JP2010266087A - ディスペンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、より確実に飲料冷却に必要な氷片の量を維持でき、飲料冷却の信頼性を向上できるディスペンサを提供することであることを目的とするものである。
【解決手段】本発明によるディスペンサは、外部に提供するための氷片が貯められる容器10の底部には傾斜部100が設けられており、この傾斜部100の下部には下側開口部102が設けられている。容器10の下方には、飲料を冷却するためのコールドプレート110を有するコールドプレート部11が配置されており、容器10に投入された氷片は、傾斜部100に沿って下側開口部102まで移動されるとともに、下側開口部102を通ってコールドプレート部11に移動される。
【選択図】図3

Description

本発明は、氷片及び飲料を提供するディスペンサに関するものである。
従来用いられていたこの種のディスペンサとしては、例えば特許文献1等に示されているディスペンサが挙げられる。すなわち、従来装置では、ケーシングの内部空間を上部氷庫と下部氷庫に仕切るための仕切板がケーシングの内部に設けられている。上部氷庫は、外部に提供するための氷片が貯められる部分である。下部氷庫は、コールドプレートを介して飲料を冷却するための氷片が貯められる部分である。仕切板の上部には開口部が設けられており、上部氷庫内の氷片が一定量を超えた場合、及び上部氷庫内のアジテータが駆動された場合に、氷片が開口部を通って下部氷庫に供給される。
特開平9−315493号公報
上記のような従来のディスペンサでは、上部氷庫内の氷片が一定量を超えた場合、及び上部氷庫内のアジテータが駆動された場合にしか、氷片が開口部を通って下部氷庫に供給されないので、ディスペンサの動作によっては、下部氷庫の氷片の量が飲料冷却に必要な量を下回ることがあり、飲料冷却の信頼性が低くなっている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、より確実に飲料冷却に必要な氷片の量を維持でき、飲料冷却の信頼性を向上できるディスペンサを提供することである。
本発明に係るディスペンサは、外部に提供するための氷片が貯められる上部氷庫と、前記上部氷庫の底部に設けられた傾斜部と、前記傾斜部に設けられた下側開口部と、前記上部氷庫の下方に配置された下部氷庫と、前記下部氷庫に設けられ、前記下部氷庫に貯められた氷片に接触されることにより飲料を冷却するコールドプレートとを備え、前記上部氷庫に投入された氷片が、前記傾斜部に沿って前記下側開口部まで移動されるとともに、前記下側開口部を通って前記下部氷庫に移動される。
また、前記上部氷庫の下部に接続され外部に氷片を放出するための放出口と、前記上部氷庫の下部に配置されるとともに外周に複数の羽根部が設けられ、回転駆動されることで前記上部氷庫の氷片を前記放出口に案内するホイールとをさらに備え、前記ホイールが前記下側開口部の開口面に対して傾斜して配置されており、前記羽根部が前記下側開口部に進入されている。
本発明のディスペンサによれば、上部氷庫に投入された氷片が、傾斜部に沿って開口部まで移動するとともに、開口部を通って下部氷庫に移動されるので、上部氷庫内の氷片の量やアジテータの動作に関係せずに下部氷庫に氷片を供給できる。これによって、より確実に飲料冷却に必要な氷片の量を維持でき、飲料冷却の信頼性を向上できる。
また、ホイールが開口部の開口面に対して傾斜して配置されており、羽根部が開口部に進入されているので、羽根部によりアイスブリッジを粉砕でき、飲料冷却の信頼性をさらに向上できる。
本発明の実施の形態1によるディスペンサを示す斜視図である。 図1のケーシングの内部の構造を示す斜視図である。 図1のディスペンサの断面図である。 図3のギヤモータの周辺を拡大して示す断面斜視図である。 図2のコールドプレート部を示す斜視図である。 図5のコールドプレート部の各構成の係合関係を示す斜視図である。 図2の放出口を示す斜視図である。 図7の放出口の断面図である。 図7のドア軸部とドア受部とを拡大して示す斜視図である。 図7とは異なる形態の放出口を示す斜視図である。 図10のシュートとロック体との関係を示す斜視図である。 図10のレバー体が後方に変位された状態を示す側面図である。 図12の放出口の断面図である。 図10とは異なる形態の放出口を示す斜視図である。 図10とは異なる別の形態の放出口を示す側面図である。 図15のロック体を示す斜視図である。 図7とは異なる形態のドア体を示す斜視図である。 図1のドリップトレイの背面側を示す斜視図である。 図18のドリップトレイを分解した状態を示す分解斜視図である。 