JP2010263972A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆる打ち込み機の使用を防止する。
【解決手段】遊技機が備える周辺基板及び/又は周辺装置(メダルセレクタ、ホッパ装置、リールユニット、スタートスイッチ及び複数のストップスイッチ)が実際に動作しているかどうかを検知する追加のセンサを設ける。メイン基板において、周辺基板からの信号(スイッチやセンサからの信号)及び/又は周辺装置への信号(モータへの回転指令信号)を前記追加のセンサの検知信号と比較する。両者が一致しないときに異常と判定するので、打ち込み機による打ち込みが行われたことを検知することができる。打ち込みを検知したとき、遊技処理を中止するなどして打ち込みによる利益提供を困難にすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、スロットマシンなどの遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。遊技機には、その筐体内部に、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御させるために対応させた制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は制御回路装置によって制御されている。
最近の遊技機の内部に配設されている制御回路装置は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
遊技場に設置される遊技機は、制御プログラムが不正に改変されないよう管理されており、メイン基板を収納ケースに収納し、その収納ケースを、本体枠の所定部材に組み付けるなどして、メイン基板及び制御プログラムを記憶するROMが不正に交換されないように配慮がなされている。さらに、ROMには封印シールが貼付されるなどして、装着されている基板上から容易に外すことができないようになっている。
特開2003−299845号公報 特開2004−86528号公報 特開2004−86529号公報 特開2006−15075号公報 特開2007−195605号公報 特開2005−160635号公報 特開2004−261432号公報 特開2004−261433号公報
ところで、いわゆる「打ち込み機」というものがある。これは、遊技機内部においてメイン基板とその周辺基板/周辺装置とを接続するワイヤハーネスのコネクタを外して、前記周辺基板/周辺装置の代わりに当該コネクタに接続するものである。「打ち込み機」は電子装置であって、周辺基板/周辺装置からの信号と同様の信号を生成して前記メイン基板に送出するものである。打ち込み機は、例えば、スタートスイッチなどが設けられているスイッチ基板とメイン基板を結ぶワイヤハーネスに、スイッチ基板に代えて設けられる。打ち込み機は、操作信号(メダル投入信号、スタートスイッチ信号、停止ボタン信号、メダル払出信号など)を発生する。例えば、スタートスイッチの操作の有無にかかわらず、スタートスイッチ押下に相当する信号を電気的に発生し、これをメイン基板に入力することで所定の遊技処理を実行させる。打ち込み機を用いれば、いちいち人間が操作することなく、自動的に繰り返し遊技を実行させることができる。このような行為は「打ち込み」と呼ばれ、不正行為である。打ち込み機は、例えば、繰り返し遊技を実行させることで発生確率の低いビッグボーナスなどに当選させ、そのときにメモリに記憶される当選フラグを保持させることで特定の遊技者に利益を誘導する、といった用途に用いられているようである。打ち込みはホール側の客寄せのひとつとして行われることが多く、打ち込み機はホール店員により取り付けられているようである。
要するに、「打ち込み」とは、いわゆるボーナスをためることのできるストック機ではボーナスをためることであり、ストック機ではない通常の遊技機ではボーナスに当選するまで遊技を行うことである。ストック機のボーナスの数やボーナスの当選状態といった内部情報は、記憶部(レジスタ)に保存されている。
前述のように「打ち込み」は不正行為である。しかし、「打ち込み」によりホールの開店直後の遊技機の稼働率を上げることができることから、いまだに行われている。関係団体が打ち込み機の使用禁止を通達しているが、ホール間の競争が激しい地域では、一部のホールで「打ち込み」を行っていると他のホールも対抗上「打ち込み」を行わざるを得ないという事情もあり、その根絶には成功していない。
「打ち込み」を根絶するには、ホールに対する啓蒙活動とともに、技術的な側面において、打ち込み機の使用を困難にすることが必要である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、打ち込みが行われたことを検知することのできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路に設けられて前記メダル通路のメダルを検知するメダルセンサとを含み、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタと、
前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、このホッパタンクから受けたメダルがはまり込む複数のメダル穴を有する回転ディスクと、前記ホッパタンクのメダルを外部へ送り出すために前記回転ディスクを回転駆動するモータとを含むホッパ装置と、
複数のリールと、前記複数のリールをそれぞれ回転させる複数のモータとを含むリールユニットと、
前記複数のリールを回転させるためのスタートスイッチと、
前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、
遊技に係る処理を行うメイン基板と、
前記メダルセレクタ、前記ホッパ装置、前記リールユニット、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチを前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
下記(1)乃至(3)の少なくともいずれかを備え、
(1)前記ホッパ装置のモータ又は前記リールユニットの複数のモータの少なくとも一方の回転を検知するための追加の第1センサ
(2)前記ホッパタンクに貯留されるメダルの量を検知する追加の第2センサ
(3)前記スタートスイッチ又は前記複数のストップスイッチのオンオフを検知する追加の第3センサと、
前記メイン基板は、下記(ア)乃至(ウ)の少なくともいずれかの処理を行うものである。
(ア)前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第1センサから前記モータの回転を示す信号を受けないとき、異常と判定する処理
(イ)前記ホッパ装置の前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第2センサから貯留されるメダルの量の減少を示す信号を受けないとき、異常と判定する処理
(ウ)前記スタートスイッチ又は前記複数のストップスイッチのオンオフ信号を受けているにもかかわらず、前記追加の第3センサから前記オンオフの検知を示す信号を受けていないとき、異常と判定する処理
前記追加の第1センサは、前記モータに流れる電流を電圧に変換する手段と、前記手段で変換した電圧を増幅して前記メイン基板へ送る増幅器とを備えるものでもよい。
前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力を積分した信号を出力する積分回路であり、
前記信号復元器は、積分された前記信号を微分する微分回路であって、負極性の信号を除去する手段を備えるものでもよい。
前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力に基づき発振動作を行う発振回路であり、
前記信号復元器は、前記発振回路の出力信号を検波する検波回路であるものでもよい。
前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力のHレベルの電圧とLレベルの電圧をそれぞれ予め定められた電圧VHthと電圧VLthに変換する信号レベル変換器であり、
前記信号復元器は、前記信号レベル変換器の出力信号を前記電圧VHthと電圧VLthの間で予め設定された閾値と比較し、比較の結果に応じて前記Hレベルの電圧と前記Lレベルの電圧を発生する電圧比較器であるものでもよい。
前記追加の第1センサの出力乃至前記追加の第3センサの出力を送信するための無線送信機と、前記無線送信機からの電波を受信する無線受信機とを備え、
前記メイン基板は、前記無線受信機の出力に基づき、前記(ア)乃至(ウ)の少なくともいずれかの処理を行うようにしてもよい。
