JP2010260400A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり抵抗を維持しつつ、ウェット制動性を向上させた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】トレッドに、該トレッドの周方向に延びる周方向溝1及び該周方向溝1を横切る向きに延びる幅方向溝2によって区画された複数のブロック3をそなえる空気入りタイヤであって、該ブロック3は、前記幅方向溝2からトレッド周方向に延びて当該ブロック内にとどまる周方向サイプ4を設ける。また、空気入りタイヤにおいて、前記ブロック3の複数が、トレッドの周方向に並ぶブロック列を少なくとも一列は有し、該ブロック列のブロック3が、トレッド周方向に連続するブロック3を介して相互に連結している。
【選択図】図4

Description

本発明はタイヤ、特に、低い転がり抵抗を維持しつつ、ウェット路面での制動性(以下、ウェット制動性)を向上させた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのウェット路面における制動性、即ち、ウェット制動性を向上させる方法として、例えば、特許文献1に記載されているように、タイヤのトレッドにおけるブロックにサイプを刻むことにより、タイヤの排水性を高める方法が知られている。
一方、タイヤのブロックにサイプを配すると、一般的に、ブロックの剛性が低下してしまうため、タイヤの転がり抵抗を増加させてしまうのが通例である。そのため、タイヤの転がり抵抗の低減とウェット制動性の向上とは、一般的に二律背反の関係にあり、容易には両立することができないとされている。
しかし、近年では、地球環境問題による省エネルギー化の需要から、車両の低燃費化に対する関心が高まってきている。そのため、車両に装着するタイヤの転がり抵抗の低減に対する研究も盛んであるが、例えば、ブロックに配するサイプ本数を減らしてウェット制動性を従来品よりも低いものとし、安全性を損ねることは回避すべきである。そのため、転がり抵抗の低減とウェット制動性の向上とを優れた水準で達成し得るタイヤの開発が求められている。
特開2003−260909
そこで、本発明では、転がり抵抗の低減とウェット制動性の向上とを優れた水準で達成する空気入りタイヤを提供することを目的とする。
車両の制動時には、蹴り出し側(後に接地する側)から踏み込み側(先に接地する側)へ向かう力がブロックに作用するため、タイヤのブロックはせん断変形し、曲げ変形する。特に蹴り出し端では、曲げモーメントの入力による曲げ変形が顕著である。かかる曲げ変形により蹴り出し端のブロックが倒れ込み、蹴り出し端のブロック側壁が路面と接地して、ブロック端がブロック面に潜り込むような挙動をする。その際、ブロックには圧縮変形、曲げ変形、及び回転変形等が複雑に作用し、ブロック側壁近傍ではブロック表面が路面から部分的に離れる現象が発生する。
ここで、従前のサイプを導入したブロックは、剛性が低くなるため曲げ変形が増大し、蹴り出し端での倒れ込みは一層大きくなって接地性が悪化する。その結果、路面との動摩擦係数が低くなってタイヤの制動性が低下する。更に、ブロックの剛性を低くすると、ブロックの側壁も接地するようになるため、ウェット路面においては、ブロック側壁と路面との間にも水が介在するため、タイヤのウェット制動性は更に低下する。
一方、ブロックの剛性を高くすると、転がり抵抗は低くなるものの、該ブロックのエッジ成分等が減少するため、ウェット路面でのタイヤの操縦安定性及び制動性が悪化する。従って、タイヤの転がり抵抗の低減とウェット制動性との両立を、トレッドのブロック剛性の変更によって達成することは困難である。
かような技術背景の下、本発明者が上記目的を達成するために鋭意究明した結果、周方向溝及び幅方向溝によって区画したブロックに所定の条件に従いサイプを設けることによって、転がり抵抗を低減し、ウェット制動性を向上することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)トレッドに、該トレッドの周方向に延びる周方向溝及び該周方向溝を横切る向きに延びる幅方向溝によって区画された複数のブロックをそなえる空気入りタイヤであって、該ブロックは、前記幅方向溝からトレッド周方向に延びて当該ブロック内にとどまる周方向サイプを有することを特徴とする空気入りタイヤ。
(2)前記周方向サイプのトレッド周方向の長さは、前記ブロックのトレッド周方向長さの0.4〜0.8倍である前記(1)に記載の空気入りタイヤ。
(3)前記周方向サイプを、前記ブロックのトレッド幅方向中心から、同幅方向長さの0.1倍以内の範囲に設ける前記(1)又は(2)に記載の空気入りタイヤ。
(4)前記ブロックは、該ブロックのトレッド幅方向長さの0.4〜0.8倍であって、周方向溝からトレッド幅方向に延びて当該ブロック内にとどまる幅方向サイプを更に有する前記(1)〜(3)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(5)前記幅方向サイプを、前記ブロックのトレッド周方向中心から、同周方向長さの0.1倍以内の範囲に設ける前記(4)に記載の空気入りタイヤ。
