JP2012124081A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価なインバータ回路の構成で複数の加熱コイルから被加熱物に供給する電力を制御することができる誘導加熱装置を提供すること。
【解決手段】それぞれが被加熱物を誘導加熱するための第1の加熱コイル48、第2の加熱コイル49と第1の共振コンデンサ50、第2の共振コンデンサ51を含み、互いに異なる共振周波数を有する2つの第1の共振回路56、第2の共振回路57を同一のインバータ回路に接続し、一方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数は、他方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数よりも常に高くなるように設定し、少なくとも誘導加熱を開始する前には被加熱物判別手段70により被加熱物の特性を判別し、被加熱物判別手段の判別結果に基づいてスイッチング素子の動作周波数を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導加熱調理器をはじめとする複数の加熱コイルを用いて被加熱物を誘導加熱する装置であって、特に、誘導加熱装置の回路構成および制御方法に関するものである。
従来この種の誘導加熱装置において、加熱コイルと共振コンデンサで構成された2つの共振回路を同一のインバータ回路に接続し、それぞれの共振回路は互いに異なった共振周波数を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。図9はこの誘導加熱装置におけるインバータ回路の動作周波数とそれぞれの加熱コイルから被加熱物に供給できる電力の特性図である。
この誘導加熱装置は、それぞれの加熱コイルから被加熱物に供給する電力の比率に応じた周波数でインバータ回路を動作させることによって、加熱電力の比率を任意に可変することができる。
例えば一方の加熱コイルからの加熱電力を1000W、他方の加熱コイルからの加熱電力を600W、つまり加熱電力の比率を5対3に設定したい場合には、加熱電力の比率が5対3となる周波数である26kHzでインバータ回路を動作させる。
また、直流電源のサイリスタを調節して直流電源の出力電圧を85Vにすることにより、加熱電力の絶対値を調節して所望の加熱電力である1000Wと600Wに設定している。
特許第2722738号公報
しかしながら、前記従来の構成では、例えば2つの加熱コイルからの加熱電力の比率が同じ5対3であっても、加熱電力の絶対値が678Wと407Wの設定であれば、直流電源の出力電圧を70Vにする必要がある。
このように直流電源の出力電圧の調節を行うためには、制御回路からの制御信号によって直流電源の出力電圧を制御できるスイッチング素子が必要となるため、高価な回路構成となってしまっていた。
また、例えば、誘導加熱調理器のように、被加熱物の材質や厚み、形状、載置位置などが変化する場合には、共振特性もそれらによって変化するため、設計段階で事前に動作周波数を決定しておくことはできない。
そのため、被加熱物の判別ができない2つの加熱コイルからの加熱電力の比率が満足されるように周波数を決定する必要があるが、従来の回路構成では、被加熱物が変化する誘導加熱装置のその決定手段が明記されておらず、インバータ回路として実用化することができなかった。
さらに、例えば、第1の加熱コイルからの加熱出力を600Wと設定し、第2の加熱コイルからの加熱出力を1000Wと設定すると、スイッチング素子に電流が流れていない状態でスイッチング動作を行うため、スイッチング損失が増大し、スイッチング時に発生するスイッチングノイズが増大する影響などによりスイッチング素子の破壊やスイッチングノイズの増大などを引き起こす可能性がある。
そのため、2つの加熱コイルの共振周波数間の全ての周波数領域において制御可能ではないが、従来の発明ではその領域が明記されておらず、インバータ回路として実用化することができないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、従来の構成ではできなかった被加熱物の検知により、加熱可能などの被加熱物に対しても最適な動作を行うことができる誘導加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱装置は、電源に接続され、少なくとも1つのスイッチング素子を有するインバータ回路と、それぞれが被加熱物を誘導加熱するための加熱コイルと共振コンデンサを含み、互いに異なる共振周波数を有し、前記スイッチング素子から並列接続された少なくとも2つの共振回路と、前