JP2010267775A - ケースモールド型コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

ケースモールド型コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バスバーの形状が長尺化または複雑化しても、簡単な構成でバスバー端子を精度よく位置決めすることができるケースモールド型コンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】コンデンサ素子1の電極に接続されたバスバーと、このバスバーの他方に設けられた外部接続端子部2b、3bと、コンデンサ素子1をケース4内に収容して外部接続端子部2b、3bを除いて充填樹脂でモールドしたケースモールド型コンデンサにおいて、外部接続端子部2b、3bは外部機器と締結するための締結穴2c、3cを有すると共に、締結穴2c、3cの近傍で充填樹脂から表出する箇所に位置決め用丸穴2d、3dを有するケースモールド型コンデンサとする。
【選択図】図1

Description

本発明は各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に使用され、特にハイブリッド自動車のモーター駆動用インバータ回路の平滑用、フィルタ用、スナバ用に最適な金属化フィルムコンデンサをケース内に収容して樹脂モールドしたケースモールド型コンデンサ及びその製造方法に関するものである。
近年、環境保護の観点から、あらゆる電気機器がインバータ回路で制御され、省エネルギー化、高効率化が進められている。中でも自動車業界においては電気モーターとエンジンで走行するハイブリッド車(以下、HEVと呼ぶ)が市場導入される等、地球環境に優しい技術を用いた開発が活発化している。
このようなHEV車はエンジンと電気モーターの併用構成のため構成部品点数が増え、各部品の寸法精度を上げて組付け工数を低減することが求められている。
図4(a)はこの種の従来のケースモールド型コンデンサの構成を示した斜視図、図4(b)は同平面図、図4(c)は従来のケースモールド型コンデンサの製造方法の中で、端子位置決め方法を示した斜視図である。
図4(a)、(b)において、31はコンデンサ素子であり、このコンデンサ素子31は誘電体フィルムの片面または両面に金属蒸着電極を形成した金属化フィルムを、一対の金属蒸着電極が誘電体フィルムを介して対向するように巻回し、巻回した両端面にP極とN極を夫々設けて構成されている。
32はP極バスバーであり、このP極バスバー32は本体部32aと、本体部32aの一端を折り曲げることにより一体で設けられた外部接続用のP極端子32bと、このP極端子32bに設けられた接続孔32cから構成されている。
そしてP極バスバー32の本体部32aは上記のコンデンサ素子31を複数個密着して並べた状態で各コンデンサ素子31の一方の端面に形成されたP極と夫々接合されている。
P極端子32bはこのコンデンサ素子31の上方へ引き出され、後述するケース34から表出するようにしているものである。
33はN極バスバーであり、このN極バスバー33も上記P極バスバー32と同様に本体部33aと接続孔33cを備えたN極端子33bとからなり、本体部33aをコンデンサ素子の他方の端面に形成されたN極と夫々接合することにより複数個のコンデンサ素子31を並列接続すると共に、N極端子33bをケース34から表出するようにしたものである。
34は上面が開口した樹脂製のケースであり、このケース34の内部に上記P極バスバー32とN極バスバー33により並列接続された複数個のコンデンサ素子31が収容されると共に、P極端子32bとN極端子33bが夫々ケース34の上端面から表出するようにしている。
34aはケース34の周縁に一体で設けられた外部機器への取り付け用の取り付け部、34bはこの取り付け部34a内に設けられた取り付け孔である。
ケース34内にはエポキシ樹脂が充填され、このエポキシ樹脂により、上記P極バスバー32とN極バスバー33により並列接続された複数個のコンデンサ素子31をケース34内に樹脂モールドしたものである。
