JP2010266980A - 処方オーダ管理プログラム,装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不要となった頓用薬剤の処方オーダ情報を無効化する。
【解決手段】 処方オーダ発行部11は,処方オーダ情報を発行し,処方オーダデータベース10に格納する。対応病名決定部13は,処方オーダ情報が頓用の薬剤のものであれば,ユーザが指定した対応病名を処方オーダデータベース10に記憶する。処方オーダ無効化部15は,カルテデータベース2に転帰入力処理があると,転帰入力処理されたカルテデータの患者IDと病名を含む転帰情報を得て,処方オーダデータベース2からこの患者IDと病名とに一致する処方オーダ情報を抽出し,抽出された処方オーダ終了の確認を促す。ユーザの確認後,この処方オーダ情報に無効を設定する。投薬指示表示処理部17は,所定の日時に,有効な処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示装置4に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,患者の治療目的で発行される処方オーダ情報の管理処理技術に関する。
近年,患者の傷病およびその治療に関する情報は,電子カルテ装置やカルテデータ管理システムにおいてカルテデータベースに保存される。
診察時に,患者から得た「熱がある」「咳がでる」等の訴え(主訴),病名,所見等の情報が医師等であるユーザによって入力され,これらの入力情報をもとにカルテデータが作成・保存される。さらに,必要な検査内容を示す検査オーダ,処置内容を示す処置オーダ,投薬の内容を示す処方オーダなどの情報が必要に応じて入力され,種々のオーダ情報が作成される。
薬物治療の場合には,ユーザが患者に対する処方オーダを発行すると,この情報が処方オーダデータベースに格納される。そして,処方オーダデータベースを参照して,その日に各患者が服用する薬剤,投薬条件等の情報を示す投薬指示を病棟の端末に表示させて,看護師が,表示された投薬指示にもとづいて各患者に薬剤を投与している。
従来,ユーザが処方オーダを入力する際に指定した投与量と開始タイミングから,終了タイミングを自動的に計算して,この終了タイミングを看護師が参照する画面に表示させる処理がある。
なお,本明細書において,患者や妊産婦など,電子カルテ装置や電子カルテシステムによってカルテデータが作成される受診者を総称して説明の便宜上「患者」というものとする。
特開2006−155071号公報
薬物治療における薬剤投与の種類として,定期投与と頓用とがある。頓用とは,治療に必要な薬剤を継続的に服用するのではなく,1回の服用量で患者の主訴を軽減または消失させる等の目的で,鎮痛剤,解熱剤,催眠剤,鎮咳剤等の薬剤を,必要に応じて服用するように指示するものである。
したがって,頓用を投与条件として指示される薬剤に関する処方オーダでは,処方オーダによる投与指示の有効期間は,開始日と終了日による期間ではなく,投与回数で決定される。そのため処方オーダの発行時に,投与指示の有効期間の終了タイミングを決定することができない。そのため,頓用される薬剤の処方オーダは,終了タイミングを設定しなかったり,長期間有効となるように便宜的な終了日を設定したりして,発行されていた。
そのため,患者の治癒や退院によって実際に処方オーダが不要になった後でも,ユーザが該当する処方オーダを削除しない限り,長期間にわたって投薬指示が有効な状態で維持されてしまうという問題があった。
そのため,病棟の端末で投薬指示が表示されるような場合には,必要な投薬指示と不要となった投薬指示が混在して表示される状況が生じ,本来必要な投薬指示が視認しづらくなるという問題があった。
本願発明の目的は,頓用が指示される薬剤に関する処方オーダの削除タイミングを提示して,不要な処方オーダにもとづく投薬指示を無効化できる処方オーダ管理装置を実現することである。
本願において開示される処方オーダ管理プログラムは,コンピュータを,ユーザによって入力された,患者の識別情報,薬剤の識別情報,投与条件,投薬指示の期間を含む処方オーダ情報を受け付けて,処方オーダ情報を記憶する処方オーダ情報記憶部に記憶させる処方オーダ発行部と,処方オーダ情報が頓用される薬剤に関する情報であった場合に,その処方オーダ情報に対応する病名の指定を受け付けて,指定された病名を処方オーダ情報に対応付けて処方オーダ情報記憶部に記憶させる対応病名決定部と,患者の識別情報と病名と病名に対する転帰情報を受け付けて,処方オーダ情報記憶部から,その転帰情報の患者の識別情報と病名と一致する処方オーダ情報を抽出し,抽出した処方オーダ情報を無効に設定する処方オーダ無効化部と,所定の日時ごとに,処方オーダ情報記憶部を参照して,所定の日時を投薬指示の期間に含みかつ無効が設定されていない処方オーダ情報を抽出して,抽出された処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示する投薬指示表示処理部とを備える処方オーダ管理装置として機能させるためのプログラムである。
