JP2010263986A - 圧力式炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】炊飯時に鍋内に異常圧力がかかっても、炊飯器本体と蓋体との間から蒸気及び熱湯が突出しないようにした、安全性の高い圧力式炊飯器を提供すること。
【解決手段】被炊飯物が投入される鍋4と、鍋4が収納される収納ケース14と、鍋4を加熱する加熱手段5と、炊飯を制御する制御部とを有する炊飯器本体2と、炊飯器本体2に開閉自在に装着された蓋体3と、蓋体3内に設けられ、鍋4内の圧力を調節する圧力弁18と、安全装置と、おねばを貯留する貯留部32とを備えた炊飯器において、安全装置は安全弁33と保護弁34とで構成され、鍋4内の圧力が安全弁33の設定値になると安全弁33が動作し、鍋内の圧力を抜く。また、安全弁33が動作せず、より圧力が上がり保護弁34の設定値になると保護弁34の作動部41が動作し、弁棒44を押下し、鍋4内の圧力を抜く。
【選択図】 図2

Description

本発明は圧力式炊飯器に関し、炊飯中に昇圧された鍋内で異常圧力が発生した炊飯異常時において、異常圧力状態を解除することができる圧力式炊飯器に関するものである。
最近では炊飯中に鍋内を通常の圧力よりも昇圧する炊飯器が増加しており、そのような炊飯器を圧力式炊飯器と呼んでいる。圧力式炊飯器は、炊飯時に蓋の周囲に設けられたパッキンと鍋の縁とで鍋内を密閉し、密閉した状態で鍋を加熱すると同時に鍋内を昇圧するため、被炊飯物に大気圧以上の圧力がかかるとともに鍋内が高温になるものになっている。そして、昇圧した鍋内の圧力を下げるために、蓋に蒸気口を設け、鍋内の蒸気を外方へ抜くような構成になっている。
しかし、蒸気口に豆の皮などの被炊飯物が詰まり、蒸気口を塞いでしまうと、鍋内の蒸気が外方へ抜けずに、鍋内の圧力が上昇してしまう危険があった。そこで、蒸気口が塞がれても一定以上に圧力が上がらないように蓋に安全弁を設けた構造が開発されている。
ところが、蒸気口と同様に安全弁も塞がれてしまうと、圧力が異常上昇しても蒸気を外方へ抜く手段がなくなり、鍋内の圧力によって蓋が持ち上げられ、鍋の縁と蓋とを密着させているパッキンと鍋の間から鍋内の蒸気及び熱湯が勢いよく飛び出す恐れがあった。蒸気や熱湯の噴出は、炊飯器の周囲を汚し、また使用者が火傷をする危険を招く恐れもあった。
下記特許文献1に開示されている炊飯器は、図6に示すように、大気開放安全弁を複数個設けたものである。炊飯器本体101は、上方に開放される釜収容部110を形成し、その内部に電磁誘導コイルなどの加熱手段によって加熱される釜102を収容する。炊飯器本体101の内部に収容した釜102の上端開口部102aは、炊飯器本体101の背部において、軸111によって軸支され、前端部を蓋フック112で炊飯器本体101に係止させる蓋体103、具体的には蓋体103の底面に装着した内蓋104によって閉塞する。すなわち、放熱板として機能する内蓋104の外周に装着した、内蓋パッキン108を釜102の上端開口部102aに密接させることにより、シール状態を実現する。
蓋体103には、圧力調整手段を配置し、この圧力調整手段によって、釜102内の圧力が一定圧力を超えたときに、釜102内の蒸気を蒸気通路106に逃がし、高圧状態で炊飯の調理を行うことができる。圧力調整手段とは別に、蓋体103には二つの大気開放安全弁構造A、Bを配置する。二つの大気開放安全弁構造A、Bのうち大気開放安全弁構造Aは、圧力調整手段を駆動させる、鍋内の圧力を検出するセンサー119構造を利用している。
大気開放安全弁構造Bは、内蓋104に穿設した貫通孔105’に装着する密栓120として大気開放安全弁構造を構成する。すなわち、貫通孔105’に装着した密栓120は、ゴムなどの弾性体で成型し、釜102内の圧力が設定圧力以上に昇圧したときに抜栓される密栓とする。密栓120を装着する貫通孔105’は、栓体との密接圧力を確保するために立ち上がり壁121を形成するとともに、密栓120を収容する空間を確保するために加熱板114に貫通孔125を穿設し、加熱板114よりも上方に位置する蓋体103の、合成樹脂製の底板122に短筒123を垂設させ、短筒123の開口端に装着する環状のパッキン124を貫通孔125の外方に密接させることによって、蒸気通路106の一部に密栓120の抜栓空間126を確保している。
