JPH11128342A - 腹膜透析液代謝装置 - Google Patents

腹膜透析液代謝装置

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JPH11128342A
JPH11128342A JP9294330A JP29433097A JPH11128342A JP H11128342 A JPH11128342 A JP H11128342A JP 9294330 A JP9294330 A JP 9294330A JP 29433097 A JP29433097 A JP 29433097A JP H11128342 A JPH11128342 A JP H11128342A
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JP
Japan
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bag
dialysate
peritoneal
drainage
line
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Withdrawn
Application number
JP9294330A
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English (en)
Inventor
Takeshi Tsuji
剛 辻
Kiyonori Okada
清典 岡田
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Med Tech Inc
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Med Tech Inc
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透析液のバッグの有効利用を図り、部品点数
を削減すると共に、排液収納のバッグの高さも維持し得
る構成として排液処理の容易化を図り、且つ小スペース
の治療を可能にする。 【解決手段】 複数の透析液バッグ11を収納ケーシン
グ20に収納する。収納ケーシング20の外部には補助
バッグ12を吊下する。透析バッグ11及び補助バッグ
12と腹腔との間は、透析液が流通するように各バッグ
11,12と腹腔とを繋ぐ透析液ライン30を設ける。
透析液が充填された透析バッグ11から透析液を腹腔に
透析液ライン30を介して注入する一方、この注入を終
了した空透析バッグ11に透析液ライン30を介して腹
腔内の排液を回収し、透析液を充填する透析バッグ11
を排液バッグにも用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透析液の注入及び
排出を行うための腹膜透析液代謝装置に関し、特に、透
析液のバッグの用途改善などに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より腹膜透析液代謝装置には、特開
平7−16294号公報に開示されているように、複数
の透析液バッグをハンガーに吊下する一方、加温バッグ
を有する加温器と腹腔内の排液を計量する計量バッグと
該排液を収納する排液バッグとを備えているものがあ
る。そして、上記透析液バッグと加温バッグとカテーテ
ルとは透析液ラインで接続されると共に、該透析液ライ
ンが計量バッグと排液バッグとに接続されている。
【0003】上記腹膜透析液代謝装置は、真空ポンプを
備えた注入用の搬送手段によって透析液バッグに充填さ
れた透析液を加温バッグに移送させて所定温度に加温し
た後、上記搬送手段によって加温バッグの透析液を腹腔
に圧送して注入する。一方、上記腹腔内の透析液は、真
空ポンプを備えた回収用の搬送手段によって計量バッグ
に回収した後、上記搬送手段によって計量バッグの透析
液を排液バッグに回収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した腹膜透析液代
謝装置においては、透析液が充填された透析液バッグと
該透析液バッグとは別の排液バッグとをそれぞれ設けて
いるため、消耗品が多いという問題があった。つまり、
上記透析液バッグは透析液の注入が完了すると廃棄され
る一方、上記排液バッグも透析治療が終了すると廃棄さ
れることから、不経済であるばかりか、廃棄処理に手間
を要するという問題があった。
【0005】特に、上記排液バッグに回収した排液の処
理については何ら考慮されておらず、数多い各排液バッ
グを個別にナイフやハサミなどで破断して排液の廃棄処