本発明は、メイン基板に接続される周辺基板及び/又は周辺装置のスイッチやセンサの検知状況を監視する追加のセンサを設け、前記メイン基板において、前記スイッチやセンサからの信号を前記追加のセンサの検知信号と比較し、両者が一致しないときに異常と判定するので、打ち込みが行われたことを検知することができる。打ち込みを検知したとき遊技機が異常であるとし、遊技処理を中止するなどして打ち込みによる利益提供を困難にすることができる。
前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図である。 前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図である。 発明の実施の形態に係るスロットマシンのブロック図である。 発明の実施の形態に係る追加の第1センサ乃至追加の第4センサの説明図である。 発明の実施の形態に係る追加の第1センサの動作説明図である。 発明の実施の形態に係る追加の第1センサの構成の一例を示す図及びその動作説明図である。 発明の実施の形態に係る追加の第3センサの動作説明図である。 発明の実施の形態に係る追加の第3センサの構成の具体例を示す図である。 発明の実施の形態に係る信号変換器及び信号復元器の説明図である。 発明の実施の形態に係る信号変換器及び信号復元器の構成の具体例を示す図及びその動作説明図である。 発明の実施の形態に係る信号変換器及び信号復元器の構成の他の例を示す図及びその動作説明図である。 発明の実施の形態に係るホッパ装置の正面図(図12(a))、右側面図(図12(b))、上面図(図12(c))である。 ホッパ装置のホッパタンク側の分解斜視図である。 ホッパ装置のホッパシャーシ側の分解斜視図である。 発明の実施の形態に係るホッパ装置における追加の第1センサの取り付け状態を示す図である。 スロットマシンのリールユニットを示す斜視図である。 スロットマシンのリールユニットを構成する回転リールの構造を示す斜視図である。 発明の実施の形態に係るリールユニットにおける追加の第1センサの取り付け状態を示す図である。 発明の実施の形態に係るメダルセレクタの斜視図である。 発明の実施の形態に係る接触センサの他の例を示す側面図である。 図7の接触センサの断面図である。 発明の実施の形態に係る接触センサの他の例を示す側面図である。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図、図2は前扉を180度開いた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1及び図2中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132の下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリール(後述の40a〜40c)のそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。前記ゲーム表示部131の右側には、液晶表示装置LCDが設けてある。
スロットマシン本体120の内部には、図2に示すように、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉130の前面に設けた払出し口135に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置121が設置されている。このホッパ装置121の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンク122を備えている。スロットマシン本体120の内部には、前扉130を閉めたときにゲーム表示部131が来る位置に三個のリールからなるリールユニット203が設置されている。リールユニット203は、外周面に複数種類の図柄が配列されている3つのリール(第1リール40a〜第3リール40c)を備えている。ゲーム表示部131には開口部が設けられていて、それを通して遊技者が前記リールユニット203の各回転リールの図柄を見ることができるようになっている。ホッパ装置121の上側のリールユニット203との間には電源部205が設けられている。
前記前扉130の裏面には、図2に示すように、メダル(コイン)セレクタ1が、前扉130の前面に設けられたメダル投入口132の裏側に取り付けられている。このメダルセレクタ1は、メダル投入口132から投入されたメダルの通過を検出しながら、当該メダルをホッパ装置121に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。
また、メダルセレクタ1の下側には、図2に示すように、その下部側を覆って前扉130の払出し口135に連通する導出路136が設けられている。メダルセレクタ1により振り分けられたメダルは、この導出路136を介して払出し口135から遊技者に返却される。
図3は発明の実施の形態に係るスロットマシン100の機能ブロック図を示す。
この図において電源系統についての表示は省略されている。図示しないが、スロットマシンは商用電源(AC100V)から直流電源(+5Vなど)を発生するための電源部を備える。
スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板(処理部)10とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板20とを備える。なお、少なくともメイン基板10は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板10は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リール40の回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板10は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板20は、メイン基板10からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板20は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板10からサブ基板20への一方のみであり、逆にサブ基板20からメイン基板10へコマンド等が出されることはない。
メイン基板10には、次の周辺基板/周辺装置が接続されている。
・ベットスイッチBET、スタートスイッチ134,ストップボタン140を備えるスイッチ基板SWB
・3つのリール40a〜40cと、これらをそれぞれ回転させるステッピングモータ155a〜155cと、それらの位置をそれぞれ検出するリール位置検出器159a〜159cとを備えるリールユニット203(なお、ステッピングモータ155a〜155cを単にモータ155あるいはモータと記すことがある)
・ホッパタンク122に貯留されたメダルを送り出す回転ディスク3と、これを回転させるホッパモータ34と、メダルを1枚払い出す毎に作動するメダル検出部43とを備えるホッパ装置121(なお、ホッパモータ34を単にモータ34あるいはモータと記すことがある)
・投入されたメダルを検知するメダルセンサS1及びS2を備えるメダルセレクタ1
ホッパ装置121、リールユニット203、及び、メダルセレクタ1については、後に詳しく説明を加える。
サブ基板20には液晶表示装置の制御用の液晶制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。
さらに、発明の実施の形態に係る遊技機は、下記(1)乃至(4)の少なくともいずれかを備える。
(1)ホッパ装置121のモータ又はリールユニット203の複数のモータの回転を検知するための追加の第1センサ80Sa,203Sa〜203Sc(これらを区別しないときはSEN1という符号を使用することがある)
(2)ホッパタンク122に貯留されるメダルの量を検知する追加の第2センサ80Sb(追加の第2センサSEN2とも記すことがある)
(3)スタートスイッチ134又は複数のストップスイッチ140のオンオフを検知する追加の第3センサ134S,140S(134Sと140Sを区別しないときはSEN3という符号を使用することがある)
(4)メダルセンサS1及びS2とは別に設けられて投入されたメダルを検知する追加の第4センサS10、S20(S10とS20を区別しないときはSEN4という符号を使用することがある)
上記追加の第1センサSEN1〜第4センサSEN4については、後に説明を加える。
メイン基板10は、投入受付手段1050〜リプレイ処理手段1600及び異常判定部1700を備える。
