JP7009174B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等に用いられる換気装置に関する。
近年の住宅では、気密性が高まるにつれ、24時間換気が求められている。室内外で換気を行う24時間換気装置は、快適性や省エネ性の観点から、除湿機能と加湿機能を持つものが望ましい。
特許文献1記載の発明は、外調機(第1空調機)と空調機(第2空調機)を備えた空調制御装置である。第1空調機は、冷媒回路と吸着剤を担持したデシカント式外調機で、加湿運転または除湿運転を行う。第2空調機は、室内ユニットと室外ユニットを冷媒配管で接続され、且つ室内空間の温度調整を行う空調機である。
詳細には、取り入れる外気の温度と湿度を計測し、その測定値に基づいて、第1空調機と第2空調機の運転モードを決定し、運転を行うものである。第1空調機では、除湿換気、加湿換気、換気の各モードを切り換え、第2空調機では、暖房、冷房、送風の各モードを切り換える。そのため、第1空調機と第2空調機は通信手段により接続され、空調制御装置が判断して各モードを実行する。
特開2012-83086
上記空調制御装置は、たとえば冬の極寒期には、低温低湿の外気が第1空調機に取り込まれるが、デシカントロータでは十分な加湿機能が得られず、さらに低温の空気が室内に入り、第2空調機の暖房負荷を増大させ、室内の快適性や省エネルギー性を損なうこととなる。さらに、除湿、加湿、暖房、冷房、換気の各機能を、第1空調機と第2空調機に分担して機能させているため、それを統括する制御装置と通信手段が必要である。
そこで本発明の目的は、極寒期や猛暑期でも、加湿や除湿が可能で、外気を温調して室内に取り込み、室内の快適性と省エネ性を備えた換気装置を提供することにある。
さらに室内が目標環境となった場合、換気機能を維持しながら、さらに省エネ性に優れた換気装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、室外の空気を室内に給気する第1空気流路と、室内の空気を室外に排気する第2空気流路と、前記第1空気流路の入口に、室外の温度を検出する室外温度検出手段と絶対湿度を検出する室外湿度検出手段と、前記第1空気流路と前記第2空気流路とに跨って配置され、前記第1空気流路と前記第2空気流路のうち一方の流路を流れる空気の水分を吸着し、他方の流路を流れる空気に水分を放出する回転式の水分吸着手段と、前記第1空気流路と前記第2空気流路のうち一方を流れる空気を加温し、他方を流れる空気を冷却する冷媒回路と、制御を行う制御部と、を備える換気装置であり、前記水分吸着手段を回転させ、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を冷却する除湿モードと、前記水分吸着手段を回転させ、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を加温する加湿モードと、前記水分吸着手段を停止し、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を冷却する冷却モードと、前記水分吸着手段を停止し、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を加温する加温モードと、前記水分吸着手段を前記除湿モードおよび前記加湿モードの何れかよりも高速で回転し、前記冷媒回路を停止して、前記第1空気流路と前記第2空気流路の間で全熱交換する全熱交モードと、前記水分吸着手段と前記冷媒回路を停止して換気のみを行うパージモードとを備え、前記制御部は、湿度設定値h1、h2、h3、h4であって、ただし(h1<h2<h3<h4)である値と、温度設定値t1、t2であって、ただし(t1<t2)である値を、予め定めておき、前記室外湿度検出手段より得た検出湿度Ho値と、前記室外温度検出手段より得た検出温度To値により、Hoが、h1未満の場合は、全熱交モードを選択し、Hoが、h1以上h2未満で、Toが、t2未満の場合は、加湿モードを選択し、Hoが、h1以上h3未満で、Toが、t2以上の場合は、冷却モードを選択し、Hoが、h2以上h3未満で、Toが、t1未満の場合は、加温モードを選択し、Hoが、h2以上h3未満で、Toが、t1以上t2未満の場合は、パージモードを選択し、Hoが、h3以上h4未満の場合は、除湿モードを選択し、Hoが、h4以上の場合は、全熱交モードを選択し、前記選択された何れかのモードで運転することができる。
本発明に係わる換気装置は、冷媒回路とデシカントロータを組み合わせるので、省エネ性に優れ、室内の空調機と同調することなく、単独で運転可能であるため、施行も簡単である。
さらに全熱交モードでは、冷媒回路の能力が低下し、室内の空調機が過負荷となることを防止できる。
