JP2010255964A - ヒートポンプ温水装置の洗浄方法及びヒートポンプ温水装置 - Google Patents

ヒートポンプ温水装置の洗浄方法及びヒートポンプ温水装置 Download PDF

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Abstract

【課題】冷媒−水熱交換器の水熱交換器内にスケールが付着したときに簡単、かつ確実にスケールを除去できるようにすること。
【解決手段】ヒートポンプサイクルXで加熱された冷媒と貯湯タンク22の水を冷媒−水熱交換器14で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置の冷媒−水熱交換器14の水熱交換器14Bにスケールを除去するために、洗浄機45をヒートポンプユニット11に連結して、前記水熱交換器14Bに弱酸性の洗浄水を循環供給する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置の洗浄方法及びヒートポンプ温水装置に関し、詳述すると、前記冷媒−水熱交換器の水熱交換器内に付着したスケールを除去するようにしたヒートポンプ温水装置の洗浄方法及びヒートポンプ温水装置に関する。
この種のヒートポンプ温水装置では長期の使用により冷媒−水熱交換器の水熱交換器内にスケールが付着し、目詰まりを起こして熱交換効率が低下する心配があった。スケールを構成する物質としては、1.主にCa、Mg化合物を含む白緑色異物、2.主にSi化合物を含む白色異物、3.主に酸化銅を含む黒色異物等が知られている。
このため、ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置の水循環経路にスケールの付着を防止するために磁気化処理装置を組み込むものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−304175号公報
しかしながら、この方法ではイニシャルコストが高くなるとともに、スケールの抑制効果が十分ではなく、徐々に熱交換効率が低下する欠点があり、根本的なスケール対策にはなりえない問題があった。
そこで本発明は、冷媒−水熱交換器の水熱交換器内にスケールが付着したときに簡単、かつ確実にスケールを除去できるようにすることを目的とする。
第1のヒートポンプ温水装置の洗浄方法に係る発明は、ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における前記冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給することを特徴する。
第2のヒートポンプ温水装置の洗浄方法に係る発明は、ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する第1の工程と、前記水熱交換器内の洗浄水を排出させる第2の工程と、前記水熱交換器に清浄水を供給する第3の工程と、前記水熱交換器に圧縮空気を供給する第4の工程からなることを特徴する。
第3のヒートポンプ温水装置の洗浄方法に係る発明は、ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する第1の工程と、前記水熱交換器内の洗浄水を排出させる第2の工程と、前記水熱交換器に貯湯タンクの温水を供給する第3の工程と、前記水熱交換器に圧縮空気を供給する第4の工程からなることを特徴する。
また第4の発明は、ヒートポンプユニットで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置において、前記冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する洗浄機を前記ヒートポンプユニットに着脱可能に取り付けたことを特徴する。
本発明は、冷媒−水熱交換器の水熱交換器内に洗浄水を循環供給することにより、前記水熱交換器の内壁面に付着したスケールを剥離させ、このスケールを簡単に、かつ確実に除去できる。
