JP2010258625A - 自動調整発振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】チャージポンプを用いずに、出力周波数の精度を高くすることのできる自動調整発振器を提供する。
【解決手段】発振器10は、発振回路11、第1電圧供給回路13、第2電圧供給回路14及び調整値生成回路16を備えている。第1電圧供給回路13は、基準時間で第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達するような時定数となる抵抗値の抵抗器R1とキャパシタン
スのキャパシタC1とを備える。第2電圧供給回路14は、発振回路11の周波数に応じたパルス信号S1,S2によってスイッチングを行なう第1及び第2スイッチング手段SW1,SW2によって第2電圧V2を上昇させる。調整値生成回路16は、第2電圧V2が第1電圧V1よりも先に基準電圧Vrefになった場合には、周波数を低くする調整値を
発振回路11に供給し、第2電圧V2が第1電圧V1よりも遅れて基準電圧Vrefになっ
た場合には、周波数を高くする調整値を発振回路11に供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、出力する周波数を自動的に調整する自動調整発振器に関する。
従来、RC発振器は、半導体製品において広く使われている。この理由は、安価なクロックソースであり、抵抗値及びキャパシタンスを変更することにより様々な周波数を発生できるという利点による。しかしながら、発振器を構成する回路内に発生する遅延が、発振周波数に影響を及ぼしてしまうという問題点があった。この遅延時間は、電源電圧、環境温度や製造プロセス等に依存する。このため、実際の使用では、低周波数や低精度のものに用途が限定されていた。
そこで、高精度で発振するRC発振器が検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の発振器は、抵抗器及びキャパシタを用いており、抵抗値及びキャパシタンスで規定される時定数を有している。この発振器においては、従来と異なり、RC回路自体を周波数発生のために使用しない。この代わりに、RC時定数と他の発振回路を用いて発生させた周波数から生成した期間とを比較して、比較した結果に応じてRC発振回路全体の周波数の自動調整を行なう。
米国特許第5594388号明細書(第1頁)
しかし、上述した特許文献1に記載の発振器では、発振周波数を調整するための電圧信号を生成するチャージポンプが必要である。加えて、この発振器は、周波数を常に自動調整する構成になっているため、常に電力を消費することになる。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされ、その目的は、効率的に出力周波数の精度を高くすることのできる自動調整発振器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、調整値に応じた周波数を出力する発振回路と、予め定めた時定数に応じて単調変化する第1電圧を出力する第1電圧供給回路と、前記発振回路からの出力信号の周波数に応じたスイッチング動作によって変化する第2電圧を出力する第2電圧供給回路と、前記第1電圧が変化開始時刻から基準電圧に到達するまでの基準時間に対して、前記第2電圧が前記変化開始時刻から前記基準電圧に到達するまでの時間の差分に応じた調整値を前記発振回路に供給する調整値生成回路とを含むことを要旨とする。第1電圧は、時定数に応じて単調変化するので、発振回路の周波数に関係なく、第1電圧が変化開始時刻から基準電圧に到達するまでの基準時間は常に一定になる。一方、第2電圧は、出力信号の周波数に応じたスイッチング動作によって変化するので、第2電圧が変化開始時刻から基準電圧に到達するまでの時間は、周波数に応じて変化する。従って、第2電圧が基準電圧になるまでの時間を基準時間と等しくなるように発振回路の周波数を調整することにより、発振器は周波数を自動的に調整することができる。従って、チャージポンプを用いずに、より高い精度の周波数を出力することができる。
本発明は、調整値生成回路は、前記第1電圧と前記基準電圧とを比較し、前記第1電圧
が前記基準電圧になったことを識別する第1識別信号を出力する第1比較器と、前記第2電圧と前記基準電圧とを比較し、前記第2電圧が前記基準電圧になったことを識別する第2識別信号を出力する第2比較器と、前記第1識別信号と前記第2識別信号とが供給され、記憶している計数値に応じた調整値を出力する調整用アップダウンカウンタとを備え、前記調整用アップダウンカウンタは、前記第2識別信号を受信するより前に、前記第1識別信号を受信した場合には、前記第2識別信号を受信するまで、前記周波数を高くするために、前記発振回路からのパルス信号毎に計数値を減算又は加算し続けて更新し、前記第1識別信号を受信するより前に、前記第2識別信号を受信した場合には、前記第1識別信号を受信するまで、前記周波数を低くするために、発振回路からのパルス信号毎に計数値を加算又は減算し続けて更新し、更新された計数値を新たに記憶することを要旨とする。このため、一度の調整において、第2電圧が基準電圧に到達するまでの時間と、基準時間との時間差におけるパルス信号の数が減算又は加算されて、計数値が更新される。発振回路は、更新された計数値に応じた調整値を取得する。従って、一度の調整で、周波数を調整するためのより適切な調整値を発振回路に提供することができる。よって、短時間で、周波数を自動的に調整することができるので、より高い精度の周波数を迅速に出力することができる。
本発明は、前記第1比較器及び前記第2比較器は、同じ回路特性を有していることを要旨とする。このため、第1比較器及び第2比較器は、第1電圧及び第2電圧が基準電圧に到達した場合に生じる検出誤差をほぼ同じにすることができる。従って、一度の調整で周波数を調整するためのより適切な調整値を発振回路に提供することができる。
本発明は、前記第1電圧供給回路は、抵抗器と第1キャパシタとが直列に構成されており、抵抗器と第1キャパシタとの第1接続ノードの電圧が第1電圧として機能し、前記第2電圧供給回路は、前記出力信号の周波数に応じて交互に切断及び接続を行なう第1スイッチング手段及び第2スイッチング手段を直列に配置し、前記第1スイッチング手段は、高電位ラインに接続されており、前記第2スイッチング手段は、第2キャパシタを介して低電位ラインに接続されており、前記第1スイッチング手段と前記第2スイッチング手段との間には、前記第2キャパシタと並列に第3キャパシタが接続されており、前記第2スイッチング手段と前記第2キャパシタとの第2接続ノードの電圧が第2電圧として機能することを要旨とする。このため、第1電圧供給回路及び第2電圧供給回路を、簡単な構成で実現することができる。
