JP2010264090A - いびき又は無呼吸症候群改善用マウスピース - Google Patents
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Abstract
【課題】 噛み込み部の固定性能がよくて固定が外れにくく、舌の固定もできていびき及び睡眠時無呼吸症を防止して改善することができ、製作も簡単でコストを抑えて大量生産も可能であるとともに、舌の固定に際してもきわめて衛生的であるいびき又は無呼吸症候群改善用マウスピースを提供すること。
【解決手段】 前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部2及び/又は3と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部4と、この舌固定部と前記噛み込み部間を連結する連結部5とを具え、前記噛み込み部、舌固定部及び連結部は、弾力性のある同一の材質からなっている。
【選択図】 図5
【解決手段】 前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部2及び/又は3と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部4と、この舌固定部と前記噛み込み部間を連結する連結部5とを具え、前記噛み込み部、舌固定部及び連結部は、弾力性のある同一の材質からなっている。
【選択図】 図5
Description
この発明は、いびき又は無呼吸症候群を改善するのに用いるマウスピースの改良に関するものである。
従来、この種のマウスピースとして、特許文献1に記載のようなマウスピースが提案されている。このマウスピースは、特許請求の範囲の請求項1に記載されているように、上顎歯列と下顎歯列との奥咬合間に噛み込む左右の噛み込み部と左右の噛み込み部を連結した連結部とからなり、噛み込み部は上顎奥歯当たり面と下顎奥歯当たり面の少なくとも一方が凸形状になっていて、且つ弾力性を有していることを特徴とするものである。
ところで、この特許文献1に記載のマウスピースは、睡眠時に使用することを目的にしたものであるが、その大きさが十分に喉に詰まり得るサイズであり、噛み込み部が凸形状になっているため、その固定が弱く、固定性能に問題がある。つまり、一旦装着しても、固定が外れ易く、睡眠時における口腔内の固定されない状態の異物として喉に詰まって呼吸困難となり、最悪の場合、窒息の原因となる、という危険性がある。
また、睡眠状態に陥ると、意識レベルが低下し、それに伴って筋の緊張が弱まり弛緩する。普段舌を支え、動かしている筋肉も例外ではなく、この影響を受ける。前記従来のマウスピースは、弛緩した舌を固定するものがないため、舌が重力の影響で下方に位置する気道へ落ち込む。これが舌根沈下という現象であるが、これにより呼吸時の空気の通り道である気道が狭窄し、いびき及び睡眠時無呼吸症が起こるのを避けられない。
さらに、上顎歯列と下顎歯列との奥咬合間に噛み込む左右の噛み込み部と左右の噛み込み部を連結した連結部という材料の異なる2つの部分から構成されているが、これを製造するには少なくとも2種類の異なる材料と噛み込み部と連結部を接続するという複雑な作業工程が必要となる。つまり、一般的な流通を目的に生産することになった場合、材料と製造方法の面で製造コストがかかり、大量生産が難しい。
前記のような舌固定がないことによる不具合を解消し、舌を有効に固定するものとして特許文献2に記載のようないびき防止及び睡眠時無呼吸症治療器が提案されている。この治療器は、特許請求の範囲の請求項1に記載されているように、口に装着して直接舌を固定することによって舌根の気道への落ち込みを防ぎ、もって気道の閉塞の原因から起こるいびきや無呼吸の症状を防止する医療器具である。
しかし、この特許文献2に記載の医療器具に用いられている舌キャップは、その図3から明らかなように舌全体を覆うため舌の固定性は高いが、睡眠時使用することを前提としているため、必然的に夜から朝までという長時間、毎日連続的に使用することになると、構造上、キャップ内に唾液や食物残渣があった場合、夜から朝まで滞留することになり、不衛生になってしまう。舌が不衛生な状態にさらされるのは雑菌や舌苔の繁殖の温床となってしまうため衛生面からすると極めて好ましくない。
