JP4564369B2 - 極端紫外光源装置 - Google Patents

極端紫外光源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4564369B2
JP4564369B2 JP2005028336A JP2005028336A JP4564369B2 JP 4564369 B2 JP4564369 B2 JP 4564369B2 JP 2005028336 A JP2005028336 A JP 2005028336A JP 2005028336 A JP2005028336 A JP 2005028336A JP 4564369 B2 JP4564369 B2 JP 4564369B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
light source
voltage
amplitude
extreme ultraviolet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005028336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006216801A (ja
Inventor
真生 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Gigaphoton Inc
Original Assignee
Komatsu Ltd
Gigaphoton Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Gigaphoton Inc filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2005028336A priority Critical patent/JP4564369B2/ja
Priority to US11/341,636 priority patent/US7173267B2/en
Publication of JP2006216801A publication Critical patent/JP2006216801A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4564369B2 publication Critical patent/JP4564369B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas
    • H05G2/005X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas containing a metal as principal radiation generating component
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/008X-ray radiation generated from plasma involving a beam of energy, e.g. laser or electron beam in the process of exciting the plasma

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエハ等を露光するために用いられる極端紫外光を発生するLPP(Laser Produced Plasma)型極端紫外(Extreme Ultra Violet:EUV)光源装置に関する。
半導体プロセスの微細化に伴って光リソグラフィも微細化が急速に進展しており、次世代においては、100〜70nmの微細加工、更には50nm以下の微細加工が要求されるようになる。例えば、50nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13nm程度のEUV光源と縮小投影反射光学系(cataoptric system)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光源としては、レーザビームをターゲットに照射することによって生成するプラズマを用いたLPP(laser produced plasma)型と、放電によって生成するプラズマを用いたDPP(discharge produced plasma)型と、軌道放射光を用いたSR(synchrotron radiation)型との3種類がある。これらの内でも、LPP光源には、プラズマ密度をかなり大きくすることができるので黒体輻射に近い極めて高い輝度が得られ、ターゲット物質を選択することにより必要な波長帯のみの発光が可能であり、ほぼ等方的な角度分布を持つ点光源であるので光源の周囲に電極等の構造物がなく、2πsteradという極めて大きな捕集立体角の確保が可能であること等の利点がある。そのため、LPP型のEUV光源装置は、数十ワット以上のパワーが要求されるEUVリソグラフィ用の光源として有力であると考えられている。
LPP型EUV光源装置においては、次のようにEUV光の生成が行われる。真空ポンプが設けられたチャンバ(真空チャンバ)内に、噴射ノズルを用いてキセノン(Xe)等のターゲット物質を噴射する。このターゲットに、チャンバ外に配置されたレーザから出射したレーザビームを集光して照射することによりターゲットがプラズマ化し、そのプラズマから13.5nm近傍のEUV光が発生する。
ターゲット物質の状態としては、気体、液体、固体のいずれを用いることも可能であるが、気体と比較してEUV光生成効率が良いこと、及び、固体と比較してチャンバ内を汚染することが少ないこと等の観点から、液体ターゲットが有利であると考えられている。また、液体ターゲットを噴射する方法としては、噴射ノズルから連続的にターゲット物質を噴射することにより噴流(ジェット)を形成する方法や、噴射ノズルから所定の間隔でターゲット物質を噴射することにより液滴(ドロップレット)を形成する方法がある。後者の場合には、ドロップレットの滴下間隔とレーザビームの照射間隔とを合わせることにより、EUV光生成効率を高くすることができると共に、プラズマ化されない無駄なターゲット物質を減らしてチャンバ内の汚染を抑制できるという点で有利である。
ドロップレットのターゲットを形成する方法としては、ジェットを噴射する噴射ノズルに所定の間隔で振動を与えるコンティニュアス・ジェット方式がある。この方式を採用するLPP型EUV光源装置には、噴射ノズルに振動を与えるための振動子が設けられている。非特許文献1には、振動子としてピエゾ素子を用いる構成が開示されており、非特許文献2には、振動子として磁気コイルを用いる構成が開示されている。
