JP2010255970A - 外調機および外調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギ化を図ると共に、適切な吹出し温度が得られる外調機を提供する。
【解決手段】室内空気をデシカント7A,7Bで除湿し、この低湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器5A,5Bで全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機1A,1Bにおいて、室内空気を冷却する冷却手段6A,6Bをデシカントの上流に配置すると共に、デシカントの再生用空気を加熱する加熱手段8A,8Bを備え、室外空気の絶対湿度に応じて、冷却手段および/または加熱手段の運転を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機および外調システムに関する。
一般に、室内空気をデシカントロータにより除湿または再生し、低湿または高湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て、室内に導入するようにした外調機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−205814号公報
しかしながら、従来の構成では、上述した外調機を、外気の絶対湿度や、乾球温度と無関係に運転させているため、外気処理に要するエネルギを無駄にすると共に、適切な吹出し温度を供給できない恐れがある。
そこで、本発明の目的は、さらなる省エネルギ化を図ると共に、適切な吹出し温度が得られる外調機および外調システムを提供することにある。
本発明は、室内空気をデシカントで除湿し、低湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機において、室内空気を冷却する冷却手段をデシカントの上流に配置すると共に、前記デシカントの再生用空気を加熱する加熱手段を備え、前記室外空気の絶対湿度に応じて、前記加熱手段の運転を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
この場合において、前記制御手段は、室外空気の絶対湿度が低く、乾球温度が室内設定条件よりも高い場合、および、室外空気の絶対湿度が高く、相対湿度が室内設定条件よりも低い場合、前記加熱手段の運転を停止してもよい。
この発明では、例えば外気の絶対湿度が室内設定条件よりも低い場合、全熱交換器、冷却器、加熱器、及びデシカントロータ等が全停止される。普通換気で足りるからである。また、例えば外気の絶対湿度が低く、乾球温度が、室内設定条件よりも高い場合、加熱器、及びデシカントロータが停止される。デシカント運転が必要ないからである。外気の絶対湿度が高く、相対湿度が、室内設定条件よりも低い場合には、加熱器が停止される。冷却によるデシカント運転のみで良いからであり、状況によっては、冷却無しによるデシカント運転のみも有り得る。外気の絶対湿度が高く、相対湿度が、室内設定条件よりも高い場合、全熱交換器等がすべて運転される。再生を必要とするデシカント運転が必要だからである。これらの一時的な運転停止によって、省エネルギ化を図ると共に、適切な吹出し温度が得られる。
また、室内空気をデシカントで再生し、高湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機において、室内空気を加熱する加熱手段をデシカントの上流に配置すると共に、前記デシカントの再生用空気を冷却する冷却手段を備え、前記室外空気の絶対湿度に応じて、前記冷却手段の運転を制御する制御手段を備えてもよい。
前記制御手段は、室外空気の絶対湿度が高く、乾球温度が室内設定条件よりも低い場合、および、室外空気の絶対湿度が低く、相対湿度が室内設定条件よりも高い場合、前記冷却手段の運転を停止してもよい。
暖房時も冷房時と同様に、一時的な運転停止によって、省エネルギ化を図ると共に、適切な吹出し温度が得られる。
圧縮機および室外側熱交換器を有する室外機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有し、これらを冷媒ユニット間配管により接続し、前記室外熱交換器を、前記圧縮機の吐出管と吸込管とに室外側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記冷媒ユニット間配管を、前記吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記室外側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とを、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とには室内側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記液管には冷媒減圧器を介して接続したヒートポンプ装置と、室内空気を前記第1熱交換器で冷却し、デシカントで除湿し、全熱交換器で、低湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換させると共に、該室内空気を、前記第2熱交換器で加熱し、前記デシカントを再生して外部に排出することで、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機とを備えてもよい。