本発明の実施形態に係わる換気装置の、空気流路を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、冷媒回路の構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、主制御部の電気的な接続を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、除湿モード時または冷却モード時における冷媒回路の冷媒の流れを示すフロー図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、加湿モード時または加温モード時における冷媒回路の冷媒の流れを示すフロー図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、各運転モードにおける主制御部の制御を示す表である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、室外空気の温度と湿度の条件による運転モードを示す空気線図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、室内空気の温度と湿度の条件による運転モードを示す空気線図である。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、主制御部の運転モードを決定する処理の、フローチャートである。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、主制御部の運転モードを決定する処理の、フローチャートである。 本発明の実施形態に係わる換気装置の、主制御部の運転中に全熱交モードに移行する処理の、フローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[空気流路の構成]
図1は本発明の実施形態に係わる換気装置100の空気流路を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、この換気装置100は、空調制御の対象となる室内に対して、室外から室内に向かう第1空気流路12と、室内から室外に向かう第2空気流路13を備えている。
第1空気流路12は、その下流側に設けられるSA(Supply Air)ファン10により、室外の空気(OA;Out Air)を室内に供給するための流路であり、第1熱交換器5、ロータリ式のデシカントロータ8(水分吸着手段)、第2熱交換器7、及びSAファン10を経由して、室外の空気を室内に供給する。デシカントロータ8は、第1空気流路12と第2空気流路13に跨って配置され、後述するモータ20により回転し、相互の空気流路の湿度を交換することが可能である。
第2空気流路13は、その下流に設けられるEA(Exhaust Air)ファン9により、室内の空気(RA;Return Air)を室外に排出するための流路であり、第3熱交換器4、デシカントロータ8、第4熱交換器6及びEAファン9を経由して室内の空気を室外に排出する。
[デシカントロータの構成]
本発明のデシカントロータ8はロータリ式デシカントであって、図示しないモータ20の回転によりデシカントロータ8を回転させ、第1空気流路12及び第2空気流路13を流れる空気中の顕熱と潜熱を交換することが可能である。モータ20の回転速度は、通常の速度で回転させると、従来のロータリ式デシカントとして機能するが、高速で回転(たとえば通常の10倍の回転数)させると、全熱交換器と同等な機能を持つ。すなわち、通常の回転数では、空気中の水分(湿度)を主に交換するが、高速で回転させると、潜熱と顕熱の両方の全熱交換が可能となる。
[冷媒回路の構成]
次に図2を参照して、本実施形態に係わる換気装置100内に設けられた冷媒回路90の構成について説明する。
図2に示すように、本実施形態に係わる換気装置100は、ヒートポンプ装置であって、冷媒を循環させる冷媒回路90、デシカントロータ8、SAファン10、EAファン9を備えている。冷媒回路90は、冷媒を圧縮して出力する圧縮機1と、圧縮機1の前段に設けられ圧縮機1に供給する冷媒を一時的に蓄積するアキュムレータ2と、圧縮機1より送出される圧縮冷媒を第1空気流路12側、あるいは第2空気流路13側のいずれかの熱交換器に出力するように切り換える四方弁3(出力切換手段)、を備えている。さらに冷媒回路90は、第1空気流路12のデシカントロータ8の上流側に設けられる第1熱交換器5と、デシカントロータ8の下流に設けられる第2熱交換器7と、第2空気流路13のデシカントロータ8の上流に設けられる第3熱交換器4と、デシカントロータ8の下流に設けられる第4熱交換器6とを備えている。
また、冷媒回路90は、第1膨張弁18、第2膨張弁19、第1空気流路12を流れる空気の温度を検出する室外温度センサ23と、第1空気流路12を流れる空気の絶対湿度を検出する室外湿度センサ24を備える。この室外温度センサ23及び室外湿度センサ24は、第1熱交換器5の手前、すなわち入気側に配置されている。したがって、室外から換気装置100に入る空気温度と絶対湿度をそれぞれ検出する。
さらに冷媒回路90は、第2空気流路13を流れる空気の温度を検出する室内温度センサ25と、第2空気流路を流れる空気の絶対湿度を検出する室内湿度センサ26を備える。この室内温度センサ25及び室内湿度センサ26は、第3熱交換器4の手前、すなわち入気側に配置されている。したがって、室内から換気装置100に入る空気温度と絶対湿度をそれぞれ検出する。