特開2007−236404号公報
しかし、上記特許文献1の炊飯器では、大気開放安全弁の目的で配置される密栓120は、加熱板114に穿設した貫通孔105'を密栓120の先端部分で密閉するが、一旦作動すると自動的に復帰しないことと、複数個設けられているため、鍋内を昇圧することが困難となる恐れがあった。すなわち、鍋内を昇圧するためには鍋内が密閉されていなければならないが、大気開放安全弁が一旦作動すると自動的に復帰しないし、複数個設けられているため、1箇所でも密閉されていないと、鍋内を密閉することができないので、鍋内を昇圧するのが困難となる恐れがあった。
本発明者は、前記問題点を解決すべく種々検討を行った結果、安全弁を二重構造でかつ強制的な作動、復帰が可能に構成することにより、安全弁の設置場所が1箇所であっても、炊飯異常時において、確実に鍋内の異常圧力を解消することができる炊飯器として、本発明を完成するに至ったものである。
前記問題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、被炊飯物が投入される鍋と、該鍋が収納される収納ケースと、前記鍋を加熱する加熱手段と、炊飯を制御する制御部とを有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、該蓋体内に設けられ、前記鍋内の圧力を調節する圧力弁とを備えた炊飯器において、前記蓋体には、前記鍋内の圧力を大気圧に開放する安全弁と該安全弁内に可動部を有する保護弁とが設けられ、該保護弁は前記可動部を動作させる作動部を前記安全弁外に有することを特徴とする。
本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の圧力式炊飯器において、前記安全弁の作動する設定圧力より、前記保護弁の作動する設定圧力の方が高く設定されていることを特徴とする。
本願の請求項3に係る発明は、請求項1に記載の圧力式炊飯器において、前記保護弁は、前記安全弁作動時には連動し、前記安全弁が不作動でかつ前記保護弁の設定圧力に達したときには独立して動作するように設定されたことを特徴とする。
本願の請求項4に係る発明は、請求項1又は3に記載の圧力式炊飯器において、前記保護弁は、前記可動部が前記安全弁の筒状弁内に設けた貫通孔を挿通して設けられたことを特徴とする。
本願の請求項5に係る発明は、請求項1に記載の圧力式炊飯器において、前記保護弁は、前記作動部がソレノイドにより構成されることを特徴とする。
本願の請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の圧力式炊飯器において、前記保護弁は、前記安全弁の筒状弁内に設けた貫通孔を挿通し下端に該貫通孔を閉塞するつばを備えた弁棒、該弁棒を上方に付勢する手段及び前記作動部との係合部を有する前記可動部と、前記係合部に作動力を加える前記作動部とからなることを特徴とする。
本願の請求項7に係る発明は、請求項6に記載の圧力式炊飯器において、前記筒状弁を内蓋方向に付勢する安全弁スプリングの力が前記保護弁の前記弁棒を上方に付勢する手段の力よりも強くなるように設定したことを特徴とする。
本発明によれば、圧力式炊飯器の圧力弁が詰まり、鍋内が異常圧力になったときに作動する安全装置として、蓋体には、鍋内の圧力を大気圧に開放する安全弁と安全弁内に可動部を有する保護弁とが設けられ、保護弁は可動部を動作させる作動部を安全弁外に備えることによって、鍋内の圧力が安全弁の設定値になると安全弁が動作し鍋内の圧力を抜くが、安全弁が動作せずより圧力が上がり保護弁の設定値に達すると、保護弁の作動部を動作させて鍋内の圧力を抜くことができるので、炊飯異常時において鍋内に異常な圧力がかかっても炊飯器本体と蓋体との間から蒸気及び熱湯を突出させないようにすることができる、したがって、使用者に安全な圧力式炊飯器を提供することができる。
