JP3002970B2 - 海苔付餅食品 - Google Patents

海苔付餅食品

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JP3002970B2
JP3002970B2 JP10092046A JP9204698A JP3002970B2 JP 3002970 B2 JP3002970 B2 JP 3002970B2 JP 10092046 A JP10092046 A JP 10092046A JP 9204698 A JP9204698 A JP 9204698A JP 3002970 B2 JP3002970 B2 JP 3002970B2
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彬 山崎
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越後製菓株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔付餅食品に
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】餅の食
し方としては色々なものがあるが、所謂磯辺餅と称され
る形態での食し方の人気が高い。
【0003】この磯辺餅は、焼いたり加熱したりした餅
に海苔を巻き付け止着し、例えば醤油やミリンなどの調
味料を付けて食するものであるが、特に関東地方におい
てはこの磯辺餅が好んで食されていることがわかった。
【0004】しかしながら、餅や調味料などはコンビニ
エンスストアなどでも簡単に手に入るが、海苔を単品で
販売しているところは極めて稀で、なかなか手には入ら
ないという現状であり、特に切餅に巻き付けるのに適し
たサイズの海苔であるならば尚更困難であった。
【0005】そのため、海苔が手に入らず、磯辺餅を食
べられないのであれば無理に切餅を食べなくても良いと
いう人も非常に多く、最近は餅が食されなくなってきて
いる傾向が大きい。
【0006】本発明は、このような現状に鑑み、切餅の
ような餅片にこの餅片に巻き付けるのに適した大きさの
海苔を巻き付け配設した状態で販売する形態を採用する
ことで海苔が手に入りずらいという欠点を解決し、しか
も餅片に触れることなく簡単に開封することができる海
苔付餅食品を提供することが技術的課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】所定長さの帯状の海苔1を収納し得る包装
体2を餅片3の外周に巻き付け止着した海苔付餅食品で
あって、この包装体2に覆い体15を付設してこの覆い体
15が餅片3の横側面を覆うように構成し、この餅片3に
巻き付けた包装体2を餅片3から巻き外し、覆い体15を
開いてこの餅片3を包装体2内側面上の中央に位置させ
た際、この餅片3を境にした包装体2内側面の片側若し
くは両側を開封して海苔1を取り出し可能に露出し得る
開封部5を包装体2内側面に設けたことを特徴とする海
付餅食品に係るものである。
【0009】また、所定長さの帯状の海苔1を収納し得
る包装体2を餅片3の外周に巻き付け包装した海苔付餅
食品であって、この巻き付けた包装体2を開いた際に包
装体2内と外部とが連通して包装体2内の海苔1を取り
出し可能にする開口部6を包装体2の側縁に設け、この
包装体2は袋状に構成し、この袋状包装体2の開口部を
前記開口部6としたことを特徴とする海苔付餅食品に係
るものである。
【0010】また、前記包装体2を透明材で構成したこ
とを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の海
苔付餅食品に係るものである。
【0011】また、前記餅片3を横長の略直方体状の餅
片3とし、前記海苔1の横幅寸法を前記餅片3の横幅寸
法に略合致するか若しくは前記餅片3の横幅寸法よりや
や小さく設定すると共に、この海苔1の長さを前記餅片
3の縦方向に巻き付けた際、海苔1の端部が餅片3の底
面で重合する長さに設定したことを特徴とする請求項1
