JPH09233855A - ブリッジ型インバ−タ装置 - Google Patents

ブリッジ型インバ−タ装置

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JPH09233855A
JPH09233855A JP8067162A JP6716296A JPH09233855A JP H09233855 A JPH09233855 A JP H09233855A JP 8067162 A JP8067162 A JP 8067162A JP 6716296 A JP6716296 A JP 6716296A JP H09233855 A JPH09233855 A JP H09233855A
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capacitor
switch
auxiliary
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ装置のスイッチのスイッチング損
失を低減する。 【構成】 インバータ装置のスイッチ回路5aを、第1
及び第2の主スイッチTR1 、TR2 と、第1及び第2
の補助スイッチS1 、S2 と、第1〜第4のリアクトル
L1 〜L4 と、第1〜第4のコンデンサC1 〜C4 と、
第1〜第10のダイオードD1 〜D10で構成する。第1
及び第2の主スイッチTR1 、TR2 をZVS動作させ
る。第1及び第2の補助スイッチS1 、S2 をターンオ
ン時にZCS、ターンオフ時にZVS動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブリッジ型又はハーフ
ブリッジ型又は多相のインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】直流を
交流に変換するためのブリッジ型インバータのスイッチ
をオン・オフ動作させると、スイッチング損失が生じ
る。この種の問題を解決するために部分共振を使用して
スイッチをZCS(ゼロ電流スイッチング)又はZVS
(ゼロ電圧スイッチング)させることによってスイッチ
ング損失、サージ電圧、ノイズの軽減を図ることが提案
されている。しかし、主スイッチのみならず部分共振用
スイッチの損失の低減を確実且つ容易に達成することが
できるインバータ装置が要求されている。また、部分共
振回路の構成を簡単にすることが要求されている。
【0003】そこで本発明の目的は、上記要求に応える
ことができるブリッジ型インバータ装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に従う発明は、実施例を示す図面の符号を参
照して説明すると、直流電源の一端と他端との間に1個
又は複数個のスイッチ回路が接続され、前記スイッチ回
路によって負荷に第1の方向の電流とこれと反対の第2
の方向の電流を流すように構成されたブリッジ型又はハ
ーフブリッジ型又は多相ブリッジ型インバータ装置にお
いて、少なくとも1個の前記スイッチ回路が、前記直流
電源1の一端と他端との間に接続された第1及び第2の
主スイッチTR1 、TR2 の直列回路から成り、前記第
1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 の相互接続点が
負荷の一端に接続されている主変換回路と、前記第1及
び第2の主スイッチTR1 、TR2 に逆並列接続された
第1及び第2のダイオードD1 、D2 と、第1のリアク
トルL1 と第1の補助スイッチS1 との直列回路であっ
て、前記第1のリアクトルL1 が前記第1の補助スイッ
チS1 よりも前記電源1の一端側に配置され、前記第1
のリアクトルL1 と前記第1の補助スイッチS1 とが前
記電源1の一端と前記第1及び第2の主スイッチTR1
、TR2 の相互接続点との間に接続されている第1の
補助回路と、第2のリアクトルL2 と第2の補助スイッ
チS2 との直列回路であって、前記第2のリアクトルL
2 が前記第2の補助スイッチS2 よりも前記電源1の他
端側に配置され、前記第2のリアクトルL2 と前記第2
の補助スイッチS2 とが前記第1及び第2の主スイッチ
TR1 、TR2 の相互接続点と前記電源1の他端との間
に接続されている第2の補助回路と、その一端が前記第
1のリアクトルL1 と前記第1の補助スイッチS1との
相互接続点に接続された第1のコンデンサC1 と、その
一端が前記第2のリアクトルL2 と前記2の補助スイッ
チS2 との相互接続点に接続された第2のコンデンサC
2 と、前記第1のコンデンサC1 の他端と前記第1及び
第2の補助スイッチS1 、S2 の相互接続点との間に接
続された第3のダイオードD3 と、前記第1及び第2の
補助スイッチS1 、S2 の相互接続点と前記第2のコン
デンサC2 の他端との間に接続された第4のダイオード
と、前記第1のコンデンサC1と前記第1のリアクトル
L1 とが直列に接続されている回路に対して並列に接続
された第5のダイオードD5 と、前記第2のリアクトル
L2 と前記第2のコンデンサC2 とが直列に接続されて
いる回路に対して並列に接続された第6のダイオードD
6 と、その一端が前記第1及び第2の補助スイッチS1
、S2 の相互接続点に接続された第3のコンデンサC3
と、その一端が前記第1及び第2の補助スイッチS1
、S2 の相互接続点に接続された第4のコンデンサC4
と、前記第3のコンデンサC3 の他端にその一端が接
続された第3のリアクトルL3 と、前記第4のコンデン
サC4 の他端にその一端が接続された第4のリアクトル
