JP2010263210A - Euv光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成するための装置 - Google Patents

Euv光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成するための装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010263210A
JP2010263210A JP2010103590A JP2010103590A JP2010263210A JP 2010263210 A JP2010263210 A JP 2010263210A JP 2010103590 A JP2010103590 A JP 2010103590A JP 2010103590 A JP2010103590 A JP 2010103590A JP 2010263210 A JP2010263210 A JP 2010263210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emitter material
pressure
filling level
container
pressure vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010103590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010263210A5 (ja
JP4779048B2 (ja
Inventor
Guido Hergenhan
ヘルゲンハン グィード
Diethard Kloepfel
クレプフェル ディートハルト
Todd Byrnes
バーンズ トッド
Elma Weber
ヴェーバー エルマ
Mike Moeritz
メリッツ ミーケ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xtreme Technologies GmbH
Original Assignee
Xtreme Technologies GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xtreme Technologies GmbH filed Critical Xtreme Technologies GmbH
Publication of JP2010263210A publication Critical patent/JP2010263210A/ja
Publication of JP2010263210A5 publication Critical patent/JP2010263210A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4779048B2 publication Critical patent/JP4779048B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • H05G2/005X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas containing a metal as principal radiation generating component
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • H05G2/006X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas details of the ejection system, e.g. constructional details of the nozzle
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/008X-ray radiation generated from plasma involving a beam of energy, e.g. laser or electron beam in the process of exciting the plasma

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】EUV光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成する。
【解決手段】エミッタ材料(2)を補充する際に、エミッタ材料(2)の連続供給を中断せずに、所定の高圧下で継続して供給するために、エミッタ材料供給ユニット(4)が貯溜容器(41)と注入装置(5)の間に少なくとも第一の圧力容器(44)と第二の圧力容器(44’)を有し、注入ユニット(5)のための高いエミッタ材料圧力を発生させ、2基の圧力容器(44,44’)には高圧ガスシステム(73)によってメガパスカルの範囲の圧力ガス(74)が加えられ、エミッタ材料供給ユニット(4)が、高圧ガスシステム(73)を一方の圧力容器を他方の圧力容器に切り換え、これに対応して注入ユニット(5)を加圧されている各圧力容器の一定のエミッタ材料圧力に交互に切り換えるための手段を有し、小滴生成とプラズマ発生の連続動作中に圧力容器の少なくとも一方に再充填する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホットプラズマに基づいてEUV光を発生するための装置に関し、本装置は、液体エミッタ材料を使用し、少なくとも1つのエミッタ材料貯溜容器を備えるエミッタ材料供給ユニットと、チャンバ内部で、集束されたパルスエネルギービームが相互作用地点に向けられるような真空相互作用チャンバと、相互作用地点においてエミッタ材料の小滴を再生可能に供給し、EUV発光のためのホットプラズマに小滴を変換するためにパルスエネルギービームと同期されるようにする注入装置とを有する。
本発明は、ガス放電式光源(GDP)とレーザプラズマ式光源(LPP)の分野において、また特に半導体リソグラフィに用いられる複合EUV光源の電極被覆に応用される。
最近になって、以前は半導体リソグラフィにとってまだ不十分であった約13nmの極端紫外スペクトル領域での発光出力を、錫またはリチウムあるいはこれらの組み合わせ等の、より効率的なエミッタ物質を用いるだけでかなり増強できることが明らかになったとの報告が行われている(特許文献1)。特許文献1においては、金属エミッタを使用した場合、蒸発のために放電源をきわめて高温にする必要があり、放電源内部での金属蒸気の凝縮を防止しなければ、短時間で動作不良が発生する可能性があるという技術的な問題にもすでに言及されている。放電に関しては、大電流およびプラズマとの近接さによって電源が非常に高温になるため、高融点の電極材料(たとえば、タングステン)であっても融点付近まで加熱され、プラズマ生成のための励起部位に直接供給されない他のエミッタ材料も蒸発し、不要なデブリ成分が発生するという別の問題がある。
錫がガス状錫化合物、たとえばSnClの形で供給されると、EUV発光プロセスに必要なものより多くのエミッタ材料が放電チャンバ内に導入されるという点で、さらに不利である。凝縮の結果、残留分が錫層および、SnClを使用した場合は塩化物が堆積し、比較的短い動作時間で光源が故障する原因となる。
パルス光源におけるプラズマチャンバ内にエミッタ材料が過剰に存在しないようにするための1つの重要な解決方法は、1パルスについて供給されるエミッタ材料の量を、励起箇所でのプラズマ発生のためのエネルギー入力(放電(GDP)、レーザビーム(LPP)または電子ビームによる)によって発光プラズマに完全に変換できるだけの量に限定することである。
金属エミッタ材料が、特定の圧力が加えられたノズルから発生される、または被覆のために電極に向かって方向付けられる一連の規則的な液滴の列として供給される場合、ノズルは液体エミッタ材料の貯溜タンクに連結されていなければならない。この場合、貯溜タンクへの充填を行うために、ノズルへのエミッタ材料の供給を中断する必要があるが、これは貯溜タンクの充填中、小滴を連続的に発生させるための圧力レベルが均一に保たれないからである。
静止電極は、繰返し速度がキロヘルツ範囲のパルスが数パルス発生したところで、電極材料そのものの融点(いずれの場合もタングステンについては3650°K)を超える表面温度に到達するが、電極を回転させることによって平衡温度を十分に低く保つことができ、電極表面上のピーク温度であってもタングステンの融点より有意に低いままとなる。それでも、ピーク温度はエミッタ材料の融点(錫については505°K)よりはるかに高いため、制御下でのレーザ蒸発以外に、無制御で錫が電極に堆積する。
このようなエミッタ材料の無制御の蒸発を防止するために、特許文献2は、回転電極を用いて極端紫外光を発生させる装置を開示しており、この装置では、注入装置が、回転電極の放電領域の中の回転電極から所定の距離だけ離れた位置に、エミッタ材料の一連の個別粒滴の列を注入する。エネルギービームは、放電領域の中の個別粒滴が到達する箇所に向けられ、プラズマ生成のためのガス放電の周波数と同期され、粒滴がエネルギービームによって連続的に予備電離される。このために、注入装置は、個別粒滴をガス放電の周波数に適合された繰返し周波数で供給するように設計されている。しかしながら、これには、安定した小滴生成を確実に行うための手段が設けられていないという欠点がある。