本発明は、前記第1接続ノード及び前記第2接続ノードには、前記変化開始時刻よりも前に、前記第1電圧及び前記第2電圧を、予め定めた初期値にするためのリセット回路を接続したことを要旨とする。このため、第1電圧及び第2電圧は、変化開始時刻よりも前に強制的に初期値電圧に設定される。従って、第1電圧及び前記第2電圧は、この初期値電圧から必ず変化するので、基準時間に対して第2電圧が基準電圧に到達するまでの時間の差分をより正確に検出することができる。
本発明によれば、チャージポンプを用いずに、発振器は発振回路から出力される周波数を自動的に調整して、より高精度の周波数を出力することができる。
第1実施形態における自動調整発振器の構成を説明する回路図。 第1実施形態において、第2電圧が第1電圧より先に基準電圧に到達した場合の時間的変化を示す説明図であり、(a)は第1電圧及び第2電圧、(b)はデータ線の出力信号を示す。 第1実施形態において、第1電圧が第2電圧より先に基準電圧に到達した場合の時間的変化を示す説明図であり、(a)は第1電圧及び第2電圧、(b)はデータ線の出力信号を示す。 第2実施形態における自動調整発振器の要部の構成を説明する回路図。 第2実施形態において、(a)は第2電圧が第1電圧より先に基準電圧に到達した場合の時間的変化を示す説明図、(b)は、周波数が自動調整されて、第2電圧が第1電圧と同時に基準電圧に到達した場合の時間的変化を示す図。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態の発振器10について図1〜図3を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の発振器10は、発振回路11、第1電圧供給回路13、第2電圧供給回路14、リセット回路15及び調整値生成回路16を備えている。この発振器10は、発振回路11の周波数f0を調整する調整時に、充電期間及びロード・リセット期間から構成される1サイクルを、調整期間が経過するまで繰り返して行なう。そして、発振器10は、予め定めた調整期間が経過したときの周波数f0を調整後の周波数として出力する。
この発振器10には、タイミング制御部(図示せず)が設けられている。このタイミング制御部は、外部からの調整開始信号を取得した場合、充電期間及びロード・リセット期間を開始する信号を出力する。具体的には、タイミング制御部は、充電期間になった場合(変化開始時刻)には、発振回路11の周波数に応じたパルス信号S1,S2を第2電圧供給回路14に供給し、第2電圧供給回路14の後述するキャパシタC2,C3を充電する。更に、タイミング制御部は、充電期間が終了してロード・リセット期間になった場合に、アップダウンカウンタBC1にロード信号LS1を供給する。そして、タイミング制御部は、ロード信号LS1を出力してから予め定めた第2の所定時間経過後、リセット回路15にリセット信号を供給する。タイミング制御部は、リセット信号を出力してから予め定めたリセット期間終了後に、再び、充電期間を開始する。また、このタイミング制御部は、周波数f0の調整を終了する調整期間を記憶しており、調整期間が経過するまで、ロード信号LS1及びリセット信号の出力を繰り返して行なう。
(発振回路11)
図1に示す発振回路11は、例えば、公知の電圧制御発振回路により構成されており、周波数f0の出力信号を出力する。この発振回路11は、複数のデータ線を介して調整値生成回路16に接続されている。発振回路11は、これらデータ線を介して調整データを取得し、この調整データにより表わされる調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整する。本実施形態では、発振回路11は、データ信号D0,D1,D2,D3,D4によって、「32」段階の調整値を取得可能となっている。本実施形態の発振回路11は、アップした調整値を取得した場合には、出力信号の周波数f0を低くし、ダウンした調整値を取得した場合には、出力信号の周波数f0を高くする。更に、この発振回路11の出力信号に対応するパルス信号S1,S2が、第2電圧供給回路14に供給される。ここで、パルス信号S1,S2は、出力信号の周波数に同期してハイレベル又はローレベルを繰り返す信号である。また、パルス信号S1は、パルス信号S2に対して反転信号になっている。具体的には、パルス信号S1は、パルス信号S2がハイレベルの場合にはローレベル、パルス信号S2がローレベルの場合にはハイレベルとなる。
(第1電圧供給回路13)
第1電圧供給回路13は、抵抗器R1とキャパシタC1とを直列に接続して構成されている。抵抗器R1は高電位ラインに接続され、キャパシタC1は低電位ラインに接続され
る。高電位ラインには、高電位の電源電圧VDDが印加され、低電位ラインには、低電位の電源電圧が印加されている。本実施形態では、抵抗器R1とキャパシタC1とが接続される第1ノードND1が第1接続ノードとなる。この第1ノードND1の電圧が第1電圧V1となる。
また、抵抗器R1の抵抗値及びキャパシタC1のキャパシタンスは、第1電圧V1が、予め定められた基準時間t1で基準電圧Vrefに到達する時定数となるように設定されて
いる。この基準時間t1は、調整後の周波数f0が出力されている場合に第2電圧供給回路14で生成される第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達するための目標時間である。
(第2電圧供給回路14)
第2電圧供給回路14は、スイッチドキャパシタ回路SC1とキャパシタC2とを直列に接続して構成されている。スイッチドキャパシタ回路SC1は、高電位ラインに接続され、キャパシタC2は低電位ラインに接続される。そして、スイッチドキャパシタ回路SC1は、このキャパシタC2に、所定の電流を供給する抵抗器と等価な回路として機能する。スイッチドキャパシタ回路SC1とキャパシタC2とが接続される第2ノードND2が第2接続ノードとなる。この第2ノードND2の電圧が第2電圧V2となる。また、本実施形態では、キャパシタC2のキャパシタンスは、第1電圧供給回路13のキャパシタC1のキャパシタンスと同じ値に設定されている。
