JP2010259526A - 血液浄化装置及び加温器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の装着作業が簡単で、また、省スペースに配置可能であり、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる血液浄化装置を提供する。
【解決手段】血液浄化に使用される流体である給液が収容された給液容器40を吊り下げて給液の重量を計測する重量計測器10を備える血液浄化装置1であって、重量計測器10に吊り下げられ、給液容器40に収容された給液を加温する加温器100を備え、加温器100は、鉛直方向から所定の角度傾き、給液容器40が配置された状態で給液容器40と当接する加温面部120aを備える。
【選択図】図3A

Description

本発明は、血液浄化に使用される流体を加温する加温器を備える血液浄化装置、及び当該加温器に関する。
従来から、例えば腎機能不全の患者に対して、その患者の血液を浄化するために、持続緩徐式血液ろ過法(CHF:Continuous Hemofiltration)や、持続的血液ろ過透析法(CHDF:Continuous Hemodiafiltration)を用いた治療が行なわれている。
CHFは、ろ過を行なうための半透膜(以下、「ろ過膜」という。)が設けられた血液浄化器に患者から取り出した血液を注入してろ過膜を用いてろ過し、浄化された血液を患者に戻し、ろ過によって得られた血液の中の老廃物(例えば、尿素や塩化ナトリウム等の電解質物質)と溶媒(水分)とを廃棄する。それとともに、患者の血液の中の溶媒の減少を補うために、所定の補充液(以下、「補液」という。)を患者の血液に補充することを、持続的に緩徐に行なう方法である。なお、CHFでは、廃棄する血液の中の老廃物と溶媒とをろ過液(以下、「ろ液」という。)という。
他方、CHDFは、CHFにおける小分子除去能力を改善するための方法であって、CHFに加えて透析処理を行なう方法である。すなわち、CHDFは、血液浄化器に透析液をも供給し、ろ過によって浄化された血液になお含まれている老廃物を透析膜を介して透析液の中に移動させることにより、血液の中から老廃物を除去する。そして、ろ過及び透析によって浄化された血液を患者に戻すとともに補液を患者の血液に補充することを、持続的に緩徐に行なう方法である。なお、CHDFでは、ろ過によって得られた血液の中の老廃物及び溶媒と、使用済みの透析液とをろ液という。
ところで、患者の血液の量が急激に変動すると患者の容態は急激に悪化する。それを防止するために、患者から取り出される血液の流量と、患者に戻される血液及び患者に注入される補液の流量とをバランスさせなければならない。このため、上述の血液浄化処置を行う場合に、患者から取り出される血液の流量と、患者に戻される血液及び患者に注入される補液の流量とをバランスさせるための血液浄化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、従来の血液浄化装置を説明する図である。
同図に示すように、従来の血液浄化装置2では、透析液、補液及びろ液のそれぞれが収容された3つの容器3を、重量計測器4に吊り下げて、それぞれの容器3の重量や3つの容器3の合計の重量などを計測する。これにより、使用される透析液及び補液の流量と、廃棄されるろ液の流量とを、バランスさせることができる。
特開2007−285830号公報
ここで、透析液や補液は、患者に戻される血液に注入されるため、血液に近い温度まで加温されるのが望ましい。
このため、従来の血液浄化装置では、図8に示された重量計測器4及び容器3の下流に加温器と加温用の容器を設け、透析液及び補液の加温を行っている。
各容器は、ディスポーザブルであり、治療毎に装着が必要となるが、この場合、重量計測器4に容器3を装着する作業とは別に、加温器に加温用の容器を装着する作業が必要となる為、装着が複雑となり、非常に手間である。また、血液浄化装置に、別途、加温器を取付けるスペースが必要となる。
そこで、重量計測器4と加温器を一体化し、容器を一つにすることができれば、装着作業が簡単になり、省スペースで加温器を装備可能となる。
ところが、このシステムでは、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができないという問題がある。さらに、加温を重視した形態で、加温と重量計測とを同時に行おうとすると、特に少量の液を計測する場合に、正確に計量できないとの問題がある。
