JP2010251896A - 放送受信モジュール、放送受信モジュールの製造方法、および、放送受信装置の製造方法 - Google Patents

放送受信モジュール、放送受信モジュールの製造方法、および、放送受信装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】共通化した回路構成の母基板から、単体構造の放送受信モジュールと複合構造の放送受信モジュールとを製造する。
【解決手段】まず、母基板6に複数の配線を形成する。母基板6は切断可能に区画される複数の領域Xを設けるとともに、複数の領域Xに跨る配線を設けている。複数の領域Xのうちのいずれかには、RF回路部3,4および復調回路部5のうちの少なくともひとつを設け、他の少なくともひとつの領域には、RF回路部3,4および復調回路部5のうちの少なくともひとつを設ける。そして、母基板6を切断して複数の回路部を一体に備える放送受信モジュール、または、ひとつの回路部のみを備える放送受信モジュールを切り出す。
【選択図】図2

Description

この発明は、放送波からトランスポートストリーム(TS)やオーディオ/ビデオ信号などの映像や音声を含む復調信号を形成する放送受信装置に設けられる放送受信モジュール、放送受信モジュールの製造方法、および、放送受信装置の製造方法に関する。
テレビやラジオ、セットトップボックスなどの放送受信装置は、RF回路や復調回路を備え、アンテナで受信した放送波から復調信号を形成する。これらの回路はそれぞれ個別に、または一体にモジュール化した放送受信モジュールとして放送受信装置のセットメーカに供給される。
近年、放送受信モジュールでは、地上波放送や衛星放送など帯域の異なる複数の放送波に対応するように、複数のRF回路や復調回路を一体にモジュール化して形成することがある。(例えば特許文献1参照)。特許文献1には、地上波放送のRF回路、衛星放送のRF回路、および地上波アナログ放送の復調回路を一体にしたモジュールが開示されている。
また従来は放送受信モジュールとして、CANチューナなどを備えるボックス型パッケージが採用されていたが、近年はチューナ回路や復調回路がICに小型化される例が増え、放送受信モジュールに表面実装型パッケージが採用されることも増えている。
特開2007−116429号公報
RF回路や復調回路のみからなる単体構造の放送受信モジュールと、特許文献1に開示されたような複合構造の放送受信モジュールとを製造する場合、回路構成に応じて異ならせた基板やマスク、製造ラインが必要であった。そのため、設計の標準化が困難で開発コストや製造コストが高止まりする傾向にあった。
そこで本発明は、単体構造の放送受信モジュールと複合構造の放送受信モジュールとを、共通する回路構成の母基板を用いて製造することができる放送受信モジュールおよび放送受信装置の製造方法、および、その製造方法に適した構成の放送受信モジュールを提供することを目的とする。
この発明の放送受信モジュールの製造方法は、母基板形成工程、および分割工程を有する。母基板形成工程は、母基板に対して、第1乃至第3の回路部のうち少なくともひとつの回路部を第1の領域に設け、他の少なくともひとつの回路部を第2の領域に設ける。母基板は、第1の領域と第2の領域とを含む複数の領域に分割可能に区画され、領域境界を跨る配線が設けられる。第1の回路部は、第1の帯域の放送波に基づき第1のRF信号を形成する。第2の回路部は、第2の帯域の放送波に基づき第2のRF信号を形成する。第3の回路部は、第1・第2のRF信号の少なくともいずれかから復調信号を形成する。分割工程は、母基板を切断して少なくとも第1の領域と第2の領域とを一体に備える放送受信モジュールを切り出す。または、母基板を切断して第1の領域と第2の領域を分割し、それぞれを備える放送受信モジュールを切り出す。より好適には、第1乃至第3の回路部のうち他の少なくともひとつの回路部を第3の領域に設ける。
このような製造方法により、共通する回路構成の母基板から、複合構造の放送受信モジュールや、単体構造の放送受信モジュールを製造できる。即ち、複合構造や単体構造の放送受信モジュールを、母基板からのRF回路や復調回路の切り出し方の変更のみで形成でき、開発コストや製造コストの低減が進められる。
より好適には、領域境界を跨る配線は、導電膜が形成されたスルーホールを領域境界上に備える。この導電膜が形成されるスルーホールは、直線上に複数配列してもよい。これにより、この領域境界を切断するだけでモジュール側面にスルーホールの内面を露出させて入出力端子を構成でき、分割工程の後で改めて入出力端子を形成する工程を行う必要がなくなる。
また、この発明の放送受信モジュールは、切断可能な複数の領域に区画され、領域境界を跨る配線が設けられる基板に対して、第1乃至第3の回路部のうち、少なくともひとつの回路部を第1の領域に設け、他の少なくともひとつの回路部を第2の領域に設けている。この構成の放送受信モジュールは、さらに分割を施すことで、第1の領域を含む放送受信モジュールと第2の領域を含む放送受信モジュールとを形成することが可能である。領域境界を跨る配線は、導電膜が形成されたスルーホールを領域境界上に備えてもよく、そのスルーホールは、直線上に複数配列してもよい。