スイッチドキャパシタ回路SC1は、高電位ラインに接続された第1スイッチング手段SW1と、この第1スイッチング手段SW1とキャパシタC2とに接続された第2スイッチング手段SW2と、第1及び第2スイッチング手段SW1,SW2の接続ノードに接続されたキャパシタC3とを備えている。キャパシタC3は、低電位ラインに接続されており、第2スイッチング手段SW2及びキャパシタC2に対して並列に接続されている。
第1スイッチング手段SW1は、パルス信号S1がハイレベルの場合に、高電位ラインとキャパシタC3とを接続し、パルス信号S1がローレベルの場合に、高電位ラインとキャパシタC3とを切り離す。
第2スイッチング手段SW2は、パルス信号S2がハイレベルの場合に、キャパシタC3とキャパシタC2とを接続し、パルス信号S2がローレベルの場合に、キャパシタC3とキャパシタC2とを切り離す。
従って、パルス信号S1がハイレベルでパルス信号S2がローレベルの場合には、高電位の電源電圧VDDによってキャパシタC3が充電される。また、パルス信号S1がローレベルでパルス信号S2がハイレベルの場合には、充電されたキャパシタC3によってキャパシタC2が充電される。そして、第1及び第2スイッチング手段SW1,SW2の切断及び接続を繰り返して行なうことによって、キャパシタC2は徐々に充電されて、第2電圧V2が徐々に上昇する。
本実施形態では、第2電圧供給回路14のキャパシタC2,C3は、パルス信号S1,S2を予め定めた回数(図2(a)及び図3(a)に示すように50カウント)分が供給された場合に、第2電圧V2が基準電圧Vrefになる値に設定される。
(リセット回路15)
第1電圧供給回路13の第1ノードND1及び第2電圧供給回路14の第2ノードND2には、リセット回路15が接続されている。このリセット回路15は、リセット信号に応じて、キャパシタC1,C2に蓄積した電荷を放電して、第1電圧V1及び第2電圧V2を低電位ラインの電圧(初期値)にリセットする。具体的には、このリセット回路15
は、タイミング制御部からリセット信号を取得した場合、第1ノードND1及び第2ノードND2を低電位ラインに接続して、第1電圧V1及び第2電圧V2を初期値の電圧にする。そして、リセット信号に対応したリセット期間が終了した場合、このリセット回路15は、キャパシタC2,C3の放電を停止する。
(調整値生成回路16)
本実施形態における調整値生成回路16は、第1電圧V1が基準電圧Vrefになった基
準時間t1と、第2電圧V2が基準電圧Vrefになった時間t2との時間差(Δt1,Δ
t2)に応じた調整値を、データ信号D0〜D4を介して発振回路11に供給する。具体的には、調整値生成回路16は、第1比較器CM1、第2比較器CM2、インバータN1,N2、第1論理積回路A1、第2論理積回路A2及びアップダウンカウンタBC1を備えている。本実施形態においては、第1比較器CM1及び第2比較器CM2は、同じ回路特性(オフセット電圧及び遅延特性等)を有している。
第1比較器CM1の非反転入力端子は、第1ノードND1に接続されており、反転入力端子には、基準電圧Vrefが印加されている。そして、第1比較器CM1は、第1電圧V
1と基準電圧Vrefとを比較する。第1比較器CM1は、第1電圧V1が基準電圧Vref以下の場合には、出力信号をローレベルとし、第1電圧V1が基準電圧Vrefを超えた場合
には、出力信号をハイレベルにする。
第2比較器CM2の非反転入力端子は、第2ノードND2に接続されており、反転入力端子には、基準電圧Vrefが印加されている。そして、第2比較器CM2は、第2電圧V
2と基準電圧Vrefとを比較する。第2比較器CM2は、第2電圧V2が基準電圧Vref以下の場合には、出力信号をローレベルとし、第2電圧V2が基準電圧Vrefを超えた場合
には、出力信号をハイレベルにする。
第1比較器CM1の出力端子は、インバータN1の入力端子に接続されている。このインバータN1の出力端子は、第1論理積回路A1の第1の入力端子に接続されている。更に、第1比較器CM1の出力端子は、第2論理積回路A2の第1の入力端子に接続されている。
第2比較器CM2の出力端子は、インバータN2の入力端子に接続されている。このインバータN2の出力端子は、第2論理積回路A2の第2の入力端子に接続されている。更に、この第2比較器CM2の出力端子は、第1論理積回路A1の第2の入力端子に接続されている。
第1論理積回路A1及び第2論理積回路A2は、それぞれ2つの入力端子を有する。そして、第1論理積回路A1は信号Xを出力し、第2論理積回路A2は信号Yを出力する。第1論理積回路A1から出力される信号Xは、2つの入力信号が両方ともハイレベルの場合にハイレベルになり、その他の場合にはローレベルになる。同様に、第2論理積回路A2から出力される信号Yは、2つの入力信号が両方ともハイレベルの場合にハイレベルになり、その他の場合にはローレベルになる。
第1論理積回路A1には、第1比較器CM1の出力信号の反転信号と、第2比較器CM2の出力信号とが供給される。このため、第1論理積回路A1の信号Xは、第2電圧V2が基準電圧Vrefになってから、第1電圧V1が基準電圧Vrefになるまでの間、ハイレベルの信号を出力する。
また、第2論理積回路A2には、第1比較器CM1の出力信号と、第2比較器CM2の出力信号の反転信号とが供給される。このため、第2論理積回路A2の信号Yは、第1電
圧V1が基準電圧Vrefになってから、第2電圧V2が基準電圧Vrefになるまでの間、ハイレベルの信号を出力する。
第1論理積回路A1からの信号X及び第2論理積回路A2からの信号Yは、アップダウンカウンタBC1に供給される。また、このアップダウンカウンタBC1には、発振回路11からのパルス信号が供給されている。このアップダウンカウンタBC1は、調整開始時には予め定めた初期の計数値を記憶している。アップダウンカウンタBC1は、信号X,Yのハイレベルに応じて計数値を更新し、調整期間中及び調整期間終了後は、更新した計数値を記憶している。具体的には、アップダウンカウンタBC1には、入力される信号Xがハイレベルのときに、発振回路11からのパルス信号毎に計数値を1つ増加させて、記憶している計数値を更新する。また、アップダウンカウンタBC1は、入力される信号Yがハイレベルのときに、発振回路11からのパルス信号毎に計数値を1つ減少させて、記憶している計数値を更新する。なお、アップダウンカウンタBC1は、信号X,Yがローレベルのときには、記憶している計数値をそのまま維持する。そして、アップダウンカウンタBC1は、この計数値に応じたデータ信号D0〜D4を発振回路11に供給する。
