JP2010267642A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な断面形状を有する光を得ることができる発光装置を提供する。
【解決手段】第1領域10と、該第1領域と隣接する第2領域20と、を含む発光装置100であって、第1領域10および第2領域20に形成された基板102と、第1領域10の基板の上方に形成された第1クラッド層104、活性層106、第2クラッド層108と、第2領域20の基板の上方に形成されたガイド層120とコア層122とを含み、前記活性層は第1側面105と第2側面107とを有し、活性層の少なくとも一部は利得領域160を構成し、少なくとも第2側面107には利得領域の端面172が設けられ、コア層122は、利得領域の第2側面107側の端面172と隣接する第3側面121と、第3側面121と反対側の第4側面123とを有し、利得領域に生じる光は、第2側面107側の端面172から、コア層122内を進行し、第4側面123まで至り、出射される。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光装置に関する。
端面発光型の半導体発光デバイスにおいて、出射面の形成は、一般的に劈開によって行われる。劈開は、例えば、スクライブ装置、ブレーキング装置等を用いて行われることができる。しかしながら、デバイスによっては、劈開では、出射面の位置精度が十分ではない場合がある。
これに対し、出射面の位置精度を向上させるために、出射面をエッチングにより形成する技術がある。しかしながら、エッチングでは、エッチング可能な深さが限られるため、出射面から出射される光が上下方向に拡がることで、光の一部がエッチングされた領域の底面部で反射される場合がある。これにより、光の断面形状がいびつになってしまい、良好な断面形状を有する光を得ることができないという問題がある。
例えば、特許文献1では、エッチングされた領域の底面部をテーパー形状にすることで出射光がエッチングされた領域の底面部で反射されることを防止している。
特開昭63−318183号公報
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、良好な断面形状を有する光を得ることができる発光装置を提供することにある。
本発明に係る発光装置は、
第1領域と、平面視において前記第1領域と隣接する第2領域と、を含む発光装置であって、
前記第1領域および前記第2領域に形成された基板と、
前記第1領域の前記基板の上方に形成された第1クラッド層と、
前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
前記第2領域の前記基板の上方に形成されたガイド層と、
前記ガイド層の上方に形成されたコア層と、
を含み、
前記活性層は、第1側面と、前記第1側面と反対側の第2側面と、を有し、
前記活性層の少なくとも一部は、利得領域を構成し、
少なくとも前記第2側面には、前記利得領域の端面が設けられ、
前記コア層は、前記利得領域の前記第2側面側の端面と隣接する第3側面と、前記第3側面と反対側の第4側面と、を有し、
前記利得領域に生じる光は、前記利得領域の前記第2側面側の端面から、前記コア層内を進行して、前記第4側面に至り、出射される。
このような発光装置によれば、良好な断面形状を有する光を得ることができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
本発明に係る発光装置において、
前記ガイド層は、前記第3側面および前記第4側面を避けて、前記コア層を覆っていることができる。
このような発光装置によれば、前記ガイド層によって前記コア層内に光を閉じ込め、光は前記コア層内を進行することができる。
本発明に係る発光装置において、
前記コア層は、絶縁材料からなり、
前記ガイド層は、前記コア層より屈折率の小さい絶縁材料からなることができる。
このような発光装置によれば、前記ガイド層と前記コア層との屈折率差によって、前記コア層内に光を閉じ込め、光は前記コア層内を進行することができる。
本発明に係る発光装置において、
前記コア層は、絶縁材料からなり、
前記ガイド層は、金属材料からなることができる。
このような発光装置によれば、前記ガイド層間を全反射(金属反射)しながら、光は前記コア層内を進行することができる。
本発明に係る発光装置において、
前記利得領域は、前記活性層の前記第1側面側の端面から、前記活性層の前記第2側面側の端面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
前記第1側面側から平面的にみて、前記第1側面側の端面と、前記第2側面側の端面とは、重なっていないことができる。
このような発光装置によれば、前記利得領域に生じる光のレーザー発振を抑制または防止することができ、スペックルノイズを低減させることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記コア層は、平面視において、円弧の形状を有し、
前記第4側面から出射される光は、前記第4側面の垂線と平行な方向に進行することができる。
このような発光装置によれば、外部装置に対する光学的アライメントを容易に行うことができ、光学系の小型化も期待できる。
本発明に係る発光装置において、
前記利得領域は、複数配列されていることができる。
このような発光装置によれば、発光の高出力化を図ることができる。
本発明に係る発光装置において、
前記第1クラッド層と電気的に接続された第1電極と、