図19のトレイ本体を下方から見た状態を示す斜視図である。 図20のドリップトレイの断面図である。 図21とは異なる形態のドリップトレイの断面図である。 図1の飲料バルブの断面図である。 図23の機械本体接続部を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるディスペンサを示す斜視図である。図において、ケーシング1の前部1aには、放出口2と複数の飲料バルブ3とが取付けられている。放出口2は氷片を放出するためのものであり、飲料バルブ3はシロップ(原液)と水又は炭酸水とが混合されて生成された飲料を注出するためのものである。これら放出口2及び飲料バルブ3の下方には、例えばカップから溢れる等した氷片及び飲料を受けるためのドリップトレイ4が配置されている。
次に、図2は、図1のケーシング1の内部の構造を示す斜視図である。図において、ケーシング1の内部には、容器10、コールドプレート部11、ホイール12、及びギヤモータ13が設けられている。容器10は、ケーシング1内の上部に配置されており、放出口2を通して外部に提供するための氷片が貯められる上部氷庫を形成している。この容器10は樹脂材料で一体的に形成されており、容器10の外周部には断熱のためのウレタン発泡が施される。コールドプレート部11は、容器10の下方に配置されて下部氷庫を形成する。このコールドプレート部11は、コールドプレート部11に貯められた氷片に接触されることにより飲料を冷却するコールドプレート110を有している。
ホイール12は、外周に複数の羽根部12aが放射状に設けられるとともに、上面に複数の突起部12bが設けられた部材である。このホイール12は、後に図示するように、容器10の下部に配置されるものであり、ギヤモータ13の駆動力によって回転駆動されることにより放出口2への氷片の案内、及び容器10内での氷片の撹拌を行うものである。すなわち、ホイール12は、氷片搬送部材とアジテータとを兼ねている。ギヤモータ13は、容器10とコールドプレート部11との間のモータ室14に配置される。モータ室14の下部には、ギヤモータ13での結露等を避けるためにモータカバー15が配置されている。
次に、図3は、図1のディスペンサの断面図である。図において、容器10の底部には、ケーシング1の前部1aから後部1bに向けて下方に傾斜された傾斜部100が設けられている。この傾斜部100には、上側開口部101と下側開口部102とが設けられている。上側開口部101は、傾斜部100の前部すなわち容器10の底部上側に配置されている。この上側開口部101には放出口2が接続されており、ホイール12の回転に応じて羽根部12aによって上側開口部101に案内された容器10内の氷片が、上側開口部101を通って放出口2に供給される。
下側開口部102は、傾斜部100の後部すなわち容器10の底部下側に配置されており、下側開口部102は、コールドプレート部11の内部に連通されている。図示しない製氷機構からの氷片は容器10に投入される。この投入された氷片は、自重によって傾斜部100に沿って下側開口部102まで移動されるとともに、下側開口部102を通ってコールドプレート部11に移動される。コールドプレート部11内に貯まった氷片は、コールドプレート110に接触されて飲料を冷却する。すなわち、容器10に投入された氷片はコールドプレート部11に優先的に貯められ、氷片でコールドプレート部11内が満杯になった後に容器10に氷片が貯まり始める。従って、容器10内の氷片の量やアジテータの動作に関係せずにコールドプレート部11に氷片を供給できる。これによって、より確実に飲料冷却に必要な氷片の量を維持でき、飲料冷却の信頼性を向上できる。
ここで、飲料の供給が長時間行われなかった場合、コールドプレート部11内の氷片が一体に固まって氷塊が形成されることがある。この場合、氷塊のコールドプレート110に接触されていた部分は飲料との熱交換により溶けるが、その上部が凍りついたまま空洞化し、いわゆるアイスブリッジが形成されてしまうことがある。アイスブリッジが形成されると、コールドプレート部11への氷片の移動が妨げられ、容器10内に氷片が貯まっているにも拘わらず、飲料が冷却されていないという状態が発生する。この実施の形態のディスペンサでは、この状態が発生することを回避するために、ホイール12が下側開口部102の開口面に対して傾斜して配置され、羽根部12aが下側開口部102に進入されている。これにより、ホイール12が回転駆動された際に、羽根部12aによってアイスブリッジに力を加えることができ、アイスブリッジを粉砕できる。従って、飲料冷却の信頼性をさらに向上できる。