圧縮機および室外側熱交換器を有する室外機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有し、これらを冷媒ユニット間配管により接続し、前記室外熱交換器を、前記圧縮機の吐出管と吸込管とに室外側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記冷媒ユニット間配管を、前記吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記室外側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とを、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とには室内側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記液管には冷媒減圧器を介して接続したヒートポンプ装置と、室内空気を前記第1熱交換器で加熱し、デシカントを再生し、全熱交換器で、高湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換させると共に、該室内空気を前記第2熱交換器で冷却し、前記デシカントで除湿して外部に排出することで、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機とを備えてもよい。
前記室外空気の絶対湿度に応じて、第1熱交換器または第2熱交換器の運転を制御する制御手段を備えてもよいし、ヒートポンプ装置に複数台の外調機を接続してもよい。
これらの構成によると、例えば一系統のヒートポンプ装置により、一方を外調機の加熱手段として、他方を外調機の冷却手段として利用しつつ、加熱手段、冷却手段の一方のみの運転を停止する制御が可能になる。
本発明では、暖房時も冷房時も、冷却手段または加熱手段の運転を制御することで、省エネルギ化が図れ、適切な吹出し温度が得られる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、空調システムの概略系統図を示す。80は、室内空間を示し、該室内空間80は公知のヒートポンプ空調機81で空調される。
ヒートポンプ空調機81は、室外機82と室内機83を冷媒配管84で接続して構成される。室外機82には、図示を省略した圧縮機、室外熱交換器、室外ファン等が収納され、室内機83には、室内熱交換器85、室内ファン86等が収納され、室内熱交換器85で空調された空気がダクト87を介して室内空間80に送風される。RC1は、ヒートポンプ空調機81のリモートコントローラを示す。
1は、外調機を示す。該外調機1には、詳細を図2で説明するが、室内空気を室外に排気する排気経路Aと、外気を室内に導入する導入経路Bとが交差して設けられる。排気経路Aは、室内空間80の排気取出口80RAと、外への排気口80EAとを接続し、室内空気RAを取り入れて、外へ排気EAするサイクルを形成する。
導入経路Bは、外気の導入口80OAと室内空間80への給気口80SAとを接続し、外気OAを取り入れて処理して室内に給気SAするサイクルを形成する。排気経路A及び導入経路B間には、両方の経路に跨って全熱交換器5が設けられ、排気経路Aには、外に捨てる室内空気を冷却する第1熱交換器(以下、冷却器)6と、デシカントロータ7と、全熱交換器5を経た室内空気を加熱する第2熱交換器(以下、加熱器)8とが順に設けられ、加熱器8を経た空気が、デシカントロータ7を再生して外に排気される。21は、冷却器6、および加熱器8に冷媒配管で接続されたヒートポンプ装置を示し、RC2は、ヒートポンプ装置21を制御するためのリモートコントローラを示す。
つぎに、図2を参照し、外調機1A,1Bを詳述する。本構成では、ヒートポンプ装置21に、2台の外調機1A,1Bが接続される。各外調機1A,1Bには、室内空気を室外に排気する排気ファン2A,2Bを含む排気経路Aと、外気を室内に導入する導入ファン3A,3Bを含む導入経路Bが交差して設けられている。
