JP2010267424A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数個の加熱コイルに対して、加熱コイルの個数より少ない個数のインバータ部を有する誘導加熱装置を提供すること。
【解決手段】制御手段13は、1個のインバータ部(第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7)のオン/オフを制御することにより、2個の加熱コイル(第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11)もしくは1個の加熱コイルに供給する高周波電流を制御することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭やオフィス、レストラン、工場などで使用される誘導加熱装置に関するものであり、さらに詳しくは1個のインバータ部により2個の加熱コイルに同時に電流を供給し、スイッチング素子のオン/オフ時の電力損失を低減する誘導加熱装置である。
従来、このような誘導加熱装置は、例えば、天板上に設定された調理具載置範囲下方に誘導加熱コイルが配設され、この誘導加熱コイルによって調理具が加熱されるIHコンロ装置であって、調理具載置範囲内の調理具の有無を検知する調理具検知機能を備え、調理具が載置されている場合に誘導加熱コイルを作動させるインバータ部を有するものにおいて、上記調理具載置範囲より小さい複数個の誘導加熱コイルを天板に対して平行に並設し、各誘導加熱コイルに各々インバータ部を接続したことを特徴とする誘導加熱装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の誘導加熱装置として、特許文献1における誘導加熱装置について、図を用いて説明する。
図6は、特許文献1に記載された従来のIHコンロ装置の誘導加熱コイルの配設状態を示す図である。図6に示すように、IH加熱部22のほぼ全域をカバーするように、小径の誘導加熱コイル23を配設し、誘導加熱コイル23の直径を適宜変更して、配設する誘導加熱コイル23の個数を増減することができる。これらの誘導加熱コイル23は、すべて同一の形状であり、各誘導加熱コイル23に各々インバータ部24を接続している。これらのインバータ部24は、全て互いに同じものであり、調理具の有無を判別する調理具検知機能を備えた構成にしている。
従って、小径の調理具25を天板上に載置すると、小径の調理具25が覆う中央の4個の誘導加熱コイル23が作動して磁束を発生させるが、小径の調理具25から外れた8個の誘導加熱コイル23には通電されず、従って磁束は発生されない。
このため、中央の4個の誘導加熱コイル23が発生する磁束は、小径の調理具25内へ流れて漏洩することがなく、また、外れた8個の誘導加熱コイル23は磁束を発生させないので、結果として、磁束を漏洩させることなく、かつ中央の4個の誘導加熱コイル23を効率よく作動させることができるものである。
特開2007−287590号公報
しかしながら、前記従来の構成では、複数個の加熱コイルに対して、それぞれインバータ部が接続されるため、例えば、2個の加熱コイルを制御するには、2個のインバータ部が必要になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、2個の加熱コイルを加熱コイルの個数より少ない1個のインバータ部を制御することにより、2個の加熱コイルに同時に高周波電
流を供給する誘導加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱装置は、1個のインバータ部に対して、2個の加熱コイルを接続し、鍋検知手段からの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部(第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子)のオン/オフを制御するとしたものである。
これによって、2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能となる。
本発明の誘導加熱装置は、鍋検知手段からの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部のオン/オフを制御することにより、2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能であるため、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の要部概略回路図 (a)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の大径鍋の配置図(b)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の小径鍋の配置図 (a)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の大径鍋配置時の第1の加熱コイル電流波形図(b)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の大径鍋配置時の第2の加熱コイル電流波形図 (a)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の小径鍋配置時の第1の加熱コイル電流波形図(b)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の小径鍋配置時の第2の加熱コイル電流波形図 (a)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の各スイッチング素子の駆動信号波形図(b)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の第1のスイッチング素子5の電圧・電流波形図(c)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の第2のスイッチング素子6の電圧・電流波形図(d)本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の第3のスイッチング素子7の電圧・電流波形図 従来のIHコンロ装置の誘導加熱コイルの配設状態を示す図