L4 と、前記第3のリアクトルL3 の他端と前記第1の
コンデンサC1 の他端との間に接続された第7のダイオ
−ドD7 と、前記第2のコンデンサC2 の他端と前記第
4のリアクトルL4 の他端との間に接続された第8のダ
イオ−ドD8 と、前記第3のコンデンサC3 と前記第2
の補助スイッチS2 と前記第2のリアクトルL2 との直
列回路に対して並列に接続された第9のダイオ−ドD9
と、前記第4のコンデンサC4 と前記第1の補助スイッ
チS1 と前記第1のリアクトルL1 との直列回路に対し
て並列に接続された第10のダイオ−ドD10と、前記第
1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 をデッド・タイ
ムを有して所定の周期で交互にオン制御するための第1
及び第2の主制御パルスを発生し、前記第1の補助スイ
ッチS1 をオン制御するための第1の補助制御パルスを
少なくと前記第2の主制御パルスの後縁から前記第1の
主制御パルスの前縁までの期間の一部を含むように発生
し、前記第2の補助スイッチS2 をオン制御するための
第2の補助制御パルスを少なくとも前記第1の主制御パ
ルスの後縁から前記第2の主制御パルスの前縁までの期
間の一部を含み且つ前記第1の補助制御パルスとの間に
所定の時間間隙を有するように発生するスイッチ制御回
路とを具備していることを特徴とするインバータ装置に
係わるものである。なお、請求項2に示すように、第1
及び第2の主スイッチTR1 、TR2 に並列に第1及び
第2の補助共振用コンデンサCa 、Cb を接続すること
ができる。また、請求項3に示すように、請求項1の第
1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 を省き第1及び
第2の補助スイッチS1 、S2 を変換用スイッチとして
使用することができる。
【0005】
【発明の作用及び効果】請求項1、2の発明によれば、
第1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 のタ−ンオフ
及びオ−ンオン時、及び第1及び第2の補助スイッチS
1 、S2 のタ−ンオフ時はZVSとなり、また、第1及
び第2の補助スイッチS1 、S2 のタ−ンオフ時にZC
Sとなるので、スイッチング損失の低減、サージ電圧の
低減、ノイズの低減が図られる。また、中点電位を持た
ない単一電源で部分共振動作を得ることができ、電源の
構成が簡単になる。また、請求項2の発明によれば、第
1及び第2の補助共振用コンデンサCa 、Cb によって
共振回路にエネルギーを供給し、安定した共振動作を得
ることができる。また、請求項3の発明によれば、第1
及び第2のスイッチS1 、S2 のタ−ンオフにZVSと
なり、タ−ンオフ時はZCSとなるので、スイッチング
損失の低減、サ−ジ電圧の低減、ノイズの低減が図られ
る。また、中点電位を持たない単一電源で部分共振動作
を得ることができ、電源の構成が簡単になる。
【0006】
【第1の実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の
第1の実施例のブリッジ型インバータ装置を説明する。
このインバータ装置は図1に示すように、直流電源1の
直流電圧をブリッジ型インバータ回路によって交流に変
換して負荷2に供給するように構成されている。直流電
源1は整流回路又は電池から成り、負荷2は負荷接続端
子2a、2bに接続された例えば出力トランス3とここ
に接続された負荷回路4とから成る。
【0007】インバータ回路はハーフブリッジ構成の第
1及び第2のスイッチ回路5a、5bの組み合せから成
る。第1のスイッチ回路5aはブリッジ回路の第1のア
ームを構成するための第1及び第2の主スイッチTR1
、TR2 と第1及び第2のダイオードD1 、D2 を有
する他に、ZVS又はZCSを達成するために、第1及
び第2の補助スイッチS1 、S2 と、第1、第2、第3
及び第4のコンデンサC1 、C2 、C3 、C4 と、第
1、第2、第3及び第4のリアクトルL1 、L2 、L3
、L4 と、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第
9及び第10のダイオードD3 、D4 、D5 、D6 、D
7 、D8 、D9 、D10と、コンデンサ充電手段としての
第1及び第2の抵抗R1 、R2 とを有する。第2のスイ
ッチ回路5bはブリッジ回路の第2のアームを構成する
ために第3及び第4の主スイッチTR3、TR4 と、第
11及び第12のダイオードD11、D12を有する他に、
ZVS、ZCSを達成するために、第3及び第4の補助
スイッチS3 、S4 と、第5、第6、第7及び第8のコ
ンデンサC5 、C6 、C7 、C8 と、第5、第6、第7
及び第8のリアクトルL5 、L6 、L7 、L8 と、第1
3〜第20のダイオードD13〜D20とを有する。なお、
各スイッチTR1 〜TR4 及びS1 〜S4 はバイポ−ラ
トランジスタから成る。
【0008】主変換回路を形成するための第1及び第2
の主スイッチTR1 、TR2 の直列回路は電源1の一端
と他端との間に接続され、第1及び第2の主スイッチT
R1、TR2 の相互接続点は出力端子としての第1の負
荷接続端子2aに接続されている。第1及び第2のダイ
オードD1 、D2 は第1及び第2の主スイッチTR1、
TR2 に逆並列接続されている。第3及び第4の主スイ
ッチTR3 、TR4 の直列回路も電源1の一端と他端と
の間に接続され、第3及び第4の主スイッチTR3 、T
R4 の相互接続点が第2の負荷接続端子2bに接続され