理などが行われているのが一般的であり、病的細菌を含
む排液処理が難しいという問題があった。
【0006】更に、上記透析液バッグと排液バッグとを
設けているため、装置全体が大型化し、当然に透析治療
時に相当のスペースを要することになる。しかしなが
ら、在宅治療においては、在室家族などの関係から小ス
ペースで透析治療を行えることが望まれており、従来の
腹膜透析液代謝装置では、これらの要望に充分に対応し
きれていないのが現状である。
【0007】また、上記透析液を加温するための専用の
加温バッグや排液を計量するための専用の計量バッグを
設けているため、部品点数が多くなる他、透析液の搬送
経路が複雑になるという問題があった。
【0008】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、透析液のバッグの有効利用を図り、部品点数を削減
すると共に、排液収納のバッグの高さも維持し得る構成
として排液処理の容易化を図り、且つ小スペースの治療
を可能にすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】 −発明の概要− 本発明は、透析液が充填された新鮮液バッグから透析液
を腹腔に透析液ラインを介して注入すると共に、この注
入を終了した空バッグに透析液ラインを介して腹腔内の
排液を回収し、透析液が充填されたバッグを排液バッグ
にも用いるようにしたものである。
【0010】−解決手段− 具体的に、図2に示すように、第1の発明が講じた手段
は、先ず、1又は複数の透析液のバッグを備えている。
そして、該バッグに接続されると共に腹腔に接続され、
上記バッグと腹腔との間で透析液が流通するように該バ
ッグと腹腔とを繋ぐ透析液ラインを備えている。加え
て、上記バッグのうち透析液が充填された新鮮液バッグ
から透析液を腹腔に上記透析液ラインを介して注入する
注入動作と、上記バッグのうちの注入を終了した空バッ
グに上記透析液ラインを介して腹腔内の排液を回収する
回収動作とを順に行うように上記バッグと腹腔との間の
透析液ラインの流通制御を実行する搬送制御手段を備え
ている。
【0011】上記の発明特定事項により、請求項1記載
の発明では、透析治療を行う場合、透析液が充填された
新鮮液バッグから透析液を腹腔に透析液ラインを介して
注入する一方、上記注入を終了した空バッグに透析液ラ
インを介して腹腔内の排液を回収する。これによって、
上記バッグが新鮮液バッグと排液バッグとを兼用するの
で、消耗品の削減が図られる。
【0012】請求項2記載の発明が講じた手段は、上記
請求項1記載の発明において、透析液ラインに接続され
た空状態の補助のバッグを少なくとも1つ備えている。
そして、搬送制御手段は、上記補助のバッグに排液を回
収する補助回収動作を行うように透析液ラインの流通制
御を実行する。
【0013】上記の発明特定事項により、請求項2記載
の発明では、腹腔内の排液を回収する動作から始動する
場合の他、排液量が増量した場合、更に、1つの新鮮液
バッグの透析液の一部が未注入のまま残存した際に排液
を回収する必要がある場合に、補助のバッグに排液を回
収する。これによって、透析治療が円滑に行われること
になる。
【0014】請求項3記載の発明が講じた手段は、上記
請求項1又は2記載の発明において、透析液のバッグ
が、収納ケーシングの収納空間に吊下される構成として
いる。そして、該収納ケーシングは、収納空間が開閉す
るように構成されると共に、新鮮液バッグの透析液が所
定温度になるように加温又は保温するための保温手段が
設けられている。
【0015】上記の発明特定事項により、請求項3記載
の発明では、保温手段を作動させることによって収納ケ
ーシング内で新鮮液バッグが加温又は保温される。これ
によって、透析液ラインの途中で透析液を別の加温器等
で加温する必要がない。
【0016】請求項4記載の発明が講じた手段は、上記
請求項3記載の発明において、収納ケーシングには、補
助のバッグを吊下するハンガーが収納ケーシングの外部
に設けられた構成としている。
【0017】上記の発明特定事項により、請求項4記載
の発明では、補助のバッグが収納ケーシングの外部に吊
下されることになる。
【0018】請求項5記載の発明が講じた手段は、上記
請求項3記載の発明において、収納ケーシングには、収
納空間に吊下されたバッグの総重量を計量する計量手段
が設けられた構成としている。そして、搬送制御手段
は、計量手段が出力する計量信号を受けて注入動作と回
収動作とを制御するように構成されている。
【0019】上記の発明特定事項により、請求項5記載
の発明では、計量手段が計量する6バッグの重量に基づ