上記したプログラムによりコンピュータ上に実現される処方オーダ管理装置は,頓用される薬剤に関する処方オーダ情報が発行されていた患者の病気に対する転帰情報を受け付けて,該当する処方オーダ情報を無効に設定することによって,投薬指示を表示する処理において,有効な投薬指示だけを表示することができる。よって,看護師等は,病棟の端末に表示された投薬の要不要を判断する必要がなくなり,確実な投薬作業を支援することができる。
本発明の一実施例における処方オーダ管理装置の構成例を示す図である。 本発明の一実施例における処方オーダ情報の例を示す図である。 本発明の一実施例におけるカルテデータの例を示す図である。 本発明の一実施例における処方オーダ発行処理の処理フローを示す図である。 本発明の一実施例における処方オーダ入力画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における対応病名入力画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における処方オーダ無効化処理の処理フロー図である。 本発明の一実施例における対応オーダ終了画面の例を示す図である。 本発明の一実施例における処方オーダ無効化処理がなされた処方オーダ情報の例を示す図である。 転帰入力処理の転帰入力画面の例を示す図である。 転帰入力処理がなされたカルテデータの例を示す図である。 本発明の一実施例における投薬指示表示処理の処理フロー図である。 本発明の一実施例における投薬指示画面の例を示す図である。 従来の処方オーダ情報の管理処理により表示される投薬指示画面の例を示す図である。
図1は,本発明の一実施例における処方オーダ管理装置の構成例を示す図である。
処方オーダ管理装置1は,処方オーダ管理プログラムが,コンピュータにインストールされメモリに展開されて,演算処理部によって実行されることによって実現される。
処方オーダ管理装置1は,処方オーダ情報記憶部(処方オーダデータベース)10,処方オーダ発行部11,対応病名決定部13,処方オーダ無効化部15,投薬指示表示処理部17を備える。
また,処方オーダ管理装置1は,患者のカルテデータが記憶されたカルテデータ記憶部(カルテデータベース)2,ユーザの指示,データ等を入力する入力装置3,情報を表示する表示装置4と接続する。
処方オーダ情報記憶部10は,薬物治療の処方をオーダするために,ユーザによって入力された処方オーダ情報を記憶するデータベースである。
図2は,本発明の一実施例における処方オーダ情報の例を示す図である。
処方オーダ情報は,患者を識別する情報である患者ID,頓用処方,定期投与(定期注射等)を含む処方オーダの種類を示す情報であるオーダ種別,オーダを識別する情報であるオーダ番号,投与される薬剤を特定する情報である薬剤コード,投薬指示の有効期間の始期を示す開始日,投薬指示の有効期間の終期を示す終了日,投与の条件を示す情報である投与条件,対応する病名を特定する情報である対応病名等を含む。
図2に示す処方オーダ情報は,「患者ID:1111」の患者の「病名A」に対する薬物治療として,「発熱時」を投与条件として,薬剤「I001」を「頓用処方」で投与するという処方オーダ(オーダ番号:xxx)と,同一患者の「病名B」に対する薬物治療として,「毎日13:00」を投与条件として,薬剤「H001」を「定期注射」で投与するという処方オーダ(オーダ番号:yyy)であることを示す。
図2に示すように,定期投薬である処方オーダ(yyy)は,開始日と終了日とが設定される。これに対し,頓用である処方オーダ(xxx)は,終了日に具体的月日が設定されない。
処方オーダ発行部11は,ユーザによって入力装置3から入力された処方オーダ情報を受け付けて,処方オーダ情報記憶部10に格納する。
対応病名決定部13は,処方オーダ発行部11が格納した処方オーダ情報の投与の種別が「頓用」を示すものであった場合に,この処方オーダ情報に対応する病名の指定を受け付けて,指定された病名を処方オーダ情報に対応付けて処方オーダ情報記憶部10に記憶させる。
病名の指定の受け付けは,入力装置3からユーザが入力操作または選択操作を行って入力した病名を取得すること,または,カルテデータベース2に記憶されている該当する患者のカルテデータから病名を抽出することによって行われる。
図3は,本発明の一実施例におけるカルテデータの例を示す図である。
カルテデータは,患者を識別する情報である患者ID,傷病を特定する情報である病名,治療の結果または見通しを示す情報である転帰,病名に対応する処方オーダの識別情報である処方オーダ番号等を含む。
カルテデータの転帰は,患者が傷病について治療中の場合にはデータは設定されず,治療が終了または中断された場合に,「治癒,死亡,中止,転医,軽快等」のデータが設定される。
