JP2009089887A - 血液浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配管スペースを小さく設定することができるとともに、メンテナンス等を容易に行うことができる血液浄化装置を提供する。
【解決手段】患者に対して血液浄化治療を施す装置本体1を具備した血液浄化装置において、内部に液体を流通させ得る流路7aが形成されるとともに当該流路7aに接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段8を支持し得る剛性を有したコア体7を備え、当該コア体7及び接続手段8が一体化されつつ装置本体1内に収容されたものである。
【選択図】図2
【解決手段】患者に対して血液浄化治療を施す装置本体1を具備した血液浄化装置において、内部に液体を流通させ得る流路7aが形成されるとともに当該流路7aに接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段8を支持し得る剛性を有したコア体7を備え、当該コア体7及び接続手段8が一体化されつつ装置本体1内に収容されたものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備した血液浄化装置に関するものである。
血液透析(HD)を行うための血液透析装置は、腎機能に障害を生じた患者を治療する装置であり、ダイアライザ等の半透膜を隔てて血液と透析液とを流通させることにより、拡散による溶質除去及び限外濾過による余剰水分除去(除水)を行うよう構成されている。然るに、従来より、装置本体内には、透析液やダイアライザ等からの排液を流通させる可撓性チューブが配設されており、当該可撓性チューブを介してポンプや弁或いはチャンバ等が接続されていた。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来の血液浄化装置は、可撓性チューブを介してポンプや弁或いはチャンバ等の各種接続手段が接続され配管を成しているため、可撓性チューブの折れ等を回避すべく当該可撓性チューブを配設するスペースを比較的大きく設定する必要があり、配管のための容積が増大してしまうという問題があった。また、各種接続手段を可撓性チューブから順次取り外し、それぞれを外部に取り出してメンテナンス等を行う必要があり、手間がかかってしまうという不具合もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、配管スペースを小さく設定することができるとともに、メンテナンス等を容易に行うことができる血液浄化装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備した血液浄化装置において、内部に液体を流通させ得る流路が形成されるとともに当該流路に接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段を支持し得る剛性を有したコア体を備え、当該コア体及び接続手段が一体化されつつ前記装置本体内に収容されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の血液浄化装置において、前記コア体は、内部に流路を有しつつブロック状に成形された透明又は半透明樹脂から成ることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置において、前記流路に接続された接続手段を支持し得る支持手段が前記コア体に固定されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記コア体を加温する加温手段が配設されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記接続手段のうち通電が必要なものの配線が前記コア体に集約されたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記コア体を複数具備するとともに、当該複数のコア体を一体として保持しつつ前記装置本体内に収容可能な保持手段を有したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置において、前記コア体における前記接続手段との接続部位には、当該接続手段が接続された状態でコア体内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段が取り外された状態でコア体内部の液体の流通を規制する液だれ防止手段が配設されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、内部に液体を流通させ得る流路が形成されるとともに当該流路に接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段を支持し得る剛性を有したコア体を備えたので、配管スペースを小さく設定することができるとともに、当該コア体及び接続手段が一体化されつつ装置本体内に収容されているので、装置本体に対するコア体及び接続手段の一括した脱着を容易とし、メンテナンス等を容易に行わせることができる。