いて透析液の注入動作と排液の回収動作とが制御され
る。これによって、計量誤差が少なくなる。
【0020】請求項6記載の発明が講じた手段は、上記
請求項1又は5記載の発明において、搬送制御手段が、
透析液ラインの流通状態を切り換えて該透析液ラインの
液搬送を行う搬送手段と、注入動作及び回収動作を行う
ために搬送手段の搬送動作を制御するコントローラとよ
り構成したものである。
【0021】上記の発明特定事項により、請求項6記載
の発明では、搬送手段を制御して透析液ラインの流通が
制御されることになる。
【0022】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、透析液の
新鮮液バッグを排液の回収にも用いるようにしたため
に、従来のように排液を回収するための専用の容器等を
不要にすることができる。この結果、消耗品を少なくす
ることができるので、経済性の向上を図ることができる
と共に、廃棄処理の簡略化を図ることができる。
【0023】また、排液専用の容器が不要であることか
ら、装置全体を小型化することができる。したがって、
当然に透析治療時のスペースを小さくすることができる
ので、在宅治療において、在室家族などとの関係におい
ても容易に透析治療を行うことができる。
【0024】また、上記透析液ラインの一端、例えば、
患者接続口を住宅設備の便器口に挿入して放置すること
により、病的細菌を含む排液処理を行うことができるの
で、回収した排液の処理を付着や飛散が生ずることなく
衛生的に且つ容易に行うことができる。
【0025】また、請求項2記載の発明によれば、補助
のバッグを設けるようにしたために、排液の回収量が増
加した場合にも確実に対応することができる一方、腹腔
内の排液の回収動作からも治療を開始することができる
ので、容易に且つ確実な透析治療を行うことができる。
【0026】また、請求項3記載の発明によれば、保温
手段を収納ケーシングに設けるようにしたために、別個
にバッグ加温器などを備える必要がなく、施設備品点数
を削減することができると共に、透析液の搬送経路を簡
素にすることができる。
【0027】また、請求項4記載の発明によれば、補助
のバッグを収納ケーシングの外部に設けるようにしたた
めに、収納空間を小さくすることができるので、収納ケ
ーシングの小型化を図ることができる。更に、上記収納
空間を加温する保温手段の低容量化を図ることができ
る。
【0028】また、請求項5記載の発明によれば、計量
手段が全バッグの総重量を計量するようにしたために、
バッグごとに重量を計量する場合に比して、計量の累積
誤差を解消することができるので、透析液の注入量や排
液の回収量を正確に制御することができる。特に、排液
の回収量を正確に計量することができ、その実測値を確
認することができるので、医学的管理の実行において治
療精度の向上を図ることができる。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、切換
え手段と搬送ポンプとを制御して透析液ラインの流通状
態を切り換えるようにしたために、簡易に且つ正確に流
通状態を制御することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0031】図1及び図2に示すように、本実施形態に
おける腹膜透析液代謝装置10は、腹腔への透析液の注
入と腹腔からの排液の回収とを交互に繰り返す間欠的腹
膜透析法(IPD)に基づいて透析治療を行うものであ
る。
【0032】上記腹膜透析液代謝装置10は、収納ケー
シング20と透析液のバッグである透析バッグ11と補
助のバッグである補助バッグ12と備えると共に、透析
液が流通する透析液ライン30と該透析液ライン30の
流通を制御する搬送制御手段40とを備えている。そし
て、上記搬送制御手段40は、配液カセット50とコン
トローラ60とより構成されている。
【0033】上記透析バッグ11は、本発明の特徴とし
て、新鮮液の透析液が充填された新鮮液バッグ11と、
排液を回収する排液バッグ11とを兼用し、本実施形態
では、収納ケーシング20に6つ吊下されている。ま
た、上記補助バッグ12は、腹腔内の排液を回収する動
作から始動する場合又は排液量が増量した場合若しくは
1つの新鮮液バッグ11の透析液の一部が未注入のまま
残存した際に排液を回収する必要がある場合に排液を収
納するもので、1つの補助バッグ12が空状態で設置さ
れる。
【0034】上記収納ケーシング20は、図3及び図4
に示すように、6つの透析バッグ11を収納空間2Sに
収納するように形成され、基台2Aとカバー体2Bとシ
ャッタ2Cとが設けられて構成され、該基台2Aの下面