(自動調整処理)
次に、以上のように構成した発振器10の自動調整処理について、図2及び図3を用いて説明する。ここで、発振器10のタイミング制御部は、調整期間が経過するまで、充電期間及びロード・リセット期間を繰り返す。なお、ここでは、アップダウンカウンタBC1は、初期の計数値として「0」を記憶している。
(充電期間における処理)
タイミング制御部は、充電期間になる場合、リセット信号を停止する。これ以降、第1電圧供給回路13においては、抵抗器R1とキャパシタC1によって決定される時定数によって、キャパシタC1が充電されて、第1電圧V1が上昇(単調増加)する。また、第2電圧供給回路14は、発振回路11の周波数f0に応じてスイッチング動作を繰り返して行なう。具体的には、第1スイッチング手段SW1が閉じ、かつ第2スイッチング手段SW2が開いている場合には、キャパシタC3が充電される一方で、第2電圧V2は保持される。また、第1スイッチング手段SW1が開き、かつ第2スイッチング手段SW2が閉じている場合には、キャパシタC2が充電されて、第2電圧V2は上昇する。この2つの動作が繰り返して行なわれる。
ここで、充電期間が開始されてから、第1電圧V1が基準電圧Vrefを超えない場合に
は、第1比較器CM1の出力はローレベルである。また、第2電圧V2が基準電圧Vref
を超えない場合には、第2比較器CM2の出力はローレベルである。このため、第1論理積回路A1の信号X及び第2論理積回路A2の信号Yは、ローレベルになり、アップダウンカウンタBC1は、記憶している計数値をそのまま維持する。
(第2電圧V2が第1電圧V1よりも先に基準電圧Vrefになる場合)
図2(a)に示すように、第2電圧V2が第1電圧V1よりも先に基準電圧Vrefにな
る場合の周波数f0の調整について説明する。
第2電圧V2が基準電圧Vrefを超えた場合には、第2比較器CM2の出力がハイレベ
ルになる。この場合、第1電圧V1は基準電圧Vrefを超えていないので、第1比較器C
M1の出力はローレベルを維持する。
このため、第1論理積回路A1の各入力端子にはハイレベルが入力され、第1論理積回路A1の信号Xはハイレベルになる。また、第2論理積回路A2の各入力端子には、ローレベルが入力され、第2論理積回路A2の信号Yはローレベルになる。従って、アップダ
ウンカウンタBC1には、ハイレベルの信号X、ローレベルの信号Yが入力される。アップダウンカウンタBC1は、ハイレベルの信号Xが供給されているときに、発振回路11からパルス信号が供給される毎に、計数値を1つ増加させて更新記録する。アップダウンカウンタBC1は、更新された計数値に応じたデータ信号D0〜D4を生成する。図2(b)に、周波数f0に応じて計数値を徐々に増加した場合のデータ信号D0〜D4の変化を示す。
その後、第1電圧V1が基準電圧Vrefを超えた場合には、第1比較器CM1の出力が
ハイレベルになる。従って、第1論理積回路A1には、ローレベルの信号とハイレベルの信号とが供給されるため、信号Xは、ハイレベルからローレベルになる。なお、第2論理積回路A2には、ローレベルの信号とハイレベルの信号が供給されることになるため、信号Yはローレベルを維持する。従って、アップダウンカウンタBC1は、計数値の増加を停止し、記憶している計数値をそのまま維持する。
(第1電圧V1が第2電圧V2よりも先に基準電圧Vrefになる場合)
次に、図3(a)に示すように、第2電圧V2が第1電圧V1よりも遅れて基準電圧Vrefになる場合の周波数f0の調整について説明する。
第1電圧V1が基準電圧Vrefを超えた場合には、第1比較器CM1の出力がハイレベ
ルになる。この場合、第2電圧V2は基準電圧Vrefを超えていないので、第2比較器C
M2の出力はローレベルを維持する。
このため、第2論理積回路A2の各入力端子にはハイレベルが入力され、第2論理積回路A2の信号Yはハイレベルになる。また、第1論理積回路A1の各入力端子には、ローレベルが入力され、第1論理積回路A1の信号Xはローレベルになる。従って、アップダウンカウンタBC1には、ローレベルの信号X、ハイレベルの信号Yが入力される。アップダウンカウンタBC1は、ハイレベルの信号Yが供給されているときに、発振回路11からパルス信号が供給される毎に、計数値を1つ減少させて更新記録する。なお、アップダウンカウンタBC1は、初期値「0」から計数値を減少させた場合には、マイナスの値が発振回路11に供給される。アップダウンカウンタBC1は、更新された計数値に応じたデータ信号D0〜D4を生成する。図3(b)には、周波数f0に応じて計数値を徐々に減少した場合のデータ信号D0〜D4の変化が示されている。
その後、第2電圧V2が基準電圧Vrefを超えた場合には、第2比較器CM2の出力が
ハイレベルになる。従って、第2論理積回路A2には、ローレベルの信号とハイレベルの信号とが供給され、信号Yは、ハイレベルからローレベルになる。なお、第1論理積回路A1には、ローレベルの信号とハイレベルの信号が供給され、信号Xはローレベルを維持する。従って、アップダウンカウンタBC1は、記憶している計数値をそのまま維持する。
(ロード・リセット期間)
その後、充電期間の終了時、すなわちロード・リセット期間の開始時には、タイミング制御部は、アップダウンカウンタBC1にロード信号LS1を供給する。このロード信号LS1を受信すると、アップダウンカウンタBC1は、記憶している計数値に応じたデータ信号D0〜D4を発振回路11に供給する。発振回路11は、このデータ信号D0〜D4の調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整する。
ここで、第2電圧V2が第1電圧V1より、時間Δt1だけ先に基準電圧Vrefに到達
していた場合には、アップダウンカウンタBC1は、時間Δt1の間に増加された計数値に応じた調整値を発振回路11に供給する。発振回路11は、取得した調整値に応じて周
波数f0を低くする調整を行なう。
また、第2電圧V2が第1電圧V1より、時間Δt2だけ遅れて基準電圧Vrefに到達
していた場合には、アップダウンカウンタBC1は、時間Δt2の間に減少された計数値に応じた調整値を発振回路11に供給する。発振回路11は、取得した調整値に応じて周波数f0を高くする調整を行なう。
なお、第1電圧V1が第2電圧V2とほぼ同時に基準電圧Vrefになった場合には、ア