前記第2クラッド層と電気的に接続された第2電極と、
を、さらに含み、
前記第1電極は、オーミックコンタクトする第1層と接しており、
前記第2電極は、オーミックコンタクトする第2層と接しており、
前記第1電極と前記第1層との接触面、および前記第2電極と前記第2層との接触面の少なくとも一方は、前記利得領域と同じ平面形状を有することができる。
このような発光装置によれば、前記第1層および前記第2層によって、前記第1電極および前記第2電極の接触抵抗を低減することができる。
なお、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「C部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「D部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、C部材とD部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、C部材とD部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の活性層を第1側面側から平面的にみた図。 第1の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の第1変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の第1変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の第2変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第1の実施形態の第3変形例に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第1の実施形態の第4変形例に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第2の実施形態に係る発光装置を模式的に示す平面図。 第2の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第2の実施形態に係る発光装置を模式的に示す断面図。 第2の実施形態に係る発光装置の製造工程を模式的に示す断面図。
1. 第1の実施形態
1.1. 第1の実施形態に係る発光装置
まず、第1の実施形態に係る発光装置100について、図面を参照しながら説明する。図1は、発光装置100を模式的に示す平面図である。図2は、発光装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。図3は、発光装置100を模式的に示す図1のIII−III線断面図である。図4は、発光装置100を模式的に示す図1のIV−IV線断面図である。なお、図1では、便宜上、第2電極114の図示を省略している。
以下、発光装置100の構成、発光の動作原理の順に説明する。
(1) 構成
発光装置100は、図1〜図3に示すように、基板102と、第1クラッド層104と、活性層106と、第2クラッド層108と、第1ガイド層120と、コア層122と、を含む。発光装置100は、さらに、コンタクト層110と、第1電極112と、第2電極114と、絶縁部116と、第2ガイド層124と、を有することができる。
また、発光装置100は、第1領域10と、平面視において第1領域10と隣接する第2領域20と、を含む。図示の例では、第1領域10には、基板102、第1クラッド層104、活性層106、第2クラッド層108、コンタクト層110および絶縁部116が積層されている。第2領域20には、基板102、第1クラッド層104、第1ガイド層120、コア層122および第2ガイド層が積層されている。第1領域10および第2領域20は、少なくとも1つずつ設けられている。図示の例では、第2領域20は2つ設けられており、第1領域10は2つの第2領域20の間に配置されている。
基板102は、第1領域10および第2領域20に形成されている。基板102としては、例えば、第1導電型(例えばn型)のGaAs基板などを用いることができる。
第1クラッド層104は、第1領域10および第2領域20の基板102上に形成されている。第1クラッド層104としては、例えば、n型のAlGaAs層などを用いることができる。図2に示す例では、第1クラッド層104は、第1領域10と第2領域20との境界に、段差を有することができる。該段差によって、第1領域10の第1クラッド層104の上面は、第2領域20の第2クラッド層104の上面より上方に位置している。該段差は、エッチングによって、活性層106の側面105,107を露出する工程で形成される。すなわち、活性層106の側面105,107を露出する工程において、第2領域20は、第1クラッド層104まで(第1クラッド層104の上面と下面との間まで)エッチングされる。該段差からなる第1クラッド層104の段差側面は、活性層の側面105,107と連続している。第1領域10と第2領域20とは、段差によって区画されているともいえる。
なお、図示はしないが、第1クラッド層104は段差を有さず、基板102が段差を有していてもよい。この場合は、第1クラッド層104は、第1領域10にのみ形成され、第2領域20には形成されない。すなわち、活性層106の側面105,107を露出する工程において、第2領域20は、基板102まで(基板102の上面と下面との間まで)エッチングされてもよい。
