JP7002419B2 - 飲料注出装置 - Google Patents

飲料注出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7002419B2
JP7002419B2 JP2018139089A JP2018139089A JP7002419B2 JP 7002419 B2 JP7002419 B2 JP 7002419B2 JP 2018139089 A JP2018139089 A JP 2018139089A JP 2018139089 A JP2018139089 A JP 2018139089A JP 7002419 B2 JP7002419 B2 JP 7002419B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
cooling water
beverage
front wall
water tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018139089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020015518A (ja
Inventor
智之 真田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2018139089A priority Critical patent/JP7002419B2/ja
Publication of JP2020015518A publication Critical patent/JP2020015518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7002419B2 publication Critical patent/JP7002419B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、ビール等の飲料を冷却して注出コックから注出する飲料注出装置に関する。
特許文献1にはビール等の飲料を冷却して注出コックから注出する飲料注出装置が開示されている。特許文献1の飲料注出装置は、ハウジングと、ハウジング内の前側に寄せて配置され、外周面に発泡材よりなる断熱材が設けられた冷却水槽と、ハウジングの前面に設けられて飲料冷却管により冷却された飲料を注出する注出コックとを備えている。この飲料注出装置では、注出コックはコック取付軸により飲料冷却管を接続した状態でハウジングの前面に取り付けられている。コック取付軸はハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁を貫通して配置される軸本体部と、ハウジングの前壁の前側にて軸本体部の外周に設けたフランジ部と、冷却水槽の前壁の後側に設けたねじ部とを備えている。軸本体部の前部のフランジ部をハウジングの前面に当接させた状態で軸本体部の後部のねじ部に締結ナットを締結させることで、ハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁とをフランジ部と締結ナットとの間に挟持した状態でコック取付軸は取り付けられている。
特開2015-034039号公報
特許文献1に記載の飲料注出装置においては、上述したように、軸本体部の前部のフランジ部をハウジングの前面に当接させた状態で冷却水槽の前壁の後側で軸本体部の後部のねじ部に締結ナットを締結することで、ハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁とをフランジ部と締結ナットとの間に挟持した状態でコック取付軸は取り付けられている。コック取付軸は操作レバーを傾動操作させて飲料を注出する注出コックを取り付けるためのものであるため、コック取付軸を強固にハウジングの前壁と冷却水槽の前壁とに取り付けなければならない。コック取付軸をハウジングの前壁と冷却水槽の前壁に取り付けるときに、コック取付軸の軸本体部の後部のねじ部に締結ナットを強く締め付けすぎると、軸本体部の前部のフランジ部が後側に引っ張られ、ハウジングの前壁がコック取付軸の周囲で変形するおそれがあった。従来の飲料注出装置では、ハウジングの前壁後面にはコック取付軸の周囲に金属プレートよりなる補強板を設け、ハウジングの前壁がコック取付軸の周囲で変形するのを防ぐようにすることもできる。しかし、ハウジングの前壁後面に補強板を設けると、飲料注出装置の製造コストが高くなっていた。