小滴列から安定した発光を行うためには(パルス対パルスの差が小さく、供給停止がない)、ノズルから一定の距離(一般的には50から1000mm)だけ離れた位置に、所望の繰返し速度で各小滴を供給しなければならない。それには、きわめて安定に小滴を生成すること、すなわち小滴の大きさ、飛翔方向および小滴の速度が一定であることが要求される。その結果、必然的に、小滴発生器内の(ノズル内の)エミッタ材料の圧力を常に一定に、調節された状態に保つことが特に必要となる。
液体エミッタ材料にとって適当な圧力の調整は、たとえば特許文献3に記載されているように、圧力ガスを液体に加えることによって行うことができる。特に、小滴発生器およびエミッタ材料貯溜タンク内で所定の圧力が保持される。これら2つの容器の間に、制御可能バルブを備える接続配管が設置され、動作中に小滴発生器を再充填でき、また、同時に、小滴発生器に運ばれるエミッタ材料の量に応じて、エミッタ材料貯溜タンク内での固体エミッタ材料の融解を常に手元で制御し、小滴発生器の動作中も再充填が可能であるようになされている。
しかしながら、この目的で使用される、所定のガス圧を調整、調節するための市販の圧力調節器では、溶融金属中のガスの溶解度(液体の混合)によって、錫等の溶融金属エミッタ材料に高圧のガスが加えられたときに発生する問題が解決されない。
独国特許出願公開第10219173A1号明細書 米国特許出願公開第2007/0085044A1号明細書 米国特許第7122816B2号明細書
本発明の目的は、消費されたエミッタ材料を補充する際に、エミッタ材料の連続供給を中断せずに、所定の高圧下で液体、特に金属エミッタ材料を継続して供給できる、EUV光生成のための新規な可能性を見出すことである。
さらに、エミッタ材料を連続的に安定供給している間に圧力が加えられると発生する、エミッタ材料中への圧力ガスの溶解が低減または防止される。
エミッタ材料として溶融金属を使用する場合、特に再充填工程中(消費されたエミッタ材料の補充)の腐食を防止することも、別の目的である。
液体エミッタ材料を使用し、少なくとも1つのエミッタ材料貯溜容器を備えるエミッタ材料供給ユニットと、チャンバ内部で、集束されたパルスエネルギービームが相互作用地点に向けられるような真空相互作用チャンバと、相互作用地点においてエミッタ材料の小滴を再生可能に供給し、EUV発光のためのホットプラズマに小滴を変換するためにパルスエネルギービームと同期されるようにする注入装置とを有する、ホットプラズマに基づいてEUV光を発生するための装置において、本発明によれば、エミッタ材料供給ユニットが貯溜容器と注入装置の間に少なくとも第一の圧力容器と第二の圧力容器を有し、注入ユニットのための高いエミッタ材料圧力を発生させることと、圧力容器に高圧ガスシステムによってメガパスカルの範囲のガス圧が加えられ、注入装置内に恒久的で一定のエミッタ材料圧力を保持することと、エミッタ材料供給ユニットが、高圧ガスシステムを一方の圧力容器からもう一方の圧力容器に切り換え、またこれに対応して注入ユニットを加圧されている各圧力容器の一定のエミッタ材料圧力に交互に切り換えるための手段を有し、小滴生成とプラズマ発生の連続動作中に圧力容器の少なくとも一方に貯溜容器からエミッタ材料を再充填できることで、上記の目的が達成される。
さらに、エミッタ材料供給ユニットを、圧力容器のうち高圧ガスシステムに対してイネーブルされていない少なくとも一方に選択的に接続される真空システムに接続して、貯溜容器から圧力容器にエミッタ材料を充填できるようにすることが有利である。こうする中で、エミッタ材料供給ユニット内の真空システムを貯溜容器に接続し、貯溜容器に別の供給源から充填できるようにすることが望ましい。貯溜容器は、外部から、または再利用容器から液体エミッタ材料を吸引することによって充填でき、あるいは外部から固体エミッタ材料を吸引することによって充填できる。
さらに、エミッタ材料供給ユニットを、貯溜容器または再利用容器に選択的に接続し、エミッタ材料を貯溜容器から圧力容器の一方に輸送するか、または圧力容器の一方に再利用されたエミッタ材料を充填することが望ましい。
低圧ガスシステムには、エミッタ材料の酸化防止のために、不活性ガスを充填することが好ましい。
エミッタ材料供給ユニットに充填レベルセンサを設置し、少なくとも圧力容器の充填レベルを測定することが有利であり、この充填レベルセンサは、エミッタ材料の加圧が圧力容器の一方からもう一方の圧力容器にタイミングよく切り換えられるのを制御し、空になった各圧力容器の充填を開始する。各種の充填レベルセンサを使用できる。
第一の有利な構成では、充填レベルセンサは動力計として構成され、各容器の重量に基づいて充填レベルを確認でき、各容器は動力計に懸吊され、柔軟な接続配管を有する。
第二の変形例では、充填レベルセンサは歪みゲージとして構成され、容器は、片側がしっかりと留め付けられ、歪みゲージを備える曲げばね(flexural spring)の自由端に懸吊され、柔軟な接続配管を有しており、充填レベルは、各容器の重量と歪みゲージの歪みに基づいて確認できる。
第三の実施形態では、充填レベルセンサは、2つの外部シリンダコイルを有する誘導型充填レベル測定装置として構成される。
第四の実施形態では、充填レベルセンサは抵抗線であり、金属エミッタ材料を充填した容器は、電気的に絶縁されるように容器内に垂直に配置される抵抗線への電線路の役割を果たす。
第五の構成では、充填レベルセンサは、抵抗線、結合型電極および回収路を有する容量型充填レベル測定装置として設計され、環帯形状の結合型電極はエミッタ材料の液面とともに移動して、抵抗線と回収路の周辺に浮く。
第六の実施形態によれば、充填レベルセンサは、電気的に絶縁された長さの異なる2つのコンタクトを有し、これらの電気コンタクトは異なる充填レベルの金属エミッタ材料によって閉じられ、最小および最大充填レベルを示す。
エミッタ材料供給ユニットには、圧力容器の中にエミッタ材料を圧力ガスから分離するための分離手段を設けて、エミッタ材料中への圧力ガスの溶解を減少させると有利である。
分離手段は、好ましくは粘着性カバーオイルにより形成すると有利である。
分離手段を実現するための第二の方法は、円筒形の圧力容器の中で上下に移動できるピストンを用いることである。
第三の実施形態では、分離手段は、エミッタ材料と圧力ガスの間の可撓膜として形成される。可撓膜は、圧力ガスで満たされ、圧力容器内のエミッタ材料を変位させる回旋状または波形のベローズとして形成すると有利であり、あるいは可撓膜は、回旋状または波形のベローズ(464)として、エミッタ材料で満たされ、圧力ガスによって圧縮される。これに関して、回旋状または波形のベローズは、金属ベローズとして構成することが好ましい。
本発明の根本にある基本的な考えは、EUV光源でのプラズマ生成のために安定した再生可能な小滴流を発生させるには、ノズル噴孔でエミッタ材料に適切な高さの圧力がかかることが必要であり、これは約1から50MPaの圧力ガスをかけることにより、公知の方法で実現できる、というものである。しかしながら、ヘンリーの法則によれば、液体材料中へのガスの溶解度はガス圧に比例して増大する。このようなガスの溶解度は、液体エミッタ材料を真空チャンバ内に注入する際に大きな問題となる。液体エミッタ材料が真空下でノズルから吐出されると、自由液体噴流の大気圧が突然ほとんどゼロまで下がる。したがって、溶解したガスはエミッタ材料からきわめて流出しやすく、そのためノズルの領域、つまりノズル噴孔と連続噴流が小滴に分裂する地点までの間の領域での小滴生成が非常に不安定となり、その結果、安定した発光ができなくなる。
そこで、本発明は液体、特に金属エミッタ材料へのガスの吸収を防止または実質的に阻止し、その一方で、異なる貯溜容器と再生容器内のエミッタ材料を高圧に保ちながら、消費したエミッタ材料の補充中であってもエミッタ流を中断せず、安定した方法で生成するためのステップを提供する。
本発明による解決法では、液体の、特に金属エミッタ材料を常に所定の高い圧力で確実に加圧し続けることにより、消費したエミッタ材料の補充中にもエミッタ材料の連続的供給を中断せずに、パルスエネルギービームと相互作用させるための小滴を一定して生成し、それによって安定なEUV発光を実現することが可能となる。
さらに、連続的で一定したエミッタ材料の供給中、圧力を受けたときに起きるエミッタ材料中への圧力ガスの溶解が防止され、あるいは少なくとも大幅に低減される。さらに、本発明は、溶融金属の形態のエミッタ材料を再充填する間のエミッタ材料中の腐食を防止する。
以下に、実施形態の例を参照しながら本発明をより詳しく説明する。
再生形電極被覆を有する、プラズマベースの放射光生成システム全体の概略図である。 レーザ励起放電による液体エミッタ材料からのプラズマ生成に関する、連続的に(中断されない)EUV光を発生させる本発明の実施形態の例を示す図である。 重量による充填レベル測定の変形例を示す図である。 誘導による充填レベル測定の変形例を示す図である。 コンタクトを利用する充填レベル測定の変形例(抵抗測定)を示す図である。 液体バリア層によってエミッタ材料と圧力ガスを分離するための実施形態を示す図である。 フローティングピストンによってエミッタ材料と圧力ガスを分離するための実施形態を示す図である。 ベローズによってエミッタ材料と圧力ガスを分離するための変形例を示す図である。 相互作用チャンバ内の励起とエミッタ材料回路内での再利用のための2方向にエミッタ材料の質量流を分離する手段を有する本発明の実施形態を示す図である。 圧力ガスが液体エミッタ材料の中に溶け込むことを防止し、これらを完全に分離することを可能にする別の変形例を示す図である。 圧力ガスが液体エミッタ材料の中に溶け込むことを防止し、これらを完全に分離することを可能にする別の変形例を示す図である。 エミッタ材料注入装置の実施形態を示す図である。