投入受付部1050は、メダルセレクタ1のメダルセンサS1とS2の出力を受け、遊技毎にメダルの投入を受け付けて、規定投入数に相当するメダルが投入されたことに基づいて、スタートスイッチ134に対する第1リール40a〜第3リール40cの回転開始操作を許可する処理を行う。なお、スタートスイッチ134の押下操作が、第1リール40a〜第3リール40cの回転を開始させる契機となっているとともに、内部抽選を実行する契機となっている。また、遊技状態に応じて規定投入数を設定し、通常状態およびボーナス成立状態では規定投入数を3枚に設定し、ボーナス状態では規定投入数を1枚に設定する。
メダルが投入されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度として、投入されたメダルを投入状態に設定する。あるいは、遊技機にメダルがクレジットされた状態で、ベットスイッチBETが押下されると、遊技状態に応じた規定投入数を限度して、クレジットされたメダルを投入状態に設定する。メダルの投入を受け付けるかどうかは、メイン基板10が制御する。スタートスイッチ134が押下され各リールの回転が開始した時点(遊技開始時点)から3つのストップスイッチ140が押下され各リールの回転が停止した時点(入賞した場合はメダル払い出しが完了した時点)(遊技終了時点)の間であって、メダルの投入を受け付ける状態になっていないときは(許可されていないときは)、メダルを投入してもメダルセンサS1、S2でカウントされず、そのまま返却される。同様に、メイン基板10はベットスイッチBETの有効/無効を制御する。また、前記遊技終了時点から前記遊技開始時点までの間でベットスイッチBETは有効となるが、これ以外の期間においては(BETスイッチの押下が許可されていないときは)、ベットスイッチBETを押下しても、それは無視される。
メイン基板10は、乱数発生手段1100を内蔵する。乱数発生手段1100は、抽選用の乱数値を発生させる手段である。乱数値は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
内部抽選手段1200は、遊技者がスタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、役の当否を決定する内部抽選を行う。すなわち、メイン基板10のメモリ(図示せず)に記憶されている抽選テーブル(図示せず)を選択する抽選テーブル選択処理、乱数発生手段1050から得た乱数の当選を判定する乱数判定処理、当選の判定結果で大当たりなどに当選したときにその旨のフラグを設定する抽選フラグ設定処理などを行う。
抽選テーブル選択処理では、図示しない記憶手段(ROM)に格納されている複数の抽選テーブル(図示せず)のうち、いずれの抽選テーブルを用いて内部抽選を行うかを決定する。抽選テーブルでは、複数の乱数値(例えば、0〜65535の65536個の乱数値)のそれぞれに対して、リプレイ、小役(ベル、チェリー)、レギュラーボーナス(RB:ボーナス)、およびビッグボーナス(BB:ボーナス)などの各種の役が対応づけられている。また、遊技状態として、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態が設定可能とされ、さらにリプレイの抽選状態として、リプレイ無抽選状態、リプレイ低確率状態、リプレイ高確率状態が設定可能とされる。
乱数判定処理では、スタートスイッチ134からのスタート信号に基づいて、遊技毎に前記乱数発生手段(図示せず)から乱数値(抽選用乱数)を取得し、取得した乱数値について前記抽選テーブルを参照して役に当選したか否かを判定する。
抽選フラグ設定処理では、乱数判定処理の結果に基づいて、当選したと判定された役の抽選フラグを非当選状態(第1のフラグ状態、オフ状態)から当選状態(第2のフラグ状態、オン状態)に設定する。2種類以上の役が重複して当選した場合には、重複して当選した2種類以上の役のそれぞれに対応する抽選フラグが当選状態に設定される。抽選フラグの設定情報は、記憶手段(RAM)に格納される。
入賞するまで次回以降の遊技に当選状態を持ち越し可能な抽選フラグ(持越可能フラグ)と、入賞の如何に関わらず次回以降の遊技に当選状態を持ち越さずに非当選状態にリセットされる抽選フラグ(持越不可フラグ)とが用意されていることがある。この場合、前者の持越可能フラグが対応づけられる役としては、レギュラーボーナス(RB)およびビッグボーナス(BB)があり、それ以外の役(例えば、小役、リプレイ)は後者の持越不可フラグに対応づけられている。すなわち抽選フラグ設定処理では、内部抽選でレギュラーボーナスに当選すると、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態を、レギュラーボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行い、内部抽選でビッグボーナスに当選すると、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態を、ビッグボーナスが入賞するまで持ち越す処理を行う。このときメイン基板10は、内部抽選機能により、レギュラーボーナスやビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技でも、レギュラーボーナスおよびビッグボーナス以外の役(小役およびリプレイ)についての当否を決定する内部抽選を行っている。すなわち抽選フラグ設定処理では、レギュラーボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているレギュラーボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定し、ビッグボーナスの抽選フラグの当選状態が持ち越されている遊技において、内部抽選で小役あるいはリプレイが当選した場合には、既に当選しているビッグボーナスの抽選フラグと内部抽選で当選した小役あるいはリプレイの抽選フラグとからなる2種類以上の役に対応する抽選フラグを当選状態に設定する。
リプレイ処理手段1600は、所定条件下で内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる制御を行うことがある。リプレイ処理手段1600については、後に再度説明を加える。リプレイの抽選状態として、リプレイが内部抽選の対象から除外されるリプレイ無抽選状態、リプレイの当選確率が約1/7.3に設定されるリプレイ低確率状態、およびリプレイの当選確率が約1/6に設定されるリプレイ高確率状態という複数種類の抽選状態を設定可能とされている。リプレイの抽選状態を変化させることにより、内部抽選におけるリプレイの当選確率を変動させる。
リール制御手段1300は、遊技者がスタートスイッチ134の押下操作(回転開始操作)によるスタート信号に基づいて、第1リール40a〜第3リール40cをステッピングモータ155により回転駆動して、第1リール40a〜第3リール40cの回転速度が所定速度(約80rpm:1分間あたり約80回転となる回転速度)に達した状態において回転中のリール40にそれぞれ対応する3つのストップボタン140の押下操作(停止操作)を許可する制御を行うとともに、ステッピングモータ155により回転駆動されている第1リール40a〜第3リール40cを抽選フラグの設定状態(内部抽選の結果)に応じて停止させる制御を行う。
また、リール制御手段1300は、3つのストップボタン140に対する押下操作(停止操作)が許可(有効化)された状態において、遊技者が3つのストップボタン140を押下することにより、そのリール停止信号に基づいて、リールユニット203のステッピングモータへの駆動パルス(モータ駆動信号)の供給を停止することにより、第1リール40a〜第3リール40cの各リールを停止させる制御を行う。
すなわち、リール制御手段1300は、3つのストップボタン140の各ボタンが押下される毎に、第1リール40a〜第3リール40cのうち押下されたボタンに対応するリール40の停止位置を決定して、決定された停止位置でリール40を停止させる制御を行っている。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている停止制御テーブル(図示せず)を参照して3つのストップボタン140の押下タイミングや押下順序等(停止操作の態様)に応じた第1リール40a〜第3リール40cの停止位置を決定し、決定された停止位置で第1リール40a〜第3リール40cを停止させる制御を行う。
ここで停止制御テーブルでは、ストップボタン140の作動時点における第1リール40a〜第3リール40cの位置(押下検出位置)と、第1リール40a〜第3リール40cの実際の停止位置(または押下検出位置からの滑りコマ数)との対応関係が設定されている。抽選フラグの設定状態に応じて、第1リール40a〜第3リール40cの停止位置を定めるための停止制御テーブルが用意されることもある。