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段と、前記それぞれの加熱コイルが誘導加熱する被加熱物の特性を判別する被加熱物判別手段とを備え、一方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数は、他方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数よりも常に高くなるように前記加熱コイルまたは前記共振コンデンサの値を設定し、少なくとも誘導加熱を開始する前には前記被加熱物判別手段によりそれぞれの加熱コイルと磁気結合している被加熱物の特性を判別し、前記被加熱物判別手段の判別結果に基づいて前記スイッチング素子の動作周波数を設定したものである。
これによって、被加熱物の材質や形状、厚みなどによって動作周波数の範囲を設定することができるため、安価な構成で、且つ、スイッチング素子に発生する損失が少ないインバータ回路を実用化することができる。
本発明の誘導加熱装置は、検知手段によって得られた結果に基づいて最適な制御ができるとともに、スイッチング損失を低減させることができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置のインバータ回路構成図 本発明の実施の形態1における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と最大電力の関係を示す図 本発明の実施の形態1における入力電流検出手段の出力と共振出力検出手段の出力の関係を示す図 本発明の実施の形態2における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と電力の関係を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と最大電流の関係を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置のコイル電流とインバータ回路のスイッチング素子に流れる電流の関係を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置のコイル電流とインバータ回路のスイッチング素子に流れる電流の関係を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置のコイル電流とインバータ回路のスイッチング素子に流れる電流の関係を示す図 従来の誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と電力の関係を示す図
第1の発明は、電源に接続され、少なくとも1つのスイッチング素子を有するインバータ回路と、それぞれが被加熱物を誘導加熱するための加熱コイルと共振コンデンサを含み、互いに異なる共振周波数を有し、前記スイッチング素子から並列接続された少なくとも2つの共振回路と、前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段と、前記それぞれの加熱コイルが誘導加熱する被加熱物の特性を判別する被加熱物判別手段とを備え、一方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数は、他方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数よりも常に高くなるように前記加熱コイルまたは前記共振コンデンサの値を設定し、少なくとも誘導加熱を開始する前には前記被加熱物判別手段によりそれぞれの加熱コイルと磁気結合している被加熱物の特性を判別し、前記被加熱物判別手段の判別結果に基づいて前記スイッチング素子の動作周波数を設定することにより、インバータ回路の動作周波数を被加熱物の状態に合わせて調節することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、スイッチング素子の動作周波数を異なる2つの共振周波数の間に設定することにより、スイッチング素子に流れる電流を少なくしてインバータ回路の電力変換効率を高くすることができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、インバータ回路の導通状態と非導通状態の比率を調節して第1の共振回路及び第2の共振回路から負荷に供給する電力を制御することにより、所望の電力を被加熱物に供給することができる。
