JP2010257837A - 燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、良好な荷重緩和機能を有し、端部に配置されているMEAの自重による損傷等を確実に阻止するとともに、無駄に排気される燃料ガスを可及的に削減することを可能にする。
【解決手段】燃料電池モジュール10を構成する燃料電池スタック12は、電解質・電極接合体26とセパレータ28とを交互に積層する。燃料電池スタック12の積層方向の一方の端部には、積層方向外方に向かって、電解質・電極接合体26と、端部セパレータ84とが配置されるとともに、前記燃料電池スタック12の積層方向の他方の端部には、積層方向外方に向かって、前記電解質・電極接合体26と同形状に形成されて導電性を有し且つ発電機能を有さないダミー電解質・電極接合体86と、前記端部セパレータ84とが配置される。
【選択図】図8

Description

本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体と、セパレータとを交互に積層する燃料電池スタックを備える燃料電池モジュールに関する。
通常、固体電解質形燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体(MEA)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定の数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池スタックでは、電解質・電極接合体とセパレータとが交互に鉛直方向に積層されるため、特に、燃料電池スタックの最下段に配置される燃料電池(電解質・電極接合体やセパレータ)は、前記燃料電池スタック全体の重量を直接受けてしまう。このため、燃料電池スタックの最下段では、燃料電池が破損し易くなるという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている構造が知られている。この特許文献1では、図10に示すように、燃料電池1を備えており、前記燃料電池1は、発電セル2とセパレータ3とが鉛直方向に交互に積層されている。燃料電池1の最下端には、単一の燃料用端板4が積層される一方、前記燃料電池1の最上段には、単一の空気用端板5が積層されている。
この燃料電池1は、ベース板6上に載置されるとともに、4つのコーナ部に連結部材7が挿入されている。セパレータ3の4つのコーナ部、空気用端板5の4つのコーナ部及び燃料用端板4の4つのコーナ部には、ねじ孔8が形成されている。ねじ孔8には、ねじ9が螺合されることにより、前記ねじ9の先端が連結部材7に対して面接触している。
これにより、燃料電池1の下部に位置する発電セル2であっても、前記発電セル2にかかる荷重は、他の発電セル2にかかる荷重と略均等に維持することができる。従って、前記発電セル2に過大な荷重がかかることを阻止して、前記発電セル2が破損することを防止することができる、としている。
特開2002−280052号公報
ところで、セパレータ3、空気用端板5及び燃料用端板4の4隅には、それぞれねじ孔8が形成されるとともに、前記ねじ孔8にねじ9を螺合する構造を有している。このため、燃料電池1全体の構造が相当に複雑化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、良好な荷重緩和機能を有し、端部に配置されているMEAの自重による損傷等を確実に阻止するとともに、無駄に排気される燃料ガスを可及的に削減し、効率を向上させることが可能な燃料電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体と、一方の面側に前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を設け、且つ他方の面側に前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を設けるセパレータと、前記電解質・電極接合体と前記セパレータとを交互に積層する燃料電池スタックとを備える燃料電池モジュールに関するものである。
燃料電池スタックの積層方向の一方の端部には、積層方向外方に向かって、電解質・電極接合体と、燃料ガス通路への燃料ガスの供給を規制し且つ酸化剤ガス通路への酸化剤ガスの供給を許容する端部セパレータとが配置されるとともに、前記燃料電池スタックの積層方向の他方の端部には、積層方向外方に向かって、前記電解質・電極接合体と同形状に形成されて導電性を有し且つ発電機能を有さないダミー電解質・電極接合体と、前記端部セパレータとが配置されている。