排気経路Aは、室内空間の排気取出口(RA)と、外への排気口(EA)とを接続し、室内空気RAを取り入れて、外へ排気EAするサイクルを形成する。導入経路Bは、外気の導入口(OA)と室内空間への給気口(SA)とを接続し、外気OAを取り入れて処理して室内に給気SAするサイクルを形成する。排気経路A及び導入経路B間には、両方の経路に跨って全熱交換器5A,5Bが設けられている。また、排気経路Aには、外に捨てる室内空気を冷却する冷却器6A,6Bと、デシカントロータ7A,7Bと、全熱交換器5A,5Bを経た室内空気を加熱する加熱器8A,8Bとが順に設けられ、加熱器8A,8Bを経た空気が、デシカントロータ7A,7Bを再生する。
上記冷却器6A,6Bおよび上記加熱器8A,8Bは、それぞれヒートポンプ装置21に冷媒配管で接続されている。
ヒートポンプ装置21は、室外機19と、この室外機19に3本配管のユニット間配管17を介して接続された冷却器6A,6Bおよび加熱器8A,8Bとを有して構成されている。上記室外機19において、並列接続した2台の圧縮機47A,47Bの吐出管42には、切換弁46A,46Bを介して、2台の室外側熱交換器48A,48Bが並列に接続され、これら室外側熱交換器48A,48Bには、それぞれ室外側膨張弁49A,49Bを介して、レシーバタンク50が接続されている。
このレシーバタンク50には、ユニット間配管17の液管17Aを介して、外調機側膨張弁52A、及び加熱器8A,8Bが接続されるとともに、外調機側膨張弁52B、及び冷却器6A,6Bが接続されている。
上記加熱器8A,8Bは、第1分岐管54A、及び切換弁55を介して、ユニット間配管17の高圧ガス管17Bに接続されるとともに、第2分岐管54B、及び切換弁56を介して、ユニット間配管17の低圧ガス管17Cに接続されている。また、上述した冷却器6A,6Bは、第3分岐管51A、及び切換弁57を介して、ユニット間配管17の高圧ガス管17Bに接続されるとともに、第4分岐管51B、及び切換弁58を介して、ユニット間配管17の低圧ガス管17Cに接続されている。
そして、上述した高圧ガス管17Bは、圧縮機47A,47Bの吐出管42に分岐接続され、低圧ガス管17Cは、圧縮機47A,47Bの吸込管59に分岐接続され、この吸込管59は、切換弁60A,60Bを介して、室外側熱交換器48A,48Bに接続されるとともに、アキュムレータ61を介して、圧縮機47A,47Bの各吸込口(図示せず)に接続されている。
つぎに、外調機1A,1Bの冷房時の動作を説明する。
なお、冷房時において、室内空間80はヒートポンプ空調機81で冷房され、外調機1A,1Bは、専ら室内空間80に調温、調湿した外気を取り入れる。
この際、ヒートポンプ装置21は、コントローラ(不図示)の制御下で、冷却器6A,6Bを蒸発器として動作し、加熱器8A,8Bを凝縮器として動作させる。すなわち、図2を参照し、室外機19側の切換弁60A,60Bを閉じ、外調機1A,1B側の切換弁56,57を閉じ、その他の切換弁46A,46B,49A,49B,55,58を開いて、上記圧縮機47A,47Bを起動する。すると、圧縮機47A,47Bから吐出された冷媒が、実線矢印で示すように、吐出管42、高圧ガス管17Bに流入し、切換弁55を経て、加熱器8A,8Bに流入し、ここで凝縮して放熱し、外調機側膨張弁52Aを経て、液管17Aに流入する。
一方、圧縮機47A,47Bからの冷媒の一部が、吐出管42、及び切換弁46A,46Bを介して、室外側熱交換器48A,48Bに流入し、ここで凝縮して、室外側膨張弁49A,49B、レシーバタンク50を介してユニット間配管17の液管17Aに流入する。そして、液管17Aの合流点Aで、加熱器8A,8Bを環流し液管17Aを流れる冷媒と合流して、外調機側膨張弁52B、及び冷却器6A,6Bに循環し、ここで蒸発して吸熱し、蒸発したガス冷媒は、第4分岐管51B、及び切換弁58を介して、ユニット間配管17の低圧ガス管17Cに流入し、アキュムレータ61を経て、圧縮機47A,47Bの各吸込口に戻される。
図3は、乾球温度と相対湿度の関係を示す。
室内からの排気空気RAは、排気経路Aに従い、排気ファン2A,2Bに吸引され、昇圧されてヒートポンプの冷却器6A,6Bに送られ、15〜20℃まで冷却される(図3の状態R)。冷却された排気空気はデシカントロータ7A,7Bを通過して、等エンタルピ過程で水分を吸着され絶対湿度が低下する(図3の状態S)。
湿度が低下した排気空気は全熱交換器5A,5Bに至り、ここで外気(図3の状態K)と全熱交換して、全熱交換器5A,5Bの公知の状態変化過程の通り状態Kと状態Sを結ぶ直線上に沿って状態変化して、エンタルピが上昇し温度および絶対湿度が増加する(図3の状態T)。全熱交換器5A,5Bを出た排気空気はヒートポンプの加熱器8A,8Bに送られ、45〜60℃まで加熱され、相対湿度が低下する(図3の状態U)。
相対湿度が低下した排気空気は、デシカントロータ7A,7Bの再生空気側に流入してデシカントロータの水分を除去する(脱湿再生:状態V)。
デシカントロータ7A,7Bを通過した排気空気は、外への排気口(EA)を経て、排気として外部に捨てられる。