のいずれか1項に記載の海苔付餅食品に係るもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0013】従来、簡単に手に入れることができなかっ
た海苔1を備えた構成のため、別個に海苔1を用意せず
とも手軽に磯辺餅を食することが可能となり、非常に多
くの需要を望めることになる。
【0014】また、帯状の海苔1を収納した包装体2を
餅片3に巻き付け止着しているから、この本食品の全体
サイズが餅片3だけのサイズとほとんど変わらないコン
パクトサイズとなり、多数個袋詰めして販売する場合に
も従来からある包装した餅片だけを多数個袋詰めした商
品の包装袋を利用して従来品と同数分の本食品を袋詰め
することができる。
【0015】また、海苔1も餅片3も包装体2により包
装されているため、見た目的にも実質的にも非常に衛生
的であるし、海苔1が湿気ることも防止されて品質が保
持されることになる。
【0016】食する場合には、請求項1の発明において
は、餅片3に巻き付けた包装体2を餅片3から巻き外
、餅片3の横側面を覆っている覆い体15を開いてこの
餅片3を包装体2内側面上の中央に位置させ、開封部5
を開封すると、包装体2内側面の餅片3を境にした片側
若しくは両側が開封して包装体2内側面に海苔1が取り
出し可能に露出する。
【0017】続いて包装体2の外側面を手で持ちながら
内側面上の餅片3を転がして露出した海苔1上に位置さ
せ、海苔1を巻き取りながら餅片3に海苔1を巻き付け
すると、海苔巻状態の餅片となって取り出される。
【0018】また、開封部5を開封して海苔1を包装体
2から取り出し、この取り出した海苔1を包装体2上の
覆い体15を開いて露出させた餅片3に巻き付けて、海苔
巻状態の餅片7を取り出すこともできる。
【0019】また、請求項の発明においては、餅片3
に巻き付けた包装体2を餅片3から巻き外すと、袋状の
包装体2側縁の開口部6から海苔1を取り出し可能とな
り、この取り出した海苔1を包装体2の内側面上の餅片
3に巻き付けると、海苔巻状態の餅片7となって取り出
される。
【0020】従って、いずれの発明においても包装体2
と海苔1とに触れるだけで餅片3には触れることなく簡
単に海苔巻状態の餅片7として取り出し若しくは海苔1
を巻き付けして海苔巻状態の餅片7とすることができ
る。よって、触るとべとつくような予め食べ易いやわら
かさに調理してある生餅片3を包装した場合や、予め醤
油などの調味料が塗してあって触るとべとつくような餅
片3を包装した場合であっても、餅片3に触れて手を汚
したりすることなく包装を開封して海苔巻状態の餅片7
を取り出すことができ、このような餅片3を使用する場
合に最適な構成となる。
【0021】そして、このようにして取り出した海苔巻
状態の餅片7を、例えば電子レンジに入れて加熱調理し
て食したり、予め食べ易いやわらかさに調理してある生
餅片3を使用した場合にはそのまま食したりすることが
できる。
【0022】また、海苔1と餅片3とは個別に包装して
いるため、磯辺餅としてだけでなく、餅片3だけを別の
調理方法で調理して別の食し方で食することもできる。
【0023】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0024】図1〜図8は第一構成例、図9〜図14
請求項1記載の発明に属する第二実施例、図15〜図2
0は請求項2記載の発明に属する第三実施例を示してい
る。第一構成例について説明する。
【0025】本構成例は、所定長さの帯状の海苔1を収
納し得る包装体2を餅片3の外周に巻き付け止着した海
苔付餅食品であって、前記包装体2にこの包装体2から
切り離すことによって包装体2を略二分に切り離す帯状
切離片4を設け、この帯状切離片4を包装体2から切り
離すことにより略二分に切り離された包装体2を餅片3
から取り外し可能となるように構成すると共に、この包
装体2を餅片3から取り外すと包装体2に収納された海
苔1が餅片3に巻き付けられるように構成している。
【0026】本構成例の餅片3は、図3に示すように、