このような従来のケースモールド型コンデンサは、図4(c)に示すような方法でP極端子32bとN極端子33bの位置決めが行なわれていた。図4(c)において、注型治具37を用いて、ケース34の周縁に設けられた取り付け部34aの取り付け孔34b、ならびにP極バスバー32、N極バスバー33のP極端子32b、N極端子33bに設けられた接続孔32c、33cを夫々注型治具37に設けられた位置決めピン37aに挿入して位置決めすると共に、クランプレバー37bを操作して強制的に固定する。
そしてこの状態でケース34内にエポキシ樹脂を注入して硬化させた後、上記クランプレバー37bを操作して固定状態を解除し、ケース34を注型治具37から取り外すようにして製造していた。
このようにして、ケース34内に注入されたエポキシ樹脂の硬化に伴う収縮が発生しても、P極バスバー32、N極バスバー33とコンデンサ素子31は移動できないために位置ズレを起こすことはなく、高い寸法精度を維持したケースモールド型コンデンサを安定して製造することができるというものであった。
特開2006−216756号公報
しかしながら、特にハイブリッド自動車のモーター駆動用インバータ回路に用いられるケースモールド型コンデンサにおいては、バスバーの外部接続用端子の位置精度については、例えばケース寸法200〜300mmのような大型形状に対して、端子間の位置精度は1mm以下、さらには0.1mm以下といったレベルの高い精度が求められている状況にある。
さらに、近年バスバーの形状が直線部と傾斜部を組み合わせたような複雑なものや、充填樹脂からの表出箇所から外部機器と接続する箇所までの距離が長いものがあり、組み立て途中でバスバーが変形した場合など、従来の位置決め方法ではバスバーの位置ズレを矯正することができず、外部接続用端子の位置精度を確保することが難しくなっている。
加えて、この接続孔はボルト等により外部機器と機械的・電気的に接続されるために、比較的緩やかな公差となっている場合が多く、この接続孔のみでは端子位置の十分な精度確保は難しい状況にあった。
本発明は、このような従来の課題を解決し、バスバーの形状が長尺化または複雑化しても、簡単な構成でバスバー端子を精度よく位置決めすることができるケースモールド型コンデンサとその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、両端面を有するコンデンサ素子と、このコンデンサ素子の両端面に接続された一対のバスバーと、コンデンサ素子を充填樹脂とともに収容するケースとを有するケースモールド型コンデンサにおいて、前記バスバーにはコンデンサ素子と接続された反対側に充填樹脂から表出する外部接続端子部が設けられており、この外部接続端子部に外部機器と締結するための締結穴と、締結穴よりも小さい形状の位置決め用丸穴とを有するケースモールド型コンデンサとしたものである。
また、この締結穴と位置決め用丸穴の2箇所にピンを挿通して固定した後、充填樹脂を注入、硬化させることにより、高いバスバー位置精度を有するケースモールド型コンデンサを製造する製造方法である。
本発明によるケースモールド型コンデンサは、バスバーの外部接続端子部に締結穴と、この締結穴よりも小さい形状の位置決め用丸穴を設け、この締結穴と位置決め用丸穴を使用して位置決めを行なうことにより、極めて簡単に外部接続端子部の位置決めを行なうことができる。また複雑な形状のバスバーや長尺のバスバーであっても、位置決め用丸穴の位置を調整して締結穴と位置決め用丸穴との距離を最適にすることにより、バスバーの面方向の位置ズレを抑制することもできるため、さらに外部接続端子部の位置精度を高くすることができる。
本発明の実施の形態におけるケースモールド型コンデンサの構成要素を示す分解斜視図 (a)同組み立て後の斜視図、(b)同ケースに設けた外部機器装着用の突起部を示すための正面図 (a)本発明の実施の形態におけるケースモールド型コンデンサの製造方法における端子位置決め方法を説明するための斜視図、(b)同側面図 (a)従来のケースモールド型コンデンサの構成を示す斜視図、(b)同平面図、(c)従来のケースモールド型コンデンサの製造方法の中で、端子位置決め方法を示した斜視図