遊技機では、後述のように(図17及びその説明参照)、リールユニット203は、インデックス160と、これを検知するインデックスセンサ(フォトインタラプタ)159とを備えており、リール制御手段1300は、リール40が1回転する毎にインデックスセンサ159で検出される基準位置信号に基づいて、リール40の基準位置(リールインデックスによって検出されるコマ)からの回転角度を求める(ステップモータの回転軸の回転ステップ数をカウントする)ことによって、現在のリール40の回転状態を監視することができるようになっている。すなわち、メイン基板10は、リール40の基準位置からの回転角度を求めることにより、ストップボタン140の作動時におけるリール40の位置を得ることができる。
リール制御手段1300は、いわゆる引き込み処理と蹴飛ばし処理とをリール40を停止させる制御として行っている。引き込み処理とは、抽選フラグが当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止するように(当選した役を入賞させることができるように)リール40を停止させる制御処理である。一方蹴飛ばし処理とは、抽選フラグが非当選状態に設定された役に対応する図柄が有効な入賞判定ライン上に停止しないように(当選していない役を入賞させることができないように)リール40を停止させる制御処理である。すなわち本実施形態の遊技機では、上記引き込み処理及び蹴飛ばし処理を実現させるべく、抽選フラグの設定状態、ストップボタン140の押下タイミング、押下順序、既に停止しているリール40の停止位置(表示図柄の種類)などに応じて各リール40の停止位置が変化するように停止制御テーブルが設定されている。このように、メイン基板10は、抽選フラグが当選状態に設定された役の図柄を入賞の形態で停止可能にし、一方で抽選フラグが非当選状態に設定された役の図柄が入賞の形態で停止しないように第1リール40a〜第3リール40cを停止させる制御を行っている。
本実施形態の遊技機では、第1リール40a〜第3リール40cが、ストップボタン140が押下された時点から190ms以内に、押下されたストップボタン140に対応する回転中のリール40を停止させる制御状態に設定されている。すなわち回転している各リール40の停止位置を決めるための停止制御テーブルでは、ストップボタン140の押下時点から各リール40が停止するまでに要するコマ数が0コマ〜4コマの範囲(所定の引き込み範囲)で設定されている。
入賞判定手段1400は、第1リール40a〜第3リール40cの停止態様に基づいて、役が入賞したか否かを判定する処理を行う。具体的には、記憶手段(ROM)に記憶されている入賞判定テーブルを参照しながら、第1リール40a〜第3リール40cの全てが停止した時点で入賞判定ライン上に表示されている図柄組合せが、予め定められた役の入賞の形態であるか否かを判定する。
入賞判定手段1400は、その判定結果に基づいて、入賞時処理を実行する。入賞時処理としては、例えば、小役が入賞した場合にはホッパ装置121を駆動してメダルの払出制御処理が行われるか、あるいはクレジットの増加され(規定の最大枚数例えば50枚まで増加され、それを超えた分だけ実際にメダル払い出される)、リプレイが入賞した場合にはリプレイ処理が行われ、ビッグボーナスやレギュラーボーナスが入賞した場合には遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理が行われる。
払出制御手段1500は、遊技結果に応じたメダルの払い出しに関する払出制御処理を行う。具体的には、小役が入賞した場合に、役毎に予め定められている配当に基づいて遊技におけるメダルの払出数を決定し、決定された払出数に相当するメダルを、ホッパモータ34で回転ディスク3を回転させて、払い出させる。
メダルのクレジット(内部貯留)が許可されている場合には、ホッパ装置121によって実際にメダルの払い出しを行う代わりに、記憶手段(RAM)のクレジット記憶領域(図示省略)に記憶されているクレジット数(クレジットされたメダルの数)に対して払出数を加算するクレジット加算処理を行って仮想的にメダルを払い出す処理を行う。
リプレイ処理手段1600は、リプレイが入賞した場合に、次回の遊技に関して遊技者の所有するメダルの投入を要さずに前回の遊技と同じ準備状態に設定するリプレイ処理(再遊技処理)を行う。リプレイが入賞した場合には、遊技者の手持ちのメダル(クレジットメダルを含む)を使わずに前回の遊技と同じ規定投入数のメダルが自動的に投入状態に設定される自動投入処理が行われ、遊技機が前回の遊技と同じ入賞判定ラインを有効化した状態で次回の遊技における回転開始操作(遊技者によるスタートスイッチ134の押下操作)を待機する状態に設定される。
また、メイン基板10は、通常状態、ボーナス成立状態、およびボーナス状態の間で遊技状態を移行させる制御を行うことがある(遊技状態移行制御機能)。遊技状態の移行条件は、1の条件が定められていてもよいし、複数の条件が定められていてもよい。複数の条件が定められている場合には、複数の条件のうち1の条件が成立したこと、あるいは複数の条件の全てが成立したことに基づいて、遊技状態を他の遊技状態へ移行させることができる。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からはボーナス成立状態への移行が可能となっている。ボーナス成立状態は、内部抽選でビッグボーナスあるいはレギュラーボーナスに当選したことを契機として移行する遊技状態である。ボーナス成立状態では、通常状態における内部抽選でビッグボーナスが当選した場合、ビッグボーナスが入賞するまでビッグボーナスに対応する抽選フラグが当選状態に維持され、通常状態における内部抽選でレギュラーボーナスが当選した場合、レギュラーボーナスが入賞するまでレギュラーボーナスに対応する抽選フラグが当選状態に維持される。ボーナス状態では、ボーナス遊技によって払い出されたメダルの合計数により終了条件が成立したか否かを判断し、入賞したボーナスの種類に応じて予め定められた払出上限数を超えるメダルが払い出されると、ボーナス状態を終了させて、遊技状態を通常状態へ復帰させる。
異常判定部1700は、下記(ア)乃至(オ)の少なくともいずれかの処理を行う。どの処理を行うかは、追加の第1センサSEN1〜追加の第4センサSEN4のいずれが設けられているかに対応する。例えば、追加の第1センサSEN1が設けられているときは(ア)を実行する。以下同様に、追加の第2センサSEN2〜追加の第4センサSEN4に対応して(イ)〜(オ)を実行する。追加の第1センサSEN1〜追加の第4センサSEN4のうちの複数が設けられているときは、下記(ア)乃至(オ)のうちの複数を実行できるが、これは必須ではなく、下記(ア)乃至(オ)のうちで任意の一部について処理を実行することもできる。
(ア)前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第1センサから前記モータの回転を示す信号を受けないとき、異常と判定する。
(イ)前記ホッパ装置の前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第2センサからメダルの量の減少を示す信号を受けないとき、異常と判定する。
(ウ)前記スタートスイッチ又は前記複数のストップスイッチのオンオフ信号を受けているにもかかわらず、前記追加の第3センサから前記オンオフの検知を示す信号を受けていないとき、異常と判定する。
(エ)前記メダルセンサからメダルの検知信号を受けているにもかかわらず、前記追加の第4センサからメダルの検知信号を受けていないとき、異常と判定する。
(オ)前記メダルセンサからメダルの検知信号(予め定められた一定枚数以上のメダル投入を意味する信号。ある程度まとまった枚数(例えば、10枚以上)の投入を意味する信号であることが望ましい)を受けているにもかかわらず、前記追加の第2センサからメダルの量の増加を示す信号を受けないとき、異常と判定する。
上記(ア)乃至(エ)は、いずれも、メイン基板10が、周辺基板から所定の操作が行われていることの検知信号、又は、周辺装置へ所定の動作を行わせる指令信号を送っているにも関わらず、対応する追加のセンサは、当該所定の操作が行われていないこと、又は、当該所定の動作が行われていないことを示しているもので、打ち込み機の使用が強く疑われるケースである。従って、上記ケースに該当するときは異常と判定して、遊技処理を中止したり、エラー報知を行うことが望ましい。このように処理することで打ち込み機の使用を困難にし、これによる不正な利益の供与を阻止することができる。