図1は、本発明に係る圧力式炊飯器の正面図である。 図2は、図1の圧力式炊飯器の要部縦断面図である。 図3は、図2のP部分の拡大図であり、通常の炊飯時における安全弁と保護弁を表す図である。 図4は、図2のP部分の拡大図であり、安全弁が作動している状態を表す図である。 図5は、図2のP部分の拡大図であり、保護弁が作動している状態を表す図である。 図6は、従来の圧力式炊飯器の縦断面図であり、一部を拡大して安全弁構造を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための圧力炊飯器を例示するものであって、本発明をこの圧力炊飯器に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
まず、図1及び図2を参照して本発明の実施例に係る圧力式炊飯器について説明する。図1は、本発明の実施例に係る圧力式炊飯器の正面図である。図2は、本発明の実施例に係る圧力式炊飯器の要部断面図であり、左が正面である。
図において、1は圧力式炊飯器で、炊飯器本体(以下「本体」という)2と、本体2を覆う開閉自在の蓋体3とで構成される。本体2には、被炊飯物が投入される深底の容器からなる鍋4と、上方にこの鍋4が着脱自在に収容される開口部及び内部にこの鍋4を加熱して被炊飯物を加熱する加熱手段5を有しており、炊飯を制御する制御部(図示省略)と、炊飯メニューを選定するために操作する操作部6と、選定された炊飯メニューを表示する表示部7が正面側に設けてある。
操作部6は、炊飯メニュー選択ボタン8、炊飯スタート/保温ボタン9、予約ボタン10、取り消しボタン11、十字キー12よりなり、これらの操作ボタンを操作して、使用者の好みのメニューで炊飯を行うように設定することができる。
本体2は、有底箱状の外部ケース13と、この外部ケース13に収容される収納ケース14とからなり、外部ケース13と収納ケース14との間に隙間が形成され、この隙間に制御部(制御手段)を構成する制御装置(図示省略)が配設されている。収納ケース14には鍋4が収容され、この鍋4は、例えばアルミニウムとステンレスとのクラッド材で形成されている。また、この収納ケース14には、加熱手段5が鍋4に対向するようにして設けられる。
蓋体3は、一側をヒンジにより本体2に枢着した着脱自在の内蓋15と、外方を覆う外蓋16で構成されており、線ヒータよりなる蓋ヒータ17を備えている。また、蓋体3には、圧力弁18、圧力弁開放機構19、負圧弁(図示省略)、安全装置20、蒸気通路21と、蒸気通路21の圧力弁18よりも噴出口22側の位置に設けた温度センサである蒸気温度センサ23が備えられている。
圧力弁18は、金属製の調圧ボール24と、台座25、圧力弁カバー26からなり、圧力弁開放機構19は、調圧ボール24を強制的に移動させるソレノイドからなり、電磁コイルが巻回されたシリンダ27と、このシリンダ27内を電磁コイルの励磁により移動させるプランジャ28で構成されている。
台座25は中心に孔29が開けられており、鍋4内の加圧時は調圧ボール24が自重により台座25の真ん中に収まり、孔29を塞いで安定するように設計されている。調圧ボール24が孔29を塞いでいるときは、鍋4と内蓋15とは、内蓋15の周囲に取り付けられているパッキン30と調圧ボール24とで密閉されている。プランジャ28は、制御部により制御されて密閉状態を解除する際に調圧ボール24を台座25の孔29の上から押しのける。
圧力弁開放機構19は、制御装置により制御される。すなわち、制御装置からの指令に基づき、電磁コイルが励磁されるとプランジャ28がシリンダ27内に引き込まれ、この引き込みにより調圧ボール24が自重により台座25上に戻り、孔29が調圧ボール24で閉塞される。また、電磁コイルへの励磁がストップされると、プランジャ28がバネの付勢力によりシリンダ27から飛出して、調圧ボール24を所定方向に押し出す。この押し出しにより、調圧ボール24は、台座25上で移動し孔29を強制的に開放させる。