本発明は、ハウジングの前壁と冷却水槽の前壁にコック取付軸を取り付けたときに、ハウジングの前面が変形しないようにすることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、ハウジングと、ハウジング内の前側に寄せて配置され、外周面に断熱材が設けられた冷却水槽と、冷却水槽内に配設されて飲料を冷却する飲料冷却管と、ハウジングの前面に設けられて飲料冷却管により冷却された飲料を注出する注出コックと、ハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁を貫通するように設けられ、飲料冷却管を接続した状態で注出コックをハウジングの前面に取り付けるためのコック取付軸とを備え、コック取付軸はハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁を貫通する軸本体部と、ハウジングの前壁の前側にて軸本体部の外周に設けたフランジ部と、冷却水槽の前壁の後側に設けたねじ部とを備え、コック取付軸はハウジングの前壁と断熱材を含めて冷却水槽の前壁を貫通して配置される軸本体部と、ハウジングの前壁の前側にて軸本体部の外周に設けたフランジ部と、冷却水槽の前壁の後側にて軸本体部の外周に設けたねじ部とを備え、フランジ部をハウジングの前面に当接させた状態でねじ部に締結ナットを締結することで、ハウジングの前壁と断熱材を含めた冷却水槽の前壁とをフランジ部と締結ナットとにより挟持した状態でコック取付軸を取り付けるようにした飲料注出装置であって、ハウジングの前壁と冷却水槽の前壁の間にはコック取付軸の周囲に補強用ボス部を備えたことを特徴とする飲料注出装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料注出装置においては、コック取付軸のフランジ部をハウジングの前面に当接させた状態でねじ部に締結ナットを締結したときに、ハウジングの前壁はコック取付軸のフランジ部が後側に引っ張られることで変形するおそれがあるが、ハウジングの前壁と冷却水槽の前壁の間にはコック取付軸の周囲に補強用ボス部を備えているので、ハウジングの前壁はコック取付軸の周囲で補強用ボス部によって後側への移動が妨げられ、ハウジングの前壁がコック取付軸の周囲で変形しないようになった。
上記のように構成した飲料注出装置においては、ハウジングの前壁と冷却水槽の前壁の間にはフランジ部の径方向の内側にて軸本体部の外側を覆う筒部が設けられ、補強用ボス部をフランジ部の径方向の外側に配置するのが好ましい。このようにしたときには、コック取付軸のフランジ部が締結ナットの締結によって後側のハウジングの前壁に引っ張られたときに、フランジ部は径方向の内側の筒部と外側の補強用ボス部との径方向の内外の両方で後側への移動が妨げられ、ハウジングの前壁がコック取付軸の周囲で変形するのをさらに防ぐことができた。
記のように構成した飲料注出装置においては、補強用ボス部を冷却水槽の前壁前面に一体的に形成するのが好ましい。このようにしたときには、部品点数を増やすことなく、ハウジングの前壁の変形をさらに防ぐことができるようになった。上記のように構成した飲料注出装置においては、補強用ボス部をコック取付軸を跨いだ両側に備えるのが好ましい。このようにしたときには、ハウジングの前壁はコック取付軸を跨いだ両側の補強用ボス部によって後側の移動が妨げられているので、ハウジングの前壁の変形をさらに防ぐことができるようになった。上記のように構成した飲料注出装置においては、補強用ボス部をコック取付軸の中心軸と同心円上の周方向に沿って複数個備えるようにしてもよい。
本発明の飲料注出装置の一実施形態である飲料ディスペンサを示す斜視図である。 図1の前後方向に沿った縦方向断面図である。 冷却水槽の斜視図である。 A-A線の一部拡大断面図である。
以下に、本発明による飲料注出装置の一実施形態である飲料ディスペンサを図面を参照して説明する。図1及び図2に示したように、本実施形態の飲料ディスペンサ10は、ハウジング11と、ハウジング11内の前側に寄せて配置され、外周面に断熱材21が設けられた冷却水槽20と、冷却水槽20内に配設されて飲料を冷却する飲料冷却管22と、ハウジング11の前面に設けられて飲料冷却管22により冷却された飲料を注出する注出コック50と、ハウジング11の前壁11bと断熱材21を含めた冷却水槽20の前壁20aを貫通するように設けられ、飲料冷却管22を接続した状態で注出コック50をハウジング11の前面に取り付けるためのコック取付軸40とを備えている。