打ち込み機とは、遊技機内部においてメイン基板10とスイッチ基板SWB、メダルセレクタ1、リールユニット203、ホッパ装置121などの周辺基板/周辺装置とを接続するワイヤハーネスのコネクタを外して、それらの周辺基板/周辺装置の代わりに当該コネクタに接続するものである。打ち込み機は電子装置であって、前記周辺基板/周辺装置からの信号と同様の信号を生成してメイン基板10に送出するものである。打ち込み機は、典型的には、スタートスイッチなどが設けられているスイッチ基板とメイン基板を結ぶワイヤハーネスに、スイッチ基板SWBに代えて設けられる。打ち込み機は、操作信号(メダル投入信号、スタートスイッチ信号、停止ボタン信号、メダル払出信号など)を発生する。例えば、スタートスイッチを実際に操作することなく、スタートスイッチ押下に相当する信号を電気的に発生し、これをメイン基板に入力することで所定の遊技処理を実行させる。あるいは、打ち込み機は、ホッパ装置121とメイン基板10を結ぶワイヤハーネスに、ホッパ装置121に代えて設けられるものでもある。打ち込み機は、メイン基板10からホッパ装置121のホッパモータ34へ駆動信号(メダル払い出し信号)が送られたときに、メダルの実際の払い出しとは無関係にメダル検出部43の出力信号に相当する信号(メダル検出部43に代わる信号)をメイン基板10へ送るものである。また、打ち込み機は、ホッパ装置121とリールユニット203を結ぶワイヤハーネスに、リールユニット203に代えて設けられるものでもある。打ち込み機は、メイン基板10からリールユニット203のステッピングモータ155a〜155cへ駆動信号(リールの回転信号又は停止信号)が送られたときに、リールの実際の回転とは無関係にリール位置検出器159a〜159cの出力信号に相当する信号(インデックス検知信号)をメイン基板10へ送るものである。打ち込み機を用いれば、いちいち人間が操作することなく、自動的に繰り返し遊技を実行させることができる。このような行為は「打ち込み」と呼ばれ、不正行為である。
打ち込み機は、上述のように、メイン基板10にとっては前記周辺基板/周辺装置として見えるものであるが、メダルの投入・リールの回転・メダルの払い出しといった物理的な動作を伴わないものである。そこで、上記(1)〜(4)のように追加のセンサを設けるとともに、上記(ア)〜(オ)のように判定することで、打ち込み機の使用を検知でき、これによる不正な利益の供与を阻止することができるのである。
図4は、追加の第1センサSEN1〜追加の第4センサSEN4の説明図である。
追加の第1センサSEN1はモータの動作を監視するもので、ホッパ装置121と、リールユニット203に設けられる。監視対象及び監視メカニズムは同じであるので、その信号処理及び異常判定部1700の処理は同様になり、追加の第1センサ203Sa〜203Scと80Saは、追加の第1センサSEN1としてひとまとめに扱うことができる。
追加の第2センサSEN2はホッパタンク122に貯留されるメダルの量を検知するものである(具体例については後に説明を加える)。
追加の第3センサSEN3はスイッチ類の動作を監視するもので、スイッチ基板SWBに設けられる。監視対象及び監視メカニズムは同じであるので、追加の第3センサ134Sと140Sは、追加の第3センサSEN3としてひとまとめに扱うことができる。
追加の第4センサSEN4は投入されたメダルを監視するもので、メダルセレクタ1に設けられる。
なお、追加の第3センサSEN3と追加の第4センサSEN4は、いずれもオンオフのデジタル信号であって、その信号処理及び異常判定部1700の処理は同様になる。したがって、以下の説明において追加の第4センサSEN4を追加の第3センサSEN3に含めることがある。
<追加の第1センサSEN1に関する説明>
図5及び図6は、追加の第1センサSEN1の説明図である。
図5(a)は、ホッパ装置121やリールユニット203などの周辺装置PDを、ワイヤハーネスHでメイン基板10に接続した状態を示す。この図では、メイン基板10からの信号を受けてモータM(ホッパモータ34、ステッピングモータ155a〜155cに対応する)が動作し、これを追加の第1センサSEN1で検知し、その検知信号をメイン基板10へ送る。
図5(b)は、打ち込み機(ぶら下がり基板とも呼ばれる)Xが途中に設けられた場合を示す。打ち込み機Xでメイン基板10からのモータ駆動信号が阻止されるとともに、追加の第1センサSEN1の検知信号のメイン基板10への伝播も阻止される。
したがって、(ア)モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、追加の第1センサからモータの回転を示す信号を受けないことになり、メイン基板10は異常と判定する。ここで、追加の第1センサSEN1は、モータMの動作時に、ワイヤハーネスHに電流が流れるような検知信号を出力することが望ましい。例えば、追加の第1センサSEN1の出力がオープンコレクタであり、それがメイン基板10側のプルアップ抵抗に接続されているものである。こうすることで、追加の第1センサSEN1の検知信号の伝播が阻止されたことを確実に検知することができる(電線が切断された場合でも上記(ア)の判断ができる)。
図5(c)は、ホッパ装置121やリールユニット203などの周辺装置PDを、ワイヤハーネスHでメイン基板10に接続するが、追加の第1センサSEN1の検知信号は、無線でメイン基板10へ送られる。
図5(d)は、打ち込み機(ぶら下がり基板とも呼ばれる)Xが途中に設けられた場合を示す。この場合も同様に、上記(ア)の判断を行うことができる。図5(c)(d)の場合は、ワイヤハーネスHの接続の有無、打ち込み機Xの存在の有無にかかわらず、追加の第1センサSEN1の検知信号はメイン基板10へ確実に送られる。そのため、上記(ア)の判断の信頼性は高い。
図6(a)は、追加の第1センサSEN1の具体例を示す。モータMに流れる電流を抵抗Rで電圧に変換し、それを増幅器AMPで増幅してからメイン基板10へ送るものである。その特性は図6(b)のようであり、モータの電流と増幅器AMPの出力電圧は比例している。この追加の第1センサSEN1の検知信号はアナログ信号である。
追加の第1センサSEN1として、他にも発電機なども使用できるが、いずれも検知信号はアナログ信号になる。打ち込み機Xはマイコンを備え、デジタル信号を扱うようになっているので、検知信号がアナログであることでその改変は困難になる。したがって、追加の第1センサSEN1により異常の判断を確実に行うことができると言える。
ホッパモータ34に関する追加の第1センサSEN1の検知信号は例えば図6(c)のようであり、ステッピングモータ155についてはパルス駆動が行われているために図6(d)のようになる。
アナログ信号の優位性に関する上記の議論は、追加の第2センサSEN2についても適用できる。追加の第2センサSEN2の具体例は、後述する。
<追加の第3センサSEN3に関する説明>
この説明では、追加の第4センサSEN4を追加の第3センサSEN3に含めて考える。
図7〜図11は、追加の第3センサSEN3の説明図である。
図7(a)は、スイッチ基板SWBなどの周辺基板PBを、ワイヤハーネスHでメイン基板10に接続した状態を示す。この図では、メイン基板10は、スタートスイッチ134などのセンサからの信号とともに、追加の第3センサSEN3の検知信号を受ける。
追加の第3センサSEN3の例を図8(a)(b)に示す。図8(a)は、ストップスイッチ140などの接点式のスイッチに連動するスイッチ(典型的には双極単投スイッチ)を追加の第3センサSEN3としたものである。図8(b)は、スタートスイッチ134のフォトインタラプタ(スタートスイッチ134の図示しないレバーを検知するもの)に隣接して設けられ、同じ検知対象(レバー)を検知するフォトインタラプタを追加の第3センサSEN3としたものである(追加の第4センサSEN4も同様にフォトインタラプタとすることができる)。図8(a)(b)いずれの場合も、本来のセンサ(スイッチ)と追加の第3センサSEN3は同種のデジタル信号である。
図7(b)は、打ち込み機Xが途中に設けられた場合を示す。周辺基板PBからメイン基板へのセンサの信号及び追加の第3センサSEN3の検知信号の両方が阻止され、メイン基板10まで伝播しない。センサの信号に代えて、打ち込み機Xの備える信号発生器が擬似信号(スタートスイッチ134などの押下信号と同じ信号)を発生してこれをメイン基板10へ送る。しかし、メイン基板10は追加の第3センサSEN3の検知信号を受けない。
したがって、(ウ)スタートスイッチ134又は複数のストップスイッチ140のオンオフ信号(あるいはメダルセンサS1、S2の検知信号)を受けているにもかかわらず、追加の第3センサSEN3からオンオフの検知を示す信号を受けないことになり、メイン基板10は異常と判定する。なお、センサの信号及び追加の第3センサSEN3の検知信号のいずれもオンオフのデジタル信号であり、打ち込み基板Xの信号発生器により追加の第3センサSEN3の検知信号が改変されるおそれがある。そうなると打ち込み機を検知できない。