ップダウンカウンタBC1は、1つ前のロード信号LS1のときと同じ計数値に応じた調整値を発振回路11に供給する。発振回路11は、同じ周波数f0の出力信号を出力する。
その後、タイミング制御部は、リセット回路15にリセット信号を供給する。リセット信号を受信したリセット回路15は、第1ノードND1及び第2ノードND2の電位を低電位ラインの電圧にする。そして、リセット期間が経過することにより、ロード・リセット期間が終了する。
(周波数f0の誤差)
次に、発振器10において調整された周波数f0の誤差について説明する。本実施形態の発振器10は、周波数f0を調整するので、調整期間の終わりには、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達する時間t2は基準時間t1と同じになるはずである。従って、以下
の式が成立する。
〔C2〕/(〔C3〕×f0)=〔C1〕×〔R1〕
ここで、〔C1〕,〔C2〕,〔C3〕は、それぞれキャパシタC1,C2,C3のキャパシタンスである。また、〔R1〕は抵抗器R1の抵抗値である。従って、調整後の周波数f0は、次式で表される。
f0=〔C2〕/(〔C1〕×〔C3〕×〔R1〕) …(1)
この方法による周波数の誤差は、第2電圧V2が初期値から基準電圧Vrefに到達する
までのカウント数(回数)に依存している。ここで、N回の周波数で基準電圧Vrefに到
達するとした場合、t2=N/f0となる。
ここで、周波数1つ以内に第1電圧V1及び第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した
場合には、アップダウンカウンタBC1は、計数値の増減を行なわず、記憶している計数値をそのまま維持する。このため、時間t2は、実際には、目標時間である基準時間t1に対して(N−1)/f1〜(N+1)/f2の誤差があることになる。ここで、f1は、周波数f0の許容範囲における最も低い周波数であり、f2は、周波数f0の許容範囲における最も高い周波数である。従って、周波数f1,f2は、次式で表される。
N/f0=(N−1)/f1 → f1=(N−1)/N×f0…(2)
N/f0=(N+1)/f2 → f2=(N+1)/N×f0…(3)
従って、高い精度の周波数f0を得るためには、「N」を大きくすればよい。ここで、「N」を大きくするためには、基準電圧Vrefを高く設定し、又はキャパシタンスの比(
〔C2〕/〔C3〕)を大きくする。すなわち、調整する周波数f0の誤差を小さくするためには、充電期間において第1電圧V1及び第2電圧V2が取り得る電圧の範囲で基準電圧Vrefを高く設定し、又はキャパシタC2,C3のキャパシタンスの比(〔C2〕/
〔C3〕)を大きくすることが有効である。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、第1電圧供給回路13は、抵抗器R1とキャパシタC1から構成されており、第1ノードND1の第1電圧V1を上昇させる。抵抗器R1の抵抗値〔R1〕及びキャパシタC1のキャパシタンス〔C1〕は、予め定めた基準時間t1で、第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達するような時定数を構成するように設定されている。
第2電圧供給回路14は、発振回路11の出力信号の周波数に応じたパルス信号S1,S2によってスイッチングを行なう第1及び第2スイッチング手段SW1,SW2を備えて、第2ノードND2の第2電圧V2を上昇させる。調整値生成回路16は、第1電圧V1が基準電圧Vrefになった基準時間t1と、第2電圧V2が基準電圧Vrefになった時間t2との時間差(Δt1,Δt2)に応じた調整値を、発振回路11に供給する。発振回路11は、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達するまでの時間t2が基準時間t1に等し
くなるように、時間差(Δt1,Δt2)に対応する調整値に基づいて周波数f0の調整を行なう。従って、チャージポンプを用いずに、発振器10は、自動的に周波数f0を効率的に調整することができる。
(2) 本実施形態では、調整値生成回路16は、第1比較器CM1、第2比較器CM2、インバータN1,N2、第1論理積回路A1、第2論理積回路A2及びアップダウンカウンタBC1を備えている。第1比較器CM1は、基準電圧Vrefと第1電圧V1とを
比較する。第2比較器CM2は、基準電圧Vrefと第2電圧V2とを比較する。第1論理
積回路A1には、第1比較器CM1の出力信号の反転信号と第2比較器CM2の出力信号とが入力される。このため、第1論理積回路A1の信号Xは、第2電圧V2が基準電圧Vrefになってから、第1電圧V1が基準電圧Vrefになるまでの間、ハイレベルになる。また、第2論理積回路A2には、第1比較器CM1の出力信号と、第2比較器CM2の出力信号の反転信号とが入力される。このため、第2論理積回路A2の信号Yは、第1電圧V1が基準電圧Vrefになってから、第2電圧V2が基準電圧Vrefになるまでの間、ハイレベルになる。アップダウンカウンタBC1は、信号Xがハイレベルのときに、パルス信号毎に計数値を1つ増加させて計数値を更新し、信号Yがハイレベルのときに、パルス信号毎に計数値を1つ減少させて計数値を更新する。なお、アップダウンカウンタBC1は、信号X,Yがローレベルのときには、記憶している計数値をそのまま維持する。アップダウンカウンタBC1は計数値に応じたデータ信号D0〜D4を発振回路11に供給し、発振回路11は、これらデータ信号D0〜D4で表示される調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整する。従って、発振器10は、簡単な構成で、周波数f0を自動的に調整することができる。
(3) 本実施形態では、高い精度の周波数f0を得るために、基準電圧Vrefに到達
するための周波数の数Nを多くする。従って、充電期間中に第1電圧V1及び第2電圧V2が到達可能な範囲内で基準電圧Vrefを高く設定し、又はキャパシタC2,C3のキャ
パシタンスの比(〔C2〕/〔C3〕)を大きくすることにより、周波数f0の精度を高くすることができる。
(4) 本実施形態では、このタイミング制御部は、周波数f0の調整を終了する調整期間を記憶しており、調整期間が経過するまで、充電期間及びロード・リセット期間を繰り返す。従って、調整期間が経過して調整が終了した後には、タイミング制御部は、周波数f0を調整するための信号の供給を停止するので、消費電力を抑えることができる。
