JP2010254143A - タイヤ・リム組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】好適に低内圧での不整地走行をしうるタイヤ・リム組立体。
【解決手段】リム3は、タイヤ2のビード部2Aの底面を受ける一対のリムベース部4と、このリムベース部4のタイヤ軸方向外端に連なってタイヤ半径方向外側にのびることによりビード部2Aのタイヤ軸方向外面を支持する一対のリムフランジ5と、一対のリムベース部4、4間に設けられかつ半径方向内方に凹む環状のウエル6とを有し、かつ、ウエル6に設けられた取付孔13にスポーク11の半径方向外端側が取り付けられたスポーク式リムからなり、しかも一対のリムフランジのうちの一方のリムフランジ5の外端5aから他方のリムフランジの外端5bまでのリム外表面3gに密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔13を覆う幅広リムバンド15を有する。
【選択図】図1
【解決手段】リム3は、タイヤ2のビード部2Aの底面を受ける一対のリムベース部4と、このリムベース部4のタイヤ軸方向外端に連なってタイヤ半径方向外側にのびることによりビード部2Aのタイヤ軸方向外面を支持する一対のリムフランジ5と、一対のリムベース部4、4間に設けられかつ半径方向内方に凹む環状のウエル6とを有し、かつ、ウエル6に設けられた取付孔13にスポーク11の半径方向外端側が取り付けられたスポーク式リムからなり、しかも一対のリムフランジのうちの一方のリムフランジ5の外端5aから他方のリムフランジの外端5bまでのリム外表面3gに密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔13を覆う幅広リムバンド15を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば低内圧で不整地を走行するモトクロス用の自動二輪車等に好適に使用されるタイヤ・リム組立体に関する。
従来、不整地を走行するモトクロス用の自動二輪車には、チューブ付のタイヤをスポーク式のリムに装着したタイヤ・リム組立体が多用される。また、路面に対する十分なトラクションを確保するとともに、走行時の衝撃吸収性を高めるために、通常、チューブの空気圧は70〜100kPa程度と非常に低く調整されて使用される。
しかしながら、このような低内圧の空気入りタイヤでは、ジャンプ後の着地時の縦撓みが非常に大きくなり、例えば、ビード部とトレッド部の内面との間にチューブが強く噛み込まれ、チューブの一部が破損することがしばしばある。
一方、スポーク式リムでは、そのウエルに複数の取付孔が形成され、この取付孔に、スポークの半径方向外端部がニップルを介して取り付けられている。従って、上述のように走行中にチューブが破損すると、そこから漏れ出た空気が取付孔とニップルとの間の隙間から外部に抜け、タイヤの内圧が急速に低下し、トラクション、衝撃吸収性及び剛性感が大きく低下するという欠点があった。
従来、このようなスポーク式リムの取付孔からの空気の抜けを防止するための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、図6に示されるように、取付孔gを覆うゴム材からなる環状のシール材bと、このシール材bをリムcに押圧する環状のバンドdとをリムcのウエルeに配設したタイヤ・リム組立体aが開示されている。
また、下記特許文献2では、図7に示されるように、熱収縮性シートfを、前記取付孔gを覆うようにリムcのウエルeに配設したタイヤ・リム組立体aが開示されている。
しかしながら、特許文献1及び2のタイヤ・リム組立体のシール材b、シートf等は、リムのウエルeにのみ配設されているため、不整地走行時の激しい振動により、シール材bが、例えばタイヤ軸方向に位置ずれし、取付孔gを十分にシールすることができないおそれがあった。
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、一方のリムフランジの外端から他方のリムフランジの外端までのリム外表面に、該外表面に密着してタイヤ周方向にのびることにより、リムのウエルに設けられた取付孔を確実に覆うことが可能な幅広リムバンドを設けることを基本とし、前記取付孔の隙間からの空気の漏出を確実に防止しうるタイヤ・リム組立体を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤと、該タイヤが組み付けられるリムと、該リムと前記タイヤとで囲まれる内腔に配されたチューブとを有するタイヤ・リム組立体であって、前記リムは、前記タイヤのビード部の底面を受ける一対のリムベース部と、このリムベース部のタイヤ軸方向外端に連なってタイヤ半径方向外側にのびることにより前記ビード部のタイヤ軸方向外面を支持する一対のリムフランジと、前記一対のリムベース部間に設けられかつ半径方向内方に凹む環状のウエルとを有し、かつ、前記ウエルに設けられた取付孔にスポークの半径方向外端側が取り付けられたスポーク式リムからなり、しかも前記一対のリムフランジのうちの一方のリムフランジの外端から他方のリムフランジの外端までのリム外表面に密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔を覆う幅広リムバンドを有することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記幅広リムバンドは、熱収縮性材料からなる請求項1記載のタイヤ・リム組立体である。