また、特許文献1には、極紫外放射線源のための噴射ノズルにおいて、オリフィスを有し、上記オリフィスから標的材料の小滴のストリームを放出する標的材料室と、上記オリフィスと整合し、小滴のストリームを受け取るドリフト室であって、小滴が上記ドリフト室を通って伝播するときに小滴の凍結を許容するように所定の長さを有し、上記標的材料室とは反対側に位置しかつそこを通して小滴を当該ドリフト室から排出させるドリフト室開口を備えたドリフト室とを有する噴射ノズルが開示されている。
特許文献2には、レーザプラズマ極紫外放射線源において、供給源端部と、所定の直径を有するオリフィスを含む出口端部とを備え、上記オリフィスから標的材料の小滴のストリームを放出する噴射ノズルと、脈動する励振信号を上記噴射ノズルに提供する標的材料励振源と、脈動するレーザビームを提供するレーザー源とを、有し、脈動する上記励振源のタイミング、上記オリフィスの直径及び脈動する上記レーザ源のタイミングは、上記噴射ノズルの上記オリフィスから放出される小滴が所定の速度及び小滴間間隔を有するように及び小滴ストリーム内の標的小滴がレーザビームのパルスによりイオン化されるように、互いに関して設計され、所定数のバッファ小滴が脈動するレーザビームにより直接イオン化されないよう標的小滴間に提供され、バッファ小滴は、後続の標的小滴が先行の標的小滴のイオン化により影響されないように、イオン化され標的小滴から放射されたプラズマエネルギを吸収する放射線源が開示されている。
さらに、特許文献3には、極紫外線源であって、初期経路に沿って液滴の流れを発生する液滴発生器と、該液滴を該初期経路から標的経路に偏向させるかじ取り装置と、該液滴の流れの位置を検出するセンサと、該センサからの信号に応答し、該かじ取り板の向きを変えて、該液滴が該標的経路上の標的場所へと偏向されるようにするアクチュエータとを備える線源が開示されている。
ところで、LPP型EUV光源装置において、安定してEUV光を生成するためには、均一なドロップレットを形成する必要がある。ここで、ドロップレットが均一であるとは、噴射ノズルから噴射されたジェットがドロップレットに分断された後に、パルスレーザ光の照射位置近傍において、各ドロップレットの大きさや形状、隣接するドロップレットの間隔等が均一であり、サテライトが生成されていない状態をいう。サテライトとは、噴射ノズルから噴射されたジェットがドロップレットに分断される際に、主滴の前後に形成される微小なドロップレットのことである。
そのためには、噴射ノズルに振動を与える振動子に適切な振幅、及び周波数で振動を与えなくてはならない。しかしながら、振動子の振幅及び周波数に配慮してドロップレットを形成する機構は開示されていない。
特開2004−6365号公報 特開2004−31342号公報 特開2004−111907号公報 ヘルツ(H. M. Hertz)、他、「液体ドロップレット・レーザ・プラズマ・ターゲットを用いたデブリフリー軟X線の発生(Debris free soft x ray generation using a liquid droplet laser plasma target)」、(米国)、SPIE、第2523巻、p.88−93 シュワン(U. Schwenn)、シーゲル(R. Sigel)、「パルスレーザを用いたプラズマ生成のための連続ドロップレット源(A continuous droplet source for plasma production with pulse laser)」、(英国)、ジャーナル・オブ・フィジックスE:サイエンティフィック・インストゥルメンツ(Journal of physics E: Scientific Instruments)、1974年、第7巻、p.715−718
図9は、ドロップレット生成用噴射ノズルの一般的な構成を示す模式図である。このドロップレット生成用噴射ノズルは、ターゲット物質を噴射する噴射ノズル1と、噴射ノズル1に振動を与える振動子2とを含んでいる。噴射ノズル1には、噴射ノズル1にターゲット物質を供給するための配管3が設けられている。また、振動子2の2つの端子2a及び2bには、振動子に印加される電圧を生成する振動子用電源4が接続されている。さらに、振動子2は、真空チャンバに対して固定された支持部5によって支持されている。
ドロップレットを形成するために用いられる振動子2は、それ自体が容量成分(C)やインダクタンス(L)を有しており、図9に示すように、電気回路の一素子として動作する。そのような素子がケーブルに接続されてEUV光源装置内に組み込まれることにより、振動子は配線容量や配線インダクタンス等の影響を受ける。そのため、現実に振動子2に印加される電圧の大きさは、電圧の周波数に応じて、振動子用電源4に設定された電圧の大きさから変化してしまう。それにより、電圧の値によって決まる振動子2の振幅も変化してしまう。
このように、振動子に与えられる電圧の周波数を変更すると、振動子の端子間に印加される電圧、即ち、振動子の振幅に変動が生じてしまうので、所望の大きさ及び間隔の均一なドロップレットを得ることができなくなるという問題があった。特に、振動子として、高周波数帯に共振周波数を有するピエゾ素子等においては、共振周波数周辺における印加電圧の変動が大きいので、それが均一なドロップレットの生成を阻害する大きな要因の一つとなっている。また、振動子を含むドロップレット用噴射ノズル全体の共振周波数帯域周辺においても、共振による過剰な噴射ノズル振動が生じるので、均一なドロップレットの生成が阻害されしまう。
上記の点に鑑み、本発明は、LPP型極端紫外光源装置において、振動子に印加される電圧の周波数によらず、均一なドロップレットターゲットを形成することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点に係る極端紫外光源装置は、コンティニュアス・ジェット法により形成されるドロップレットをターゲットとして、該ターゲットにレーザ光を照射することにより極端紫外光を生成する光源装置であって、極端紫外光の生成が行われるチャンバと、該チャンバ内にターゲット物質を噴射する噴射ノズルと、2つの端子を備え、該2つの端子にケーブルを介して電圧を印加されることにより振動して、噴射ノズルに振動を与える振動子と、該振動子の2つの端子間に印加するための電圧を生成する電圧生成手段と、振動子の2つの端子間の電圧をモニタすると共に、モニタされた電圧の振幅が所定の範囲内に入るように、電圧生成手段をフィードバック制御する制御手段と、噴射ノズルから噴射されたターゲット物質を照射するためのレーザ光を発生するレーザ光源とを具備する。
また、本発明の第2の観点に係る極端紫外光源装置は、コンティニュアス・ジェット法により形成されるドロップレットをターゲットとして、該ターゲットにレーザ光を照射することにより、極端紫外光を生成する光源装置であって、極端紫外光の生成が行われるチャンバと、該チャンバ内にターゲット物質を噴射する噴射ノズルと、2つの端子を備え、該2つの端子に電圧を印加されることにより振動して、噴射ノズルに振動を与える振動子と、該振動子の2つの端子間に印加するための電圧を生成する電圧生成手段と、噴射ノズル又は振動子の変位量を計測する計測手段と、該計測手段によって計測された噴射ノズル又は振動子の変位量に基づいて、噴射ノズル又は振動子が所定の範囲内の振幅で振動するように、電圧生成手段をフィードバック制御する制御手段と、噴射ノズルから噴射されたターゲット物質を照射するためのレーザ光を発生するレーザ光源とを具備する。