請求項2の発明によれば、コア体は、内部に流路を有しつつブロック状に成形された透明又は半透明樹脂から成るので、内部を流通する液体を視認することができるとともに、当該コア体をステンレス等の金属で構成したものに比べ、配管の軽量化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、流路に接続された接続手段を支持し得る支持手段がコア体に固定されたので、比較的重量のある接続手段を当該コア体に対して確実に固定させることができる。
請求項4の発明によれば、コア体を加温する加温手段が配設されたので、当該加温手段によってコア体内に形成された流路を流通する液体を効率よく加温することができる。
請求項5の発明によれば、接続手段のうち通電が必要なものの配線がコア体に集約されたので、配線の一括した脱着を可能とし、装置本体に対するコア体及び接続手段の脱着をより容易としてメンテナンス等を更に容易に行わせることができる。
請求項6の発明によれば、コア体を複数具備するとともに、当該複数のコア体を一体として保持しつつ装置本体内に収容可能な保持手段を有したので、各コア体をアッセンブリとして扱うことが可能とされ、メンテナンス等をより容易に行わせることができる。
請求項7の発明によれば、コア体における前記接続手段との接続部位には、当該接続手段が接続された状態でコア体内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段が取り外された状態でコア体内部の液体の流通を規制する液だれ防止手段が配設されたので、液だれを確実に防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る血液浄化装置は、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備し、ダイアライザ等の半透膜を隔てて血液と透析液とを流通させることにより、拡散による溶質除去及び限外濾過による余剰水分除去(除水)を行わせるためのもので、図1に示すように、キャスターCを底面に具備した装置本体1と、液晶モニタ6とから主に構成されている。尚、本実施形態においては、複数種の治療を行い得る多用途透析装置に適用しているが、これに代えて、患者に対して補液の注入が可能であり且つ上記何れかの治療又は他の治療(血漿交換や二重濾過血漿交換等)を専ら行う専用の装置としてもよい。
第1の実施形態に係る血液浄化装置は、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備し、ダイアライザ等の半透膜を隔てて血液と透析液とを流通させることにより、拡散による溶質除去及び限外濾過による余剰水分除去(除水)を行わせるためのもので、図1に示すように、キャスターCを底面に具備した装置本体1と、液晶モニタ6とから主に構成されている。尚、本実施形態においては、複数種の治療を行い得る多用途透析装置に適用しているが、これに代えて、患者に対して補液の注入が可能であり且つ上記何れかの治療又は他の治療(血漿交換や二重濾過血漿交換等)を専ら行う専用の装置としてもよい。
装置本体1は、血液透析(HD)、血液透析濾過(HDF)、血液濾過(HF)又は持続緩徐式血液濾過(CHF)等の治療を施すことが可能な血液浄化装置から成り、例えば血液ポンプ2、補液ポンプ3、気泡検出器4、シリンジポンプ5及び液晶モニタ6等、患者に対して血液浄化治療を施すための種々機器を有して構成されている。また、装置本体1の上面1bにおいて血液ポンプ2、補液ポンプ3、気泡検出器4及びシリンジポンプ5等が配設されるとともに、当該上面1bより上方に液晶モニタ6が配設されている。
更に、装置本体1は、血液回路に接続されたダイアライザを支持可能とされており、当該ダイアライザに対して透析液を供給するとともにダイアライザからの排液を排出し得るよう構成されている。しかして、装置本体1の内部には、図2、4で示すように、コア体7に各種接続手段8が接続されて一体化されたもの(かかる一体化されたものを「配管ユニットY」と称する。)が収容されており、当該装置本体1に対して脱着自在とされている。
コア体7は、図3に示すように、内部に液体(上述した透析液や排液、或いは補液等)を流通させ得る流路7aが形成されるとともに、当該流路7aに接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段8を支持し得る剛性を有したものである。即ち、コア体7に形成された流路7aが装置本体1の配管を成して構成されており、この流路7aを透析液や排液等が流通することにより、血液浄化治療を行わせ得るようになっているのである。
具体的には、コア体7は、内部に流路7aを有しつつブロック状(塊状)に成形された透明又は半透明樹脂から成るものであり、例えば切削加工により溝が形成された板状樹脂を重ね合わせつつ互いに接着又は圧着させて流路7aを形成するもの、或いは樹脂成形の際に流路7aを形成するもの等から成る。かかるコア体7は、ステンレス等の金属製板材から成る保持手段9上にネジ等にて固定されている。尚、例えばPSU(ポリサルフォン)樹脂を成形してコア体7を構成するのが好ましく、この場合、耐薬品性及び耐熱性の点で優れた配管とすることができる。