また、請求項3記載の発明は、前記幅広リムバンドの厚さは、0.1mm〜0.5mmである請求項1又は2記載のタイヤ・リム組立体である。
また、請求項4記載の発明は、前記幅広リムバンドは、前記タイヤのビード部と接触する領域の少なくとも一部の表面に凹凸部を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ・リム組立体である。
また、請求項5記載の発明は前記タイヤがモトクロス用タイヤである請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ・リム組立体である。
請求項1記載のリム・タイヤ組立体は、リムに、一方のリムフランジの外端から他方のリムフランジの外端までのリム外表面に密着してタイヤ周方向にのびることにより取付孔を覆う幅広リムバンドが設けられる。従って、幅広リムバンドの両端部は、タイヤのビード部によって強くリムに押さえられ、ひいては走行等の振動等による位置ずれ等が防止される。よって、仮にチューブが破損した場合であっても、チューブ内の空気がウエルの前記取付孔から外部に漏れ出るのが確実に防止される。
さらに、上述の幅広リムバンドは、タイヤをリムに組み付けた後も、リムフランジ上にはみ出すため、該幅広リムバンドの位置を外部から確認することができる。このために、幅広リムバンドは、一方のリムフランジの外端から他方のリムフランジの外端間を跨ってのびている必要がある。従来の幅狭のリムバンドでは、タイヤをリムに組み付ける際、ビード部やタイヤレバー等でタイヤ軸方向に位置ずれが生じた場合、それに気づかずに使用されることがある。これに対して、本発明の組立体では、幅広リムバンドがリムフランジ上までのびているので、タイヤのリム組後においても幅広リムバンドの位置ずれ等を外部から肉眼で容易に確認できる。従って、空気漏れ防止効果をより確実に発揮させることができる。
また請求項2の発明のように、前記幅広リムバンドに熱収縮性のフィルムを用いたときには、リムの横断面に応じてフィルムを収縮させ、ウエルの取付孔を容易に封止でき、リムバンド取付作業性が向上する。
また請求項3の発明のように、幅広リムバンドの厚さを0.1mm〜0.5mmと小さくしたときには、幅広リムバンドによる組立体の重量増加を抑制できる。また、リムとタイヤとの嵌合圧の著しい増加を抑えることができるため、リム組み作業性の悪化をも防止できる。
また請求項4の発明のように、幅広リムバンドのリムベース部の外面に沿ってのびる第1の部分に凹凸部を設けたときには、ビード部とリム側との摩擦力を高め、ひいてはリムずれやリムはずれを防止できる。このような凹凸部は、例えば熱収縮性フィルムの収縮時の皺等を利用して形成することもできる。
なお、以上の効果は、悪路での高速走行、ジャンプ及び着地などの過酷な状況で使用されるモトクロス用タイヤ・リム組立体で顕著に発揮される。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1ないし2に示されるように、タイヤ・リム組立体1は、タイヤ2と、該タイヤ2が組み付けられるスポーク式のリム3と、該リム3と前記タイヤ2とで囲まれる内腔Sに配されたチューブ8とを有し、この例では、モトクロス用のタイヤが装着された組立体が例示される。
図1ないし2に示されるように、タイヤ・リム組立体1は、タイヤ2と、該タイヤ2が組み付けられるスポーク式のリム3と、該リム3と前記タイヤ2とで囲まれる内腔Sに配されたチューブ8とを有し、この例では、モトクロス用のタイヤが装着された組立体が例示される。
前記リム3は、例えばアルミ合金の押出し形材、鋼板材等から形成され、前記タイヤ2のビード部2Aの底面を受ける一対のリムベース部4、4と、このリムベース部4のタイヤ軸方向外端に連なってタイヤ半径方向外側にのびることにより前記ビード部2Aのタイヤ軸方向外面を支持する一対のリムフランジ5、5と、前記一対のリムベース部4、4間に設けられかつ半径方向内方に凹む環状のウエル6とを有する。
前記ウエル6は、例えばリムベース部4のタイヤ軸方向内端で夫々半径方向内方にかつ内側に向かってウエル巾を小さくする向きに傾いてのびる1対の側部7、7と、この1対の側部7、7の内方端をタイヤ軸方向にのびてつなぐ底部9とから構成される。