そして、水熱交換器内の洗浄水を排出させた後、この水熱交換器に清浄水を供給することによりこの水熱交換器を清潔にし、さらにこの水熱交換器に圧縮空気を供給することによりこの水熱交換器内の残渣物を除去することができ、冷媒−水熱交換器の水熱交換器内に付着したスケールを簡単、かつ確実に除去しつつ、水熱交換器内部を清浄化でき、冷媒−水熱交換器の熱交換効率を長期にわたって良好に維持できる。
また、洗浄水として貯湯タンクの温水を供給することにより、洗浄水を別途に用意する必要がなく、洗浄効果がより高められる。
本発明の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプ温水装置の設置状態を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプ温水装置の構成図である。 ヒートポンプ温水装置の冷媒−水熱交換器の断面図である。 本発明の実施の形態の説明に適用されるヒートポンプ温水装置の洗浄方法の説明図である。
以下、図1乃至図4に基づき、本発明の実施形態について説明する。先ず、本発明を適用するヒートポンプ温水装置の実施形態について説明する。
図1において、ヒートポンプ温水装置10は、ヒートポンプユニット11と、このヒートポンプユニット11に配管接続される貯湯タンクユニット12とで構成され、これらヒートポンプユニット11及び貯湯タンクユニット12は、通常、屋外に設置される。また、これらヒートポンプユニット11及び貯湯タンクユニット12は、共通の外装ケース内に一体に組み込む一体型とすることもできる。
次に、図2を用いて説明すると、前記ヒートポンプユニット11は、ユニット本体11A内に、ロータリー2段圧縮機などの能力可変の圧縮機13、加熱装置としての冷媒−水熱交換器14、電動膨張弁などの減圧装置15、蒸発器16、該蒸発器16に通風して空気と熱交換させる熱交換用送風機19、アキュームレータ17及びヒートポンプ側制御装置18が収容されている。そして、前記圧縮機13、冷媒−水熱交換器14を構成する冷媒熱交換器14A、減圧装置15、蒸発器16及びアキュームレータ17は、冷媒配管20にて環状に接続されており、二酸化炭素を冷媒として前記圧縮機13で超臨界圧に圧縮するヒートポンプサイクルXを構成している。また、前記冷媒−水熱交換器14は前記冷媒熱交換器14Aと水熱交換器14Bとで構成される。
前記貯湯タンクユニット12は、横断平面がコ字形状のユニット本体12A内に、ステンレス鋼板製の縦長な貯湯タンク22、前記貯湯タンク22の底部に接続される給水配管23、給水開閉弁24、分岐給水配管25、貯湯用水配管261及び262、貯湯用循環ポンプ27、追い焚き用配管28、追い焚き用熱交換器29、風呂水用配管30、風呂水用循環ポンプ31、追い焚き用循環ポンプ32、給湯用配管33、混合弁34、風呂給湯開閉弁35、タンク側制御装置36等を収容している。21は圧力逃し弁で、給湯用配管33に接続される。
前記貯湯用水配管261の入口部26Aは前記貯湯タンク22の底部に接続され、貯湯用配管262の出口部26Bは前記貯湯タンク22の頂部に接続されている。また、追い焚き用配管28の入口部28A及び給湯用配管33は、それぞれ前記貯湯タンク22の頂部に接続されている。
37は前記ヒートポンプ側制御装置18とタンク側制御装置36とを配線接続する通信線、38は台所用リモートコントローラ、39は風呂用リモートコントローラであり、これら各リモートコントローラ38、39はタンク側制御装置36に配線接続されている。40は風呂の浴槽を示している。
ここで、風呂の浴槽40に注湯するお湯張りを行う場合は、風呂用リモートコントローラ39の風呂湯張りスイッチ(図示せず)を押すと、貯湯タンク22内上部から給湯用配管33へ押し出された高温の湯が混合弁34へ流れ、ここで水道配管23及び分岐給水管25から給水される水道水と混合されて、給湯管41を介して予め設定された温度の湯が浴槽40へ注湯され、所定の湯量が注湯されると湯張りが完了する。
上記したように、浴槽40などの利用部への給湯が行われると、貯湯タンク22内の高温の湯が消費され、貯湯タンク22内における高温の湯の層が減少し、この高温の湯は貯湯タンク22内の上部にのみ貯留し、貯湯タンク22内の中間部や下部は、温度の低い湯或いは常温の水が貯留された状態となり、各温度の湯層が形成される。