図1に示すように、ホットプラズマ14に基づいてEUV光15を発生させる装置は基本的にEUV光源モジュール1を備え、EUV光源モジュール1の中では、相互作用チャンバ13の内部でエミッタ材料2が完全にイオン化され、プラズマ14からEUV光15を放出するための略点状のホットプラズマ14が形成される。
放射光発生プラズマ14のためのエミッタ材料2は、注入装置5によって所望のプラズマ発生箇所に向けられる小滴22の形で供給され、これは、他に選択される放電、レーザビーム、電子ビーム、イオンビーム、マイクロ波または誘導励起により実行可能なプラズマ生成のための主要プロセスに関係なく、行われる。
純粋なレーザ誘起型のプラズマベース光源のように、小滴の形のエミッタ材料2を加熱するためのエネルギーは、連続的に注入される小滴22と相互作用するパルスエネルギービーム6によって導入される。
図1に示される例においては、一般性を限定するものではないが、エミッタ材料2の主要励起プロセスのためのエネルギーは、放電回路12に接続された回転電極11が真空圧10−1から50Pa(好ましくは約1Pa)の相互作用チャンバ13の中に相互に対向して配置することにより、放電によって導入される。
大電流放電により生じる腐食から電極11を保護するために、電極11の縁辺部は再生的に液体エミッタ材料2(好ましくは、金属錫またはリチウム)で被覆される。被覆は、液体エミッタ材料2を、両面被覆用ノズル31を使って、回転する円盤状型電極11の各々の縁辺部に連続噴霧することによって行われる。
電極11の縁辺部付近でエミッタ材料2の同期された小滴列23の中の小滴22に衝突するエネルギービーム6は、放電を励起し、電極11の間の放電路を局所的に限定する。これは好ましくはレーザビームであるが、電子ビームまたはイオンビームでもよい。エミッタ材料供給ユニット4からエミッタ材料2が注入装置5に供給され、注入装置5は、エネルギービーム6のパルス周波数と同期された小滴列23を発生する。注入装置5は、高圧化でエミッタ材料2の噴流を吐出するノズル51を備え、この噴流は、吐出からわずか数ミリメートルで、ノズル51の特別な効果によって規則的な一連の小滴22に分裂する(図12にのみ示される)。
プラズマ生成中に利用できないエミッタ材料2は、水力学的理由から相互に近すぎる状態で生成された余剰小滴24の形態か、電極11から飛び散ったエミッタ材料25(図1にのみ示される)の形態かを問わず、回収されて、エミッタ材料供給ユニット4の再利用装置8に戻される。小滴22の供給と同様に、被覆に必要な液体エミッタ材料2もエミッタ材料供給ユニット4の中に設けられた貯溜容器41から供給される。両面被覆用ノズル31は、回転電極11の縁辺部への噴霧を行う。回転運動によって、放電中に部分的に蒸発した接着エミッタ材料2が付着したものが薄膜として残る。
しかしながら、付着したエミッタ材料2の大部分は、電極11の回転中に再び振り落とされる。回転電極11から飛び散ったエミッタ材料25は回収容器32の中に捕捉され、上記と同様に再利用装置8を介してエミッタ材料供給ユニット4に戻される。
図2は、溶融金属エミッタ材料2を供給し、電極11を被覆するだけでなく、エネルギービーム6による励起のために、所定のタイミングで質量制限された小滴22を供給するための特殊な構成を示す。これに関連して、エネルギービーム6と放電を通じたパルスエネルギーの導入によって実際に放射光に変換できる量を超えたエミッタ材料が確実に供給されないようにすることが非常に重要である。一般性を限定するものではないが、この例においては金属錫(Sn)とされるエミッタ材料2の過剰分(余剰小滴24または振り落とされたエミッタ材料25)は、不必要にデブリの生成を増大させるであろう。
エネルギービームにより誘起されるプラズマ14の中で、小滴22(質量制限ターゲットとして)はいつでも、エネルギー放射パルスによって励起される。以下の説明においては、一般性を限定するものではないが、パルスエネルギービーム6を集束パルスレーザビームとする。
エミッタ材料2の流れが、小滴22の供給方法の理由で、集束レーザ(図示せず)のエネルギービーム6のパルス列が衝突可能なものより多くの小滴22が生成されるような周期的な小滴22の列として発生された場合、利用されずにパルス間でエネルギービーム6の相互作用箇所を通過するであろう余剰小滴24は、相互作用チャンバ13から除去しなければならないか、あるいはその前に、注入装置5の中の先行する小滴分離チャンバ54の中にすでに入っていなければならない。この余剰エミッタ材料24は再利用によって生かされ、エミッタ材料供給ユニット4の回路に再び戻される。
他方、プラズマ生成と放射光発生を継続的に行うために、エミッタ材料回路がプラズマ生成プロセスのために使った、消費されたエミッタ材料2は、エミッタ材料の連続的供給の流れを中断せずに、新しい材料を周期的に回路に供給することによって補充しなければならない。
エミッタ材料注入装置5から相互作用チャンバ13へと高速(20から150m/sの出口速度)で注入される同期された小滴列23を生成するためには、液体エミッタ材料2を、高圧(1から50MPaの流体圧)のノズル51の中に供給しなければならない。エミッタ材料2の再充填プロセス中も中断せずにこの高圧を保持することは、特別な課題となる。
しかしながら、エミッタ材料2をそれ自体単純なテクニカルガス(technical gases)で加圧する場合、高圧下でのガスと液体エミッタ材料2(たとえば融解金属錫)との接触については、腐蝕や金属中のガスの溶解を防止すること等、別の要求が発生するため、はるかに多くの条件が加えられる。
充填プロセス
エミッタ材料2は固体または液体の形態で、気密状態に密閉できる供給用開口部42から貯溜容器41に導入される。貯溜容器41の少なくとも底部分は、加熱チャンバ43の中に配置され、加熱チャンバ43はエミッタ材料供給ユニット4の全部分を、エミッタ材料2の融点、たとえば錫については232℃より高い温度に保つ。
その後、供給用開口部42が閉じられ、圧力システム7の中のエミッタ材料2に関わる各バルブが次のように開閉される。
低圧ガス供給源721と貯溜容器41の間の低圧配管723の箇所で低圧バルブ724が閉じられる。同時に、貯溜容器41と第一の圧力容器44および第二の圧力容器44’の間にある第一のエミッタ材料取込バルブ736と第二のエミッタ材料取込バルブ736’が閉じられ、貯溜容器41への再利用回帰配管84の中の再利用容器還流バルブ831が閉じられる。
次に、真空システム71からの真空配管713の中の真空バルブ714が開かれ、充填プロセス中に捕捉された酸素が吸い出される。固体エミッタ材料2がある場合、これは加熱チャンバ43を作動させることによって溶融される。
貯溜容器41の中で所定の最終真空圧(10−2から10+2Pa)に到達したことを圧力センサ91が感知したら、貯溜容器41への真空バルブ714が閉じられる。
連続動作において、2つの圧力容器44と44’は交互に再充填されるか、あるいは高圧(1から50MPa)に保たれ、エミッタ材料注入装置5の中で、高圧ガスシステム73からの均一に高い圧力がノズル供給配管52の中にある液体エミッタ材料2へと伝達される。
第一の圧力容器44にエミッタ材料2を充填するためには、真空バルブ715と第一の圧力容器44の圧力切換バルブ734が開かれ、その一方で高圧バルブ733が閉じられ、その結果、第一の圧力容器44が真空化される。
関連する圧力センサ92が所定の最終圧力に到達したことを検出したら、真空バルブ715と圧力切換バルブ734は再び閉じられる。第一の圧力容器44を充填しようとするときに、第一の圧力容器44の出口バルブ737が閉じられる。
エミッタ材料2が第一の圧力容器44の中に流入できるようにするために、エミッタ取込バルブ736を開かなければならず、低圧ガスシステム72を、貯溜容器41への低圧ガス供給源721の低圧配管723の低圧バルブ724を開けることによって作動させなければならない。次に、貯溜容器41の中のエミッタ材料2が、低圧ガス供給源721のガス圧(100から500kPa)によって加圧されて、エミッタ材料配管45からフィルタ451を通って第一の圧力容器44へと運ばれる。
第一の圧力容器44の中で所望の充填レベルに到達したことを充填レベルセンサ94が感知したら、エミッタ取込バルブ736が閉じられ、第一の圧力容器44の充填が終了する。
第二の圧力容器44’を充填するには、対応するバルブ、すなわち、真空バルブ715’、圧力切換バルブ734’、出口バルブ737’、エミッタ取込バルブ736’および低圧バルブ724を、上記と同様に、ただし第一の圧力容器44とは略反循環的に制御する。バルブの制御は常に、同じ番号にアポストロフィを付けたもので示されるバルブおよび、一般的に使用されるバルブと1度だけ設けられるバルブについて行われる。
注入装置5の高圧動作
圧力システム7は、注入装置5において小滴22を生成するために、以下のようなバルブ調整によって制御される。
高圧バルブ733、733’、真空バルブ715、715’、圧力切換バルブ734、734’および第一の圧力容器44と第二の圧力容器44’へのエミッタ材料取込バルブ736、736’は当初、閉じられている。出口バルブ737、737’、遮断および補償バルブ735およびノズル取込バルブ738も当初は閉じられている。
ノズル51には、高圧ガス供給731からの高圧がエミッタ材料2(溶融錫)を介して作用し、高圧バルブ733、圧力切換バルブ734および第一の圧力容器44の出口バルブ737およびノズル取込バルブ738が開かれる。すると、エミッタ材料2はノズル51を通じて第一の圧力容器44から押し出され、第一の圧力容器44において充填レベルセンサ94の下側閾値に到達し、充填レベルセンサ94が信号を発生しところで停止する。