本発明の実施の形態のケースモールド型コンデンサ及びその製造方法について図面と共に説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるケースモールド型コンデンサの構成要素を示す分解斜視図、図2(a)は図1の構成要素を組み立てた後の斜視図であり、図中点線で示した付近まで充填樹脂(図示せず)が充填されるものである。
図2(b)は図2(a)のケースモールド型コンデンサのケース脚部に外部機器(図示せず)組み付け用の突起部を設けた構成を示す正面図であり、この突起部4eを外部機器に設けられた嵌合穴(図示せず)に挿入して組み付けることにより、ケースモールド型コンデンサを外部機器に装着する際に容易に組み付けることが出来ると共に、外部機器との位置関係を精度よく組み付けるためのものである。
図1において、1は断面形状が小判形の金属化フィルムコンデンサ素子(以下コンデンサ素子1と呼ぶ)である。このコンデンサ素子1はポリプロピレンフィルムなどの誘電体フィルムの片面または両面に金属蒸着電極を形成した金属化フィルム(図示せず)を、金属蒸着電極が誘電体フィルムを介して対向するように巻回した後、プレス加工により断面が小判形の扁平形状とし、その両端面に亜鉛などの金属溶射によりP極電極1aとN極電極1bからなる一対の取り出し電極を設けたものである。
2はこのコンデンサ素子1の一方の取り出し電極であるP極電極1aに接続されたP極バスバーであり、このP極バスバー2は銅板などの導電性の金属板を打ち抜いて折り曲げ加工することにより形成されている。
このP極バスバー2の一方の端部(一端)には外部接続端子部2bが設けられ、この外部接続端子部2bには外部機器と接続する締結穴2cと、この締結穴2cよりも小さい形状で、寸法精度の高い(寸法公差が小さい)位置決め用丸穴2dが設けられていると共に、他方の端部(他端と称する)には上記P極電極1aと接続される接続部2aが設けられている。
なお、コンデンサ素子1のP極電極1aと接続されるP極バスバー2の接続部2aは、P極バスバーから枝分かれするように複数箇所形成され、P極電極1aとはんだ付けにより接続されている。
3はコンデンサ素子1の他方の取り出し電極であるN極電極1bに接続されたN極バスバーであり、このN極バスバー3は上記P極バスバー2と同様に銅板などの金属板を打ち抜いて折り曲げ加工したものである。そしてその他端には上記N極電極1bと接続される接続部3a(図示せず)が設けられると共に、一端には外部接続端子部3bが設けられ、この外部接続端子部3bには外部機器と接続する締結穴3cと、この締結穴3cよりも小さい形状で、寸法精度の高い(寸法公差が小さい)位置決め用丸穴3dが設けられている。
4はポリフェニレンサルファイドなどの樹脂製のケースであり、ケース4の両端には外部機器へ取り付けるための脚部4aが設けられており、この脚部4aには筒形状の金属環4bが挿入され、外部機器とボルトにより締結されている。
この筒形状の金属環4bは車載時のボルト締結時のゆるみをなくし、外部からの振動や、外部機器との熱膨張収縮差に起因する機械的ストレスに対して、ケース4の取り付け信頼性を向上するために設けられているものである。
このケース4に、上記のコンデンサ素子1にP極バスバー2、N極バスバー3を接続した素子ユニット5を収納し、ケース4の脚部4aの金属環4b、P極バスバー2の締結穴2c及び位置決め用丸穴2d、N極バスバー3の締結穴3c及び位置決め用丸穴3dとを使用し、組み立て治具6に組み付け、絶縁性のモールド樹脂を充填して硬化することによって本実施の形態のケースモールド型コンデンサが作製される。
このように作製されるケースモールド型コンデンサの製造方法について、図3を用いて以下に詳しく述べる。
