JP2010251093A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Yuta Miura
祐太 三浦
Atsushi Fujita
篤志 藤田
Shin Imai
慎 今井
Hideki Sadakata
秀樹 定方
Shinichiro Sumiyoshi
眞一郎 住吉
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Abstract

【課題】複数個の加熱コイルに対して、加熱コイルの個数より少ない個数のインバータ部を有する誘導加熱装置を提供すること。
【解決手段】1個のインバータ部14に接続された第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21に供給される高周波電流を制御手段15により制御することにより、複数個の加熱コイルに同時に高周波電流を供給する誘導加熱装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭やオフィス、レストラン、工場などで使用される誘導加熱装置に関するものであり、さらに詳しくは複数個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することにより、あらゆる大きさ被加熱物を加熱する誘導加熱装置に関するものである。
従来、このような誘導加熱装置は、例えば、天板上に設定された調理具載置範囲下方に誘導加熱コイルが配設され、この誘導加熱コイルによって調理具が加熱されるIHコンロ装置であって、調理具載置範囲内の調理具の有無を検知する調理具検知機能を備え、調理具が載置されている場合に誘導加熱コイルを作動させるインバータ部を有するものにおいて、上記調理具載置範囲より小さい複数個の誘導加熱コイルを天板に対して平行に並設し、各誘導加熱コイルに各々インバータ部を接続している(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来のIHコンロ装置の誘導加熱コイルの配設状態を示すものである。
図5に示すように、IH加熱部32のほぼ全域をカバーするように、小径の誘導加熱コイル34を配設している。誘導加熱コイル4の直径を適宜変更して、配設する誘導加熱コイル34の個数を増減することができる。
これらの誘導加熱コイル34はすべて同一の形状であり、各誘導加熱コイル34に各々インバータ部35を接続した。これらのインバータ部35は全て互いに同じものであり、調理具の有無を判別する調理具検知機能が備わっている。従って、小径の調理具51を天板上に載置すると、調理具51が覆う中央の4個の誘導加熱コイル34は作動して磁束を発生させるが、調理具51から外れた8個の誘導加熱コイル34には通電されず、従って磁束は発生されない。
このため、中央の4個の誘導加熱コイル34が発する磁束は調理具21内へ流れて漏洩することがなく、また、外れた8個の誘導加熱コイル34は磁束を発生させないので、結果として、磁束を漏洩させることなく、かつ中央の4個の誘導加熱コイル34を効率よく作動させることができる構成としている。
特開2007−287590号公報
しかしながら、前記従来の構成では、複数個の加熱コイルに対して、それぞれインバータ部が接続されるため、例えば、3個の加熱コイルを制御するには、3個のインバータ部が必要になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複数個の加熱コイルを加熱コイルの個数より少ない個数のインバータを制御することにより、複数個の加熱コイルに同時に高周波電流を供給する誘導加熱装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱装置は、商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段の高電位側に一端を接続された第1の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの他端に一端を接続した第2の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の他端に直列接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端に直列接続された第4のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子に直列接続された第6のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第1の共振コンデンサと、前記第1の共振コンデンサの他端に直列接続された第1の加熱コイルと、前記第4のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第2の共振コンデンサと、前記第2の共振コンデンサの他端に直列接続された第2の加熱コイルと、前記第6のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3の共振コンデンサと、前記第3の共振コンデンサの他端に直列接続された第3の加熱コイルと、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルは互いに共有された他端を有し、3個の加熱コイルの中心点は前記共有された他端を中心とした同一の円周上に配置される構成を有し、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサと、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子から構成される第1のスイッチング素子群と、前記第3のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子から構成される第2のスイッチング素子群と、前記第5のスイッチング素子および前記第6のスイッチング素子から構成される第3のスイッチング素子群と、前記第1のスイッチング素子群および前記第2のスイッチング素子群、前記第3のスイッチング素子群から構成されるインバータ部と、前記被加熱物検知センサから発信される信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子、前記第4のスイッチング素子、前記第5のスイッチング素子、前記第6のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備え、前記制御手段により特定の個数の加熱コイルに同時に高周波電流を供給し、あらゆる大きさの被加熱物を加熱するとしたものである。