次に、お湯の沸き上げ運転について説明する。先ず、ヒートポンプユニット11の運転開始により、ヒートポンプサイクルXの圧縮機13が起動すると、二酸化炭素の冷媒が圧縮機13によって2段圧縮され、この圧縮機13で圧縮されて吐出した超臨界圧の高温・高圧の液状の冷媒は冷媒−水熱交換器14において冷媒熱交換器14Aで放熱して水熱交換器14B内を流れる水と熱交換し、その水を加熱する。
そして、前記冷媒熱交換器14Aで放熱して温度の低下した冷媒は、減圧装置15で減圧されて低圧となった後、蒸発器16に流れ、この蒸発器16で空気から吸熱して蒸発し、低温・低圧のガス状の冷媒となり、アキュームレータ17に流れ、このアキュームレータ17から前記圧縮機13に吸入され再び圧縮される。
上述のヒートポンプユニット11の運転開始に伴い、貯湯タンクユニット12内の貯湯用循環ポンプ27が起動し、この循環ポンプ27の運転により、前記貯湯タンク22内下部の常温の水が、その入口部26Aから貯湯用水配管261へ流れ、貯湯用循環ポンプ27を介して水熱交換器14Bへ流れ、冷媒−水熱交換器14において前記冷媒熱交換器14A内に流れる高温・高圧の冷媒と熱交換して加熱される。そして、この水熱交換器14Bで加熱された高温の湯は前記貯湯用水配管262を通って出口部26Bから貯湯タンク22の上部に流入し、沸き上げ運転の時間の経過に伴って、貯湯タンク22内には80℃以上の湯の貯留量が徐々に増加し、この高温の湯の湯層が貯湯タンク22内の下部の一定位置に至ると、沸き上げ運転が完了する。
また、風呂水用循環ポンプ31、追い焚き用循環ポンプ32を運転することにより、貯湯タンク22の高温水と浴槽40の温水を追い焚き用熱交換器29で熱交換して、浴槽40の温水の追い焚きを行うこともできる。
ところで、前記冷媒−水熱交換器14は、図3に示すように、水流路Wを形成する太径の銅管からなる水熱交換器14Bの外周囲に形成された3つの窪みに冷媒流路Rを形成する3本の銅管からなる冷媒熱交換器14Aが埋設されて熱交換し易いように接触させ(熱交換関係に構成して)、これらを螺旋状に巻回して、全体形状として中空の略角筒状に形成されている。このため、ヒートポンプ温水装置を長期にわたって使用するうちに水熱交換器14Bの内壁に水道水に含まれる不純物がスケールとなって付着し、蓄積することによって、冷媒−水熱交換器14の熱交換効率が低下していく。前記スケールを構成する物質としては、主にCa、Mg化合物を含む白緑色異物、主にSi化合物を含む白色異物、主に酸化銅を含む黒色異物等が知られている。
そこで、冷媒−水熱交換器14の熱交換効率の低下を防止するように、ヒートポンプユニット11と貯湯タンクユニット12との連結を解いて、貯湯タンクユニット12に代わって、洗浄機45を取り付け、前記スケールを除去するようにするが、以下詳述する。
ヒートポンプユニット11と貯湯タンクユニット12とを連結する貯湯用水配管261及び262の連結部42A、42B、43A、43Bに脱着自在なセルフシール機能を有する継手42、43を使用し、継手42、43の連結時には継手内部が開となり、外した時には連結部42A、43A側は開となるが、連結部42B、43B側は閉となり、貯湯タンク22の温水が流出しないようにしている。そして、冷媒−水熱交換器14の水熱交換器14Bの洗浄時には継手42、43の連結を解いて、ヒートポンプユニット11側の連結部42A、43Aに図4に示すように洗浄機45を取り付ける。
前記洗浄機45は洗浄水タンク46と、洗浄水タンク46底部の洗浄水出口47に取り付けられた往側配管48と、この往側配管48に設けられた洗浄水ポンプ49及び手動(自動でもよい。)で切替えられる三方弁50と、この三方弁50と連結部42Aとを連結部42Cを介して連結する往きホース51と、連結部43Aと洗浄水タンク46の内部とを連結部43Cを介して連結する戻りホース52と、三方弁50と洗浄水タンク46の上部とを連絡する呼び水配管53とを備えている。
前記水熱交換器14Bの洗浄時に使用するものとしては、洗浄機45の他に、洗浄水2L(リットル)、洗浄水を薄める水1L(リットル)、中和剤(例えば、塩基性炭酸塩)、ph試験紙、20L(リットル)のポリバケツ、2L(リットル)の計量容器、漏斗、ゴム手袋、保護メガネなど、また前記洗浄機45に代わって連結部42Aに接続して使用され圧縮空気を供給するエアーコンプレッサPがある。