予め食べ易いようにやわらかく調理してある横長の略直
方体状の生餅片3を採用している。
【0027】海苔1は、餅片3の横幅寸法よりやや小さ
く設定すると共に、この海苔1の長さを餅片3の縦方向
に巻き付けた際、海苔1の端部が餅片3の底面で重合す
る長さに設定している。
【0028】包装体2は、図5に示すように平帯状の二
枚の透明材8・9を重合してこの重合する透明材8・9
間に収納スペース10を形成した構成としている。また、
この収納スペース10に前記帯状の海苔1を収納し得るよ
うに包装体2の大きさを設定構成している。
【0029】更に詳しくは、海苔1包装時に内側となる
方の透明材8を包装体2全体の横幅(包装体2の短方向
幅)に対して略1/2幅程度の横幅を有する二枚の帯状
半体8A・8Bで成る構成とし、この夫々の帯状半体8
A・8Bを外側の透明材9の左右部に重合して、夫々の
帯状半体8A・8Bの内側縁を除いた外側三縁を外側の
透明材9の外周側縁に熱シール溶着している。従って、
この外周側縁部の溶着部分を除いた外側の透明材9と夫
々の帯状半体8A・8Bとの間に、平帯状の海苔1を収
納包装し得る前記収納スペース10が形成されるように構
成している。
【0030】また、この二枚の帯状半体8A・8Bは、
夫々の対向側縁同志が互いに重合するように構成し、こ
の重合する対向側縁の上下端部位置だけを互いに熱シー
ル溶着している。この左右夫々の帯状半体8A・8Bの
対向側縁同志を重合させるのは、前記収納スペース10に
空気を入りにくくし、包装した海苔1を湿気にくくする
ためである。
【0031】帯状切離片4は、包装体2を構成する前記
外側の透明材9にこの透明材9の長さ方向の中央部に沿
って設けているもので、この帯状切離片4の一側端部を
指でつまんで外側透明材9の長さ方向に引き剥がすと、
この外側透明材9が長さ方向に沿って二分切断されるよ
うに構成している。
【0032】従って、この帯状切離片4により外側の透
明材9が二分切断されると、前記内側の透明材8を構成
する夫々の帯状半体8A・8Bは対向内側縁の上下端部
だけが溶着されているため、この包装体2を左右に引っ
張ることで帯状半体8A・8B同志の溶着部が簡単に引
き剥がされて包装体2が略半分に二分切断されることに
なる。また、帯状切離片4は包装体2を構成する外側の
透明材9に設けているため、この帯状切離片4を引き剥
がすことによって包装体2が二分切断されても収納した
海苔1は切断されることがないように構成している。
【0033】また、この帯状切離片4の一側端部両側に
切り込み11を形成して、帯状切離片4を指でつまみ易い
ように構成している。
【0034】本構成例では、図1,図4に示すように、
横長の略直方体状の餅片3の縦方向に海苔1を収納した
包装体2を巻き付け包装し、この餅片3の底面で重合す
る包装体2の両端部を透明な粘着テープ12で止着してい
る。従ってこのような簡易止着手段によって止着するか
ら、止着作業も容易に行えるし、コスト安に実現化可能
となる。また、透明テープであるため包装された海苔1
や餅片3を容易に外観視できる。尚、海苔1の両端部が
餅片3底面の広い面積で重合するように海苔1の長さを
設定すると、帯状切離片4を引き剥がすことによって外
側に重合する海苔1の端部をその内側で引き剥がされる
帯状切離片4が切断してしまうので、海苔1の長さは両
端部があまり広い面積で重合しない長さに設定した方が
良い。
【0035】次に、この海苔付餅食品の開封取り出し方
法について説明する。
【0036】図4に示すように、餅片3の底面部に位置
している帯状切離片4の一側端部を指でつまんで図中矢
印のように包装体2の長さ方向に引き剥がすと、包装体
2の外側面である前記外側の透明材9が長さ方向に沿っ
て略二分切断される。
【0037】図6に示すように、この外側透明材9が略
二分された包装体2の片側の包装半体2B部分を持って
反対側の包装半体2A部分を外側に向かって引っ張る
と、前記夫々の帯状半体8A・8Bの重合溶着部が引き
剥がれてこの反対側の包装半体2Aが取り去られ、この