まず、コンデンサ素子1のP極電極1aにP極バスバー2の接続部2aを半田付けにより接続するとともに、コンデンサ素子1のN極電極1bにN極バスバー3の接続3a(図示せず)を半田付けして素子ユニット5を作製する。
ここでコンデンサ素子1に対するP極バスバー2、N極バスバー3の取り付け位置については、コンデンサ素子1を固定すると共に、P極バスバー2、N極バスバー3を固定した状態で半田付けにより固定するが、この時、締結穴2c、3c及び位置決め用丸穴2d、3dを用いて固定して半田付けすることにより、さらに位置精度を高くすることができる。
次にケース4の両端の脚部4a、4aに設けられた金属環4b、4bを組み立て治具6の第1の位置決めピンであるピン6a、6aに組み付けて、ケース4を組み立て治具6に固定し、ケース4の基準位置を決める。
そしてコンデンサ素子1とP極バスバー2とN極バスバー3を接続した素子ユニット5をケース4に収容し、P極バスバー2の締結穴2cに組み立て治具6の第2の位置決めピンであるピン7aを挿通すると共に、P極バスバー2の位置決め用丸穴2dに組み立て治具6の第3の位置決めピンであるピン7bを挿通する。
これにより、P極バスバー2がケース4に対して精度よく固定され、またP極バスバー2が2本のピン7a、7bにより固定されるので、面方向での位置ズレ(振れ)が発生せず、P極バスバー2がケース4から突出した長さが長い長尺状のバスバーや、複雑な異形状のバスバーであっても、ケース4に対する締結穴2cの位置精度を高く設定することができる。
N極バスバー3についても、P極バスバー2と同様に、組み立て治具6の第2の位置決めピンであるピン7c、第3の位置決めピンであるピン7dを夫々締結穴3c、位置決め用丸穴3dに挿通することにより、N極バスバー3がケース4に対して位置精度よく固定される。
ここで、締結穴2c(3c)はボルト等により外部機器と機械的・電気的に接続されるために、比較的緩やかな公差となっている場合が多く、また外部機器などの他のバスバーとの締結数が複数で、バスバー相互の接触面積を多く取るために八角形のような異形状のものも用いられている。
したがってこの締結穴のみではバスバーの十分な位置精度確保は難しいが、寸法精度の高い(寸法公差の小さい)位置決め用丸穴2d(3d)を位置決め手段のメインとし、締結穴2c(3c)をバスバーの回転方向のみを抑制するための補助的な役割として位置決めを行なうことができる。
したがって、締結穴2c(3c)に挿通するピン7a(7c)は締結穴2c(3c)と同一形状である必要はなく、例えば締結穴2c(3c)が八角形の場合には、この八角形よりも小さく、八角形の穴に内接する丸棒の形状でよい。
また、この位置決め用丸穴2d(3d)と締結穴2c(3c)の2箇所を固定することにより、素子ユニット5の組み立て時などにP極バスバー2(N極バスバー3)が変形した場合でも、端子位置を矯正して精度を確保することができる。
位置決め用丸穴2d(3d)を丸穴としたのは、寸法精度の高い加工に適しているためであり、後述する位置決め用のピンを丸棒形状とすることにより、ピンを精度よく挿通できるためである。
この位置決め用丸穴2d(3d)は締結穴2c(3c)よりも小さい形状であることが必要で、これは位置決め用丸穴2d(3d)の形状(径)が大きいと、大電流が流れるP極バスバー2(N極バスバー3)の抵抗値が増加し、発熱の原因となり、好ましくないためである。
また、位置決め用丸穴2d(3d)の形状は、加工精度の点から、P極バスバー2(N極バスバー3)の厚み(0.5〜1.0mm程度)以上の直径を有することが好ましい。
上記のことから、位置決め用丸穴2d(3d)の直径としては、P極バスバー2(N極バスバー3)の厚みを基準とした場合、厚みの1〜5倍程度が好ましい。
なお、ピン7a(7c)、7b(7d)は図示しない組み込みバネなどにより、図3(b)の側面図に示した矢印方向に移動させることにより、締結穴2c(3c)、位置決め用丸穴2d(3d)への挿通、解除が容易に行なえるようになっている。