次に、図4は、図3のギヤモータ13の周辺を拡大して示す断面斜視図である。図において、容器10の底部には、ギヤモータ13のシャフト13aが挿通されたシャフト穴103が設けられている。ここで、図2に示すように、コールドプレート部11のフロントライナ111には開口111aが設けられており、ギヤモータ13は、シャフト13aからホイール12が取り外された状態で、フロントライナ111の開口111aを通ってモータ室14に配置可能とされている。図4に戻り、シャフト穴103は、ギヤモータ13がモータ室14に配置されるとき及びモータ室14から取り出されるときに、シャフト13aと干渉しないようにケーシング1の奥行方向に沿って延在された長穴とされている。これにより、シャフト13aが一体に形成されたギヤモータ13を使用でき、部品コストを抑えることができる。
ここで、ホイール12の内側に氷片又は氷片が溶けた水が進入する場合があり、これら氷片又は水がシャフト穴103からモータ室14に進入することも考えられる。この実施の形態では、シャフト穴103の外周に輪状壁部103aが立設されている。すなわち、シャフト穴103は打出形状とされている。このように、シャフト穴103が打出形状とされることで、氷片及び水がモータ室14に進入する可能性を低くできるとともに、容器10の強度も向上できる。
なお、氷片又は水がモータ室14に進入する可能性をさらに低くするには、シャフト穴103とホイール12のシャフト接続部12cとの間の隙間を小さくすることが考えられる。図4に示すように、シャフト接続部12cの外形は、ホイール12の上面裏側から下方に向けて突出する先細り状の略円筒形状とされている。従って、図示はしないが、モータ室14への氷片及び水の進入を特に考慮する場合には、シャフト穴103の形状をシャフト接続部12cの外形に沿う丸穴としてもよい。この場合、ギヤモータ13としては、シャフト13aを取り外すことができるモータが使用される。
次に、図5は、図2のコールドプレート部11を示す斜視図である。図において、コールドプレート部11には、コールドプレート110と、フロントライナ111と、第1サイドライナ112と、第2サイドライナ113と、リアライナ114とが設けられている。コールドプレート110はアルミ鋳造品であり、各ライナ111〜114は樹脂成形部品である。各ライナ111〜114は、コールドプレート110を四方から取り囲むように配置されており、後述する構成により互いに係合されている。
次に、図6は、図5のコールドプレート部11の各構成の係合関係を示す斜視図であり、コールドプレート部11の斜め後方から第1サイドライナ112及びリアライナ114を見た状態を示している。図において、コールドプレート110の外周にはフランジ110aが設けられており、第1サイドライナ112及びリアライナ114の下部には、フランジ110aに被さるように係合された係合部115が設けられている。係合部115の形状は、コールドプレート110と面接触する形状とされており、断面略C字形状又は断面L字形状とされている。なお、図6では第1サイドライナ112及びリアライナ114のみを示しているが、フロントライナ111及び第2サイドライナ113の下部にも同様の係合部115が設けられている。
第1サイドライナ112及びリアライナ114には、互いに係合された第1及び第2引掛部116,117が設けられている。第1サイドライナ112に設けられた第1引掛部116は、第1サイドライナ112の板面112aから立設された壁部116aと、壁部116aの上端から上方に突出された突出部116bとを有している。リアライナ114に設けられた第2引掛部117は、第1サイドライナ112の板面112aと突出部116bとの間の隙間に挿通される板部材であり、この第2引掛部117には壁部116aの上端に係合される凹部117aが設けられている。リアライナ114は、第1及び第2引掛部116,117が互いに係合されることで、第1サイドライナ112と隙間無く接合されている。これら第1及び第2引掛部116,117は、例えばフロントライナ111及び第1サイドライナ112の接続位置(図5参照)等の他の接続位置にも設けられている。