には、2つのキャスタ21及び2つのゴム製の支持脚2
2が設けられている。上記基台2Aは、搬送制御手段4
0の配液カセット50及びコントローラ60が設けられ
る他、物入れ用の引き出し23が設けられている。更
に、上記基台2Aにおける上部の奥側には、透析バッグ
11から漏れた透析液を受けるタンク24が設けられて
いる。
【0035】上記カバー体2Bは、上記基台2Aに立設
され、収納空間2Sの両側面及び背面を覆うと共に、上
部の後半部を覆うように形成され、前面が開口されて透
析バッグ11の出し入れ口25に形成されている。そし
て、該カバー体2Bの内部が透析バッグ11の収納空間
2Sに構成されている。
【0036】上記シャッタ2Cは、透析バッグ11の出
し入れ口25を開閉自在に覆い、カバー体2Bのガイド
26に沿って上下に移動するように設けられている。
【0037】また、上記基台2Aの上部には、図3及び
図4に示すように、本発明の特徴として、透析バッグ1
1を加温又は保温するためのヒータ13が設けられてい
る。そして、該ヒータ13は、シャッタ2Cが出し入れ
口25を閉鎖した状態において加熱動作し、収納空間2
Sに収納された透析バッグ11を加温する保温手段を構
成している。
【0038】上記カバー体2Bの上部には、左右に延び
る透析バッグ11の吊下棒27が取り付けられている。
該吊下棒27は、複数の透析バッグ11、本実施形態で
は6つの透析バッグ11を吊下するための6つのハンガ
ー28が設けられると共に、上記吊下棒27の一端は、
ロードセルを有する計量器14を介してカバー体2Bに
取り付けられている。該計量器14は、本発明の特徴の
1つとするものであって、バッグ重量を計量して計量信
号を出力する計量手段を構成し、特に、該計量器14
は、透析バッグ11と補助バッグ12とを含む全バッグ
の重量を計量するように構成されている。
【0039】上記補助バッグ12は、収納ケーシング2
0の外部で且つカバー体2Bの側方に吊下されている。
つまり、上記カバー体2Bの側部には、吊下棒27に一
体に固定された補助ハンガー29が設けられ、該補助ハ
ンガー29には、補助バッグ12が吊下されている。そ
して、上記計量器14が補助バッグ12の重量をも含む
バッグ重量を計量している。特に、上記計量器14は、
透析バッグ11の総重量を正の値で計測し、補助バッグ
12の総重量を負の値で計測している。この結果、上記
計量器14が出力する計量信号を所定タイミングでサン
プリングすることにより、透析液の注入量と排液の回収
量とを測定し得るようにしている。
【0040】上記透析液ライン30は、図5に示すよう
に、透析バッグ11及び補助バッグ12と腹腔との間で
透析液が流通するように該透析バッグ11及び補助バッ
グ12と腹腔とを繋ぐものである。該透析液ライン30
は、配液カセット50にバッグ接続ライン31と患者接
続ライン32とが接続されると共に、該患者接続ライン
32に患者ライン33が接続されて構成され、本発明の
特徴として、新鮮液バッグ11から透析液の注入が終了
した空透析バッグ11に排液が戻るように構成されてい
る。
【0041】上記バッグ接続ライン31は7つ設けら
れ、一端が収納空間2Sの透析バッグ11又は補助バッ
グ12にコネクタ34によって接続され、他端が配液カ
セット50に接続されている。上記患者接続ライン32
は1つのみ設けられ、一端が患者ライン33にコネクタ
34によって接続され、他端が配液カセット50に接続
されている。上記患者ライン33は1つのみ設けられ、
一端が患者接続ライン32にコネクタ34によって接続
され、他端には、図示しないが、腹腔に挿入するカテー
テルが接続されている。
【0042】上記配液カセット50は、図6に示すよう
に、カセットケース51と、該カセットケース51に収
納された搬送ポンプ70及び切換え手段80とを備え、
該搬送ポンプ70及び切換え手段80が搬送手段を構成
している。更に、上記配液カセット50は、搬送ポンプ
70に一端に連結されたメイン通路52と、該メイン通
路52より分岐して各透析バッグ11及び補助バッグ1
2に連結される7つの分岐通路53が設けられ、該各分
岐通路53は、バッグ接続ライン31が接続されてい
る。尚、図6に示すように、上記各分岐通路53より導
出したバッグ接続ライン31にはクランプ41が設けら
れている。
【0043】上記搬送ポンプ70は、図7及び図8に示
すように、透析液ライン30の液搬送を行う往復ポンプ
であって、ポンプ本体71と、該ポンプ本体71の押圧
部材72と、該押圧部材72を移動させるモータ73と
を備えている。上記ポンプ本体71は、可撓性チューブ
で形成され、カセットケース51の上板と両側の規制片