(5) 本実施形態では、第1ノードND1及び第2ノードND2には、リセット回路15が接続されている。リセット回路15は、ロード・リセット期間においてタイミング制御部からリセット信号を受信すると、第1ノードND1の第1電圧V1及び第2ノードND2の第2電圧V2を低電位ラインの電圧にする。このため、充電期間になる前には、第1電圧V1及び第2電圧V2は強制的に低電位ラインの電圧になる。従って、第1電圧V1が基準電圧Vrefになるまでの基準時間t1の開始時刻(変化開始時刻)における電
圧を、第2電圧V2が基準電圧Vrefになるまでの時間t2の開始時刻(変化開始時刻)
における電圧と同じにすることができるので、時間t2と基準時間t1との時間差をより正確に検出することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図4及び図5を用いて説明する。本実施形態においては、上記第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態では、上記第1実施形態における第1電圧供給回路13の代わりに、図4に示す第1電圧供給回路23を用いる。
図4に示すように、本実施形態の第1電圧供給回路23は、第1電圧供給回路13の抵抗器R1の代わりに、定電流源P1を用いる。すなわち、第1電圧供給回路23は、定電流源P1とキャパシタC1とを直列に接続して構成される。
定電流源P1は、一定の電流I1をキャパシタC1に供給する。この定電流源P1は、比較器VCM1と抵抗器R2とトランジスタM1,M2,M3とを備える。トランジスタM1は、NチャンネルのMOSトランジスタであり、トランジスタM2,M3は、PチャンネルMOSトランジスタである。
比較器VCM1の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが印加されている。比較器VC
M1の反転入力端子は、トランジスタM1のソース端子に接続されている。比較器VCM1の出力端子は、トランジスタM1のゲート端子に接続されている。
このトランジスタM1のソース端子は、抵抗器R2を介して低電位ラインに接続されている。トランジスタM1のドレイン端子には、トランジスタM2を介して高電位ラインに接続されている。このため、トランジスタM2,M1及び抵抗器R2を流れる電流が変化しようとすると、比較器VCM1は、トランジスタM1のゲート端子の電圧を制御するので、トランジスタM2,M1及び抵抗器R2を流れる電流が一定に保たれる。
更に、トランジスタM2,M3は、カレントミラー回路を構成している。具体的には、トランジスタM2,M3のソース端子は、高電位ラインに接続されている。トランジスタM2,M3のゲート端子は、トランジスタM2のドレイン端子に接続されている。トランジスタM3のドレイン端子は、キャパシタC1に接続されている。このトランジスタM3とキャパシタC1とを接続する第1ノードND1が本実施形態における第1接続ノードとなる。このため、定電流源P1は、トランジスタM2を流れる電流に比例する電流I1を、キャパシタC1に供給する。本実施形態では、キャパシタC1は、定電流源P1から電流供給を受けるので、時間に比例して充電され、第1ノードND1の第1電圧V1は時間に比例して上昇する。
更に、本実施形態の調整値生成回路16においても、上記実施形態と同様に、同じ回路特性を有する第1比較器CM1及び第2比較器CM2を用いる。但し、本実施形態においては、上記第1実施形態と異なり、第1比較器CM1及び第2比較器CM2は、自動調整処理において無視できない遅延があるものとして説明する。すなわち、図5に示すように、第1比較器CM1は、第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達し、遅延時間Tos1が経過
した後に、ハイレベルの信号を出力する。また、第2比較器CM2は、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達し、遅延時間Tos2が経過した後に、ハイレベルの信号を出力する。
(自動調整処理)
次に、本実施形態の自動調整処理について説明する。本実施形態においても、上記第1
実施形態と同様に、タイミング制御部は、調整期間が経過するまで、充電期間及びロード・リセット期間を繰り返して行ない、ロード信号LS1及びリセット信号を繰り返して供給する。なお、図5において、充電期間はTC1で、ロード・リセット期間はTL1で示している。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、充電期間TC1になった場合には、第1電圧供給回路13のキャパシタC1が充電されて第1電圧V1が上昇し、第2電圧供給回路14のキャパシタC2が充電されて第2電圧V2が上昇する。この場合、本実施形態では、第1電圧V1は、時間に比例して充電される。
(第2電圧V2が第1電圧V1よりも先に基準電圧Vrefになる場合)
そして、図5(a)に示すように、第2電圧V2が先に基準電圧Vrefになる場合には
、上記第1実施形態と同様に、第2比較器CM2の出力が第1比較器CM1の出力よりも先にハイレベルになる。
この場合、第2比較器CM2は、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した後、遅延時
間Tos2が経過した場合に、ハイレベルの信号を出力する。これ以降、第1論理積回路A1の信号Xがハイレベルとなって、アップダウンカウンタBC1は、記憶した計数値を、パルス信号が供給される度に増加させる。
その後、第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達した後、遅延時間Tos1が経過した場合
に、第1比較器CM1の出力はハイレベルになる。この場合、第1論理積回路A1の信号Xがローレベルとなって、アップダウンカウンタBC1は、パルス信号が供給されても計数値を増加させずに、記憶した計数値を、そのまま維持する。
その後、ロード・リセット期間の開始時に、タイミング制御部は、アップダウンカウンタBC1にロード信号LS1を供給する。このロード信号LS1を受信すると、アップダウンカウンタBC1は、記憶している計数値に応じたデータ信号D0〜D4を発振回路11に供給する。発振回路11は、このデータ信号D0〜D4の調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整する。