これによって、1個のインバータ部に対して、3個の加熱コイルが接続され、被加熱物検知センサからの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部のオン/オフを制御することにより、3個または2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能となる。
本発明の誘導加熱装置は、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することが可能である。また、3個の加熱コイルに高周波電流を供給する場合、被加熱物に供給する高周波磁束方向を回転させることができるため、大きな径を有する被加熱物を均一に加熱することができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の要部概略回路図 本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の加熱コイル電流の波形図 本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の被加熱物の配置図 本発明の実施の形態1における誘導加熱装置の発光体の配置図 従来のIHコンロ装置の誘導加熱コイルの配設状態を示す図
第1の発明は、商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と
、前記整流手段の高電位側に一端を接続された第1の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの他端に一端を接続した第2の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の他端に直列接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端に直列接続された第4のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子に直列接続された第6のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第1の共振コンデンサと、前記第1の共振コンデンサの他端に直列接続された第1の加熱コイルと、前記第4のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第2の共振コンデンサと、前記第2の共振コンデンサの他端に直列接続された第2の加熱コイルと、前記第6のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3の共振コンデンサと、前記第3の共振コンデンサの他端に直列接続された第3の加熱コイルと、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルは互いに共有された他端を有し、3個の加熱コイルの中心点は前記共有された他端を中心とした同一の円周上に配置される構成を有し、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサと、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子から構成される第1のスイッチング素子群と、前記第3のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子から構成される第2のスイッチング素子群と、前記第5のスイッチング素子および前記第6のスイッチング素子から構成される第3のスイッチング素子群と、前記第1のスイッチング素子群および前記第2のスイッチング素子群、前記第3のスイッチング素子群から構成されるインバータ部と、前記被加熱物検知センサから発信される信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子、前記第4のスイッチング素子、前記第5のスイッチング素子、前記第6のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備え、前記制御手段により特定の個数の加熱コイルに同時に高周波電流を供給し、あらゆる大きさの被加熱物を加熱するとしたものである。
これによって、1個のインバータ部に対して、3個の加熱コイルが接続され、被加熱物検知センサからの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部のオン/オフを制御することにより、3個または2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能となり、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することが可能である。また、3個の加熱コイルに高周波電流を供給する場合、被加熱物に供給する高周波磁束方向を回転させることができるため、大きな径を有する被加熱物を均一に加熱することができる。
さらに、3個の加熱コイルに接続される1個のインバータ部を制御手段により制御することにより、誘導加熱装置の小型化が可能である。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、第1のスイッチング素子群および第2のスイッチング素子群、第3のスイッチング素子群をそれぞれ位相差120度ごとに駆動させ、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイル、第3の加熱コイルに供給される高周波電流がそれぞれ120度の位相差を有することにより、加熱コイルから被加熱物に供給される高周波磁束方向を回転させるべく制御することにより、加熱コイルから被加熱物に供給される高周波磁束方向が回転し、あらゆる大きさの鍋を均一に加熱することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイル、第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサにより、加熱コイル上面に置かれる被加熱体物の大きさを判定することにより、加熱コイル上面に置かれる被加熱物の大きさを容易に判定することができる。