図5に示すコールドプレート部11が形成される場合、まず、第1及び第2サイドライナ112,113のいずれか一方がコールドプレート110に取付けられる。この次に、前記一方に係合させながらフロントライナ111及びリアライナ114がコールドプレート110に取付けられて、これらフロントライナ111及びリアライナ114に係合させながら、第1及び第2サイドライナ112,113の他方がコールドプレート110に取付けられる。各ライナ111〜114がコールドプレート110に取付けられた後、各ライナ111〜114の外周にウレタン発泡が施される。このとき、各ライナ111〜114が隙間無く互いに接合されるともに、各ライナ111〜114がコールドプレート110と面接触されているので、ウレタン発泡が施される際にも漏れが発生する可能性を低くできる。なお、コールドプレート110がアルミ鋳造品であるため、外形寸法の精度が低く、各ライナ111〜114とコールドプレート110との面接触が期待できない箇所の存在も考えられるが、係合部115がフランジ110a及びコールドプレート110の前端に被さるように係合されているので、簡易な処置で漏れの発生を回避できる。すなわち、一般には発見された隙間にシリコンを充填する等の処置が行われているが、この実施の形態の構成では、各ライナ111〜114の下端に紙テープを貼る程度の簡易な処置で漏れを回避できる。なお、紙テープの代わりに、アルミ箔テープや発泡シール剤を使用してもよい。
次に、図7は図2の放出口2を示す斜視図であり、図8は図7の放出口2の断面図である。図7において、放出口2には、放出口本体20、シュート21、及びドア体22が設けられている。放出口本体20には、氷片23(図8参照)が通過される開口20aが設けられている。シュート21は、放出口本体20の前面に一体に設けられており、開口20aからの氷片23を案内するものである。ドア体22は、放出口本体20の開口20aを開閉するためのものである。ドア体22のドア軸部24は、シュート21の上部に設けられた円弧状のドア受部25によって軸支されている。
図8に示すように、ドア体22は、下端部22aが放出口本体20の端面に当接された際に、重心22bがドア軸部24よりも前方に(すなわち、ドア軸部24よりも放出口本体20から離れた位置に)位置するように、円弧状に形成されている。ドア体22には、鉛直線に沿うドア軸部24の下方に重心22bが位置しようとする回転モーメントが作用する。すなわち、ドア体22は、この回転モーメントの作用により、開口20aの閉状態を維持する。開口20aから氷片23が押し出されると、ドア体22は、氷片23に押されて開口20aを開く。このように構成することで、例えばソレノイドアクチュエータ等の駆動手段によりドア体22を開閉する必要性をなくすことができ、部品コストを低減できる。
次に、図9は、図7のドア軸部24とドア受部25とを拡大して示す斜視図である。図において、ドア受部25には、ドア軸部24を軸支するための受部本体25aと、受部本体25aの内側の空間を上方に延長する挿通路25bとが設けられている。挿通路25bは、シュート21の奥行方向21aに関して受部本体25aの内側の空間よりも狭くされている。ドア軸部24には、外周の一部が欠落された切欠部24aが設けられている。すなわち、ドア体22は、切欠部24aが挿通路25bに対応する角度でのみ、シュート21に対して着脱自在となる。このように構成することで、通常の使用状態でドア体22がシュート21から外れることを防止できつつ、例えば洗浄等のメンテナンス時に工具や他の部品を使用することなくドア体22をシュート21から容易に取り外すことができる。
次に、図10は、図7とは異なる形態の放出口2を示す斜視図である。図10に示すように、放出口2には、意図しない時に氷片23が送られたとしてもドア体22の閉状態を維持するためのロック機構200が追加されてもよい。ロック機構200には、ロック体210、一対のレバーアーム220、及びレバー体230が設けられている。ロック体210は、ドア体22に当接されるものであり、開方向へのドア体22の変位を規制するためのものである。図11に示すように、ロック体210のロック軸部211は、シュート21の上部に設けられたロック受部26によって軸支されている。ロック軸部211には、このロック軸部211の径方向に沿って延出されたロックアーム212が一体に設けられている。ロックアーム212には、レバーアーム220の上端220aが当接されている。レバーアーム220は、図示しない軸部によってシュート21に回動可能に取付けられている。レバーアーム220の下端にはレバー把持部220bが設けられており、レバー把持部220bにはレバー体230の上部が嵌入されている。
次に、図11は、図10のシュート21とロック体210との関係を示す斜視図である。図において、これらロック軸部211とロック受部26との関係は、図9で示したドア軸部24とドア受部25との関係と同じである。すなわち、ロック受部26には、ロック軸部211を軸支するための受部本体26aと、受部本体26aの内側の空間を上方に延長する挿通路26bとが設けられている。挿通路26bは、シュート21の奥行方向21aに関して受部本体26aの内側の空間よりも狭くされている。ロック軸部211には、外周の一部が欠落された切欠部211aが設けられている。すなわち、ロック体210は、切欠部211aが挿通路26bに対応する角度でのみ、シュート21に対して着脱自在とされている。