図1及び図2に示したように、ハウジング11は略直方体形状をし、底壁を構成して冷却水槽20と冷凍装置30を載置するベース体11aと、ベース体11aの上側にて前側、後側、右側及び左側の各側壁を構成するフロントパネル11b、リアパネル11c及び右側と左側のサイドパネル11d,11eと、各パネル11b~11eにより形成される上面開口を覆うようにして天井壁を構成する蓋体11fとを備えている。ベース体11aには比較的強度の高いステンレス板が用いられ、各パネル11b~11e及び蓋体には樹脂製または金属製の薄い板材が用いられている。ハウジング11内の前半部には冷却水槽20が収容され、ハウジング11の後半部は冷却水槽20内の冷却水を冷却する冷凍装置30を収容する機械室12となっている。
図2に示したように、冷却水槽20は飲料を冷却するものであり、冷却水槽20内には飲料を冷却するための冷却水が貯えられている。冷却水槽20は上側が開口した略直方体形状をし、冷却水槽20の外周面には断熱材21が設けられている。断熱材21は発泡材を所定の厚みで冷却水槽20の外側を覆うようにしたものであり、断熱材21は冷却水槽20内の冷熱がハウジング11に伝わるのを抑制する機能を有している。断熱材21の外周面はフロントパネル11b、右側と左側のサイドパネル11d,11eの前半部と当接している。
図2に示したように、冷却水槽20内の前後左右の側壁内面には後述する冷凍装置30の蒸発管33が配設されており、蒸発管33は上下方向を螺旋の進行方向となるように螺旋状に配設されている。冷凍装置30は、冷却水槽20内の冷却水を冷却するものである。冷凍装置30は、冷媒を圧縮する圧縮機31と、圧縮した冷媒ガスを冷却する凝縮器32と、液化冷媒を膨張させるキャピラリチューブ(図示省略)と、冷却水槽20の内周面に螺旋状に巻回されて膨張させた液化冷媒を気化させて冷却水を冷却する蒸発管33とを備え、これらを連結して冷媒が循環する冷媒回路を構成している。冷凍装置30は、圧縮機31の作動によって冷媒回路の冷媒を循環させることにより、冷却水槽20内にて蒸発管33の周囲の冷却水を冷却し、蒸発管33の周囲に所定の厚みの氷を形成させている。
図2に示したように、冷却水槽20内には螺旋状の蒸発管33の内側に飲料冷却管22が配設されており、飲料冷却管22は上下方向を螺旋の進行方向となるように螺旋状に配設されている。飲料冷却管22の導入端部はハウジング11の外部に設けた図示しないビア樽等の飲料容器から導出した飲料ホースに接続されており、飲料冷却管22の導出端部は後述するコック取付軸40を介して注出コック50に接続されている。
図2に示したように、冷却水槽20には撹拌装置23が設けられており、撹拌装置23は冷却水槽20内に配置した撹拌羽根23dを回転させることで冷却水槽20内の冷却水を撹拌するものである。撹拌装置23は、冷却水槽20の上縁に架設した支持板23aの上面に撹拌モータ23bを備えている。撹拌モータ23bにより回転する回転軸23cは支持板23aを貫通して螺旋状の飲料冷却管22の内側中央部となる位置で冷却水槽20内に延び、回転軸23cの先端には冷却水を撹拌する撹拌羽根23dが固定されている。撹拌モータ23bにより回転軸23cを回転させると、回転軸23cの先端部の撹拌羽根23dが冷却水槽20内の螺旋状の飲料冷却管22の内側で回転する。冷却水槽20内の冷却水は撹拌羽根23dの回転によって螺旋状の飲料冷却管22の内側から底部を通って螺旋状の飲料冷却管22の外側に流れ、螺旋状の飲料冷却管22の外側と螺旋状の蒸発管33の内側との間を上昇し、螺旋状の飲料冷却管22の内側に再び流入する。
図2~図4に示したように、冷却水槽20の前壁20aにはコック取付軸40を挿通させるための取付孔20bが形成されており、ハウジング11のフロントパネル11bにも取付孔20bに対向する位置にコック取付軸40を挿通させるための取付孔11b1が形成されている。取付孔20bの前側には筒部20cが形成されており、筒部20cがコック取付軸40の外側を覆うようにしてコック取付軸40を支持する機能とともに、冷却水槽20の外側に断熱材21を設けたときに取付孔20bが断熱材21に埋設されるのを防ぐ機能を有している。筒部20cは冷却水槽20内の冷却水の冷熱がハウジング11のフロントパネル11bに伝達されないように径方向の厚みが薄く形成されている。図3及び図4に示したように、冷却水槽20の前壁20aの前面には取付孔20bの周囲に補強用ボス部20dが設けられており、補強用ボス部20dは取付孔20bを跨いだ径方向にて左右方向の両側に設けられている。補強用ボス部20dは冷却水槽20の前壁20aの前面にて前方に突出するように一体的に形成されており、補強用ボス部20dの前端はハウジング11のフロントパネル11bの後面に当接している。
