JP2010252711A - 包装組棒状飯 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装シートは、組棒状飯に対して1周強巻き付いて両端が開口した扁平筒体を形成し、該扁平筒体の一端を折り畳んで袋の底部を形成し、他端の開口を閉じて外側に延びる持ち手を形成している。外フィルム2は棒状飯の両端近傍位置に対応して全長に亘って平行に分断可能部を有している。内フィルムの横長の矩形の2枚フィルム片の内端どうしを前記外フィルム2の平行分断可能部間で重ねて成る。
【選択図】図8
Description
包装手順は、図13に示す如く、組棒状飯(6)を帯状の包装シート(1a)の中央部に立てて載せ、図14に示す如く、包装シート(1a)を組棒状飯(6)を包む様U字に畳み、図15に示す如く、U字に畳んだ包装シート(1a)の両側開口縁を内側に折り重ねて襠部(12a)を形成して上端開口(11a)の包装袋(10a)と成し、両襠部(12a)の上部を内側に凹ませて、上端開口(11a)を図11に示す様に熱溶着して閉じて袋の持ち手(19a)を形成する。
内フィルム(3a)は、2枚の幅狭のフィルム片(31a)(32a)の内端どうしを重ねて形成される。
海苔(40a)の長さは棒状飯(61)の長さに対応し、幅長さは組棒状飯(6)の幅長さの1.2倍程度である。海苔(40a)は幅中心に長さ方向に断続的な切込み(41a)、所謂ミシン目(42a)が施されている。
従って、組棒状飯(6)は両端面を除いて外周部全体に海苔(40a)(40a)が被さっており、見映えがよく、高級感を与える。
一方の外フィルム半体が内フィルム(3a)の一方のフィルム片(31a)と一緒に引き出され、他方の外フィルム半体が内フィルム(3a)の他方のフィルム片(32a)と一緒に引き出され海苔(40a)(40a)だけが残って組棒状飯(6)に直接に被さる。
組棒状飯(6)を2つの棒状飯(61)(61)に分離すると、2枚の状海苔(40a)はミシン目(42a)で綺麗に千切れて、各棒状飯(61)にシート状海苔(40a)が被さる。この状態で棒状飯(61)単位に食することができる。
又、2枚の海苔(40a)(40a)の間隔にずれが生じない様に、外フィルム(2)と内フィルム(3)の溶着箇所を増やさねばならぬ等、作業工程状の問題も多い。
本発明は、上記問題を解決できる組棒状飯の包装形態を明らかにするものである。
包装シート(1)は、組棒状飯(6)の長手方向と直交して組棒状飯(6)に対して1周強巻き付いて一端は組棒状飯(6)から長くはみ出し、他端は組棒状飯(6)から短くはみ出して両端が開口(11)(15)した扁平筒体(14)を形成し、該扁平筒体の短い方のはみ出し部(17)を折り畳んで袋の底部(18)を形成し、長い方向のはみ出し部(16)の開口(11)を閉じて外側に延びる持ち手(19)を形成しており、
包装シート(1)は、外フィルム(2)と内フィルム(3)との間にシート状食品(4)がはみ出すことなく挟んで矩形を呈しており、
シート状食品(4)は、幅長さが組棒状飯(6)の長さに対応し、全長が組棒状飯(6)を一周して巻き付く長さであり、シート状食品(4)は、包装袋(10)の底部(18)に掛からぬ様に位置しており、
外フィルム(2)は組棒状飯(6)の長さ方向の両端近傍位置に対応して全長に亘って平行に分断可能部(21)(21)を有しており、
内フィルム(3)は2枚の横長の矩形の2枚フィルム片(31)(32)の内端どうしを前記外フィルム(2)の分断可能部(21)(21)の間で重ねて成る。
次に、包装袋(10)の底部(18)を下側に引っ張って、該底部側の外フィルム(2)の残りと、内フィルム(3)のフィルム片(31)を一緒に抜き外す。
更に、包装袋(10)の上端開口閉じ側を引っ張って、該開口閉じ側の外フィルム(2)の残りと、内フィルム(3)の残りのフィルム片(32)を一緒に引っ張り出す。