かかるコア体7は、その流路7aが厚み方向に対して1層(単層)のものであってもよく、或いは複数層に形成されたもの(厚み方向に対して複数層形成されたもの)であってもよい。また、流路7aを厚み方向に複数層形成した場合、一部が互いに交差(立体交差)させる如く形成されたものとしてもよい。コア体7は、接続手段8の接続を許容しつつ支持可能な剛性を有していればよい。
而して、図5に示すように、流路7aの途中において、種々接続手段8を接続し得る接続ポート7bが突出形成されている。即ち、この接続ポート7bに所望の接続手段8を接続させて配管を構成し得るようになっているのである。尚、本実施形態においては、コア体7の表面及び裏面から接続ポート7bを突出形成させているが、側面からも接続ポートを突出形成するようにしてもよい。また、図6に示すように、OリングSを介在させてシール性を向上させた接続ポート7b’を突出形成するようにしてもよい。更に、接続手段8における流路と接続されるべき部位(接続手段8に対する液体の入口や出口を構成する部位)をコア体7に埋め込み構成し、接続ポート7bを不要としてもよい。
接続手段8は、既述のように流路7aと接続されるポンプ、弁又はチャンバ等から成る所謂機能部品から成るものであり、当該流路7aを流れる液体に対して所定の作用を及ぼし得るものである。この接続手段8のうち所定のものは、ステーなどから成る支持手段10を介してコア体7に支持されるよう構成されており、例えば、モータ等比較的重量が大きな接続手段8においては、図7、8に示すように、保持手段9に対してネジNにて固定された支持手段10上に載置及び固定されつつ支持されるようになっている。
また、比較的重量が小さな接続手段8においては、図9、10に示すように、支持手段10を用いず接続ポート7bに接続させるようにしてもよい。更に、図11、12に示すように、支持手段10をコア体7の表面又は裏面から突出させる如く固定させ、その支持手段10上に接続手段8を載置及び固定させつつ支持するようにしてもよい。而して、コア体7に種々接続手段8が接続されつつ支持されることにより、配管ユニットYが構成されている。
上記実施形態によれば、内部に液体を流通させ得る流路7aが形成されるとともに当該流路7aに接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段8を支持し得る剛性を有したコア体7を備えたので、従来の如く可撓性チューブにより各種接続手段を接続させたものに比べ、配管スペースを小さく設定することができる。また、上記実施形態によれば、可撓性チューブにより接続させたものに比べ、流通させる液体の放熱を抑制することができる。
更に、本実施形態によれば、コア体7及び接続手段8が一体化されつつ装置本体1内に収容されているので、装置本体1に対するコア体7及び接続手段8の一括した脱着を容易とし、メンテナンス等を容易に行わせることができる。即ち、本実施形態においては、装置本体1から配管ユニットYを取り出してメンテナンス等を行うことができるので、当該メンテナンスが容易とされ、作業性を向上することができるのである。尚、配管ユニットYを予め用意しておくことにより、治療中又は治療前の装置本体1の配管に不具合が生じた際、配管ユニットYを交換することにより早急な対応を図ることができる。
また更に、コア体7は、内部に流路7aを有しつつブロック状に成形された透明又は半透明樹脂から成るので、内部を流通する液体(透析液等)を視認することができるとともに、当該コア体7をステンレス等の金属で構成したものに比べ、配管の軽量化を図ることができる。また、流路7aに接続された接続手段8を支持し得る支持手段10がコア体7に固定されたので、比較的重量のある接続手段8を当該コア体7に対して確実に固定させることができる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る血液浄化装置は、第1の実施形態と同様、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備したもので、外観及び機能は当該第1の実施形態と同様のものである。しかして、装置本体1の内部には、図13、14で示すように、複数のコア体11、12に各種接続手段8’が接続されて一体化されたもの(かかる一体化されたものを「配管ユニットY’」と称する。)が収容されており、当該装置本体1に対して脱着自在とされている。
本実施形態に係る血液浄化装置は、第1の実施形態と同様、患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備したもので、外観及び機能は当該第1の実施形態と同様のものである。しかして、装置本体1の内部には、図13、14で示すように、複数のコア体11、12に各種接続手段8’が接続されて一体化されたもの(かかる一体化されたものを「配管ユニットY’」と称する。)が収容されており、当該装置本体1に対して脱着自在とされている。
即ち、本実施形態においては、コア体を複数(コア体11、12)具備するとともに、当該複数のコア体(11、12)を一体として保持しつつ装置本体1内に収容可能な保持手段9’を有して配管ユニットY’が構成されているのである。尚、コア体11、12は、第1の実施形態のものと同様、内部に液体を流通させ得る流路11a、12aが形成されるとともに当該流路11a、12aに接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段8’を支持し得る剛性を有したものである。