以上のようにケース4の両端の脚部4a、4aに設けられた金属環4b、4bをピン6a、6aに組み付けてケース4を固定し、P極バスバー2、N極バスバー3の締結穴2c、3c及び位置決め用丸穴2d、3dに夫々ピン7a、7b、7c、7dを挿通して固定した状態でケース4内に充填樹脂を充填して加熱硬化させる。
そして充填樹脂硬化後にピン7a、7b、7c、7dを解除した後、ピン6a、6aからケースを取り外すことにより、高い寸法精度を有するケースモールド型コンデンサが製造される。
なお、本実施の形態ではコンデンサ素子1は1個の場合を示したが、これに限定されるものではなく、複数のコンデンサ素子1を使用してもよい。この場合は接続部2a、2bを延長したP極バスバー2とN極バスバー3により、複数のコンデンサ素子1を夫々接続する。
また、本実施の形態ではピン7b、7dとして径が均一の丸棒状のものを使用した例を示したが、これに限定されるものではなく、ピン7b、7dが位置決め用丸穴2d、3dに挿通される部分の径が先端に向かって(図3(b)で紙面上左方向に向かって)連続して細くなった形状のものでもよい。
挿通される部分の径を先端に向かって連続して細くすることにより、ピン7b、7dの挿通が容易になるとともに、位置決め用丸穴2d、3dにきっちりと嵌まった状態でピン7b、7dでバスバーを固定できるため、より位置精度を高くすることができる。
本発明によるケースモールド型コンデンサは、バスバー締結穴近傍に位置決め用丸穴を設け、この締結穴と位置決め用丸穴の両方に2本の位置決めピンを挿通して組み立て、充填樹脂の硬化により固定するという極めて簡単な構成により、締結穴位置の寸法制度を向上させることができる。そしてこの位置精度の向上により、外部機器への組み付けが容易となり、位置補正をする必要がないため組み付け工数を低減することができるという効果を有しており、特にハイブリッド自動車に用いられるケースモールド型コンデンサ等に有用である。
1 コンデンサ素子
1a P極電極
1b N極電極
2 P極バスバー
2a 接続部
2b 外部接続端子部
2c 締結穴
2d 位置決め用丸穴
3 N極バスバー
3b 外部接続端子部
3c 締結穴
3d 位置決め用丸穴
4 ケース
4a 脚部
4b 金属環
5 素子ユニット
6 組み立て治具
6a、7a、7b、7c、7d ピン

Claims (4)

  1. 両端面を有するコンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の両端面に接続された一対のバスバーと、前記コンデンサ素子を充填樹脂とともに収容するケースとを有するケースモールド型コンデンサにおいて、前記バスバーには前記コンデンサ素子と接続される反対側に前記充填樹脂から表出する外部接続端子部を有しており、前記外部接続端子部は外部機器と締結するための締結穴と前記締結穴よりも小さい形状の位置決め用丸穴とを有することを特徴とするケースモールド型コンデンサ。
  2. 前記ケースは前記外部機器へ取り付けるための取り付け穴を設けた脚部を有しており、前記取り付け穴の近傍に外部機器装着用の突起部を設けた請求項1に記載のケースモールド型コンデンサ。
  3. 前記コンデンサ素子は複数個である請求項1または2に記載のケースモールド型コンデンサ。
  4. コンデンサ素子の両端面に、一端に外部接続端子部を有する一対のバスバーの他端を接続する工程と、前記コンデンサ素子と前記バスバーをケース内に収容する工程と、このケースに設けられた取り付け穴に注型治具に設けられた第1の位置決めピンを挿通して前記ケースを固定する工程と、前記バスバーの外部接続端子部に設けられた締結穴に前記注型治具に設けられた第2の位置決めピンを挿通するとともに、前記位置決め用丸穴に前記注型治具に設けられた第3の位置決めピンを挿通して固定する工程と、その後前記ケース内に充填樹脂を充填して硬化させる工程と、前記充填樹脂の硬化後に前記第1、第2、第3の位置決めピンを解除して前記ケースを前記注型治具から取り外す工程と、を有するケースモールド型コンデンサの製造方法。
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