つまり、透析液や補液が収容された容器が重量計測器に吊り下げられているため、吊り下げられた状態で、容器中の透析液や補液の重量を正確に計測しつつ、当該透析液や補液を効率よく加温するのは困難である。容器が吊り下げられているため、特に、容器中の透析液や補液が少量の場合に、重力によって、容器中の透析液や補液に偏りが生じるからである。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、容器の装着作業が簡単で、また、省スペースに配置可能であり、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる血液浄化装置及び加温器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る血液透浄化装置は、血液浄化に使用される流体が収容された容器を吊り下げて前記流体の重量を計測する重量計測器を備える血液浄化装置であって、前記重量計測器に吊り下げられ、前記容器に収容された流体を加温する加温器を備え、前記加温器は、鉛直方向から所定の角度傾き、前記容器が配置された状態で前記容器と当接する加温面部を備える。
これによれば、加温面部が鉛直方向に対して傾き、容器が加温面部と当接することで、容器が加温面部の上に載置される。このため、容器中の流体が少量でも、重力による容器中の流体の偏りを抑えることができ、容器中の流体を正確に計量しつつ満遍なく当該流体を加温することができる。また、加温器は重量計測器と一体化されているため、計測用の容器と加温用の容器を一つにすることができるので、装着操作が簡単になり、省スペースで配置可能である。したがって、容器の装着作業が簡単で、また、省スペースに配置可能であり、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。
また、好ましくは、前記所定の角度は、10〜30度である。
これによれば、加温面部の鉛直方向に対する傾きは、10〜30度と小さいため、加温器を配置するために、大きなスペースを確保する必要がない。したがって、省スペースで容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。
また、好ましくは、前記加温器は、前記加温面部を介して前記容器に収容された流体を加温する第一加温部を備え、前記血液浄化装置は、さらに、前記第一加温部とで前記容器を挟むように配置され、前記容器に収容された流体をさらに加温する第二加温部を備える。
これによれば、第一加温部と第二加温部とに挟まれるように容器が覆われ、容器の両側から容器に収容された流体が加温される。したがって、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。
また、好ましくは、前記加温器は、さらに、前記加温面部を備え、前記容器を保持する保持部材と、前記保持部材を水平方向に進退させるスライド部材とを備える。
これによれば、容器を保持した保持部材を水平方向に進退させることができ、容器を血液浄化装置から容易に脱着することができる。したがって、容器の脱着を容易にしつつ、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。
また、本発明は、このような血液浄化装置として実現できるだけでなく、当該血液浄化装置が備える加温器として実現することもできる。
本発明により、血液浄化に使用される流体を加温する加温器を備える血液浄化装置及び加温器において、容器の装着作業が簡単で、また、省スペースで配置可能であり、容器に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。また、少量の液であっても、正確に計量することが可能となる。
本発明の実施の形態における血液浄化装置を示す外観図である。 本発明の実施の形態における血液浄化装置を示すブロック構成図である。 加温装置の構成を詳細に説明する図である。 加温装置の構成を詳細に説明する図である。 加温面部の傾きについて説明する図である。 スライド部材の構成を説明する図である。 スライド部材が第一保持部材を進退させることを説明する図である。 本実施の形態の変形例における加温装置の構成を示す図である。 従来の血液浄化装置を説明する図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態における血液浄化装置1を示す外観図である。
血液浄化装置1は、腎機能不全の患者などの血液を浄化するために、透析処理により血液の中の老廃物を除去する装置である。
具体的には、血液浄化装置1は、透析液により血液中の老廃物を除去し、ろ液を排出する。また、血液中の溶媒の減少を補うために、補液が血液に補充される。そして、これらの透析液、補液及びろ液は、計量容器に収容され、使用される透析液及び補液の流量と、廃棄されるろ液の流量とをバランスさせるために、重量計測器で当該計量容器の重量が計測される。
また、透析液及び補液は、血液浄化器を介して、患者の血液に接触し(透析液)、患者に戻される血液に注入される(補液)ため、計量容器に収容されている透析液や補液は、加温装置により血液に近い温度まで加温される。