第1膨張弁18は、第1熱交換器5と第3熱交換器4を接続する配管の間に設けられ、第1、第3熱交換器5,4間を流れる冷媒の圧力を下げながら冷媒流量を調整する。第2膨張弁19は、第2熱交換器7と第4熱交換器6を接続する配管の間に設けられ、第2、第4熱交換器7,6間を流れる冷媒の圧力を下げながら冷媒流量を調整する。なお、第1膨張弁18及び第2膨張弁19の冷媒の流れ方向は、どちらの方向でも調整可能なものとする。
更に換気装置100は、前述した各センサ23,24,25,26の検出信号を取得し、取得した検出信号に基づいて、動作モードを決定して、圧縮機1,四方弁3、第1膨張弁18、第2膨張弁19を制御する主制御部31を備えている。また、主制御部31は、図1に示したEAファン9、SAファン10の運転または停止、デシカントロータ8を回転させるモータ20の運転または停止の動作と、通常回転または高速回転の回転速度も制御する。
[主制御部の構成]
図3は、本発明の主制御部31の、電気的な接続を示すブロック図である。ここで、主制御部31は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードデスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる。図3に示すように、主制御部31は、各センサ23,24,25,26の検出信号を入力するセンサ入力部31aと、EAファン9、SAファン10,モータ20、四方弁3、圧縮機1、第1膨張弁18及び第2膨張弁19の開度を制御する操作部31bと、を備えている。
[各運転モードの説明]
本発明の換気装置100は、以上のような構成により、(I)パージモード、(II)除湿モード、(III)加湿モード、(IV)冷却モード、(V)加温モード、(VI)全熱交モードの6種のモードを、適宜切り換えながら運転するものである。
以下に、各モードについて詳細を述べる。
(I)[パージモード]
パージモードは、単に対象室内の空気を排気して、外気を室内に給気するモードである。したがって、デシカントロータ8は回転させず、モータ20は作動しない。さらに冷媒回路90も作動せず停止する。EAファン9とSAファン10のみ作動して、排気と給気を行う。パージモードは主に中間期、つまり換気装置として除湿、加湿、冷却、加温のいずれも必要がなく、室内の換気のみが必要な場合の運転モードである。
(II)[除湿モード]
除湿モードは、外気を除湿して室内に給気するモードである。すなわち、OAを第1空気流路12内にて、第1熱交換器5、デシカントロータ8、第2熱交換器7の順に通過させ、OA内の湿度を低下させ、SAファン10にて室内に給気を行う。さらに、RAを第2空気流路13内にて、第3熱交換器4、デシカントロータ8、第4熱交換器6の順に通過させ、EA内に冷媒回路90の動作により発生する排熱を含ませて排出する。さらに除湿モードではデシカントロータ8は通常回転させ、第1空気流路12を流れる空気中の水分を、第2空気流路13を流れる空気へ移動させ排出する。
このときの冷媒回路90の詳細な動作状態を、図4を参照して説明する。
図4は、除湿モード時及び後述する冷却モード時の冷媒回路90の冷媒の流れを示すフロー図である。除湿モード時、第1空気流路12内の第1熱交換器5及び第2熱交換器7は、蒸発器となり冷媒が蒸発して空気温度を下げ、熱交換器にて結露を起こし湿度を下げる。第2空気流路13の第3熱交換器4及び第4熱交換器6は、凝縮器となり第1空気流路12からの奪った熱量を排出する。
詳細に説明すると、主制御部31の制御により、四方弁3は、図4の流れの矢印に示すように、圧縮機1の吐出側が第3熱交換器4及び第4熱交換器6に向かう配管に接続される。即ち、圧縮機1より出力される冷媒は2系統に分岐され、一方の分岐路は第3熱交換器4に導入され、他方の分岐路は第4熱交換器6に導入される。
除湿モード時において、圧縮機1より出力される圧縮冷媒は、高温高圧であるので、凝縮器として作用する第3熱交換器4及び第4熱交換器6に導入されることにより、第2空気流路13を通過する空気と熱交換する。したがって、第2空気流路13を流れる空気の温度が上昇する。即ち、熱交換器4,6を出た冷媒は、高圧の液冷媒となる。その後、第3熱交換器4より出力される冷媒は、第1膨張弁18を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となる。この冷媒は、第1熱交換器5に導入される。
同様に、第4熱交換器6より出力される冷媒についても、第2膨張弁19を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となり、第2熱交換器7に導入される。
第1熱交換器5に導入された冷媒は、蒸発を伴って室外より取り入れられ第1空気流路12を流れる空気の温度(デシカントロータ8の上流の空気温度)を低下させ、気体に相変化する。第1熱交換器5を出た冷媒は、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。このとき第1空気流路12を流れる空気は、冷媒の蒸発により温度が下がり、結露が発生した場合は、空気中の湿度が低下する。