従って、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、第2電圧V2が第1電圧V1より先に基準電圧Vrefに到達していた場合には、アップダウンカウンタBC1は、
第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達してから第1電圧V1が到達するまでの時間Δt1
の間に増加された計数値を発振回路11に供給する。発振回路11は、出力する信号の周波数f0を低くする調整を行なう。
(第1電圧V1が第2電圧V2よりも先に基準電圧Vrefになる場合)
一方、第1電圧V1が第2電圧V2よりも先に基準電圧Vrefになる場合には、上記第
1実施形態と同様に、第1比較器CM1の出力が第2比較器CM2の出力よりも先にハイレベルになる。
この場合、第1比較器CM1は、第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達した後、遅延時
間Tos1が経過した場合に、ハイレベルの信号を出力する。これ以降、第2論理積回路A2の信号Yがハイレベルとなって、アップダウンカウンタBC1は、記憶した計数値を、パルス信号が供給される度に減少させる。
その後、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した後、遅延時間Tos2が経過した場合
に、第2比較器CM2の出力はハイレベルになる。この場合、第2論理積回路A2の信号Yがローレベルとなって、アップダウンカウンタBC1は、パルス信号が供給されても計
数値を減少させずに、記憶した計数値を、そのまま維持する。
その後、ロード・リセット期間の開始時に、タイミング制御部は、アップダウンカウンタBC1にロード信号LS1を供給する。このロード信号LS1を受信すると、アップダウンカウンタBC1は、記憶している計数値に応じたデータ信号D0〜D4を発振回路11に供給する。発振回路11は、このデータ信号D0〜D4の調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整する。
従って、本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、第1電圧V1が第2電圧V2より先に基準電圧Vrefに到達していた場合には、アップダウンカウンタBC1は、
第1電圧V1が基準電圧Vrefに到達してから第2電圧V2が到達するまでに減少された
計数値を発振回路11に供給する。発振回路11は、出力する信号の周波数f0を高くする調整を行なう。
その後、発振回路11は、調整値に応じて出力信号の周波数f0を調整した場合には、図5(b)に示すように、基準時間t1と同じになる。
本実施形態によれば、上記(1)〜(5)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) 本実施形態の第1電圧供給回路23は、定電流源P1とキャパシタC1とを備える。定電流源P1を用いるので、時間的に比例して第1電圧V1は上昇するため、第1電圧V1は、時間の経過に対して上昇率が減少しない。従って、基準電圧Vrefを定める
ことにより、基準時間t1により正確に調整することができ、出力信号の周波数f0をより正確に調整することができる。
(7) 本実施形態では、同じ回路特性を有する第1比較器CM1及び第2比較器CM2を備えた調整値生成回路16を用いる。このため、オフセットや遅延特性によって無視できない遅延がある第1比較器CM1と第2比較器CM2を用いた場合であっても、基準時間t1と時間t2との時間差をより正確に検出することができるので、より適切な調整値を発振回路11に供給することができる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
○ 上記各実施形態における調整値生成回路16は、周波数f0を低くなるように調整する場合には計数値を増加させ、周波数f0を高くなるように調整する場合には計数値を減少させるアップダウンカウンタBC1を設けた。更に、この調整値生成回路16は、第1電圧V1及び第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した場合に、出力信号がハイレベル
となる第1比較器CM1及び第2比較器CM2を設けた。これらに代えて、周波数f0を低くなるように調整する場合には計数値を減少させ、周波数f0を高くなるように調整する場合には計数値を増加させるアップダウンカウンタBC1を設けてもよい。また、第1電圧V1及び第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した場合には、ハイレベルであった出
力信号をローレベルとする第1及び第2比較器CM1,CM2を設けてもよい。すなわち、基準時間t1に対して、第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達するまでの時間t2との
差分(Δt1,Δt2)に応じた調整値を発振回路11に供給することができる調整値生成回路16であれば、どのような構成であってもよい。
また、上記各実施形態における調整値生成回路16は、パルス信号に応じて計数値を減算又は加算するアップダウンカウンタBC1を備え、この増減した計数値に応じた調整値を発振回路11に供給した。調整値生成回路16は、これに限らず、基準時間t1に対する第2電圧V2が基準電圧Vref以上になった時間t2の差分(プラス又はマイナス)に
応じて調整値を変化させる構成であってもよい。例えば、1つの充電時間において計数値
が1つしか変化しない構成の調整値生成回路16を用いてもよい。具体的には、ロード信号LS1の受信に応じて、記憶している計数値を1つ加算又は減算した新たな計数値に更新するアップダウンカウンタを用いてもよい。この場合には、1サイクル毎に1つずつ調整値が調整されるが、アップダウンカウンタBC1は発振回路11の信号を供給しない簡単な構成にすることができる。