54と押圧部材72とによって支持され、一端が患者接
続ライン32に接続され、他端がメイン通路52に接続
されている。尚、図6に示すように、上記カセットケー
ス51より導出した患者接続ライン32にはクランプ4
1が設けられている。
【0044】上記押圧部材72は、逆椀状の連結部材7
4と、該連結部材74に摺接移動自在に嵌め込まれた移
動部材75を介してモータ73のシャフト76に連結さ
れている。そして、上記連結部材74と移動部材75と
の間には、圧縮バネ77が設けられている。上記モータ
73は、直動式モータであって、シャフト76の上昇に
よって押圧部材72が上昇し、ポンプ本体71が収縮し
て該ポンプ本体71が圧送動作を行うように構成されて
いる。一方、上記ポンプ本体71の吸引動作は、該ポン
プ本体71の復元力によって行われる。
【0045】上記圧縮バネ77は、ポンプ本体71の圧
送圧力を調整するものであって、透析液を腹腔に注入す
るための所定圧力より圧送圧力が上昇すると、収縮す
る。この圧縮バネ77の収縮によって連結部材74と移
動部材75との間隔が狭まり、圧送圧力の上昇を抑制す
るように構成されている。
【0046】上記切換え手段80は、透析液ライン30
の流通状態を切り換えるように構成され、9つの開閉弁
81によって構成されている。つまり、該切換え手段8
0は、ポンプ本体71の近傍位置の患者接続ライン32
に配置された患者側開閉弁81と、ポンプ本体71の近
傍位置のメイン通路52における可撓性部分に配置され
たバッグ側開閉弁81と、7つの分岐通路53の可撓性
部分に設けられた分岐開閉弁81とより構成されてい
る。
【0047】上記各開閉弁81は、図8及び図9に示す
ように、山形の頭部を有する弁体82がモータ83のシ
ャフト84に連結されて構成され、モータ83は、直動
式モータで構成されている。そして、上記開閉弁81
は、モータ83のシャフト84の上昇によって弁体82
が上昇し、カセットケース51に形成された当り部55
と弁体82との間で分岐通路53などを挟圧して閉鎖す
る一方、シャフト84の下降によって弁体82が降下
し、分岐通路53などを開放するように構成されてい
る。
【0048】上記コントローラ60は、図示しないが、
所定の治療フォーマットが設定される一方、電源スイッ
チなどが設けられると共に、患者が自分に合った治療プ
ログラムを入力する入力部が設けられている。そして、
上記コントローラ60は、計量器14からの計量信号を
受け、透析液の注入量と排液の回収量とを測定してい
る。更に、上記コントローラ60は、透析液が充填され
た新鮮液バッグ11から透析液を腹腔に透析液ライン3
0を介して注入する注入動作と、注入を終了した空透析
バッグ11に透析液ライン30を介して腹腔内の排液を
回収する回収動作とを順に行うと共に、補助バッグ12
に腹腔内の排液を回収する補助回収動作とを行うように
開閉弁81の切換え動作及び搬送ポンプ70の搬送動作
を制御する構成になっている。
【0049】−透析治療動作− 次に、上記腹膜透析液代謝装置10を用いた透析治療の
治療手順について説明する。
【0050】先ず、透析治療を開始する場合、新鮮な透
析液が充填された新鮮液バッグ11を加温する。この加
温方法は、前回の透析治療の終了後に、新鮮液バッグ1
1を収納ケーシング20の収納空間2Sに収納し、ハン
ガー28に吊下した状態でシャッタ2Cを閉鎖し、ヒー
タ13を作動させて待機させておくことが1つの方法で
ある。尚、この場合、上記新鮮液バッグ11を収納空間
2Sの下部に重ねて収納し、加温するようにしてもよ
い。
【0051】また、他の方法としては、上記新鮮液バッ
グ11を別の加温器によって予め加温しておき、今回の
透析治療を行う際に、上記収納空間2Sが空状態のまま
シャッタ2Cを閉鎖してヒータ13を作動させて収納空
間2Sのみを加温し、収納空間2Sが所定温度になる
と、シャッタ2Cを開放して新鮮液バッグ11をハンガ
ー28に吊下する方法がある。
【0052】続いて、患者は、コントローラ60に患者
自身の処方設定を入力部から入力した後、透析液ライン
30の接続を行う。つまり、補助バッグ12を補助ハン
ガー29に吊下する一方、バッグ接続ライン31を新鮮
液バッグ11及び補助バッグ12に接続すると共に、配
液カセット50の分岐通路53に接続する。
【0053】その後、上記配液カセット50内にある患
者接続ライン32及びバッグ接続ライン31などの排気
処理等を行った後、患者接続ライン32を患者ライン3
3に接続すると共に、患者ライン33を腹腔のカテーテ
ルに接続する。そして、クランプ41を開放した後、シ
ャッタ2Cを閉鎖し、コントローラ60の入力部より治