洗浄水として使用する洗浄液には、有機酸、リン酸などで構成される弱酸溶液を使用する、たとえば、サンワード社の「セイフティー1・RB」(商品名)がある。この洗浄液は、適度に水で薄めた洗浄水として使用すると、発明者の実験によりスケール除去剤として有効であることが確認された。この洗浄水は主にCa、Mg化合物を溶かすため、Si化合物や酸化銅も一緒に剥がれやすくなると考えられる。後述するように、この洗浄水を水熱交換器14Bに所定時間循環供給することにより水熱交換器14B内部のスケールを剥離させることができる。
次に、ヒートポンプ温水装置10の冷媒−水熱交換器14の水熱交換器14Bの洗浄方法を説明する。まず、第1の洗浄工程では、貯湯用水配管261及び262の継手42、43を外して、ヒートポンプユニット11と貯湯タンクユニット12との連結を解く。そして、洗浄機45の往きホース52をその端部の連結部42Cを介して水熱交換器14Bの水入口側となる連結部42Aに接続すると共に、戻りホース52を連結部43Cを介して水熱交換器14Bの温水出口側となる連結部43Aに接続し、貯湯タンクユニット12に代わって、ヒートポンプユニット11に洗浄機45を連結する。
そして、洗浄機45の洗浄水タンク46には上述した洗浄液(セイフティー1・RB)2Lを計量容器から漏斗を使ってこぼさないように入れ、さらに同様にして1Lの水を入れる。この作業では安全のためにゴム手袋や保護メガネを使用する。
その後、前記三方弁50を手動で破線の矢印で示す連通状態に切り替え、洗浄機45のスイッチをオンにすると、洗浄水タンク46の洗浄水が呼び水配管53を介して洗浄水ポンプ49に供給され、洗浄水ポンプ49の呼び水が行われる。この時間は5秒程度で良く、呼び水が完了したら洗浄機45のスイッチをオフにする。
次に、三方弁50を実線の矢印で示す連通状態に切り替え、洗浄機45のスイッチをオンにすると、洗浄水ポンプ49が運転して、洗浄水タンク46の洗浄水が往きホース51及び戻りホース52を介して水熱交換器14Bに循環供給する。この洗浄運転時間は30分間以上であり、この循環運転により、主にCa、Mg化合物を溶かすため、Si化合物や酸化銅も一緒に剥がれやすくなると考えられ、水熱交換器14Bの内壁に付着したスケールが剥離され、除去される。
なお、上述の第1の洗浄工程は洗浄水ポンプ49の30分間もしくはそれ以上の連続運転であるが、次のような洗浄水ポンプ49の運転制御でもよい。即ち、第1に、例えば洗浄水ポンプ49の20分間ON(運転)、5分間OFF(停止)、5分間ON、5分間OFF、5分間ONの合計40分間を1サイクルとする制御方法(OFF−ONの2回繰り返し)や、第2に、例えば洗浄水ポンプ49の20分間ON(運転)、以後OFF−ONの4回繰り返しで合計60分間を1サイクルとする制御方法なども考えられる。ここで、洗浄水ポンプ49のOFF−ONの繰り返しを行う目的は、洗浄水ポンプ49の連続運転によるスケールと薬剤の流れによる反応の外に、スケールと薬剤の静止による反応も有効と考えられるからである。また、スケールの付着量が多いと考えられる場合は、第1の制御方法より第2の制御方法が良いと考えられる。
第2の洗浄工程では、戻りホース52を洗浄機45の洗浄水タンク46から外し、20Lのポリバケツに挿入する。そして、洗浄機45のスイッチをオンにすると、洗浄水タンク46、洗浄水ポンプ49、三方弁50、往きホース51、水熱交換器14B及び戻りホース52内の洗浄水が全てポリバケツに排出される。洗浄水の排出が完了したら、洗浄機45のスイッチをオフにする。
第3の工程では、給水開閉弁24を閉じ、圧力逃し弁21を閉じ、継手42を外したままとして連結口42Bを閉じておく。そして、貯湯用水配管262の連結部43Bを連結部42Aに接続し、貯湯タンク22の温水を水熱交換器14Bに供給し、水熱交換器14Bを清浄化しつつ、水熱交換器14B内などに残った洗浄水をポリバケツに排出させる。