図3に示すカルテデータは,「患者ID:1111」の患者が,「病名A」と「病名B」とを治療中であり,「患者ID:2222」の患者が,「病名C」を治療中であることを示す。
処方オーダ無効化部15は,患者IDと病名とを含む転帰情報を受け付けて,処方オーダ情報記憶部10に記憶された,転帰情報の患者IDと病名とが一致する処方オーダ情報の有効期間を無効に設定する。
転帰情報の受け付けは,カルテデータ記憶部2に記憶されているカルテデータに対する転帰入力処理の検出を契機に,検出されたカルテデータの患者IDと病名を含む転帰情報の取得によって行われる。
処方オーダ無効化部15は,カルテデータ記憶部2のカルテデータの転帰にデータが入力されたカルテデータを検出して,検出したカルテデータの患者IDと病名とを含む転帰情報を取得する。また,処方オーダ無効化部15は,検出したカルテデータの対応オーダ番号を含む転帰情報を取得してもよい。
そして,処方オーダ無効化部15は,取得した患者IDと病名との組,または対応オーダ番号と一致する処方オーダ情報が処方オーダ情報記憶部10にあるかを調べ,一致する処方オーダ情報があれば,この処方オーダ情報の無効化をユーザに確認して,処方オーダ情報を無効化する。具体的には,処方オーダ無効化部15は,該当する処方オーダ情報の終了日に,ユーザが無効化を確認した日付情報(月日)を設定する。
この結果,この処方オーダ情報は,対応する病名に転帰が入力されたことを確認月日以降に投薬指示が表示される場合に,終了日に確認月日が設定されて投薬指示の有効期間が経過した状態となり,有効な処方オーダ情報と判定されず,投薬指示の対象とならない。
投薬指示表示処理部17は,所定の日時ごとに,処方オーダ情報記憶部10を参照して,所定の日時が有効期間内となる処方オーダ情報を抽出し,抽出された処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示装置4に表示する。
カルテデータ記憶部2は,各患者の傷病および治療の情報を記録したカルテデータを記憶するデータベースである。カルテデータベース2は,既存のカルテデータシステム,レセプト管理システム等(図1に図示せず)と接続することができる。
以下,本発明の一実施例における処方オーダ管理装置1の処理動作を説明する。
図4は,処方オーダ発行処理の処理フローを示す図である。
処方オーダ発行部11は,処方オーダの発行要求を受けて,処方オーダ入力画面100を表示装置4に表示させて,処方オーダ情報の入力を受け付ける(ステップS1)。
図5は,処方オーダ入力画面100の例を示す図である。
処方オーダ入力画面100は,薬物治療に使用される「使用薬剤」,使用薬剤の使用方法を示す「用法」,投与回数を示す「回数」,治療の開始日を示す「開始日」,治療の終了日を示す「終了日」,任意のコメントを入力する「フリーコメント」の各入力欄を備える。
処方オーダ発行部11は,ユーザが処方オーダ入力画面100上で各入力欄にデータを入力すると,入力されたデータを受け付け,処方オーダ情報として処方オーダ情報記憶部10に格納する(ステップS2)。
処方オーダ発行部11は,処方オーダ入力画面100の「用法」に“頓用”または頓用を示す特定の語句が入力されている場合に,この入力データにもとづく処方オーダの種別を「頓用処方」と特定する。
対応病名決定部13は,処方オーダ情報記憶部10に追加された処方オーダ情報の「オーダ種別」が「頓用処方」であると,対応病名入力画面110を表示装置4に表示させて,対応病名の入力を受け付ける(ステップS3)。
対応病名決定部13は,対応オーダ情報の患者ID(1111)を用いてカルテデータベース2を参照して,該当する患者のカルテデータから病名を全て取得し,対応病名入力画面110を生成する。
図6は,対応病名入力画面110の例を示す図である。
対応病名入力画面110は,患者が治療中である1または複数の病名と,その病名を選択する選択欄とを備える。
対応病名決定部13は,ユーザが対応病名入力画面110で病名(病名A)を選択すると,選択された病名(病名A)を,該当する患者の処方オーダ情報の「対応病名」に格納する(ステップS4)。さらに,対応病名決定部13は,対応病名を格納した対応オーダ情報のオーダ番号(xxx)を,カルテデータベース2の該当する患者のカルテデータの該当する病名のレコードの「対応オーダ番号」に格納する(ステップS5)。
図7は,処方オーダ無効化処理の処理フロー図である。
カルテデータベース2のカルテデータに対して転帰入力処理が行われる(ステップS11)。この転帰入力処理については後述する。
処方オーダ無効化部15は,カルテデータベース2への転帰入力処理によって,「転帰」にデータが格納されたカルテデータを抽出し,抽出したカルテデータの患者IDおよび病名に対応する処方オーダ情報が処方オーダデータベース10に存在するかを調べる(ステップS12)。