取り去られた側の包装半体2Aに包装されていた海苔1
は図7に示すようにそのまま餅片3の片側外周に巻き付
けられる。
【0038】続いて、この露出した側の海苔1を持って
残っている側の包装半体2Bを取り去ると、この取り去
った包装体2Bに包装されていた側の海苔1も餅片3の
外周に巻き付けられ、図8のような海苔巻状態の餅片7
となって取り出される。
【0039】従って、本構成例で採用した予め食べ易い
ようにやわらく調理してあって触るとべとつくような生
餅片3を包装した場合や、予め醤油などの調味料が塗し
てあって触るとべとつくるような餅片3を包装した場合
であっても、開封に際して海苔1と包装体2にしか触れ
ないから、餅片3に触れて手を汚したりすることなく包
装を開封して海苔巻状態の餅片7を取り出すことがで
き、このような餅片3を用いた海苔付餅食品とするには
最適な構成となる。
【0040】また、図1に示すように、海苔1を包装し
た包装体2を餅片3の縦方向に巻き付け包装した包装形
態が、そのまま磯辺餅の形態を示唆して見えることにな
り、一見して海苔1付の磯辺餅となる餅食品であること
がわかり、商品性に秀れることになる。
【0041】第二実施例について説明する。
【0042】本実施例は、所定長さの帯状の海苔1を収
納し得る包装体2を餅片3の外周に巻き付け止着した海
苔付餅食品であって、この餅片3に巻き付けた包装体2
を餅片3から巻き外してこの餅片3を包装体2内側面上
の中央に位置させた際、この餅片3を境にした両側を開
封して海苔1を取り出し可能に露出し得る開封部5を包
装体2内側面に設けている。
【0043】具体的には、包装体2の構成以外は前記第
構成例と同様である。
【0044】本実施例の包装体2は、図12に示すよう
に、平帯状の二枚の透明材13・14を重合してこの重合す
る透明材13・14間に収納スペース10を形成した構成とし
ている。また、この収納スペース10に前記帯状の海苔1
を収納し得るように包装体2の大きさを設定構成してい
る。
【0045】更に詳しくは、海苔1包装時に内側となる
方の透明材13を包装体2全体の長さ幅に対して略1/2
幅程度の長さ幅を有する二枚の透明半体13A・13Bで成
る構成とし、この夫々の透明半体13A・13Bを外側の透
明材14の上下部に重合して、夫々の透明半体13A・13B
の内側対向側縁を除いた外側三縁を外側の透明材14の外
周側縁に熱シール溶着している。従って、この外周側縁
部の溶着部分を除いた外側の透明材14と夫々の透明半体
13A・13Bとの間に、平帯状の海苔1を収納し得る前記
収納スペース10が形成されるように構成している。
【0046】また、この二枚の透明半体13A・13Bは、
夫々の対向側縁同志が互いに重合するように構成してい
る。この二枚の透明半体13A・13Bの対向内側縁を重合
させるのは、収納スペース10へ空気を入りにくくし、包
装した海苔1を湿気にくくするためである。
【0047】この包装体2に設ける開封部5は、前記透
明半体13A・13Bの外側透明材14に対する熱シール溶着
度合いを弱くして、この双方の透明半体13A・13Bを手
で簡単に引き剥がして開封できる構成としている。従っ
て、この開封部5を構成する一方の透明半体13Aを引き
剥がして開封すると、収納スペース10から海苔1が半分
露出して取り出し可能となり、更にもう一方の透明半体
13Bを引き剥がして開封すれば、海苔1が全部露出する
ように構成している。
【0048】また、本実施例では、他方の透明半体13B
(図面下側の透明半体13B)に横長の補助覆い体15を付
設し、この補助覆い体15が餅片3の横側面部分を覆うよ
うに構成している。従って、これによりやわらかい生餅
片3の横側面部分が覆われるから、乾いて固くなってし
まうことが防止されることになり、保存期間も延び非常
に実用的となる。
【0049】本実施例においても、横長の略直方体状の
餅片3の縦方向に包装体2を巻き付け包装するが、この
際、先ず餅片3を前記補助覆い体15上に載せて餅片3の
横の部分をこの補助覆い体15で覆い、それから餅片3の