また、図示はしないが、基板102と第1クラッド層104との間にバッファー層が形成されていてもよい。バッファー層としては、例えば、結晶性の良好なn型のGaAs層などを用いることができる。バッファー層は、その上方に形成される層の結晶性を向上させることができる。
活性層106は、図2および図3に示すように、第1領域10の第1クラッド層104上に形成されている。活性層106は、例えば、GaAsウェル層とAlGaAsバリア層とから構成される量子井戸構造を3つ重ねた多重量子井戸(MQW)構造を有する。活性層106の形状は、例えば直方体(立方体である場合を含む)などである。活性層106は、第1側面105と第2側面107とを有する。第1側面105および第2側面107は、互いに反対を向いている。図示の例では、第1側面105と第2側面107とは、平行である。
活性層106の一部は、利得領域160を構成している。利得領域160は、図1および図2に示すように、第1側面105に設けられた第1端面170と、第2側面107に設けられた第2端面172と、を有する。利得領域160の平面形状は、例えば図1に示すような平行四辺形などである。図示の例では、利得領域160は、1つ設けられ、第1端面170から第2端面172まで、直線状に第1側面105の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられている。これにより、利得領域160に生じる光のレーザー発振を抑制または防止することができる。
ここで、図5は、活性層106を第1側面105側から平面的にみた図である。図5に示すように、第1端面170と第2端面172とは、重なっていない。すなわち、第1端面170と第2端面172とのずれ幅xは、正の値となる。これにより、利得領域160に生じる光を第1端面170と第2端面172との間で、直接的に多重反射させないことができる。その結果、直接的な共振器を構成させないことができるため、利得領域160に生じる光のレーザー発振を、より確実に抑制または防止することができる。したがって、発光装置100は、レーザー光ではない光を発することができる。
なお、図示はしないが、利得領域160は、第1端面170から第2端面172まで、直線状に、第1側面105の垂線Pと平行となる方向に向かって設けられていてもよい。すなわち、活性層106を第1側面105側から平面的にみたときに、第1端面170と第2端面172とは、完全に重なっていてもよい。この場合には、共振器が構成され、発光装置100は、レーザー光を発することができる。
第2クラッド層108は、図2および図3に示すように、第1領域10の活性層106上に形成されている。第2クラッド層108としては、例えば、第2導電型(例えばp型)のAlGaAs層などを用いることができる。
第1ガイド層120は、図2に示すように、第2領域20の第1クラッド層104上に形成されている。第1ガイド層120としては、例えば、コア層122より屈折率の小さい絶縁材料を用いることができる。第1ガイド層120は、図1に示すように、利得領域160の延長線上において、第1クラッド層104の上面が露出してないように形成されていることができる。これにより、第4端面123から出射される光が、第1クラッド層104の上面において反射することを防止することができる。
コア層122は、第2領域20の第1ガイド層120上に形成されている。コア層122としては、例えば、SiN層、SiON層、SiO層などを用いることができる。SiN層、SiON層およびSiO層は、例えばポリイミド層に比べて平坦性が高く、コア層122の材質として適している。コア層122の形状は、例えば直方体などである。コア層122は、図1および図2に示すように、第3側面121と第4側面123とを有する。第3側面121および第4側面123は、互いに反対を向いている。図示の例では、第3側面121と第4側面123とは、平行である。図示の例では、2つの第2領域20の各々に、コア層122が形成されている。2つのコア層122のうち、一方のコア層122(第2側面107側のコア層122)の第3側面121と、利得領域160の第2端面172とは、隣接している。また、他方のコア層122(第1側面105側のコア層122)の第3側面121と、利得領域160の第1端面170とは、隣接している。
コア層122の平面形状は、例えば図1に示すような平行四辺形などである。図示の例では、コア層122は、第3側面121から第4側面123まで、利得領域160の延長線上に設けられている。すなわち、コア層122は、第1側面105の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられている。また、一方のコア層122の第4端面123と、他方のコア層122の第4端面123とは、一方のコア層122の第4端面123側から平面的にみて、重なっていない。これにより、確実に利得領域160に生じる光のレーザー発振を抑制または防止することができる。
第2ガイド層124は、図2および図4に示すように、コア層122の上面、および
側面121,123以外のコア層122の側面に形成されている。すなわち、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、第3側面121および第4側面123を避けてコア層122を覆っている。第2ガイド層124としては、コア層122より屈折率の小さい絶縁材料を用いることができる。