また、調圧ボール24は鍋4内の圧力が1.2気圧に維持されるような重さを有している。
31はおねばタンクで、蓋体3の上方に着脱自在に設けられ、炊飯時に発生するおねばを貯留する。そのため、おねばタンク31の内部は、蒸気とおねばとを分離させるために多層構造となっており、おねばのみが貯留部32に溜められ、噴出口22からは蒸気のみがでるようになっている。
20は安全装置で、安全弁33と保護弁34で構成される。安全装置20は、例えば炊飯中に圧力弁18が故障して開かず、鍋4内が異常圧力になったときなどに作動するもので、調圧ボール24の作動する設定圧力(1.2気圧)と、パッキン30がはじけて、本体2と蓋体3との間から熱湯や蒸気が吐出される圧力(1.35気圧以上)との間の圧力で作動するようにしてある。
安全弁33は、内蓋15に設けられた弁孔35と、その弁孔35を覆うように配設され上部に孔の開いた安全弁カバー36と、安全弁カバー36内に保持され弁孔35を開閉可能に塞ぐ筒状弁38と、筒状弁38の下面に設けられた安全弁パッキン39と、安全弁カバー36内に収納され筒状弁38を上方から常時弁孔35を閉塞するように付勢する安全弁スプリング37とにより構成されている。筒状弁38は、貫通孔を有する桿体の下部につばを備え、安全弁パッキン39は、そのつばの下面に桿体の延長部を囲んで取り付けられる。桿体の下端は後述する保護弁34の弁棒44の下部によって開閉可能に閉塞されている。
炊飯異常時には、鍋4内圧力により安全弁スプリング37が圧縮されて安全弁33が作動すると、安全弁カバー36の上部の孔から蒸気が蒸気通路21に放出される。
保護弁34は、可動部40と作動部であるソレノイド41により構成され、可動部40は、筒状弁38の中心に貫設された桿孔42に挿通し、安全弁カバー36上に設けられた保護弁スプリング43により常時桿孔42を下方から閉塞するように上方に付勢した弁棒44と、弁棒44下部に設けられた保護弁パッキン45によって構成されている。弁棒44下部は桿孔42を塞ぐようにつば状の支持片44aが設けられ、支持片44aに桿孔42を塞ぐ保護弁パッキン45が取り付けられている。
弁棒44を押下するソレノイド41は、電磁コイルが巻回されたシリンダと、電磁コイルの励磁により移動し、弁棒44上端と係合して弁棒44を押下するプランジャと、プランジャに配設された作動棹46により構成され、弁棒44上端を横方向からの運動で押下するため、作動棹46はテーパー面46aを有している。
安全弁33の筒状弁38を内蓋15方向へ付勢する安全弁スプリング37と、弁棒44を上方向へ付勢する保護弁スプリング43とでは、筒状弁38を内蓋15方向へ付勢する安全弁スプリング37の方が強くなるように設定されている。
通常の炊飯時には、圧力弁18が調圧ボール24の作用により鍋4内の圧力をコントロールしているため、安全装置20は図3のように、シリコンにより形成された安全弁パッキン39と保護弁パッキン45とによって、鍋4内を密封している。
ところが、圧力弁18に豆の皮などの被炊飯物が詰まってしまい、作用しなくなると、鍋4内の圧力が異常上昇してしまう。そのとき鍋4内の圧力が安全弁の設定圧力(例えば1.25気圧)になると、図4に示す通り、安全弁パッキン39を内蓋15に押圧している安全弁スプリング37の力に抗して筒状弁38と安全弁パッキン39が押し上げられるため、鍋4内の蒸気は弁孔35を通り内蓋15と安全弁パッキン39との間から図4矢印で示すように蒸気通路21へと抜けて外方へ放出される。
さらに、圧力弁18に加えて安全弁33にも豆の皮などの被炊飯物が詰まってしまった場合、さらに鍋4内の圧力が異常上昇してしまう。すると、図5に示す通り、圧力センサ(図示省略)で保護弁の設定圧力(例えば、1.32気圧)を検出すると、制御装置(図示省略)がソレノイド41を動作させることにより、プランジャが押し出され、作動棹46のテーパー46aが弁棒44の上端に当接し、弁棒44が保護弁スプリング43の力に抗して鍋4方向に押下される。弁棒44の押下によって、筒状弁38と保護弁パッキン45との密封が解除され、図5矢印で示すように、筒状弁38と弁棒44の間の隙間から蒸気通路21に蒸気が抜けて外方へ放出される。