図7(c)(d)では、追加の第3センサSEN3の検知信号を無線でメイン基板10へ送っている。この場合も同様に、上記(ウ)の判断を行うことができる。図7(c)(d)の場合は、ワイヤハーネスHの接続の有無、打ち込み機Xの存在の有無にかかわらず、追加の第3センサSEN3の検知信号はメイン基板10へ確実に送られる。そのため、上記(ウ)の判断の信頼性は高い。
なお、追加の第4センサSEN4についても、追加の第3センサSEN3と同様の構成を適用することができる。すなわち、図7(c)(d)と同様に、追加の第4センサSEN4の検知信号を無線でメイン基板10へ送るようにできる。そして、(エ)前記メダルセンサからメダルの検知信号を受けているにもかかわらず、前記追加の第4センサからメダルの検知信号を受けていないとき、異常と判定する、ことができる。図7(c)(d)のようにすれば、ワイヤハーネスHの接続の有無、打ち込み機Xの存在の有無にかかわらず、追加の第4センサSEN4の検知信号はメイン基板10へ確実に送られる。そのため、上記(エ)の判断の信頼性は高い。
図7(a)(b)の構成でも、図8(c)(d)のように、信号変換器Encと信号復元器Decを使用することで、打ち込み基板Xでの検知信号の改変を困難にさせることができる。すなわち、周辺基板PBに信号変換器Encを設け、これで追加の第3センサSEN3の検知信号を変換してからワイヤハーネスHを通す。メイン基板10に信号復元器Decを設け、これで変換された検知信号を元のデジタル信号に戻し、その上で上記(ウ)の判断を行う。
図9は、信号変換器Encと信号復元器Decの組み合わせの例を示す。
図10(a)は信号変換器Encとしての積分回路、図10(b)は信号復元器Decとしての微分回路を示す。これらの図においてAMPは増幅器(オペアンプ)を示す。図10(c)〜(e)は、動作説明のための信号波形図である。追加の第3センサSEN3の検知出力(図10(c))が、図10(a)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには図10(d)の波形が現われる。これがワイヤハーネスHを通って図10(b)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには、図10(c)とほぼ同じ図10(e)の波形が現われる。なお、通常の微分回路は負極性のパルスも発生するが、図10(b)のダイオードD1により、同図の出力端Voutには正極性のパルスのみが現われる。ダイオードD1は負極性の信号(パルス)の除去手段である。
図10(f)は信号変換器Encとしての発振回路を示す。図10(f)においてNANDは論理回路(NANDゲート、シュミットトリガタイプが好ましい)を示す。Vinの論理回路NANDの入力が制御用の端子となり、ここがHレベルのときに回路が発振する。発振周波数は、抵抗R4とコンデンサC3の定数を変えることで調整することができる。抵抗R4は、出力を入力側に戻す帰還回路を構成する。図10(g)は信号復元器Decとしての検波回路を示す。図10(h)〜(j)は、動作説明のための信号波形図である。追加の第3センサSEN3の検知出力(図10(h))が、図10(f)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには図10(i)の波形が現われる。これがワイヤハーネスHを通って図10(g)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには、図10(h)とほぼ同じ図10(j)の波形が現われる。
図11(a)は信号変換器Encとしての信号レベル変換器(スライサ)、図11(b)は信号復元器Decとしての電圧比較器(コンパレータ)を示す。この図においてCOMPはコンパレータを示す。このコンパレータは、+端子と−端子の電圧を比較して、+端子の電圧の方が高いときデジタルのオン信号(Hレベルの信号)を出力し、−端子の電圧の方が高いときデジタルのオフ信号(Lレベルの信号)を出力するものである。図11(c)〜(e)は、動作説明のための信号波形図である。追加の第3センサSEN3の検知出力(図11(c))が、図11(a)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには図11(d)の波形が現われる。これがワイヤハーネスHを通って図11(b)の入力端Vinに入力される。同図の出力端Voutには、図11(c)と同じ図11(e)の波形が現われる。
図11(a)の信号レベル変換器は、下の基準電圧VLth以下の電圧をカットするクリッパ(ダイオードD3と基準電圧源VLthからなる)と、上の基準電圧VHth以上の電圧をカットするリミッタ(ダイオードD4と基準電圧源VHthからなる)とを備えるものである。ここで、VLth<VHthである。クリッパとリミッタの働きにより、図11(c)の検知信号の上下がカットされ、図11(d)のVLth〜VHthの信号に変換される。なお、Vccは電源電圧である。
図11(b)の電圧比較器は、Vinが所定の閾値電圧VTHよりも高いときVoutにHレベルの信号を出力し、VTHよりも低いときLレベルの信号を出力するというものである。ここで、VTHをVLthとVHthの間の値、好ましくはこれらの平均値(=(VLth+VHth)/2)とすることで、図11(d)の信号を、図11(c)の信号に復元することができる。
ここで、VLthとVHthを、それぞれ、遊技機に用いられているIC(マイコン)の入力端の閾値(スレッショルドレベル)に設定することで、打ち込み基板Xのマイコンで検知信号の改変をより困難とすることができる。IC(マイコン)においては、その入力端に予め定められた低い閾値(例えば2V)よりも小さい電圧の信号が入力されたときLレベルと認識し、予め定められた高い閾値(例えば3V)よりも大きい電圧の信号が入力されたときHレベルと認識すると、決められている。そして、低い閾値(2V)と高い閾値(3V)の間の電圧はL/Hどちらにも認識できない不定域とされている。通常は、当該不定域は使用しないようになっている。図11の例では、当該不定域で敢えて信号を送ることで、打ち込み基板Xのマイコンにおいて追加のセンサの検知信号の分析ができないようにしている。
以上説明した信号変換器Encと信号復元器Decを使用することで、ワイヤハーネスHを流れる追加のセンサの検知信号は、打ち込み基板Xのマイコンで直接扱うことができない信号となる。したがって、打ち込み基板Xでの検知信号の改変を困難にさせることができる。
<ホッパ装置の説明>
図12はホッパ装置の正面図(図12(a))、右側面図(図12(b))、上面図(図12(c))である。図13はホッパ装置のホッパタンク側の分解斜視図、図14はホッパ装置のホッパシャーシ側の分解斜視図である。
図12に示すように、追加の第2センサSEN2は、ホッパ装置121の下に配置されてホッパタンク122を含めた全体の重量を測定するセンサである。追加の第2センサSEN2としては、例えば、市販の電子秤、ロードセルや圧電素子等を使用することができる。追加の第2センサSEN2は、蓄積されたメダルを含めたホッパ装置121とホッパタンク122及びこれに貯留されるメダルを含む全体の重量の変化を計測できる程度の精度が必要である。メダル1枚当たりの重量を、概ね5gとし、重量のばらつきが±0.1g程度であった場合、追加の第2センサSEN2の分解能は、0.05g程度であれば1枚の払出であっても重量の変化を検出することができる。ホッパ装置121とホッパタンク122の重量は、一般には概ね6kg程度であり、メダル1枚当たりの重量が5g強であるため、約2000枚程度メダルを蓄積した全体の重量は概ね16kg程度となる。従って、追加の第2センサSEN2としては、最大荷重20kgまで測定可能なものが好ましい。
追加の第2センサSEN2の検知出力はアナログ信号である。例えば、検知した重量に比例した電圧値(あるいは抵抗値)を出力するものである。当該電圧値(抵抗値)が減少しているかどうかを調べることで、メイン基板10は、(イ)前記ホッパ装置の前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第2センサから貯留されるメダルの量の減少を示す信号を受けないとき、異常と判定する処理を行う。なお、1回の遊技を単位として監視するのではなく、一定数の遊技(例えば100ゲーム)を単位として上記(イ)の処理を実行することができる。
図示されたホッパ装置は、大別すると、メダルMを貯留するホッパタンク122と、このホッパタンク122内に貯留されたメダルMを1枚ずつ排出する本体(ホッパ装置121)とからなる。
ホッパ装置121は、大別すると、ホッパシャーシ2aと、このホッパシャーシ2aに回転可能に支持され、ホッパタンク122から落下したメダルMが上方より1枚ずつはまり込む複数個、ここでは5個のメダル落とし穴3aを有する回転ディスク3と、この回転ディスク3を回転するホッパモータ34とを備えている。このホッパモータ34の駆動力により回転ディスク3の回転時に、そのメダル落とし穴3aに落ち込んだメダルMは、メダル排出口(図13の符号X)から外部に排出される。