コック取付軸40は、ハウジング11のフロントパネル11bと断熱材21を含めた冷却水槽20の前壁20aを貫通するように設けられ、飲料冷却管22を接続した状態で注出コック50をハウジング11の前面に取り付けるためのものである。コック取付軸40はハウジング11のフロントパネル11bの取付孔11b1と冷却水槽20の前壁20aの取付孔20bを貫通する軸本体部41を備え、軸本体部41はフロントパネル11bと冷却水槽20の前壁20aとの間で筒部20cに挿通されている。軸本体部41内には飲料冷却管22から送出された飲料を注出コック50に送り出す飲料通路41aが形成されている。
軸本体部41の前端部にはハウジング11の前側にて外側に突出する第1係止段部41bが形成されている。軸本体部41の前部には注出コック50を取り付けるための取付ナット42が設けられており、取付ナット42は第1係止段部41bによって前方に抜け止めされている。軸本体部41の前部には前側の径が太くて後側の径が細くなった第2係止段部41cが形成されており、軸本体部41の第2係止段部41cが形成された位置にフランジ部43が設けられている。フランジ部43は軸本体部41が後側に移動するのを規制するものである。フランジ部43の後側には環状のゴム材44が設けられており、フランジ部43はゴム材44によってフロントパネル11bの前面に密着して取り付けられている。
軸本体部41の後部には冷却水槽20の前壁20aより後側に雄ねじよりなるねじ部41dが設けられており、ねじ部41dには軸本体部41をフロントパネル11bと冷却水槽20に固定するための締結ナット45と飲料冷却管22を連結する連結ナット46とが螺合して取り付けられている。締結ナット45を冷却水槽20の前壁20aの後面に当接するまで第2ねじ部41dに締結すると、軸本体部41が後側に引っ張られ、フランジ部43がゴム材44を介してフロントパネル11bの前面に押しつけられる。このように、軸本体部41の前部のフランジ部43をフロントパネル11bの前面に当接させた状態で、冷却水槽20の前壁20aの後側で軸本体部41のねじ部41dに締結ナット45を締結することで、フロントパネル11bと断熱材21を含めた冷却水槽20の前壁20aとをフランジ部43と締結ナット45との間に挟持した状態で、コック取付軸40はフロントパネル11bと冷却水槽20の前壁20aとに取り付けられている。また、軸本体部41のねじ部41dには締結ナット45よりも後側で連結ナット46によって飲料冷却管22の導出端部が連結されており、飲料冷却管22はコック取付軸40を介して注出コック50に接続されている。
注出コック50は、飲料をグラスやジョッキ等の容器に注ぎ出すものであり、コック本体51と、コック本体51内に収容された弁機構部52と、弁機構部52を開閉操作する操作レバー53と、飲料を注ぎ出す注出ノズル54とを備えている。コック本体51の内部には飲料通路51aが形成されており、飲料通路51aは弁機構部52によって開閉される。コック本体51の後端部には雄ねじよりなるねじ部51bが形成されており、コック本体51はねじ部51bに取付ナット42を螺合させることによってコック取付軸40の前部に取り付けられている。
コック本体51の上部には操作レバー53が設けられており、操作レバー53は弁機構部52を開閉操作するものである。操作レバー53は略鉛直に起立した中立位置に付勢されており、操作レバー53が中立位置にあるときには、弁機構部52は閉止状態となっている。操作レバー53を中立位置から前側に傾動させると、弁機構部52は液注出用に開放され、操作レバー53を中立位置から後側に傾動させると、弁機構部52は泡注出用に開放される。コック本体51の下部には注出ノズル54が設けられており、注出ノズル54は前側に泡状態の飲料を注出する泡注出ノズル54aと、後側に液状態の飲料を注出する液注出ノズル54bとを備えている。泡注出ノズル54aと液注出ノズル54bの内部は弁機構部52により開閉自在にコック本体51の飲料通路51aと連通している。操作レバー53を中立位置から前側に傾動させると、弁機構部52は液注出用に開放され、飲料冷却管22から送出される飲料はコック本体51の飲料通路51aを通って液注出ノズル54bから注出される。操作レバー53を中立位置から後側に傾動させると、弁機構部52は泡注出用に開放され、飲料冷却管22から送出される飲料はコック本体51の飲料通路51aを通って泡注出ノズル54aから注出される。