包装シート(1)の内、シート状食品(4)だけが残って直接に組棒状飯(6)の周面に被さる。
組棒状飯(6)を棒状飯(61)(61)単位に分断する際に、シート状食品(4)も引き千切られ、各棒状飯(61)にシート状食品が被さった状態で食することができる。
棒状飯(61)を食する直前までシート状食品(4)は、内フィルム(3)と内フィルム(3)に挟まれて棒状飯(61)や外気に触れないから、湿気が防止され、風味を損なわない。
従って、シート状食品(4)が組棒状飯(6)の周面を一周以上する長さであっても、即ち、包装袋(10)の両襠部(12)にもシート状食品(4)が存在していても、包装を解く上で何の支障もないから、襠部(12)にシート状食品(4)が存在していないことによって商品が低級であるかの様な印象を与えずに済む。
但し、組棒状飯(6)を棒状飯(61)(61)に分離かする場合、後者の方が綺麗に分離できる。
組棒状飯(6)は、個別に形成した2本の棒状飯(61)(61)を密着させて1つの組棒状飯(6)としてもよく、或いは飯塊を型押し成形して一度に図4に示す組棒状飯(6)を形成してもよい。後者の方が生産性が高く組棒状飯(6)を扱い易い。
棒状飯(61)は長さ約10cm、直径約3cmの丸棒状である。
図4に示す如く、包装シート(1)上に、倒して載せた組棒状飯(6)に対して、組棒状飯(6)の長手方向と直交して組棒状飯(6)に対して1周強(1.1〜1.3周)巻き付けて、巻付け終端と巻付け開始側とに跨ってシール片(5)を貼着し、両端開口の扁平筒体(14)を形成する。
包装シート(1)は、巻き付け開始部と巻付け終り部が、組棒状飯(6)の略幅中央部で重なる様に巻き付けられる。
筒体(14)の一端側が組棒状飯(6)から短くはみ出し、他端側が組棒状飯(6)から長くはみ出す様に、包装シート(1)に対して組棒状飯(6)を偏った位置に載せておく。
扁平筒体(14)の短い方のはみ出し部(17)を折り畳んで図6に示す如く、包装袋(10)の底部(18)を形成し、図7に示す如く、長い方のはみ出し部(16)の開口(11)を閉じて外側に延びる厚みの薄い持ち手(19)を形成する。
シート状食品(4)は、前記包装袋(10)の底部(18)に掛からぬ様に外フィルム(2)と内フィルム(3)間に位置している。
シート状食品(4)の長さ方向の略中央部には、包装組棒状飯(6)の棒状飯(61)に平行に断続的な切込み(41)、所謂ミシン目(42)が施されている。
図9、図11に示す如く、シート状食品(4)のミシン目(42)は、組棒状飯(6)の両棒状飯(61)(61)の間に位置する。
シート状食品(4)は実施例ではシート状海苔(40)であるが、これに限らず可撓性を有するシート状食品であれば素材は問わない。
実施例の分断可能部(21)は公知のカットテープ(22)である。
外フィルム(2)の巻き方向の一端には両カットテープ(22)(22)の外側にカットテープ(22)に接近して短く平行に切込み(23)(23)が施されている。
切込み(23)(23)は、カットテープ(22)(22)による外フィルム(2)の分断開始を容易にする役割を成す。
内フィルム(3)の前記包装袋(10)の底側のフィルム片(31)は、他方のフィルム片(32)より幅狭である。
図1、図2に示す如く、内フィルム(3)の両フィルム片(31)(32)と外フィルム(2)は、シート状食品(4)に近接して包装シート(1)の巻き方向に線状に溶着(13)されている。
先ず、包装シート(1)の巻付け終端を止めているシール片(5)を、該巻付け終端に接着したまま、巻付け開始側のフィルムから剥離して、該剥離部をつまんで外フィルム(2)を反巻き付け方向に引っ張ぱる。
外フィルム(2)は、その両分断可能部(21)(21)にて棒状飯(61)の長さにほぼ対応する広幅で全周に亘って分断される。これによって海苔(40)が露出する。