第1の発明は、商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された共振インダクタと、前記共振インダクタの他端に高電位端子(IGBTの場合はコレクタ、MOSFETの場合はドレイン)を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の低電位端子(IGBTの場合はエミッタ、MOSFETの場合はソース)に高電位端子を接続された第2のスイッチング素子と、互いに直列接続され前記第2のスイッチング素子に並列接続された第1の加熱コイルおよび第1の共振コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子にアノード端子を接続されたダイオードと、前記ダイオードのカソード端子に一端を接続され他端を前記第1のスイッチング素子の低電位端子に接続された第2の共振コンデンサと、互いに直列接続され前記第2の共振コンデンサに並列接続された第2の加熱コイルおよび第3のスイッチング素子と、前記第1の加熱コイルの中心点に配置された第1の鍋検知手段と、前記第2の加熱コイルの中心点に配置された第2の鍋検知手段と、前記第1の鍋検知手段および前記第2の鍋検知手段から発信される鍋検知信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備え
ることにより、1個のインバータ部(第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子)が2個もしくは1個の加熱コイルに供給する高周波電流を制御することとなり、誘導加熱装置の小型化を可能とすることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段を第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルに同時に高周波電流を供給するとしたことにより、第1の加熱コイルの外径より鍋底径が大きい鍋を効率的に加熱することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の制御手段を第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第1の加熱コイルのみに高周波電流を供給するとしたことにより、第1の加熱コイルの外径より鍋底径が小さい鍋を効率的に加熱することができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段を第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、共振インダクタと第2の共振コンデンサによる電流共振を発生させ、第1のスイッチング素子のオン期間の任意の時点で零電流において前記第1のスイッチング素子をオフさせるとしたことにより、前記第1のスイッチング素子のオフ時の電力損失の低減ができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段を第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第2の加熱コイルと第2の共振コンデンサによる電流共振を発生させ、第3のスイッチング素子を零電流においてオンおよびオフさせるとしたことにより、前記第3のスイッチング素子のオンおよびオフ時の電力損失の低減ができる。
第6の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段を第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを一定周波数において制御することにより、互いに隣接する加熱コイル間の干渉音の発生を抑制するとしたことにより、互いに隣接する加熱コイル間に干渉音が発生することがないため、静音が要求される一般家庭やオフィス、レストランにおいて快適に使用することができる。
第7の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段を第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された第1の鍋検知手段および第2の鍋検知手段により、加熱コイル上面に置かれる鍋の大きさを判定するとしたことにより、加熱コイル上面に置かれる鍋の大きさを容易に判定することができる。
第8の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段を第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、鍋を検知した鍋検知手段が配置される加熱コイルのみに高周波電流を供給するとしたことにより、鍋の大きさに応じてインバータ部を制御することとなり、インバータ部を効率的に動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の要部概略回路図を示すものである。
図1において、商用電源1からの商用電圧を整流するダイオードブリッジからなる整流
手段2の高電位出力側には平滑コンデンサ3(電解コンデンサ)の高電位端子が接続されており、整流手段2の低電位出力側には平滑コンデンサ3(電解コンデンサ)の低電位端子が接続されている。
平滑コンデンサ3の高電位端子には共振インダクタ4の一端が接続されており、共振インダクタ4の他端には第1のスイッチング素子5の高電位端子(IGBTの場合はコレクタ、MOSFETの場合はドレイン)が接続されている。
第1のスイッチング素子5の低電位端子(IGBTの場合にはエミッタ、MOSFETの場合にはソース)には、第2のスイッチング素子6の高電位端子が接続されており、第2のスイッチング素子6に互いに直列接続された第1の加熱コイル9および第1の共振コンデンサ8が並列に接続されている。
平滑コンデンサ3の高電位端子にはダイオード12のアノード端子が接続されており、ダイオード12のカソード端子には第2の共振コンデンサ10の一端が接続されている。
第2の共振コンデンサ10の他端には第1のスイッチング素子6の低電位端子が接続されており、第2の共振コンデンサ10に互いに直列接続された第2の加熱コイル11および第3のスイッチング素子7が並列に接続されている。
第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11の中心点にはそれぞれ第1の鍋検知手段14および第2の鍋検知手段15が配置されている。