例えば、コア層122として、SiN層を用いる場合は、第1ガイド層120および第2ガイド層124として、SiO層またはSiON層を用いることができる。コア層122として、SiON層を用いる場合は、第1ガイド層120および第2ガイド層124として、SiO層を用いることができる。なお、SiN層はSiON層より屈折率が大きく、SiON層はSiO層より屈折率が大きい。また、コア層122の材質と、ガイド層120,124の材質とは、同じ絶縁材料であってもよい。この場合には、成膜条件により、コア層122の屈折率より、ガイド層120,124の屈折率を小さくすることができる。
コンタクト層110は、図2および図3に示すように、第1領域10の第2クラッド層108上に形成されている。コンタクト層110としては、第2電極114とオーミックコンタクトする層を用いることができる。コンタクト層110によって、第2電極114の接触抵抗を低減することができる。コンタクト層110としては、例えば、p型のGaAs層などを用いることができる。
コンタクト層110と、第2クラッド層108の一部とは、図3に示すように、柱状部111を構成することができる。柱状部111の平面形状は、例えば図1に示すように、利得領域160の平面形状と同じである。すなわち、例えば、柱状部111の平面形状によって、電極112,114間の電流経路が決定され、その結果、利得領域160の平面形状が決定される。なお、図示はしないが、柱状部111は、例えば、コンタクト層110、第2クラッド層108および活性層106から構成されていてもよいし、さらに、第1クラッド層104をも含んで構成されていてもよい。また、柱状部111の側面を傾斜させることもできる。
絶縁部116は、図3に示すように、第1領域10の第2クラッド層108上であって、柱状部111の側方に形成されている。絶縁部116は、柱状部111の側面に接していることができる。絶縁部116の上面は、例えば、コンタクト層110の上面と連続している。絶縁部116としては、例えば、SiO層、SiN層、SiON層、ポリイミド層などを用いることができる。絶縁部116としてこれらの材料を用いた場合、電極112,114間の電流は、絶縁部116を避けて、該絶縁部116に挟まれた柱状部111を流れることができる。絶縁部116は、活性層106の屈折率よりも小さい屈折率を有することができる。この場合、絶縁部116を形成した部分の垂直断面の有効屈折率は、絶縁部116を形成しない部分、すなわち、柱状部116が形成された部分の垂直断面の有効屈折率よりも小さくなる。これにより、平面方向において、利得領域160内に効率良く光を閉じ込めることができる。
第1電極112は、図2および図3に示すように、基板102の下の全面に形成されている。第1電極112は、該第1電極112とオーミックコンタクトする層(図示の例では基板102)と接していることができる。これにより、第1電極112の接触抵抗を低減することができる。第1電極112は、基板102を介して、第1クラッド層104と電気的に接続されている。第1電極112は、発光装置100を駆動するための一方の電極である。第1電極112としては、例えば、基板102側からCr層、AuGe層、Ni層、Au層の順序で積層したものなどを用いることができる。なお、第1クラッド層104と基板102との間に、第2コンタクト層(図示せず)を設け、ドライエッチングなどにより該第2コンタクト層を露出させ、第1電極112を第2コンタクト層上に設けることもできる。これにより、片面電極構造を得ることができる。この形態は、基板102が絶縁性である場合に特に有効である。
第2電極114は、コンタクト層110(柱状部111)および絶縁部116上に形成されている。第2電極114とコンタクト層110との接触面は、図1に示すように、利得領域160と同様の平面形状を有している。図示はしないが、第2電極114は、絶縁部116上に形成されず、コンタクト層110上にのみ形成されていてもよい。第2電極114は、コンタクト層110を介して、第2クラッド層108と電気的に接続されている。第2電極114は、発光装置100を駆動するための他方の電極である。第2電極114としては、例えば、コンタクト層110側からCr層、AuZn層、Au層の順序で積層したものなどを用いることができる。
(2) 発光の動作原理
p型の第2クラッド層108、不純物がドーピングされていない活性層106、およびn型の第1クラッド層104により、pinダイオードが構成されることができる。第1クラッド層104および第2クラッド層108の各々は、活性層106よりも禁制帯幅が大きく、屈折率が小さい層である。活性層106は、光を増幅する機能を有する。第1クラッド層104および第2クラッド層108は、活性層106を挟んで、注入キャリア(電子および正孔)並びに光を閉じ込める機能を有する。
発光装置100では、第1電極112と第2電極114との間に、pinダイオードの順バイアス電圧を印加すると、活性層106の利得領域160において電子と正孔との再結合が起こる。この再結合により発光が生じる。この生じた光を起点として、連鎖的に誘導放出が起こり、利得領域160内で光の強度が増幅される。例えば、図1に示すように、利得領域160に生じる光のうち、第2端面172に向かう光30は、利得領域160内で増幅された後、第2端面170からコア層122(第2側面107側のコア層122)の第3端面121に至る。