処方オーダ無効化部15は,転帰入力処理の対象となった患者IDおよび病名に対応する処方オーダ情報が処方オーダデータベース10に存在すれば(ステップS12のY),対応する処方オーダ情報をもとに,対応オーダ終了画面120を表示装置4に表示して,処方オーダ終了の設定について,ユーザの確認の入力を受け付ける(ステップS13)。
図8は,対応オーダ終了画面120の例を示す図である。
図8に示す処方オーダ終了画面120では,対応する処方オーダ情報の内容(オーダ番号,使用薬剤,開始日,投与条件等)の表示欄と,ユーザが処方オーダの終了を確認したことを示す確認チェック欄とを備える。
処方オーダ無効化部15は,対応オーダ終了画面120で確認チェック欄にチェックが入力されると,図9に示すように,対応する処方オーダ情報の終了日に,確認チェックが入力された日付情報(20090130)を設定する(ステップS14)。
処方オーダ無効化部15は,転帰入力の対象となった患者IDおよび病名に対応する処方オーダ情報が処方オーダデータベース10に存在しなければ(ステップS12のN),処理を終了する。
図10および図11は,カルテデータ記憶部2に対する転帰入力処理を説明するための図である。
カルテデータ記憶部2に対する転帰入力処理は,既存のカルテデータシステム等において,図10に示すような転帰入力画面200が表示され,表示された患者IDのカルテデータの病名に対する転帰の種別「治癒,死亡,中止,転医,軽快」等の各項目の選択欄から1つ選択され,選択されたデータがカルテデータの転帰に格納されることによって行われる。
図11は,図10に示す患者(1111)の傷病(病気A)についての転帰入力画面200において,転帰の種別「治癒」が選択された場合に,対応するカルテデータの転帰入力処理の結果として,カルテデータの転帰に「治癒」が格納された状態を示す図である。
図12は,投薬指示表示処理の処理フロー図である。
投薬指示表示処理部17は,所定の日時ごとに,処方オーダ情報記憶部10に記憶されている処方オーダ情報を検索して,開始日および終了日で定まる投薬指示の有効期間が,当該処理日を含む期間である処方オーダ情報を抽出する(ステップS21)。そして,投薬指示表示処理部17は,抽出した処方オーダ情報にもとづく投薬指示を含む投薬指示画面130を作成し,表示装置4に表示する(ステップS22)。
図13は,投薬指示画面130の例を示す図である。
患者(1111)の傷病(病気A)に対する転帰入力処理にもとづいて,処方オーダ無効化部15がオーダ番号「xxx」の処方オーダ情報に終了日(2009年1月30日)を設定したため,所定日(2月5日)に該当する処方オーダ情報は,オーダ番号「yyy」の処方オーダ情報のみとなる。
投薬指示表示処理部17は,図13に示す,オーダ番号「yyy」の処方オーダ情報にもとづく投薬指示のみを投薬指示画面130に表示する。
図14は,従来の処方オーダ情報の管理処理により表示される投薬指示画面140の例を示す図である。従来の処方オーダの管理処理によれば,ユーザが終了日を指定しない限り,オーダ番号「xxx」の処方オーダ情報は有効状態のままとなり,図14に示すように,投薬指示画面140に不要な投薬指示と必要な投薬指示とが表示される。その結果,看護師に,表示された投薬指示から,必要な投薬指示を探し出すという負担を強いるだけでなく,本来必要な投薬指示を見落とすという事故の誘因となる可能性がある。
これに対し,処方オーダ管理装置1の処理により表示される,図13の投薬指示画面130の場合には,看護師は,表示された投薬指示の全てを行うため,表示された投薬指示から,実際に必要な指示を探すという負担をなくし,見落とし事故の誘因を除去することができる。
以上の実施の形態において,処方オーダ管理装置1は,電子カルテシステムと別個のコンピュータにおいて実施されるものとして説明したが,処方オーダ管理装置1は,電子カルテシステムの一部に組み込まれて実施されてもよい。
なお,上記の処理機能は,コンピュータによって実現することができる。その場合,処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより,上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは,コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には,例えば,そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc),CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体が販売される。