本実施形態によれば、コア体(11、12)を複数具備するとともに、当該複数のコア体(11、12)を一体として保持しつつ装置本体1内に収容可能な保持手段9’を有したので、各コア体(11、12)をアッセンブリとして扱うことが可能とされ、メンテナンス等をより容易に行わせることができる。尚、コア体を3つ以上、保持手段9’にて保持させたものとしてもよい。
然るに、上記した2つの実施形態によれば、装置本体1から取り出した状態でコア体への接続手段の接続作業を行って一体化された配管ユニットを形成した後、配管の検査を行い、装置本体内への取り付け作業を行うことができるので、従来の如く装置本体内で接続手段の可撓性チューブによる接続作業等を行うものに比べ、作業性を格段に向上させることができる。一方、配管ユニットを一体として装置本体から取り出すことができ、メンテナンスや分解を装置本体外の作業台等で行うことができ、従来の如く装置本体内で接続手段の可撓性チューブからの離脱作業等を行うものに比べ、作業性を格段に向上させることができる。
また、従来の装置においては、ホースと継手の接続箇所に隙間が生じやすく消毒が不完全となり易かったのに対し、本実施形態によれば、接続箇所の低減により消毒が不完全となってしまう箇所を低減することができ、配管の清浄化を容易に図ることができる。また、可撓性チューブで配管を構成するものに比べ、急激な角度で折れ曲がる流路を形成することができることから、配管を構成する継手類(エルボやテーなど)を減少させることができ、配管の清浄化を容易に図ることができる。
更に、接続箇所が低減されて最短距離で接続手段同士を接続することが可能となるので、配管長を短くすることができ配管ボリュームを減少させることができる。よって、洗浄・消毒時に使用する洗浄液や消毒液の量を減少させることができ、洗浄、消毒作業時間も短縮することができる。ここで、配管ボリュームとは、配管内に充填される液の量のことを指す。
また更に、接続手段を接続するための接続ポートが固定されているので、当該接続手段の誤接続を抑制することができる。従来の如きホース接続箇所がなくなるので、ホース固着による部品の取り外しの困難性を解消でき、接続手段の交換が容易となる。また、コア体に接続すべき接続手段を適宜組み合わせることで、任意仕様の配管ユニットとすることができる。従って、接続手段が種々形態で接続された配管ユニットを在庫として大量に保管する必要性もなくなり、製造コストを低減することができるとともに、装置本体の組み付け工程におけるリードタイムを短縮することができる。尚、基本の配管ユニットを共通化し、全体の配管をオプションユニット接続することにより、個人用透析装置にも或いは透析用監視装置にも容易に適用でき配管の拡張性を高めることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、例えば図15に示すように、接続手段8が接続された状態のコア体7を略水平状態とした配管ユニットY”としつつ装置本体1内に収容させたものとしてもよい。尚、コア体に作業者が把持し得る把持部を形成するようにしてもよく、その場合、配管ユニットY(Y’、Y”)を装置本体1から脱着作業をより容易とすることができる。
また、図16で示すように、コア体7を加温する加温手段13を配設するようにしてもよい。かかる加温手段13は、通電により発熱可能なものとされ、同図に示すように、コア体7の表面等に密着させて設置されるものが好ましい。このように、コア体7を加温する加温手段13を配設すれば、当該加温手段13によってコア体7内に形成された流路を流通する液体を効率よく加温することができる。
更に、接続手段のうち通電が必要なもの(例えば電磁弁やポンプ等)の配線がコア体に集約されたものとすることができる。例えば、図17に示すように、コア体7にコネクタ14を形成しておき、このコネクタ14から当該コア体7に接続された接続手段まで配線を延ばすものとすることができる。かかるコネクタ14は、1つであっても複数であってもよく、複数の接続手段の配線を集約させたものであれば足りる。このように、接続手段のうち通電が必要なものの配線をコア体に集約させれば、配線の一括した脱着を可能とし、装置本体1に対するコア体及び接続手段の脱着をより容易としてメンテナンス等を更に容易に行わせることができる。
また更に、コア体7における接続手段8との接続部位に、当該接続手段8が接続された状態でコア体7内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段8が取り外された状態でコア体7内部の液体の流通を規制する液だれ防止手段を配設するよう構成してもよい。液だれ防止手段として、例えば図18に示すように、接続手段8が接続された状態(同図(a))で押されて開く樹脂F1から成り、コア体7内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段8が取り外されると、同図(b)で示すように、当該樹脂F1の弾力により流路7aを塞いでコア体7内部の液体の流通を規制するものが挙げられる。