縦方向に包装体2を巻き付け包装する。そしてこの餅片
3の底面で重合する包装体2の両端部を透明な粘着テー
プ(図示省略)で止着している。
【0050】次に、この海苔付餅食品の開封取り出し方
法について説明する。
【0051】図10に示すように餅片3に巻き付けた包
装体2を餅片3から巻き外し、それから図11に示すよ
うに補助覆い体15を開いてこの開いた包装体2の内側面
上に餅片3を露出させる。続いて図13に示すように開
封部5の一方(図面上側の透明半体13A)を開封して海
苔1を半分包装体2の内側面から露出させ、包装体2の
外側面を手で持ちながら図中矢印のように包装体2の内
側面上の餅片3を転がして露出した海苔1上に位置させ
る。そして、図14に示すようにもう一方の開封部5
(図面下側の透明半体13B)を開封して海苔1のもう半
分を露出させ、餅片3が載っている側の海苔1を巻き取
りながら餅片3に海苔1を巻き付けすると、海苔巻状態
の餅片7となって取り出される。
【0052】また、開封部5の一方だけを開封して半分
だけ露出している海苔1上に餅片3を位置させ、この餅
片3に海苔1を巻き付けながら巻き出して海苔巻状態の
餅片7を取り出すこともできるし、開封部5の一方だけ
を開封して海苔1を包装体2から取り出し、この取り出
した海苔1を包装体2の内側面上の餅片3に巻き付け
て、海苔巻状態の餅片7として取り出すこともできる。
【0053】従って、本実施例においても、餅片3に触
れて手を汚したりすることなく包装を開封して海苔巻状
態の餅片7を取り出すことができる。
【0054】また、本実施例においても、図9に示すよ
うに、海苔1を包装した包装体2を餅片3の縦方向に巻
き付け包装した包装形態が、そのまま磯辺餅の形態を示
唆して見えることになり、一見して海苔1付の磯辺餅と
なる餅食品であることがわかり、商品性に秀れることに
なる。
【0055】第三実施例について説明する。
【0056】本実施例は、所定長さの帯状の海苔1を収
納し得る包装体2を餅片3の外周に巻き付け包装した海
苔付餅食品であって、この巻き付けた包装体2を開いた
際に包装体2内と外部とが連通して包装体2内の海苔1
を取り出し可能にする開口部6を包装体2の側縁に設け
ている。
【0057】具体的には、包装体2の構成以外は前記第
構成例と同様である。
【0058】また、本実施例では、図15に示すよう
に、海苔付餅食品を透明な外包装袋18内に全体を収納し
てパック包装し、第一構成例,第二実施例よりも衛生的
となって且つ長期保存にも適するように構成した場合を
示している。図中符号19は外包装袋18開封用の切り口で
あって、これにより外包装袋18を手で簡単に開封できる
ようにしている。尚、この外包装袋18により海苔付餅食
品を無菌パック包装しても良く、このように構成すれば
更に一層衛生的となって保存期間も一層長期化すること
になるため好ましい。
【0059】本実施例の包装体2は、図18に示すよう
に、平帯状の二枚の透明材16・17を重合してこの重合す
る透明材16・17間に収納スペース10を形成した構成とし
ている。また、この収納スペース10に前記帯状の海苔1
を収納し得るように包装体2の大きさを設定構成してい
る。
【0060】更に詳しくは、二枚の透明材16・17の長方
向の一側縁を除く他の外側三縁同志を熱シール溶着して
袋状に構成し、この溶着しない包装体2の長方向の一側
縁開口部を前記開口部6として海苔1を出し入れ自在に
構成している。
【0061】本実施例では、図16に示すように、海苔
1を収納したこの包装体2を横長の略直方体状の餅片3
の縦方向に包装体2を巻き付け包装し、この餅片3の底
面で重合する包装体2の両端部を透明な粘着テープ12で
止着している。
【0062】次に、この海苔付餅食品の開封取り出し方
法について説明する。
【0063】図17,図18に示すように、餅片3に巻
き付けた包装体2を餅片3から巻き外してこの開いた包
装体2の内側面上に餅片3を露出させる。続いて、図1
9に示すように包装体2側縁の開口部6から海苔1を取
り出し、この取り出した海苔1を図20に示すように包