また、セパレータは、燃料ガス通路に燃料ガスを導入するための燃料ガス供給孔を設ける一方、端部セパレータは、前記燃料ガス供給孔を設けないことが好ましい。このため、端部セパレータは、燃料ガス供給孔の形成工程を削除するだけで、セパレータと同様に製造することができ、製造コストを良好に削減させることが可能になる。しかも、発電に供しない端部セパレータは、燃料ガスを不要に排気することがなく、前記燃料ガスの無駄な消費が有効に防止できる。
さらに、積層方向の一方の端部に配置される端部セパレータは、燃料ガス通路側を燃料電池スタックの積層方向最端部に配置するとともに、積層方向の他方の端部に配置される端部セパレータは、酸化剤ガス通路側を前記燃料電池スタックの積層方向最端部に配置することが好ましい。
従って、端部セパレータの積層方向外方には、電解質・電極接合体が配置されないため、組み立て時や運転時等、前記端部セパレータが下方に配置されることにより、前記電解質・電極接合体の座屈や損傷を回避することが可能になる。その上、燃料電池スタックの積層方向最端部には、燃料ガスを無駄に供給することがない。これにより、燃料ガスの消費が削減され、効率的な発電作業が遂行される。
さらにまた、ダミー電解質・電極接合体は、複数枚の金属板が積層された金属積層体であることが好ましい。このため、発電によって発生した電力を効率的に伝達することができるとともに、金属積層体及び端部セパレータの荷重緩和機能により積層方向の荷重を良好に緩和し、電解質・電極接合体の座屈や損傷を防止することが可能になる。
また、ダミー電解質・電極接合体は、セラミックス製フェルトと通電用金属板との積層体であることが好ましい。従って、発電によって発生した電力を効率的に伝達することができるとともに、積層体及び端部セパレータの荷重緩和機能を介して積層方向の荷重を良好に緩和し、電解質・電極接合体の座屈や損傷を防止することが可能になる。しかも、セラミックス製フェルトにより断熱性の向上が容易に図られる。
さらに、この燃料電池モジュールは、燃料電池スタックの積層時には、積層方向の他方の端部側が下方に配置される一方、前記燃料電池スタックの発電時には、前記積層方向の一方の端部側が下方に配置されることが好ましい。これにより、燃料電池スタックの両端部において、電解質・電極接合体やセパレータの変形、座屈等を防止することができ、前記燃料電池スタックの耐久性が良好に向上する。
さらにまた、この燃料電池モジュールは、燃料電池スタックには、積層方向の一方の端部に配置される端部セパレータ側に隣接して、前記燃料電池スタックに前記積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構が配置される一方、前記積層方向の他方の端部側に隣接して、前記燃料電池スタックに供給される燃料ガスを生成する改質器、及び前記燃料電池スタックからの排ガスと酸化剤ガスとを熱交換するための熱交換器とを有する流体部が配置されることが好ましい。
このため、燃料電池モジュール全体の小型化が容易に図られるとともに、積層方向の荷重を効率的に伝達することができ、しかも熱歪みも良好に抑制することが可能になる。
また、この燃料電池モジュールは、燃料電池スタックには、荷重付与機構及び流体部が軸対称に配置されることが好ましい。従って、熱歪みの発生が可及的に削減される。
本発明によれば、燃料電池スタックの積層方向の両端部には、燃料ガス通路への燃料ガスの供給を規制した端部セパレータが、それぞれ配置されるため、燃料ガスを無駄に供給することがない。これにより、燃料ガスの消費が削減され、前記燃料ガスを効率的に供給することができる。
さらに、燃料電池スタックの積層方向の他方の端部には、ダミー電解質・電極接合体と端部セパレータとが配設されるため、荷重緩和機能が有効に向上し、電解質・電極接合体の損傷を可及的に防止することが可能になる。しかも、電解質・電極接合体に代えてダミー電解質・電極接合体が配置されており、前記ダミー電解質・電極接合体と端部セパレータとの間に断熱層が形成される。従って、燃料電池スタック内の断熱性が向上する。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池モジュールの断面説明図である。 前記燃料電池モジュールを構成する燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図2中、III−III線断面図である。 燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの組み立て作業の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池モジュールを構成するダミー電解質・電極接合体の断面説明図である。 特許文献1の燃料電池の断面説明図である。