そこでこの発明は、前記のような従来の問題を解決し、噛み込み部の固定性能がよくて固定が外れにくく、舌の固定もできていびき及び睡眠時無呼吸症を防止して改善することができ、製作も簡単でコストを抑えて大量生産も可能であるとともに、舌の固定に際してもきわめて衛生的であるいびき又は無呼吸症候群改善用マウスピースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、いびき又は無呼吸症候群改善用マウスピースであって、前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部と、この舌固定部と前記噛み込み部間を連結する連結部とを具え、前記噛み込み部、舌固定部及び連結部は、弾力性のある同一の材質からなっていることを特徴とする。
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、上側前方歯列の数歯に装着される噛み込み上部、又は下側前方歯列の数歯に装着される噛み込み下部、又はその両方を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、噛み込み上部と噛み込み下部とを有し、これら噛み込み上部と噛み込み下部とが一体成形してなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、前方歯列の4歯ないし6歯までを覆うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、断面凹状の噛み込み溝を有し、該噛み込み溝は、開放側から奥側に徐々に狭くなっていて、歯を差し込むことにより固定が可能な構造になっていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、舌に接する表面に凹凸がつけられていることを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、所定の幅をもったリング状となっていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、舌差し込み口を有する枠部分と、該枠部分の舌差し込み口を塞ぐように設けられた被覆部分とからなり、前記被覆部分には、舌差し込み口に舌が差し込まれると拡開して舌差し込み口を開放する切れ目が形成されていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部と、この舌固定部と前記噛み込み部間を連結する連結部とを具え、前記噛み込み部、舌固定部及び連結部は、弾力性のある同一の材質からなっているので、噛み込み部が前方歯列の数歯を覆うように装着され、その固定が強いものになる。そのため、従来よりも噛み込み部の固定性能がよくて固定が外れにくいものとなり、異物として喉に詰まるという恐れもない。また、舌固定部により舌根近くで舌の一部を固定し、舌根が気道に落ち込むのを防ぐので、いびき及び睡眠時無呼吸症が起こることもなくなる。しかも、製作も簡単で容易であり、安価な製品を大量に生産することも可能である。さらに、舌の固定には下の一部のみしか固定しないので、舌を清潔に保つことができ、衛生的であるという優れた効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、噛み込み部の構成を三態様で好みに合わせて実施することができる。請求項3に記載の発明によれば、一体成形により成形可能となるので、製作がより容易となるとともに、構成も簡素ながら同様な効果が期待できる。請求項4に記載の発明によれば、より外れにくく固定が強い噛み込み部とすることができる。請求項5に記載の発明によれば、歯の形状に合う形で歯の差し込み固定を可能とするので、歯の固定を一層増強することができる。
請求項6に記載の発明によれば、舌固定部の固定が凹凸によりさらに強くすることができる。請求項7に記載の発明によれば、リング状なので舌の挿入が容易となり、かつ所定幅となっているため、外れにくく、かつ衛生的でもある。請求項8に記載の発明によれば、舌差し込み口を有する枠部分と被覆部分からなる舌固定部でも請求項7に記載の発明と同様な効果が期待できる。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係るいびき又は無呼吸症候群改善用マウスピースについて説明する。