一方、第2熱交換器7に導入された冷媒は、蒸発を伴って第1空気流路12のデシカントロータ8を出た空気の温度(デシカントロータ8の下流の空気温度)を低下させ、気体に相変化する。第2熱交換器7を出た冷媒は、第1熱交換器5を出た冷媒と合流し、四方弁3とアキュムレータ2を経由して圧縮機1に戻される。このとき第1空気流路12を流れる空気は、冷媒の蒸発により温度が下がり、結露が発生した場合は、空気中の湿度が低下する。
即ち、除湿モード時には、圧縮機1より出力される冷媒を、第3熱交換器4、第1膨張弁18、第1熱交換器5を経由して圧縮機1に戻る流路と、第4熱交換器6、第2膨張弁19、第2熱交換器7を経由して圧縮機1に戻る流路の、平行した2つの流路が形成される。
さらに第1空気流路12のデシカントロータ8では、第1熱交換器5により温度が低下した空気、即ち相対湿度が上昇した空気が、デシカントロータ8のエレメントに保持された吸着剤により水分が吸着され、空気中の水分が低下する。このときデシカントロータ8の吸着剤は吸湿作用により発熱反応を起こし、空気を加温する。しかしながらこの空気は、デシカントロータ8の下流に配置された第2熱交換器7により再度空気温度が低下する。そしてSAファン10により室内に給気される。
第2空気流路13のデシカントロータ8では、第3熱交換器4により温度が上昇した空気、即ち、相対湿度が低下した空気が、デシカントロータ8のエレメントに保持された吸着剤により水分が放出され、空気中の水分が上昇する。このときデシカントロータ8の吸着剤は放湿作用により吸熱反応を起こし、空気を冷却する。しかしながらこの空気は、デシカントロータ8の下流に配置された第4熱交換器6により再度空気温度が上昇する。そしてEAファン9により室外に排気される。
以上ように、本発明の除湿モードでは、第1空気流路12は冷媒回路90の作用とデシカントロータ8の作用により、通風空気の潜熱と顕熱が下がった空気を室内に給気することが可能である。
(III)[加湿モード]
加湿モードは、外気を加湿して室内に供給するモードである。すなわち、OAを第1空気流路12内にて、第1熱交換器5、デシカントロータ8、第2熱交換器7の順に通過させ、OA内の水分を上昇させ、SAファン10にて室内に給気を行う。さらに、RAを第2空気流路13内にて、第3熱交換器4,デシカントロータ8、第4熱交換器6の順に通過させ、RA内に冷媒回路90の動作により発生する冷熱を放出する。さらに加湿モードではデシカントロータ8は通常回転させ、第2空気流路13を流れる空気の水分を、第1空気流路12を流れる空気へ移動させ、室内に給気する。
このときの冷媒回路90の詳細な動作状態を、図5を参照して説明する。
図5は、加湿モード及び後述する加温モード時の冷媒回路90の冷媒の流れを示すフロー図である。加湿モード時、第1空気流路12内の第1熱交換器5及び第2熱交換器7は、凝縮器となり冷媒が凝縮して空気温度を上昇させる。第2空気流路13の第3熱交換器4及び第4熱交換器6は、第1空気流路12へ熱量を移動させるため、蒸発器となり吸熱して空気温度を下げる。
詳細に説明すると、主制御部31の制御により、四方弁3は、図5の流れの矢印に示すように圧縮機1の吐出側が第1熱交換器5及び第2熱交換器7に向かう配管に接続される。即ち、圧縮機1により出力される冷媒は2系統に分岐され、一方の分岐路は第1熱交換器5に導入され、他方の分岐路は第2熱交換器7に導入される。
加湿モード時において、高温高圧の冷媒を凝縮器として作用する第1熱交換器5及び第2熱交換器7に導入するので、第1空気流路12を通過する空気を加温する。その後、第1熱交換器5より出力される冷媒は、第1膨張弁18を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となる。この冷媒は、第3熱交換器4に導入される。第2熱交換器7より出力される冷媒についても同様に、第2膨張弁19を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となり、第4熱交換器6に導入される。
第3熱交換器4に導入された冷媒は、蒸発を伴って室内より戻ってきた第2空気流路13を流れるRAの温度(デシカントロータ8の上流の空気温度)を低下させ、気体に相変化する。第3熱交換器4を出た冷媒は、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。このとき第2空気流路13を流れる空気は、冷媒の蒸発により温度が下がる。
一方、第4熱交換器6に導入された冷媒は、蒸発を伴って第2空気流路13のデシカントロータ8を出た空気の温度を(デシカントロータ8の下流の空気温度)を低下させ、気体に相変化する。第4熱交換器6を出た冷媒は、第3熱交換器4を出た冷媒と合流し、四方弁3とアキュムレータ2を経由して圧縮機1に戻される。このとき第2空気流路13を流れる空気は冷媒の蒸発により温度が下がる。