充填レベルセンサ94が信号を発生すると、第二の圧力容器44’への高圧バルブ733’と圧力切換バルブ734’が開かれる。第二の圧力予容器44’の中の圧力が第一の圧力容器44の中の圧力と同じであり、これが圧力センサ92、92’によって測定されると、第一の圧力容器44の出口バルブ737は閉じられ、第二の圧力容器44’の出口バルブ737’は開かれる。
これで、注入装置5の中のノズル51には、第二の圧力容器44’による高圧を受けたエミッタ材料2(錫)が供給される。
ノズル取り入れバルブ738は、必要に応じていつでも閉じて、ノズル51からのエミッタ材料の流れを中断することができる。したがって、用途に応じた理由からEUV光源モジュール1の中のプラズマ生成と放射光発生を中断した後も、残りの各種バルブの設定を変更することなく、圧力システム7全体の圧力状態をそのまま続行させることができる。
連続動作
注入装置5の連続(中断されない)動作を確実にするために、第一の圧力容器44が高圧ガスシステム73と注入装置5から遮断され、その間にノズル51に第二の圧力容器44’からの供給が行われ、再びエミッタ材料2を充填することができるようになる。
このために、第一の圧力容器44への高圧バルブ733が閉じられ、真空バルブ715が開かれる。必要に応じて、真空ポンプ711が壊れないように、減圧器および/または圧力逃がしバルブを真空配管712に取り付けなければならない。
第一の圧力容器44が真空化されるとすぐに、すなわち圧力センサ92によって最終圧力を示す信号が送られるとすぐに、真空バルブ715が再び閉じられ、「充填プロセス」の項で説明したように、充填プロセスが開始される。
圧力容器44,44’と接続配管45は、第二の圧力容器44’の充填レベルセンサ94の下側閾値に到達するより十分前に充填プロセスが完了するような寸法である。
充填レベルセンサ94から第二の圧力容器44’の最低充填レベルを示す信号が送られるとすぐに、バルブの設定は、ノズル51が再び第一の圧力容器44からの供給を受け、第二の圧力容器44’が充填モードにセットされるように切り換えられる。圧力容器44、44’は、第一の圧力容器44の動作中に第二の圧力容器44’が充填される(およびその逆)だけでなく、溶融物貯溜容器41もまた容易に再充填できる(より長い周期で)ような寸法であることが望ましい。
エミッタ材料の再利用
一般的にプロセスに関する理由によって(規則的に生成される小滴の連鎖による)、プラズマ生成プロセス(エネルギービーム6のパルス周期に基づく)に必要な量よりはるかに大量のエミッタ材料2がノズル51から押し出される。この余剰エミッタ材料24は、相互作用チャンバ13の中の回収貯溜タンク81の中に捕捉される。供給の様子は、図2においてあくまでも概略的に示されている。回転電極11から振り落とされたエミッタ材料25(図1)または、変換されずに相互作用箇所を通過した、もしくは小滴密度を小さくするために回転する穴あき円盤(図示せず)によって撒き散らされた未使用のエミッタ材料2も受け取られる。
充填レベルセンサ94により回収タンク81の中の所定の上側充填レベルが検出されたところで、回収容器81は、少なくとも部分的に空にしなければならない。このために、回収容器出口バルブ811、低圧バルブ725、および再利用還流バルブ831が閉じられると、真空バルブ716が開かれ、これによって再利用容器83が真空化される(圧力<2kPa)。回収容器81を空にするために、真空バルブ716が閉じられ、回収容器出口バルブ811が開かれる。すると、エミッタ材料2(錫)が相互作用チャンバ13(10−2から50Paの高真空)の中の回収容器81から相互作用チャンバ13の外の再利用容器83の中に、重力によって流れる。これで、エミッタ材料2を回路に戻すことができる。
このために、タンク容器41は真空バルブ714によって真空化される。再利用容器83は、再利用容器83の回収容器出口バルブ811と真空バルブ716を閉めた状態で、低圧バルブ725を開くことによって加圧される。再利用還流バルブ831を開くことにより、エミッタ材料2は再利用容器83から出て貯溜容器41の中へと運ばれ、ここで2つの圧力容器44、44’の充填用(前述のとおり)、ひいては注入装置5のノズル51から相互作用チャンバ13への再注入用に供給される。
2つの圧力容器44、44’の中のセンサ機能は、安定圧力下でのエミッタ材料2の連続供給にとって特に重要である。
第一の測定対象となるのは、全容器41、44、44’、81、83の中のエミッタ材料2に充填レベル測定である。このための各種の方法を図3から7に示す。
図3と図4は、重量測定の原理に基づく充填レベルセンサ94の技術的実施方法を示しており、第一の圧力容器44に関して描かれているが、他のすべてのエミッタ材料容器への応用を制限するものではない。
この種の充填レベル測定の場合、すべての容器連結部(圧力配管および、エミッタ材料の供給配管と排出配管)の硬さは、重量測定のために特定の垂直変位Δxが可能となるように、柔軟配管452によって緩和しなければならない。硬さは、たとえばらせんチューブ形状および/または適当な種類の材料もしくは構造によって緩和できる。
圧力容器44の中のエミッタ材料2の重量は、図3によれば、たとえば重い金属錫について十分な精度のスプリングダイナモメータ941によって測定される。
図4のような、解像度が有意に高い実施形態では、圧力容器44が曲げばねの自由端に懸吊され、この曲げばねは片側がしっかりと留め付けられ、歪みゲージ942によって曲げばねが屈曲した分が重量に対応する。
図5による充填レベル測定手段の別の技術的実施形態は、金属エミッタ材料2を含む圧力容器44のインダクタンスを測定するセンサを利用する。この目的のために、2つのコイルの形態による誘導型充填レベル測定装置943は圧力容器44の外に配置され、容器44の充填レベルの尺度として、圧力容器44の充填レベルに応じたインダクタンスの変化を取得する。
図6はまた別の充填レベル測定例を示しており、この例においては、エミッタ材料2として溶融金属(たとえば錫)を使用した場合に、充填レベルが下がるほど抵抗が高くなる抵抗線944が用いられる。
破線で示されるように、この構成は、容量性充填レベル測定装置945となるように変形でき、この場合、低インピーダンス回収路が高インピーダンス抵抗線944と平行に配置され、環帯の形の結合電極が、回収路と抵抗線944を取り囲む状態でエミッタ材料2の表面に浮き、(あるいは分離手段46が設けられていれば分離手段の中に組み込まれ(下記および図8から11参照))、接触しない容量的な方法で、抵抗線944から回収路へと位置依存変位電流(spatially dependent displacement current)が流れるようにする。変位電流が、圧力容器44の充填レベルの尺度を表す。
エミッタ材料2として金属錫を使用する場合、エミッタ材料供給ユニット4の動作にとっては、溶融金属が別々のコンタクト回路における接続を閉じることで、錫を充填した容器のすべての充填レベルを金属コンタクト946によって示すようにすれば十分である。
たとえば、図7に示される充填レベル測定装置の技術的実施形態では、錫の導電特性を利用して、貯溜容器41の充填レベルに関する閾値としての上側および/または下側コンタクト946に到達したときに信号を取得する。2つのコンタクト946は容器内の上側充填レベルと下側充填レベルに配置されるが、この容器は、貯溜容器41として描かれているものの他の容器への応用は制限されず、溶融錫を収容している。充填レベルに応じて、コンタクト946のどちらも閉じず(充填レベルが下側レベルより下にある場合)、一方のコンタクト946だけが閉じ(充填レベルが下側レベルと上側レベルの間にある場合)、またはコンタクト946の両方とも閉じる(充填レベルが上側レベルの上にある場合)。
充填レベルを継続的に測定するために、下側充填レベルを検出するための長いコンタクト946として、被覆されていない抵抗線944の形態をとってもよい。こうすると、容器44の実際の充填レベル(図6の説明に対応する)は、抵抗を測定することによって把握できる。
交互に動作する圧力容器44、44’の結合によって一定の加圧を確実に行うことができるが、これにかかわらず、エミッタ材料注入装置5のノズル51から安定に小滴を発生させることについて、別の大きな問題が生じる。
高圧下の不活性ガス(N、Ar、He、Ne...)によってエミッタ材料2(たとえば錫)を加圧する結果として、錫等の溶融金属であってもガスがその中にかなりの程度で溶解する。
ヘンリーの法則によれば、液体中へのガスの溶解量は、その液体に対するガス圧に比例するとされる。相互作用チャンバ13の中で小滴22の所望の速度を得るには、1から数十メガパスカル(1から50MPa)という非常に高い圧力が必要となるため、相応に大量の圧力ガス74がエミッタ材料2(錫)の中に溶解する。液体が真空中で流出すると、溶解したガスはただちに、大部分が再び放出される。エミッタ材料2としての錫がノズル51から相互作用チャンバ13の真空中に噴霧されると、ノズルの出口とノズル入口において、キャビテーションによって圧力が急激に低下する。これによって放出されるガスは気泡生成の原因となり、小滴の形成と、ノズル51から吐出される液体噴流の位置安定性に悪影響を与える。
注入装置5の中で発生される規則的な小滴22の列が上記のように不安定とならないようにするために、圧力容器44、44’の内部の液体エミッタ材料2(錫)への圧力ガス74の溶解を減少させ、あるいは完全に防止するためのステップを以下に説明する。