ウエル6の前記底部9には、複数個の取付孔13…がタイヤ周方向に隔設される。そして、該取付孔13には、スポーク11のタイヤ半径方向の外端部11Aがスポークニップル10を介して固着される。
前記スポークニップル10は、前記取付孔13に挿入可能な筒状をなしかつそのタイヤ半径方向外端部にはウエル6に抜け止め保持されるフランジ部12が形成されている。またスポークニップル10には、ねじ孔が形成されており、そこにスポーク11の前記外端部11Aが螺着される。
また、図2に示されるように、ウエル6には、チューブ8に固着された空気バルブ21をリム外部に突出させるための透孔24が設けられる。
また、本実施形態の組立体1には、一方のリムフランジ5の外端5aから他方のリムフランジ5の外端5bまでのリム外表面3gに密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔13を覆う幅広リムバンド15が設けられる。
このような幅広リムバンド15の両端部分15Dは、タイヤ2がリム3にリム組されることにより、タイヤ2のビード部2Aとリム3との間でタイヤ軸方向及びタイヤ半径方向に挟持される。これにより、走行時の振動等による幅広リムバンド15の位置ずれ等が防止される。従って、チューブ8に穴が開いた場合でも、前記取付孔13からの空気の漏れが確実に防止される。
また、上述の幅広リムバンド15は、タイヤ2をリム3に組み付けた後も、リムフランジ5上にはみ出すことにより、外部から肉眼で観察することができる。従って、タイヤのリム組み後も、幅広リムバンド15の取り付け状態や位置ずれの有無を容易に確認できる。これは、リムバンドが位置ずれしたままでの使用を防ぐのに役立つ。さらに、前記幅広リムバンド15の取り付け状態を肉眼で確認しながらタイヤ2をリム3に組立てることができるので組立作業性が向上する。
なお、本実施形態において、幅広リムバンド15は、前記透孔24にタイヤ半径方向内方にのびるとともにウエル6の底部9の内周面に沿って折り返された折返し部15aを有する。この折返し部15aは、パッキンゴム23を介してバルブステーに固着されたナット22で押圧されることにより、前記底部9の内周面に確実に密着される。従って、前記透孔24からの空気漏れも防止される。
前記幅広リムバンド15には、種々の材料を使用することができ、例えば熱収縮性を有する樹脂材料を用いることができる。前記熱収縮性を有する樹脂材料としては、例えばアクリル樹脂、ポリエチレン樹脂又はポリアミド系樹脂等が好適であり、とりわけポリエチレン樹脂がその熱収縮率、引っ張り強度及び耐腐食性等の観点より好適である。
図3には、幅広リムバンド15をリム3に取付ける工程の一例が示される。
先ず、図3(A)に示されるように、熱収縮性シート30が準備される。本実施形態において、該熱収縮性シート30の幅W1は、その収縮比などを考慮し、リム3の最大幅W2よりも大きく形成される。また、リム3には、予めスポークが取り付けられている。そして、熱収縮性シート30の両側縁をリム3からはみ出させてその周りに巻き付けられる。なお、熱収縮性シート30の周方向の両端部は予め熱溶着等により接合されてリング状に形成される。
先ず、図3(A)に示されるように、熱収縮性シート30が準備される。本実施形態において、該熱収縮性シート30の幅W1は、その収縮比などを考慮し、リム3の最大幅W2よりも大きく形成される。また、リム3には、予めスポークが取り付けられている。そして、熱収縮性シート30の両側縁をリム3からはみ出させてその周りに巻き付けられる。なお、熱収縮性シート30の周方向の両端部は予め熱溶着等により接合されてリング状に形成される。
次に、図3(B)に示されように、リムフランジ5の外端5a、5bと前記幅広リムバンド15との位置ずれが生じないように、例えば固定冶具25等を使用して両部材を拘束する。しかる後、熱収縮性シート30が収縮温度領域まで加熱される。これにより、図3(C)及び図4に示されるように、熱収縮性シート30は、リムフランジの外端5a、5b間のリム外表面3gに密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔13を覆う幅広リムバンド15として形成される。なお、熱収縮性シート30リムフランジの外端5a、5bからはみ出す部分15cの全部ないし一部は、適宜切り落とされても良い。そして、幅広リムバンド15の端部は、例えば粘着テープTなどでリムフランジ5に固着されても良い。
なお、リムフランジ5の外端5a(又は5b)とウエル6との間には、大きな半径方向の差がある。このため、上述のような熱収縮性シート30を用いて幅広リムバンド15を形成した場合、収縮率の差により、例えばリムベース部4の外面4g及び/又はリムフランジ5のタイヤ軸方向の内面5gといったタイヤ2のビード部2Aと接触する領域の表面に、多数の皺16を形成することができる。このような皺16は、タイヤ2のビード部2Aがリムに装着されたときに、リム3とタイヤ2との嵌合圧及び摩擦力を高め、走行中のリムずれやリムはずれを防止しうる凹凸部として役立つ。