即ち、加湿モード時には、圧縮機1より出力される冷媒を、第1熱交換器5、第1膨張弁18、第3熱交換器4を経由して圧縮機1に戻る流路と、第2熱交換器7、第2膨張弁19、第4熱交換器6を経由して圧縮機1に戻る流路の、平行した2つの流路が形成される。
さらに第2空気流路13のデシカントロータ8では、第3熱交換器4により温度が低下した空気、即ち相対湿度が上昇した空気が、デシカントロータ8のエレメントに保持された吸着剤により水分が吸着され、空気中の水分が低下する。このときデシカントロータ8の吸着剤は吸湿作用により発熱反応を起こし、空気を加温する。しかしながらこの空気は、デシカントロータ8の下流に配置された第4熱交換器6により再度空気温度が低下する。そしてEAファン9により室外に排気される。
第1空気流路12のデシカントロータ8では、第1熱交換器5により温度が上昇した空気、すなわち、相対湿度が低下した空気が、デシカントロータ8のエレメントに保持された吸着剤により水分が放出され、空気中の水分が上昇する。このときデシカントロータ8の吸着剤は放湿作用により吸熱反応を起こし、空気を冷却する。しかしながらこの空気は、デシカントロータ8の下流に配置された第2熱交換器7により再度空気温度が上昇する。そしてSAファン10により室内に給気される。
以上のように、本発明の加湿モードでは、第1空気流路12は冷媒回路90の作用と、デシカントロータ8の作用により、通風空気の湿度が上昇した空気を室内に給気することが可能である。
(IV)[冷却モード]
冷却モードは、外気が高温でそのまま室内に給気すると、室内の空調機の負荷が増大するので、冷媒回路90を稼動させ、空気温度を下げ、室内に給気するモードである。
冷媒回路90は、前述の除湿モードと同じ動作となる。すなわち第1空気流路12の第1熱交換器5及び第2熱交換器7は蒸発器として機能し、OAを冷却して温度を下げる。第2空気流路13の第3熱交換器4及び第4熱交換器6は凝縮器として機能し、冷媒回路90により、RA中の熱を排出して排気する。したがって、冷媒回路90の冷媒の流れは、図4と同じとなる。
このとき、デシカントロータ8は回転せず、水分の交換は行わない。すなわち、冷却モードでは、第1空気流路12の蒸発器として機能する熱交換器の結露による除湿を除き、空気中の温度低下のみを目的とする。
(V)[加温モード]
加温モードは、外気が低温でそのまま室内に給気すると、室内の空調機の負荷が増大するので、冷媒回路90を稼動させ、空気温度を上げ、室内に給気するモードである。
冷媒回路90は前述の加湿モードと同じ動作となる。すなわち第1空気流路12の第1熱交換器5及び第2熱交換器7は凝縮器として機能し、OAを加温して温度を上げる。第2空気流路13の第3熱交換器4及び第4熱交換器6は蒸発器として機能し、冷媒回路90により、RA中の熱を回収して排気する。したがって、冷媒回路90の冷媒の流れは、図5と同じとなる。
このとき、デシカントロータ8は回転せず、水分の交換は行わない。すなわち、加温モードでは、第1空気流路12の空気中の温度上昇のみを目的とする。
(VI)[全熱交モード]
室外の湿度が極度に高い場合または極度に低い場合には、冷媒回路90とデシカントロータ8を組み合わせた本換気装置100では、除湿モードや加湿モードなどでは冷媒回路90の効率が低下してしまう場合がある。逆に全熱交換器は、相互の湿度差が大きいほど湿度交換量が多くなる特性を持つ。そこで、そのような高湿あるいは低湿の場合には、全熱交モードを実施する。
さらに室内の環境が目標値となった時、省エネ性を高めるため、全熱交モードを実施する。すなわち、全熱交モードでは、他のモードに比べ冷媒回路を停止するため、省エネとなる。
全熱交換モードとは、全熱交換器により室内外で顕熱と潜熱を交換して、換気を行う機能となるモードである。すなわち本換気装置100には全熱交換器は具備しないが、デシカントロータ8を高速に回転させることにより全熱交換器と同じ機能を得ることができる。高速でデシカントロータ8を回転させることにより、吸着剤により水分の交換だけでなく、デシカントロータ8が、顕熱の蓄熱と放熱を繰り返すことにより、空気中の顕熱交換ができる。
すなわち全熱交モードにおいて、主制御部31は、冷媒回路90を停止する。さらに主制御部31は、デシカントロータ8のモータ20を高速に回転させる。
[各運転モードのまとめ]
以上の各モード(I~VI)の主制御部31の制御状態をまとめた表を図6に示す。図6に示すように、運転モードが切り替われば、モータ20,圧縮機1,四方弁3は、表に示された状態に切り換えられる。その間、EAファン9及びSAファン10は、常時運転を続け送風を継続させる。
[運転モードの判断I]
次に、主制御部31における各モードの切り換え条件について、図7に示す空気線図(外気の温度と湿度)の条件を参照して説明する。
図7は、室外の気温及び湿度、すなわち室外温度センサ23及び室外湿度センサ24より得られる室外温度データToと室外湿度データHoより、換気装置100をどのモードで運転するか決定する図である。