一方、導入される空気OA(図3の状態K)は、導入ファン3A,3Bに吸引され、昇圧されて全熱交換器5A,5Bに至り、ここで排気空気(状態S)と全熱交換して、全熱交換器5A,5Bの公知の状態変化過程の通り状態Kと状態Sを結ぶ直線上に沿って状態変化して、エンタルピが減少し温度および絶対湿度が低下する(状態L)。
エンタルピが減少し除湿冷却された空気(状態L)は、給気口(SA)を経て室内空間に供給される。このようにして得られる導入空気(給気:状態L)は、エンタルピ及び絶対湿度を室内空間よりも低くできる。すなわち、導入空気(給気:状態L)と室内空間(状態Q)との間に、エンタルピ差Δhおよび絶対湿度差Δxを生じさせることが可能で、これによって、室内空間に水分を持ち込むことが防止され、エンタルピ差Δhによって、冷房効果を発揮できる。
このように構成された外調機1A,1Bにおいて、冷却器6A,6Bでは、排気空気を冷却し排気空気の顕熱を除去してエンタルピを低下させ外気(状態K)とのエンタルピ差を増大させる作用(エンタルピ差増大作用)をなし、さらに加熱器8A,8Bでは、排気空気を加熱して相対湿度を低下させデシカント7A,7Bを脱湿再生する作用をなす。この脱湿再生作用によってデシカント7A,7Bは吸湿能力を回復し、冷却器6A,6Bを出た状態Rの排気空気を状態Sまで除湿する作用をひきおこし、前記のエンタルピ差増大作用と併せて、全熱交換器5A,5Bの入口の状態(状態S)を室内(状態L)よりも低温低湿に変化させることができる。
このヒートポンプの作用によって、排気空気を冷却し除去した熱を昇温して再び、デシカント7A,7Bの再生に用いることができ、別々の加熱源、冷却熱源を用いる場合に比べ、高い省エネルギ効果が得られる。
この外調機1では、状態Qと状態Rのエンタルピ差に空気流量を乗じた熱量の冷凍効果を持ったヒートポンプで、室内への外気負荷を全て除去することができるが、本発明の外調機1を用いずに外気を導入した場合には状態Kと状態Qのエンタルピ差に空気流量を乗じた熱量の冷凍効果を持った冷凍機が必要になるため、その場合と比べても大幅な省エネルギ効果が得られる。
本実施の形態では、外気の絶対湿度に応じ、冷却器(冷却手段)6A,6Bおよび加熱器(加熱手段)8A,8Bの運転が制御される。この制御は、図1に示すコントローラRC2からの指令で、CPU(不図示)により実行される。
図4は、制御パターン(エリアA〜D)を示す。
(エリアA)
エリアAでは、外気の絶対湿度、乾球温度は共に室内設定条件よりも低く、この場合には、普通換気でよいため、全熱交換器5A,5B、冷却器6A,6B、加熱器8A,8B、及びデシカントロータ7A,7Bが全停止(図4B)される。
(エリアB)
エリアBでは、外気の絶対湿度は低く、乾球温度は室内設定条件よりも高いため、デシカント運転が必要なく、全熱交換器5A,5B、冷却器6A,6Bが運転され、加熱器8A,8B、及びデシカントロータ7A,7Bが停止(図4B)される。このときには、図2を参照し、加熱器8A,8Bの切換弁55が閉じられる。
(エリアC)
エリアCでは、外気の絶対湿度は高く、相対湿度は室内設定条件よりも低く、乾いているため、再生のための加温を必要としない。したがって、冷却によるデシカント運転のみで良く、全熱交換器5A,5B、冷却器6A,6B、及びデシカントロータ7A,7Bが運転され、加熱器8A,8Bが停止(図4B)される。
状況によっては、冷却無しによるデシカント運転のみも有り得る。このときも、加熱器8A,8Bの切換弁55が閉じられる。
(エリアD)
エリアDでは、外気の絶対湿度は高く、相対湿度は室内設定条件よりも高いため、全熱交換器5A,5B、冷却器6A,6B、加熱器8A,8B、及びデシカントロータ7A,7Bがすべて運転(図4B)される。デシカントロータ7A,7Bの再生を必要とするデシカント運転が必要だからである。
上記構成では、冷却器6A,6B、加熱器8A,8Bのいずれか一方の運転を停止可能であるため、外気の絶対湿度応じて、いずれか一方の運転を停止すれば良く、外調機1A,1Bで調温、調湿された外気を、室内空間80に導入するに際して、適切な吹出し温度を維持できる。本構成では、加熱器8A,8Bの運転停止を伴うが、この運転を停止するには、図2を参照し、加熱器8A,8Bの切換弁55を閉じることで簡単に達成できる。上記構成のヒートポンプ装置21を利用したからである。
つぎに、外調機1A,1Bの暖房時の動作を説明する。
なお、暖房時において、室内空間80はヒートポンプ空調機81で暖房され、外調機1A,1Bは、専ら室内空間80に調温、調湿した外気を取り入れる。
図5は、暖房運転時の冷媒回路を示す。
この際、ヒートポンプ装置21は、コントローラ(不図示)の制御下で、第1熱交換器(以下、加熱器)6A,6Bを凝縮器(デシカントの上流で室内空気を加熱する加熱手段)として動作し、第2熱交換器(以下、冷却器)8A,8Bを蒸発器(デシカントの再生用空気を冷却する冷却手段)として動作させる。
