JP7357344B2 - 多機能ランチベルト - Google Patents
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Description
このように構成することで、通常では留めるのが困難な形状の被包装物であっても、重ねた状態で包み込んでまとめて固定することができる。また、前記第二の包装部材とカバー部材は、海苔やライスシートなどのシート状食材、手拭や保冷剤などのシート状の小物を第一の包装部材と協働して包装することで、一つにまとめて固定することができる。
また、請求項4に記載するように、前記カバー部材(3a,3b,3c,3d)を、前記第一の包装部材(4)及び/又は前記第二の包装部材(3)とともに袋状部材を形成するように構成してもよい。さらに請求項5に記載するように、前記カバー部材(3c,3d)を、袋状に形成された袋状部材としてもよい。
このようにすることで、第一の包装部材、第二の包装部材及びカバー部材を組み合わせて袋状部材(例えばゴミ袋)を形成することができる。さらに、第一又は第二の包装部材からこのゴミ袋を分離可能とすることで、前記ゴミ袋を第一又は第二の包装部材から切り離して廃棄することが可能になる。
前記袋状部材は、前記第一の包装部材又は前記第二の包装部材の隅部に設けてもよい。このようにすることで、前記黒状部材を例えばゴミ袋として利用する場合に、まな板等として機能する前記第一の包装部材又は前記第二の包装部材からの廃棄物を、取りこぼすことなく簡単に前記ゴミ袋に投入することが可能になる。
[第一の実施形態]
図1(a)は、本発明の第一の実施形態にかかるランチベルトの説明図である。
符号1は、本発明の第一の実施形態にかかる多機能ランチベルトである。このランチベルト1は、弁当箱を含む食品容器やパン、サンドイッチ及び餅を含む個分け食品などの被包装物6を、複数段重ねてまとめて固定できる第一の包装部材4を有している。
この第一の包装部材4は、複数段重ねた被包装物6の幅よりも広幅で伸縮性を有する帯材の部材で形成されている。第一の包装部材4の幅Hは、被包装物6を重ねる段数にもよる(図示の例では二段である)が、例えば四段程度に重ねた被包装物6の幅に合わせておけば、四段に重ねた被包装物6の固定に使用できるほか、二段又は三段に重ねた被包装物6の固定にも使用することができる。
第二の包装部材3は、折り畳み・展開可能に形成することで、海苔やライスシートなどのシート状食材、手拭や保冷剤などのシート状の小物を包装することが可能である。ば図1(a)の例のように、シリコンで形成された第二の包装部材3に折り畳み・展開自在なフィルム状のカバー部材3aを設けて、カバー部材3aと第二の包装部材3との間に前記シート状食材やシート状の小物の小物を包装することができる。
また、符号2は、第一の包装部材4の両端に設けられた保持手段である。この保持手段4は、被包装物6を第一の包装部材4及び第二の包装部材3で巻いた後に、第一の包装部材4及び第二の包装部材3が展開しないようにするためのものある。保持手段2としてはボタンや面ファスナーなどを用いることができる。
なお、図1(a)の例の変形例として、カバー部材3aを第一の包装部材4の一側縁に設け、第二の包装部材3をカバー部材3aの一側に設けるようにしてもよい。また、保持手段2は第二の包装部材3の両端に設けてもよい。
また、図1(c)の例では、シリコンで形成された第一の包装部材4にフィルム状のカバー部材3cを貼りつけて、第一の包装部材4とカバー部材3cとで袋状のランチベルト1を形成している。そして、この袋の中にシート状食材やシート状の小物を収容できるようになっている。
まず、図2(a)のように、第二の包装部材3の上に海苔などのシート状食材やシート状の小物11を置き、カバー部材3aを矢印Iの方向に折り畳む。次いで、(b)に示すように、カバー部材3aとの間に海苔などのシート状食材やシート状の小物11を挟み込んだ第二の包装部材3を、矢印II方向に折り畳む。これにより、図2(c)のような形態となる。
例えば、図3(a)のように円形の被包装物7を二段に重ねたもの、同(b)のように三角形の被包装物8を二段に重ねたもの、同(c)のように四角形の被包装物9を二段に重ねたものも固定することが可能である。
なお、図1(b)(c)のランチベルト1においても、同様にして被包装物7,8,9を包むことができる。
この実施形態のランチベルト1においては、図7(a)のように、第一の包装部材4の上に被包装物6を載せた後、図7(b)のように被包装物6を第一の包装部材4で包み込み、図7(c)のように保持手段10で留めて固定する。
この実施形態では、例えば第二の包装部材12は、食材を加工できるまな板又は食品を載置できるテーブル又はランチシートとして使用できるようにしてもよい。そして、加工後に出た端材やその他のゴミなどを第一の包装部材4とカバー部材3cとで形成された袋の中に廃棄できるようにしてもよい。
菱形8角形状に形成された第二の包装部材12の両側は、中央に向けて折り畳み自在な袖部12aとして形成されている。第二の包装部材12の一端には、第一の包装部材4とカバー部材3cとで、図1(c)と同様の袋状部材が形成されている。
図11は、このランチベルト1を用いた被包装物6の包装の手順を説明するためのもので、まず(a)に示すように、図10(a)の展開状態のランチベルト1における第二の包装部材12の上に、複数段に重ねた被包装物6を置く。
次に(b)に示すように、両側の袖部12a,12aを折り畳んで被包装物6を両側から包み、さらに第二の包装部材12の端部を被包装物6側に折り畳んで、第一の包装部材4とカバー部材3cとで形成された前記袋状部材を被包装物6に巻き付けることで、(c)に示すような形態となる。