詳細に説明すると、主制御部31のセンサ入力部31aは、第1空気流路12に配置され室外温度センサ23より室外温度データTo、及び室外湿度センサ24より室外湿度データHoを取り入れ、主制御部31内の図示しないメモリに保持する。次に予め設定された温度設定値t1,t2、ただしt1<t2及び、予め設定された湿度設定値h1,h2,h3,h4、ただしh1<h2<h3<h4と、を比較しながら、何れかの運転モードを決定していく。
[全熱交モード(低湿時)]
室外湿度データHoが、0.0027(kg/kg)(h1)未満の場合、すなわち(Ho<0.0027(h1))の時、全熱交モードを選択し、運転を行う。
[加湿モード]
室外湿度データHoが、0.0027(kg/kg)(h1)以上で、0.0066(kg/kg)(h2)未満で、且つ室外温度データToが、27.0(℃)(t2)未満の場合、すなわち(0.027≦Ho<0.0066且つTo<27.0)の時、加湿モードを選択し、運転を行う。
[冷却モード]
室外湿度データHoが、0.0027(kg/kg)(h1)以上で、0.0111(kg/kg)(h3)未満で、且つ室外温度データToが、27.0(℃)(t2)以上の場合、すなわち(0.027≦Ho<0.0111且つ27.0≦To)の時、冷却モードを選択し、運転を行う。
[加温モード]
室外湿度データHoが、0.0066(kg/kg)(h2)以上で、0.0111(kg/kg)(h3)未満で、且つ室外温度データToが、18.0(℃)(t1)未満の場合、すなわち(0.0066≦Ho<0.0111且つTo<18.0)の時、加温モードを選択し、運転を行う。
[パージモード]
室外湿度データHoが、0.0066(kg/kg)(h2)以上で、0.0111(kg/kg)(h3)未満で、且つ室外温度データToが、18.0(℃)(t1)以上で、27.0(℃)(t2)未満の場合、すなわち(0.0066≦Ho<0.0111且つ18.0≦To<27.0)の時、パージモードを選択し、運転を行う。
[除湿モード]
室外湿度データHoが、0.0111(kg/kg)(h3)以上で、0.0180(kg/kg)(h4)未満の場合、すなわち(0.0111≦Ho<0.0180)の時、除湿モードを選択し、運転を行う。
[全熱交モード(高湿時)]
室外湿度データHoが、0.0180(kg/kg)(h4)以上の場合、すなわち(0.0180≦Ho)の時、全熱交モードを選択し、運転を行う。
[運転モードの判断II]
以上に述べた様、換気装置100は、室外温度センサ23及び室外湿度センサ24より、OAの温度及び絶対湿度から運転モードを決定し、運転する。しかしながら、除湿モード、加湿モード、冷却モード、及び加温モードでは、冷媒回路90に示されるヒートポンプ装置を稼動させるので、他のモードに比べエネルギー消費は大きくなる。以上の4つのモード運転中に、特に室内の環境が理想状態、たとえば室内の温度及び湿度が、図8の空気線図(室内の温度と湿度)の破線で示す四角(絶対湿度が、0.0066(kg/kg)以上0.0111(kg/kg)未満で、且つ温度が18.0(℃)以上27.0(℃)未満)で囲まれた範囲の場合、この状態で運転を継続すると、室内が過除湿または過加湿の状態になるおそれが発生する。すなわち本発明の目的から外れてしまう。そもそも、外気をわざわざ処理して室内に取り入れることは、省エネルギーの観点から矛盾する。
そこで上述のような場合の、主制御部31の制御について、図8に示す空気線図を参照して説明する。
図8は、換気装置100が、除湿モード、加湿モード、冷却モード、及び加温モードの何れかで運転中に、室内の温度及び絶対湿度より、全熱交モードに移行する条件、を示す図である。
主制御部31のセンサ入力部31aは、上述の除湿モード、加湿モード、冷却モード、及び加温モードの何れかで運転中であれば、第2空気流路13に配置された室内温度センサ25より室内温度データTi、及び室内湿度センサ26より室内湿度データHiを取り入れ、主制御部31内のメモリに保持する。次に予め設定された温度設定値t3,t4、ただしt3<t4及び、予め設定された湿度設定値h5,h6、ただしh5<h6と、を比較しながら、次の条件の時、全熱交モードに移行する。
[室内目標環境全熱交モード]
室内湿度データHiが、0.0066(kg/kg)(h5)以上で、0.0111(kg/kg)(h6)未満で、且つ室外温度データTiが、18.0(℃)(t3)以上で、27.0(℃)(t4)未満の場合、すなわち(0.0066≦Hi<0.0111且つ18.0≦Ti<27.0)の時、全熱交モードを選択し、運転を行う。
すなわち、今まで図4及び図5に示すよう、運転していた冷媒回路90を停止し、さらに、デシカントロータ8の回転を通常回転から高速回転に変更する。
[具体的な制御の説明]
以上のような換気装置100の主制御部31の処理手順を、図9~図11に示すフローチャートを参照して説明する。
図9及び図10は、図7に示す各運転モードを決定し、運転を行う処理手順を示すフローチャートである。初めに、図9のステップS1において、主制御部31は、EAファン9及びSAファン10を運転させる。