また、直流電源の出力電圧を制御するスイッチング素子がなく一定の出力電圧であっても、加熱コイルから被加熱物に供給する電力を制御することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明において、少なくとも一部の電力供給時において、前記スイッチング素子が導通状態から非導通状態に遷移するタイミングでは、前記スイッチング素子にある閾値以上の電流が流れているようにスイッチング素子の動作周波数を設定することにより、スイッチング時に発生するスイッチング損失を抑制することができ、冷却装置の簡素化したり、発熱やスイッチングノイズによるスイッチング素子の破壊を防いだりすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置のインバータ回路構成図であり、インバータ回路の構成および複数の加熱コイルと共振コンデンサの接続関係を示すものである。
また、図2は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と被加熱物に供給できる最大電力の関係を示す図であり、共振回路毎及び被加熱物毎の電力特性を示すものである。
図1において、商用電源41は交流電源であり、交流電源を直流電源に変換するためにダイオードブリッジ42が接続されている。ダイオードブリッジ42の出力端には、ダイ
オードブリッジ42から出力される全波整流された電源を平滑することや、インバータ回路40のスイッチング動作により発生する電磁ノイズを商用電源41に伝播させないために、第1のフィルタコンデンサ43、フィルタインダクタ44、第2のフィルタコンデンサ45が接続されている。
第2のフィルタコンデンサ45の両端(以後、フィルタインダクタ44が接続されている高電位側を正の母線と記し、もう一方の低電位側を負の母線と記す)には、逆導通ダイオード54が並列接続された第1のスイッチング素子46と、同じく逆導通ダイオード55が並列接続された第2のスイッチング素子47を電気的に直列接続したものが接続され、インバータ回路40を構成している。
第1のスイッチング素子46と第2のスイッチング素子47の接続点には、第1の加熱コイル48と第1の共振コンデンサ50を含む第1の共振回路56の一端および第2の加熱コイル49と第2の共振コンデンサ51を含む第2の共振回路57の一端が接続されている。
そして、第1の共振回路56の他方の端子および第2の共振回路57の他方の端子は負の母線に接続されている。また、第1のスイッチング素子46や第2のスイッチング素子47のスイッチング動作によって発生するスイッチング損失を低減するために、スナバコンデンサ53が第2のスイッチング素子47と電気的に並列接続されている。
商用電源41とインバータ回路40の間には、商用電源41からインバータ回路40に流れる電流値を測定するため、カレントトランスを用いた入力電流検出手段60が接続されている。
また、第1の共振回路と第2の共振回路のそれぞれには、共振電圧の大きさを測定する第1の共振出力検出手段61および第2の共振出力検出手段62が接続されている。
さらに、入力電流検出手段60、第1の共振出力検出手段61、第2の共振出力検出手段の検出値に基づいて第1のスイッチング素子46および第2のスイッチング素子47を駆動制御する制御手段59を有することにより、本実施の形態の誘導加熱装置の回路を構成している。
なお、入力電流検出手段60は入力電流を検出できればいかなる手段でもよく、カレントトランスを用いた方式に限定するものではない。また、第1の共振出力検出手段61、第2の共振出力検出手段62も同様に、共振出力を検出できればいかなる手段でもよく、例えば共振回路に流れる電流値を検出値として用いてもよい。
また、第1の共振回路56の他方の端子および第2の共振回路57の他方の端子は負の母線でなく、正の母線に接続しても同様に動作することができる。
さらに、本実施の形態の誘導加熱装置は、スイッチング素子を2つ用いたSEPP型のインバータ回路に2つの共振回路を接続した回路構成であるが、スイッチング素子を4つ用いたフルブリッジ型のインバータ回路に2つの共振回路を接続した回路構成などでもよく、インバータ回路の構成そのものを限定するものではない。
以上のように構成された誘導加熱装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、本実施の形態におけるインバータ回路の動作を説明する。本実施の形態のインバータ回路40は、第1のスイッチング素子46と第2のスイッチング素子47の動作周波
数や導通時間と非導通時間の比率(0<Duty<1)を変更することにより、第1の共振回路56に流れる電流および第2の共振回路57に流れる電流を制御して、第1の加熱コイル48および第2の加熱コイル49から被加熱物に供給する電力を調節することができる。ここで、第1のスイッチング素子46と第2のスイッチング素子47は同時に導通することなく、排他的に動作することはいうまでもない。