図1ないし3において、1はマウスピースである。マウスピース1は、前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部として上下二つの独立した部分である、上側前方歯列の数歯に装着される噛み込み上部2及び下側前方歯列の数歯に装着される噛み込み下部3と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部4と、この舌固定部と前記噛み込み上部2及び噛み込み下部3間を連結する連結部5とを具えている。
噛み込み上部2及び噛み込み下部3は、これらに連なる舌固定部4及び舌根を保持するための土台となる役割をもつものであるが、その構造は天地を逆にしただけで同一である。すなわち、ある程度の弾性が付与された材質からなる所定厚さの上部本体7及び下部本体8を有し、該両本体には断面略V字状の噛み込み溝10,11が開放側から奥側に徐々に狭くなるように切り込まれて形成され、歯が差し込まれると固定可能になっている。前記のような構造の噛み込み上部2及び噛み込み下部3は、正面視長方形状で、かつ平面視歯列に沿うようにやや湾曲した形状を呈していて前方歯列の数歯、この実施の形態では4歯ないし6歯を覆うものであるが、使用に際してはその弾性材質により歯列に適合するように適宜に変形可能である。また、噛み込み溝10,11が断面略V字状の形状となっているため、歯がしっかりと保持固定されるし、前記の噛み込み上部2及び噛み込み下部3では前方歯列の4歯ないし6歯までを覆うため、従来の噛み込み部のように外れ易くはなく、喉につまる危険性もない。
通常、歯は奥歯より前歯のほうが、厚みが薄く、かつ長さが長いため固定するには適している。そのため噛み込み上部2及び噛み込み下部3を前方に配置することで固定を確実なものにすることができる。また、噛み込み上部2及び噛み込み下部3の歯を挟み込む部分が深く、奥に進むにつれて狭くなる構造となっているため、歯をしっかりと挟み込み固定することができる。また、噛み込み上部2及び噛み込み下部3が前方にあることで口の開閉も自在となる。そのため睡眠時に鼻がつまった場合の窒息を防げる利点がある。なお、噛み込み上部2及び噛み込み下部3は弾性が付与された材質からなっているが、その弾性材質の例としては、生体に適するシリコーンゴムなどゴム類が好ましいが、軟質樹脂などでもよい。
舌固定部4は、舌根の一部を固定し、連結された噛み込み上部2及び噛み込み下部3とともに、舌根が気道に落ち込むのを防ぐ役割をもつ。構造は、所定の幅W(図6参照)をもったリング状となっている。このリング内に舌を挿入することにより、しっかりと舌の固定性能を発揮できる。つまり、挿入するときには舌は自己コントロールにより幅狭い入れ易い形にできるので、挿入容易であり、挿入後には自然幅の形になり、抜けにくいものとなる。異物感や不快感を軽減するためには舌固定部4の幅Wは、0.5〜2cm程度持っていることが好ましい。幅Wが短いと舌の固定性能が低下し、長いと衛生面や使用時の異物感や不快感につながるためである。また、舌固定部4に前記のような幅Wを持たせると、局所的な締め付け過ぎによる血行障害も起こさないものとすることができる。
前記の通り舌固定部4は、従来の舌キャップのように舌全体を覆うことはしない。これは舌全体を覆ってしまうと、夜間を通して舌が不衛生になり易く舌苔や味覚障害などのさまざまなトラブルの原因となってしまう可能性があるためである。舌固定部4を舌の全体ではなく根元の一部を固定する形にしたのはこのためである。しかしながら、固定部分を少なくすることで舌の固定性能が落ちることがあってはならないのであり、そのために舌根沈下を防ぐには舌を固定し、舌根が気道に落ち込むのを防ぐ必要があるのである。そのため、舌固定部4を幅Wのあるリング状とし、舌の一部の固定でありながらしっかりとした固定性能を有するものとした。舌固定部4も前記噛み込み上部2及び噛み込み下部3と同一の弾性材質からなっている。図示はしていないが、舌固定部4の舌に接する表面には凹凸をつけてもよく、このような凹凸をつけることにより表面が粗面化すると舌の表面との摩擦抵抗が増えてより抜けにくいものとなり、固定性能がさらに向上する。
連結部5は、舌固定部4と噛み込み上部2及び噛み込み下部3とをつなぎ、前歯と舌の一定距離を保つ役割をもつ。連結部5は、全部で複数本、この実施の形態では4本あり、上下それぞれの噛み込み部2,3の後面隅部の先端付近と舌固定部4をそれぞれ連結している。耐久性を持ちつつ、使用時の口腔内の違和感、不快感を最低限に抑えることを考慮すると、連結部5は直径1〜5mm程で、形状は円柱、三角柱又は四角柱状などであることが好ましい。長さは前歯と舌根の距離である4〜7cmである。材質は、舌固定部4や前記噛み込み上部2及び噛み込み下部3と同一の弾性材質からなっている。