ステップS2において、主制御部31は、センサ入力部31aにより室外温度センサ23から室外温度Toを検出し、主制御部31内のメモリにその値を保持する。また、室外湿度センサ24から室外湿度Hoを検出し、主制御部31内のメモリにその値を保持する。
ステップS3において、主制御部31は、室外湿度データHoと予め設定された湿度設定値h1~h4の中のh1を比較する。そしてHo<h1である場合(ステップS3でYES)は、ステップS4に進む。Ho<h1でない場合(ステップS3でNO)は、ステップS5に進む。
ステップS4において、主制御部31は、全熱交モードを選択し、運転を行う。その後、接続点C2を経て、図10のステップS16に進む。
ステップS5において、主制御部31は、室外湿度データHoと湿度設定値h2を比較する。さらに室外温度データToと予め設定された温度設定値t1、t2のt2を比較する。そしてHo<h2、且つTo<t2である場合(ステップS5でYES)は、ステップS6に進む。Ho<h2且つTo<t2でない場合(ステップS5でNO)は、ステップS7に進む。
ステップS6において、主制御部31は、加湿モードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
ステップS7において、主制御部31は、室外湿度データHoと湿度設定値h3を比較する。さらに室外温度データToと温度設定値t2を比較する。そしてHo<h3、且つt2≦Toである場合(ステップS7でYES)は、ステップS8に進む。Ho<h3且つt2≦Toでない場合(ステップS7でNO)は、ステップS9に進む。
ステップS8において、主制御部31は、冷却モードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
ステップS9において、主制御部31は、室外湿度データHoと湿度設定値h3を比較する。さらに室外温度データToと温度設定値t1を比較する。そしてHo<h3、且つTo<t1である場合(ステップS9でYES)は、ステップS10に進む。Ho<h3且つTo<t1でない場合(ステップS9でNO)は、接続点C1を経て、図10のステップS11に進む。
ステップS10において、主制御部31は、加温モードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
図10のステップS11において、主制御部31は、室外湿度データHoと湿度設定値h3を比較する。そしてHo<h3である場合(ステップS11でYES)は、ステップS12に進む。Ho<h3でない場合(ステップS11でNO)は、ステップS13に進む。
ステップS12において、主制御部31は、パージモードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
ステップ13において、主制御部31は、室外湿度データHoと湿度設定値h4を比較する。そしてHo<h4である場合(ステップS13でYES)は、ステップS14に進む。Ho<h4でない場合(ステップS13でNO)は、ステップS15に進む。
ステップS14において、主制御部31は、除湿モードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
ステップS15において、主制御部31は、全熱交モードを選択し、運転を行う。その後、ステップS16に進む。
ステップS16において、主制御部31は、室内の環境を判断し、目標の環境となっていた場合の処理を行う。詳しくは、図11のフローチャートを参照して、詳細を述べる。
ステップS16の処理が終わると、接続点C3を経て、図9のステップS2に戻り実行する。
次に図10のステップS16の詳細な処理について、図11を参照しながら説明する。
図10のステップS16の処理は、まず始めにステップS20を行う。
ステップS20において、主制御部31は、現在の運転モードが除湿モード、加湿モード、冷却モード、加温モードの何れかであるかを判断する。そして、それら以外のモードの場合(ステップS20でNO)は、本処理を終了して、図10の接続点C3へ戻る。上記何れかのモードの場合(ステップS20でYES)は、ステップS21に進む。
ステップS21において、主制御部31は、センサ入力部31aにより室内温度センサ25から室内温度Tiを検出し、主制御部31内のメモリにその値を保持する。また、室内センサ26により室内湿度Hiを検出し、主制御部31内のメモリにその値を保持する。次に、ステップS22へ進む。
ステップS22において、主制御部31は、室内湿度データHiと予め設定された湿度設定値h5、h6を比較する。さらに室内温度データTiと予め設定された温度設定時t3、t4を比較する。そしてh5≦Hi<h6、且つt3≦Ti<t4である場合(ステップS22でYES)は、ステップS23へ進む。h5≦Hi<h6且つt3≦Ti<t4でない場合(ステップS22でNO)は、本処理を終了して、図10の接続点C3へ進む。
ステップ23において、主制御部31は、全熱交モードを選択し、運転を行う。その後、図10のステップS21へ進む。
[効果の説明]