この発明によれば、共通する回路構成の母基板から、複合構造の放送受信モジュールや、単体構造の放送受信モジュールを製造できる。即ち、複合構造や単体構造の放送受信モジュールを、母基板からのRF回路や復調回路の切り出し方の変更のみで形成でき、開発コストや製造コストの低減が進められる。
本発明の第1の実施形態に係る放送受信モジュールの構成例を説明する図である。 本発明の第1の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法の各工程での状態図である。 本発明の第2乃至第4の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法の分割工程での状態図である。 本発明の第5の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法の各工程での状態図である。 本発明の第6の実施形態に係る放送受信装置の製造方法を説明する図である。 本発明の第7の実施形態に係る放送受信モジュールの構成例を説明する図である。
《第1の実施形態》
以下に、この発明の第1の実施形態に係る放送受信モジュールとその製造方法とを、3種の回路部を設けた母基板から、3種の回路部を切り出す例に基づいて説明する。
図1(A)は、本実施形態の放送受信モジュール1の概略の構成例を説明する平面図である。放送受信モジュール1は、モジュール基板2とRF回路部3,4と復調回路部5とを備える。
RF回路部3は表面実装型ICチップで構成されている。このRF回路部3には、地上波放送の放送波RFin1が地上波アンテナ(不図示)から入力される。放送波RFin1は、本発明の第1の帯域の放送波である。またRF回路部3には、復調回路部5からシリアルデータ信号SDA、シリアルクロック信号SCL、リセット信号RST、および、ゲインコントロール信号AGCが入力される。信号SDA,SCL,RSTは、RF回路部3内部に設けられるPLL回路のパラメータ制御などに用いられる。信号AGCは、RF回路部3内部に設けられるオートゲインコントロール回路のパラメータ制御などに用いられる。このRF回路部3は、中間周波信号IFを復調回路部5に出力する。中間周波信号IFは、放送波RFin1を低い周波数に変換して所定チャンネルを抽出したものである。このRF回路部3が本発明の第1の回路部に相当し、中間周波信号IFが本発明の第1のRF信号に相当する。
RF回路部4は表面実装型ICチップで構成されている。このRF回路部4には、衛星放送の放送波RFin2が衛星アンテナ(不図示)から入力される。放送波RFin2は、本発明の第2の帯域の放送波である。また、復調回路部5からシリアルデータ信号SDA、シリアルクロック信号SCL、リセット信号RST、および、ゲインコントロール信号AGCが入力される。信号SDA,SCL,RSTは、RF回路部4内部に設けられるPLL回路のパラメータ制御などに用いられる。信号AGCは、RF回路部4内部に設けられるオートゲインコントロール回路のパラメータ制御などに用いられる。このRF回路部4は、複素共役信号I/Qを復調回路部5に出力する。複素共役信号I/Qは、放送波RFin2からダイレクトコンバージョン方式で所定チャンネルを抽出したものである。このRF回路部4が本発明の第2の回路部に相当し、複素共役信号I/Qが本発明の第2のRF信号に相当する。
復調回路部5は、地上波放送/衛星放送それぞれに対応する複数の表面実装型ICチップ、または両放送対応の単一の表面実装型ICチップで構成されている。この復調回路部5には、放送受信モジュール1が実装されるセット基板のホスト部から、RF回路部4,5それぞれに対応するシリアルデータ信号SDA、シリアルクロック信号SCL、リセット信号RST、および、ゲインコントロール信号AGCが入力される。また、復調回路部5は、中間周波信号IFや複素共役信号I/Qそれぞれから復調信号を形成し、セット基板のバックエンド部に出力する。地上波デジタル放送や衛星放送の復調信号はトランスポートストリームTSであり、地上波アナログ放送の復調信号はオーディオ/ビデオ信号A/Vである。
本実施形態では、回路部3が中間周波信号IFを出力し、回路部4が複素共役信号I/Qを出力するものとしたが、回路部3が複素共役信号I/Qを出力したり、回路部4が中間周波信号IFを出力したりしてもよい。
モジュール基板2は、回路部3〜5の表面実装型ICチップを搭載する基板であり、複数の側面端子部2Aと、複数の配線結線部2Bとを備える。
図1(B)は、側面端子部2Aを説明する模式図である。側面端子部2Aは、側面溝の内部に形成した導電膜と、側面溝の開口周囲に形成した両面のランド電極とを備える。導体溝は、モジュール基板2の側面に半円筒形状で設けている。この側面端子部2Aはモジュール基板2の天面に設けた配線2Cを介して、表面実装型ICチップをバンプ接続するためのランド電極(不図示)に接続している。
図1(C)は、配線結線部2Bを説明する模式図である。配線結線部2Bは、スルーホールの内部に形成した導電膜と、スルーホールの開口周囲に形成した両面のランド電極とを備える。スルーホールは、モジュール基板2を天面から底面にかけて貫通する円筒形状で設けている。この配線結線部2Bはモジュール基板2の天面に設けた配線2Cを介して、表面実装型ICチップをバンプ接続するためのランド電極(不図示)に接続している。