コア層122を覆っている第1ガイド層120および第2ガイド層124は、上述のとおり、コア層122よりも屈折率が小さい層である。したがって、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、コア層122内に光を閉じ込める機能をする。第1ガイド層120および第2ガイド層124は、クラッド層としての機能を有するともいえる。また、コア層122は、光を導波する機能を有する。そのため、コア層122の第3端面121に至った光30は、コア層122内を第3端面121から第4端面123に向けて進行する。そして、第4端面123に至り、第4端面123から光40として出射される。すなわち、第4端面123は、出射面となる。図示の例では、第1端面170に向かう光32についても、同様に、コア層122(第1側面105側のコア層122)の第4端面123から、光42として出射されることができる。
なお、図1に示す例では、利得領域160の幅(第1側面105から第2側面107に向かう方向と直交する方向の長さ)と、コア層122の幅とは、等しいが、コア層122の幅の方が利得領域160の幅より大きくてもよい。すなわち、コア層122の幅は、利得領域160の幅以上であることができる。また、図2に示すように、コア層122の上面は、活性層106の上面より上方に位置し、コア層122の下面は、活性層106の下面より下方に位置していることができる。これにより、利得領域160の端面170,172を通過した光の全てを(または大部分を)、コア層122内に入射させることができる。
本実施形態に係る発光装置100の一例として、GaAs系の場合について説明したが、発光装置100は、発光利得領域が形成可能なあらゆる材料系を用いることができる。半導体材料であれば、例えば、InGaAlP系、AlGaN系、InGaN系、InGaAs系、GaInNAs系、ZnCdSe系などの半導体材料を用いることができる。
本実施形態に係る発光装置100は、例えば、プロジェクター、ディスプレイ、照明装置、計測装置などの光源に適用されることができる。
本実施形態に係る発光装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
発光装置100によれば、利得領域に生じる光30は、利得領域160の第2端面172から、コア層122内の第3端面121に至る。そして、第3端面121から、コア層122内を進行して第4端面123に至り、光40として出射されることができる。利得領域に生じる光32についても、同様に光42として出射されることができる。そのため、エッチングにより活性層106の側面105,107を露出させ、利得領域160の端面170,172を形成しても、端面170,172から出射された光は、エッチングされた領域の底面部(図示の例では、第2領域20の第1クラッド層104の上面)で反射され、光の断面形状がいびつになることはない。したがって、発光装置100では、良好な断面形状を有する光を得ることができる。
発光装置100によれば、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、第3側面121および第4側面123を避けて、コア層122を覆っていることができる。また、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、コア層122より屈折率の小さい絶縁材料からなることができる。これにより、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、ガイド層120,124とコア層122との屈折率の差によってコア層122内に光を閉じ込め、光は、コア層122内を進行することができる。
発光装置100によれば、コア層122の幅は、利得領域160の幅以上であることができる。また、コア層122の上面は、活性層106の上面より上方に位置し、コア層122の下面は、活性層106の下面より下方に位置していることができる。これにより、利得領域160の端面170,172を通過した光の全てを(または大部分を)、コア層122内に入射させることができる。すなわち、発光装置100は、効率良く光を出射することができる。
発光装置100によれば、利得領域160は、第1側面105の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられていることができる。さらに、利得領域160では、第1側面105側から平面的にみて、第1端面170と第2端面172とは、重なっていないことができる。同様に、コア層122についても、第1側面105の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられ、一方のコア層122の第4端面123と、他方のコア層122の第4端面123とは、一方のコア層122の第4端面123側から平面的にみて、重なっていない。これにより、上述したとおり、利得領域160に生じる光のレーザー発振を抑制または防止することができる。したがって、スペックルノイズを低減させることができる。さらに、発光装置100では、利得領域160に生じる光は、利得領域160内において利得を受けながら進行して、外部に出射されることができる。したがって、従来の一般的なLED(Light Emitting Diode)よりも高い出力を得ることができる。以上のように、発光装置100では、スペックルノイズを低減でき、かつ高出力化を図ることができる。
1.2. 第1の実施形態に係る発光装置の製造方法
次に、第1の実施形態に係る発光装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図6〜図9は、発光装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図6〜図9の各々において、(A)は図2に対応し、(B)は図3に対応している。