図1〜図3に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池モジュール10は、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。
燃料電池モジュール10は、燃料電池スタック12と、酸化剤ガスを前記燃料電池スタック12に供給する前に加熱する熱交換器14と、原燃料と水蒸気との混合燃料を生成するために、水を蒸発させる蒸発器15と、前記混合燃料を改質して改質ガスを生成する改質器16と、前記燃料電池スタック12、前記熱交換器14、前記蒸発器15、前記改質器16及び後述する荷重付与機構19を収容する筐体17とを備える。
改質器16は、都市ガス(原燃料)中に含まれるエタン(C26)、プロパン(C38)及びブタン(C410)等の高級炭化水素(C2+)を、主としてメタン(CH4)、水素、COを含む燃料ガスに水蒸気改質するための予備改質器であり、数百℃の作動温度に設定される。
筐体17内では、燃料電池スタック12の一方の側に、少なくとも熱交換器14、蒸発器15及び改質器16を含む流体部18が配置されるとともに、前記燃料電池スタック12の他方の側に、積層方向(矢印A方向)に締め付け荷重を付与する荷重付与機構19が配設される。荷重付与機構19及び流体部18は、燃料電池スタック12に対して軸対称に配置される。
燃料電池スタック12は、矢印A方向に積層される複数の固体電解質形燃料電池12aを備える。燃料電池12aは、図4及び図5に示すように、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質(電解質板)20の両面に、カソード電極22及びアノード電極24が設けられた電解質・電極接合体(MEA)26を備える。
電解質・電極接合体26は、円板状に形成されるとともに、少なくとも外周端面部には、酸化剤ガス及び燃料ガスの進入や排出を阻止するためにバリアー層(図示せず)が設けられている。各セパレータ28間には、4個の電解質・電極接合体26が、このセパレータ28の中心部である燃料ガス供給連通孔30と同心円上に配列される。
セパレータ28は、図4に示すように、例えば、ステンレス合金等の板金で構成される1枚の金属プレートやカーボンプレート等で構成される。セパレータ28は、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する燃料ガス供給部(反応ガス供給部)32を有する。この燃料ガス供給部32から外方に等角度間隔(90゜間隔)ずつ離間して放射状に延在する4本の第1橋架部34を介して比較的大径な挟持部36が一体的に設けられる。燃料ガス供給部32と各挟持部36との中心間距離は、同一距離に設定される。
各挟持部36は、電解質・電極接合体26と略同一寸法の円板形状に設定されており、互いに分離して構成される。挟持部36には、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給孔38が、例えば、前記挟持部36の中心又は中心に対して酸化剤ガスの流れ方向上流側に偏心した位置に設定される。
各挟持部36のアノード電極24に接触する面36aには、前記アノード電極24の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路40が形成される。面36aには、燃料ガス通路40を通って使用された燃料ガスを排出する燃料ガス排出通路42と、アノード電極24に接触するとともに、前記燃料ガスが燃料ガス供給孔38から前記燃料ガス排出通路42に直線状に流れることを阻止する迂回路形成用の円弧状壁部44とが設けられる。
円弧状壁部44は、略馬蹄形状を有し、その内部に燃料ガス供給孔38が配置される一方、挟持部36の基端部側(第1橋架部34側)には、燃料ガス排出通路42が設けられる。面36aには、燃料ガス通路40側に突出してアノード電極24の外周縁部に接触する外縁周回用凸部46と、前記アノード電極24に接触する複数の突起部48とが設けられる。
凸部46は、燃料ガス排出通路42に対応して一部が切り欠かれた略リング状を有するとともに、突起部48は、面36aに、例えば、エッチングにより形成される中実部、又はプレスにより形成される中空部で構成される。