第4の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、被加熱物検知センサが判定する被加熱物の大きさに応じて、加熱領域を複数の発光体により表示させることにより、使用者が容易に加熱領域を把握することができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、被加熱物を検知した被加熱物検知センサが配置される加熱コイルのみに高周波電流を供給するべく第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子、第5のスイッチング素子、第6のスイッチング素子のオン/オフを制御することにより、被加熱物の大きさに応じてインバータ部を制御するので、インバータ部を効率的に動作させることが可能となる。
第6の発明は、特に、第1または第2の発明の制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子、第5のスイッチング素子、第6のスイッチング素子のオン/オフを一定周波数において制御することにより、互いに隣接する加熱コイル間の干渉音を防止したことにより、静音が要求される一般家庭やオフィス、レストランにおいて快適に使用することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の要部概略回路図を示すものである。特に、複数個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することにより、あらゆる大きさの被加熱物を均一かつ効率的に加熱する誘導加熱装置の要部の概略回路図である。
図1において、商用電源1からの商用電圧を整流するダイオードブリッジからなる整流手段2の高電位出力側には第1の平滑コンデンサ3(電界コンデンサ)の高電位端子が接続され、第1の平滑コンデンサ3の低電位端子には仮想中性点0を介して第2の平滑コンデンサ4(電界コンデンサ)の高電位端子が接続され、整流手段2の低電位出力側には第2の平滑コンデンサ4の低電位端子が接続されている。
第1の平滑コンデンサ3の高電位端子には第1のスイッチング素子5の高電位端子(IGBTの場合はコレクタ、MOSFETの場合はドレイン)および第3のスイッチング素子7の高電位端子、第5のスイッチング素子9の高電位端子がそれぞれ接続され、第1のスイッチング素子5の低電位端子(IGBTの場合はエミッタ、MOSFETの場合はソース)および第3のスイッチング素子7の低電位端子、第5のスイッチング素子9の低電位端子には、第2のスイッチング素子6の高電位端子および第4のスイッチング素子8の高電位端子、第6のスイッチング素子10の高電位端子がそれぞれ接続されている。
第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7、第4のスイッチング素子8、第5のスイッチング素子9、第6のスイッチング素子10から構成されるインバータ部14側から見て第1の平滑コンデンサ3および第2の平滑コンデンサ4はインバータ部14電源の役割をなしている。
第2のスイッチング素子6の高電位端子および第4のスイッチング素子8の高電位端子、第6のスイッチング素子10の高電位端子には第1の共振コンデンサ16および第2の共振コンデンサ17、第3の共振コンデンサ18がそれぞれ接続され、第1の共振コンデンサ16および第2の共振コンデンサ17、第3の共振コンデンサ18の他端には、第1
の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21がそれぞれ接続され、第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21は他端を互いに共有している。
第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21の中心点にはそれぞれ被加熱物検知センサが配置されている。
制御手段15は、第1の被加熱物検知センサ22および第2の被加熱物検知センサ23、第3の被加熱物検知センサ24から発信される信号を受信し、第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7、第4のスイッチング素子8、第5のスイッチング素子9、第6のスイッチング素子10に駆動信号を出力している。
制御手段15から出力される駆動信号は、第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21に所定の出力が得られるように設定されている。
また第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7、第4のスイッチング素子8、第5のスイッチング素子9、第6のスイッチング素子10はそれぞれ逆導通ダイオードを内蔵している。
以上のように構成された誘導加熱装置について、以下その動作、作用を説明する。
まず、商用電源1が投入され、制御手段15が第1の被加熱物検知センサ22および第2の被加熱物検知センサ23、第3の被加熱物検知センサ24から発信される信号を受信すると、第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7、第4のスイッチング素子8、第5のスイッチング素子9、第6のスイッチング素子10に駆動信号が出力され、第1の平滑コンデンサ3および第2の平滑コンデンサ4をインバータ部14電源として、第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21に高周波電流が供給される。