また、他の液だれ防止手段として、例えば図19に示すように、接続手段8が接続された状態(同図(a))で継手挿入により押し広げられて開く樹脂F2から成り、コア体7内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段8が取り外されると、同図(b)で示すように、当該樹脂F2の弾力により流路7aを塞いでコア体7内部の液体の流通を規制するものが挙げられる。尚、樹脂F2は、弾性体であれば足り、当該樹脂F2に代えてゴムやエラストマー等から成るものとしてもよい。
更に他の液だれ防止手段として、例えば図20に示すように、接続手段8が接続された状態(同図(a))で流通路F3cが流路7aに開口する部材F3から成り、コア体7内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段8が取り外されると、同図(b)で示すように、矢印方向に移動して流通路F3cが塞がり、コア体7内部の液体の流通を規制するものが挙げられる。尚、同図中符号F3a、F3bは、それぞれOリングなどのシール材を示している。
上記の如き液だれ防止手段によれば、コア体7における接続手段8との接続部位には、当該接続手段8が接続された状態でコア体7内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段8が取り外された状態でコア体7内部の液体の流通を規制することができるので、液だれを確実に防止することができる。尚、液だれ防止手段は、上記の如き形態のものに限定されず、液だれを防止し得れば足り、例えばバネを有するものであってもよい。
また、図21に示すように、コア体(7、7’、7”)を複数具備した配管ユニットとし、これらコア体が互いにパイプや可撓性チューブなどで接続されたものとしてもよい。尚、同図においてはコア体(7、7’、7”)は3つとされているが、2つ或いは4つ以上具備したものとしてもよい。尚、透析液の作製等を装置本体毎に行う個人用透析装置の他、他の装置(溶解装置等)にて作製された透析液が導入され透析治療等の血液浄化治療を行い得る監視装置等にも適用することができる。
内部に液体を流通させ得る流路が形成されるとともに当該流路に接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段を支持し得る剛性を有したコア体を備え、当該コア体及び接続手段が一体化されつつ装置本体内に収容された血液浄化装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 装置本体
2 血液ポンプ
3 補液ポンプ
4 気泡検出器
5 シリンジポンプ
6 液晶モニタ
7 コア体
7a 流路
8、8’ 接続手段
9、9’ 保持手段
10 支持手段
11、12 コア体
11a、12a 流路
13 加温手段
14 コネクタ
Y、Y’、Y” 配管ユニット
F1〜F3 液だれ防止手段
2 血液ポンプ
3 補液ポンプ
4 気泡検出器
5 シリンジポンプ
6 液晶モニタ
7 コア体
7a 流路
8、8’ 接続手段
9、9’ 保持手段
10 支持手段
11、12 コア体
11a、12a 流路
13 加温手段
14 コネクタ
Y、Y’、Y” 配管ユニット
F1〜F3 液だれ防止手段
Claims (7)
- 患者に対して血液浄化治療を施す装置本体を具備した血液浄化装置において、
内部に液体を流通させ得る流路が形成されるとともに当該流路に接続すべきポンプ、弁又はチャンバ等の接続手段を支持し得る剛性を有したコア体を備え、当該コア体及び接続手段が一体化されつつ前記装置本体内に収容されたことを特徴とする血液浄化装置。 - 前記コア体は、内部に流路を有しつつブロック状に成形された透明又は半透明樹脂から成ることを特徴とする請求項1記載の血液浄化装置。
- 前記流路に接続された接続手段を支持し得る支持手段が前記コア体に固定されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の血液浄化装置。
- 前記コア体を加温する加温手段が配設されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記接続手段のうち通電が必要なものの配線が前記コア体に集約されたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記コア体を複数具備するとともに、当該複数のコア体を一体として保持しつつ前記装置本体内に収容可能な保持手段を有したことを特徴とする請求項1〜5の何れか1つに記載の血液浄化装置。
- 前記コア体における前記接続手段との接続部位には、当該接続手段が接続された状態でコア体内部の液体の流通を許容するとともに、接続手段が取り外された状態でコア体内部の液体の流通を規制する液だれ防止手段が配設されたことを特徴とする請求項1〜6の何れか1つに記載の血液浄化装置。
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- 2007-10-09 JP JP2007263241A patent/JP2009089887A/ja active Pending
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