この放送受信モジュール1では、RF回路部3、復調回路部5,RF回路部4をこの順でモジュール基板2の長手方向に配列している。また、複数の側面端子部2Aをモジュール基板2の側面に沿って配列している。また、複数の配線結線部2Bを、モジュール基板2を複数の領域に区画する所定のライン(領域境界)に沿って配列している。本実施形態では回路部3〜5の配列方向に対して垂直で回路部3,5の中間位置を通るラインと回路部4,5の中間位置を通るラインとのそれぞれに複数の配線結線部2Bを設け、モジュール基板2を複数の領域に区画している。
次に、放送受信モジュール1の製造方法を説明する。本製造方法は母基板形成工程と分割工程とを有する。
図2(A)は、放送受信モジュール1の製造方法における母基板形成工程の実施前を示す状態図であり、図2(B)は母基板形成工程の実施後を示す状態図である。
まず、図2(A)に示すような、複数のモジュール基板2を切り出す前の母基板6を用意する。母基板6は、縦横に配列された複数のスルーホール7によってマトリクス状の複数の領域Xに区画されている。また、母基板6は図示しない電極が印刷形成されている。具体的には、各スルーホール内面に導体膜(不図示)が形成され、開口周囲にランド電極(不図示)が形成され、これにより各スルーホール7に前述の配線結線部2Bが構成されている。また、表面実装型ICチップの入出力端子をバンプ接続するためのランド電極(不図示)が形成されている。また、信号RFin1,SDA,SCL,RST,AGC,IF,I/Q,TS,A/Vが伝搬する配線(不図示)が、バンプ接続用のランド電極と配線結線部2Bとに接続して形成されている。
図2(B)に示すように、母基板形成工程では各領域Xに対して表面実装型ICチップを表面実装する。この際、一列に並ぶ3つの領域Xをモジュールの最小構成単位とし、RF回路部3、復調回路部5、RF回路部4の順で表面実装型ICチップを配列する。
図2(C)は分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホール7の配列ラインのうちのいくつかを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する3つの領域Xから、RF回路部3、復調回路部5、RF回路部4を備えるモジュール基板2を一体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
したがって、本実施形態では、母基板からRF回路部3,4および復調回路部5を備える複合構造の放送受信モジュールを製造でき、分割工程の後でモジュール側面に電極形成工程を施さなくても、スルーホールから入出力端子を形成できる。
なお、本実施形態では、配線結線部や側面端子部を予め形成した母基板を用意する例を示したが、ICチップの搭載後や母基板の分割後に、配線結線部や側面端子部を形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、3種の回路部を設けた母基板から、3種全ての回路部を備えるモジュール基板を切り出す例を示したが、この母基板から回路構成の異なるモジュール基板を切り出すようにしてもよい。
《第2の実施形態》
次に、この発明の第2の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法について、3種の回路部を設けた母基板から、2種の回路部と1種の回路部とを切り出す第一例に基づいて説明する。
本実施形態では、前述の第1の実施形態と同じ母基板形成工程を実施し、前述の第1の実施形態と同じ回路構成の母基板を構成する。
図3(A)は、本実施形態の放送受信モジュールの製造方法における分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホールの配列ラインのうちのいくつかを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する3つの領域Xから、RF回路部3および復調回路部5を備えるモジュール基板と、RF回路部4を備えるモジュール基板とを、別体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
一般に、地上波放送のRF回路部3と衛星放送のRF回路部4と復調回路部5とは、それぞれ独立した回路として構成できる。そのため、本実施形態で示すように分割しても、それぞれの放送受信モジュールを独立に動作させることができる。前述の第1の実施形態とは、母基板6からの切り出し方を異ならせるだけなので、製造コストや設計コストを低減して回路構成の異なる多種の放送受信モジュールを生産することが可能になる。
《第3の実施形態》
次に、この発明の第3の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法について、3種の回路部を設けた母基板から、2種の回路部と1種の回路部とを切り出す第二例に基づいて説明する。
本実施形態では、前述の第1および第2の実施形態と同じ母基板形成工程を実施し、前述の第1および第2の実施形態と同じ回路構成の母基板を構成する。