上記のように構成した飲料ディスペンサ10の作動について説明する。この飲料ディスペンサ10では、蒸発管33の周囲に所定の厚みの氷が形成されていないときに冷凍装置30が作動されるように制御されている。冷凍装置30では、圧縮機31から凝縮器32に送られた気化冷媒は凝縮器32で凝縮して液化冷媒となり、液化冷媒はキャピラリチューブによって膨張した状態で蒸発管33で気化し、気化した冷媒は気化熱により周囲の冷却水を冷却して圧縮機31に戻る。冷却水槽20内の冷却水は冷媒回路を循環する冷媒によって冷却されて蒸発管33の周囲で凍結し、蒸発管33の周囲で所定の厚みの氷が形成されると冷凍装置30の作動を停止させるように制御されている。
また、冷却水槽20内の冷却水は撹拌装置23の作動によって飲料冷却管22の内側と外側を循環し、飲料冷却管22の外側に配置された蒸発管33の周囲を通過するときに冷却されている。飲料冷却管22内を通過する飲料は蒸発管33の周囲を通過するときに冷却された冷却水が循環することによって冷却されている。注出コック50の操作レバー53を用いてコック本体51内の弁機構部52を開放操作すると、ビア樽等の飲料容器内の飲料はホースを通って飲料冷却管22に送られ、飲料冷却管22を通過するときに冷却されて注出コック50の各注出ノズル54a、54bからグラス等の容器に注出される。
上記のように構成した飲料ディスペンサ10では、飲料冷却管22、コック取付軸40及び注出コック50を取り外した状態で定期的に洗浄または交換する必要がある。飲料ディスペンサ10の飲料冷却管22、コック取付軸40及び注出コック50を分解後に再び組み立て作業をするときに、ハウジング11のフロントパネル11bの取付孔11b1と断熱材21を含めて冷却水槽20の前壁20aの取付孔20bに軸本体部41を挿通する。軸本体部41の前部のフランジ部43をゴム材44を介してフロントパネル11bの前面に当接させた状態で、軸本体部41のねじ部41dに締結ナット45を螺合させる。締結ナット45を軸本体部41のねじ部41dに締め付けると、軸本体部41が後側に引っ張られ、軸本体部41の前部のフランジ部43がゴム材44を介してフロントパネル11bの前面に押しつけられる。このとき、締結ナット45を軸本体部41のねじ部41dに強く締結させると、ハウジング11のフロントパネル11bがフランジ部43に強く押し付けられ、フロントパネル11bは発泡材よりなる断熱材21とともにコック取付軸40の周囲で変形するおそれがある。これに対し、例えば、冷却水槽20の取付孔20bの周縁に設けた筒部20cの厚みをコック取付軸40のフランジ部43と同じまたはフランジ部43を超えるように厚くすれば、フロントパネル11bの変形を防止することができる。しかし、冷却水槽20内の冷却水の冷熱が断熱材21に妨げられることなく筒部20cによってフロントパネル11bに伝わり、フロントパネル11bのコック取付軸40の周囲に結露が生じるおそれがあって、筒部20cの厚みを厚くするのは好ましくなかった。
この飲料ディスペンサ10においては、ハウジング11のフロントパネル11bと冷却水槽20の前壁20aの間にはコック取付軸40の周囲に補強用ボス部20dが設けられている。これにより、軸本体部41のねじ部41dに締結ナット45を締め付けすぎても、フロントパネル11bはコック取付軸40の周囲で補強用ボス部20dによって後側に凹まないように補強されているので、フロントパネル11bがコック取付軸40の周囲で変形するのを防ぐことができた。また、補強用ボス部20dのようにわずかな面積でフロントパネル11bを支えているので、冷却水槽20内の冷却水の冷熱がフロントパネル11bに伝わるのを防ぐことができ、フロントパネル11bに結露が生じるのも防ぐことができた。
また、この実施形態の飲料ディスペンサ10では、ハウジング11のフロントパネル11bと冷却水槽20の前壁20aの間にはフランジ部43の径方向の内側にて軸本体部41の外側を覆う筒部20cが設けられ、補強用ボス部20dをコック取付軸40のフランジ部43よりも径方向の外側に配置している。これにより、締結ナット45を軸本体部41のねじ部41dに締め付けすぎても、フランジ部43は径方向の内側の筒部20cと外側の補強用ボス部20dとの径方向の内外の両方で後側への移動が妨げられ、フロントパネル11bがコック取付軸40の周囲で変形するのをさらに防ぐことができた。
また、この実施形態の飲料ディスペンサ10においては、補強用ボス部20dをコック取付軸40の径方向に跨いだ左右の両側に設けたことで、フロントパネル11bがコック取付軸40の周囲で変形するのを左右の両側で確実に防ぐことができた。なお、補強用ボス部20dをコック取付軸40の径方向に跨いだ上下の両側に設けたものであってもよいし、補強用ボス部20dをコック取付軸40の中心軸と同心円上の周方向に沿って複数個(例えば2つ以上)設けたものであってもよい。