図6及び図7に示すように、各挟持部36のカソード電極22に接触する面36bは、略平坦面に形成されており、この面36bには、円板状のプレート50が、例えば、ろう付け、拡散接合やレーザ溶接等により固着される。このプレート50には、プレス等により複数の突起部52が設けられる。図6に示すように、挟持部36の面36b側には、突起部52によりカソード電極22の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路54が形成されるとともに、前記突起部52は、集電部を構成する。
各挟持部36の外周部には、電解質・電極接合体26の発電電力の取り出し及び計測を行うとともに、セパレータ28に位置決めや枚数検出等に利用可能な突出部56が形成される(図4及び図5参照)。
図4に示すように、セパレータ28のカソード電極22に対向する面には、通路部材60が、例えば、ろう付け、拡散接合やレーザ溶接等により固着される。通路部材60は、平板状に構成されるとともに、中央部に燃料ガス供給連通孔30を形成する燃料ガス供給部62を備える。燃料ガス供給部62には、補強用のボス部63が所定数だけ設けられる。
燃料ガス供給部62から放射状に4本の第2橋架部64が延在するとともに、各第2橋架部64は、セパレータ28の第1橋架部34から挟持部36の面36bに燃料ガス供給孔38を覆って固着される(図6参照)。
燃料ガス供給部62から第2橋架部64には、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガス供給孔38に連通する燃料ガス供給通路66が形成される。燃料ガス供給通路66は、例えば、エッチングにより形成される。
図6に示すように、酸化剤ガス通路54は、電解質・電極接合体26の内側周端部と挟持部36の内側周端部との間から矢印B方向に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給連通孔68に連通する。この酸化剤ガス供給連通孔68は、各挟持部36の内方と第1橋架部34との間に位置して積層方向(矢印A方向)に延在している。
各セパレータ28間には、燃料ガス供給連通孔30をシールするための絶縁シール70が設けられる。絶縁シール70は、例えば、マイカ材やセラミック材等、地殻成分系素材、硝子系素材、粘土とプラスチックの複合素材で形成されている。絶縁シール70は、燃料ガス供給連通孔30を電解質・電極接合体26に対してシールする機能を有する。燃料電池スタック12には、挟持部36の外方に位置して排ガス通路72が形成される。
図4に示すように、隣り合う各挟持部36間には、酸化剤ガス供給連通孔68を介して各電解質・電極接合体26の面方向に沿って酸化剤ガス通路54を流通する酸化剤ガス及び燃料ガス通路40を流通する燃料ガスを整流するための整流部材74が配置される。整流部材74は、略扇方形状の板材で構成されており、矢印A方向に所定枚数だけ積層されるとともに、各挟持部36間に対応して平面視で4つ配設される。
整流部材74は、絶縁部材、例えば、マイカをシリコーン樹脂で結合して構成される。整流部材74は、挟持部36の周縁部の一部及びセパレータ28の外接円の一部に沿って配置される。整流部材74の挟持部36の一部に沿う一端部は、前記挟持部36と第1橋架部34との連結部位の近傍に配置されるとともに、前記整流部材74の他端部である外周部78は、セパレータ28の外接円の一部を構成する。
整流部材74の一端部には、酸化剤ガス供給連通孔68及び燃料ガス供給連通孔30から離間する方向に凹形状を有する凹部80が設けられる。整流部材74の両側部には、それぞれ挟持部36の外周形状に対応する円弧状部82が設けられる。
図7及び図8に示すように、燃料電池スタック12は、電解質・電極接合体26とセパレータ28との積層方向の一方の端部(図8に示す組み立て時に上方に配置される一方、図7に示す発電使用時に下方に配置される端部)に、電解質・電極接合体26に隣接して、端部セパレータ84が配置される。この端部セパレータ84は、セパレータ28と略同様に構成されており、前記セパレータ28の製造工程の途上で、燃料ガス供給孔38の形成工程を削除することにより製造される。
燃料電池スタック12は、積層方向の他方の端部(図8に示す組み立て時に下方に配置される一方、図7に示す発電使用時に上方に配置される端部)に、積層方向外方に向かって、導電性を有し且つ発電機能を有さないダミー電解質・電極接合体86と、端部セパレータ84とが配置される。