一方、ポリバケツに溜められた洗浄水については、次のようにして中和する。すなわち、上述した中和剤200gを2Lの水に溶かしてアルカリ性の溶液とし、ポリバケツに少量づつ入れることにより、弱酸性の洗浄液が徐々に中和される。そして、ポリバケツ内の液体がph6〜8の範囲に入ることをph試験紙で確認したら、ポリバケツの液体を下水道等に廃棄する。
さらに、給水開閉弁24を開くと、貯湯タンク22の温水が勢い良く水熱交換器14Bに供給され、水熱交換器14Bを浄化した温水はポリバケツに排出され、下水等に廃棄される。この操作はポリバケツに10Lの温水が溜まるようにして、これを5回程度繰り返すと良い。
第4の工程では、洗浄機45をヒートポンプユニット11から取り外し、エアーコンプレッサPをホースを介して連結部42Aに取り付ける。そして、連結部43Aを閉じた状態でコンプレッサPを運転すると、圧縮空気が水熱交換器14B内に供給され、連結部43Aを開放すると水熱交換器14Bに残っていた温水と残渣物がエアーブロー方式により勢い良く排出される。このエアーブローを5回以上繰り返す。
このようにして、水熱交換器14Bのスケールが除去され、清浄化されたら、継手42、43を接続することにより、ヒートポンプユニット11と貯湯タンクユニット12とを連結して、貯湯タンク22の貯湯運転を再開できるようにする。
以上のように、本発明によれば、冷媒−水熱交換器14の水熱交換器14B内に弱酸性の洗浄水を循環供給することにより付着したスケールを剥離させ、水熱交換器14Bの内部に付着したスケールを簡単に、且つ確実に除去できる。
そして、水熱交換器内14Bの洗浄水を排出させた後、水熱交換器14Bに清浄水を供給することにより水熱交換器14Bを清潔にし、さらに水熱交換器14Bに圧縮空気を供給することにより水熱交換器14B内の残渣物を除去することができ、冷媒−水熱交換器14の水熱交換器14B内に付着したスケールを簡単に、且つ確実に除去しつつ、水熱交換器14B内部を清浄化でき、冷媒−水熱交換器14の熱交換効率を長期にわたって良好に維持できる。
また、洗浄水として貯湯タンク22の温水を供給することにより、洗浄水を別途に用意する必要がなく、洗浄効果がより高められる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
10 ヒートポンプ温水装置
11 ヒートポンプユニット
12 貯湯タンクユニット
14 冷媒−水熱交換器
14B 水熱交換器
22 貯湯タンク
45 洗浄機
X ヒートポンプサイクル
P エアーコンプレッサ

Claims (4)

  1. ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における前記冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給することを特徴するヒートポンプ温水装置の洗浄方法。
  2. ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する第1の工程と、前記水熱交換器内の洗浄水を排出させる第2の工程と、前記水熱交換器に清浄水を供給する第3の工程と、前記水熱交換器に圧縮空気を供給する第4の工程からなることを特徴するヒートポンプ温水装置の洗浄方法。
  3. ヒートポンプサイクルで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置における冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する第1の工程と、前記水熱交換器内の洗浄水を排出させる第2の工程と、前記水熱交換器に貯湯タンクの温水を供給する第3の工程と、前記水熱交換器に圧縮空気を供給する第4の工程からなることを特徴するヒートポンプ温水装置の洗浄方法。
  4. ヒートポンプユニットで加熱された冷媒と貯湯タンクの水を冷媒−水熱交換器で熱交換させるようにしたヒートポンプ温水装置において、前記冷媒−水熱交換器の水熱交換器の内壁面に付着したスケールを除去する洗浄水を循環供給する洗浄機を前記ヒートポンプユニットに着脱可能に取り付けたことを特徴するヒートポンプ温水装置。
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