本発明によれば、振動子の端子間に印加される電圧の振幅、若しくは、振動子又は噴射ノズルの変位量(振動の振幅)をモニタしながら、それらの振幅が所定の範囲内に入るように、電圧生成手段をフィードバック制御するので、振動の周波数に応じて、適切な振幅で振動子又は噴射ノズルを振動させることができる。それにより、振動の周波数によらず均一なドロップレットを形成できるようになるので、LPP型極端紫外光源装置において、効率良く、且つ、安定してEUV光を生成することが可能となる。また、様々なドロップレット形成条件に対応し易くなるので、幅広い性能を有する装置を安価に提供することが可能となる。さらに、振動子の端子間電圧や、振動子の振幅や、噴射ノズルの振幅を直接計測することにより、振動子の破損や故障等の不具合を素早く検出できるようになるので、LPP型極端紫外光源装置の信頼性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1〜第6の実施形態に係る極端紫外(EUV)光源装置の概要を示す模式図である。このEUV光源装置は、LPP型を採用しており、EUV生成チャンバ(真空チャンバ)100と、真空ポンプ101と、レーザ光源102と、集光レンズ103と、噴射ノズル104と、振動子105と、集光ミラー106と、ターゲット回収筒107とを含んでいる。
真空ポンプ101は、EUV生成チャンバ100の内部を排気することにより所定の真空度に保っている。また、レーザ光源102は、EUV生成チャンバ100の外部に設けられており、ターゲット物質を照射するためのレーザビームを出射する。集光レンズ103は、レーザ光源102から出射したレーザビームを集光し、EUV生成チャンバ100内の所定の位置(ターゲットの位置)に導く。
噴射ノズル104は、ターゲット物質を噴射する。また、振動子105は、噴射ノズル104に振動を与えるために、噴射ノズル104に取り付けられている。
このEUV光源装置においては、ターゲットとしてドロップレット(液滴)のターゲットが用いられており、ドロップレットを形成する方法としては、コンティニュアス・ジェット法が採用されている。即ち、噴射ノズル104からターゲット物質を噴射する際に、振動子105により噴射ノズル104に所定の周波数及び振幅を有する振動を与える。それにより、噴射ノズル104から噴射されたターゲット物質に振動が伝播し、ターゲット物質の液滴が形成される。
このように形成されたドロップレットのターゲットに対して、レーザ光源102から出射して集光レンズ103を通過したレーザビームを照射すると、ターゲット物質がプラズマ化する。そのようにして生成されたプラズマから、13.5nm近傍のEUV光が発生する。このEUV光は、集光ミラー106によって集光され、所望の方向に導かれる。また、プラズマ化されないで残留したターゲット物質は、ターゲット回収筒107に回収される。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図であり、図1に示す噴射ノズル104及び振動子105の構成について詳しく示している。
図2に示すように、噴射ノズル104には、噴射ノズル104にターゲット物質を供給するための配管108が設けられている。また、振動子105は、EUV生成チャンバ100(図1)に対して固定された支持部109によって支持されている。振動子105には2つの端子105a及び105bが備えられており、これらの端子105a及び105bには、振動子に電圧を供給する振動子用電源110がケーブルを介して接続されている。さらに、振動子用電源110には、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御するフィードバック制御部120が設けられている。
本実施形態においては、ターゲットとして、液体のターゲット物質が用いられる。具体的には、水、エタノール、メタノール等の常温で液体の物質や、それらの液体に錫(Sn)又は錫酸化物の微小粒子をコロイド状に分散させたものや、それらの液体にリチウム(Li)、フッ化リチウム(LiF)、塩化リチウム(LiCl)等を溶解させたものが挙げられる。また、錫やリチウム等の常温で固体の物質を加熱することにより溶融させた液体も用いられる。この場合には、配管108の途中に、固体のターゲット物質を加熱するための機構が設けられる。さらに、キセノン(Xe)等の常温で気体の物質を冷却及び加圧することにより液化させたものも用いられる。この場合には、配管108の途中に、キセノンガス等を高圧下で冷却するための機構が設けられる。
このようなターゲット物質は、ノズルから噴射された後で所望の速度を得られるように、噴射ノズル104において数MPaの圧力をかけられて噴射される。そのようにして噴射ノズル104から噴出したターゲット物質は、通常、連続した流体ジェット(噴流)を形成する。
振動子105は、噴射ノズル104に振動が伝播するように取り付けられており、端子105aと端子105bとの間に印加された電圧(端子間電圧)に応じた周波数及び振幅で振動する。振動子105としては、電圧を印加されることにより振動するピエゾ素子や磁気コイル等が用いられる。ドロップレットターゲットを形成する際には、噴射ノズル104からターゲット物質を噴射すると共に、振動子用電源110により端子105aと105bとの間に電圧を印加して振動子105を振動させる。それにより、ターゲット物質のジェット表面に振動が伝播する。その振動が適切な周波数及び振幅を有している場合に、均一なドロップレットが形成される。なお、ピエゾ素子及び磁気コイルを用いたドロップレット用噴射ノズルの詳しい構成については、非特許文献1及び2をそれぞれ参照されたい。
フィードバック制御部120は、端子間電圧をモニタすると共に、端子間電圧の振幅を所定の範囲(均一なドロップレットを形成できる範囲)内に維持するために、モニタされた電圧の振幅に基づいて、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部120は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる電圧の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ121を有しており、このデータベースに基づいて、モニタされた端子間電圧の振幅が上記範囲に入るように振動子用電源110を制御する。
ここで、本実施形態において、振動子用電源110にフィードバック制御部120を設ける理由を説明する。