次に、図12は図10のレバー体230が後方に変位された状態を示す側面図であり、図13は図12の放出口2の断面図である。図12に示すように、例えばカップ等により押圧されてレバー体230が後方に変位されると、レバーアーム220の上端220aが前方に変位されて、ロックアーム212が起立される。このとき、図13に示すように、ロック体210がドア体22から離れるように回動されて、ロック機構200によるドア体22の変位の規制が解除される。このとき、開口20aから氷片23が押し出されると、図13に示すようにドア体22が戸開される。ロック機構200によるドア体22の変位の規制が解除された後に、例えばカップ等がレバー体230から離されると、ロック体210及びレバー体230が自重により初期位置に戻り、ドア体22の変位が改めて規制される。
次に、図14は、図10とは異なる形態の放出口2を示す斜視図である。図10〜図13では、カップ等をレバー体230に押し当てる構成を説明したが、レバー体230を無くして、プッシュボタン仕様にすることも可能である。すなわち、図14に示すように、レバーアーム220の下端にプッシュボタン231を取付けて、プッシュボタン231を指で押圧することにより、ロック機構200を操作できるようにしてもよい。
次に、図15は図10とは異なる別の形態の放出口2を示す側面図であり、図16は図15のロック体210を示す斜視図である。前述の図10では、レバーアーム220の上端220aがロックアーム212に当接される形態を示したが、この図15に示すように、レバーアーム220の上端220aがロックアーム212に係合されてもよい。図16に示すように、ロックアーム212には、長手方向212aに沿って延在された空洞部212bと、空洞部212bに連通された案内溝212cとが設けられている。図15に示すように、レバーアーム220の上端220aは球状に形成されており、案内溝212cに係合されている。レバーアーム220が前方に向けて回動されると、レバーアーム220の上端220aが案内溝212cに沿って空洞部212b内を移動されることで、ロックアーム212が起立されて、ロック機構200によるドア体22の変位の規制が解除される。このように構成することで、より確実にロック体210の動作をレバーアーム220の動作に連動させることができ、ロック機構200の動作の信頼性を向上できる。
次に、図17は、図7とは異なる形態のドア体22を示す斜視図である。図において、ドア体22には、重り27aを保持するための重保持部27が設けられている。図8で示したように、ドア体22は、氷片23に押圧されて戸開される。従って、ドア体22が軽ければ、小さな力でも大きく戸開されて、氷片23の放出量が多くなる。これに対して、ドア体22が重ければ、同じ大きさの力でも戸開される量が小さくなり、氷片23の放出量が少なくなる。すなわち、重り27aの重さを調整することで、氷片23の放出量を調整できる。これにより、利用される氷片23の形状及び大きさ(重さ)が異なる場合でも、単位時間当たりの放出量を一定量に調整でき、利便性を向上できる。
次に、図18は図1のドリップトレイ4の背面側を示す斜視図であり、図19は図18のドリップトレイ4を分解した状態を示す分解斜視図であり、図20は図19のトレイ本体を下方から見た状態を示す斜視図であり、図21は図20のドリップトレイ4の断面図である。図18及び図19に示すように、ドリップトレイ4には、トレイ本体40と、インシュレーション41とが設けられている。トレイ本体40は、氷片及び飲料を受ける部分であり、氷片が溶けた水及び飲料を排出管42から外部排水路(図示せず)に排出するためのものである。インシュレーション41は、トレイ本体40の下部に取付けられる部材であり、例えばウレタン樹脂やスチロール樹脂等の熱伝導率の低い材料を用いた成型品である。
図20に示すように、トレイ本体40は、容器形状の内装部400と、この内装部400の前方及び側方を囲む外装部401とが一体に成形されたものである。図21に示すように、内装部400と外装部401との間には空隙402が形成されており、この空隙402にインシュレーション41が挿入される。インシュレーション41の内面41aは内装部400の外面400aに密着されている。すなわち、インシュレーション41と内装部400とは、適切な締まり嵌め状態となり、インシュレーション41が落下しないような寸法関係とされている。このように構成することで、ドリップトレイ4を洗浄する場合にインシュレーション41を簡単に取り外すことができ、トレイ本体40のみを洗浄機で洗うことができる。これにより、ドリップトレイ4を洗浄機で洗浄する際にインシュレーション41に水分が吸収されることを防止でき、断熱性能の劣化を防止できる。