第1のスイッチング素子群11および第2のスイッチング素子群12、第3のスイッチング素子群13を互いに位相差120度ごとに駆動させることにより、第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21に供給される高周波電流は互いに位相差120度となり、加熱コイルから被加熱物に供給される高周波磁束を回転させることが可能となる。
図2は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱装置の加熱コイルの電流の波形図を示すものである。
図2の(a)第1の加熱コイル19電流iu、(b)第2の加熱コイル20電流iv、(c)第3の加熱コイル21電流iwに示すように、第1の加熱コイル19および第2の加熱コイル20、第3の加熱コイル21に供給される高周波電流は互いに位相差120度となる。
図3は、本発明の第1の実施の形態における被加熱物の被加熱物の配置図を示しており、図3の(a)大径の被加熱物の配置例、(b)中径の被加熱物の配置例、(c)小径の被加熱物の配置例に示すように、大径から小径まであらゆる大きさの被加熱物を加熱することができる。
制御手段15は、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイル、第3の加熱コイルのそれ
ぞれの中心点に配置された第1の被加熱物検知センサ22、第2の被加熱物検知センサ23、第3の被加熱物検知センサ24により加熱コイル上面に置かれる被加熱体物の大きさを判定すると、1個のインバータ部14のオン/オフを制御することにより、3個または2個もしくは1個の加熱コイルのみに高周波電流を供給するべく第1のスイッチング素子5および第2のスイッチング素子6、第3のスイッチング素子7、第4のスイッチング素子8、第5のスイッチング素子9、第6のスイッチング素子10のオン/オフを制御する。
さらに、被加熱物の大きさに応じて、加熱領域を第1の発光体28、第2の発光体29、第3の発光体30を表示させる。
図4は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱の発光体の配置図を示しており、複数の発光体(第1の発光体28および第2の発光体29、第3の発光体30)により、あらゆる大きさの被加熱物の加熱領域を表示する。
また、制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子、第5のスイッチング素子、第6のスイッチング素子のオン/オフを一定周波数において制御することにより、互いに隣接する加熱コイル間の干渉音を防止する。
以上のように、本実施の形態においては、商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段の高電位側に一端を接続された第1の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの他端に一端を接続した第2の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の他端に直列接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端に直列接続された第4のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子に直列接続された第6のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第1の共振コンデンサと、前記第1の共振コンデンサの他端に直列接続された第1の加熱コイルと、前記第4のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第2の共振コンデンサと、前記第2の共振コンデンサの他端に直列接続された第2の加熱コイルと、前記第6のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3の共振コンデンサと、前記第3の共振コンデンサの他端に直列接続された第3の加熱コイルと、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルは互いに共有された他端を有し、3個の加熱コイルの中心点は前記共有された他端を中心とした同一の円周上に配置される構成を有し、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサと、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子から構成される第1のスイッチング素子群と、前記第3のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子から構成される第2のスイッチング素子群と、前記第5のスイッチング素子および前記第6のスイッチング素子から構成される第3のスイッチング素子群と、前記第1のスイッチング素子群および前記第2のスイッチング素子群、前記第3のスイッチング素子群から構成されるインバータ部と、前記被加熱物検知センサから発信される信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子、前記第4のスイッチング素子、前記第5のスイッチング素子、前記第6のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備え、前記制御手段により特定の個数の加熱コイルに同時に高周波電流を供給し、あらゆる大きさの被加熱物を加熱するとしたものである。
これによって、1個のインバータ部に対して、3個の加熱コイルが接続され、被加熱物検知センサからの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部のオン/オフを制御することにより、3個または2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能となり、あらゆる大きさの鍋を効率的に加熱することができる。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱装置は、1個のインバータ部に対して、3個の加熱コイルが接続される構成を有するため、インバータ部を制御することにより、被加熱物に供給される高周波磁束方向を回転させることができ、被加熱物の均一な加熱が可能となり、また、被加熱物検知センサからの信号を制御手段が受信し、制御手段が1個のインバータ部のオン/オフを制御することにより、3個または2個もしくは1個の加熱コイルに供給される高周波電流を制御することが可能であるため、あらゆる大きさの被加熱物に対応する誘導加熱装置に有効である。