装体2内側面上の餅片3に巻き付けると、海苔巻状態の
餅片7となって取り出される。従って、本実施例におい
ても、餅片3に触れて手を汚したりすることなく包装を
開封して海苔巻状態の餅片7を取り出すことができる。
【0064】また、本実施例においても、図16に示す
ように、海苔1を包装した包装体2を餅片の縦方向に巻
き付け包装した包装形態が、そのまま磯辺餅の形態を示
唆して見えることになり、一見して海苔1付の磯辺餅と
なる餅食品であることがわかり、商品性に秀れることに
なる。
【0065】また、本実施例は、単に二枚の透明材16・
17を袋状に溶着するだけで包装体2を構成できるため、
この構造は第一構成例,第二実施例に比して非常に簡易
に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価な製品
を提供できることになる。
【0066】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、手
に入りにくい海苔を別個に用意せずとも手軽に磯辺餅に
調理して食することができる極めて実用性に秀れた画期
的な海苔付餅食品となる上、単に、海苔を収納した包装
体で餅片を包装するだけの簡易な構成のため、極めて実
現化が容易で商品性に秀れた海苔付餅食品となる。
【0067】また、帯状の海苔を収納した包装体を餅片
に巻き付け止着しているから、この本食品の全体サイズ
が餅片だけのサイズとほとんど変わらないコンパクトサ
イズとなり、多数個袋詰めして販売する場合にも従来か
らある包装した餅片だけを多数個袋詰めした商品の包装
袋を利用して従来品と同数分の本食品を袋詰めして商品
化することができる。
【0068】また、海苔も餅片も包装体により包装され
ているため、見た目的にも実質的にも非常に衛生的であ
るし、海苔が湿気ることも防止されて品質が保持される
ことになる秀れた構成の海苔付餅食品となる。
【0069】また、請求項1,2のいずれの発明におい
ても、包装体と海苔とに触れるだけで餅片には触れるこ
となく簡単に海苔巻状態の餅片として取り出し若しくは
海苔を巻き付けして海苔巻状態の餅片とすることができ
るため、触るとべとつくような予め食べ易いやわらかさ
に調理してある生餅片を包装した場合や、予め醤油など
の調味料が塗してあって触るとべとつくような餅片を包
装した場合であっても、餅片に触れて手を汚したりする
ことなく包装を開封して海苔巻状態の餅片を取り出すこ
とができ、このような餅片を使用する場合に最適な構成
となる極めて実用性に秀れた海苔付餅食品となる。
【0070】特に請求項1の発明においては、覆い体で
餅片の緯側面を覆うから、やわらかい生餅片であって
も、乾いて固くなってしまうことが防止されることにな
り、保存期間も延び非常に実用的となる。
【0071】また、海苔と餅片とは個別に包装している
ため、磯辺餅としてだけでなく、餅片だけを別の調理方
法で調理して別の食し方で食することもできる。
【0072】請求項の発明においては、包装体により
包装された販売形態がそのまま磯辺餅の形態を示唆して
見えるため、一見して海苔付の磯辺餅となる餅食品であ
ることがわかり、一層商品性に秀れる。
【0073】請求項の発明においては、海苔を幅寸法
を餅片の幅寸法よりやや小さく設定したことにより海苔
を収納した包装体を餅片に巻き付けた状態で海苔の両脇
から餅片が僅かに見えるから、この形態が一層磯辺餅ら
しく見え、一層商品性に秀れる。
【0074】また、餅片の縦方向の外周全周に海苔が巻
き付けられるから、巻き付けた海苔を掴むことで海苔巻
状態の餅片を持ち易い上に、例えば餅片を電子レンジな
どで加熱調理することによって餅片がやわらかくなって
も、電子レンジの受台上に餅が付着することが完全に防
止され、海苔巻状態の餅片を受台から取り上げし易くま
た受台上を汚しにくくなり、しかも海苔を餅片に一回巻
き付けるだけで餅片の底面で巻き付けた海苔の端部同志
が重合することになるから巻き付け作業も容易となるな
ど、一層商品性に秀れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一構成例を示す斜視図である。