制御手段13は、第1の鍋検知手段14および第2の鍋検知手段15からの鍋検知信号を受信し、スイッチング素子駆動信号を第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7に出力している。
制御手段13から出力されるスイッチング素子駆動信号は、第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11に所定の高周波電流が供給されるように設定されている。
また第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7はそれぞれ逆導通ダイオードを内蔵している。
以上のように構成された誘導加熱装置において、以下その動作、作用を説明する。
まず、商用電源1が投入され、互いに隣接された第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11の上面に鍋が置かれると、制御手段13は、第1の鍋検知手段14および第2の鍋検知手段15からの鍋検知信号を受信し、制御手段13から第1のスイッチング素子5に駆動信号を出力し、平滑コンデンサ3を第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7から構成されるインバータ部の電源として、第1のスイッチング素子5を介して、第1の加熱コイル9に高周波電流を供給する第1の電力供給モードとなる。
第1の電力供給モードにおいて、制御手段13から第3のスイッチング素子7に駆動信号が出力されると、第3のスイッチング素子7を介して第2の加熱コイル11に高周波電流を供給する第2の電力供給モードとなる。
第2の電力供給モードは、第1の電力供給モードに含まれるため、本発明の実施の形態1における誘導加熱装置は、1個のインバータ部(第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7)により、2個の加熱コイル(第1の
加熱コイル9および第2の加熱コイル11)に同時に高周波電流を供給するべく制御することが可能となる。
第2の電力供給モードにおいて、第2の共振コンデンサ10および第2の加熱コイル11の共振現象により、第3のスイッチング素子7に流れる高周波電流が第3のスイッチング素子7に内包される逆導通ダイオードに転流している期間に、制御手段13から第3のスイッチング素子7に出力される駆動信号をオフすると、第3のスイッチング素子7は零電流においてオフされる。
第2の電力供給モードにおいて、共振インダクタ4および第2の共振コンデンサ10の共振現象により、第1のスイッチング素子5に流れる高周波電流が第1のスイッチング素子5に内包される逆導通ダイオードに転流している期間に、制御手段13から第1のスイッチング素子5に出力される駆動信号をオフすると、第1のスイッチング素子5は零電流においてオフされる。
第2のスイッチング素子6は、第1の共振コンデンサ8および第1の加熱コイル9の共振現象により、第2のスイッチング素子6に流れる高周波電流が第2のスイッチング素子6に内包される逆導通ダイオードに転流している期間に、制御手段13から第2のスイッチング素子6に出力される駆動振動をオン/オフすると、第2のスイッチング素子6は零電流においてオンおよびオフされる。
図2は、(a)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の大径鍋の配置図(b)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の小径鍋の配置図である。
図2(a)において、大径鍋の底面の外形17は第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11を内包しており、第1の鍋検知手段14および第2の鍋検知手段15から鍋検知信号が出力され、インバータ部16により第1の加熱コイル9および第2の加熱コイル11に高周波電流が供給される。
図2(b)において、小径鍋の底面の外形18は第1の加熱コイル9のみを内包しており、第1の鍋検知手段14のみから鍋検知信号が出力され、インバータ部16により第1の加熱コイル9のみに高周波電流が供給される。
図3は、(a)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の大径鍋配置時の第1の加熱コイル電流波形図(b)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の大径鍋配置時の第2の加熱コイル電流波形図である。
図3(a)(b)において、大径鍋を配置した場合、制御手段13が第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7を制御することにより、第1の加熱コイル9および第2の加熱コイルに同時に高周波電流が供給されている。
図4は、(a)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の小径鍋配置時の第1の加熱コイル電流波形図(b)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の小径鍋配置時の第2の加熱コイル電流波形図である。
図4(a)(b)において、小径鍋を配置した場合、制御手段13が第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6を制御することにより、第1の加熱コイル9のみに高周波電流が供給されている。
図5は、(a)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の各スイッチング素子の駆動信号波形図(b)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の第1のスイッチング素子5の電圧・電流波形図(c)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の第2のスイッチング素子6の電圧・電流波形図(d)本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の第3のスイッチング素子7の電圧・電流波形図を示し、本実施の形態における所定の出力が得られている状態での波形図である。
図5において、第1のスイッチング素子5のオン時において、共振インダクタ4の効果により、電流の傾きが緩やかになり、第1のスイッチング素子5は零電流においてオンされている。