ダミー電解質・電極接合体86は、電解質・電極接合体26と同等の形状、すなわち、円盤形状を有しており、複数枚の平板状金属板86aが積層されて一体化された金属積層体で構成される。
図2及び図3に示すように、燃料電池スタック12の他方の端部には、端部セパレータ84に隣接して略円板状のエンドプレート88aが配置される。燃料電池スタック12の一方の端部には、端部セパレータ84に隣接して隔壁(ターミナルプレート)90が配置され、前記隔壁90に隣接して小径且つ略円板状の複数のエンドプレート88bと、大径且つ略リング状の固定リング88cとが配置される。隔壁90は、排ガスがセパレータ28の外部に拡散することを阻止する機能をも有する一方、エンドプレート88bは、各電解質・電極接合体26の積層位置に対応して4つ配設される。
エンドプレート88a及び固定リング88cは、複数の孔部92を有するとともに、整流部材74には、積層方向にボルト挿入用カラー部材94が一体に挿入される。孔部92及びボルト挿入用カラー部材94に挿入されるボルト96及び前記ボルト96に螺合するナット98を介し、エンドプレート88aと固定リング88cとが締め付け固定される。
エンドプレート88aには、燃料ガス供給連通孔30に連通する単一の燃料ガス供給パイプ100と、各酸化剤ガス供給連通孔68に連通するキャビティ102aを設けるケーシング102と、前記ケーシング102に接続されて前記キャビティ102aに連通する単一の酸化剤ガス供給パイプ104とが設けられる。
エンドプレート88aには、複数のボルト96、ナット106a、106b及び板状カラー部材108を介して固定プレート部材110が固定される。固定プレート部材110とエンドプレート88aとの間には、燃料ガス供給部32、62(ガスシール部位)に第1締め付け荷重を付与する第1締め付け部112と、各電解質・電極接合体26に前記第1締め付け荷重よりも小さな第2締め付け荷重を付与する第2締め付け部114とが設けられ、これらにより荷重付与機構19が構成される。
荷重付与機構19は、エンドプレート88b側に配置されるととともに、第1締め付け部112及び第2締め付け部114は、エンドプレート88aを介して積層方向の荷重を保持する。
第1締め付け部112は、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガスが漏れることを阻止するために、燃料電池スタック12の中央部(燃料ガス供給部32、62の中央部)に配置される押圧部材116を備え、この押圧部材116は、4つのエンドプレート88bの配列中心近傍に位置して前記燃料電池スタック12を押圧する。
押圧部材116には、第1受け部材118a及び第2受け部材118bを介して第1スプリング120が配置される。第2受け部材118bには、第1押圧ボルト122の先端が当接する。第1押圧ボルト122は、固定プレート部材110に形成された第1ねじ孔124に螺合するとともに、第1ナット126を介して位置調整可能に固定される。
第2締め付け部114は、エンドプレート88bに各電解質・電極接合体26に対応して配置される第3受け部材128aを備える。第3受け部材128aは、ピン130を介してエンドプレート88bに位置決め支持される。第3受け部材128aに第2スプリング132の一端が当接する一方、前記第2スプリング132の他端が第4受け部材128bに当接する。第4受け部材128bには、第2押圧ボルト134の先端が当接する。第2押圧ボルト134は、固定プレート部材110に形成された第2ねじ孔136に螺合するとともに、第2ナット138を介して位置調整可能に固定される。
図1の発電使用時の姿勢に示すように、筐体17は、荷重付与機構19を収容する第1筐体部160aと、燃料電池スタック12を収容する第2筐体部160bとを上下に備える。第1及び第2筐体部160a、160b間は、隔壁90を介装してねじ162及びナット164により締め付けられる。隔壁90は、流体部18から荷重付与機構19に高温の排ガスや空気が流入することを阻止するガス遮蔽部を構成する。第2筐体部160bには、リング状壁板166の一端部が接合されるとともに、前記壁板166の他端部には、ヘッド板168が固着される。
蒸発器15には、原燃料(メタン、エタン又はプロパン等)を供給する原燃料供給部(図示せず)に連結される燃料ガス供給管170が接続される。蒸発器15の出口は、改質器16の入口に連通する。燃料ガス供給管170に近接して、排ガス管172が配置される。