前記のような舌固定部4と噛み込み上部2及び噛み込み下部3との配置関係は、舌固定部4を舌根近くで固定したとき、噛み込み上部2及び噛み込み下部3が概ね上側前方歯列及び下側前方歯列に対応する位置となるように設定され、その間を連結部5であるひもで連結される。そのため連結部5は多少の伸縮が可能なように弾性材質で舌固定部4と噛み込み上部2及び噛み込み下部3と一体に形成するのが好ましい。ひも状にしたのは口腔内で極力邪魔にならないようにするためであり、そのため連結部5は前記のように4本、各一端を舌固定部4の上下左右の縁部に固着するとともに、各他端を噛み込み上部2及び噛み込み下部3の左右両端部において噛み込み溝10,11の非開放側となる縁部に固着している。連結部5によって噛み込み上部2及び噛み込み下部3と舌固定部4はそれぞれ連結され、一体化した構造になっている。そのため、単一の同一材料で簡易に製作でき、しかも大量生産にも適している。
図4は、マウスピース1の噛み込み上部2及び噛み込み下部3を上側前方歯列及び下側前方歯列に装着し、かつ舌固定部4を舌根近くに挿入して装着した状態を、口腔を開放した状態で示す。図5は、その拡大断面図を示し、図6,7は、舌に対する舌固定部4の装着状態を示す図面である。
次に、前記実施の形態の作用を説明する。使用に際しては、まず舌固定部4に舌を通し、舌固定部4が根元に来るまで押し進める。そして舌がしっかりと固定されたことを確認したうえで、上側前方歯列及び下側前方歯列にある前歯で噛み込み上部2及び噛み込み下部3力強く噛んで固定する。これでマウスピース1は装着が完了する。したがって、マウスピース1を装着した後に就寝しても、噛み込み上部2及び噛み込み下部3の後面四隅と舌固定部4は連結部5により連結されて一体化しているため、噛み込み上部2及び噛み込み下部3と舌固定部4により睡眠中の前歯と舌根の位置関係を保ち、舌根が気道に落ち込むのを防ぐ役割を果たす。また、噛み込み上部2及び噛み込み下部3と舌固定部4はそれぞれ前歯と舌に対して高い保持機能を有する。そのため、マウスピース1は高い安全性を保った上で、いびき及び睡眠時無呼吸症に対して最大限の効果を発揮することができる。
図8,9は、舌固定部の変形例を示す。この舌固定部14は、長方形状の舌差し込み口15を有する枠部分16と、該枠部分の舌差し込み口においてその対向位置に舌差し込み口を塞ぐように設けられた被覆部分としての1対の固定片17a,17bとからなっている。固定片17a,17bは、切れ目によって相対向する一方の縁部間に微小隙間18を形成して、他方の縁部が枠部分の対向部位に固着され、長さ方向の両サイドは非固着でフリーとなっており、前記のような取り付け状態で下の固定片17bは自己保持力によりその起立した姿勢を保持する。19は連結部であり、前記連結部5と同様に4本設けられている。そして、固定片17a,17bは、舌差し込み口15に舌が差し込まれると、上下に撓んで拡開して舌差し込み口15を開放し、舌が差し込まれると、差し込まれた舌の表面に当接した状態になる。この当接により舌の外れるのを阻止するように作用し、舌根が気道に落ち込むのを防ぐようになっている。図10は、舌が固定片17a,17bを押し広げて舌差し込み口15に差し込まれ、差し込まれた舌の表面に該固定片が当接した状態を示している。なお、この変形例では1対の固定片17a,17bで舌差し込み口15を開放可能に塞いでいるが、図示はしていないが他に一枚の被覆部分で舌差し込み口を覆い、該被覆部分の中央部に十字状又は−字状の切れ目を入れ、この切れ目から舌を差し込んで舌差し込み口を開放するようなものを用いてもよい。この場合も舌の差し込みにより押し広げられる被覆部分の四つの部分は舌の表面に当接し、舌の外れるのを阻止するように作用する。
図11はマウスピースの別の実施の形態を示す。前記の実施の形態のマウスピース1では噛み込み上部2及び噛み込み下部3は別体からなるものであったが、この実施の形態のマウスピースではそれを一体成形してなっている。すなわち、このマウスピース21は、上下一体となった噛み込み上部22及び噛み込み下部23と、舌固定部24と、連結部25と、からなっており、図示のように装着状態で、ある程度、口腔は閉じた状態となる。そのため、このような構造のマウスピース21にあっては、連結部25が前記の実施の形態ように4本である必要はなく2本で十分である。