コンティニュアス・ジェット法により均一なドロップレットを形成するためは、噴射ノズルから噴出するジェットの直径(即ち、噴射ノズル径)及び速度に応じて、ジェットに与えられる振動の周波数を決定しなくてはならない。例えば、直径が50μmの噴射ノズルから30m/sの速度でジェットを噴射する場合に、均一なドロップレットを形成するためには、振動子を80〜200kHzの範囲で振動させる必要がある。また、均一なドロップレットを形成するために必要とされる振動子の振幅は、周波数に応じて決定される。即ち、均一なドロップレットを形成できる振動子の振幅の範囲は周波数によって異なっている。その振幅の範囲は、最小値と最大値との比が約10倍程度と狭くなる場合もあるので、振幅を高精度に制御する必要がある。
ここで、振動子の振幅が適切な範囲の最小値より小さくなると、ジェットの自然擾乱により不均一なドロップレットが形成されてしまう。反対に、振動子の振幅が適切な範囲の最大値より大きくなると、サテライト(所望の液滴の間に生じる微小な液滴)を生じたり、ドロップレット同士の合体が生じてしまう。しかしながら、ドロップレットが不均一になると、各ドロップレットとレーザとの相互作用も不均一となるので、結果として得られるEUV光は極めて不安定なものとなる。また、サテライトには基本的にレーザビームは照射されないので、EUV光の発生に何ら寄与しないターゲット物質を高真空チャンバ内に注入することになる。それにより、排気ポンプの負担増や、高真空チャンバの内圧の上昇によるEUV出力の低下を招いてしまう。さらに、ドロップレットが合体してしまう場合においても、制御されて合体したわけではないので、形状や間隔が不揃いなドロップレットが形成されてしまう。そのため、自然擾乱により不均一なドロップレットが形成されるのと同様に、個々のドロップレットとレーザの相互作用がまちまちとなり、結果として得られるEUV光は極めて不安定なものとなる。
そのため、均一なドロップレットを形成するためには、振動の周波数に応じて、振動子の振幅が所定の範囲内に入るように制御する必要がある。また、電源における過剰な消費電流を抑えるためにも、必要最小限の振幅で振動子を振動させるように電圧を印加することが望ましい。
図3は、振動子としてピエゾ素子をケーブルに接続してEUV光源装置に組み込んだ場合に、供給される電圧の周波数による振動子の端子間電圧の振幅の変動を表すグラフである。図3において、横軸は電圧の周波数を示し、縦軸は、端子間電圧の振幅のモニタ値を規格化した値(absolute unit:A.U.)を示している。
図3において、振動子用電源の出力電圧の振幅は、低周波数帯域において0.25(A.U.)となるように設定されている。しかしながら、周波数を10kHz〜300kHzの範囲で変化させると、同一の設定電圧であるにも関わらず、印加電圧(モニタ値)は10倍以上変化してしまう。特に、周波数が80kHz〜160kHzの範囲においては、振幅が急激に変動している。
このように、回路に組み込まれた振動子に実際に印加される電圧は、ケーブルのインピーダンスの影響を受けるので、振動子用電源において設定されている出力電圧とは必ずしも一致しない。従って、設定電圧の振幅を調節することなく周波数を変化させてしまうと、振動子が過剰な振幅で振動したり、反対に、振幅が不足したまま振動してしまう。それにより、ジェットに与えられる振幅が過剰又は不足状態となってしまうので、均一なドロップレットを形成することができなくなってしまう。また、振動子が破壊した場合に、その破壊を確認する手段がないので、EUV光源装置のダウンタイムが長くなるという問題もある。
そのため、本実施形態においては、図1に示すように、フィードバック制御部120を設けることにより、振動子105の端子間電圧をモニタしながら振動子用電源110から電圧を出力し、端子間電圧のモニタ値に基づいて、振動子用電源110の出力電圧を調節している。それにより、出力電圧の周波数を変更した場合においても、振動子105の端子間電圧の振幅の変動を抑制し、適切な範囲からのズレを素早く補正することができる。その結果、周波数帯域によらず、適切な振幅で振動子を振動させることができる。従って、均一なドロップレット形成に直接影響を与える噴射ノズルの振幅を適切な範囲に維持することができるので、各周波数帯域において均一なドロップレットを形成することが可能となる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図である。このLPP型EUV光源装置は、図2に示すフィードバック制御部120の替わりにフィードバック制御部200を有していると共に、振動子105に取り付けられた少なくとも1つの接触型の変位計201をさらに有している。その他の構成については、図1及び図2に示すLPP型EUV光源装置と同様である。
変位計201は、振動子105の変位量を計測するために設けられている。また、フィードバック制御部200は、変位計201によって計測された変位量に基づいて、振動子105が所望の振幅(均一なドロップレットを形成できる範囲内の振幅)で振動するように、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部200は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ202を有しており、このデータベースに基づいて、計測された振動子105の振動の振幅が上記範囲内に入るように振動子用電源110を制御する。
図4において、変位計201は振動子105の側部に取り付けられているが、変位計の取り付け位置はこの位置に限定されない。例えば、振動子105が図4の左右方向に振動する場合には、振動子105の側部に取り付けることが望ましい。また、振動子105が図4の上下方向に振動する場合には、振動子105の上部(変位計201aの位置)又は下部(変位計201bの位置)に取り付けることが望ましい。
また、振動子105に対する変位計201の取り付け方法としては、正確な変位量を計測することができれば、変位計201自体を振動子105に押し付けるようにして取り付けても良いし、変位計201の測定端子部分を振動子105に接着しても良い。ただし、変位計の押し付け力や重量等により、振動子の変位に極力影響が出ないようにすることが重要である。
本実施形態によれば、振動子の振幅を直接モニタするので、出力電圧の周波数を変更した際に生じる端子間電圧の変動に起因する振動子の振幅の変動を、より高精度に補正することができる。それにより、周波数に応じて、適切な振幅で振動子を振動させることができるようになるので、各周波数において均一なドロップレットを形成することが可能となる。また、振動子自体の振幅をモニタすることにより、振動子の不具合や破壊を素早く検出できるようになるので、EUV光源装置のダウンタイムを短縮することが可能となる。
なお、図4において、フィードバック制御部120は、1つの変位計の計測値に基づいて振動子用電源110を制御しているが、異なる位置に設けられた複数の変位計の計測値に基づいて振動子用電源110を制御しても良い。
図5は、本発明の第3の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図である。このLPP型EUV光源装置は、図2に示すフィードバック制御部120の替わりフィードバック制御部300を有していると共に、噴射ノズル104に取り付けられた少なくとも1つの接触型の変位計301をさらに有している。その他の構成については、図1及び図2に示すLPP型EUV光源装置と同様である。
