置した場合に、鍵置き場や台所小物用品の吊り下げ用として利用できる。さらに図6はボード1における大径孔2のみを利用して物品12の展示用の棚板11を設置した場合を示しており、これは居室、リビングダイニングの飾り棚としての利用ができる。すなわち、これら図5,図6に示すように、大径孔2、小径孔3のいずれかのみを使用することにも対応でき、例えば大径孔2用のダボ等だけを使用する、或いは小径孔3用のフック等のみを使用する際にも使用でき、用途に応じてボード1を使い分けることができる。
なお上述した本実施の形態では、行方向(横方向、緯方向)に、大径孔2と小径孔3をそれぞれ単一として配列し、列方向(縦方向、経方向)で大径孔2と小径孔3が交互に配列される形態としたが、いずれの方向でも交互配列する形態としても良い。
1…有孔ボード
2…大径孔
3…小径孔
4…取付金具
9…壁部
10…腕木
11…棚板
12…物品
13…フック
14…小物物品
15…ハンガー
2…大径孔
3…小径孔
4…取付金具
9…壁部
10…腕木
11…棚板
12…物品
13…フック
14…小物物品
15…ハンガー
Claims (4)
- 壁面に対し所定間隔をおいて固定される所定縦横寸法の板材の表裏を貫通して小径の孔と大径の孔を交互に一定間隔をおいて多数開穿したことを特徴とする物品懸架用有孔ボード。
- 前記小径孔と大径孔は行方向にそれぞれ単一に、列方向に交互に開穿したものであることを特徴とする請求項1記載の物品懸架用有孔ボード。
- 前記小径孔と大径孔は行および列方向とも交互に開穿したものであることを特徴とする請求項1記載の物品懸架用有孔ボード。
- 請求項1〜3のいずれか1つに記載の物品懸架用有孔ボードを用いた物品取付構造において、住宅内の壁面に固定される前記有孔ボードであって、前記小径孔に装填されたフックを介して小物物品を吊り下げるとともに、前記大径孔の水平方向における2ないし複数箇所に装填された腕木上に物品展示用の飾り棚を設置したことを特徴とする物品懸架用有孔ボードを用いた物品取付構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016002349U JP3205610U (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 物品懸架用有孔ボードおよびそれを用いた物品取付構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018178568A (ja) * | 2017-04-14 | 2018-11-15 | 積水ハウス株式会社 | 壁体内収納構造及び住宅 |
-
2016
- 2016-05-23 JP JP2016002349U patent/JP3205610U/ja active Active
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