Dutyを変更して加熱コイルから被加熱物に供給する電力を調節する場合、正の母線と負の母線の電位差が一定の条件下では、Dutyが0.5のときに、加熱コイルから被加熱物に供給する電力が最大となる。
一方、第1のスイッチング素子46や第2のスイッチング素子47のDutyを0.1や0.9など、0.5から遠ざけるほど加熱コイルから被加熱物に供給する電力は小さくなる。
また、動作周波数を変更して加熱コイルから被加熱物に供給する電力を調節する場合、正の母線と負の母線の電位差が一定の条件下では、共振回路の違いおよび被加熱物の材質の違いに対して図2に示すような電力特性となる。
被加熱物に最大電力を供給できるのはインバータ回路40の動作周波数が共振回路の共振周波数と一致したときであるため、図2における各波形の最大点が共振回路の共振周波数となる。
ここで、第1の共振回路56の共振特性83の領域内の波形80、81、82は第1の加熱コイル48から被加熱物に供給される電力特性であり、第2の共振回路57の共振特性87の領域内の波形84、85、86は第2の加熱コイル49から被加熱物に供給される電力特性である。
また、波形80、84は磁性ステンレスを被加熱物としたときの電力特性を示し、波形81、85は鉄を被加熱物としたときの電力特性を示し、波形82、86は非磁性ステンレスを被加熱物としたときの電力特性である。
同じ被加熱物であっても、それぞれの共振回路に含まれる共振コンデンサの容量または加熱コイルのインダクタンスを異なる値とすることにより、共振周波数の異なった電力特性を得ることができる。その他、加熱コイルと被加熱物の距離を異なるようにして磁気結合の度合を変更するなどしても共振周波数の異なった電力特性を得られることはいうまでもない。
図3は、本発明の第1の実施の形態における入力電流検出手段60の検出値と第1の共振出力検出手段61、第2の共振出力検出手段62の検出値の関係を示す図であり、被加熱物を判別するための一方式を示すものである。
被加熱物と磁気結合した加熱コイルから測定した被加熱物の抵抗成分は、被加熱物の材質によって特性が異なる。一般的に、抵抗成分の大きい被加熱物は入力電流検出手段の検出値が大きくなっても共振出力検出手段の検出値は小さい傾向があり、一方、抵抗成分の小さい被加熱物は入力電流検出手段の検出値が大きくなると共振出力検出手段の検出値も大きくなる傾向がある。
そこで、図3に示したように、入力電流検出手段60の検出値と共振出力検出手段の検出値の関係に材質判別閾値を設け、例えば材質判別閾値Athよりも低ければ材質Am(例えば磁性ステンレス)と判別し、材質判別閾値Athよりも高く材質判別閾値Bthよ
りも低ければ材質Bm(例えば非磁性ステンレス)と判別するなど、入力電流検出手段60の検出値と第1の共振出力検出手段61、第2の共振出力検出手段62の検出値の関係がどの材質判別領域にあるかを被加熱物判別手段を兼ね備えた制御手段59で判別することにより、その材質に適した動作周波数でインバータ回路40を動作させることができる。
図2において、動作領域Arは、第1の加熱コイル48および第2の加熱コイル49共に非磁性ステンレスを被加熱物としたときのインバータ回路40の動作周波数領域である。また、動作領域Brは、第1の加熱コイル48では非磁性ステンレスを被加熱物としているのに対し、第2の加熱コイル49は鉄を被加熱物としたときのインバータ回路40の動作周波数領域である。
共振回路において、共振回路が有する共振周波数よりもインバータ回路40の動作周波数が高い場合、共振回路に印加される電圧に対して電流が遅れ位相となる。一方、共振回路が有する共振周波数よりもインバータ回路40の動作周波数が低い場合、共振回路に印加される電圧に対して電流が進み位相となる。
また、本実施の形態の誘導加熱装置はインバータ回路40を共有して2つの第1の共振回路56、第2の共振回路57を並列接続しているため、インバータ回路40を構成する2つの第1のスイッチング素子46、第2のスイッチング素子47には2つの共振回路に流れる電流の和が流れることになる。
そこで、インバータ回路40の動作周波数を異なる2つの共振周波数の間とすることにより、スイッチング素子には遅れ位相の電流と進み位相の電流が流れることになる。この条件下では、ある瞬間においては、一方の共振回路はスイッチング素子に正の電流が流れるように作用し、他方の共振回路はスイッチング素子に負の電流が流れる(図1に示したIGBTを用いたスイッチング素子では負の電流は流れないため実際は逆並列ダイオードに流れる)ように作用する。