変位計301は、噴射ノズル104の変位量を計測するために設けられている。また、フィードバック制御部300は、変位計301によって計測された変位量に基づいて、噴射ノズル104が所望の振幅(均一なドロップレットを形成できる範囲内の振幅)で振動するように、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部300は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ302を有しており、このデータベースに基づいて、計測された噴射ノズル104の振動の振幅が上記範囲内に入るように振動子用電源110を制御する。
図5において、変位計301は噴射ノズル104の側部に取り付けられているが、それ以外の位置に取り付けても良い。例えば、振動子105の振動方向に応じて、噴射ノズル104が図5の左右方向に振動する場合には、噴射ノズル104の側部に取り付けることが望ましい。また、振動子105の振動方向に応じて、噴射ノズル104が図5の上下方向に振動する場合には、噴射ノズル104の下部(変位計301aの位置)に取り付けることが望ましい。変位計の取り付け位置は、以上において説明した位置に限定する必要はなく、噴射ノズルの振幅を正確に計測できる部分に変位計を設置することが重要である。
また、噴射ノズル104に対する変位計301の取り付け方法としては、正確な変位量を計測するために、変位計301自体を噴射ノズル104に押し付けるようにして取り付けても良いし、変位計301の測定端子部分を噴射ノズル104に接着しても良い。ただし、変位計の押し付け力や重量等により、噴射ノズルの変位に極力影響が出ないようにすることが重要である。
本実施形態によれば、均一なドロップレットを形成するために直接影響を及ぼす噴射ノズルの振幅そのものをモニタするので、出力電圧の周波数を変更した際に生じる端子間電圧の変動に起因する噴射ノズルの振幅の変動を、さらに高精度に補正することができる。それにより、周波数に応じて、適切な振幅で噴射ノズルを振動させることができるようになるので、各周波数において均一なドロップレットを生成することが可能となる。また、噴射ノズル自体の振幅をモニタすることにより、振動子の不具合や破壊を素早く検出できるようになるので、EUV光源装置のダウンタイムを短縮することが可能となる。
なお、図5においては、1つの変位計の計測値に基づいて振動子用電源110を制御しているが、異なる位置に設けられた複数の変位計の計測値に基づいて、振動子用電源110を制御しても良い。
図6は、本発明の第4の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図である。このLPP型EUV光源装置は、図2に示すフィードバック制御部120の替わりに、フィードバック制御部400を有していると共に、少なくとも1つの非接触型の計測装置401をさらに有している。その他の構成については、図1及び図2に示すLPP型EUV光源装置と同様である。
計測装置401は、振動子105の変位量を計測するために設けられている。また、フィードバック制御部400は、計測装置401によって計測された変位量に基づいて、振動子105が所望の振幅(均一なドロップレットを形成できる範囲内の振幅)で振動するように、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部400は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ402を有しており、このデータベースに基づいて、計測された振動子105の振動の振幅が上記範囲内に入るように振動子用電源110を制御する。
非接触型の変位計401としては、例えば、レーザドップラー変位計等を用いることができる。レーザの照射方向としては、図6に示す方向に限定されない。例えば、振動子105が図6の左右方向に振動する場合には、振動子105の側部に垂直にレーザ光が照射されるように変位計401を配置することが望ましい。また、振動子105が図6の上下方向に振動する場合には、振動子105の上部又は下部に垂直にレーザ光が照射されるようにレーザ変位計を配置することが望ましい(例えば、変位計401a又は401bの位置)。
本実施形態によれば、振動子の振幅を直接モニタするので、出力電圧の周波数を変更した際に生じる端子間電圧の変動に起因する振動子の振幅の変動を、より高精度に補正することができる。それにより、周波数に応じて、適切な振幅で振動子を振動させることができるようになるので、各周波数において均一なドロップレットを形成することが可能となる。また、非接触型の変位計を用いることにより、変位計の接触が原因となって振動子の変位に影響を及ぼすことがなくなるので、振動子の振動をさらに高精度に制御することが可能となる。加えて、振動子の振幅をモニタすることにより、振動子の不具合や破壊を素早く検出できるようになるので、EUV光源装置のダウンタイムを短縮することが可能となる。
なお、本実施形態においても、複数の変位計を設けることにより、異なる複数の方向から計測された振動子の変位量に基づいて振動子用電源110を制御しても良い。
図7は、本発明の第5の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図である。このLPP型EUV光源装置は、図2に示すフィードバック制御部120の替わりにフィードバック制御部500を有していると共に、少なくとも1つの接触型の変位計501をさらに有している。その他の構成については、図1及び図2に示すLPP型EUV光源装置と同様である。
計測装置501は、噴射ノズル104の変位量を計測するために設けられている。また、フィードバック制御部500は、計測装置501によって計測された変位量に基づいて、振動子105が所望の振幅(均一なドロップレットを形成できる範囲内の振幅)で振動するように、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部500は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ502を有しており、このデータベースに基づいて、計測された噴射ノズル104の振動の振幅が上記範囲内に入るように振動子用電源110を制御する。
非接触型の変位計501としては、例えば、レーザドップラー変位計等を用いることができる。レーザ光の照射方向としては、図7に示す方向に限定されない。例えば、振動子105の振動方向に応じて、噴射ノズル104が図7の左右方向に振動する場合には、振動子105の側部に垂直にレーザ光が照射されるように変位計501を配置することが望ましい。また、振動子105の振動方向に応じて、噴射ノズル104が図7の上下方向に振動する場合には、噴射ノズル104の下部に垂直にレーザ光が照射されるようにレーザ変位計を配置することが望ましい(例えば、変位計501aの位置)。レーザ光の照射位置及び照射方向は、以上において説明した位置に限定する必要はなく、噴射ノズルの振幅を正確に計測できる方向から適切な位置に照射することが重要である。