第1の共振コンデンサ8は、第1の加熱コイル9と第1の共振コンデンサ8による共振の周波数が第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7のスイッチング周波数より大きくなるように設定している。
第3のスイッチング素子7のオン時において、第2の加熱コイル11の効果により、電流の傾きが緩やかになり、第3のスイッチング素子7は零電流においてオンされている。
第1のスイッチング素子5および第3のスイッチング素子7のオフ時において、共振インダクタ4および第2の加熱コイル11、第2の共振コンデンサ10の電流共振により、第1のスイッチング素子5と第3のスイッチング素子7は零電流においてオフされている。
第2のスイッチング素子6は、第1の共振コンデンサ8および第1の加熱コイル9による共振により、零電流においてオン/オフされている。
以上のように、本実施の形態においては、1個のインバータ部に対して、2個の加熱コイルを接続し、鍋検知手段からの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部(第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子)のオン/オフを制御するとすることにより、2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能となり、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱装置は、1個のインバータ部を用いて、2個の加熱コイルに供給する高周波電流を制御することができるため、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することが可能である。また共振素子によりスイッチング素子のオン/オフ時の損失を低減することができるため、高効率な誘導加熱装置を提供することができ、誘導加熱調理器としてはもちろんのこと、誘導加熱式湯沸かし器、誘導加熱式炊飯器、またはその他の誘導加熱式加熱装置等の用途にも適用できる。
1 商用電源
2 整流手段
3 平滑コンデンサ
4 共振インダクタ
5 第1のスイッチング素子
6 第2のスイッチング素子
7 第3のスイッチング素子
8 第1の共振コンデンサ
9 第1の加熱コイル
10 第2の共振コンデンサ
11 第2の加熱コイル
12 ダイオード
13 制御手段
14 第1の鍋検知手段
15 第2の鍋検知手段

Claims (8)

  1. 商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段に接続された平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された共振インダクタと、前記共振インダクタの他端に高電位端子(IGBTの場合はコレクタ、MOSFETの場合はドレイン)を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の低電位端子(IGBTの場合はエミッタ、MOSFETの場合はソース)に高電位端子を接続された第2のスイッチング素子と、互いに直列接続され前記第2のスイッチング素子に並列接続された第1の加熱コイルおよび第1の共振コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子にアノード端子を接続されたダイオードと、前記ダイオードのカソード端子に一端を接続され他端を前記第1のスイッチング素子の低電位端子に接続された第2の共振コンデンサと、互いに直列接続され前記第2の共振コンデンサに並列接続された第2の加熱コイルおよび第3のスイッチング素子と、前記第1の加熱コイルの中心点に配置された第1の鍋検知手段と、前記第2の加熱コイルの中心点に配置された第2の鍋検知手段と、前記第1の鍋検知手段および前記第2の鍋検知手段から発信される鍋検知信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備える誘導加熱装置。
  2. 制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルに同時に高周波電流を供給する請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第1の加熱コイルのみに高周波電流を供給する請求項1に記載の誘導加熱装置。
  4. 制御手段は、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、共振インダクタと第2の共振コンデンサによる電流共振を発生させ、第1のスイッチング素子のオン期間の任意の時点で零電流において前記第1のスイッチング素子をオフさせる請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  5. 制御手段は、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、第2の加熱コイルと第2の共振コンデンサによる電流共振を発生させ、前記第3のスイッチング素子を零電流においてオンおよびオフさせる請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  6. 制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを一定周波数において制御することにより、互いに隣接する加熱コイル間の干渉音の発生を抑制する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  7. 制御手段は、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された第1の鍋検知手段および第2の鍋検知手段により、加熱コイル上面に置かれる鍋の大きさを判定する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  8. 制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、鍋を検知した鍋検知手段が配置される加熱コイルのみに高周波電流を供給する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
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