図8は、圧力ガス74とエミッタ材料2の間の直接的接触を防止することによる例を示す。このために、粘着性液体のバリア層461が圧力容器44、44’(図2にのみ示される)の中のエミッタ材料2に付着される。このバリア層461(バリア液)は、エミッタ材料2より低い密度であるが、エミッタ材料2と化学反応しない、または混合しない材料で作らなければならない。一例としては、酸化防止のために電子機器業界で使用されているようなカバーオイルを使用できる。
圧力ガス74をエミッタ材料2から分離するための、より信頼性の高い変形例を、図9に概略的に示す。この例では、ピストン462がエミッタ材料2と圧力ガス74の間に配置される。ピストン462は、円筒形圧力容器44の中を上下にスライドし、これに応じて圧力を圧力ガス74(不活性ガス)からエミッタ材料2に伝達し、同時に圧力ガス74を液体エミッタ材料2から分離する。
図10、11は、圧力ガス74が液体エミッタ材料2の中に溶け込むことを防止し、これらを完全に分離することを可能にする別の変形例を示す。
この場合、圧力に対して弾力性を有し、内部の容量を変化させることのできる閉鎖膜が圧力容器44の中に配置される。容量変化を大きくするために、膜を回旋状または波形のベローズ463、464の形態で構成することができる。
図10において、ベローズ463は、圧力ガス74のために閉じられた容量体となり、その表面全体がエミッタ材料2と圧力ガス74を分離する手段46となる。圧力容器44の中で、ベローズ463の弾力性により、液体の変位から生じるガス圧がエミッタ材料2の充填されたベローズ463に加わる。10MPaを超える非常に高い圧力であっても、ベローズ463の中のガスと圧力容器44の外との圧力差は非常にわずかである。圧力差は、ベローズ463(膜)の弾性変形中の所定の容量変化に必要な力によってのみ生じる。動作原理は図9によるピストン462の動作と同様であるが、ピストン462と比較すると、ベローズ463(または膜)は完全に、かつ実質的により高い信頼性で分離することができるため、圧力ガス74に不活性ガスではなく通常の空気を使用できる。
図11の実施形態は図10に示されるものと同じであるが、逆転している。この場合、液体エミッタ材料2を充填したベローズ464(または膜)が設置され、圧力ガス74は圧力容器44の中の、エミッタ材料2を充填したベローズ464の外に流れ込む。
加圧エミッタ材料2は、圧力ガス74の溶解を防止することによって安定化されてから、エミッタ材料注入装置5に到達する。このエミッタ材料注入装置5はノズル51を有し、ノズル51は、小滴への分裂を起こさせるための手段を備え、ノズル供給配管52を通じて供給された液体エミッタ材料2を規則的な小滴列23として小滴選択チャンバ53に供給する。小滴選択手段54は、ノズル51によって生成される小滴列から個々の小滴22(たとえば、10個目ごとの小滴)を選択するために設けられている。
図12に示すこの例では、小滴選択手段54は、帯電用電極541と、これに続く2つの偏向用電極542を有し、偏向用電極542は、小滴22の大部分を余剰小滴24として偏向させ、選択された個々の小滴22には影響を与えない。これらの選択された小滴22は、エネルギービーム6のパルスと同期される小滴列23を形成する。小滴22はプラズマ生成のための必要性に応じて選択され(この例においては7つ目ごとの小滴22)、不要な余剰小滴24はすべて、帯電用電極541を通過して飛翔する間に電圧パルスによって帯電され、その後、間に電界が生じる偏向用電極542の部分で偏向される。このようにして、エミッタ材料2の大部分が偏向され、回収貯溜タンク81を介して下流の再利用容器83へと案内される。したがって、消費されなかったこのエミッタ材料2は、循環に戻すことができ、再び貯溜容器41の中で利用される。
1 EUV光源モジュール
11 電極
12 放電回路
13 相互作用チャンバ
14 プラズマ
15 EUV光
2 エミッタ材料
21 被覆用噴流
22 小滴
23 同期された小滴列
24 余剰小滴
25 振り落とされたエミッタ材料
3 電極被覆システム
31 被覆用ノズル
32 回収容器
4 エミッタ材料供給ユニット
41 貯溜容器
42 (貯溜容器への)供給用開口部
43 (エミッタ材料のための)加熱チャンバ
44 (エミッタ材料のための)圧力容器1
44’ (エミッタ材料のための)圧力容器2
45 (圧力容器のための)エミッタ材料供給配管
451 フィルタ
452 柔軟配管
46 (圧力ガスとエミッタ材料の間の)分離手段
461 バリア層
462 ピストン
463 (ガス容量体としての)ベローズ
464 (エミッタ材料容量体としての)ベローズ
5 エミッタ材料注入装置
51 (小滴への分裂を起こさせるための)ノズル
52 (エミッタ材料のための)ノズル供給配管
53 小滴選択チャンバ
54 小滴選択手段
541 帯電用電極
542 偏向用電極
6 エネルギービーム(レーザビーム)
7 (エミッタ材料のための)圧力システム
71 真空システム
711 真空ポンプ
712 真空配管(<10Pa)
713 (貯溜容器への)真空配管
714 (貯溜容器への)真空バルブ
715 (第一の圧力容器への)真空バルブ
715’ (第二の圧力容器への)真空バルブ
716 (再利用容器からの)真空バルブ
72 低圧ガスシステム
721 低圧ガス供給源
722 低圧配管(50から500kPa)
723 (貯溜容器への)低圧配管
724 (貯溜容器への)低圧バルブ
725 (再利用容器からの)低圧バルブ
73 高圧ガスシステム
731 高圧ガス供給源(1から50MPa)
732 (エミッタ圧力容器への)高圧配管
733 (第一の圧力容器への)高圧バルブ
733’ (第二の圧力容器への)高圧バルブ
734 (第一の圧力容器への)圧力切換バルブ
734’ (第二の圧力容器への)圧力切換バルブ
735 (圧力供給配管間の)遮断および補償バルブ
736 (第一の圧力容器への)エミッタ取込バルブ
736’ (第二の圧力容器への)エミッタ取込バルブ
737 (第一の圧力容器からの)出口バルブ
737’ (第二の圧力容器からの)出口バルブ
738 ノズル取込バルブ
74 圧力ガス(1未満から50MPa)
8 再利用装置
81 回収容器
811 回収容器出口バルブ
82 (再利用容器への)回収容器排出口
83 再利用容器
831 再利用還流バルブ
84 再利用還流配管
9 センサシステム
91 (貯溜容器の)圧力センサ
92,92’ (圧力容器の)圧力センサ
93 (再利用容器の)圧力センサ
94 充填レベルセンサ
941 (充填レベル測定のための)動力計
942 (充填レベル測定のための)歪みゲージ
943 誘導型充填レベル測定装置
944 抵抗線
945 容量型充填レベル測定装置
946 (充填レベル測定のための)コンタクト

Claims (23)

  1. 液体エミッタ材料を使用して、ホットプラズマに基づきEUV光を発生する装置であって、少なくとも1つのエミッタ材料貯溜容器を備えるエミッタ材料供給ユニットと、チャンバ内部で、集束されたパルスエネルギービームが相互作用地点に向けられるような真空相互作用チャンバと、前記相互作用地点にて前記エミッタ材料の小滴を再生可能に供給し、EUV発光のためのホットプラズマに前記小滴を変換するためにパルスエネルギービームと同期されるようにする注入装置とを有する、EUV光発生のための装置であって、
    前記エミッタ材料供給ユニット(4)は、前記注入ユニット(5)のための高いエミッタ材料圧力を発生させるために、前記貯溜容器(41)と前記注入装置(5)の間に少なくとも第一の圧力容器(44)と第二の圧力容器(44’)を有すること、および
    前記注入装置(5)の中で恒久的で一定のエミッタ材料圧力を保持するために、前記圧力容器(44、44’)に高圧ガスシステム(73)によってメガパスカルの範囲の圧力ガス(74)が加えられること、および
    前記エミッタ材料供給ユニット(4)が、前記高圧ガスシステム(73)を一方の前記圧力容器(44、44’)からもう一方の前記圧力容器(44、44’)に切り換え且つこれに対応して前記注入ユニット(5)を加圧されている各前記圧力容器(44、44’)の一定のエミッタ材料圧力に交互に切り換えるための手段を有し、小滴生成とプラズマ発生の連続動作中に前記圧力容器(44、44’)の少なくとも一方に前記貯溜容器(41)から前記エミッタ材料(2)を再充填できることを特徴とする装置。