○ 上記第1実施形態においては、抵抗器R1とキャパシタC1とから構成される第1電圧供給回路13を用いた。第2実施形態においては、定電流源P1とキャパシタC1とから構成される第1電圧供給回路23を用いた。第1電圧供給回路13,23は、この構成に限られず、発振回路11の周波数に無関係な予め定めた時定数で、第1電圧V1を上昇させる構成の回路であればよい。また、上記各実施形態においては、スイッチドキャパシタ回路SC1とキャパシタC2とから構成される第2電圧供給回路14を用いた。第2電圧供給回路14も、この構成に限られず、発振回路11の周波数f0に応じて、基準電圧Vrefまでの時間t2が変化する第2電圧V2を上昇させる構成の回路であればよい。
○ 上記各実施形態においては、第1比較器CM1及び第2比較器CM2として、同じ回路特性を有する比較器を用いた。これに限らず、第1比較器CM1が、第2比較器CM2と、異なる回路特性を有する場合には、第1比較器CM1の遅延時間と第2比較器CM2の遅延時間との時間差に応じて調整値を調整してもよい。具体的には、第1比較器CM1の遅延時間と第2比較器CM2の遅延時間の時間差を算出する。そして、アップダウンカウンタBC1は、信号X,Yに応じて計数値の増減を行った場合、更に遅延時間の時間差に応じて、記憶した計数値に対して増減を行なう。例えば、第1比較器CM1が第2比較器CM2よりも2パルス分遅延して出力信号が切り替わると仮定する。この場合、アップダウンカウンタBC1は、信号Xがハイレベルになることにより計数値を増加した場合には、この計数値から「2」を減算した調整値を発振回路11に供給する。また、アップダウンカウンタBC1は、信号Yがハイレベルになることにより計数値を減少した場合には、この計数値から「2」を加算した調整値を発振回路11に供給する。これにより、第1比較器CM1及び第2比較器CM2が異なる回路特性を有していても、より適切な調整値を発振回路11に供給することができる。
○ 上記各実施形態においては、基準電圧Vrefを一定とし、調整後の周波数f0を一
定とした。これに限らず、状況に応じて基準電圧Vrefを変更する構成としてもよい。例
えば、スリープモードの場合等、低い精度の周波数f0でよい場合には基準電圧Vrefを
低く設定し、アクティブモードの場合等、高い精度の周波数f0でよい場合には、基準電圧Vrefを高く設定してもよい。
○ 上記各実施形態においては、充電期間において第1電圧V1及び第2電圧V2を上昇させた。これに代えて、第1電圧V1及び第2電圧V2を降下させてもよい。すなわち、基準時間t1に対して第2電圧V2が基準電圧Vrefに到達した時間t2の差分(Δt
1,Δt2)に応じた調整ができれば、第1電圧V1の単調変化は増加であっても減少であってもよい。
A1…第1論理積回路、A2…第2論理積回路、C1,C2,C3…キャパシタ、CM1…第1比較器、CM2…第2比較器、BC1…アップダウンカウンタ、D0,D1,D2,D3,D4…データ信号、f0,f1,f2…周波数、I1…電流、LS1…ロード信号、M1,M2,M3…トランジスタ、N1,N2…インバータ、P1…定電流源、R1,R2…抵抗器、S1,S2…パルス信号、t1…基準時間、t2…時間、SC1…スイッチドキャパシタ回路、SW1…第1スイッチング手段、SW2…第2スイッチング手段、TC1…充電期間、VCM1…比較器、VDD…高電位の電源電圧、Vref…基準
電圧、V1…第1電圧、V2…第2電圧、X,Y…信号、10…発振器、11…発振回路、13,23…第1電圧供給回路、14…第2電圧供給回路、15…リセット回路、16…調整値生成回路。

Claims (5)

  1. 調整値に応じた周波数を出力する発振回路と、
    予め定めた時定数に応じて単調変化する第1電圧を出力する第1電圧供給回路と、
    前記発振回路からの出力信号の周波数に応じたスイッチング動作によって変化する第2電圧を出力する第2電圧供給回路と、
    前記第1電圧が変化開始時刻から基準電圧に到達するまでの基準時間に対して、前記第2電圧が前記変化開始時刻から前記基準電圧に到達するまでの時間の差分に応じた調整値を前記発振回路に供給する調整値生成回路とを含むことを特徴とする自動調整発振器。
  2. 調整値生成回路は、
    前記第1電圧と前記基準電圧とを比較し、前記第1電圧が前記基準電圧になったことを識別する第1識別信号を出力する第1比較器と、
    前記第2電圧と前記基準電圧とを比較し、前記第2電圧が前記基準電圧になったことを識別する第2識別信号を出力する第2比較器と、
    前記第1識別信号と前記第2識別信号とが供給され、記憶している計数値に応じた調整値を出力する調整用アップダウンカウンタとを備え、
    前記調整用アップダウンカウンタは、
    前記第2識別信号を受信するより前に、前記第1識別信号を受信した場合には、前記第2識別信号を受信するまで、前記周波数を高くするために、前記発振回路からのパルス信号毎に計数値を減算又は加算し続けて更新し、
    前記第1識別信号を受信するより前に、前記第2識別信号を受信した場合には、前記第1識別信号を受信するまで、前記周波数を低くするために、発振回路からのパルス信号毎に計数値を加算又は減算し続けて更新し、更新された計数値を新たに記憶することを特徴とする請求項1に記載の自動調整発振器。
  3. 前記第1比較器及び前記第2比較器は、同じ回路特性を有していることを特徴とする請求項2に記載の自動調整発振器。
  4. 前記第1電圧供給回路は、
    抵抗器と第1キャパシタとが直列に構成されており、
    抵抗器と第1キャパシタとの第1接続ノードの電圧が第1電圧として機能し、
    前記第2電圧供給回路は、
    前記出力信号の周波数に応じて交互に切断及び接続を行なう第1スイッチング手段及び第2スイッチング手段を直列に配置し、
    前記第1スイッチング手段は、高電位ラインに接続されており、
    前記第2スイッチング手段は、第2キャパシタを介して低電位ラインに接続されており、
    前記第1スイッチング手段と前記第2スイッチング手段との間には、前記第2キャパシタと並列に第3キャパシタが接続されており、
    前記第2スイッチング手段と前記第2キャパシタとの第2接続ノードの電圧が第2電圧として機能することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動調整発振器。
  5. 前記第1接続ノード及び前記第2接続ノードには、前記変化開始時刻よりも前に、前記第1電圧及び前記第2電圧を、予め定めた初期値にするためのリセット回路を接続したことを特徴とする請求項4に記載の自動調整発振器。
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