ている。第11及び第12のダイオードD11、D12は第
3及び第4の主スイッチTR3 、TR4に逆並列接続さ
れている。なお、第1〜第4の主スイッチTR1 〜TR
4 をソースがサブストレートに接続された構造の絶縁ゲ
ート型(MOS型)電界効果トランジスタとし、ここに
内蔵されているダイオードを第1、第2、第11及び第
12のダイオードD1 、D2 、D11、D12とすることが
できる。
【0009】電源1の一端と前記第1及び第2の主スイ
ッチTR1 、TR2 の相互接続点との間に第1の補助ス
イッチS1 と第1のリアクトルL1 との直列回路から成
る第1の補助回路が接続されている。第1及び第2の主
スイッチTR1 、TR2 の相互接続点と電源1の他端と
の間には第2のリアクトルL2 と第2の補助スイッチS
2 との直列回路から成る第2の補助回路が接続されてい
る。第1のリアクトルL1 は第1の補助スイッチS1 よ
りも電源1の正端子側に配置され、第2のリアクトルL
2 は第2の補助スイッチS2 よりも電源1の負端子側に
配置されている。
【0010】第1のコンデンサC1 の一端は第1のリア
クトルL1 と第1の補助スイッチS1 との相互接続点に
接続され、第2のコンデンサC2 の一端は第2のリアク
トルL2 と第2の補助スイッチS2 との相互接続点に接
続されている。第3のダイオ−ドD3 は第1のコンデン
サC1 の他端と第1及び第2の補助スイッチS1 、S2
の相互接続点P1 との間に接続され、第4のダイオ−ド
D4 は接続点P1 と第2のコンデンサC2 の他端との間
に接続されている。即ち、第3及び第4のダイオ−ドD
3 、D4 は第1及び第2のコンデンサC1 、C2 を介し
て第1及び第2のスイッチS1 、S2 に並列に接続され
ている。
【0011】第5及び第6のダイオ−ドD5 、D6 は第
1及び第2のコンデンサC1 、C2を介して第1及び第
2のリアクトルL1 、L2 に対して並列に接続されてい
る。互いに同一容量の第3及び第4のコンデンサC3 、
C4 の一端は第1及び第2の補助スイッチS1 、S2 の
相互接続点P1 にそれぞれ接続されている。第3のコン
デンサC3 の他端は第3のリアクトルL3 と第7のダイ
オードD7 を介して第1のコンデンサC1 の他端に接続
され、第4のコンデンサC4 の他端は第4のリアクトル
L4 と第8のダイオードD8 を介して第2のコンデンサ
C2 の他端に接続されている。第9のダイオードD9 は
第2のリアクトルL2 の下側の端子と第3のコンデンサ
C3 の他端(上端)との間に接続されている。即ち、第
9のダイオードD9 は第3のコンデンサC3 と第2の補
助スイッチS2 と第2のリアクトルL2 との直列接続回
路に対して並列に接続されている。第10のダイオード
D10は第4のコンデンサC4 の他端(下端)と第1のリ
アクトルL1 の上側の端子との間に接続されている。即
ち、第10のダイオードD10は第1のリアクトルL1 と
第1の補助スイッチS1 と第4のコンデンサC4 との直
列接続回路に対して並列に接続されている。充電用抵抗
R1 、R2 は第9及び第10のダイオードD9 、D10に
並列に接続されている。なお、第3及び第4のコンデン
サC3 、C4 の容量は第1及び第2のコンデンサC1 、
C2 の容量と同一であってもよいし、異なっていてもよ
い。この実施例ではC3 、C4 はC1 、C2 より大きい
容量とされている。また、リアクトルL3 、L4 のイン
ダクタンス値はL1 、L2 と同一であってもよいし、異
なっていてもよい。この実施例ではL3 、L4 はL1、
L2 より小さい。
【0012】第2のスイッチ回路5bは第1のスイッチ
回路5aと実質的に同一の回路である。従って、第1及
び第2のスイッチ回路5a、5bの対応関係を次に示
し、第2のスイッチ回路5bの詳しい説明を省略する。
主スイッチTR3 、TR4 はTR1 、TR2 、補助スイ
ッチS3 、S4 はS1 、S2 、ダイオ−ドD11〜D20は
D1 〜D10、コンデンサC5 〜C8 はC1 〜C4 、リア
クトルL5 〜L8 はL1〜L4 、抵抗R3 、R4 はR1
、R2 にそれぞれ対応し、第2のスイッチ回路5bの
各回路素子の相互の接続は第1のスイッチ回路5aと同
一である。
【0013】図1では相互間の接続ラインの一部が図示
の都合で省略されているが、各スイッチTR1 〜TR4
、S1 〜S4 の制御端子(ベース)は制御回路6に接
続されている。制御回路6は図2に原理的に示すよう
に、第1、第2、第3及び第4の主制御パルス発生回路
7、8、9、10と、第1〜第4の補助制御パルス発生
回路11、12、13、14と、発振器15と、位相制
御回路16とを有する。第1及び第2の主制御パルス発
生回路7、8は発振器15に制御されて図3(A)、
(B)に示す第1及び第2の主制御パルスを一定の周期
で発生し、これを第1及び第2の主スイッチTR1 、T
R2 のベースに供給する。第3及び第4の主制御パルス
発生回路9、10は発振器15と位相制御回路16に制
御されて図3(C)、(D)に示す第3及び第4の主制
御パルスを発生し、これを第3及び第4の主スイッチT
R3 、TR4 のベースに供給する。第1及び第2の主制
御パルスと第3及び第4の主制御パルスとは相互間に位
相差を有している他は同一である。図3(A)、(B)
の第1及び第2の主制御パルスは相互に時間間隙(デッ
ド・タイム)Ta を有して交互に発生し、図3(C)、
(D)の第3及び第4の主制御パルスも時間間隙Ta を
有して交互に発生する。この時間間隙Ta は各コンデン
サC3 、C4 、C7 、C6 が充電された状態において補