ヘッド板168には、酸化剤ガス供給管174が連通するとともに、前記酸化剤ガス供給管174は、筐体17内の通路176を通って熱交換器14から酸化剤ガス供給連通孔68に連通する。
このように構成される燃料電池モジュール10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、エアポンプ(図示せず)により吐出された酸素含有ガスである空気は、酸化剤ガス供給管174から筐体17内の通路176に供給される。この空気は、熱交換器14により加熱された後、酸化剤ガス供給パイプ104からキャビティ102aを介して各酸化剤ガス供給連通孔68に供給される。
一方、燃料ガス供給管170から改質器16に原燃料(メタン、エタン又はプロパン等)が供給されるとともに、前記燃料ガス供給管170から前記改質器16に水が供給される。原燃料が改質器16を通って改質されることにより燃料ガス(水素含有ガス)が得られ、この燃料ガスは、エンドプレート88aに接続されている燃料ガス供給パイプ100から燃料ガス供給連通孔30に供給される。
図6に示すように、燃料ガスは、燃料電池スタック12の燃料ガス供給連通孔30に沿って積層方向(矢印A方向)に移動しながら、燃料ガス供給通路66に沿ってセパレータ28の面方向に移動する。
燃料ガスは、燃料ガス供給通路66から挟持部36に形成された燃料ガス供給孔38を通って燃料ガス通路40に導入される。燃料ガス供給孔38は、各電解質・電極接合体26のアノード電極24の略中心位置に設定されている。このため、燃料ガスは、燃料ガス供給孔38からアノード電極24の略中心に供給された後、燃料ガス通路40に沿って前記アノード電極24の外周部に向かって移動する。
一方、酸化剤ガス供給連通孔68に供給された空気は、整流部材74の整流作用下に、電解質・電極接合体26の内側周端部と挟持部36の内側周端部との間から矢印B方向に流入し、酸化剤ガス通路54に送られる。酸化剤ガス通路54では、電解質・電極接合体26のカソード電極22の内側周端部(セパレータ28の中央部)側から外側周端部(セパレータ28の外側周端部側)に向かって空気が流動する。
従って、電解質・電極接合体26では、アノード電極24の電極面の中心側から周端部側に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極22の電極面の一方向(矢印B方向)に向かって空気が供給される。その際、酸化物イオンが電解質20を通ってアノード電極24に移動し、化学反応により発電が行われる。
なお、各電解質・電極接合体26の外周部に排出される主に発電反応後の空気を含む排ガスは、オフガスとして排ガス通路72を介して燃料電池スタック12から排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、燃料電池スタック12を組み立てる際には、図8に示すように、流体部18が設けられるエンドプレート88aが最下位に配置される。このエンドプレート88a上には、先ず、端部セパレータ84が配置される。
次いで、端部セパレータ84上には、各挟持部36上に対応して4つのダミー電解質・電極接合体86が配置される。さらに、ダミー電解質・電極接合体86上には、セパレータ28が、酸化剤ガス通路54側を前記ダミー電解質・電極接合体86に向けて載置される。
セパレータ28上に、4つの電解質・電極接合体26がダミー電解質・電極接合体86に対応して載置される。以下、順に、セパレータ28と電解質・電極接合体26とは、交互に鉛直方向上方に向かって配置される。
そして、組み立て時の鉛直方向最上位に、電解質・電極接合体26が配置された後、この電解質・電極接合体26上には、端部セパレータ84が配置される。端部セパレータ84には、エンドプレート88bを介して荷重付与機構19が積層される。
このように、燃料電池スタック12の積層方向の他方の端部(組み立て時の下端部)には、燃料ガス通路40への燃料ガスの供給を規制した端部セパレータ84が配設されている。さらに、燃料電池スタック12の積層方向の一方の端部(組み立て時の上端部)には、燃料ガス通路40への燃料ガスの供給を規制した端部セパレータ84が配設されている。
このため、燃料ガス通路40からダミー電解質・電極接合体86及びエンドプレート88a、88bに燃料ガスを無駄に供給することがなく、前記燃料ガスの消費が削減されるとともに、該燃料ガスを効率的に供給することができるという利点がある。