(6)前記幅方向サイプは、前記ブロックのトレッド幅方向輪郭辺に対してなす角度が10°以内である前記(4)又は(5)に記載の空気入りタイヤ。
(7)前記トレッドは、該トレッドの周方向に延びる少なくとも1本のトレッド周方向陸部を更にそなえ、前記ブロックが該トレッド周方向陸部に連結している前記(1)〜(6)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
(8)前記空気入りタイヤが回転方向を指定されたタイヤであって、前記ブロックにおける踏み込み側の側壁角度が蹴り出し側の側壁角度よりも大きい前記(1)〜(7)のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
本発明により、転がり抵抗の低減とウェット制動性の向上とを優れた水準で達成する空気入りタイヤを提供することができる。
本発明のトレッドの一例の部分展開図である。 本発明のトレッドの一例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 図5のA−A断面図である。 図6のA−A断面図である。 図7のA−A断面図である。 本発明のトレッドの他の例の部分断面図である。 従来例のトレッドの部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の部分拡大図である。 比較例のトレッドの一例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分拡大図である。 本発明のトレッドの他の例の部分展開図である。
以下に、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。図1は本発明の空気入りタイヤの一例のトレッドの部分展開図であり、図2は本発明の空気入りタイヤの一例のトレッドの部分拡大図であり、図3及び4は本発明の空気入りタイヤの他の例のトレッドの部分拡大図であり、図5は本発明のトレッドの他の例の部分断面図である。
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、トレッドに、周方向溝1及び幅方向溝2によって区画された複数のブロック3をそなえる。ここで、前記ブロック3は、図1のIの部分の拡大図である図2に示すように、幅方向溝2からトレッド周方向に延びて当該ブロック3内にとどまる周方向サイプ4を有することが肝要である。
上述したように、巻き込み変形が顕著であるブロックの蹴り出し端近傍に周方向サイプを入れることによって、かかる部分に集中して発生する圧縮変形、曲げ変形、及び回転変形等を適度に分散させることができる。そのため、ブロック蹴り出し端におけるブロックの巻き込み変形を緩和して、ブロックが路面から浮いてしまう現象が抑制され、接地性が改善されるためタイヤの動摩擦係数が高くなる。
また、ウェット路面においては、ブロックの側壁と路面との間のスペースも低減されるため、これらの間に介在する水が減少する。加えて、サイプによってブロック表面での排水性が向上する。これらの結果として、ブロックに周方向サイプ4を有するタイヤは、ウェット制動性が大幅に向上する。
また、本発明の空気入りタイヤにおいて、図2に示すように、周方向サイプ4のトレッド周方向の長さは、前記ブロック3のトレッド周方向長さLloの0.4〜0.8倍であることが好ましい。
ここで、周方向サイプ4のトレッド周方向の長さは、ブロック3のトレッド周方向長さLloの0.4倍以上であれば十分な排水効果を得ることができ、0.8倍以下とすることによってブロックの剛性を十分に確保することができる。なお、上述した制動時におけるブロックの挙動を勘案すれば、タイヤ周方向サイプ4は、図3に示すように、一端がタイヤ回転方向の幅方向溝2に開口していることが好ましい。
更に、本発明の空気入りタイヤにおいて、図2に示すように、前記周方向サイプ4を、ブロック3のトレッド幅方向中心7から、ブロック3のトレッド幅方向長さLlaの0.1倍以内の範囲に設けることが好適である。
本発明の空気入りタイヤにおいて、図3に示すように、ブロック3は、該ブロック3のトレッド幅方向長さLlaの0.4〜0.8倍であって、周方向溝1からトレッド幅方向に延びて当該ブロック3内にとどまる幅方向サイプ6を更に有することが好ましい。
このように、周方向サイプ4に加えて、幅方向サイプ6を設けることで、ブロック3の中央部に溜まり易い水を効率的に排除できる。ここで、前記幅方向サイプ6の長さがブロック3のトレッド幅方向長さLlaの0.4倍以上であれば十分な排水効果を得ることができ、0.8倍以下とすることによってブロックの剛性を十分に確保することができる。
また、本発明の空気入りタイヤにおいて、排水性を向上させる観点から、図3に示すように、前記幅方向サイプ6を、ブロック3のトレッド周方向中心5から、ブロック3のトレッド周方向長さLloの0.1倍以内の範囲に設けることが好ましい。