次に、包装袋(10)の底部(18)を引っ張って、該底部側の外フィルム(2)の残りと、内フィルム(3)のフィルム片(31)を一緒に抜き外す。
最後に、包装袋(10)の上端開口閉じ側を上向きに引っ張って、該開口閉じ側の外フィルム(2)の残りと、内フィルム(3)の残りのフィルム片(32)を一緒に引っ張り出す。
図10に示す如く、組棒状飯(6)を棒状飯(61)(61)単位に分断する際に、海苔(40)も引き千切られ、各棒状飯(61)に海苔が被さった状態で食することができる。
棒状飯(61)を食する直前まで海苔(40)は、内フィルム(3)と内フィルム(3)に挟まれて棒状飯(61)や外気に触れないから、湿気が防止され、風味を損なわない。
10 包装袋
11 開口
12 襠部
2 外フィルム
21 分断可能部
3 内フィルム
4 シート状食品
40 海苔
5 シール片
6 組棒状飯
61 棒状飯
Claims (4)
- 2本の棒状飯(61)(61)を高さを揃えて密着して平行に並べてなる組棒状飯(6)を、該組棒状飯に巻き付けた包装シート(1)によって左右両側に襠部(12)を有する扁平な包装袋(10)を形成して包装し、該包装袋(10)は棒状飯(61)の一端側から外側に延びて開口し、該開口(11)の先端部を溶着して閉じている包装組棒状飯であって、
包装シート(1)は、組棒状飯(6)の長手方向と直交して組棒状飯(6)に対して1周強巻き付いて一端は組棒状飯(6)から長くはみ出し、他端は組棒状飯(6)から短くはみ出して両端が開口(11)(15)した扁平筒体(14)を形成し、該扁平筒体の短い方のはみ出し部(17)を折り畳んで袋の底部(18)を形成し、長い方向のはみ出し部(16)の開口(11)を閉じて外側に延びる持ち手(19)を形成しており、
包装シート(1)は、外フィルム(2)と内フィルム(3)との間にシート状食品(4)がはみ出すことなく挟んで矩形を呈しており、
シート状食品(4)は、幅長さが組棒状飯(6)の長さに対応し、全長が組棒状飯(6)を一周して巻き付く長さであり、シート状食品(4)は、包装袋(10)の底部(18)に掛からぬ様に位置しており、
外フィルム(2)は組棒状飯(6)の長さ方向の両端近傍位置に対応して全長に亘って平行に分断可能部(21)(21)を有しており、
内フィルム(3)は2枚の横長の矩形の2枚フィルム片(31)(32)の内端どうしを前記外フィルム(2)の平行分断可能部(21)(21)間で重ねて成る、包装組棒状飯。 - 包装シート(1)の巻付け終端には、該終端を止着するシール片(5)が貼り付けられ、該シール片の両端は、外フィルム(2)の両平行分断可能部(21)(21)の近傍に位置している、請求項1に記載の包装組棒状飯。
- シート状食品(4)は、巻付け方向の略中央部で2分するための断続的な切込み(41)が施されており、該断続的な切込み(41)が、棒状飯(61)(61)の略中間位置に位置する様に包装されている、請求項1又は2の包装組棒状飯。
- 組棒状飯(6)は、型押し成形によって2本の棒状飯(61)(61)が繋がっている状態に形成さけており、或いは、個別に形成した2本の棒状飯(61)(61)を密着させて成形されている、請求項1乃至3の何れかに記載の包装組棒状飯。
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JP2002159271A (ja) * | 2000-11-27 | 2002-06-04 | Makoto Suzuki | 包装飯塊 |
JP2005034010A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Makoto Suzuki | 包装飯塊 |
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