さらに、燃料電池スタック12の積層方向の他方の端部には、端部セパレータ84に隣接してダミー電解質・電極接合体86が配設されている。従って、燃料電池スタック12の組み立て時に、最下端位置に配置される端部セパレータ84及びダミー電解質・電極接合体86双方の荷重緩和機能により、積層方向の荷重(セパレータ28及び電解質・電極接合体26の自重)が良好に緩和され、前記電解質・電極接合体26の損傷等を防止することが可能になる。
さらにまた、セパレータ28が燃料ガス通路40に燃料ガスを導入するための燃料ガス供給孔38を設ける一方、端部セパレータ84には、前記燃料ガス供給孔38が設けられていない。このため、端部セパレータ84は、燃料ガス供給孔38の形成工程を削除するだけで、セパレータ28と同様に製造することができ、製造コストを良好に削減させることが可能になる。
しかも、発電に供しない端部セパレータ84は、燃料ガスを不要に排気することがなく、前記燃料ガスの無駄な消費が有効に防止できる。
また、燃料電池スタック12の積層方向の他方の端部には、電解質・電極接合体26に代えてダミー電解質・電極接合体86が配置されている。従って、ダミー電解質・電極接合体86と端部セパレータ84との間に断熱層が形成され、燃料電池スタック12内の断熱性が向上する。
さらに、燃料電池スタック12の積層方向の一方の端部には、端部セパレータ84が、燃料ガス通路40側を燃料電池スタック12の積層方向最端部に、すなわち、エンドプレート88bに向かって配置されている。一方、燃料電池スタック12の積層方向の他方の端部には、端部セパレータ84が、酸化剤ガス通路54側を前記燃料電池スタック12の積層方向最端部に、すなわち、エンドプレート88aに向かって配置されている。
従って、端部セパレータ84の積層方向外方には、電解質・電極接合体26が配置されておらず、組み立て時や運転時等、前記端部セパレータ84が下方に配置されることにより、前記電解質・電極接合体26の座屈や損傷を回避することが可能になる。その上、燃料電池スタック12の最端部には、燃料ガスを無駄に供給することがなく、前記燃料ガスの消費が削減されて効率的な発電作業が遂行される。
さらにまた、ダミー電解質・電極接合体86は、複数枚の平板状金属板86aが積層されて一体化された金属積層体で構成されている。このため、燃料電池スタック12では、発電によって発生した電力を効率的に伝達することができるとともに、積層方向の荷重を緩和し、電解質・電極接合体26の座屈や損傷を防止することが可能になる。
さらに、燃料電池スタック12の積層時には、他方の端部セパレータ84及びダミー電解質・電極接合体86が下方に配置されるとともに(図8参照)、前記燃料電池スタック12の発電時には、図1に示すように、一方の端部セパレータ84側が下方に配置されている。これにより、燃料電池スタック12の両端部において、電解質・電極接合体26やセパレータ28の変形、座屈等を防止することができ、前記燃料電池スタック12の耐久性が良好に向上する。
さらにまた、燃料電池スタック12には、端部セパレータ84側に隣接して、前記燃料電池スタック12に積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構19が配置される一方、ダミー電解質・電極接合体86側に隣接して、前記燃料電池スタック12に供給される燃料ガスを生成する改質器16、熱交換器14を有する流体部18が配置されている。このため、燃料電池モジュール10全体の小型化が容易に図られるとともに、積層方向の荷重を効率的に伝達することができ、しかも、熱歪みを良好に抑制することが可能になる。
また、燃料電池スタック12には、荷重付与機構19及び流体部18が軸対称に配置されている。従って、熱歪みの発生が可及的に削減される。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池モジュールを構成するダミー電解質・電極接合体180の断面説明図である。
ダミー電解質・電極接合体180は、セラミックス製フェルト182と、通電用金属板184との積層体である。金属板184は、フェルト182の端部で折り返してこのフェルト182の両面に突出している。
このダミー電解質・電極接合体180では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他、セラミックス製のフェルト182により、断熱性の向上が容易に図られるという利点がある。
なお、第1及び第2の実施形態では、電解質・電極接合体26の座屈等を防止するために、積層方向の荷重を緩和する機能を有するものであるが、燃料電池スタック12に対して積層方向の荷重が十分に付与されない状態まで緩衝することがないように、剛性を確保することが必要である。