以上説明したように、本実施形態の係わる換気装置100では、室外の温度と湿度に応じて、除湿モード、加湿モード、冷却モード、加温モード、全熱交モード及びパージモードを適宜選択し、実行することにより、室内の空調機の負荷を軽減し、快適環境と省エネ性に優れた換気装置となる。
さらに、本換気装置100は、室内の空調機と間で通信手段を持たず、独立して運転ができ、施行も簡単になる。
さらに、除湿モード、加湿モード、冷却モード,加温モードのいずれかのモードで運転中に、室内が目標となる環境となった場合、本換気装置100は、全熱交モードに変更し運転することにより、さらに省エネ性が高まる。
さらに、室外が特に高湿度時、冷媒回路90の効率が低下して除湿能力が低下する場合あるが、その様な場合は、冷媒回路90を停止し、デシカントロータ80を高速で回転させることにより、顕熱交換が可能になり、高湿であっても顕熱と潜熱の交換が可能となる。
以上、本発明の換気装置を実施形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成に置き換えることができる。特に実施形態の中で、具体的な値で示した数値は、実施状況に応じて適宜変更して実施可能である。
8 デシカントロータ(水分吸着手段)
12 第1空気流路
13 第2空気流路
23 室外温度検出手段
24 室外温度検出手段
31 制御部
90 冷媒回路
100 換気装置
I パージモード
II 除湿モード
III 加湿モード
IV 冷却モード
V 加温モード
VI 全熱交モード
Ho 室外検出湿度
To 室外検出温度

Claims (2)

  1. 室外の空気を室内に給気する第1空気流路と、
    室内の空気を室外に排気する第2空気流路と、
    前記第1空気流路の入口に、室外の温度を検出する室外温度検出手段と絶対湿度を検出する室外湿度検出手段と、
    前記第1空気流路と前記第2空気流路とに跨って配置され、前記第1空気流路と前記第2空気流路のうち一方の流路を流れる空気の水分を吸着し、他方の流路を流れる空気に水分を放出する回転式の水分吸着手段と、
    前記第1空気流路と前記第2空気流路のうち一方を流れる空気を加温し、他方を流れる空気を冷却する冷媒回路と、
    制御を行う制御部と、を備える換気装置であって、
    前記水分吸着手段を回転させ、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を冷却する除湿モードと、
    前記水分吸着手段を回転させ、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を加温する加湿モードと、
    前記水分吸着手段を停止し、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を冷却する冷却モードと、
    前記水分吸着手段を停止し、前記冷媒回路を運転して、前記第1空気流路を加温する加温モードと、
    前記水分吸着手段を前記除湿モードおよび前記加湿モードの何れかよりも高速で回転し、前記冷媒回路を停止して、前記第1空気流路と前記第2空気流路の間で全熱交換する全熱交モードと、
    前記水分吸着手段と前記冷媒回路を停止して換気のみを行うパージモードとを備え、
    前記制御部は、
    湿度設定値h1、h2、h3、h4であって、ただし(h1<h2<h3<h4)である値と、
    温度設定値t1、t2であって、ただし(t1<t2)である値を、予め定めておき、
    前記室外湿度検出手段より得た検出湿度Ho値と、前記室外温度検出手段より得た検出温度To値により、
    Hoが、h1未満の場合は、全熱交モードを選択し、
    Hoが、h1以上h2未満で、Toが、t2未満の場合は、加湿モードを選択し、
    Hoが、h1以上h3未満で、Toが、t2以上の場合は、冷却モードを選択し、
    Hoが、h2以上h3未満で、Toが、t1未満の場合は、加温モードを選択し、
    Hoが、h2以上h3未満で、Toが、t1以上t2未満の場合は、パージモードを選択し、
    Hoが、h3以上h4未満の場合は、除湿モードを選択し、
    Hoが、h4以上の場合は、全熱交モードを選択し、
    前記選択された何れかのモードで運転すること、
    を特徴とする換気装置。
  2. 前記換気装置は、前記第2空気流路の入口に、室内の温度を検出する室内温度検出手段と絶対湿度を検出する室内湿度検出手段とを備え、
    前記制御部は、
    湿度設定値h5、h6であって、ただし(h5<h6)である値と、
    温度設定値t3、t4であって、ただし(t3<t4)である値を、予め定めておき、
    前記加湿モード、冷却モード、加温モード、及び除湿モードの何れかのモードで運転中であって、
    且つ、前記室内湿度検出手段より得た検出湿度Hi値と、室内温度検出手段より得た検出温度Ti値により、
    Hiが、h5以上h6未満で、Tiが、t3以上t4未満の場合は、前記全熱交モード
    を選択し、運転すること、を特徴とする請求項1記載の換気装置。
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