  2. 前記エミッタ材料供給ユニット(4)がさらに、前記貯溜容器(41)から前記エミッタ材料(2)を充填するために、前記高圧ガスシステム(73)に対してイネーブルされていない前記圧力容器(44、44’)のうちの少なくとも一方に選択的に接続される真空システム(71)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記エミッタ材料供給ユニット(4)の前記真空システム(71)が、前記貯溜容器(41)に接続され、前記貯溜容器(41)に異なる供給源から充填できることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記貯溜容器(41)は、外部から前記液体エミッタ材料(2)を吸引することによって充填できることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記貯溜容器(41)は、再利用容器(83)から前記液体エミッタ材料(2)を吸引することによって充填できることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 前記貯溜容器(41)は、外部から固体エミッタ材料(2)を吸引することによって充填できることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  7. 前記エミッタ材料供給ユニット(4)は、前記貯溜容器(41)または前記再利用容器(83)に選択的に接続される低圧ガスシステム(72)に接続され、前記エミッタ材料(2)を前記貯溜容器(41)から前記圧力容器(44、44’)の一方に輸送するか、あるいは前記圧力容器(44、44’)の一方に再利用のエミッタ材料(2)を充填することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  8. 前記低圧ガスシステム(72)には、前記エミッタ材料(2)の酸化を防止するために、不活性ガスが充填されることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記エミッタ材料供給ユニット(4)に、少なくとも前記圧力容器(44、44’)の充填レベルを測定するための複数の充填レベルセンサ(94)が設けられ、前記充填レベルセンサ(94)は、前記エミッタ材料(2)の加圧を前記圧力容器(44、44’)の一方から他方の前記圧力容器(44、44’)にタイミングよく切り換えることを制御し、個々の空になった前記圧力容器(44、44’)の充填を開始することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記充填レベルセンサ(94)が動力計(941)として構成され、前記充填レベルは、各前記容器(44、44’、41、83)の重量に基づいて確認することができ、各前記容器(44、44’、41、83)は前記動力計(941)に懸吊され、柔軟な接続配管(452)を有することを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記充填レベルセンサ(94)は歪みゲージ(942)として構成され、前記容器(44、44’、41、83)は、一端がしっかりと留め付けられ、前記歪みゲージ(942)を設けた曲げばねの自由端に懸吊され、柔軟な接続配管(452)を有し、前記充填レベルは、各前記容器(44、44’、41、83)の重量と前記歪みゲージ(942)の歪みに基づいて確認することができることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  12. 前記充填レベルセンサ(94)は、2つの外部シリンダコイルを有する誘導型充填レベル測定装置(943)として構成されることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  13. 前記充填レベルセンサ(94)は抵抗線(944)であり、金属エミッタ材料(2)を充填した前記容器(44、44’、41、83)は、電気的に絶縁するように前記容器(44、44’、41、83)の中に垂直に配置された前記抵抗線(944)への電気配線としての役割を果たすことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  14. 前記充填レベルセンサ(94)は、抵抗線(944)と結合電極と回収路を有する容量型充填レベル測定装置(945)として設計され、前記結合電極は環帯の形状であり、前記エミッタ材料(2)の液面とともに移動して、前記抵抗線(944)と前記回収路の周囲で浮かぶことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  15. 前記充填レベルセンサ(94)は、長さの異なる2つの電気的に絶縁されたコンタクト(946)を有し、前記電気コンタクト(946)は、異なる充填レベルで前記金属エミッタ材料(2)を用いて閉じられ、最小および最大充填レベルを示すことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  16. 前記エミッタ材料供給ユニット(4)は、前記圧力容器(44、44’)の内部に、前記エミッタ材料(2)を前記圧力ガス(74)から分離するための分離手段(46)を有し、これが前記エミッタ材料(2)の中への圧力ガス(74)の溶解を減少させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  17. 前記分離手段(46)がバリア層(461)によって形成されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記バリア層(461)が粘着性カバーオイルによって形成されることを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 前記分離手段(46)が、円筒形の圧力容器(44、44’)の中で上下に移動できるピストン(462)によって形成されることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  20. 前記分離手段(46)が、可撓膜(463、464)として設けられることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  21. 前記可撓膜は、圧力ガスを充填した回旋状または波形のベローズ(464)として形成されることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記可撓膜は、前記エミッタ材料(2)を充填した回旋状または波形のベローズ(464)として形成されることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  23. 前記回旋状または波形のベローズ(463、464)は金属ベローズとして構成されることを特徴とする請求項21または22に記載の装置。
JP2010103590A 2009-05-08 2010-04-28 Euv光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成するための装置 Active JP4779048B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009020776.7 2009-05-08
DE102009020776A DE102009020776B4 (de) 2009-05-08 2009-05-08 Anordnung zur kontinuierlichen Erzeugung von flüssigem Zinn als Emittermaterial in EUV-Strahlungsquellen

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010263210A true JP2010263210A (ja) 2010-11-18
JP2010263210A5 JP2010263210A5 (ja) 2011-06-23
JP4779048B2 JP4779048B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=42932536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010103590A Active JP4779048B2 (ja) 2009-05-08 2010-04-28 Euv光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成するための装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8154000B2 (ja)
JP (1) JP4779048B2 (ja)
DE (1) DE102009020776B4 (ja)
NL (1) NL2004632C2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014178177A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 ウシオ電機株式会社 極端紫外光光源装置
JP2015532521A (ja) * 2012-10-16 2015-11-09 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極紫外光源のためのターゲット材料供給装置
KR20150132084A (ko) * 2013-03-14 2015-11-25 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 타겟 재료의 공급 및 회수를 위한 방법 및 장치
JPWO2015040674A1 (ja) * 2013-09-17 2017-03-02 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置およびeuv光生成装置
US11963285B2 (en) 2019-03-15 2024-04-16 Asml Netherlands B.V. Target material control in an EUV light source

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5739099B2 (ja) * 2008-12-24 2015-06-24 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置、その制御システム、その制御装置およびその制御回路