10…燃料電池モジュール 12…燃料電池スタック
14…熱交換器 15…蒸発器
16…改質器 17…筐体
19…荷重付与機構 20…電解質
22…カソード電極 24…アノード電極
26…電解質・電極接合体 28…セパレータ
30…燃料ガス供給連通孔 32、62…燃料ガス供給部
34、64…橋架部 36…挟持部
38…燃料ガス供給孔 40…燃料ガス通路
54…酸化剤ガス通路 60…通路部材
66…燃料ガス供給通路 74…整流部材
84…端部セパレータ
86、180…ダミー電解質・電極接合体
86a…平板状金属板 88a、88b…エンドプレート
90…隔壁 112、114…締め付け部
160a、160b…筐体部 182…フェルト
184…金属板

Claims (8)

  1. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体と、
    一方の面側に前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路を設け、且つ他方の面側に前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス通路を設けるセパレータと、
    前記電解質・電極接合体と前記セパレータとを交互に積層する燃料電池スタックと、
    を備える燃料電池モジュールであって、
    前記燃料電池スタックの積層方向の一方の端部には、積層方向外方に向かって、前記電解質・電極接合体と、前記燃料ガス通路への前記燃料ガスの供給を規制し且つ前記酸化剤ガス通路への前記酸化剤ガスの供給を許容する端部セパレータとが配置されるとともに、
    前記燃料電池スタックの積層方向の他方の端部には、積層方向外方に向かって、前記電解質・電極接合体と同形状に形成されて導電性を有し且つ発電機能を有さないダミー電解質・電極接合体と、前記端部セパレータとが配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  2. 請求項1記載の燃料電池モジュールにおいて、前記セパレータは、前記燃料ガス通路に前記燃料ガスを導入するための燃料ガス供給孔を設ける一方、
    前記端部セパレータは、前記燃料ガス供給孔を設けないことを特徴とする燃料電池モジュール。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池モジュールにおいて、前記積層方向の一方の端部に配置される前記端部セパレータは、前記燃料ガス通路側を前記燃料電池スタックの積層方向最端部に配置するとともに、
    前記積層方向の他方の端部に配置される前記端部セパレータは、前記酸化剤ガス通路側を前記燃料電池スタックの積層方向最端部に配置することを特徴とする燃料電池モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記ダミー電解質・電極接合体は、複数枚の金属板が積層された金属積層体であることを特徴とする燃料電池モジュール。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記ダミー電解質・電極接合体は、セラミックス製フェルトと通電用金属板との積層体であることを特徴とする燃料電池モジュール。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池スタックの積層時には、前記積層方向の他方の端部側が下方に配置される一方、
    前記燃料電池スタックの発電時には、前記積層方向の一方の端部側が下方に配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池スタックには、前記積層方向の一方の端部に配置される前記端部セパレータ側に隣接して、前記燃料電池スタックに前記積層方向に荷重を付与するための荷重付与機構が配置される一方、
    前記積層方向の他方の端部側に隣接して、前記燃料電池スタックに供給される前記燃料ガスを生成する改質器、及び前記燃料電池スタックからの排ガスと前記酸化剤ガスとを熱交換するための熱交換器とを有する流体部が配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
  8. 請求項7記載の燃料電池モジュールにおいて、前記燃料電池スタックには、前記荷重付与機構及び前記流体部が軸対称に配置されることを特徴とする燃料電池モジュール。
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