また、幅広リムバンド15の厚さt(図1に示す)は、特に限定されるものではないが、大きすぎると熱収縮時の成形性の低下、リム3とタイヤ2との嵌合圧の増加によるリム組み作業性の悪化及び幅広リムバンド15によるタイヤ・リム組立体1の重量増加という傾向がある。逆に前記厚さtが小さすぎると、フランジ部12等との摩擦によって幅広リムバンド15が損傷しやすくなる傾向がある。このような観点より、前記厚さtは、好ましくは0.05mm以上、より好ましくは0.1mm以上が望ましく、また、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.5mm以下が望ましい。
なお、幅広リムバンド15とリム3とは、上述の収縮力だけで密着させても良いが、好ましくは両者の間を接着材ないし粘着材などを用いて固着することもできる。粘着材としては、例えば軟粘性の例えばブチルゴム、シリコンゴム又はシリコングリス等を用いたものが好適である。これらは、予め熱収縮性シート30又はリム外表面3gに塗布されるのが望ましい。
図5には、本発明の他の実施形態として、幅広リムバンド15の斜視図を示す。この実施形態では、予め連続するリング状でかつリム外表面と実質的に同一の断面形状で成形された幅広リムバンド15が示される。
前記幅広リムバンド15には、例えば粘弾性材料が好適であり、例えば天然ゴム、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)等のゴム材の他、ウレタン等のエラストマーから形成できる。特に空気透過性の低いハロゲン化ブチル等のブチル系ゴム、又はそれと同等以下の空気透過性の低い材質が好ましい。とりわけ、このような幅広リムバンド15には、硬度が50°〜90°のゴム材が好適である。即ち、前記硬度が50°よりも小さいと、走行時の振動等により損傷が発生しやすく、逆に90°を越えると、リムへの装着性が著しく悪化するおそれがある。なお本明細書で用いるゴムの硬度は、JIS−K6253に基づくデュロメータータイプAによる硬さである。
また、前記リング状の幅広リムバンド15のタイヤ軸方向の幅W1は、リム3の最大幅とほぼ同一に設定される。他方、幅広リムバンド15の各位置での内径寸法は、これに対応するリム3の各位置の外径寸法に対して、例えば85%〜95%と小径で形成されるのがよい。これにより、幅広リムバンド15をリム外表面3gに締りばめにて容易に装着できる。
なお、前記比率が85%よりも小の場合、幅広リムバンド15のリム3への取付けが困難となり、逆に95%よりも大きくなると、幅広リムバンド15とリム3の密着性が低下するおそれがある。なお、このようなリング状体の幅広リムバンド15も、接着剤又は粘着材を用いてリム外表面3gと固着されても良い。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。また、本発明のタイヤ・リム組立体は、モトクロス用モーターサイクルの他、市街地走行用モーターサイクル、自転車、乗用車等に採用することもできる。
表1の仕様に基づいて試作されたサイズ120/80−19の自動二輪車用チューブ式タイヤと、MT19×2.50のリムとの組立体について、下記のテストが行われた。上記タイヤは、ナイロンコードをタイヤ周方向に対して30度で傾斜させた2枚のクロスプライ構造のカーカスを具えるものとした。また、リムバンドは、ポリアミド樹脂シートを熱収縮させたもの(A種)及び図5に示したようなリング状のもの(B種)の2種が採用された。なお、B種のリムバンドは、シリコンゴムを主体とし、実施例9のものについては、リムシート部に相当する位置に、高さ及び幅がそれぞれ1mm、長さが10mmでタイヤ軸方向に沿ってのびるリブを15mmピッチで隆起させている。
テストの方法は、次の通りである。
テストの方法は、次の通りである。
<リム組み性>
組立体を10本組み立てるのに要した作業時間が測定された。結果は、比較例1の作業時間の値の逆数を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
組立体を10本組み立てるのに要した作業時間が測定された。結果は、比較例1の作業時間の値の逆数を100とする指数で表示した。数値が大きいほど良好である。
<耐空気漏れ性能・操縦安定性>
直径0.5mmの針でチューブをパンクさせた各組立体を排気量450cm3の4サイクルのモトクロス用自動二輪車の後輪に装着し、ダート路面を20分間走行させた後の内圧が測定され、初期内圧は80kPaである。結果は、比較例1の測定内圧を100とする指数で表示される。数値が大きいほど良好である。また、上記ダート走行中のハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性が、ドライバーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きいほど良好である。