そして、これら重量計測器及び加温装置は、同図のAで示される位置に配置されている。以下に、これら重量計測器及び加温装置について、詳細に説明する。
図2は、本発明の実施の形態における血液浄化装置1を示すブロック構成図である。
同図に示すように、血液浄化装置1は、重量計測器10及び加温装置20を備えている。なお、重量計測器10及び加温装置20は、図1に示されたAの位置に配置されている。
血液浄化器60は、血液を浄化する器具である。具体的には、血液浄化器60は、円筒の内部に多数の中空糸の束を貫通させ、その中空糸の内部に血液を導通させ、円筒内を流れる透析液と、中空糸膜を介して間接的に接触させることにより、血液を浄化する。拡散、限外ろ過および浸透圧の原理によって、尿素や尿酸、クレアチン、余剰水分などの血液中の老廃物は透析液中に排出され、また、透析液中の電解質などは血液中に取り込まれる。
ここで、透析液は、血液浄化器60内で血液と物質交換をする薬液であり、補液は、血液浄化器を通過することにより失われた血液中の水分や電解質を補給する薬液であり、ともに体液と浸透圧や電解質が等しくなるよう調整された等張液などの薬液が用いられる。このため、以下では、透析液と補液とを総称して、給液という。
重量計測器10は、血液浄化に使用される流体が収容された容器を吊り下げて当該流体の重量を計測する機器である。ここで、血液浄化に使用される流体とは、給液(透析液及び補液)及びろ液である。つまり、重量計測器10は、給液が収容された計量容器である給液容器40と、ろ液が収容された計量容器であるろ液容器50とを吊り下げて、重量を計測する。
加温装置20は、重量計測器10に吊り下げられ、給液容器40に収容された給液を加温する機器である。この加温装置20の詳細については、後述する。
図3A及び図3Bは、加温装置20の構成を詳細に説明する図である。具体的には、図3Aは、加温装置20を図1に示された血液浄化装置1の左側から見た図であり、図3Bは、加温装置20を上側から見た図である。
これらの図に示すように、加温装置20は、重量計測器10に吊り下げられ、給液容器40に収容された給液を加温する加温器100を備えている。そして、加温器100は、第一加温部110、第一保持部材120及びスライド部材130を備えている。
第一保持部材120は、給液容器40を保持する樹脂製の平板状の部材である。つまり、給液容器40は、第一保持部材120に取り付けられ、固定されている。第一保持部材120は、給液容器40が取り付けられる面部である加温面部120aを備えている。なお、第一保持部材120は、加温面部120aを備えていればよく、第一保持部材120の材質及び形状は、樹脂製の平板状の部材に限定されない。
加温面部120aは、鉛直方向から所定の角度傾き、給液容器40が配置された状態で給液容器40と当接する。なお、この加温面部120aが所定の角度傾いている詳細については、後述する。
ここで、給液容器40は、樹脂製の柔らかく平たい袋状の容器であり、収容されている給液の量や当該容器が配置される向きにより、形状が変形する。つまり、給液容器40の加温面部120a側の面と加温面部120aとが接するように、第一保持部材120に給液容器40が取り付けられる。
これにより、第一保持部材120は、給液容器40が所定の角度傾くように、給液容器40を保持する。なお、第一保持部材120は、特許請求の範囲に記載の「保持部材」に相当する。
第一加温部110は、加温面部120aを介して、給液容器40に収容された給液を加温する金属製の平板状の部材である。具体的には、第一加温部110は、加熱されることで熱を発し、第一保持部材120に取り付けられた給液容器40を加温する。なお、第一加温部110は金属製の平板状の部材に限定されず、第一加温部110の材質及び形状は、給液容器40を加温できるものであればどのようなものでもよい。
スライド部材130は、第一保持部材120を、第一加温部110に対して水平方向に進退させる部材である。つまり、スライド部材130は、給液容器40の脱着を行うために、第一保持部材120を、第一加温部110から引き出し、また押し入れるためのレールである。スライド部材130の詳細については、後述する。
また、加温装置20は、給液容器40に収容された給液をさらに加温する第二加温部200を備えている。
第二加温部200は、第一加温部110とで給液容器40を挟むように配置された金属製の平板状の部材である。具体的には、第二加温部200は、給液容器40を覆うように加温面部120aと平行に配置され、連結部材201によって、第一加温部110と連結され、固定されている。そして、第二加温部200は、加熱されることで熱を発し、第一保持部材120に取り付けられた給液容器40を加温する。つまり、第二加温部200は、第一加温部110が加温するのとは逆側の給液容器40の面を加温する。