助スイッチS1 、S2 、S3 、S4 がオンになり、共振
動作でC3 、C4 、C7 、C8 の電荷のほぼ全部が放出
されるまでに要する時間に設定されている。即ち、Ta
はC3 L2 又はC4 L1 の共振電流の波形の0度〜90
度区間以上に設定されている。
【0014】第1の補助制御パルス発生回路11は第2
の主制御パルス発生回路8に接続され、図3(E)に示
すように図3(B)の第2の主制御パルスの後縁時点又
はこれから一定時間後パルスを発生する。第1の補助ス
イッチS1 に供給する第1の補助制御パルスの幅は第2
の補助制御パルスとの間にデッドタイムを有し且つ少な
くとも第2の主制御パルスの後縁時点から第1の制御パ
ルスの前縁時点の間の一部を含むように決定される。第
2の補助制御パルス発生回路12は第1の主制御パルス
発生回路7に接続され、図3(F)に示すように図3
(A)の第1の主制御パルスの後縁時点又はこれから一
定時間後にパルスを発生する。第2の補助スイッチS2
に供給する第2の補助制御パルスの幅は第1の補助制御
パルスとの間にデッドタイムを有し且つ少なくとも第1
の主制御パルスの後縁時点から第2の主制御パルスの前
縁時点の間の一部を含むように決定される。第3及び第
4の補助制御パルス発生回路13、14は図2に示すよ
うに第4及び第3の主制御パルス発生回路10、9に接
続され、第1及び第2の補助制御パルスと第1及び第2
の主制御パルスとの関係と同様な関係が第4及び第3の
主制御パルスとの間に得られるように第3及び第4の補
助制御パルスが形成される。
【0015】
【動作】図1のインバータ回路の基本的動作は周知のイ
ンバータと同一である。即ち、図1及び図4の主スイッ
チTR1 、TR4 が同時にオンの期間に電源1と第1の
主スイッチTR1 と負荷2と第4の主スイッチTR4 と
から成る回路で第1の方向の電流が負荷2に流れ、第2
及び第3の主スイッチTR2 、TR3 が同時にオンの期
間に電源1と第3の主スイッチTR3 と負荷2と第2の
主スイッチTR2とから成る回路で負荷2に第2の方向
の電流が流れる。
【0016】次に、第1〜第4の主スイッチTR1 〜T
R4 のターンオン及びターンオフ期間における動作を説
明する。但し、図3のt1 〜t4 に示す第1の主スイッ
チTR1 のターンオフ及び第2の主スイッチTR2 のタ
ーンオンの期間の動作と、第2の主スイッチTR2 のタ
ーンオフ及び第1の主スイッチTR1 のターンオンの期
間の動作と、第3の主スイッチTR3 のターンオフ及び
第4の主スイッチTR4 のターンオフの期間の動作と、
第4の主スイッチTR4 のターンオフ及び第3の主スイ
ッチTR3 のターンオフの期間の動作とは実質的に同一
であるので、図3のt1 〜t4 期間の動作を図4を参照
して詳しく説明し、その他の期間の動作の説明を省略す
る。
【0017】
【コンデンサ充電動作】第1及び第2のコンデンサC1
、C2 は第1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 の
オフ期間にL1 −C1 −D3 −D4 −C2 −L2 の回路
で充電される。また、この実施例では、例えば第3及び
第8のコンデンサC3 、C8 を図1に示す方向に予め充
電することが必要になる。この充電を行うために、第
1、第4の主スイッチTR1 、TR4 をオンにする。こ
れにより、第1の主スイッチTR1 と第3のコンデンサ
C3 と第1の抵抗R1 の回路で充電電流が流れ、第3の
コンデンサC3 が電源電圧Vに充電される。また第4の
抵抗R4 と第8のコンデンサC8 と第4の主スイッチT
R4 の回路にも電流が流れ、第8のコンデンサC8が充
電される。勿論、上記とは逆に、第4、及び第7のコン
デンサC4 、C7 、を予め充電することもできる。第1
〜第4の主スイッチTR1 〜TR4 によるインバータ動
作が開始した後には、第3及び第4のコンデンサC3 、
C4 の共振における損失分が主スイッチTR1 〜TR4
を介して補給される。
【0018】
【ターンオフ、ターンオン動作】図4は負荷回路4を無
負荷とし、負荷2をトランスのみの遅れ負荷とした場合
における図3のt1 〜t4 区間及びこの近傍における図
1の各部の状態を示す。第1及び第2のコンデンサC1
、C2 が充電され、且つ第3のコンデンサC3 がほぼ
電源電圧Vに充電されているt1 時点で第1の主スイッ
チTR1 がオフになり、同時に第2の補助スイッチS2
がオンになると、第3のコンデンサC3 のエネルギー
が、第3のコンデンサC3 と第2の補助スイッチS2 と
第2のリアクトルL2 と第9のダイオードD9 とから成
る共振回路で放出され、第3のコンデンサC3 の電圧V
c3は図4(E)に示すように正弦波の90〜180度区
間の波形で低下する。この時第9のダイオードD9 がオ
ンであるので、第2の主スイッチTR2 の両端には第3
のコンデンサC3 の電圧Vc3が印加されることになり、
図4(H)に示すようにt1 〜t2 で第2の主スイッチ
TR2 の電圧Vtr2 がゼロに向って低下する。また、第
1の主スイッチTR1 の電圧Vtr1 は電源電圧Vから第
2の主スイッチTR2 の電圧Vtr2 を差し引いた値にな
り、図4(G)に示すようにゆっくりと立上る。t1 時
点で第2の補助スイッチS2 がオンになると、第2のコ
ンデンサC2 の放電回路として第2のコンデンサC2 と
第8のダイオードD8 と第4のリアクトルL4 と第4の
コンデンサC4 と第2の補助スイッチS2 とから成る回
路が形成され、第2のコンデンサC2 の電圧Vc2は図4
(K)に示すようにt2 でゼロになる。また、第4のコ