すると、スイッチング素子に流れる電流は、それぞれの共振回路に単独に電力を供給したときの電流値の和よりも、2つの共振回路を並列接続して加熱した方の電流値が減少することになる。
スイッチング素子に流れる電流値を減少させることにより、スイッチング素子に電流が流れることによって発生する導通損失を低減することができ、冷却構成を簡素化して安価にすることができる。または、冷却ファンの風量を低下させることにより、低騒音の誘導加熱装置が実現可能となる。
それぞれの共振回路に単独に電力を供給したときよりも導通損失を低減するためには、インバータ回路40の動作周波数は2つの共振周波数の間にあることが必要となる。そのため、第1の加熱コイル48および第2の加熱コイル49共に非磁性ステンレスを被加熱物としたときのインバータ回路40の動作周波数は動作領域Arである必要があり、また、第1の加熱コイル48では非磁性ステンレスを被加熱物とし、第2の加熱コイル49は鉄を被加熱物としたときのインバータ回路40の動作周波数は動作領域Brである必要がある。そのため、さまざまな特性を有する被加熱物を加熱する必要がある誘導加熱装置においては、インバータ回路の動作周波数領域を決定するために被加熱物判別手段は必要となる。
なお、本実施の形態では、被加熱物の組み合わせを2種類のみ挙げて動作領域を説明したが、加熱することができる全ての被加熱物において、それぞれの被加熱物の組み合わせ
に合った動作領域を設定することにより、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、材質の違いによる特性の変化を挙げて説明したが、被加熱物の大きさや厚みなど、加熱コイルからみた被加熱物の特性に違いが生じる要因ならいかなる条件でも、閾値の設定に応じて同様の判別を行うことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と被加熱物に供給できる電力の関係を示す図であり、電力の制御方法を示すものである。
図4において、非磁性ステンレスをDutyが0.3で加熱したときのインバータ回路の動作周波数と被加熱物に供給できる電力の関係を示した点が図2とは異なる。
以上のような動作周波数と電力の関係について、以下その動作、作用を説明する。
図1に示したようなSEPP型などのインバータ回路40は、動作周波数を調節する他に、第1のスイッチング素子46の導通時間と非導通時間のDuty比を調節することにより被加熱物に供給する電力を制御することができる。
本実施の形態のように、同一のインバータ回路40に2つの第1の共振回路56、第2の共振回路57が並列接続された場合であっても、それぞれの共振回路からみたインバータ回路40の動作は同じであることから、Dutyの調節による電力制御は可能である。
例えば、非磁性ステンレスをDutyが0.3で加熱したときの電力特性は、第1の加熱コイル48から非磁性ステンレスに供給できる電力は波形88で示すような特性となり、第2の加熱コイル49から非磁性ステンレスに供給できる電力は波形89に示すような特性となる。
いずれもDutyが0.5で加熱した波形82や波形86の特性よりも低くなっていることがわかる。Duty制御による電力調節が可能なり、直流電源の出力電圧を変更する必要がなくなるため、直流電源の出力電圧を変更するためのスイッチング素子や制御回路が必要なくなり、安価な回路構成で加熱電力を制御することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱装置のインバータ回路の動作周波数と被加熱物に流れる電流の関係を示す図であり、インバータ回路の動作周波数の選定基準を示すものである。
また、図6、図7、図8は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱装置のインバータ回路のスイッチング素子に流れる電流と共振回路に流れる電流の関係を示す図であり、スイッチング動作時の電流値を示すものである。
図5は、動作周波数に対する電力特性を電流特性に変換した点で図2とは異なる。
図6は、図5における周波数AfでDutyは0.5でインバータ回路を動作させた時の波形であり、図7は、図5における周波数AfでDutyは0.3でインバータ回路を動作させた時の波形であり、図8は、図5における周波数BfでDutyは0.5でインバータ回路を動作させた時の波形である点でそれぞれ異なる。
以上のような条件と電流値の関係について、以下その動作、作用を説明する。
図6において、電流波形100は第1の加熱コイル48で非磁性ステンレスを加熱したときの第1の加熱コイル48に流れる電流波形であり、電流波形101は第2の加熱コイル49で非磁性ステンレスを加熱したときの第2の加熱コイル49に流れる電流波形である。