このような一体成形のマウスピース21を用いると、口腔の開放が制限され、それにより鼻が詰まった場合の呼吸困難という可能性はあるが、舌の固定という性能はそのままであるため、いびき及び睡眠時無呼吸症改善効果については問題ない。
なお、前記各実施の形態で示したマウスピース1,21は、好ましい一例を挙げたにすぎず、実施に際してはこれ以外の形態のマウスピースを用いてもよいことは言うまでもない。例えば、噛み込み部として、上側前方歯列の数歯に装着される噛み込み上部2,22と、下側前方歯列の数歯に装着される噛み込み下部3,23の両方を有するものを示したが、必ずしも両方を有する必要はなく、その何れか一方を有するものでもよい。また、主要な構成である噛み込み部、舌固定部、連結部の具体的な構成は、請求項に記載した範囲内で実施に際し適宜に変更、修正することができる。
1,21 マウスピース
2,22 噛み込み上部
3,23 噛み込み下部
4,14,24 舌固定部
5,25 連結部
7 上部本体
8 下部本体
10,11 噛み込み溝
15 舌差し込み口
16 枠部分
17a,17b 固定片(被覆部分)
18 微小隙間
2,22 噛み込み上部
3,23 噛み込み下部
4,14,24 舌固定部
5,25 連結部
7 上部本体
8 下部本体
10,11 噛み込み溝
15 舌差し込み口
16 枠部分
17a,17b 固定片(被覆部分)
18 微小隙間
Claims (8)
- いびき又は無呼吸症候群改善用マウスピースであって、前方歯列の数歯を覆うように装着される噛み込み部と、舌根が気道に落ち込むのを防ぐために舌を挿入して舌根近くで舌の一部を固定する舌固定部と、この舌固定部と前記噛み込み部間を連結する連結部とを具え、前記噛み込み部、舌固定部及び連結部は、弾力性のある同一の材質からなっていることを特徴とするマウスピース。
- 請求項1に記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、上側前方歯列の数歯に装着される噛み込み上部、又は下側前方歯列の数歯に装着される噛み込み下部、又はその両方を有することを特徴とするマウスピース。
- 請求項2に記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、噛み込み上部と噛み込み下部とを有し、これら噛み込み上部と噛み込み下部とが一体成形してなることを特徴とするマウスピース。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、前方歯列の4歯ないし6歯までを覆うことを特徴とするマウスピース。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載のマウスピースにおいて、噛み込み部は、断面凹状の噛み込み溝を有し、該噛み込み溝は、開放側から奥側に徐々に狭くなっていて、歯を差し込むことにより固定が可能な構造になっていることを特徴とするマウスピース。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、舌に接する表面に凹凸がつけられていることを特徴とするマウスピース。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、所定の幅をもったリング状となっていることを特徴とするマウスピース。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載のマウスピースにおいて、舌固定部は、舌差し込み口を有する枠部分と、該枠部分の舌差し込み口を塞ぐように設けられた被覆部分とからなり、前記被覆部分には、舌差し込み口に舌が差し込まれると拡開して舌差し込み口を開放する切れ目が形成されていることを特徴とするマウスピース。
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JP2009118332A JP2010264090A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | いびき又は無呼吸症候群改善用マウスピース |
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2009
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