更に、上記と同様に、排水性の観点から、図4に示すように、前記幅方向サイプ6は、ブロック3のトレッド幅方向輪郭辺に対してなす角度βが10°以内であることが好ましい。
本発明の空気入りタイヤにおいて、前記トレッドが、図5〜7に示すように、該トレッド周方向に延びる少なくとも1本のトレッド周方向陸部15を更にそなえ、前記ブロック3が該周方向陸部15に連結していることが好ましい。
このように、ブロック3をトレッド周方向陸部15で連結していると、ブロック剛性(周方向および幅方向のそれぞれの入力に対する剛性)が上昇し、制動時の安定性および操舵時の安定性が向上する。
ここで、ブロック3とトレッド周方向陸部15は連結している限りその形態は特に限定されず、例えば、図5及び図5のA−A断面図である図8に示すように直接連結していてもよいし、図6及び図6のA−A断面図である図9に示すように細溝16を介して連結していてもよい。
また、図7及び図7のA−A断面図である図10に示すように、ブロック3は、該ブロック3よりもよりも一段低いトレッド周方向陸部15と連結していてもよい。また、トレッド周方向溝に連なるブロックの数は、必要に応じて適宜選択できる。更に、トレッド周方向陸部15は、トレッド全周に渡って延びていても、トレッド周方向に部分的に延びていてもよい。尚、細溝16の深さは、周方向溝1及び幅方向溝2よりも浅いことが好ましい。
また、本発明の空気入りタイヤにおいて、ブロックの周上のエッジ数を低減させるため、図24に示すように、トレッド周方向に隣接する複数のブロックを結合することが好ましい。
このように、トレッド周方向に隣接するブロック3を結合すると、結合した両ブロック3が相互に拘束し合うため、ブロック剛性が向上する。図24においては、隣接する2個のブロックが連結している、いわゆる2 in 1のブロックについて示しているが、連結するブロックの数は特に限定されない。
更に、本発明の空気入りタイヤにおいて、前記ブロックのタイヤ周方向断面である図11に示すように、回転方向を指定された本発明の空気入りタイヤのブロック3において、踏み込み端9における法線10とブロック3の踏み込み側の側壁11とがなす踏み込み側の側壁角度γは、蹴り出し端12における法線13とブロック3の蹴り出し側の側壁14とがなす蹴り出し側の側壁角度δよりも大きいことが好ましい。また、側壁角度γは、15〜20°の範囲にあることが好ましく、側壁角度δは、8°<δ<10°の範囲にあることが好ましい。
このように、ブロック3において、側壁角度γを側壁角度δよりも大きくすることにより、サイプ形成時の踏み込み側ブロックエッジのめくれ現象を防止することが可能である。
(実施例1〜11)
図1に示すように、トレッド幅方向に6等分されるように合計5本の周方向溝1(溝深さ7〜9mm、溝幅4〜6mm)が形成され、更に幅方向溝2が溝深さ7〜9mm、溝幅4〜6mmでトレッド幅方向に対して角度αをなす方向に形成され、ブロック3は、トレッド周方向長さが20〜25mm、トレッド幅方向長さが25〜30mmであり、図6に示すように、幅4〜6mmのトレッド周方向陸部15が隣接しているトレッドパターンを有する従来例、比較例、及び実施例1〜11の乗用車用の空気入りタイヤ(サイズ:195/65R14)を製造した。
ここで、これらタイヤのブロックは、それぞれ図6〜18及び表1に示す形状のサイプを有しており、該ブロックの側壁角度γは0〜20°、側壁角度δは0〜10°とした。また、各タイヤのトレッドのブロックは、図25に示すように、トレッド全周に渡って該ブロックと同じ高さのトレッド周方向陸部15と深さ5mmのサイプを介して連結している。これらの空気入りタイヤを用いて、下記の方法によりウェット制動性試験及び転がり抵抗試験を行なった。結果を表1に示す。
なお、表1中の周方向サイプの「トレッド幅方向位置」は、周方向サイプ4が位置しているブロック3のトレッド幅方向中心7からの距離及びタイヤ回転方向に対する開口方向を意味している。例えば「中心+0.4Lla(+)」は、周方向サイプ4が、ブロック3のトレッド幅方向中心7から、タイヤ回転方向Rに向かって右側であって、トレッド幅方向に0.4×Llaだけ離れて位置していることを示し、(+)は周方向サイプ4がタイヤ回転方向の幅方向溝に開口していることを示す。
表1中の幅方向サイプの「トレッド周方向位置」は、幅方向サイプ6のブロック3のトレッド周方向中心5からの距離を意味している。例えば、「中心−0.4×Llo」は、幅方向サイプ6が、ブロック3のトレッド周方向中心5からタイヤ回転方向Rと反対方向に0.4×Lloだけ離れて位置していることを示す。ここで、周方向サイプは、いずれもタイヤ回転方向に向かって左側の周方向溝に開口している。
幅方向サイプの角度は、ブロック3の輪郭を形作るトレッド幅方向の辺に対してなす角度(即ち前記角度αに対してなす角度)であり、「+」はタイヤ回転方向に傾くことを示す。
(ウェット制動性試験の方法)