さらに、この飲料ディスペンサ10では、補強用ボス部20dを冷却水槽20の前壁20aの前面に一体的に形成した。これにより、部品点数を増加することなく、フロントパネル11bがコック取付軸40の周囲で変形するのを防ぐことができた。なお、本発明は、補強用ボス部20dを冷却水槽20の前壁20aの前面に一体的に形成したものに限られるものでなく、補強用ボス部20dを冷却水槽20の前壁20aの前面とフロントパネル11bの後面に別体で設けたものであってもよいし、補強用ボス部20dをフロントパネル11bの後面に一体的に設けたものであってもよい。
この実施形態のハウジング11は、底壁を構成するベース体11aと、ベース体11aの上側にて前側、後側、右側及び左側の各側壁を構成するフロントパネル11b、リアパネル11c及び右側と左側のサイドパネル11d,11eと、各パネル11b~11eにより形成される上面開口を覆うようにして天井壁を構成する蓋体11fとを備えたが、本発明はこれに限られるものでなく、底壁を構成するベース体11aと、前後及び左右の側壁を一体的に構成する筒型をした側壁体と、側壁体の上面開口を覆うようにして天井壁を構成する蓋体11fとを備えたものであってもよい。
10…飲料注出装置(飲料ディスペンサ)、11…ハウジング、11b…前壁(フロントパネル)、20…冷却水槽、20a…前壁、20b…取付孔、20c…筒部、20d…補強用ボス部、21…断熱材、22…飲料冷却管、40…コック取付軸、41…軸本体部、41d…ねじ部、43…フランジ部、45…締結ナット、46…連結ナット、50…注出コック。

Claims (5)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジング内の前側に寄せて配置され、外周面に断熱材が設けられた冷却水槽と、 前記冷却水槽内に配設されて飲料を冷却する飲料冷却管と、
    前記ハウジングの前面に設けられて前記飲料冷却管により冷却された飲料を注出する注出コックと、
    前記ハウジングの前壁と前記断熱材を含めて前記冷却水槽の前壁を貫通するように設けられ、前記飲料冷却管を接続した状態で前記注出コックを前記ハウジングの前面に取り付けるためのコック取付軸とを備え、
    前記コック取付軸は前記ハウジングの前壁と前記断熱材を含めて前記冷却水槽の前壁を貫通して配置される軸本体部と、前記ハウジングの前壁の前側にて前記軸本体部の外周に設けたフランジ部と、前記冷却水槽の前壁の後側にて前記軸本体部の外周に設けたねじ部とを備え、前記フランジ部を前記ハウジングの前面に当接させた状態で前記ねじ部に締結ナットを締結することで、前記ハウジングの前壁と前記断熱材を含めた前記冷却水槽の前壁とを前記フランジ部と前記締結ナットとにより挟持した状態で前記コック取付軸を取り付けるようにした飲料注出装置であって、
    前記ハウジングの前壁と前記冷却水槽の前壁の間には前記コック取付軸の周囲に補強用ボス部を備えたことを特徴とする飲料注出装置。
  2. 請求項1に記載の飲料注出装置において、
    前記ハウジングの前壁と前記冷却水槽の前壁の間には前記フランジ部の径方向の内側にて前記軸本体部の外側を覆う筒部が設けられ、前記補強用ボス部を前記フランジ部の径方向の外側に配置したことを特徴とする飲料注出装置。
  3. 請求項1または2に記載の飲料注出装置において、
    前記補強用ボスを前記冷却水槽の前壁前面に一体的に形成したことを特徴とする飲料注出装置。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の飲料注出装置において、
    前記補強用ボス部を前記コック取付軸の径方向に跨いだ両側に備えたことを特徴とする飲料注出装置。
  5. 請求項1~3の何れか1項に記載の飲料注出装置において、
    前記補強用ボス部を前記コック取付軸の中心軸と同心円上の周方向に沿って複数個備えたことを特徴とする飲料注出装置。
JP2018139089A 2018-07-25 2018-07-25 飲料注出装置 Active JP7002419B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139089A JP7002419B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 飲料注出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018139089A JP7002419B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 飲料注出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020015518A JP2020015518A (ja) 2020-01-30