なお、図18〜図21では、インシュレーション41の背面及び底面が露出されている構成を示しているが、インシュレーション41の背面及び底面を覆うL字状の部材を取付けるようにしてもよい。また、トレイ本体40の外装部401を小さくして、箱状の外装部品を取付けることにより、インシュレーション41が露出されないように構成してもよい。
次に、図22は、図21とは異なる形態のドリップトレイ4の断面図である。図において、内装部400の内側には内トレイ404が配置されている。内トレイ404は、内装部400とは別体に設けられた容器形状の成形品であり、内装部400の壁面との間に内部空隙404aを形成している。内トレイ404の底部には、小穴又はスリットからなる複数の排出孔404bが設けられている。排出孔404bは、氷片を通過させず、かつ液体をスムーズに通過させることができる寸法とされている。このように構成することで、内装部400の壁面に氷片が直接触れることを防止できる。これにより、内装部400の壁面の温度低下を抑えることができ、内装部400の外面400aに結露が発生することを防止できる。
次に、図23は図1の飲料バルブ3の断面図であり、図24は図23の機械本体接続部30を示す斜視図である。図23に示すように、飲料バルブ3には、機械本体接続部30と、液体搬送部31と、減圧部32と、混合部33と、注出ノズル34とが設けられている。機械本体接続部30は、ディスペンサ本体に取付けられるものである。機械本体接続部30には、流入口300、止水弁301、及び吐出口302が設けられている。流入口300は、シロップ及び炭酸水(又は水)が個々に流入されるものであり、止水弁301はシロップ及び炭酸水の流入を制御するためのものである。吐出口302は、液体搬送部31の受口310に挿入されており、この吐出口302から液体搬送部31にシロップ及び炭酸水が吐出される。
液体搬送部31は、液体搬送部31からのシロップ及び炭酸水を減圧部32に搬送するためのものである。減圧部32で減圧されたシロップ及び炭酸水は、混合部33で混合されて、飲料として注出ノズル34から外部に注ぎ出される。
液体搬送部31には、この液体搬送部31をカバー36に固定するためのバルブ体37が螺着されたネジ孔311が設けられている。ネジ孔311は、受口310の内部まで連通されている。受口310の内部には、シロップ及び炭酸水に混入されて液体搬送部31まで流されてきたゴミを受けるための半球状のフィルタ35が設けられている。機械本体接続部30の吐出口302の先端部分には、図24に示すように、ネジ孔311に向けて延びるゴミ排出用溝302aが設けられている。すなわち、バルブ体37が開放されると、フィルタ35に貯まったゴミが、内部圧力によって、ゴミ排出用溝302a及びネジ孔311を通って外部に排出される。このように構成することで、フィルタ35の目詰まりをより確実に防止でき、飲料注出の信頼性を向上できる。
なお、フィルタ35に貯まったゴミは、液体搬送部31を取り外すとともに、この液体搬送部31の受口310からフィルタ35を取り外した上で、フィルタ35から除去してもよい。このように構成することで、ゴミ排出用溝302a等を不要とすることもできる。
2 放出口、 10 容器(上部氷庫)、 11 コールドプレート部(下部氷庫)、 12 ホイール、 12a 羽根部、 23 氷片、 100 傾斜部、 102 下側開口部、 110 コールドプレート。

Claims (2)

  1. 外部に提供するための氷片が貯められる上部氷庫と、
    前記上部氷庫の底部に設けられた傾斜部と、
    前記傾斜部に設けられた下側開口部と、
    前記上部氷庫の下方に配置された下部氷庫と、
    前記下部氷庫に設けられ、前記下部氷庫に貯められた氷片に接触されることにより飲料を冷却するコールドプレートと
    を備え、
    前記上部氷庫に投入された氷片が、前記傾斜部に沿って前記下側開口部まで移動されるとともに、前記下側開口部を通って前記下部氷庫に移動されることを特徴とするディスペンサ。
  2. 前記上部氷庫の下部に接続され外部に氷片を放出するための放出口と、
    前記上部氷庫の下部に配置されるとともに外周に複数の羽根部が設けられ、回転駆動されることで前記上部氷庫の氷片を前記放出口に案内するホイールと
    をさらに備え、
    前記ホイールが前記下側開口部の開口面に対して傾斜して配置されており、前記羽根部が前記下側開口部に進入されていることを特徴とする請求項1記載のディスペンサ。
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