本実施形態によれば、噴射ノズルの振幅そのものを直接モニタするので、出力電圧の周波数を変更した際に生じる端子間電圧の変動に起因する噴射ノズルの振幅の変動を、より高精度に補正することができる。それにより、周波数に応じて、適切な振幅で振動子を振動させることができるようになるので、各周波数において均一なドロップレットを生成することが可能となる。また、非接触型の変位計を用いることにより、変位計の接触が原因となって噴射ノズルの変位に影響を及ぼすことがなくなるので、噴射ノズルの振動をさらに高精度に制御することが可能となる。加えて、噴射ノズルの振幅をモニタすることにより、振動子の不具合や破壊を素早く検出できるようになるので、EUV光源装置のダウンタイムを短縮することが可能となる。
なお、本実施形態においても、複数の変位計を設けることにより、異なる複数の方向から計測された噴射ノズルの変位量に基づいて振動子用電源110を制御しても良い。
図8は、本発明の第6の実施形態に係るEUV光源装置の一部の構成を示す模式図である。このLPP型EUV光源装置は、図2に示すフィードバック制御部120の替わりに、フィードバック制御部600を有していると共に、少なくとも1つの非接触型の計測装置601及び少なくとも1組の光学系602をさらに有している。その他の構成については、図1及び図2に示すLPP型EUV光源装置と同様である。
計測装置601は、振動子105又は噴射ノズル104の変位量を計測するために設けられている。計測装置601としては、例えば、レーザドップラー変位計等を用いることができる。また、光学系602は、反射ミラー等の光学素子602a及び602bを含んでおり、計測装置601から出射したレーザ光を振動子105又は噴射ノズル104の所定の位置に導く。フィードバック制御部600は、計測装置601によって計測された変位量に基づいて、振動子105又は噴射ノズル104が所望の振幅(均一なドロップレットを形成できる範囲内の振幅)で振動するように、振動子用電源110の出力電圧をフィードバック制御する。フィードバック制御部600は、例えば、印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースが記憶されている不揮発性メモリ603を有しており、このデータベースに基づいて、計測された振動子105又は噴射ノズル104の振動の振幅が上記範囲内に入るように振動子用電源110を制御する。
ここで、通常のLPP型EUV光源装置においては、振動子や噴射ノズルの周辺構造は大変複雑なので、振動子や噴射ノズルの所望の位置にレーザドップラー変位計から出射したレーザ光を直接照射することは困難である。そのため、本実施形態においては、光学系602を設けている。例えば、EUV光源装置のEUV生成チャンバ100(図1)の外部にレーザドップラー変位計601(図8)を配置し、そこから出射したレーザ光を、光学系602を介して振動子105や噴射ノズル104の所望の位置に照射させることができるようになるので、より高精度な変位量を計測することが可能となる。また、変位計601の取り付け位置の自由度が大きくなるので、メインテナンス時等におけるEUV光源装置のダウンタイムを小さくすることが可能となる。
なお、本実施形態においても、複数の変位計及び複数組の光学系を設けることにより、異なる複数の方向から計測された噴射ノズルの変位量に基づいて振動子用電源110を制御しても良い。
本発明は、露光装置等において用いられるLPP型極端紫外光源装置において利用可能である。
本発明の第1〜第6の実施形態に係る極端紫外光源装置の概要を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 供給される電圧の周波数による振動子の端子間電圧の振幅の変動を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 本発明の第6の実施形態に係る極端紫外光源装置の一部の構成を示す模式図である。 ドロップレット生成用噴射ノズルの一般的な構成を示す模式図である。
符号の説明
1、104…噴射ノズル、2、105…振動子、2a、2b、105a、105b…端子、3、108…配管、4、110…振動子用電源、5、109…支持部、100…EUV生成チャンバ、101…真空ポンプ、102…レーザ光源、103…集光レンズ、106…集光ミラー、107…ターゲット回収筒、120、200、300、400、500、600…フィードバック制御部、121、202、302、402、502、603…不揮発性メモリ、201、201a、201b、301、301a、401、401a、401b、501、501a、601…変位計、602…光学系、602a、602b…光学素子(反射ミラー)

Claims (9)

  1. コンティニュアス・ジェット法により形成されるドロップレットをターゲットとして、該ターゲットにレーザ光を照射することにより極端紫外光を生成する光源装置であって、
    極端紫外光の生成が行われるチャンバと、
    前記チャンバ内にターゲット物質を噴射する噴射ノズルと、
    2つの端子を備え、前記2つの端子にケーブルを介して電圧を印加されることにより振動して、前記噴射ノズルに振動を与える振動子と、
    前記振動子の2つの端子間に印加するための電圧を生成する電圧生成手段と、
    前記振動子の2つの端子間の電圧をモニタすると共に、モニタされた電圧の振幅が所定の範囲内に入るように、前記電圧生成手段をフィードバック制御する制御手段と、
    前記噴射ノズルから噴射されたターゲット物質を照射するためのレーザ光を発生するレーザ光源と、
    を具備する極端紫外光源装置。
  2. 前記制御手段が、前記振動子に印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる電圧の振幅の範囲を表すデータベースを有しており、該データベースに基づいて、モニタされた電圧の振幅が前記範囲内に入るように、前記電圧生成手段をフィードバック制御する、請求項1記載の極端紫外光源装置。
  3. コンティニュアス・ジェット法により形成されるドロップレットをターゲットとして、該ターゲットにレーザ光を照射することにより極端紫外光を生成する光源装置であって、
    極端紫外光の生成が行われるチャンバと、
    前記チャンバ内にターゲット物質を噴射する噴射ノズルと、
    2つの端子を備え、前記2つの端子に電圧を印加されることにより振動して、前記噴射ノズルに振動を与える振動子と、
    前記振動子の2つの端子間に印加するための電圧を生成する電圧生成手段と、
    前記噴射ノズル又は前記振動子の変位量を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された前記噴射ノズル又は前記振動子の変位量に基づいて、前記噴射ノズル又は前記振動子が所定の範囲内の振幅で振動するように、前記電圧生成手段をフィードバック制御する制御手段と、