JP7002419B2 true JP7002419B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=69579490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018139089A Active JP7002419B2 (ja) 2018-07-25 2018-07-25 飲料注出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7002419B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012783A (ja) 2007-06-29 2009-01-22 Nittoku:Kk 操作レバー自動化ユニット
JP2015034040A (ja) 2013-08-09 2015-02-19 ホシザキ電機株式会社 飲料ディスペンサ
JP2016210477A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 ホシザキ株式会社 飲料注出装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6067810A (en) * 1998-12-28 2000-05-30 Decision Point Marketing, Inc. Chilled item server

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012783A (ja) 2007-06-29 2009-01-22 Nittoku:Kk 操作レバー自動化ユニット
JP2015034040A (ja) 2013-08-09 2015-02-19 ホシザキ電機株式会社 飲料ディスペンサ
JP2016210477A (ja) 2015-05-11 2016-12-15 ホシザキ株式会社 飲料注出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020015518A (ja) 2020-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5521805B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP7002419B2 (ja) 飲料注出装置
JP2006052017A (ja) 飲料ディスペンサ
CN113825963B (zh) 具有可拆卸储冰盒的制冷电器
JP3807958B2 (ja) ビール等の清涼飲料水のディスペンサー
JP5348762B2 (ja) ディスペンサ
JP2019182519A (ja) 飲料注出装置
JP5576673B2 (ja) 飲料冷却装置
JP6596231B2 (ja) 飲料注出装置
JP5576671B2 (ja) 飲料冷却装置
JP5441755B2 (ja) 飲料冷却装置
JP7049956B2 (ja) 飲料冷却装置
JP2003028552A (ja) ビール等の清涼飲料水のディスペンサー
US8220283B2 (en) Ice crushing mechanism
JP4111132B2 (ja) 飲料供給装置
JP2003012092A (ja) 飲料ディスペンサ
JP5637744B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP5576672B2 (ja) 飲料冷却装置
US11781804B2 (en) Refrigerator appliance having a chilled dispensing assembly
JP5961085B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP2008222266A (ja) 飲料供給装置
JP5637743B2 (ja) 炭酸ガス供給装置
JP3537313B2 (ja) 冷却飲料供給装置
JP3408474B2 (ja) ビールディスペンサーにおけるジョッキの冷却装置
JP2000159295A (ja) 飲料冷却注出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7002419

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150