ンデンサC4 は図4(F)に示すように充電される。第
2のリアクトルL2 の電流IL2は図4(I)に示すよう
にt1 時点から正弦波の0〜90度区間の波形で流れ
る。t2 時点で第2のリアクトルL2 の電流IL2が正弦
波のほぼピーク値に達すると、この第2のリアクトルL
2 の電圧が0Vとなり、また第3のコンデンサC3 の電
圧Vc3もゼロになり、第2のダイオードD2 の逆バイア
スが解除され、第2のリアクトルL2 の蓄積エネルギー
の放出による電流IL2は第2のダイオードD2 に転流
し、第2のリアクトルL2 と第2のダイオードD2 と第
2の補助スイッチS2 との閉回路を循環電流として流れ
る。第2のダイオードD2 が順バイアスに転換する時点
t2 又はこの近傍又はこれよりも後に第2の主スイッチ
TR2 にオン制御信号を与えると、第2の主スイッチT
R2 のZVSが達成される。第2の主スイッチTR2 の
オン開始時点の好ましい範囲はt2 〜t3 である。第2
のコンデンサC2 の電圧Vc2がゼロになったt2 時点以
後において第2の補助スイッチS2 をオンのままにして
おくと、第2のリアクトルL2 と第2のダイオードD2
第2の補助スイッチS2 との閉回路を循環電流が流れ続
け、電力損失が生じる。そこで、第2の補助スイッチS
2 をt3 でオフにする。このt3 時点では第2のコンデ
ンサC2 の電圧Vc2及び図4(M)に示す第2の補助ス
イッチS2 の電圧Vs2はゼロであるので、第2の補助ス
イッチS2 はZVSとなる。第2の補助スイッチS2 が
t3 でオフになると、第2のリアクトルL2 に流れてい
た電流が第2のリアクトルL2と第6のダイオードD6
と第2のコンデンサC2 との閉回路に転流し、第2のコ
ンデンサC2 が充電され、この電圧Vc2が図4(K)に
示すように正弦波の0〜90度区間の波形で高くなり、
電源電圧Vになる。以上の動作でt4 時点で第3のコン
デンサC3 の電圧Vc3はゼロであり、第2及び第4のコ
ンデンサC2 、C4 の電圧Vc2、Vc4は電源電圧Vに充
電され、第1のコンデンサC1 の電圧は電源電圧Vに保
たれているので、次に第2の主スイッチTR2 をターン
オフし、第1の主スイッチTR1 をターンオンするため
の条件が整ったことになる。なお、第2の補助スイッチ
S2 を第1の主スイッチS1 のタ−ンオフ時点t1 より
も少し後でオンしても差支えない。
【0019】第2の主スイッチTR2 のターンオフ時に
は、これと同時に第1の補助スイッチS1 がオンにな
り、第4のコンデンサC4 と第10のダイオードD10と
第1のリアクトルL1 と第1の補助スイッチS1 との共
振回路が形成され、この回路で図4のt1 〜t2 区間に
相当する電流が流れる。また、第1のコンデンサC1 の
放電が第1のコンデンサC1 と第1の補助スイッチS1
と第3のコンデンサC3と第3のリアクトルL3 と第7
のダイオードD7 の閉回路で生じる。第1のリアクトル
L1 の電流がピークに達すると、この電圧がゼロにな
り、第1のダイオードD1 が順バイアスとなり、第1の
リアクトルL1 と第1の補助スイッチS1 と第1のダイ
オードD1 との回路が形成される。従って、第1及び第
2の主スイッチTR1 、TR2 と第1の補助スイッチS
1 のZVSが達成される。なお、第2のスイッチ回路5
bにおいても同様の動作が生じ、同様の作用効果が得ら
れる。
【0020】図4では無負荷として説明したが、負荷2
が抵抗とみなせる場合には、負荷2に印加される電圧に
対応した電流が第1〜第4の主スイッチTR1 〜TR4
を通って流れる。この時、主スイッチTR1 〜TR4 の
ストレージ電流が流れたとしても、ターンオフ時点で第
1〜第4の主スイッチTR1 〜TR4 の電圧が急に立上
らないので、電力損失は小さい。
【0021】本実施例は次の効果を有する。 (1) 主スイッチTR1 〜TR4 のタ−ンオン及びタ
−ンオフ時及び補助スイッチS1 〜S4 のタ−ンオフ時
はZVSとなり、補助スイッチS1 〜S4 のタ−ンオン
時はZCS(ゼロ電流スイッチ)となるので、スイッチ
ング損失の低減、サージ電圧の低減、ノイズの低減が図
られる。 (2) スナバ回路に実質的に損失が生じないので、効
率向上が達成される。 (3) 一定周波数のPWM制御が可能になり、電圧制
御を容易に行うことができる。 (4) 中点電位を持たない単一電源で部分共振動作を
得ることができ、構成が簡単になる。 (5) ダイオードD1 又はD2 を通ってリアクトルL
1 又はL2 の循環電流が流れる期間があるので、ターン
オン時点の自由度が高くなる。
【0022】
【第2の実施例】次に、図5を参照して本発明の第2の
実施例に係わるブリッジ型インバータ装置を説明する。
但し、図5及び後述する図6において図1と共通する部
分には同一の符号を付してその説明を省略する。図5の
インバータ回路は図1のインバータ回路に4つの補助共
振用コンデンサCa 、Cb 、Cc 、Cd を付加したもの
である。第1及び第2の補助共振用コンデンサCa 、C
b は第1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 に並列に
接続されている。また、コンデンサCc 、Cd は第3及
び第4の主スイッチTR3 、TR4 に並列に接続されて
いる。図5の回路において上記以外の構成は図1と同一
である。
【0023】図5の主スイッチTR1 〜TR4 及び補助
スイッチS1 〜S4 は図1のこれ等と同様に図3に示す
ように駆動される。従って、図5の回路のインバータの
基本動作は図1のそれと同一である。ところで、図1の
回路において、もし第3、第4、第7及び第8のコンデ