    前記噴射ノズルから噴射されたターゲット物質を照射するためのレーザ光を発生するレーザ光源と、
    を具備する極端紫外光源装置。
  4. 前記制御手段が、前記振動子に印加される電圧の周波数に応じて設定された、均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲を表すデータベースを有しており、該データベースに基づいて、前記噴射ノズル又は前記振動子の振動の振幅が前記範囲内に入るように、前記電圧生成手段をフィードバック制御する、請求項3記載の極端紫外光源装置。
  5. 前記均一なドロップレットを形成できる電圧の振幅の範囲、又は、前記均一なドロップレットを形成できる振動の振幅の範囲における上限値が、下限値の10倍以内である、請求項1〜4のいずれか1項記載の極端紫外光源装置。
  6. 前記計測手段が、接触型の変位計を含む、請求項3又は4記載の極端紫外光源装置。
  7. 前記計測手段が、非接触型の変位計を含む、請求項3又は4記載の極端紫外光源装置。
  8. 前記計測手段が、レーザドップラー変位計を含む、請求項7記載の極端紫外光源装置。
  9. 前記計測手段から出射したレーザ光を前記噴射ノズル又は前記振動子における計測点に導く光学系をさらに具備する請求項8記載の極端紫外光源装置。
JP2005028336A 2005-02-04 2005-02-04 極端紫外光源装置 Expired - Fee Related JP4564369B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005028336A JP4564369B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 極端紫外光源装置
US11/341,636 US7173267B2 (en) 2005-02-04 2006-01-30 Extreme ultra violet light source device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005028336A JP4564369B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 極端紫外光源装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006216801A JP2006216801A (ja) 2006-08-17
JP4564369B2 true JP4564369B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=36779874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005028336A Expired - Fee Related JP4564369B2 (ja) 2005-02-04 2005-02-04 極端紫外光源装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7173267B2 (ja)
JP (1) JP4564369B2 (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7916388B2 (en) * 2007-12-20 2011-03-29 Cymer, Inc. Drive laser for EUV light source
US20060255298A1 (en) * 2005-02-25 2006-11-16 Cymer, Inc. Laser produced plasma EUV light source with pre-pulse
US7928416B2 (en) * 2006-12-22 2011-04-19 Cymer, Inc. Laser produced plasma EUV light source
US7491954B2 (en) * 2006-10-13 2009-02-17 Cymer, Inc. Drive laser delivery systems for EUV light source
US7897947B2 (en) * 2007-07-13 2011-03-01 Cymer, Inc. Laser produced plasma EUV light source having a droplet stream produced using a modulated disturbance wave
US7394083B2 (en) * 2005-07-08 2008-07-01 Cymer, Inc. Systems and methods for EUV light source metrology
US8158960B2 (en) * 2007-07-13 2012-04-17 Cymer, Inc. Laser produced plasma EUV light source
US8829477B2 (en) 2010-03-10 2014-09-09 Asml Netherlands B.V. Droplet generator with actuator induced nozzle cleaning
US8530871B2 (en) * 2007-07-13 2013-09-10 Cymer, Llc Laser produced plasma EUV light source
US8513629B2 (en) * 2011-05-13 2013-08-20 Cymer, Llc Droplet generator with actuator induced nozzle cleaning
JP4885587B2 (ja) * 2006-03-28 2012-02-29 株式会社小松製作所 ターゲット供給装置
JP5426815B2 (ja) * 2007-03-15 2014-02-26 株式会社ユメックス 液滴生成装置および液滴生成方法
JP5234448B2 (ja) * 2007-08-09 2013-07-10 国立大学法人東京工業大学 放射線源用ターゲット、その製造方法及び放射線発生装置
JP5280066B2 (ja) * 2008-02-28 2013-09-04 ギガフォトン株式会社 極端紫外光源装置
JPWO2010137625A1 (ja) 2009-05-27 2012-11-15 ギガフォトン株式会社 ターゲット出力装置及び極端紫外光源装置
EP2534672B1 (en) 2010-02-09 2016-06-01 Energetiq Technology Inc. Laser-driven light source
JP6151941B2 (ja) 2013-03-22 2017-06-21 ギガフォトン株式会社 ターゲット生成装置及び極端紫外光生成装置