ウェット制動性試験は、上記空気入りタイヤを5.5Jのリムに組み付け、内圧を200kPaとして前輪駆動乗用車の4輪に装着し(前輪荷重:3.82kN、後輪荷重:2.60kN(乗員が2名乗車相当))、水深0.6mmの水路上、初速度:80km/hにおいて制動し、この時の制動距離(制動開始から停止までに移動した距離)を測定することによって行なった。各測定値は、従来例の距離を100として指数化した。ここで、該指数値は小さいほど制動距離が短く、良好であることを示す。結果は表1に示す。なお、制動にあたってはABSを作動させた。
(転がり抵抗試験の方法)
転がり抵抗試験は、各タイヤを内圧200kPaとし、ロードインデックスの65%の荷重下において、60km/hの速度で走行させたときの抵抗力を計測することにより行った。各測定値は、従来例の測定値を100として指数化した。ここで、該指数値が小さいほど転がり抵抗は小さく、良好であることを示す。
Figure 2010260400
*1 2 in 1ブロック
*2 周方向陸部15なし
*3 側壁角度γ:18°、側壁角度δ:9°
表1から、実施例の空気入りタイヤはウェット制動性を維持しつつ、従来例及び比較例の空気入りタイヤよりも転がり抵抗が小さくなっていることが分かる。
また、周方向サイプを、前記ブロックのトレッド幅方向中心にある実施例1の空気入りタイヤは、周方向サイプを、前記ブロックのトレッド幅方向中心から、前記ブロックのトレッド幅方向長さの0.1倍以内の範囲に設けていない実施例2の空気入りタイヤよりもウェット制動性に優れ、転がり抵抗が小さくなっている。従って、本発明において、周方向サイプを、前記ブロックのトレッド幅方向中心から、前記ブロックのトレッド幅方向長さの0.1倍以内の範囲に設けることが好ましいことがわかる。
更に、幅方向サイプが前記ブロックの輪郭を形作る、トレッド幅方向の辺に対してなす角度が10°以内である実施例7の空気入りタイヤは、幅方向サイプがかかる規定を満たさない実施例9の空気入りタイヤよりもウェット制動性に優れ、転がり抵抗が小さくなっている。従って、本発明において、幅方向サイプは、前記ブロックの輪郭を形作る、トレッド幅方向の辺に対してなす角度が10°以内であることが好ましい。
1 周方向溝
2 幅方向溝
3 ブロック
4 周方向サイプ
5 トレッド周方向中心
6 幅方向サイプ
7 トレッド幅方向中心
8 トレッド幅方向の辺と平行な直線
9 踏み込み端
10 法線
11 側壁
12 蹴り出し端
13 法線
14 側壁
15 トレッド周方向陸部
16 細溝
R タイヤ回転方向
Llo ブロックのトレッド周方向長さ
Lla ブロックのトレッド幅方向長さ
α トレッド幅方向とトレッド幅方向輪郭辺とがなす角度
β トレッド幅方向輪郭辺と幅方向サイプとがなす角度
γ 踏み込み側の側壁角度
δ 蹴り出し側の側壁角度

Claims (8)

  1. トレッドに、該トレッドの周方向に延びる周方向溝及び該周方向溝を横切る向きに延びる幅方向溝によって区画された複数のブロックをそなえる空気入りタイヤであって、該ブロックは、前記幅方向溝からトレッド周方向に延びて当該ブロック内にとどまる周方向サイプを有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記周方向サイプのトレッド周方向の長さは、前記ブロックのトレッド周方向長さの0.4〜0.8倍である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記周方向サイプを、前記ブロックのトレッド幅方向中心から、同幅方向長さの0.1倍以内の範囲に設ける請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ブロックは、該ブロックのトレッド幅方向長さの0.4〜0.8倍であって、周方向溝からトレッド幅方向に延びて当該ブロック内にとどまる幅方向サイプを更に有する請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記幅方向サイプを、前記ブロックのトレッド周方向中心から、同周方向長さの0.1倍以内の範囲に設ける請求項4に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記幅方向サイプは、前記ブロックのトレッド幅方向輪郭辺に対してなす角度が10°以内である請求項4又は5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記トレッドは、該トレッドの周方向に延びる少なくとも1本のトレッド周方向陸部を更にそなえ、前記ブロックが該周方向陸部に連結している請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記空気入りタイヤが回転方向を指定されたタイヤであって、前記ブロックにおける踏み込み側の側壁角度が蹴り出し側の側壁角度よりも大きい請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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