直径0.5mmの針でチューブをパンクさせた各組立体を排気量450cm3の4サイクルのモトクロス用自動二輪車の後輪に装着し、ダート路面を20分間走行させた後の内圧が測定され、初期内圧は80kPaである。結果は、比較例1の測定内圧を100とする指数で表示される。数値が大きいほど良好である。また、上記ダート走行中のハンドル応答性、剛性感、グリップ等に関する特性が、ドライバーの官能により評価された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きいほど良好である。
<耐リムずれ性能>
上記車両でダート路面を速度65km/Hまで加速走行し、急ブレーキにて制動し停車させる工程が10回繰り返された。その後、タイヤとリムとのタイヤ周方向のずれ量が測定された。結果は、前後のずれ量の平均値を計算し、比較例1の値の逆数を100とする指数で表示した。数値が大きい程良好である。
テストの結果等を表1に示す。
上記車両でダート路面を速度65km/Hまで加速走行し、急ブレーキにて制動し停車させる工程が10回繰り返された。その後、タイヤとリムとのタイヤ周方向のずれ量が測定された。結果は、前後のずれ量の平均値を計算し、比較例1の値の逆数を100とする指数で表示した。数値が大きい程良好である。
テストの結果等を表1に示す。
テストの結果、実施例のものは、リム組み性を損ねることなく、空気漏れを防止しており、ひいては操縦安定性に優れていることも確認できた。また、リムずれ量も小さくなっていることが確認できる。
1 タイヤ・リム組立体
2 タイヤ
3 リム
3g リム外表面
4 リムベース部
5 リムフランジ
6 ウエル
8 チューブ
11 スポーク
13 取付孔
15 幅広リムバンド
S 内腔
2 タイヤ
3 リム
3g リム外表面
4 リムベース部
5 リムフランジ
6 ウエル
8 チューブ
11 スポーク
13 取付孔
15 幅広リムバンド
S 内腔
Claims (5)
- タイヤと、該タイヤが組み付けられるリムと、該リムと前記タイヤとで囲まれる内腔に配されたチューブとを有するタイヤ・リム組立体であって、
前記リムは、前記タイヤのビード部の底面を受ける一対のリムベース部と、このリムベース部のタイヤ軸方向外端に連なってタイヤ半径方向外側にのびることにより前記ビード部のタイヤ軸方向外面を支持する一対のリムフランジと、前記一対のリムベース部間に設けられかつ半径方向内方に凹む環状のウエルとを有し、かつ、前記ウエルに設けられた取付孔にスポークの半径方向外端側が取り付けられたスポーク式リムからなり、
しかも前記一対のリムフランジのうちの一方のリムフランジの外端から他方のリムフランジの外端までのリム外表面に密着してタイヤ周方向にのびることにより前記取付孔を覆う幅広リムバンドを有することを特徴とするタイヤ・リム組立体。 - 前記幅広リムバンドは、熱収縮性材料からなる請求項1記載のタイヤ・リム組立体。
- 前記幅広リムバンドの厚さは、0.1mm〜0.5mmである請求項1又は2記載のタイヤ・リム組立体。
- 前記幅広リムバンドは、前記タイヤのビード部と接触する領域の少なくとも一部の表面に凹凸部を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ・リム組立体。
- 前記タイヤがモトクロス用タイヤである請求項1乃至4のいずれかに記載のタイヤ・リム組立体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009106804A JP2010254143A (ja) | 2009-04-24 | 2009-04-24 | タイヤ・リム組立体 |
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JP (1) | JP2010254143A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104385836A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-03-04 | 天津轮翼运动器材有限公司 | 一种减重型雪地自行车轮胎 |
CN104401185A (zh) * | 2014-11-28 | 2015-03-11 | 天津轮翼运动器材有限公司 | 一种雪地自行车用大幅面轮胎装备工艺 |
-
2009
- 2009-04-24 JP JP2009106804A patent/JP2010254143A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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