第1の加熱コイル48を含む第1の共振回路56の共振周波数は周波数Afよりも低いため、第1の加熱コイル48に流れる電流波形の位相は電圧に対して遅れ位相となることから、遷移点Atr時に流れている電流値Acは正、つまり第1のスイッチング素子46には正の母線から共振回路の接続点の方向に電流が流れている。
一方、第2の加熱コイル49を含む第2の共振回路57の共振周波数は周波数Afよりも高いため、第2の加熱コイル49に流れる電流波形の位相は電圧に対して進み位相となることから、遷移点Atr時に流れている電流値Bcは負、つまり第1のスイッチング素子46には共振回路の接続点から正の母線の方向に電流が流れている。
本実施の形態の誘導加熱装置において、2つの第1の共振回路56と第2の共振回路57が並列接続されていることから、スイッチング素子に流れる電流は第1の共振回路56に流れる電流と第2の共振回路57に流れる電流の和となるため、第1のスイッチング素子に流れる電流波形102は図6に示すようになる。
スイッチング素子が導通状態から非導通状態に遷移するとき、スイッチング素子に流れている電流が多いほどスイッチング時に発生するスイッチング損失が大きくなる。本実施の形態の誘導加熱装置は、図6に示すように、スイッチング時である遷移点Atrでは少なくとも、進み位相と遅れ位相の電流の和をとることによってスイッチング素子に流れている電流が相殺され、第1の加熱コイルに流れている電流よりも少ない電流値、且つ、正の値である電流値Ccでスイッチング動作を行うことにより、スイッチング損失を低減することができ、それぞれの被加熱物を単独で加熱したときの和よりも電力変換効率を高くする、またはスイッチング素子の放熱構成を簡素化することが可能となる。
また、電圧源を電源とするようなインバータ回路40においては、共振回路が有する共振周波数よりも動作周波数の方が低いと、スイッチング時はスイッチング素子と並列接続された逆導通ダイオードに電流が流れることになり、スイッチング素子が大きくなってしまう。
しかし、一方の共振回路においては共振周波数よりも高い周波数でインバータ回路40を動作させることにより、スイッチング素子が導通状態から非導通状態へと遷移するときは、スイッチング素子に電流が流れている状態とすることができるため、遷移中の電流はスナバコンデンサ53に流れ、スナバコンデンサ53の充放電に伴った一定の変化量でスイッチング素子に印加される電圧が変動することにより、スイッチング素子に印加される電圧とスイッチング素子に流れる電流の積で発生するスイッチング損失を少なくして、電力変換効率を高くする、またはスイッチング素子の放熱構成を簡素化することができる。
ここで、スイッチング時にスイッチング素子に正の電流が流れているか否かを判別する指標の一つとして、図5に示した電流特性がある。電流波形100をはじめ、スイッチング時にスイッチング素子に正の電流を流すのは動作周波数よりも低い共振周波数をもつ共振回路であり、電流波形101をはじめ、スイッチング時にスイッチング素子に負の電流を流すのは動作周波数よりも高い共振周波数をもつ共振回路であることから、スイッチング時にスイッチング素子に流れている電流の和が正であるためには、動作周波数における
第1の共振回路に流れている電流が第2の共振回路に流れている電流よりも多いことが条件となる。
つまり、第1の共振回路56の共振周波数と上記条件との間に動作周波数を設定することにより、スイッチング時にスイッチング素子に流れている電流の和は第1の共振回路56を単独で加熱したときのスイッチング時の電流値よりも少ないとともに、スイッチング素子には正の電流が流れている状態でスイッチングを行うことができるため、スイッチング損失を低減することが可能となる。
また、動作周波数と共振回路に流れる電流の関係は、被加熱物判別手段の検出値に基づいて予測することができるため、電流特性を実動により値をとる必要はない。もちろん、リアルタイムで電流値を実測できればより高精度に制御することが可能となる。
図7に示したように、例えばDuty(=Ton/T)が0.7で動作したとしても、第1のスイッチング素子46に流れている電流(電流波形102)と第2のスイッチング素子47に流れている電流(電流波形103)のいずれもスイッチング素子に正の電流が流れている状態でスイッチング動作を行うことができるため、スイッチング損失の著しい増大を防止したりスイッチングノイズの発生を低減したりすることができる。
図5において、共振周波数の低い共振回路に流れる電流が共振周波数の高い共振回路に流れる電流よりも少ない周波数Bfでインバータ回路を動作させたときのスイッチング素子に流れる電流を図8に示す。