すなわち、室外機19側の切換弁60A,60Bを閉じ、外調機1A,1B側の切換弁55,58を閉じ、その他の切換弁46A,46B,49A,49B,56,57を開いて、上記圧縮機47A,47Bを起動する。すると、圧縮機47A,47Bから吐出された冷媒が、実線矢印で示すように、吐出管42、及び切換弁46A,46Bを介して、室外側熱交換器48A,48Bに流入し、ここで凝縮して、室外側膨張弁49A,49B、レシーバタンク50を介してユニット間配管17の液管17Aに流入する。一方、圧縮機47A,47Bからの冷媒の一部が、吐出管42、高圧ガス管17Bに流入し、切換弁57を経て、加熱器6A,6Bに流入し、ここで凝縮、放熱し、外調機側膨張弁52Bを経て、液管17Aに流入する。そして、液管17Aの合流点Aで、レシーバタンク50を経た冷媒と合流し、外調機側膨張弁52A、及び冷却器8A,8Bに循環し、ここで蒸発して吸熱し、蒸発したガス冷媒は、第2分岐管54B、及び切換弁56を介して、ユニット間配管17の低圧ガス管17Cに流入し、アキュムレータ61を経て、圧縮機47A,47Bの各吸込口に戻される。
本実施の形態では、外気の絶対湿度に応じ、加熱器(加熱手段)6A,6Bおよび冷却器(冷却手段)8A,8Bの運転が制御される。この制御は、図1に示すコントローラRC2からの指令で、CPU(不図示)により実行される。
図6は、制御パターン(エリアA〜D)を示す。
(エリアA)
エリアAでは、外気の絶対湿度、乾球温度が共に室内設定条件よりも高く、普通換気で足りるため、全熱交換器5A,5B、冷却器8A,8B、加熱器6A,6B、及びデシカントロータ7A,7Bが全停止(図6B)される。
(エリアB)
エリアBでは、外気の絶対湿度が高く、乾球温度が室内設定条件よりも低いため、デシカント運転が必要なく、全熱交換器5A,5B、加熱器6A,6Bが運転され、冷却器8A,8B、及びデシカントロータ7A,7Bが停止(図6B)される。このとき、図5を参照し、冷却器8A,8Bの切換弁56が閉じられる。
(エリアC)
エリアCでは、外気の絶対湿度が低く、相対湿度が、室内設定条件よりも高いため、再生のための加温を必要としないため、冷却によるデシカント運転のみで良く、全熱交換器5A,5B、加熱器6A,6B、及びデシカントロータ7A,7Bが運転され、冷却器8A,8Bが停止(図6B)される。このときも、図5を参照し、冷却器8A,8Bの切換弁56が閉じられる。
(エリアD)
エリアDでは、外気の絶対湿度が低く、相対湿度が、室内設定条件よりも低いため、デシカントロータ7A,7Bの再生を必要とするデシカント運転が必要であり、全熱交換器5A,5B、冷却器8A,8B、加熱器6A,6B、及びデシカントロータ7A,7Bがすべて運転(図6B)される。
上記構成では、冷却器6A,6B、加熱器8A,8Bのいずれか一方の運転を停止可能であるため、外気の絶対湿度応じて、いずれか一方の運転を停止すれば良く、外調機1A,1Bで調温、調湿された外気を、室内空間80に導入するに際し、適切な吹出し温度を維持できる。本制御では、冷却器8A,8Bの運転停止を伴うが、この運転を停止するには、図5を参照し、冷却器8A,8Bの切換弁56を閉じることで簡単に達成できる。上記構成のヒートポンプ装置21を利用したからである。
図7は、別の実施の形態を示す。なお、図7では、図1〜図6と同一部分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。本実施の形態では、第1熱交換器6、および第2熱交換器8が、冷水または温水の循環式熱交換器であり、第1熱交換器6、および第2熱交換器8が、冷水機123、および温水機125に、冷水または温水配管124,126を介して接続されている。
そして、冷水機123、および温水機125は、冷房運転、暖房運転に応じ、第1熱交換器6、第2熱交換器8のいずれかに、冷水、または温水を供給自在に構成されている。この構成によれば、図4または図6の制御を、冷水機123、または温水機125のいずれかの運転停止で実現できる。
以上、一実施の形態に基づいて、本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態では、第1熱交換器6、第2熱交換器8の各熱源に、ヒートポンプ装置21、冷水機123、温水機125を使用したが、図4または図6に示すように、熱源のいずれか一方の運転を停止できれば、これら熱源に限定されるものでないことは明らかである。
空調システムを示す説明図である。 本実施の形態による冷房時の冷媒回路図である。 乾球温度と絶対湿度の関係を示す図である。 Aは、制御パターン(エリアA〜D)を示す図であり、Bは、冷却器、加熱器の停止機能を説明する図である。 本実施の形態による暖房時の冷媒回路図である。 Aは、制御パターン(エリアA〜D)を示す図であり、Bは、冷却器、加熱器の停止機能を説明する図である。 別の実施の形態を示す図1対応図である。
1A,1B 外調機
5A,5B 全熱交換器
6A,6B 第1熱交換器
7A,7B デシカントロータ
8A,8B 第2熱交換器
21 ヒートポンプ装置
123 冷水機
125 温水機

Claims (8)