1 商用電源
2 整流手段
3 第1の平滑コンデンサ
4 第2の平滑コンデンサ
5 第1のスイッチング素子
6 第2のスイッチング素子
7 第3のスイッチング素子
8 第4のスイッチング素子
9 第5のスイッチング素子
10 第6のスイッチング素子
11 第1のスイッチング素子群
12 第2のスイッチング素子群
13 第3のスイッチング素子群
14 インバータ部
15 制御手段
16 第1の共振コンデンサ
17 第2の共振コンデンサ
18 第3の共振コンデンサ
19 第1の加熱コイル
20 第2の加熱コイル
21 第3の加熱コイル
22 第1の被加熱物検知センサ
23 第2の被加熱物検知センサ
24 第3の被加熱物検知センサ

Claims (6)

  1. 商用電源と、前記商用電源に接続された交流電圧を整流する整流手段と、前記整流手段の高電位側に一端を接続された第1の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの他端に一端を接続した第2の平滑コンデンサと、前記第1の平滑コンデンサの高電位端子に一端を接続された第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の他端に直列接続された第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の他端に直列接続された第4のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第5のスイッチング素子と、前記第5のスイッチング素子に直列接続された第6のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第1の共振コンデンサと、前記第1の共振コンデンサの他端に直列接続された第1の加熱コイルと、前記第4のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第2の共振コンデンサと、前記第2の共振コンデンサの他端に直列接続された第2の加熱コイルと、前記第6のスイッチング素子の高電位端子に一端を接続された第3の共振コンデンサと、前記第3の共振コンデンサの他端に直列接続された第3の加熱コイルと、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルは互いに共有された他端を有し、3個の加熱コイルの中心点は前記共有された他端を中心とした同一の円周上に配置される構成を有し、前記第1の加熱コイルおよび前記第2の加熱コイル、前記第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサと、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子から構成される第1のスイッチング素子群と、前記第3のスイッチング素子および前記第4のスイッチング素子から構成される第2のスイッチング素子群と、前記第5のスイッチング素子および前記第6のスイッチング素子から構成される第3のスイッチング素子群と、前記第1のスイッチング素子群および前記第2のスイッチング素子群、前記第3のスイッチング素子群から構成されるインバータ部と、前記被加熱物検知センサから発信される信号を受信し、前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチング素子、前記第3のスイッチング素子、前記第4のスイッチング素子、前記第5のスイッチング素子、前記第6のスイッチング素子のオン/オフを制御する制御手段を備え、前記制御手段により特定の個数の加熱コイルに同時に高周波電流を供給し、あらゆる大きさの被加熱物を加熱する誘導加熱装置。
  2. 制御手段は、第1のスイッチング素子群および第2のスイッチング素子群、第3のスイッチング素子群をそれぞれ位相差120度ごとに駆動させ、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイル、第3の加熱コイルに供給される高周波電流がそれぞれ120度の位相差を有することにより、加熱コイルから被加熱物に供給される高周波磁束方向を回転させる請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 制御手段は、第1の加熱コイルおよび第2の加熱コイル、第3の加熱コイルのそれぞれの中心点に配置された被加熱物検知センサにより、加熱コイル上面に置かれる被加熱体物の大きさを判定する請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
  4. 制御手段は、被加熱物検知センサが判定する被加熱物の大きさに応じて、加熱領域を複数の発光体により表示させる請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
  5. 制御手段は、被加熱物を検知した被加熱物検知センサが配置される加熱コイルのみに高周波電流を供給するべく第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチング素子、第4のスイッチング素子、第5のスイッチング素子、第6のスイッチング素子のオン/オフを制御する請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
  6. 制御手段は、第1のスイッチング素子および第2のスイッチング素子、第3のスイッチン
    グ素子、第4のスイッチング素子、第5のスイッチング素子、第6のスイッチング素子のオン/オフを一定周波数において制御することにより、互いに隣接する加熱コイル間の干渉音を防止した請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
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