【図2】第一構成例の展開した包装体の外側面側を示す
正面図である。
【図3】第一構成例の展開した包装体の内側面上に餅片
3を載置した状態を示す斜視図である。
【図4】第一構成例を示す底面側を上にした状態の斜視
図である。
【図5】図4の横断面図である。
【図6】図4の状態から、帯状切離片を包装体2から切
り離して二分された包装体の一方を餅片から取り外した
状態を示す斜視図である。
【図7】図6の横断面図である。
【図8】第一構成例の海苔巻状態の餅片を示す斜視図で
ある。
【図9】第二実施例を示す斜視図である。
【図10】第二実施例の餅片に巻き付けた包装体を餅片
から巻き外し、補助覆い体が餅片の横側面部を覆ってい
る状態を示す斜視図である。
【図11】図10の状態から、補助覆い体を餅片から開
いた状態を示す斜視図である。
【図12】図11の縦断面図である。
【図13】図11の状態から、一方の開封部を開封した
状態を示す斜視図である。
【図14】図13の状態から、もう一方の開封部を開封
して餅片に海苔を巻き付け、海苔巻状態の餅片を取り出
した状態を示す斜視図である。
【図15】第三実施例を示す斜視図である。
【図16】図15の状態から、外包装袋を取り除いた状
態を示す斜視図である。
【図17】第三実施例の餅片に巻き付けた包装体を餅片
から巻き外した状態を示す斜視図である。
【図18】図17の縦断面図である。
【図19】図17の状態から開口部を介して海苔を取り
出す途中の状態を示す斜視図である。
【図20】図19の状態から海苔を取り出し、この海苔
を餅片に巻き付けて海苔巻状態の餅片を取り出した状態
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 海苔 2 包装体 3 餅片 5 開封部 6 開口部15 覆い体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10 102 A23L 1/337 103 B65D 65/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの帯状の海苔を収納し得る包装
    体を餅片の外周に巻き付け止着した海苔付餅食品であっ
    て、この包装体に覆い体を付設してこの覆い体が餅片の
    横側面を覆うように構成し、この餅片に巻き付けた包装
    体を餅片から巻き外し、覆い体を開いてこの餅片を包装
    体内側面上の中央に位置させた際、この餅片を境にした
    包装体内側面の片側若しくは両側を開封して海苔を取り
    出し可能に露出し得る開封部を包装体内側面に設けたこ
    とを特徴とする海苔付餅食品。
  2. 【請求項2】 所定長さの帯状の海苔を収納し得る包装
    体を餅片の外周に巻き付け包装した海苔付餅食品であっ
    て、この巻き付けた包装体を開いた際に包装体内と外部
    とが連通して包装体内の海苔を取り出し可能にする開口
    部を包装体の側縁に設け、この包装体は袋状に構成し、
    この袋状包装体の開口部を前記開口部としたことを特徴
    とする海苔付餅食品。
  3. 【請求項3】 前記包装体を透明材で構成したことを特
    徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の海苔付餅
    食品。
  4. 【請求項4】 前記餅片を横長の略直方体状の餅片と
    し、前記海苔の横幅寸法を前記餅片の横幅寸法に略合致
    するか若しくは前記餅片の横幅寸法よりやや小さく設定
    すると共に、この海苔の長さを前記餅片の縦方向に巻き
    付けた際、海苔の端部が餅片の底面で重合する長さに設
    定したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に
    記載の海苔付餅食品。
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