療開始のスイッチ操作を行う。このスイッチ操作によっ
て自動的に治療が開始される。
【0054】本格的な透析治療の開始動作の1つとし
て、新鮮な透析液を注入する注入動作から開始する手順
がある。この場合、例えば、図4の左側の新鮮液バッグ
11から順に透析液が注入される。その際、この新鮮液
バッグ11に対応する分岐通路53の分岐開閉弁81の
みを開動させる。
【0055】つまり、1つの分岐開閉弁81のモータ8
3を駆動してシャフト84を降下せることによって弁体
82が下降し、分岐通路53が開放する。尚、他の分岐
通路53の分岐開閉弁81はシャフト84が上昇した状
態で弁体82と当り部55とによって分岐通路53を閉
鎖している。
【0056】一方、搬送ポンプ70は、押圧部材72が
上下に往復移動して透析液の吸引及び圧送を行い、その
際、ポンプ本体71の両側に配置されたバッグ側開閉弁
81と患者側開閉弁81とが交互に開閉動作を行うこと
になる。
【0057】そこで、具体的に透析液の搬送動作を説明
する。そして、透析液がポンプ本体71に充満している
状態から透析液を圧送する場合から説明すると、バッグ
側開閉弁81が閉鎖し、患者側開閉弁81が開放してい
る。そして、押圧部材72が降下した状態からモータ7
3を駆動してシャフト76を上昇すると、移動部材75
及び連結部材74が共に上昇して押圧部材72が上昇
し、ポンプ本体71を押圧して該ポンプ本体71が収縮
し、透析液が送出する。この透析液は、患者接続ライン
32及び患者ライン33を経て腹腔に注入される。
【0058】その後、上記バッグ側開閉弁81を開放
し、患者側開閉弁81を閉鎖する一方、ポンプ本体71
の復元力によってポンプ本体71が復元すると共に、押
圧部材72等が降下し、透析液がバッグ接続ライン31
を経て新鮮液バッグ11よりポンプ本体71に吸引され
る。そして、上述の動作を繰り返して透析液が患者の腹
腔に注入される。
【0059】その際、上記ポンプ本体71の圧送圧力が
所定以上になると、圧縮バネ77が収縮し、移動部材7
5に対して連結部材74が相対移動し、つまり、連結部
材74の上昇が小さくなり、押圧部材72の上昇が抑制
されて透析液の圧送圧力が所定圧力に抑制される。
【0060】この透析液の注入量は、計量器14が出力
する計量信号によってコントローラ60が制御し、つま
り、透析バッグ11及び補助バッグ12の総重量によっ
て透析液の注入量が制御される。
【0061】また、上記1つの新鮮液バッグ11の透析
液の注入が終了し、空透析バッグ11になると共に、所
定量の透析液が注入されると、腹腔内の排液を回収する
回収動作が行われる。この回収動作は、注入動作の逆が
行われ、具体的に、上記新鮮液バッグ11の透析液が注
入された空透析バッグ11に排液が回収され、1つの空
透析バッグ11に対応する分岐開閉弁81を開放すると
共に、搬送ポンプ70を駆動する。
【0062】そこで、排液がポンプ本体71に充満して
いる状態から排液を圧送する場合から説明すると、バッ
グ側開閉弁81が開放し、患者側開閉弁81が閉鎖して
いる。そして、押圧部材72が降下した状態から上昇す
ると、該押圧部材72がポンプ本体71を押圧して排液
を圧送する。この排液は、バッグ接続ライン31を経て
透析バッグ11に回収される。
【0063】その後、上記バッグ側開閉弁81を閉鎖
し、患者側開閉弁81を開放する一方、ポンプ本体71
が復元すると共に、押圧部材72等が降下し、排液が腹
腔より患者ライン33及び患者接続ライン32を経てポ
ンプ本体71に吸引される。そして、上述の動作を繰り
返して排液が回収される。また、1の透析バッグ11が
排液で満杯になると、次の空透析バッグ11に対応する
分岐開閉弁81を開放する一方、満杯の透析バッグ11
に対応する分岐開閉弁81を閉鎖し、この動作を繰り返
して順に排液を透析バッグ11に回収する。
【0064】この排液の回収量も、計量器14が出力す
る計量信号によってコントローラ60が制御し、つま
り、透析バッグ11及び補助バッグ12の総重量によっ
て排液の回収量が制御される。
【0065】上記1つの新鮮液バッグ11の透析液の注
入とその回収が終了すると、分岐開閉弁81を切換え、
次の新鮮液バッグ11に対応する分岐通路53の分岐開
閉弁81を開放する一方、排液を回収した透析バッグ1
1に対応する分岐通路53の分岐開閉弁81を閉鎖す
る。そして、新鮮液バッグ11の透析液の注入とその回
収とを繰り返す。
【0066】また、上記腹腔内の排液を回収する場合、
透析バッグ11の収納量以上に排液が増量した場合に、
補助回収動作が行われ、補助バッグ12に対応する分岐
通路53の分岐開閉弁81を開放し、搬送ポンプ70を