JP5982137B2 (ja) * 2012-03-05 2016-08-31 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置
DE102013103668B4 (de) * 2013-04-11 2016-02-25 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Anordnung zum Handhaben eines flüssigen Metalls zur Kühlung von umlaufenden Komponenten einer Strahlungsquelle auf Basis eines strahlungsemittierenden Plasmas
DE102013110760B4 (de) * 2013-09-27 2017-01-12 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Strahlungsquelle zur Erzeugung von kurzwelliger Strahlung aus einem Plasma
DE102014006063A1 (de) * 2014-04-25 2015-10-29 Microliquids GmbH Strahlerzeugungsvorrichtung und Verfahren zur Erzeugung eines Flüssigkeitsstrahls
JP6241407B2 (ja) * 2014-11-25 2017-12-06 ウシオ電機株式会社 液面レベル検出装置、液面レベル検出方法、高温プラズマ原料供給装置及び極端紫外光光源装置
US10495974B2 (en) * 2017-09-14 2019-12-03 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Target feeding system
US10331035B2 (en) * 2017-11-08 2019-06-25 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Light source for lithography exposure process
NL2023879A (en) * 2018-09-26 2020-05-01 Asml Netherlands Bv Apparatus for and method of controlling introduction of euv target material into an euv chamber
US11134558B2 (en) * 2018-09-28 2021-09-28 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Droplet generator assembly and method for using the same and radiation source apparatus
NL2027804B1 (en) 2020-05-21 2022-06-15 Gigaphoton Inc Target supply device, target supply method, and electronic device manufacturing method
IL297796A (en) * 2020-05-29 2022-12-01 Asml Netherlands Bv High pressure sensor and vacuum level in metrological radiation systems
KR20230071137A (ko) * 2020-09-23 2023-05-23 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 타겟 재료 공급 시스템에서의 압력 완화 장치 및 방법
WO2023089082A1 (en) 2021-11-22 2023-05-25 Asml Netherlands B.V. Apparatus for supplying liquid target material to a radiation source
WO2023088595A1 (en) * 2021-11-22 2023-05-25 Asml Netherlands B.V. A liquid target material supplying apparatus, fuel emitter, radiation source, lithographic apparatus, and liquid target material supplying method

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513418A (ja) * 1999-10-27 2003-04-08 ジェイ エム エー アール リサーチ、インク マイクロターゲットを用いた方法及びラジエーション生成システム
JP2007273454A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Xtreme Technologies Gmbh 電気的に作動するガス放電による極紫外線発生装置
JP2007288190A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Xtreme Technologies Gmbh エネルギビームにより生成される変換効率が高く汚染が最小限であるプラズマから、極紫外線を生成するための構造
JP2008532228A (ja) * 2005-02-25 2008-08-14 サイマー インコーポレイテッド Euv光源ターゲット材料を処理する方法及び装置
JP2008226462A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置
JP2008270149A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Tokyo Institute Of Technology 極端紫外光光源装置および極端紫外光発生方法
JP2009224182A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ushio Inc 極端紫外光光源装置
JP2010118652A (ja) * 2008-10-17 2010-05-27 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置のターゲット供給装置及びその製造方法
JP2010123405A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Gigaphoton Inc 極端紫外光源装置及びそのターゲット供給システム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH632089A5 (en) * 1978-06-15 1982-09-15 Alusuisse Filling level measuring probe for an electrically conductive medium
DE19532118A1 (de) * 1995-08-31 1997-03-06 St Speichertechnologie Gmbh Latentwärmespeicher
DE10219173A1 (de) 2002-04-30 2003-11-20 Philips Intellectual Property Verfahren zur Erzeugung von Extrem-Ultraviolett-Strahlung
DE20320382U1 (de) * 2003-04-30 2004-06-09 Endress + Hauser Gmbh + Co. Kg Vorrichtung zur Messung des Füllstandes eines Mediums
DE102004045149A1 (de) * 2003-10-30 2005-06-02 Volkswagen Ag Füllstandssensor und Verfahren zur Erfassung eines Füllstandes
KR101177707B1 (ko) * 2005-02-25 2012-08-29 사이머 인코포레이티드 Euv 광원의 타겟 물질 핸들링을 위한 방법 및 장치
US7449703B2 (en) * 2005-02-25 2008-11-11 Cymer, Inc. Method and apparatus for EUV plasma source target delivery target material handling
DE102005030304B4 (de) 2005-06-27 2008-06-26 Xtreme Technologies Gmbh Vorrichtung und Verfahren zur Erzeugung von extrem ultravioletter Strahlung
JP4937643B2 (ja) * 2006-05-29 2012-05-23 株式会社小松製作所 極端紫外光源装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003513418A (ja) * 1999-10-27 2003-04-08 ジェイ エム エー アール リサーチ、インク マイクロターゲットを用いた方法及びラジエーション生成システム