図6に示すように、基板102上に、第1クラッド層104、活性層106、第2クラッド層108およびコンタクト層110を、この順でエピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる方法としては、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy)法などを用いることができる。
図7に示すように、第2領域20のコンタクト層110、第2クラッド層108、活性層106および第1クラッド層104を、パターニングする(図7(A)参照)。パターニングは、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術を用いて行われる。該エッチングにより、第1クラッド層104は、第1領域10と第2領域20と間に段差を有する。また、該エッチングにより、活性層106の側面105,107が露出される。すなわち、該エッチングによって、利得領域160の端面170,172が形成される。
図8に示すように、コンタクト層110および第2クラッド層108をパターニングする(図8(B)参照)。パターニングは、活性層106の上面を露出しないように行う。パターニングは、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術などを用いて行われる。本工程により、柱状部111を形成することができる。
図9に示すように、第2領域20の第1クラッド層104上に、第1ガイド層120、コア層122および第2ガイド層124を、この順で積層する(図9(A)参照)。第1ガイド層120、コア層122および第2ガイド層124は、例えば、スパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより形成される。次に、柱状部111の側面を覆うように絶縁部116を形成する(図9(B)参照)。具体的には、まず、例えば、スパッタ法、CVD法などにより、第1領域10の第2クラッド層108の上方(コンタクト層110上を含む)に絶縁層(図示せず)を成膜する。次に、例えば、エッチング技術などを用いて、コンタクト層110の上面を露出させる。以上の工程により、絶縁部116を形成することができる。なお、コア層122およびガイド層120,124と、絶縁部116と、を同時に形成することもできる。この場合は、製造工程を簡略化することができる。
図2および図3に示すように、コンタクト層110上および絶縁部116上に第2電極114を形成する。次に、基板102の下面下に第1電極112を形成する。第1電極112および第2電極114は、例えば、真空蒸着法、スパッタ法により形成される。なお、第1電極112を形成する工程と、第2電極114を形成する工程と、の順序は特に限定されない。
以上の工程により、発光装置100を形成することができる。
発光装置100の製造方法によれば、エッチングによって利得領域160の端面170,172を形成し、コア層122を積層することによって出射面となる第4側面123を形成することができる。そのため、例えば劈開によって出射面を形成する場合に比べて、出射面の位置精度の向上を図ることができる。
1.3. 第1の実施形態の第1変形例に係る発光装置
次に、第1の実施形態の第1変形例に係る発光装置200について、図面を参照しながら説明する。図10は、発光装置200を模式的に示す断面図であり、発光装置100を模式的に示した図2に対応している。図11は、発光装置200を模式的に示す断面図であり、発光装置100を模式的に示した図4に対応している。以下、第1の実施形態の第1変形例に係る発光装置200において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置100の例では、第2ガイド層124が、コア層122の上面、および側面121,123以外のコア層122の側面に形成されていた。すなわち、コア層122は、第1ガイド層120および第2ガイド層124によって、側面121,123以外を覆われていた。
発光装置200では、図10および図11に示すように、第2ガイド層124が形成されていない。すなわち、コア層120の上面および側面(第3側面121以外の側面)は、空気と接触している。上述のとおり、コア層122としては、SiN層、SiON層、SiO層などを用いることができる。SiN層、SiON層およびSiO層の屈折率は、空気の屈折率より大きい。そのため、空気と第1ガイド層120によって、コア層122内に光を閉じ込めることができる。
発光装置200によれば、第2ガイド層124を形成することがなく、コア層122内に光を閉じ込め、光はコア層122内を進行することができる。したがって、発光装置200は、発光装置100に比べて安価で形成されることができる。
1.4. 第1の実施形態の第2変形例に係る発光装置
次に、第1の実施形態の第2変形例に係る発光装置300について、図面を参照しながら説明する。図12は、発光装置300を模式的に示す平面図であり、発光装置100を模式的に示した図1に対応している。なお、図12では、便宜上、第2電極114の図示を省略している。以下、第1の実施形態の第2変形例に係る発光装置300において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置100の例では、コア層122は、第3側面121から第4側面123まで、利得領域160の延長線上に設けられていた。すなわち、コア層122は、第1側面105の垂線Pに対して傾いた方向に向かって設けられていた。