図8において、スイッチング時である遷移点Atrでは、第1のスイッチング素子に流れている電流は負の値になっている(実際には並列に接続された逆導通ダイオードに流れている)。
この状態でスイッチング動作を行うと、スナバコンデンサ53を短絡することになり、スイッチング損失やスイッチングノイズが増大するため望ましくない。
なお、共振周波数の低い共振回路に流れる電流が共振周波数の高い共振回路に流れる電流よりも多い条件であっても、Dutyを0.5から遠ざけるにつれてスイッチング時の電流が負となる条件が発生する。
しかし、少なくとも一部の電力、望ましくは最も多くの電流を流す必要がある定格電力近傍ではスイッチング損失を低減するようにインバータ回路を動作させることにより、スイッチング素子が発生する損失の最大値を抑制することができるため、本発明の動作は有効である。
また、図5の指標はあくまで一例であり、要はスイッチング時に流れる電流値を大凡でも把握できるのであればいかなる手段でもよい。
上記全ての実施の形態において、2つの加熱コイルに流れる電流を制御しているにもかかわらず、インバータ回路内のスイッチング素子の数は従来のインバータ回路のスイッチング素子の数と変わらず2個で制御できるため、安価に構成することができる。
また、上記全ての実施の形態において、被加熱物の材質に対する特性の違いを図示したが、被加熱物の形状や厚みの違いなどによる特性の変化も同様に判別して制御することは可能である。
さらに、上記全ての実施の形態は、それぞれ異なる被加熱物を加熱する場合を説明したが、例えば径の異なる2つの加熱コイルを同心円状に配置し、同一の被加熱物を加熱するような形態としてもよく、2つ以上の共振回路を同一のインバータ回路に接続する構成であれば、加熱コイル等の形態を限定するものではない。
さらに、共振回路を3つ以上接続したとしても、共振周波数が隣接する2つの共振回路間では上記全ての効果があるため、共振回路の数を限定するものではない。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱装置は、複数の加熱コイルから被加熱物に供給する電力を同一のインバータ回路で制御するものであって、インバータ回路を安価に構成することができると共に、スイッチング素子に発生する損失はそれぞれ独立に加熱したときの和の損失よりも小さいため、民生用、産業用に限らず全ての誘導加熱装置の用途として有効である。
40 インバータ回路
46 第1のスイッチング素子
47 第2のスイッチング素子
48 第1の加熱コイル
49 第2の加熱コイル
50 第1の共振コンデンサ
51 第2の共振コンデンサ
56 第1の共振回路
57 第2の共振回路
59 制御手段
60 入力電流検出手段
61 第1の共振出力検出手段
62 第2の共振出力検出手段
70 被加熱物判別手段

Claims (4)

  1. 電源に接続され、少なくとも1つのスイッチング素子を有するインバータ回路と、それぞれが被加熱物を誘導加熱するための加熱コイルと共振コンデンサを含み、互いに異なる共振周波数を有し、前記スイッチング素子から並列接続された少なくとも2つの共振回路と、前記スイッチング素子をオンオフ制御する制御手段と、前記それぞれの加熱コイルが誘導加熱する被加熱物の特性を判別する被加熱物判別手段とを備え、一方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数は、他方の加熱コイルで誘導加熱することができる被加熱物が加熱コイルと磁気結合したときの共振周波数よりも常に高くなるように前記加熱コイルまたは前記共振コンデンサの値を設定し、少なくとも誘導加熱を開始する前には前記被加熱物判別手段によりそれぞれの加熱コイルと磁気結合している被加熱物の特性を判別し、前記被加熱物判別手段の判別結果に基づいて前記スイッチング素子の動作周波数を設定する誘導加熱装置。
  2. スイッチング素子の動作周波数を異なる2つの共振周波数の間に設定する請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. インバータ回路の導通状態と非導通状態の比率を調節して第1の共振回路及び第2の共振回路から負荷に供給する電力を制御する請求項1または2に記載の誘導加熱装置。
  4. 少なくとも一部の電力供給時において、前記スイッチング素子が導通状態から非導通状態に遷移するタイミングでは、前記スイッチング素子にある閾値以上の電流が流れているようにスイッチング素子の動作周波数を設定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
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