ンサC3 、C4 、C7 、C8 の電圧が不足して電源電圧
Vとならないと、ZVSが良好に達成されない。又第
3、第4、第7及び第8のコンデンサC3 、C4 、C7
、C8 が電源電圧Vまで完全に充電されたとしても、
スイッチ回路の配線のインダクタンスによってLdi/dt
による電圧がスイッチ間に発生してZVSとならない。
図5の第1及び第2の補助共振用コンデンサCa 〜Cd
は上述のような問題を解決するために設けられている。
【0024】第3のコンデンサC3 及び第2のコンデン
サC2 及び第2の補助共振用コンデンサCb が電源電圧
Vに充電され、コンデンサCa がゼロボルトの状態で第
1の主スイッチTR1 をオフにし、その後第2の補助ス
イッチS2 をオンにすると、第3のコンデンサC3 の放
電による共振電流及び第2のコンデンサC2 の放電によ
る共振電流が図1の回路と同様に流れる。これと同時に
第2の補助共振用コンデンサCb と第2の補助スイッチ
S2 と第2のリアクトルL2 とから成る回路にも共振が
生じる。これにより、第2の主スイッチTR2 の両端に
は第2の補助共振用コンデンサCb の電圧又はこれと同
一の第3のコンデンサC3 の電圧Vc3が印加されること
になり、第2の主スイッチTR2 の電圧Vtr2 がゼロに
向って低下する。また、第1の主スイッチTR1 の電圧
Vtr1 は電源電圧Vから第2の主スイッチTR2 の電圧
Vtr2 を差し引いた値になり、ゆっくりと立上る。図5
の回路で第2の補助共振用コンデンサCb から第2のリ
アクトルL2 にエネルギーを供給するので、共振回路の
エネルギー不足が補われる。この作用効果は第2の主ス
イッチTR2 のターンオフ、第1の主スイッチTR1 の
ターンオン時にも第1の補助共振用コンデンサCa に基
づいて得られる。なお、第1及び第2の補助共振用コン
デンサCa 、Cb は電源1の端子間に直接に接続されて
いるので、電源電圧Vまで確実に充電される。従って、
インバータの起動後に抵抗R1 〜R4を回路から切り離
すことができる。図5の回路において、コンデンサCa
〜Cd の補助共振以外の動作は図1の回路と同一である
ので、第1の実施例と同一の作用効果を有する。
【0025】
【第3の実施例】図6の第3の実施例のインバータ装置
は、図1の回路から第1〜第4の主スイッチTR1 〜T
R4 を除去した他は図1と同一に構成したものである。
なお、図6においてS1 、S2 、S3 、S4 で示すトラ
ンジスタからスイッチは、第1図で同一符号で示す補助
スイッチS1 〜S4 と同一位置に配置されているが、変
換用スイッチとして機能するものであるので、図6では
第1〜第4のスイッチと呼ぶことにする。図6の第1〜
第4のスイッチS1 〜S4 のベ−スには図3(A)〜
(D)に示す制御信号が供給される。第1〜第4のスイ
ッチS1 〜S4 のオン・オフによって負荷2に交流電力
を供給する動作は図1の第1〜第4の主スイッチTR1
〜TTR4 のオン・オフで負荷2に交流電力を供給する
動作と同一である。
【0026】図7は図6の第1のスイッチS1 のタ−ン
オフ、第2のスイッチS2 のタ−ンオフ時の各部の状態
を示す。今、図7のt1 の直前に示すように第2及び第
3のコンデンサC2 、C3 が図4と同様に電源電圧Vに
充電され、且つ第1のリアクトルL1 と第1のスイッチ
S1 と第1のダイオ−ドD1 の閉回路に循環電流が流れ
ている状態のt1 で第1のスイッチS1 をタ−ンオフす
ると、第1のリアクトルL1 の電流IL1は、第1のリア
クトルL1 と第1のコンデンサC1 と第5のダイオ−ド
D5 の閉回路に転流し、L1 C1 の共振電流が流れ、図
7(E)に示すように第1のリアクトルL1 の電流IL1
は正弦波90〜180の区間の波形で減少する。これに
より、第1のコンデンサC1 の電圧Vc1は図7(G)に
示すように正弦波の0〜90度の区間の波形で徐々に高
くなる。第1のスイッチS1 の電圧Vs1は図7(I)に
示すように図7(G)のコンデンサ電圧Vc1と実質的に
同一であり、t1 から正弦波で上昇するのでZVSが達
成される。
【0027】第2及び第3のコンデンサC2 、C3 が充
電されている図7のt2 時点で第2のスイッチS2 をオ
ンにすると、第3のコンデンサC3 のエネルギ−は、第
3のコンデンサC3 と第2のスイッチS2 と第2のリア
クトルL2 と第9のダイオ−ドD9 の閉回路で放出さ
れ、C3 L2 の共振電流IL2が図7(F)に示すように
流れる。また、C2 −D8 −L4 −C4 −S2 の閉回路
も形成される。この結果t2 〜t3 区間において、第3
のコンデンサC3 の電圧Vc3は図7(C)に示すように
低下、第4のコンデンサC4 の電圧Vc4は図7(D)に
示すように高くなり、第2のリアクトルL2 の電流IL2
は図7(F)に示すように正弦波で上昇し、第2のコン
デンサC2 の電圧Vc2は図7(H)に示すように低下
し、第4のリアクトルL4 の電流IL4は図7(K)に示
すように正弦波状に流れる。第2のスイッチS2 のタ−
ンオフ時にはこれを流れる電流が徐々に増大するので、
ZCSが達成される。なお、図7のt2 〜t3 区間の動
作は図4のt1 〜t2 区間の動作と実質的に同一であ
る。また第2のスイッチS2 ののタ−ンオフ時において
も図7と同様な動作が生じる。
【0028】上述から明らかなように図6のインバ−タ
装置によって図1のインバ−タ装置と同様な作用効果を
得ることができる。また、図6のインバ−タ装置は図1
よりもスイッチTR1 〜TR4 が無い分だけ回路構成が
簡略化されている。