また,プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき,ネットワークを介して,サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは,例えば,可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを,自己の記憶装置に格納する。そして,コンピュータは,自己の記憶装置からプログラムを読み取り,プログラムに従った処理を実行する。なお,コンピュータは,可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り,そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また,コンピュータは,サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに,逐次,受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
1 処方オーダ管理装置
10 処方オーダ情報記憶部(処方オーダデータベース)
11 処方オーダ発行部
13 対応病名決定部
15 処方オーダ無効化部
17 投薬指示表示処理部
2 カルテデータ記憶部(カルテデータベース)
3 入力装置
4 表示装置

Claims (3)

  1. 処方オーダ情報を管理するために,コンピュータを,
    ユーザによって入力された,患者の識別情報,薬剤の識別情報,投与条件,投薬指示の期間を含む処方オーダ情報を受け付けて,処方オーダ情報を記憶する処方オーダ情報記憶部に記憶させる処方オーダ発行部と,
    前記処方オーダ情報が頓用される薬剤に関する情報であった場合に,前記処方オーダ情報に対応する病名の指定を受け付けて,指定された病名を前記処方オーダ情報に対応付けて前記処方オーダ情報記憶部に記憶させる対応病名決定部と,
    患者の識別情報と病名と病名に対する転帰情報を受け付けて,前記処方オーダ情報記憶部から,前記転帰情報の患者の識別情報と病名と一致する処方オーダ情報を抽出し,前記抽出した処方オーダ情報を無効に設定する処方オーダ無効化部と,
    所定の日時ごとに,前記処方オーダ情報記憶部を参照して,前記所定の日時を投薬指示の期間に含みかつ無効が設定されていない処方オーダ情報を抽出して,抽出された処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示する投薬指示表示処理部とを備える
    処方オーダ管理装置として機能させるための処方オーダ管理プログラム。
  2. 処方オーダを管理するための装置であって,
    ユーザによって入力された,患者の識別情報,薬剤の識別情報,投与条件,投薬指示の期間を含む処方オーダ情報を受け付けて,処方オーダ情報を記憶する処方オーダ情報記憶部に記憶させる処方オーダ発行部と,
    前記処方オーダ情報が頓用される薬剤に関する情報であった場合に,前記処方オーダ情報に対応する病名の指定を受け付けて,指定された病名を前記処方オーダ情報に対応付けて前記処方オーダ情報記憶部に記憶させる対応病名決定部と,
    患者の識別情報と病名と病名に対する転帰情報を受け付けて,前記処方オーダ情報記憶部から,前記転帰情報の患者の識別情報と病名と一致する処方オーダ情報を抽出し,前記抽出した処方オーダ情報に無効を設定する処方オーダ無効化部と,
    所定の日時ごとに,前記処方オーダ情報記憶部を参照して,前記所定の日時を投薬指示の期間に含みかつ無効が設定されていない処方オーダ情報を抽出して,抽出された処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示する投薬指示表示処理部とを備える
    ことを特徴とする処方オーダ管理装置。
  3. 処理装置が実行する処方オーダ管理方法であって,
    ユーザによって入力された,患者の識別情報,薬剤の識別情報,投与条件,投薬指示の期間を含む処方オーダ情報を受け付けて,処方オーダ情報を記憶する処方オーダ情報記憶部に記憶させる処理過程と,
    前記処方オーダ情報が頓用される薬剤に関する情報であった場合に,前記処方オーダ情報に対応する病名の指定を受け付けて,指定された病名を前記処方オーダ情報に対応付けて前記処方オーダ情報記憶部に記憶させる処理過程と,
    患者の識別情報と病名と病名に対する転帰情報を受け付けて,前記処方オーダ情報記憶部から,前記転帰情報の患者の識別情報と病名と一致する処方オーダ情報を抽出し,抽出した処方オーダ情報に無効を設定する処理過程と,
    所定の日時ごとに,前記処方オーダ情報記憶部を参照して,前記所定の日時を投薬指示の期間に含みかつ無効が設定されていない処方オーダ情報を抽出して,抽出された処方オーダ情報にもとづく投薬指示を表示する処理過程とを実行する
    処方オーダ管理方法。
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