発光装置300では、図12に示すように平面視において、コア層122は、円弧の形状を有している。第3側面121と第4側面123とは、平行ではない。
発光装置300によれば、コア層122が円弧の形状を有することにより、第4側面123から出射される光40,42は、第4側面123の垂線(図示の例では、第1側面の垂線Pともいえる)と平行な方向に進行することができる。そのため、発光装置300によれば、外部装置(図示せず)に対する光学的アライメントを容易に行うことができ、光学系の小型化も期待できる。
また、発光装置300によれば、第3側面121および第4側面123以外のコア層122の側面を、第3ガイド層124で覆っている。そのため、発光装置300は、例えば利得領域を円弧状に形成した場合に比べて、導波する光の損失を小さくすること(または損失をなくすこと)ができる。
1.5. 第1の実施形態の第3変形例に係る発光装置
次に、第1の実施形態の第3変形例に係る発光装置400について、図面を参照しながら説明する。図13は、発光装置400を模式的に示す平面図であり、発光装置100を模式的に示した図3に対応している。以下、第1の実施形態の第3変形例に係る発光装置400において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置100の例では、第1領域10において、絶縁部116と、絶縁部116とが形成されていない領域、すなわち柱状部111を形成している領域に屈折率差を設けて、光を閉じ込める屈折率導波型について説明した。これに対し、発光装置400は、柱状部111を形成することによって屈折率差を設けず、利得領域160がそのまま導波領域となる、利得導波型であることができる。
すなわち、発光装置400では、図13に示すように、コンタクト層110および第2クラッド層108は、柱状部を構成せず、その側方に絶縁部116は形成されない。絶縁部116は、利得領域160の上方以外のコンタクト層110上に形成されている。つまり、絶縁部116は利得領域160の上方に開口を有し、該開口ではコンタクト層110の上面が露出している。第2電極114は、その露出しているコンタクト層110上および絶縁部116上に形成されている。第2電極114とコンタクト層110との接触面は、利得領域160と同じ平面形状を有している。図示の例では、第2電極114とコンタクト層110との接触面の平面形状によって、電極112,114間の電流経路が決定され、その結果、利得領域160の平面形状が決定されることができる。なお図示はしないが、第2電極114は、接縁部116上には形成されず、利得領域160の上方のコンタクト層110上にのみ形成されていてもよい。
発光装置400によれば、発光装置100と同様に、良好な断面形状を有する光を得ることができる。
1.6. 第1の実施形態の第4変形例に係る発光装置
次に、第1の実施形態の第4変形例に係る発光装置500について、図面を参照しながら説明する。図14は、発光装置500を模式的に示す平面図であり、発光装置100を模式的に示した図1に対応している。なお、図14では、便宜上、第2電極114の図示を省略している。以下、第1の実施形態の第4変形例に係る発光装置500において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置100の例では、利得領域160は、1つ設けられていた。発光装置500では、図14に示すように、利得領域160は、複数配列されている。利得領域160は、アレイ状に設けられているともいえる。複数の利得領域160の各々に対応して、コア層122が設けられている。
発光装置500によれば、発光装置100の場合に比べて、発光の高出力化を図ることができる。
2. 第2の実施形態
2.1. 第2の実施形態に係る発光装置
次に、第2の実施形態に係る発光装置600について、図面を参照しながら説明する。図15は、発光装置600を模式的に示す平面図である。図16は、発光装置600を模式的に示す図15のXVI−XVI線断面図である。図17は、発光装置600を模式的に示す図15のXVII−XVII線断面図である。なお、図15では、便宜上、第2電極114の図示を省略している。以下、第2の実施形態に係る発光装置600において、第1の実施形態に係る発光装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
発光装置100の例では、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、絶縁性材料から形成されていた。
発光装置600では、図16および図17に示すように、第1ガイド層120および第2ガイド層124は、金属材料からなることができる。少なくとも第2ガイド層122は、第2電極114と同じ材質から構成されることができる。
発光装置600によれば、第3側面121からコア層122内に入射した光は、第1ガイド層120と第2ガイド層124との間を全反射(金属反射)しながら、コア層122内を進行して第4側面123まで至り、出射されることができる。
2.2. 第2の実施形態に係る発光装置の製造方法
次に、第2の実施形態に係る発光装置600の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図18は、発光装置600の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図18(A)は図16に対応し、図18(B)は図17に対応している。発光装置600の製造方法において、第1ガイド層120を形成するまでの説明は、発光装置100の製造方法の説明を適用できる。したがって、第1ガイド層120を形成するまでの説明は、省略する。