【0029】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 各実施例における第1のスイッチ回路5aに相
当するものを3個又は多数個用意して3相又は多相結線
することによって3相又は多相ブリッジ型インバータ装
置を構成することができる。 (2) 主スイッチTR1 〜TR4 、補助スイッチS1
〜S4 を電界効果トランジスタ等の半導体スイッチにす
ることができる。また、これ等を逆並列のダイオード内
蔵素子とすることができる。 (3) 第1の実施例において、例えば第2の補助スイ
ッチS2 のオン開始時点を図4(D)で点線で示すよう
に第1の主スイッチTR1 のオフ転換時点よりも少し後
の時点又は前の時点にすることができる。この様にして
も第1及び第2の主スイッチTR1 、TR2 のターンオ
ン及びターンオフ時のZVS、第1及び第2の補助スイ
ッチS1 、S2 のターンオン時のZCS(ゼロ電流スイ
ッチ)、ターンオフ時のZVSが可能である。 (4) 各実施例において、充電抵抗R1 〜R4 を省
き、独立の充電回路で各コンデンサの初期充電を行うこ
とができる。また、充電抵抗R1 〜R4 をスイッチに置
き換えて選択的に充電電流を流すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のインバータ装置を示す回路図で
ある。
【図2】図1の制御回路を示すブロック図である。
【図3】図2の各部の波形図である。
【図4】図1の各部の波形図である。
【図5】第2の実施例のインバータ装置の回路図であ
る。
【図6】第3の実施例のインバータ装置の回路図であ
る。
【図7】図6の各部の波形図である。
【符号の説明】
TR1 〜TR4 主スイッチ S1 〜S4 補助スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源の一端と他端との間に1個又は
    複数個のスイッチ回路が接続され、前記スイッチ回路に
    よって負荷に第1の方向の電流とこれと反対の第2の方
    向の電流を流すように構成されたブリッジ型又はハーフ
    ブリッジ型又は多相ブリッジ型インバータ装置におい
    て、少なくとも1個の前記スイッチ回路が、 前記直流電源(1)の一端と他端との間に接続された第
    1及び第2の主スイッチ(TR1 、TR2 )の直列回路
    から成り、前記第1及び第2の主スイッチ(TR1 、T
    R2 )の相互接続点が負荷の一端に接続されている主変
    換回路と、 前記第1及び第2の主スイッチ(TR1 、TR2 )に逆
    並列接続された第1及び第2のダイオード(D1 、D2
    )と、 第1のリアクトル(L1 )と第1の補助スイッチ(S1
    )との直列回路であって、前記第1のリアクトル(L1
    )が前記第1の補助スイッチ(S1 )よりも前記電源
    (1)の一端側に配置され、前記第1のリアクトル(L
    1 )と前記第1の補助スイッチ(S1 )とが前記電源
    (1)の一端と前記第1及び第2の主スイッチ(TR1
    、TR2 )の相互接続点との間に接続されている第1
    の補助回路と、 第2のリアクトル(L2 )と第2の補助スイッチ(S2
    )との直列回路であって、前記第2のリアクトル(L2
    )が前記第2の補助スイッチ(S2 )よりも前記電源
    (1)の他端側に配置され、前記第2のリアクトル(L
    2 )と前記第2の補助スイッチ(S2 )とが前記第1及
    び第2の主スイッチ(TR1 、TR2 )の相互接続点と
    前記電源(1)の他端との間に接続されている第2の補
    助回路と、 その一端が前記第1のリアクトル(L1 )と前記第1の
    補助スイッチ(S1 )との相互接続点に接続された第1
    のコンデンサ(C1 )と、 その一端が前記第2のリアクトル(L2 )と前記2の補
    助スイッチ(S2)との相互接続点に接続された第2のコ
    ンデンサ(C2 )と、 前記第1のコンデンサ(C1 )の他端と前記第1及び第
    2の補助スイッチ(S1 、S2 )の相互接続点との間に
    接続された第3のダイオード(D3 )と、 前記第1及び第2の補助スイッチ(S1 、S2 )の相互
    接続点と前記第2のコンデンサ(C2 )の他端との間に
    接続された第4のダイオード(D4 )と、 前記第1のコンデンサ(C1 )と前記第1のリアクトル
    (L1 )とが直列に接続されている回路に対して並列に
    接続された第5のダイオード(D5 )と、 前記第2のリアクトル(L2 )と前記第2のコンデンサ
    (C2 )とが直列に接続されている回路に対して並列に
    接続された第6のダイオード(D6 )と、 その一端が前記第1及び第2の補助スイッチ(S1 、S
    2 )の相互接続点に接続された第3のコンデンサ(C3
    )と、 その一端が前記第1及び第2の補助スイッチ(S1 、S
    2 )の相互接続点に接続された第4のコンデンサ(C4
    )と、 前記第3のコンデンサ(C3 )の他端にその一端が接続
    された第3のリアクトル(L3 )と、 前記第4のコンデンサ(C4 )の他端にその一端が接続
    された第4のリアクトル(L4 )と、 前記第3のリアクトル(L3 )の他端と前記第1のコン
    デンサ(C1 )の他端との間に接続された第7のダイオ
    −ド(D7 )と、 前記第2のコンデンサ(C2 )の他端と前記第4のリア
    クトル(L4 )の他端との間に接続された第8のダイオ