図12は、図10のランチベルト1をのし袋として利用する形態を説明する図である。
この場合の初期形態は、図10(a)に示すとおりである。まず、図12(a)に示すように袖部12aの両端の一部を内側に折り畳み、次いで(b)に示すように両側の袖部12aを第二の包装部材12の上に折り畳む。このときの状態を反対側(底面側)から見た図が(c)である。そして、第一の包装部材4及びカバー部材3cから形成される袋状部材を第二の包装部材12の上に折り畳み、第二の包装部材12の一端をその上に折り畳むこことで、(d)に示すようなのし袋が形成される。
のし袋は一回の使用で廃棄されるのが通常であるが、ある程度高級なのし袋については、この実施形態のように形成することで、使用後にランチベルトとして利用することが可能である。
なお、必ずしもカバー部材3cや前記袋状部材は必要ではなく、例えば第一の包装部材4単独でのし袋を構成するようにしてもよい。また、前記第一の包装部材4以外の第二の包装部材3,12やカバー部材3a,3b,3c,3dに袖部を形成して、のし袋を構成できるようにしてもよい。
例えば、本発明の好適な実施形態においても図1(a)や(b)も、図9同様の形態にすることが可能である。
また、カバー部材3a,3b,3c,3dは一つであることを前提に説明しているが、複数設けてもよい。この場合、第一の包装部材4又は第二の包装部材3,12にカバー部材3a,3b,3c,3dを複数設けてもよいし、第一の包装部材4及び第二の包装部材3,12のそれぞれにカバー部材3a,3b,3c,3dを設けてもよい。
2 保持手段
3,12 第二の包装部材
3a,3b,3c カバー部材
4 第一の包装部材
6 被包装物
7 円形の被包装物
8 三角形の被包装物
9 四角形の被包装物
10 保持手段
11 シート状の食材又は小物
13,13a, 穴
12a 袖部
Claims (10)
- 被包装物である複数の食品容器又は複数の個分け食品を重ねた状態でまとめて固定するためのランチベルトにおいて、
前記被包装物を包むための柔軟性を有する帯状の第一の包装部材(4)と、
前記第一の包装部材(4)の側縁に前記第一の包装部材(4)と一体に設けられ、シート状の食材又はシート状の小物を包むことができる第二の包装部材(3,12)と、
前記第二の包装部材と一体に設けられ、前記第二の包装部材と協働して、前記シート状の食材又はシート状の小物を包むカバー部材(3a,3d,12a)と、
を備え、
前記第二の包装部材及び前記カバー部材は、前記被包装物を包んだ前記第一の包装部材の外側に巻き付けられる柔軟性を有し、かつ、前記第一の包装部材に対して展開及び折り畳みが可能であり、
前記第二の包装部材及び前記カバー部材を前記第一の包装部材の外側に巻き付けた状態で保持する保持手段(2,10)を有すること、
を特徴とする多機能ランチベルト。 - 前記第一の包装部材(4)と一体に形成され、前記第一の包装部材(4)とともに前記被包装物を包むことができる柔軟性を有し、前記第一の包装部材(4)と協働して前記被包装物を包装する第二の包装部材(3,12)をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の多機能ランチベルト。
- 前記第一の包装部材及び前記第二の包装部材の少なくとも一方が、前記カバー部材(3a,3b)と協働して、シート状の食材又はシート状の小物を包装できるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の多機能ランチベルト。
- 前記カバー部材(3a,3b,3c,3d)が、前記第一の包装部材(4)及び/又は前記第二の包装部材(3)とともに袋状部材を形成することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の多機能ランチベルト。
- 前記カバー部材(3d)が、袋状に形成された袋状部材であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の多機能ランチベルト。
- 前記第一の包装部材(4)、カバー部材(3a,3b,3c,3d)及び前記第二の包装部材(12)が、互いに分離可能及び/又は接合可能であることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の多機能ランチベルト。
- 前記第一の包装部材(4)、前記第二の包装部材(3,12)及び前記カバー部材(3a,3b,3c,3d)の少なくとも一つが、本体と、この本体の両側に張り出し、前記本体側に折畳み可能な袖部分とを有することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の多機能ランチベルト。
- 前記袖部分が、折り畳むことで、のし袋を含む一定形態の包みとして利用可能とするものであることを特徴とする請求項7に記載の多機能ランチベルト。
- 前記第一の包装部材(4)及び前記第二の包装部材(3,12)の少なくとも一つが、食材を加工できるまな板又は食品を載置できるテーブル又はランチシートとして機能することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の多機能ランチベルト。
- まな板、テーブル又はランチシートとして機能する前記第一の包装部材及び前記第二の包装部材が、シリコン、ゴム又は紙を主体とする複合材で形成されていることを特徴とする請求項9に記載の多機能ランチベルト。
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