上記ホッパシャーシ2aの上部には、ベースプレート5が斜めに取り付けられる。ベースプレート5にはホッパモータ34が固定されている。ホッパモータ34の出力軸34aは、ベースプレート5を貫通して、その上面のほぼ中央に突出している。ベースプレート5が斜めになっているので、ホッパモータの出力軸は垂直方向に対して交差している。このため、回転ディスク3は、そのメダル排出口側が高く、その反対側が低くなっている。
ベースプレート5の上にはハウジングサポート4が位置する。ハウジングサポート4の周囲には隆起した突縁部が形成されている。この突縁部のメダル排出口の部分は切り欠かれており、メダルはこの部分を通って排出される。
回転ディスク3のメダル落とし穴3aに落ち込んだメダルMが、回転ディスク3の回転に伴いメダル排出口に位置すると、当該メダルMはガイドピン36により移動が妨げられ、メダル落とし穴3aからメダル排出口へ押し出されて外部に排出される。このように、回転ディスク3の回転に伴い、メダルMが順番に排出される。
ホッパタンク122及びホッパシャーシ2aはいずれも樹脂製である。
このホッパ装置において、払い出されたメダルをカウントするためのカウンタローラ7(カウンタアーム8に設けられている)はセパレータ6を中心に回動する。回転ディスク3に設けられた穴に嵌まり込んだメダルは、回転ディスク3の回転に伴い移動し、メダル排出口のところでガイドピン36により押し出されてメダル通路の方に誘導される。このときメダルはカウンタアーム8に設けられているローラ7に接触してこれを回動させる。これにより、カウンタアーム8に設けられている突起が遊技メダル払い出しセンサ43(例えばフォトインタラプタ:検出溝を備えるケースの中に発光素子と受光素子を対向配置し、検出溝間の通過物体を非接触で検知するもの)の検出溝の間に入り、光源の光を遮断し、受光素子がこれを検出する。このように、1つのメダルが払い出されるとき当該メダルはローラ7と接触してこれを1回押すので、センサ43の検出回数に基づいてメダルの払い出し数をカウントできる。
2つのガイドピン36は、ハウジングサポート4のメダル排出口付近に設けられている。2つのガイドピン36はガイドピン押さえ10にそれぞれガイドピン用ばね37を介して取り付けられる。ガイドピン36はガイドピン用ばね37により上方に押圧され、ハウジングサポート4の表面から約1mm程度突出している。ガイドピン用ばね37の弾性により、ガイドピン36が上方から押されると、ガイドピン36はハウジングサポート4内部に後退し、ガイドピン36の頭部がハウジングサポート4の表面と一致するようになる。
図15は、追加の第1センサSEN1の取り付けの様子を示す。この追加の第1センサSEN1は前述の電流を検知するものではなく、モータあるいはロータの回転を直接検知するもの(例えばロータリエンコーダ、発電機、ポテンショメータなど)である。追加の第1センサSEN1の取り付けパターンとして、ホッパモータ34の背面に取り付けてモータの回転軸の回転を直接検知するもの、回転ディスク3の回転軸に取り付けて当該ディスクの回転を直接検知するもの、回転ディスク3の円周に接触するように取り付けて当該ディスクの回転を直接検知するもの、がある。いずれの取り付けパターンも採用可能である。
あるいは、回転ディスク3の円周の少なくとも一カ所に突起(インデックス)INDを設け、これを外周に設けたフォトインタラプタSEN1で検出するようにしてもよい。インデックスINDは、リールユニット203に設けられている後述の遮蔽板160のようなものである。例えば、インデックスINDを10°ごとに合計36カ所設ければ、回転ディスク3の1回転でフォトインタラプタSEN1は36個のパルスを出力する。フォトインタラプタSEN1がパルスを出力しているときは回転ディスク3が回転していると判断でき、少なくとも回転ディスク3の一回転に通常要する期間前記出力を監視した結果、フォトインタラプタSEN1がパルスを出力していないときは、回転ディスク3が停止していると判断できる。
<リールユニットの説明>
図16は、リールユニット203を示す斜視図である。
各回転リール(回胴)40a〜40cがリールユニット203の主要部である。各回転リール(回胴)40a〜40cは、フレーム151にブラケット152を介して取り付けられている。各回転リール(回胴)40a〜40cはドラム153の外周に帯154が貼られたものである。帯154の外周面には21個の図柄(図示せず)が描かれている。また、各ブラケット152にはステッピングモータ155が設けられており、各回転リール(回胴)40a〜40cはこれらモータ155で駆動されて回転する。
図17は、回転リール40a〜40cの構造を示す斜視図である。
帯154の背後のドラム153内部にはランプケース156が設けられており、このランプケース156の3個の各部屋にはそれぞれバックランプ157a,157b,157cが取り付けられている。これらバックランプ157a〜157cは図5(b)に示すように基板158に実装されており、この基板158がランプケース156の背後に取り付けられている。また、ブラケット152にはフォトインタラプタ159が取り付けられている。フォトインタラプタとは、1つのケースの中に発光素子(発光ダイオードなど)と受光素子(フォトトランジスタ、フォトダイオードなど)を対向配置し、その間に検出用の溝を設け、当該検出溝間を物体が通過したことを非接触で検知するものである。このフォトインタラプタ159は、ドラム153に設けられた遮蔽板160がドラム153の回転に伴ってフォトインタラプタ159を通過するのを検出する。
各バックランプ157a〜157cは図示しないランプ駆動回路によって個別に点灯制御される。各バックランプ157a〜157cの点灯により、帯154に描かれた図柄のうち、各バックランプ157の前部に位置する3個の図柄が背後から個別に照らし出され、図柄表示窓13にそれぞれ3個ずつの図柄が映し出される。
図18は、追加の第1センサSEN1の取り付けの様子を示す。この追加の第1センサSEN1は、前述のように、ロータリエンコーダ、発電機、ポテンショメータなどである。追加の第1センサSEN1の取り付けパターンとして、ステッピングモータ155の背面に取り付けてモータの回転軸の回転を直接検知するもの、ドラム153の回転軸に取り付けてその回転を直接検知するもの、ドラム153の円周に接触するように取り付けてその回転を直接検知するもの、がある。いずれの取り付けパターンも採用可能である。あるいは、フォトインタラプタ159とともに、遮蔽板160を検知できる位置にもうひとつのフォトインタラプタを取り付け、これを追加の第1センサSEN1としてもよい。この場合は、検知信号はデジタル信号になる。
<メダルセレクタの説明>
図19はスロットマシンが備えるメダルセレクタの斜視図である。図19において、1はメダルセレクタ、11はこれに設けられたメダル通路、12はメダルセレクタ1のメダル出口、S1及びS2はメダル通路11に設けられたフォトインタラプタ(メダル検出のためのセンサ)、S10及びS20はセンサS1及びS2の上流つまりメダル投入口側に設けられてメダル通路11を転動するメダルを検出する接触センサ、13はメダル通路11内に正規なメダル以外のメダルや異物が存在するときにそれらをメダル返却口へ排出するブロッカである。S10及びS20が、追加の第4センサSEN4に相当する。図中、Mは投入されたメダルを示す。メダルセレクタ1の上部から投入されたメダルMは、メダル通路11に沿って落下し、途中で進行方向を斜め横に変えられ、メダル出口12から排出される。なお、大きさが異なる非正規のメダルはメダル通路11内のガイドを外れるためその途中で落下し、メダル返却口に戻る。
メダル出口12の近傍には2つのメダルセンサS1,S2がメダルの進行方向に沿って設けられている。これらはメダルの枚数を計数するためのものである。接触センサS10及びS20はメダル通路11の底面(メダルが接触しつつ通過する転動面)に設けられ、通常はその作用部がメダル通路11内に突出しメダルの通過の際に前記作用部が押し込まれることによりオンになる機械式スイッチ、又はメダルに接触することにより電気的に導通するスイッチなどである。追加の第4センサSEN4はひとつでもよいので、接触センサS10とS20のどちらか一方を備えるものでもよい。
図19に示した接触センサS10,S20は、メダル通路11の底面に設けられた機械的又は電気的スイッチであったが、他の形態のセンサを用いるようにしてもよい。