  1. 室内空気をデシカントで除湿し、低湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機において、
    室内空気を冷却する冷却手段をデシカントの上流に配置すると共に、前記デシカントの再生用空気を加熱する加熱手段を備え、
    前記室外空気の絶対湿度に応じて、前記加熱手段の運転を制御する制御手段を備えたことを特徴とする外調機。
  2. 前記制御手段は、室外空気の絶対湿度が低く、乾球温度が室内設定条件よりも高い場合、および、室外空気の絶対湿度が高く、相対湿度が室内設定条件よりも低い場合、前記加熱手段の運転を停止することを特徴とする請求項1に記載の外調機。
  3. 室内空気をデシカントで再生し、高湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換器で全熱交換させて、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機において、
    室内空気を加熱する加熱手段をデシカントの上流に配置すると共に、前記デシカントの再生用空気を冷却する冷却手段を備え、
    前記室外空気の絶対湿度に応じて、前記冷却手段の運転を制御する制御手段を備えたことを特徴とする外調機。
  4. 前記制御手段は、室外空気の絶対湿度が高く、乾球温度が室内設定条件よりも低い場合、および、室外空気の絶対湿度が低く、相対湿度が室内設定条件よりも高い場合、前記冷却手段の運転を停止することを特徴とする請求項3に記載の外調機。
  5. 圧縮機および室外側熱交換器を有する室外機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有し、これらを冷媒ユニット間配管により接続し、前記室外熱交換器を、前記圧縮機の吐出管と吸込管とに室外側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記冷媒ユニット間配管を、前記吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記室外側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とを、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とには室内側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記液管には冷媒減圧器を介して接続したヒートポンプ装置と、
    室内空気を前記第1熱交換器で冷却し、デシカントで除湿し、全熱交換器で、低湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換させると共に、該室内空気を、前記第2熱交換器で加熱し、前記デシカントを再生して外部に排出することで、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機と
    を備えたことを特徴とする外調システム。
  6. 圧縮機および室外側熱交換器を有する室外機と、第1熱交換器と、第2熱交換器とを有し、これらを冷媒ユニット間配管により接続し、前記室外熱交換器を、前記圧縮機の吐出管と吸込管とに室外側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記冷媒ユニット間配管を、前記吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記室外側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器とを、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とには室内側切換弁を介して分岐接続すると共に、前記液管には冷媒減圧器を介して接続したヒートポンプ装置と、
    室内空気を前記第1熱交換器で加熱し、デシカントを再生し、全熱交換器で、高湿になった室内空気と、室内に導入する室外空気とを全熱交換させると共に、該室内空気を前記第2熱交換器で冷却し、前記デシカントで除湿して外部に排出することで、室内空気と同等の絶対湿度の室外空気を得て室内に導入する外調機と
    を備えたことを特徴とする外調システム。
  7. 前記室外空気の絶対湿度に応じて、第1熱交換器または第2熱交換器の運転を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5または6に記載の外調システム。
  8. 前記ヒートポンプ装置に複数台の外調機を接続したことを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一項に記載の外調システム。
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