なお、第二加温部200、連結部材201及び第一加温部110は、金属製の平板を折り曲げることで一体成形されてもよく、別部材によって形成されてもよい。また、第二加温部200は金属製の平板状の部材に限定されず、第二加温部200の材質及び形状は、給液容器40を加温できるものであればどのようなものでもよい。
このように、第一加温部110が重量計測器10に取り付けられ、加温装置20が重量計測器10から吊り下げられているため、重量計測器10は、加温装置20の重量を差し引くことで、給液容器40の重量を計測する。
また、血液浄化装置1は、加温装置20の他に、ろ液容器50を保持する第二保持部材30も備えている。
第二保持部材30は、重量計測器10から吊り下げられている樹脂製の平板状の部材である。つまり、ろ液容器50は、第二保持部材30に取り付けられ固定されており、重量計測器10は、第二保持部材30を介して、ろ液容器50の重量を計測する。なお、第二保持部材30は、ろ液容器50を保持できればよく、第二保持部材30の材質及び形状は、樹脂製の平板状の部材に限定されない。
なお、ろ液は、老廃物を含んだ排出液であるので、加温する必要はない。このため、ろ液容器50の周囲には、加温器は配置されていない。
次に、加温面部120aの傾きについて、詳細に説明する。
図4は、加温面部120aの傾きについて説明する図である。
同図に示すように、加温面部120aは、鉛直方向(同図に示すY方向)から、a度傾いて配置されている。
また、第一加温部110は、給液容器40側の面である第一加熱面部110aを備えている。そして、第一加温部110は、第一加熱面部110aが加温面部120aと平行になるように、配置されている。
さらに、第二加温部200は、給液容器40側の面である第二加熱面部200aを備えている。そして、第二加温部200は、第二加熱面部200aが加温面部120aと平行になるように、配置されている。
そして、加温面部120aの傾きa度は、好ましくは、10〜30度であり、さらに好ましくは、15度〜20度である。
a度が10度よりも小さいと、第一保持部材が保持する給液容器40が重力により変形し、給液容器40の加温面部120a側の面と加温面部120aとが十分に接することができない。このため、給液容器40の加温面部120a側の面と第一加熱面部110aとが平行にならず、第一加温部110が均等に給液容器40に収容された給液を加温することができない。
同様に、a度が10度よりも小さいと、給液容器40の第二加温部200側の面と第二加熱面部200aとが平行にならず、第一加温部110が均等に給液容器40に収容された給液を加温することができない。
また、a度が30度よりも大きいと、加温装置20の全体が30度よりも傾くことになるため、加温装置20を配置するために、多くのスペースを確保する必要がある。
そして、a度が15度〜20度の場合に、給液容器40の加温面部120a側の面と加温面部120aとが十分に接することができ、加温装置20が配置されるスペースを少なく抑えることができる。
以上、加温面部120aの傾きa度は、好ましくは、10〜30度であり、さらに好ましくは、15〜20度である。
次に、スライド部材130について、詳細に説明する。
図5は、スライド部材130の構成を説明する図である。具体的には、同図は、図3Aに示された加温装置20の第一保持部材120が引き出された状態を左側から見た図である。
同図に示すように、スライド部材130は、第一スライド部材131と第二スライド部材132とを備えている。
第一スライド部材131は、第一加温部110に取り付けられた金属製の断面凹形状のレールである。
第二スライド部材132は、第一保持部材120に取り付けられた金属製の断面凸形状のレールである。
つまり、第二スライド部材132が第一スライド部材131と噛み合わさって、水平方向(同図に示すX方向)に進退することで、第一保持部材120が第一加温部110に対して水平方向に進退する。
また、第一保持部材120は、第一保持部材120を第一加温部110に対して水平方向に進退させる際の取っ手である把持部121を備えている。
図6は、スライド部材130が第一保持部材120を進退させることを説明する図である。
同図の(a)の状態から、把持部121がX方向に引っ張られることで、第二スライド部材132が第一スライド部材131に対してスライドし、給液容器40を保持した第一保持部材120が引き出される。
そして、同図の(b)に示されるような状態になり、給液容器40を容易に加温装置20から取り出し、第一保持部材120から取り外すことができる。