図20及び図21のセンサS10、S20は、それぞれ、メダル通路11を挟むようにその上下に設けられた第1導体S10a、S20a及び第2導体S10b,S20bと、第1導体S10a,S20aに向かって進退可能に構成された導電性のメダル接触部S10a−1、S20a−1とを備える。図20及び図21では、メダル接触部S10a−1、S20a−1は電気絶縁性のハウジングS10a−3,S20a−3内に収納されていて、その下面に設けられた開口から自重でメダル通路11内に突出するようになっている(ばねにより付勢するようにしてもよい)。メダル接触部S10a−1、S20a−1の先端は楔状に形成されるとともに、その反対端は前記開口よりも大きくなっていてメダル接触部S10a−1、S20a−1全体がハウジング外に落下しないようになっている。メダル接触部S10a−1、S20a−1はハウジングS10a−3,S20a−3内を上下することができる。ハウジングS10a−3,S20a−3の上側内面(前記開口と反対面)には第1導体本体である接点S10a−2,S20a−2が設けられている。
メダル接触部S10a−1、S20a−1の先端と第2導体S10b,S20bの間隔(Y)はメダル通路11を転動するメダルの直径に基づき定められ、メダルの直径よりも狭いので、前述のようにメダルが到来するとその上面にメダル接触部S10a−1、S20a−1の先端が接触し、持ち上げられて、メダル接触部S10a−1、S20a−1の他端は第1導体(接点)S10a−2,S20a−2に接触するようになっている。この接触状態においてメダル接触部S10a−1、S20a−1の先端と第2導体S10b,S20bの間隔はメダルの直径とほぼ等しくなっている。メダル通路11にメダルがないときメダル接触部S10a−1、S20a−1はメダル通路11内に突出しているものの、第2導体S10b,S20bと離れていて電気的に導通していない。しかし、メダル通路11をメダルMが転動してくると当該メダルMによりメダル接触部S10a−1、S20a−1が第1導体本体(接点)S10a−2,S20a−2に向かって移動されてこれと接触する。当該状態において第2導体S10b,S20bもメダルに接触している。これにより、第2導体S10b,S20b、導体であるメダルM、メダル接触部S10a−1,S20a−1及び第1導体本体(接点)S10a,S20aが電気的に導通する。つまり、メダル接触部S10a−1,S20a−1と第1導体本体(接点)S10a,S20aが導通したときがメダル検知の状態であり、非導通のときがメダルを検知していない状態である。
図20及び図21の例では、接触センサS10,S20をメダル通路11の底面と上面に設けたが、図22のように上面にのみ設けるようにしてもよい。メダル接触部を板ばねなどの弾性部材S10a−4,S20a−4で製作し、その一方の端をメダル通路11の上面11a(メダルの流れの上流側)に取り付け、下方へ折り曲げてへの字形状に構成するとともに、その端(取り付け端と反対の端)にメダル通路の上面11aを向けて接点Aを設ける。そして、接点Aに対向するようにメダル通路の上面11aに第1導体S10a−5,S20a−5を設ける。メダルがないときは接点Aと第1導体S10a−5,S20a−5は離れているが、メダルが到来するとメダル接触部S10a−4,S20a−4はメダル通路の上面11a側に倒され、接点Aは第1導体S10a−5,S20a−5に接触する。この状態で、図20及び図21の場合と同様に電気回路が形成され、この導通を検知信号とする。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
1 メダルセレクタ
3 回転ディスク
10 メイン基板
11 メダル通路
12 メダル排出口
34 ホッパモータ
40a〜40c 複数のリール
121 ホッパ装置
122 ホッパタンク
132 メダル投入口
134 スタートスイッチ
140 ストップスイッチ
155 ステッピングモータ
Dec 信号復元器
Enc 信号変換器
H ワイヤハーネス
S1,S2 メダルセンサ
SEN1 追加の第1センサ
SEN2 追加の第2センサ
SEN3 追加の第3センサ
SEN4 追加の第4センサ(S10,S20)
X 打ち込み基板

Claims (6)

  1. メダル投入口からメダル排出口へメダルを転動させるメダル通路と、前記メダル通路に設けられて前記メダル通路のメダルを検知するメダルセンサとを含み、前記メダル投入口から投入されたメダルを選別して送り出すメダルセレクタと、
    前記メダルセレクタで選別されたメダルを受けて貯留するホッパタンクと、このホッパタンクから受けたメダルがはまり込む複数のメダル穴を有する回転ディスクと、前記ホッパタンクのメダルを外部へ送り出すために前記回転ディスクを回転駆動するモータとを含むホッパ装置と、
    複数のリールと、前記複数のリールをそれぞれ回転させる複数のモータとを含むリールユニットと、
    前記複数のリールを回転させるためのスタートスイッチと、
    前記複数のリールの回転をそれぞれ停止させるための複数のストップスイッチと、
    遊技に係る処理を行うメイン基板と、
    前記メダルセレクタ、前記ホッパ装置、前記リールユニット、前記スタートスイッチ及び前記複数のストップスイッチを前記メイン基板に電気的に接続するワイヤハーネスとを備える遊技機において、
    下記(1)乃至(3)の少なくともいずれかを備え、
    (1)前記ホッパ装置のモータ又は前記リールユニットの複数のモータの少なくとも一方の回転を検知するための追加の第1センサ
    (2)前記ホッパタンクに貯留されるメダルの量を検知する追加の第2センサ
    (3)前記スタートスイッチ又は前記複数のストップスイッチのオンオフを検知する追加の第3センサと、
    前記メイン基板は、下記(ア)乃至(ウ)の少なくともいずれかの処理を行うことを特徴とする遊技機。
    (ア)前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第1センサから前記モータの回転を示す信号を受けないとき、異常と判定する処理
    (イ)前記ホッパ装置の前記モータを回転させる信号を出しているにもかかわらず、前記追加の第2センサから貯留されるメダルの量の減少を示す信号を受けないとき、異常と判定する処理
    (ウ)前記スタートスイッチ又は前記複数のストップスイッチのオンオフ信号を受けているにもかかわらず、前記追加の第3センサから前記オンオフの検知を示す信号を受けていないとき、異常と判定する処理
  2. 前記追加の第1センサは、前記モータに流れる電流を電圧に変換する手段と、前記手段で変換した電圧を増幅して前記メイン基板へ送る増幅器とを備えることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
    前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力を積分した信号を出力する積分回路であり、
    前記信号復元器は、積分された前記信号を微分する微分回路であって、負極性の信号を除去する手段を備えるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
    前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力に基づき発振動作を行う発振回路であり、
    前記信号復元器は、前記発振回路の出力信号を検波する検波回路であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  5. 前記追加の第3センサの出力の出力を変換するとともに、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスに入力する信号変換器と、変換された前記出力を前記ワイヤハーネスから受けて元の信号に復元する信号復元器とを備え、
    前記信号変換器は、前記追加の第3センサの出力の出力のHレベルの電圧とLレベルの電圧をそれぞれ予め定められた電圧VHthと電圧VLthに変換する信号レベル変換器であり、
    前記信号復元器は、前記信号レベル変換器の出力信号を前記電圧VHthと電圧VLthの間で予め設定された閾値と比較し、比較の結果に応じて前記Hレベルの電圧と前記Lレベルの電圧を発生する電圧比較器であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  6. 前記追加の第1センサの出力乃至前記追加の第3センサの出力を送信するための無線送信機と、前記無線送信機からの電波を受信する無線受信機とを備え、
    前記メイン基板は、前記無線受信機の出力に基づき、前記(ア)乃至(ウ)の少なくともいずれかの処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
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