駆動して補助バッグ12に排液を回収する。
【0067】また、1つの新鮮液バッグ11の透析液を
注入している際、この新鮮液バッグ11の透析液の一部
が未注入のまま残存している状態で1回の注入が終了す
ると、補助回収動作が行われる。つまり、補助バッグ1
2に対応する分岐通路53の分岐開閉弁81を開放し、
搬送ポンプ70を駆動して補助バッグ12に排液を回収
する。その後、注入動作を再開し、上記1つの新鮮液バ
ッグ11の未注入の透析液を注入した後に次の新鮮液バ
ッグ11の透析液を注入し、上述の動作を繰り返す。
【0068】上述したように1回の透析治療が終了する
と、上記排液を回収した透析バッグ11及び補助バッグ
12は、廃棄処理すると共に、バッグ接続ライン31や
ポンプ本体71等の透析液の搬送経路は1回ごとに廃棄
処理する。
【0069】特に、上記透析バッグ11及び補助バッグ
12に回収された排液は、トイレなどの衛生器具から廃
棄処理されることになるが、患者接続ライン32を患者
ライン33から外し、収納ケーシング20ごと移動す
る。そして、上記患者接続ライン32の一端を衛生器具
に挿入し、排液が収納された透析バッグ11に対応する
分岐開閉弁81などを開放し、放置することによって排
液を処理する。つまり、上記排液が収納された透析バッ
グ11が、収納ケーシング20に吊下されて所定の高さ
に維持されているので、排液が自然落下で便器等に廃棄
される。
【0070】そして、上記排液を回収した透析バッグ1
1及び補助バッグ12は、廃棄処理すると共に、バッグ
接続ライン31やポンプ本体71等の透析液の搬送経路
は1回ごとに廃棄処理する。
【0071】また、上記補助バッグ12は、排液が増加
した場合などにこの排液を回収するために用いたが、透
析治療を開始する際、腹腔内の排液を回収する動作から
始動する場合、上記補助バッグ12は、この排液を回収
するために用いられる。
【0072】−腹膜透析液代謝装置の効果− 以上のように、本実施形態によれば、透析液の新鮮液バ
ッグ11を排液の回収にも用いるようにしたために、従
来のように排液を回収するための専用の容器等を不要に
することができる。この結果、従来の排液バッグなどの
消耗品を少なくすることができるので、経済性の向上を
図ることができると共に、廃棄処理の簡略化を図ること
ができる。
【0073】また、排液専用の容器等が不要であること
から、装置全体を小型化することができる。したがっ
て、当然に透析治療時のスペースを小さくすることがで
きるので、在宅治療において、在室家族などとの関係に
おいても容易に透析治療を行うことができる。
【0074】また、上記補助バッグ12を設けるように
したために、排液の回収量が増加した場合にも確実に対
応することができる一方、腹腔内の排液の回収動作から
も治療を開始することができるので、容易に且つ確実な
透析治療を行うことができる。
【0075】また、上記ヒータ13を収納ケーシング2
0に設けるようにしたために、別個にバッグ加温器など
を備える必要がなく、施設備品点数を削減することがで
きると共に、透析液の搬送経路を簡素にすることができ
る。
【0076】また、上記透析液ライン30の一端、例え
ば、患者接続ライン32の一端を住宅設備の便器口に挿
入して放置することにより、病的細菌を含む排液処理を
行うことができるので、回収した排液の処理を付着や飛
散が生ずることなく衛生的に且つ容易に行うことができ
る。
【0077】また、上記補助バッグ12は収納ケーシン
グ20の外部に設けるようにしたために、収納空間2S
を小さくすることができるので、収納ケーシング20の
小型化を図ることができる。更に、上記収納空間2Sを
加温するヒータ13の低容量化を図ることができる。
【0078】また、上記計量器14が全透析バッグ11
及び補助バッグ12の総重量を計量するようにしたため
に、透析バッグ11ごとに重量を計量する場合に比し
て、計量の累積誤差を解消することができるので、透析
液の注入量や排液の回収量を正確に制御することができ
る。特に、上記排液の回収量を正確に計量することがで
き、その実測値を確認することができるので、医学的管
理の実行において治療精度の向上を図ることができる。
【0079】また、上記開閉弁81と搬送ポンプ70と
を制御して透析液ライン30の流通状態を切り換えるよ
うにしたために、簡易に且つ正確に流通状態を制御する
ことができる。
【0080】また、上記搬送ポンプ70に圧縮バネ77
を設けて圧送圧力の過上昇を抑制するようにしたため
に、腹腔への過剰圧力の作用を確実に防止することがで
きるので、極めて安全性の高いものとすることができ
る。
【0081】
【発明の他の実施の形態】本実施形態においては、可撓