また、給液容器40を加温装置20内に収納する際にも、把持部121をX方向に引っ張り、第一保持部材120を引き出すことで、給液容器40を第一保持部材120に取り付ける。そして、把持部121を押し入れることで、第一保持部材120に取り付けられた給液容器40を、容易に加温装置20内に収納することができる。
以上のように、本発明に係る血液浄化装置1によれば、加温面部120aが鉛直方向に対して傾き、給液容器40が加温面部120aと当接することで、給液容器40が加温面部120aの上に載置される。このため、給液容器40中の給液が少量でも、重力による給液容器40中の給液の偏りを抑えることができ、給液容器40中の給液を正確に計量しつつ満遍なく給液容器40中の給液を加温することができる。
また、加温装置20は重量計測器10と一体化されているため、計測用の容器と加温用の容器を一つにすることができるので、装着操作が簡単になり、省スペースで配置可能である。
また、加温面部120aの鉛直方向に対する傾きは、10〜30度と小さいため、加温装置20を配置するために、大きなスペースを確保する必要がない。
また、第一加温部110と第二加温部200とに挟まれるように、給液容器40が配置されているため、給液容器40の両側から給液容器40に収容された給液を加温することができる。
また、給液容器40を保持した第一保持部材120を水平方向に進退させることができ、給液容器40を血液浄化装置1から容易に脱着することができる。
したがって、省スペースで、給液容器40の脱着を容易にしつつ、給液容器40に収容されている透析液や補液を効率的に加温することができる。
以上、本発明に係る血液浄化装置について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施の形態では、第一保持部材120が加温面部120aを備え、給液容器40を保持することとした。しかし、図7に示すように、第一加温部110が加温面部120aを備え、給液容器40を保持することにしてもよい。図7は、本実施の形態の変形例における加温装置20の構成を示す図である。これによれば、給液容器40の脱着は容易ではなくなるが、第一加温部110が効率よく給液容器40を加温することができる。
また、上記実施の形態では、透析液と補液とが1つの給液容器40に収容され、加温装置20は、給液容器40に収容された給液を加温することとした。しかし、透析液と補液とが異なる計量容器に収容され、加温装置20は、それぞれの計量容器を加温することにしてもよい。この場合、血液浄化装置1は、それぞれの計量容器を加温する複数の加温装置20を備えることにしてもよい。
本発明にかかる血液浄化装置は、例えば腎機能不全の患者に対して、その患者の血液を浄化する際に、透析液や補液を効率的に加温することができる血液浄化装置等として有用である。
1 血液浄化装置
10 重量計測器
20 加温装置
30 第二保持部材
40 給液容器
50 ろ液容器
60 血液浄化器
100 加温器
110 第一加温部
110a 第一加熱面部
120 第一保持部材
120a 加温面部
121 把持部
130 スライド部材
131 第一スライド部材
132 第二スライド部材
140 吊下部材
200 第二加温部
200a 第二加熱面部
201 連結部材

Claims (5)

  1. 血液浄化に使用される流体が収容された容器を吊り下げて前記流体の重量を計測する重量計測器を備える血液浄化装置であって、
    前記重量計測器に吊り下げられ、前記容器に収容された流体を加温する加温器を備え、
    前記加温器は、
    鉛直方向から所定の角度傾き、前記容器が配置された状態で前記容器と当接する加温面部を備える
    血液浄化装置。
  2. 前記所定の角度は、10〜30度である
    請求項1に記載の血液浄化装置。
  3. 前記加温器は、前記加温面部を介して前記容器に収容された流体を加温する第一加温部を備え、
    前記血液浄化装置は、さらに、
    前記第一加温部とで前記容器を挟むように配置され、前記容器に収容された流体をさらに加温する第二加温部を備える
    請求項1又は2に記載の血液浄化装置。
  4. 前記加温器は、さらに、
    前記加温面部を備え、前記容器を保持する保持部材と、
    前記保持部材を水平方向に進退させるスライド部材とを備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の血液浄化装置。
  5. 血液浄化に使用される流体が収容された容器を吊り下げて前記流体の重量を計測する重量計測器に吊り下げられ、前記流体を加温する加温器であって、
    鉛直方向から所定の角度傾き、前記容器が配置された状態で前記容器と当接する加温面部と、
    前記加温面部を介して前記容器に収容された流体を加温する第一加温部と
    を備える加温器。
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