また、安全弁33と共に保護弁34にも豆の皮などの被炊飯物が詰まってしまった場合においても、弁棒44をソレノイド41で強制的に、例えば5mm押下することで隙間ができるため、鍋4内の蒸気が外方へ抜ける。
上記実施例では、弁棒44を強制的に作動させるソレノイド41を、横方向から弁棒44に係合する例を示したけれども、場合により、ソレノイド41は縦方向から弁棒に作用するようにしてもよい。直接連結するなど、係合する方法としては種々の方法が用いられる。
また、上記実施例では、鍋4内の圧力を検出する方法として圧力センサを用いたが、それに限定されるものではなく、炊飯中における排出蒸気温度を検出して沸騰温度よりも所定温度低い場合に異常が発生したとする方法を用いるなど、種々の方法が用いられる。
また、安全弁33と保護弁34を作動する基準となる気圧をそれぞれ1.25気圧、1.32気圧としたが、作動する基準はこの数値に限定されるものではない。
以上述べたように、本発明は安全弁を保護弁との二重構造でかつ保護弁を制御装置による強制的な作動、復帰が可能に構成したことにより、安全弁の設置場所が1箇所であっても、圧力式炊飯器の炊飯異常時において、確実に鍋内の異常圧力を解消することができる。
1:圧力式炊飯器
2:炊飯器本体(本体)
3:蓋体
4:鍋
5:加熱手段
15:内蓋
16:外蓋
33:安全弁
34:保護弁
35:弁孔
36:安全弁カバー
37:安全弁スプリング
38:筒状弁
39:安全弁パッキン
40:可動部
41:ソレノイド(作動部)
42:桿孔
43:保護弁スプリング
44:弁棒
44a:支持片
45:保護弁パッキン
46:作動棹

Claims (7)

  1. 被炊飯物が投入される鍋と、該鍋が収納される収納ケースと、前記鍋を加熱する加熱手段と、炊飯を制御する制御部とを有する炊飯器本体と、該炊飯器本体に開閉自在に装着された蓋体と、該蓋体内に設けられ、前記鍋内の圧力を調節する圧力弁とを備えた炊飯器において、
    前記蓋体には、前記鍋内の圧力を大気圧に開放する安全弁と該安全弁内に可動部を有する保護弁とが設けられ、該保護弁は前記可動部を動作させるよう該可動部に関連付けられた作動部を前記安全弁外に備えたことを特徴とする圧力式炊飯器。
  2. 前記安全弁の作動する設定圧力より、前記保護弁の作動する設定圧力の方が高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  3. 前記保護弁は、前記安全弁作動時には前記安全弁と連動し、前記安全弁が不作動でかつ前記保護弁の設定圧力に達したときには独立して動作するように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  4. 前記保護弁は、前記可動部が前記安全弁の筒状弁内に設けた貫通孔を挿通して設けられたことを特徴とする請求項1又は3に記載の圧力式炊飯器。
  5. 前記保護弁は、前記作動部がソレノイドにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力式炊飯器。
  6. 前記保護弁は、前記安全弁の筒状弁内に設けた貫通孔を挿通し下端に該貫通孔を閉塞するつばを備えた弁棒、該弁棒を上方に付勢する付勢手段及び前記作動部との係合部を有する前記可動部と、前記係合部に作動力を加える前記作動部とからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の圧力式炊飯器。
  7. 前記筒状弁を内蓋方向に付勢する安全弁スプリングの力が前記保護弁の前記弁棒を上方に付勢する前記付勢手段の力よりも強くなるように設定したことを特徴とする請求項6に記載の圧力式炊飯器。
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