性チューブで搬送ポンプ70のポンプ本体71を構成す
るようにしたが、本発明は、ダイヤフラム式など各種の
ポンプを用いてもよいものである。また、搬送方向が可
逆なポンプを用いてもよく、その際、バッグ側開閉弁8
1及び患者側開閉弁81の切換え手段80は必ずしも設
ける必要はない。
【0082】また、収納ケーシング20は実施形態に限
られるものではなく、例えば、シャッタ2Cは左右に開
閉するものであってもよく、一対の扉体などであっても
よいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタを閉じた腹膜透析液代謝装置の斜視図
である。
【図2】シャッタを開いた腹膜透析液代謝装置の斜視図
である。
【図3】腹膜透析液代謝装置の断面図である。
【図4】シャッタなどの前面を省略した腹膜透析液代謝
装置の正面図である。
【図5】透析液の流通系統を示す系統図である。
【図6】配液カセットの断面平面図である。
【図7】図6の VII−VII 線における断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線における断面図である。
【図9】図6のIX−IX線における断面図である。
【符号の説明】 10 腹膜透析液代謝装置 11 透析バッグ(新鮮液バッグ) 12 補助バッグ 13 ヒータ(保温手段) 14 計量器(計量手段) 20 収納ケーシング 2S 収納空間 30 透析液ライン 40 搬送制御手段 50 配液カセット 60 コントローラ 70 搬送ポンプ 71 ポンプ本体 80 切換え手段 81 開閉弁 82 弁体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の透析液のバッグと、 該バッグに接続されると共に腹腔に接続され、上記バッ
    グと腹腔との間で透析液が流通するように該バッグと腹
    腔とを繋ぐ透析液ラインと、 上記バッグのうち透析液が充填された新鮮液バッグから
    透析液を腹腔に上記透析液ラインを介して注入する注入
    動作と、上記バッグのうちの注入を終了した空バッグに
    上記透析液ラインを介して腹腔内の排液を回収する回収
    動作とを順に行うように上記バッグと腹腔との間の透析
    液ラインの流通制御を実行する搬送制御手段とを備えて
    いることを特徴とする腹膜透析液代謝装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の腹膜透析液代謝装置にお
    いて、 透析液ラインに接続された空状態の補助のバッグを少な
    くとも1つ備え、 搬送制御手段は、上記補助のバッグに排液を回収する補
    助回収動作を行うように透析液ラインの流通制御を実行
    することを特徴とする腹膜透析液代謝装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の腹膜透析液代謝装
    置において、 透析液のバッグは、収納ケーシングの収納空間に吊下さ
    れ、 該収納ケーシングは、収納空間が開閉するように構成さ
    れると共に、新鮮液バッグの透析液が所定温度になるよ
    うに加温又は保温するための保温手段が設けられている
    ことを特徴とする腹膜透析液代謝装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の腹膜透析液代謝装置にお
    いて、 収納ケーシングには、補助のバッグを吊下するハンガー
    が収納ケーシングの外部に設けられていることを特徴と
    する腹膜透析液代謝装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の腹膜透析液代謝装置にお
    いて、 収納ケーシングには、収納空間に吊下されたバッグの総
    重量を計量する計量手段が設けられ、 搬送制御手段は、計量手段が出力する計量信号を受けて
    注入動作と回収動作とを制御するように構成されている
    ことを特徴とする腹膜透析液代謝装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は5記載の腹膜透析液代謝装
    置において、 搬送制御手段は、透析液ラインの流通状態を切り換えて
    該透析液ラインの液搬送を行う搬送手段と、注入動作及
    び回収動作を行うために搬送手段の搬送動作を制御する
    コントローラとより構成されていることを特徴とする腹
    膜透析液代謝装置。
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