    −ド(D8 )と、 前記第3のコンデンサ(C3 )と前記第2の補助スイッ
    チ(S2 )と前記第2のリアクトル(L2 )との直列回
    路に対して並列に接続された第9のダイオ−ド(D9 )
    と、 前記第4のコンデンサ(C4 )と前記第1の補助スイッ
    チ(S1 )と前記第1のリアクトル(L1 )との直列回
    路に対して並列に接続された第10のダイオ−ド(D1
    0) と、 前記第1及び第2の主スイッチ(TR1 、TR2 )をデ
    ッド・タイムを有して所定の周期で交互にオン制御する
    ための第1及び第2の主制御パルスを発生し、前記第1
    の補助スイッチ(S1)をオン制御するための第1の補助
    制御パルスを少なくと前記第2の主制御パルスの後縁か
    ら前記第1の主制御パルスの前縁までの期間の一部を含
    むように発生し、前記第2の補助スイッチ(S2)をオン
    制御するための第2の補助制御パルスを少なくとも前記
    第1の主制御パルスの後縁から前記第2の主制御パルス
    の前縁までの期間の一部を含み且つ前記第1の補助制御
    パルスとの間に所定の時間間隙を有するように発生する
    スイッチ制御回路とを具備していることを特徴とするイ
    ンバータ装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記第1及び第2の主スイッチ
    (TR1 、TR2 )に並列に接続された第1及び第2の
    補助共振用コンデンサ(Ca 、Cb )を有していること
    を特徴とする請求項1に従うインバータ装置。
  3. 【請求項3】 直流電源の一端と他端との間に1個又は
    複数個のスイッチ回路が接続され、前記スイッチ回路に
    よって負荷に第1の方向の電流とこれと反対の第2の方
    向の電流を流すように構成されたブリッジ型又はハーフ
    ブリッジ型又は多相ブリッジ型インバータ装置におい
    て、少なくとも1個の前記スイッチ回路が、 第1のリアクトル(L1 )と第1のスイッチ(S1 )と
    の直列回路であって、前記第1のリアクトル(L1 )が
    前記第1のスイッチ(S1 )よりも前記電源(1)の一
    端側に配置され、前記第1のリアクトル(L1 )と前記
    第1のスイッチ(S1 )とが前記電源(1)の一端と前
    記負荷の一端との間に接続されている第1の回路と、 第2のリアクトル(L2 )と第2のスイッチ(S2 )と
    の直列回路であって、前記第2のリアクトル(L2 )が
    前記第2のスイッチ(S2 )よりも前記電源(1)の他
    端側に配置され、前記第2のリアクトル(L2 )と前記
    第2のスイッチ(S2 )とが前記負荷の一端と前記電源
    (1)の他端との間に接続されている第2の回路と、 前記第1及び第2の回路に対して並列接続された第1及
    び第2のダイオード(D1 、D2 )と、 その一端が前記第1のリアクトル(L1 )と前記第1の
    スイッチ(S1 )との相互接続点に接続された第1のコ
    ンデンサ(C1 )と、 その一端が前記第2のリアクトル(L2 )と前記2のス
    イッチ(S2)との相互接続点に接続された第2のコンデ
    ンサ(C2 )と、 前記第1のコンデンサ(C1 )の他端と前記第1及び第
    2のスイッチ(S1 、S2 )の相互接続点との間に接続
    された第3のダイオード(D3 )と、 前記第1及び第2のスイッチ(S1 、S2 )の相互接続
    点と前記第2のコンデンサ(C2 )の他端との間に接続
    された第4のダイオード(D4 )と、 前記第1のコンデンサ(C1 )と前記第1のリアクトル
    (L1 )とが直列に接続されている回路に対して並列に
    接続された第5のダイオード(D5 )と、 前記第2のリアクトル(L2 )と前記第2のコンデンサ
    (C2 )とが直列に接続されている回路に対して並列に
    接続された第6のダイオード(D6 )と、 その一端が前記第1及び第2のスイッチ(S1 、S2 )
    の相互接続点に接続された第3のコンデンサ(C3 )
    と、 その一端が前記第1及び第2のスイッチ(S1 、S2 )
    の相互接続点に接続された第4のコンデンサ(C4 )
    と、 前記第3のコンデンサ(C3 )の他端にその一端が接続
    された第3のリアクトル(L3 )と、 前記第4のコンデンサ(C4 )の他端にその一端が接続
    された第4のリアクトル(L4 )と、 前記第3のリアクトルの他端と前記第1のコンデンサ
    (C1 )の他端との間に接続された第7のダイオ−ド
    (D7 )と、 前記第2のコンデンサ(C2 )の他端と前記第4のリア
    クトル(L4 )の他端との間に接続された第8のダイオ
    −ド(D8 )と、 前記第3のコンデンサ(C3 )と前記第2のスイッチ
    (S2 )と前記第2のリアクトル(L2 )との直列回路
    に対して並列に接続された第9のダイオ−ド(D9 )
    と、 前記第4のコンデンサ(C4 )と前記第1のスイッチ
    (S1 )と前記第1のリアクトル(L1 )との直列回路
    に対して並列に接続された第10のダイオ−ド(D10)
    と、 前記第1及び第2のスイッチ(S1 、S2 )をデッド・
    タイムを有して所定の周期で交互にオン制御するスイッ
    チ制御回路とを具備していることを特徴とするインバー
    タ装置。
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