CN105074577B (zh) 2013-04-05 2018-06-19 Asml荷兰有限公司 源收集器设备、光刻设备和方法
KR102336300B1 (ko) 2014-11-17 2021-12-07 삼성전자주식회사 극자외선 광원 장치 및 극자외선 광 발생 방법
WO2018069976A1 (ja) 2016-10-11 2018-04-19 ギガフォトン株式会社 ターゲット供給装置
US10806016B2 (en) * 2017-07-25 2020-10-13 Kla Corporation High power broadband illumination source
WO2019092831A1 (ja) * 2017-11-09 2019-05-16 ギガフォトン株式会社 極端紫外光生成装置及び電子デバイスの製造方法
CN112317222A (zh) * 2020-10-27 2021-02-05 浙江大学 一种具有反馈控制功能的液滴发生器及其反馈控制方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623980A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
US5384583A (en) * 1993-05-12 1995-01-24 Scitex Digital Printing, Inc. Ink jet stimulation monitoring
US5459771A (en) * 1994-04-01 1995-10-17 University Of Central Florida Water laser plasma x-ray point source and apparatus
JP2000340394A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Nikon Corp X線発生装置及びこれを有するx線露光装置及びx線の発生方法
JP2002210958A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Nec Corp インクジェットヘッドの駆動回路及び、インクジェットヘッドの駆動方法
JP2004006365A (ja) * 2002-05-28 2004-01-08 Trw Inc 極紫外放射線源のためのノズル
JP2004031342A (ja) * 2002-05-28 2004-01-29 Trw Inc レーザープラズマ極紫外放射線源

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7405416B2 (en) * 2005-02-25 2008-07-29 Cymer, Inc. Method and apparatus for EUV plasma source target delivery
US6792076B2 (en) 2002-05-28 2004-09-14 Northrop Grumman Corporation Target steering system for EUV droplet generators
US7449703B2 (en) * 2005-02-25 2008-11-11 Cymer, Inc. Method and apparatus for EUV plasma source target delivery target material handling

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0623980A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Seiko Epson Corp インクジェット記録装置
US5384583A (en) * 1993-05-12 1995-01-24 Scitex Digital Printing, Inc. Ink jet stimulation monitoring
US5459771A (en) * 1994-04-01 1995-10-17 University Of Central Florida Water laser plasma x-ray point source and apparatus
JP2000340394A (ja) * 1999-05-25 2000-12-08 Nikon Corp X線発生装置及びこれを有するx線露光装置及びx線の発生方法
JP2002210958A (ja) * 2001-01-22 2002-07-31 Nec Corp インクジェットヘッドの駆動回路及び、インクジェットヘッドの駆動方法
JP2004006365A (ja) * 2002-05-28 2004-01-08 Trw Inc 極紫外放射線源のためのノズル
JP2004031342A (ja) * 2002-05-28 2004-01-29 Trw Inc レーザープラズマ極紫外放射線源

Also Published As

Publication number Publication date
US20060176925A1 (en) 2006-08-10
US7173267B2 (en) 2007-02-06
JP2006216801A (ja) 2006-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4564369B2 (ja) 極端紫外光源装置
US11856681B2 (en) Target delivery system
KR102088905B1 (ko) 구동기 유도 노즐 세정 기능을 갖는 방울 생성기
KR102106026B1 (ko) 방사선 소스 및 리소그래피 장치
KR20200106895A (ko) 액적 스트림 내에서의 액적의 합체를 제어하는 장치 및 방법
US20220295625A1 (en) Nozzle apparatus
JP7473534B2 (ja) ターゲット形成装置
US20230028848A1 (en) Apparatus for and method of monitoring droplets in a droplet stream
WO2019185370A1 (en) Apparatus for and method of monitoring and controlling droplet generator performance
CN113812214A (zh) 用于控制液滴形成的装置和方法
KR20210141483A (ko) 극자외 광원의 변환 효율 제어

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100727

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4564369

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees