JP2010255572A - スロットルボディ半製品の成形用金型装置 - Google Patents

スロットルボディ半製品の成形用金型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1及び第2主型と,単一のスライド型とで,第1軸受ボスの一側方に配置される全閉ストッパボスと,第2軸受ボスの一側方に配置されるセンサ支持ボスとを備えるスロットルボディ半製品の成形を可能にする。
【解決手段】吸気道7の軸線Xに沿って互いに開閉する第1及び第2主型61,62と,これら第1及び第2主型61,62の一側面に対して,弁軸の軸線Yに沿う方向で開閉すべく第1及び第2主型61,62の何れか一方にスライド可能に支持される単一のスライド型63とよりなり,そのスライド型63には,第1及び第2軸受ボス9,9′の軸孔09aに対応する中子ピン64aを連設し,第1主型61,第2主型62及び単一のスライド型63間に,第1中子ピン64aを囲んでスロットルボディ半製品01を成形する。
【選択図】図12

Description

本発明は,内部を吸気道とする円胴部と,この円胴部の両側壁に一体に形成されて,吸気道を開閉するスロットル弁の弁軸の両端部を支承する第1及び第2軸受ボスとを備えるスロットルボディ半製品を成形する金型装置の改良に関する。
かゝるスロットルボディ半製品の成形用金型装置は,特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開2005−113717号公報
従来のスロットルボディ半製品の成形用金型装置は,吸気道の軸線に沿って互いに開閉する第1及び第2主型と,これら第1及び第2主型の左右両側面に対して,前記弁軸の軸線に沿う方向で開閉すべく第1及び第2主型の何れか一方にスライド可能に支持される左右一対のスライド型とよりなり,その一方のスライド型には,前記弁軸の一半部に対応する第1中子ピンを,また他方のスライド型には,前記弁軸の他半部に対応する第2中子ピンをそれぞれ連設し,第1主型,第2主型,第1スライド型及び第2スライド型間に,第1中子ピン及び第2中子ピンを囲んで前記スロットルボディ半製品を成形するキャビティを形成していた。こうした従来のものでは,高価な成形金型が,第1及び第2主型と,第1及び第2スライド型の最低四つも必要とし,金型製作費が嵩み,これが製品コストの低減を妨げることになる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,第1及び第2主型と,単一のスライド型とで,第1軸受ボスの一側方に配置される全閉ストッパボスと,第2軸受ボスの一側方に配置されるセンサ支持ボスとを備えるスロットルボディ半製品の成形を可能にする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,内部を吸気道とする円胴部と,この円胴部の両側壁に一体に形成されて,吸気道を開閉するスロットル弁の弁軸の両端部を支承する第1及び第2軸受ボスと,円胴部の外側に連結されて,第1軸受ボスの一側方に配置される全閉ストッパボスと,円胴部の外側に連結されて,第2軸受ボスの一側方に配置されるセンサ支持ボスとを備え,前記第1及び第2軸受ボスには,前記弁軸が回転自在に嵌合する軸孔加工用の第1下孔が設けられ,前記センサ支持ボスには,第2軸受ボスに嵌合されるスロットル開度センサのケーシングをねじ止めするためのねじ孔加工用の第2下孔が弁軸の軸線と平行に設けられ,前記全閉ストッパボスには,スロットル弁の全閉位置を規制する全閉ストッパボルトが螺合するねじ孔加工用の第3下孔が吸気道の軸線と平行に設けられるスロットルボディ半製品を成形する金型装置であって,前記吸気道の軸線に沿って互いに開閉する第1及び第2主型と,これら第1及び第2主型の一側面に対して,前記弁軸の軸線に沿う方向で開閉すべく第1及び第2主型の何れか一方にスライド可能に支持される単一のスライド型とよりなり,そのスライド型には,前記第1下孔及び前記第2下孔にそれぞれ対応する第1中子ピン及び第2中子ピンを連設し,また第1及び第2主型の一方には,前記第3下孔に対応して配置される第3中子ピンを連設し,第1主型,第2主型及び単一のスライド型間に,前記第1〜第3中子ピン〜を囲んで前記スロットルボディ半製品を成形するキャビティを形成したことを第1の特徴とする。
また,本発明は,第1の特徴に加えて,スロットルボディ半製品は,第1軸受ボスを挟んで前記全閉ストッパボスと反対側で円胴部に連結されるステーボスを備え,このステーボスには,スロットル操作ワイヤのガイドチューブの端部を支持するガイドチューブステーをねじ止めするためのねじ孔加工用の第4下孔が吸気道の軸線と平行に設けられており,第1及び第2主型の一方には,前記第4下孔に対応する第4中子ピンを連設し,第1主型,第2主型及び単一のスライド型間に,前記第4中子ピンを囲んで前記スロットルボディ半製品を成形するキャビティを形成したことを第2の特徴とする。
さらに,本発明は,第1の特徴に加えて,スロットルボディ半製品は,第2軸受ボスの一側方に配置されて円胴部に連結されるアイドル調整ボスを備え,このアイドル調整ボスには,アイドル調整弁を螺合するねじ孔加工用の第5下孔が弁軸の軸線と平行に設けられており,スライド型に,前記第5下孔に対応する第5中子ピンを連設し,第1主型,第2主型及び単一のスライド型間に,前記第5中子ピンを囲んで前記スロットルボディ半製品を成形するキャビティを形成したことを第3の特徴とする。
さらにまた,本発明は,第1〜第3の特徴の何れかに加えて,少なくとも2組の第1,第2主型及びスライド型間に共通のランナを設けると共に,このランナを挟んで,一方の組の第1,第2主型及びスライド型と,他方の組の第1,第2主型及びスライド型とを点対称に配置し,一方の組の第1主型と他方の組の第2主型とを一体に形成して第1複合型を構成し,また一方の組の第2主型と他方の組の第1主型とを一体に形成して第2複合型を構成したことを第4の特徴とする。
さらにまた,本発明は,第1〜第4の特徴の何れかに加えて,前記キャビティを,これが前記第1中子ピンの先端面を覆うように形成し,前記第1及び第2主型には,ランナと,このランナを,前記キャビティの,前記第1中子ピンの先端面を受容する部分に連通するゲートとを形成したことを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,第1及び第2主型と単一のスライド型との少ない成形金型をもって,第1下孔付きの第1及び第2軸受ボスと,第2下孔付きのセンサ支持ボスと,第3下孔付きの全閉ストッパボスとを備えるスロットルボディ半製品を成形することができ,成形金型の製作費,延いては製品のコスト低減を図ることができる。
本発明の第2の特徴によれば,第1下孔付きの第1及び第2軸受ボスと,第2下孔付きのセンサ支持ボスと,第3下孔付きの全閉ストッパボスの他に,第4下孔付きのステーボスをも備えるスロットルボディ半製品を,第1及び第2主型と単一のスライド型との少ない成形金型をもって成形することができる。
本発明の第3の特徴によれば,第1下孔付きの第1及び第2軸受ボスと,第2下孔付きのセンサ支持ボスと,第3下孔付きの全閉ストッパボスの他に,第5下孔付きのアイドル調整ボスをも備えるスロットルボディ半製品を,第1及び第2主型と単一のスライド型との少ない成形金型をもって成形することができる。
本発明の第4の特徴によれば,第1複合型及び第2複合型と,一対のスライド型により,少なくとも2個のスロットルボディ半製品を一挙に成形することができる。しかも,第1複合型及び第2複合型間の複数のキャビティを構成する凹部を同一にすることが可能となり,したがって第1複合型及び第2複合型は互換性を持つことになり,また一対のスライド型も互換性を持つことになるから,製品の複数取りを可能にする金型装置の製作費を大幅に低減することができる。
本発明の第5の特徴によれば,スロットルボディ半製品の成形時,溶湯をランナからゲートを通して,第1中子ピンの先端面周りからキャビティに充填することができる。しかも,成形後,素材の,第1中子ピンの先端面を覆う部分を切除することにより,ゲートを埋めた素材をも同時に取り除くことができ,成形後の後加工の簡素化を図ることができる。
本発明の金型装置で成形されたスロットルボディ半製品を加工してなるスロットルボディを備える自動二輪車用エンジンの吸気制御装置の縦断側面図(図3の1−1線断面図)。 図1の2−2矢視図。 図1の3−3線断面図。 図2の4−4線断面図。 図2の5−5線断面図。 図2の6−6線断面図。 図2の7−7線拡大断面図(アイドル吸気量最小調整状態)。 図7に対応する作用説明図(アイドル吸気量最大調整状態)。 図3の9−9線断面図。 前記スロットルボディ半製品の斜視図。 同スロットルボディ半製品を別の方向から見た斜視図。 本発明の第1実施例に係るスロットルボディ半製品の成形用金型装置の,図10の12−12線断面に対応した断面図。 同スロットルボディ半製品の成形用金型装置の,図11の13−13線断面に対応した断面図。 同スロットルボディ半製品の成形用金型装置の,図10の14−14線断面に対応した断面図。 本発明の第2実施例に係るスロットルボディ半製品の成形用金型装置を示す,図12との対応断面図(図16の15−15線断面図)。 図15の16−16線断面図。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
先ず,スロットルボディ1を備える自動二輪車用エンジンの吸気制御装置について,図1〜図4を参照しながら説明する。そのスロットルボディ1は,後述する本発明の金型装置により成形したスロットルボディ半製品01(図10及び図11参照)を加工してなるものである。
スロットルボディ1は軽合金を素材とするもので,円胴部1aと,この円胴部1aの一端部から外周に張り出したフランジ部1bとを備える。そのフランジ部1bは,正面視で(図3参照)略方形をなすと共に,その一方の対角線上の角部に上下一対の第1及び第2締結ボス2,2′が形成され,これら第1及び第2締結ボス2,2′が一対の締結ボルト3,3によりエンジンの吸気管5の接合フランジ部に結合される。また,円胴部1aの外周には,エアクリーナに連なる入口チューブ6が嵌合接続される。
このスロットルボディ1は,入口チューブ6及び吸気管5間を連通する円筒状の吸気道7を有しており,この吸気道7を開閉するバタフライ型のスロットル弁8の弁軸8aは,スロットルボディ1に形成される一対の第1及び第2軸受ボス9,9′の軸孔9aにより回転自在に支承される。上記第1及び第2軸受ボス9,9′は,それらの一半周部が前記円胴部1aに,また他の半周部が前記フランジ部1bにそれぞれ一体に形成される。以上において,吸気道7は,その軸線Xがスロットルボディ1の円胴部1aの外形中心に対して弁軸8aの軸線Yと直交する下方に偏心するように配置される。第1及び第2軸受ボス9,9′は,図示例のように,それらの一側面がフランジ部1bの端面と略面一となるように配置することが望ましい。
こうして,第1及び第2軸受ボス9,9′を円胴部1aからフランジ部1bにかけて形成することで,スロットル弁8を吸気道7の下流端に近接配置することが可能となり,スロットルボディ1のコンパクト化,特に,スロットルボディ1の軸方向寸法の短縮化を大いに図ることができる。
図2〜図4に示すように,上記弁軸8aの一端部にはスロットルドラム10が固着され,このスロットルドラム10には,スロットル弁8を開閉操作するためのスロットル操作ワイヤ11(図4参照)が接続される。
上側の第1締結ボス2は,平面視で一部が円胴部1aと重ねるように配置され,この第1締結ボス2の外側にステーボス15が一体に連設される。このステーボス15には,上記スロットル操作ワイヤ11のガイドチューブ12の端部を支持するガイドチューブステー13が,ステーボス15の円胴部1a側の端面にビス16により固着される。その際,またガイドチューブステー13に穿設されてビス16の下側に隣接する位置決め孔17に,ステーボス15の円胴部1a側の端面に突設される位置決めピン18が嵌合され,その嵌合によりガイドチューブステー13の上記ビス16周りの回転が阻止される。これにより一本のビス16によるガイドチューブステー13のステーボス15への固定が可能となる。この位置決めピン18の先端部は,位置決め孔17を貫通してガイドチューブステー13の外側面より突出しており,その先端部に当接してスロットル弁8の全開位置を規制するストッパアーム10aがスロットルドラム10に一体に形成される。即ち,位置決めピン18は,スロットル弁8の全開位置を規制するストッパピンを兼ねることになるから,それ専用のストッパピンが不要となり,構造の簡素化を図ることができる。
また,フランジ部1bには,第1軸受ボス9を挟んでステーボス15と反対側の個所で全閉ストッパボス20が一体に形成され,この全閉ストッパボス20には,前記ストッパアーム10aを受け止めてスロットル弁8の全閉位置を規制する全閉ストッパボルト21が螺着される。
以上において,第1,第2締結ボス2,2′の孔2b,2b,前記ビス16が螺合するステーボス15のねじ孔15a,位置決めピン18,前記全閉ストッパボルト21が螺合する全閉ストッパボス20のねじ孔20aは吸気道7と平行に配置される。こうすることで,吸気道7,第1,第2締結ボス2,2′,ステーボス15,位置決めピン18,及び全閉ストッパボス20に対する型成形やドリル加工を一挙に行うことが可能であり,加工性が良好となる。
第1軸受ボス9の周りには,ステーボス15及び全閉ストッパボス20との間を離隔するスペース22が形成され,このスペース22を利用して,スロットルドラム10をスロットル弁8の閉じ方向に付勢する捩じりコイル型の戻しばね23が第1軸受ボス9の外周に配設される。
かくして,ステーボス15,第1軸受ボス9,戻しばね23及び全閉ストッパボス20をフランジ部1bの一側に整列することが可能となり,スロットルボディ1のコンパクト化に寄与し得る。その際,特に,平面視で円胴部1aに一部が重ねるように配置した第1締結ボス2の外側にステーボス15を一体に連設したことで,フランジ部1bの一側からのステーボス15の突出長さを極力短く抑えことができ,これに伴ない,ステーボス15と上下に並ぶ全閉ストッパボス20のフランジ部1bからの突出長さも短く抑えることができ,スロットルボディ1のコンパクト化に一層寄与し得る。
図1及び図3に示すように,前記第2軸受ボス9′の外周には,スロットル弁8の開度を検出するスロットル開度センサ25のケーシング26が嵌合される。一方,フランジ部1bには,第2軸受ボス9を挟むように第2締結ボス2′と並ぶセンサ支持ボス27が一体に形成され,このセンサ支持ボス27に,前記ケーシング26が締結するボルト28により締結される。そのボルト28が螺合するセンサ支持ボス27のねじ孔27aは,前記弁軸8aの軸線Yと平行に配置される。このような配置によれば,第2軸受ボス9及びセンサ支持ボス27に対する型成形やドリル加工を一挙に行うことが可能であり,加工性が良好である。
かくして,第2締結ボス2′,第2軸受ボス9′及びセンサ支持ボス27をフランジ部1bの他側に整列することが可能となり,ステーボス15,第1軸受ボス9,戻しばね23及び全閉ストッパボス20をフランジ部1bの一側に整列したことゝ相俟って,スロットルボディ1全体のコンパクト化を大いに図ることができる。
図2,図3,図5〜図8において,スロットルボディ1には,スロットル弁8を迂回して吸気道7に連通するバイパス30が形成される。このバイパス30はエンジンにアイドリング用の吸気(以下,アイドル吸気という。)を供給するのに供されもので,そのアイドル吸気量の調整のためのアイドル調整弁31がスロットルボディ1に螺着される。それらバイパス30及びアイドル調整弁31について以下に詳細に説明する。
バイパス30は,スロットルボディ1の上流端からスロットル弁8の手前までの範囲で吸気道7に上側面に形成される凹溝32(図2,図5,図6参照)と,この凹溝32から直角に屈曲する方向に延びるシリンダ状の弁孔33(図7参照)と,この弁孔33の途中からスロットルボディ1の下流端に向かって延びる計量孔34と,この計量孔34を吸気道7の下流端部に連通すべく,スロットルボディ1のフランジ部1bの,吸気管5と接合される端面に形成される切欠き部35(図3参照)とで構成される。
凹溝32は,前述のように,スロットルボディ1の円胴部1aの外形中心に対して吸気道7を弁軸8aと直交する下方へ偏心させたことにより,円胴部1aの上部に形成される厚肉部36に形成される。これにより,スロットルボディ1の強度を低下させることなく,凹溝32の流路面積を充分に得ることができると共に,その凹溝32に続くバイパス30の他の部分を弁軸8aに邪魔されることなく容易に形成することができる。
弁孔33の外端側には,順次段階的に大径となるねじ孔38及びガイド孔39が同軸状に連なっており,そのガイド孔39はスロットルボディ1の外側面に開口する。上記ねじ孔38及びガイド孔39は,前記センサ支持ボス27と平行に且つ一体化するよう円胴部1a外周から突出するアイドル調整ボス29に形成される。
上記ガイド孔39,ねじ孔38及び弁孔33は,前記センサ支持ボス27のねじ孔27aと同様に弁軸8aの軸線Yと平行に形成される。こうすることで,上記各孔,センサ支持ボス27及び第2軸受ボス9′に対する型成形やドリル加工を一挙に行うことが可能であり,加工性が良好である。
図1,図5及び図6に示すように,前記凹溝32は,その下流側に行き止まり部32aを有しており,前記弁孔33は,上記行き止まり部32aの手前から直角に屈曲する方向に延びるように配置される。また,弁孔33の凹溝32への開口部33aは絞られており,且つその開口部33aは,凹溝32の内側面32bから段差h分,一段隆起した段部32cに開口し,さらに,開口部33aは,段部32cの周縁から離して配置される。
上記段部33cは,凹溝32の天井面と行き止まり部32aとに連続するように形成される。これによれば,スロットルボディ1の型成形時,吸気道7及び凹溝32からの型抜きを段部32cに干渉されることなく行うことができる。
一方,アイドル調整弁31は,主軸41,ねじ軸42及び調整弁軸43を順次段階的に小径となるよう同軸状に一体に連ねて構成され,主軸41は,工具溝44付きの膨大頭部41aを外端に有し,また外周にはOリング45を装着している。そして,調整弁軸43は前記弁孔33に回転及び摺動自在に嵌合され,ねじ軸42は前記ねじ孔38に螺合され,主軸41は,ガイド孔39に上記Oリング45を介して回転及び摺動自在に嵌合され,スロットルボディ1の外側面と膨大頭部41aとの間に,アイドル調整弁31の回り止め用のコイルばね46が縮設される。
調整弁軸43には,その端面に開口して弁孔33と連通する行き止まり孔48と,調整弁軸43の外周を取り巻いて前記計量孔34と連通する環状の計量溝49と,行き止まり孔48の軸方向中間部を前記計量溝49に連通する複数の通孔50,50…とが設けられ,計量溝49の溝幅は,計量孔34の内径より充分に長く設定される。また行き止まり孔48の,通孔50,50…より奥の行き止まり部は異物溜まり51とされる。
前記計量孔34及び通孔50,50…は,調整弁軸43の如何なる調整位置においても,常に,調整弁軸43の軸方向に沿って相互にオフセットするように配置される。
複数の通孔50,50…の個数は,図1に示すように,調整弁軸43の周方向に等間隔に並ぶ4個とすることが望ましい。調整弁軸43の先端部の外周面には,ラビリンスシールを構成する1又は複数条の環状溝52(図6参照)が形成される。
而して,スロットル弁8を全閉にしたエンジンのアイドリング時には,吸気道7に流入した空気がバイパス30,即ち凹溝32,弁孔33,行き止まり孔48,複数の通孔50,50…,計量溝49及び切欠き部35を順次経て,吸気道7の下流側に移り,さらに吸気管5を経てアイドル吸気としてエンジンに供給される。このアイドル吸気の量は,アイドル調整弁31のねじ込み,ねじ戻しによる調整調整弁軸43の進退調整により,計量溝49の,計量孔34との連通幅wを加減することで行うことができる。即ち,図7に示すように,その連通幅wを狭めれば,アイドル吸気量を減少させ,図8に示すように,その連通幅wを広げれば,アイドル吸気量を増加させることができる。
ところで,凹溝32の内面に結露等による水滴が付着し,その水滴が前記アイドル吸気と共に凹溝32に流れ込むことがある。この場合,この凹溝32に連通する弁孔33は,凹溝32の行き止まり部32aの手前から略直角に屈曲する方向に配置され,且つその弁孔33の凹溝32への開口部33aは,凹溝32の内側面32bから一段高く形成された段部32cに開口しており,さらに開口部33aは,段部33aの周縁から離して配置されるので,凹溝32の内側面32bを流れる水滴は,流れの慣性により図5の矢印a及び図6の矢印bのように段部32cの周囲を流れ,開口部33aを避けることになり,弁孔33への水滴の浸入を防ぐことができる。
また,万一,水滴や微細な塵埃等の異物がアイドル吸気と共に弁孔33に流入した場合には,アイドル吸気は,行き止まり孔48から通孔50,50…へ進路を直角に曲げて環状の計量溝49に移るのに対して,行き止まり孔48に侵入した異物は流れの慣性により直進して,行き止まり孔48の奥の異物溜まり51に捕捉され,アイドル吸気から分離されることになる。
さらに,万一,アイドル吸気と共に通孔50,50…から計量溝49に移った異物があったとしても,通孔50,50…と計量孔34とは,調整弁軸43の如何なる調整位置においても,常に調整弁軸43の軸方向に沿って互いにオフセットしているので,通孔50,50…から計量溝49に移ったアイドル吸気は,直ちに進路を直角に曲げて計量孔34に向かうのに対して,通孔50,50…を通過した異物は,慣性により弁孔33の内周面に衝突して弁孔33の下部に落下し,アイドル吸気から分離される。
かくして,計量溝49及び計量孔34の計量部への異物の付着を防ぐことができるので,アイドル調整弁31により一旦調整したアイドル吸気量を長期間安定させることができる。
エンジンを加速すべく,スロットル弁8を開いていくと,吸気道7に流入した吸気は,スロットル弁8の開度により流量を制御されながら吸気道7を直進してエンジンに吸入される。このとき,バイパス30の入口は,吸気道7の内面から陥没した凹溝32となっているので,吸気道7の流路面積を減少させず,また吸気道7を直進する吸気の流れを妨げない。これによりエンジンの吸気抵抗を低減して,その出力向上に寄与し得る。
また,このようなエンジンの負荷運転時でも,凹溝32の内側面32bに沿って流れる水滴が存在しても,前述のアイドリング時と同様に,段部32cによって,弁孔33の開口部33aへの水滴の侵入を防ぐことができる。
再び,図3及び図7において,フランジ部1bの,吸気管5と対向する端面には,吸気道7の斜め上方に,バイパス30の下流端部となる切欠き状の前記切欠き部35が開口し,この切欠き部35と吸気道7を囲繞する水滴形状のシール溝53がフランジ部1bの端面に形成され,このシール溝53には,フランジ部1bの第1及び第2締結ボス2,2′が締結ボルト3,3により吸気管5に締結されるとき,吸気管5の端面に密接するOリング54が装着される。その際,各締結ボス2,2′には,フランジ部1bのシール溝53形成面より僅かに隆起した座面2a,2a′が形成される。また,前記切欠き部35は,吸気道7を横断して上記第1及び第2締結ボス2,2′の中心間を結ぶ直線55の一側に配置され,その他側においては,フランジ部1bのシール溝53形成面より僅かに隆起した円弧状の当接座56(図3,図9参照)がシール溝53の外側縁の一部に沿うように形成される。この当接座56及び前記座面2a,2a′は,スロットルボディ1の鋳造後,同一平面に仕上げ加工される。
而して,上記締結時,これら座面2a,2a′及び当接座56の三個所が吸気管5の端面に当接することにより,Oリング54の圧縮変形量を正確に規制し,そのシール機能を長期に保つことができる。しかも,フランジ部1bの吸気管5との当接面を同一平面に仕上げ加工する際は,第1及び第2締結ボス2,2′の座面2a,2a′及び当接座56の三個所を仕上げ加工するだけで済み,その加工能率の向上と,加工工具の延命を図ることができる。また,切欠き部35及び当接座56を,両締結ボス2,2′の中心間を結ぶ直線55を挟んで互いに反対側に配置したことで,形状が複雑な部分を分散させることになり,ダイカスト鋳造時,湯回り性の向上を図ることができる。
次に,上記スロットルボディ1の加工前のスロットルボディ半製品01について,図10及び図11を参照しながら説明する。
スロットルボディ半製品01は,軽合金を素材してダイカスト鋳造されたものであって,前記円胴部1a,前記フランジ部1b,前記第1軸受ボス9,前記第2軸受ボス9′,前記全閉ストッパボス20,前記センサ支持ボス27,前記ステーボス15及びアイドル調整ボス29よりなっており,第1及び第2軸受ボス9,9′には,前記弁軸8aを支持する軸孔9a加工用の第1下孔09aが弁軸8aの軸線Yに沿って形成されると共に,その第1下孔09aの第2軸受ボス9′側端部は,スロットルボディ半製品01と同一の材料よりなる端壁9bで閉塞されている。
全閉ストッパボス20には,前記全閉ストッパボルト21が螺合するねじ孔20a加工用の第3下孔020aが吸気道7の軸線Xと平行に設けられる。
センサ支持ボス27には,前記スロットル開度センサ25のケーシング26をねじ止めするためのねじ孔27a加工用の第2下孔027aが弁軸8aの軸線Yと平行に設けられる。
ステーボス15には,前記ガイドチューブステー13をねじ止めするためのねじ孔15a加工用の第3下孔015aが吸気道7の軸線Xと平行に設けられる。
アイドル調整ボス29には,アイドル調整弁31を螺合するねじ孔38加工用の第5下孔029aが弁軸8aの軸線Yと平行に設けられる。
さて,上記スロットルボディ半製品01のダイカスト鋳造用の金型装置60について説明する。
先ず,その第1実施例について図12〜図14により説明すると,その金型装置60は,前記吸気道7の軸線Xに沿って互いに開閉すると共に,その閉じ時には,前記弁軸8aの軸線Yを通る平面で互いに当接する第1及び第2主型61,62と,これら第1及び第2主型61,62の一側面に対して,前記弁軸8aの軸線Yに沿う方向で開閉すべく第1及び第2主型61,62の何れか一方にスライド可能に支持される単一のスライド型63とよりなっている。
そのスライド型63には,前記第1下孔09a及び第2下孔027aにそれぞれ対応する第1中子ピン64a及び第2中子ピン64bが連設され(図12参照),また第1及び第2主型61,62の一方には,前記第3下孔020aに対応して配置される第3中子ピン64cが連設される(図13参照)。
さらに,第1及び第2主型61,62の一方には,前記第4下孔015aに対応する第4中子ピン64dが連設される(図13参照)。また第1及び第2主型61,62の一方には,第1及び第2締結ボス2,2′の締結ボルト3,3の挿通用の孔2bに対応する中子ピン(図示せず)が連設される。
さらにまた,スライド型63には,前記第5下孔029aに対応する第5中子ピン64eが連設される(図14参照)。
第1,第2主型61,62及びスライド型63との間には,前記構成のスロットルボディ半製品01に対応すると共に,前記第1〜第5中子ピン64a〜64eを収容するキャビティ70が形成され,このキャビティ70は,第1,第2主型61,62及びスライド型63にそれぞれ設けられる第1,第2及び第3凹部70a,70b,70cで構成される。その際,キャビティ70は,これが前記第1中子ピン64aの先端面を受容する部分70dを有する。
また,第1及び第2主型61,62の一方に,溶湯の射出口に連なるランナ65が形成され,このランナ65をキャビティ70の,第1中子ピン64aの先端面を受容する70dに連通するゲート66が第1及び第2主型61,62の接合面間に形成される。
而して,図12〜図14に示すように,第1及び第2主型61,62を閉じ,またそれらに対してスライド型63を閉じ,それらの間に形成されるキャビティ70に,ランナ65からゲート66を通して溶湯を充填すれば,前記スロットルボディ半製品01を成形することができる。 充填溶湯の固化を待って,スライド型63を開き方向にスライドさせ,次いで第1及び第2主型61,62を相互に開けば,前記スロットルボディ半製品01を金型装置60から取り出すことができる。
金型装置60から取り出したスロットルボディ半製品01からは,先ず,それに付着したランナ65を埋めた素材部分をランナ65の部分で折って取り除いた後,第1下孔09aの閉塞端壁9bを切除し,さらに第1下孔09aには弁軸8a用の軸孔9aを,また第2下孔027aにはスロットル開度センサ25取り付け用のねじ孔27aを,第3下孔020aには,全閉ストッパボルト21用のねじ孔20aを,第4下孔015aにはステーボス15取り付け用のねじ孔15aを,第5下孔029aにはアイドル調整弁31装着用のねじ孔38及びガイド孔39をそれぞれ加工する。その際,特に,第1下孔09aの閉塞端壁9bには,ランナ65を埋めた素材が付着しているので,その閉塞端壁9bの切除により,ランナ65を埋めた素材を同時に取り除くことができ,加工工程の簡素化に寄与し得ると共に,スロットルボディ1にランナ65の痕跡を残存させずに済む。こうして,外観の良好なスロットルボディ1が製造される。
次に,図15及び図16に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例では,一回の鋳造工程で複数のスロットルボディ半製品01を製造するもので少なくとも2組A,Bの第1,第2主型61,62及びスライド型63間に共通のランナ65が設けると共に,このランナ65を挟んで,一方の組Aの第1,第2主型61,62及びスライド型63と,他方の組Bの第1,第2主型61,62及びスライド型63とが点対称に配置される。そして,一方の組Aの第1主型61と他方の組Bの第2主型62とは一体化されて第1複合型67に構成され,また他方の組Bの第2主型62と一方の組Aの第1主型61とは一体化されて第2複合型68に構成される。
さらに,この第2実施例では,上記2組A,Bの第1,第2主型61,62及びスライド型63の一側方に,もう2組A,Bの第1,第2主型61,62及びスライド型63が並設され,計4組A,B,A,Bの中心部に,2組A,B;A,B同士のランナ65,65が,図示しない溶湯の射出口に連なる共通の主ランナ69が配設される。その他の構成は,前実施例と同様であるので,図15及び図16中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第2実施例によれば,第1複合型67及び第2複合型68と,一対のスライド型63により,少なくとも2個(図示例では4個)のスロットルボディ半製品を一挙に成形することができる。しかも,第1複合型67及び第2複合型68間の複数のキャビティ70を構成する第1複合型67及び第2複合型68の凹部70a,70b;70b,70aを同一にすることが可能となり,したがって第1複合型67及び第2複合型68は互換性を持つことになり,また一対のスライド型も互換性を持つことになるから,製品の複数取りを可能にする金型装置60の製作費を大幅に低減することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。上記実施例では,本発明を,吸気道7を水平にしたホリゾンタル型スロットルボディ1に適用したが,吸気道7を鉛直方向に向けたバーチカル型のスロットルボディにも適用可能である。
01・・・・スロットルボディ半製品
1・・・・・スロットルボディ
1a・・・・円胴部
7・・・・・吸気道
8・・・・・スロットル弁
8a・・・・弁軸
9・・・・・第1軸受ボス
9′・・・・第2軸受ボス
09a・・・第1下孔
11・・・・スロットル操作ワイヤ
12・・・・ガイドチューブ
13・・・・ガイドチューブステー
15・・・・ステーボス
15a・・・ねじ孔
015a・・第4下孔
20・・・・全閉ストッパボス
20a・・・ねじ孔
020a・・第3下孔
21・・・・全閉ストッパボルト
25・・・・スロットル開度センサ
26・・・・ケーシング
27・・・・センサ支持ボス
27a・・・ねじ孔
027a・・第2下孔
29・・・・アイドル調整ボス
029a・・第5下孔
31・・・・アイドル調整弁
38・・・・ねじ孔
60・・・・金型装置
61・・・・第1主型
62・・・・第2主型
63・・・・スライド型
64a〜64a・・・第1〜第5中子ピン
65・・・・ランナ
66・・・・ゲート
67・・・・第1複合型
68・・・・第2複合型
69・・・・主ランナ
70・・・・キャビティ
A・・・・・一方の組
B・・・・・他方の組
X・・・・・吸気道の軸線
Y・・・・・弁軸の軸線

Claims (5)

  1. 内部を吸気道(7)とする円胴部(1a)と,この円胴部(1a)の両側壁に一体に形成されて,吸気道(7)を開閉するスロットル弁(8)の弁軸(8a)の両端部を支承する第1及び第2軸受ボス(9,9′)と,円胴部(1a)の外側に連結されて,第1軸受ボス(9)の一側方に配置される全閉ストッパボス(20)と,円胴部(1a)の外側に連結されて,第2軸受ボス(9′)の一側方に配置されるセンサ支持ボス(27)とを備え,前記第1及び第2軸受ボス(9,9′)には,前記弁軸(8a)が回転自在に嵌合する軸孔(9a)加工用の第1下孔(09a)が設けられ,前記センサ支持ボス(27)には,第2軸受ボス(9′)に嵌合されるスロットル開度センサ(25)のケーシング(26)をねじ止めするためのねじ孔(27a)加工用の第2下孔(027a)が弁軸(8a)の軸線(Y)と平行に設けられ,前記全閉ストッパボス(20)には,スロットル弁(8)の全閉位置を規制する全閉ストッパボルト(21)が螺合するねじ孔(20a)加工用の第3下孔(020a)が吸気道(7)の軸線(X)と平行に設けられるスロットルボディ半製品(01)を成形する金型装置であって,
    前記吸気道(7)の軸線(X)に沿って互いに開閉する第1及び第2主型(61,62)と,これら第1及び第2主型(61,62)の一側面に対して,前記弁軸(8a)の軸線(Y)に沿う方向で開閉すべく第1及び第2主型(61,62)の何れか一方にスライド可能に支持される単一のスライド型(63)とよりなり,
    そのスライド型(63)には,前記第1下孔(09a)及び前記第2下孔(027a)にそれぞれ対応する第1中子ピン(64a)及び第2中子ピン(64b)を連設し,
    また第1及び第2主型(61,62)の一方には,前記第3下孔(020a)に対応して配置される第3中子ピン(64c)を連設し,
    第1主型(61),第2主型(62)及び単一のスライド型(63)間に,前記第1〜第3中子ピン(64a)〜(64c)を囲んで前記スロットルボディ半製品(01)を成形するキャビティ(70)を形成したことを特徴とする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置。
  2. 請求項1記載のスロットルボディ半製品の成形用金型装置において,
    スロットルボディ半製品(01)は,第1軸受ボス(9)を挟んで前記全閉ストッパボス(20)と反対側で円胴部(1a)に連結されるステーボス(15)を備え,このステーボス(15)には,スロットル操作ワイヤ(11)のガイドチューブ(12)の端部を支持するガイドチューブステー(13)をねじ止めするためのねじ孔(15a)加工用の第4下孔(015a)が吸気道(7)の軸線(X)と平行に設けられており,
    第1及び第2主型(61,62)の一方には,前記第4下孔(015a)に対応する第4中子ピン(64d)を連設し,
    第1主型(61),第2主型(62)及び単一のスライド型(63)間に,前記第4中子ピン(64d)を囲んで前記スロットルボディ半製品(01)を成形するキャビティ(70)を形成したことを特徴とする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置。
  3. 請求項1記載のスロットルボディ半製品の成形用金型装置において,
    スロットルボディ半製品(01)は,第2軸受ボス(9′)の一側方に配置されて円胴部(1a)に連結されるアイドル調整ボス(29)を備え,このアイドル調整ボス(29)には,アイドル調整弁(31)を螺合するねじ孔(38)加工用の第5下孔(029a)が弁軸(8a)の軸線(Y)と平行に設けられており,
    スライド型(63)に,前記第5下孔(029a)に対応する第5中子ピン(64e)を連設し,
    第1主型(61),第2主型(62)及び単一のスライド型(63)間に,前記第5中子ピン(64e)を囲んで前記スロットルボディ半製品(01)を成形するキャビティ(70)を形成したことを特徴とする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のスロットルボディ半製品の成形用金型装置において,
    少なくとも2組(A,B)の第1,第2主型(61,62)及びスライド型(63)間に共通のランナ(65)を設けると共に,このランナ(65)を挟んで,一方の組の第1,第2主型(61,62)及びスライド型(63)と,他方の組の第1,第2主型(61,62)及びスライド型(63)とを点対称に配置し,
    一方の組の第1主型(61)と他方の組の第2主型(62)とを一体に形成して第1複合型(67)を構成し,
    また一方の組の第2主型(62)と他方の組の第1主型(61)とを一体に形成して第2複合型(68)を構成したことを特徴とする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のスロットルボディ半製品の成形用金型装置において,
    前記キャビティ(70)を,これが前記第1中子ピン(64a)の先端面を覆うように形成し,前記第1及び第2主型(61,62)には,ランナ(65)と,このランナ(65)を,前記キャビティ(70)の,前記第1中子ピン(64a)の先端面を受容する部分(70d)に連通するゲート(66)とを形成したことを特徴とする,スロットルボディ半製品の成形用金型装置。
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