JP2008532228A (ja) * 2005-02-25 2008-08-14 サイマー インコーポレイテッド Euv光源ターゲット材料を処理する方法及び装置
JP2007273454A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Xtreme Technologies Gmbh 電気的に作動するガス放電による極紫外線発生装置
JP2007288190A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Xtreme Technologies Gmbh エネルギビームにより生成される変換効率が高く汚染が最小限であるプラズマから、極紫外線を生成するための構造
JP2008226462A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置
JP2008270149A (ja) * 2007-03-28 2008-11-06 Tokyo Institute Of Technology 極端紫外光光源装置および極端紫外光発生方法
JP2009224182A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Ushio Inc 極端紫外光光源装置
JP2010118652A (ja) * 2008-10-17 2010-05-27 Komatsu Ltd 極端紫外光源装置のターゲット供給装置及びその製造方法
JP2010123405A (ja) * 2008-11-20 2010-06-03 Gigaphoton Inc 極端紫外光源装置及びそのターゲット供給システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015532521A (ja) * 2012-10-16 2015-11-09 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. 極紫外光源のためのターゲット材料供給装置
KR20150132084A (ko) * 2013-03-14 2015-11-25 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 타겟 재료의 공급 및 회수를 위한 방법 및 장치
JP2016512381A (ja) * 2013-03-14 2016-04-25 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. ターゲット材料の供給および回収のための方法ならびに装置
JP2018185548A (ja) * 2013-03-14 2018-11-22 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. ターゲット材料の供給および回収のための方法ならびに装置
KR102214860B1 (ko) 2013-03-14 2021-02-10 에이에스엠엘 네델란즈 비.브이. 타겟 재료의 공급 및 회수를 위한 방법 및 장치
WO2014178177A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 ウシオ電機株式会社 極端紫外光光源装置
JP2014216286A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 ウシオ電機株式会社 極端紫外光光源装置
US9480136B2 (en) 2013-04-30 2016-10-25 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Extreme UV radiation light source device
US9686846B2 (en) 2013-04-30 2017-06-20 Ushio Denki Kabushiki Kaisha Extreme UV radiation light source device
JPWO2015040674A1 (ja) * 2013-09-17 2017-03-02 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置およびeuv光生成装置
US10009991B2 (en) 2013-09-17 2018-06-26 Gigaphoton Inc. Target supply apparatus and EUV light generating apparatus
US11963285B2 (en) 2019-03-15 2024-04-16 Asml Netherlands B.V. Target material control in an EUV light source

Also Published As

Publication number Publication date
US8154000B2 (en) 2012-04-10
DE102009020776A1 (de) 2010-11-11
NL2004632C2 (en) 2012-02-20
US20100282987A1 (en) 2010-11-11
NL2004632A (nl) 2010-11-09
JP4779048B2 (ja) 2011-09-21
DE102009020776B4 (de) 2011-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4779048B2 (ja) Euv光源におけるエミッタ材料として溶融錫を連続生成するための装置
EP1867218B1 (en) Apparatus for euv plasma source target delivery
US7449703B2 (en) Method and apparatus for EUV plasma source target delivery target material handling
KR101177707B1 (ko) Euv 광원의 타겟 물질 핸들링을 위한 방법 및 장치
US20130134326A1 (en) Extreme ultraviolet light generation apparatus, target collection device, and target collection method
US7368742B2 (en) Arrangement and method for metering target material for the generation of short-wavelength electromagnetic radiation
JP4564369B2 (ja) 極端紫外光源装置
JP5280066B2 (ja) 極端紫外光源装置
US7812542B2 (en) Arrangement and method for the generation of extreme ultraviolet radiation by means of an electrically operated gas discharge
TW201448674A (zh) 用於靶材供應及回收之方法及裝置
JP2014520210A (ja) Oledの堆積方法および装置特にそのための蒸発装置
US20120205559A1 (en) Target supply device and extreme ultraviolet light generation apparatus
JP2010123405A (ja) 極端紫外光源装置及びそのターゲット供給システム
JP2015053292A (ja) 極端紫外光源装置及びそのターゲット供給システム
US20180341180A1 (en) Target supply device and euv light generation apparatus
JP2013191577A (ja) 極端紫外光源装置及びそのターゲット供給システム
JP2005230819A (ja) バブラーを再充填するための装置及び方法
US10609802B2 (en) High-temperature plasma raw material supply apparatus and extreme ultra violet light source apparatus
WO2016174752A1 (ja) チャンバ装置、ターゲット生成方法および極端紫外光生成装置
CN110882867B (zh) 丙烯汽化器
TW202337273A (zh) 用於將液態靶材供給至輻射源之裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110509

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20110509

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20110520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110614

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4779048

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250