図18に示すように、第2領域20の第1クラッド層104上に、第1ガイド層120を形成する(図18(A)参照)。第1ガイド層120は、例えば、真空蒸着法、スパッタ法などにより形成される。次に、第1ガイド層120上に、コア層122を形成する。コア層は、例えば、スパッタ法、CVD法などにより形成される。次に、柱状部111の側面を覆うように絶縁部116を形成する(図18(B)参照)。具体的には、まず、例えば、スパッタ法、CVD法などにより、第1領域10の第2クラッド層108の上方(コンタクト層110上を含む)に絶縁層(図示せず)を成膜する。次に、例えば、エッチング技術などを用いて、コンタクト層110の上面を露出させる。以上の工程により、絶縁部116を形成することができる。なお、コア層122と、絶縁部116と、を同時に形成することもできる。この場合は、製造工程を簡略化することができる。
図16および図17に示すように、コア層122上に第2ガイド層124を形成すると同時に、コンタクト層110および絶縁部116上に第2電極114を形成する。次に、基板102の下面下に第1電極112を形成する。第2ガイド層124、第1電極112および第2電極114は、例えば、真空蒸着法、スパッタ法により形成される。第2ガイド層124および第2電極114を形成する工程と、第1ガイド層120を形成する工程と、の順序は特に限定されない。
以上の工程により、発光装置600を形成することができる。
発光装置600の製造方法によれば、第2ガイド層124と第2電極114とを同一の工程で形成することができる。したがって、その分、製造工程を簡略化することができる。
なお、上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
10 第1領域、20 第2領域、30 光、32 光、40 光、42 光、
100 発光装置、102 基板、104 第1クラッド層、105 第1側面、
106 活性層、107 第2側面、108 第2クラッド層、110 コンタクト層、
111 柱状部、112 第1電極、114 第2電極、116 絶縁部、
120 第1ガイド層、121 第3側面、122 コア層、123 第4側面、
124 第2ガイド層、160 利得領域、170 第1端面、172 第2端面、
200〜600 発光装置

Claims (8)

  1. 第1領域と、平面視において前記第1領域と隣接する第2領域と、を含む発光装置であって、
    前記第1領域および前記第2領域に形成された基板と、
    前記第1領域の前記基板の上方に形成された第1クラッド層と、
    前記第1クラッド層の上方に形成された活性層と、
    前記活性層の上方に形成された第2クラッド層と、
    前記第2領域の前記基板の上方に形成されたガイド層と、
    前記ガイド層の上方に形成されたコア層と、
    を含み、
    前記活性層は、第1側面と、前記第1側面と反対側の第2側面と、を有し、
    前記活性層の少なくとも一部は、利得領域を構成し、
    少なくとも前記第2側面には、前記利得領域の端面が設けられ、
    前記コア層は、前記利得領域の前記第2側面側の端面と隣接する第3側面と、前記第3側面と反対側の第4側面と、を有し、
    前記利得領域に生じる光は、前記利得領域の前記第2側面側の端面から、前記コア層内を進行して、前記第4側面に至り、出射される、発光装置。
  2. 請求項1において、
    前記ガイド層は、前記第3側面および前記第4側面を避けて、前記コア層を覆っている、発光装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記コア層は、絶縁材料からなり、
    前記ガイド層は、前記コア層より屈折率の小さい絶縁材料からなる、発光装置。
  4. 請求項1または2において、
    前記コア層は、絶縁材料からなり、
    前記ガイド層は、金属材料からなる、発光装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記利得領域は、前記活性層の前記第1側面側の端面から、前記活性層の前記第2側面側の端面まで、前記第1側面の垂線に対して傾いた方向に向かって設けられ、
    前記第1側面側から平面的にみて、前記第1側面側の端面と、前記第2側面側の端面とは、重なっていない、発光装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記コア層は、平面視において、円弧の形状を有し、
    前記第4側面から出射される光は、前記第4側面の垂線と平行な方向に進行する、発光装置。
  7. 請求項1ないし6において、
    前記利得領域は、複数配列されている、発光装置。
  8. 請求項1ないし7において、
    前記第1クラッド層と電気的に接続された第1電極と、
    前記第2クラッド層と電気的に接続された第2電極と、
    を、さらに含み、
    前記第1電極は、オーミックコンタクトする第1層と接しており、
    前記第2電極は、オーミックコンタクトする第2層と接しており、
    前記第1電極と前記第1層との接触面、および前記第2電極と前記第2層との接触面の少なくとも一方は、前記利得領域と同じ平面形状を有する、発光装置。
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