図3(B)は、本実施形態の放送受信モジュールの製造方法における分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホールの配列ラインのうちのいくつかを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する3つの領域Xから、RF回路部3を備えるモジュール基板と、RF回路部4および復調回路部5を備えるモジュール基板とを、別体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
一般に、地上波放送のRF回路部3と衛星放送のRF回路部4と復調回路部5とは、それぞれ独立した回路として構成できる。そのため、本実施形態で示すように分割しても、それぞれの放送受信モジュールを独立に動作させることができる。前述の第1および第2の実施形態とは、母基板6からの切り出し方を異ならせるだけなので、製造コストや設計コストを低減して回路構成の異なる多種の放送受信モジュールを生産することが可能になる。
《第4の実施形態》
次に、この発明の第4の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法について、3種の回路部を設けた母基板から、各回路部を切り出す例に基づいて説明する。
本実施形態では、前述の第1乃至第3の実施形態と同じ母基板形成工程を実施し、前述の第1乃至第3の実施形態と同じ回路構成の母基板を構成する。
図3(C)は、本実施形態の放送受信モジュールの製造方法における分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホールの配列ラインを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する3つの領域Xから、RF回路部3を備えるモジュール基板と、復調回路部5を備えるモジュール基板と、RF回路部4を備えるモジュール基板とを、別体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
一般に、地上波放送のRF回路部3と衛星放送のRF回路部4と復調回路部5とは、それぞれ独立した回路として構成できる。そのため、本実施形態で示すように分割しても、それぞれの放送受信モジュールを独立に動作させることができる。前述の第1乃至第3の実施形態とは、母基板6からの切り出し方を異ならせるだけなので、製造コストや設計コストを低減して回路構成の異なる多種の放送受信モジュールを生産することが可能になる。
なお、上述の第1乃至第4の実施形態では、母基板のひとつの領域Xに1種の回路部のみを搭載する例を示したが、本発明はこの例に限らず、ひとつの領域Xに多種の回路部を搭載するようにしてもよい。
また、上述の第1乃至第4の実施形態では、母基板に3種の回路部を搭載する例を示したが、本発明はこの例に限らず、母基板に対して2種の回路部や4種以上の回路部を搭載するようにしてもよい。
《第5の実施形態》
次に、この発明の第5の実施形態に係る放送受信モジュールの製造方法について、2種の回路部を設けた母基板から、2種の回路部を切り出す例に基づいて説明する。
図4(A)は、放送受信モジュール1の製造方法における母基板形成工程の実施前を示す状態図であり、図4(B)は母基板形成工程の実施後を示す状態図である。
母基板形成工程では母基板6に対して、各領域Xに対して表面実装型ICチップを表面実装する。本実施形態では、直線に並ぶ2つの領域Xをモジュールの最小構成単位とし、RF回路部3、復調回路部5の順で表面実装型ICチップを配列する。
図4(C)は、本実施形態の放送受信モジュールの製造方法における分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホール7の配列ラインのうちのいくつかを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する2つの領域Xから、RF回路部3、復調回路部5を備えるモジュール基板2を一体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
したがって、本実施形態では、母基板からRF回路部3および復調回路部5を備える複合構造の放送受信モジュールを製造でき、分割工程の後でモジュール側面に電極形成工程を施さなくても、スルーホールから入出力端子を形成できる。
《第6の実施形態》
次に、この発明の第6の実施形態に係る放送受信装置の製造方法について、2種の回路部を設けた母基板から各回路部を切り出す例に基づいて説明する。
本実施形態は放送受信装置の製造方法について説明するものであって、放送受信モジュールを製造した後に、放送受信モジュールを放送受信装置のセット基板に実装する。
まず、前述の第5の実施形態と同じ母基板形成工程を実施し、前述の第5の実施形態と同じ回路構成の母基板を構成する。
図5(A)は、本実施形態の放送受信装置の製造方法における分割工程を示す状態図である。
母基板形成工程に続く分割工程では、スルーホールの配列ラインを、スルーホール7の中心を通る分割線で切断する。これにより、母基板6の隣接する2つの領域Xから、RF回路部3を備えるモジュール基板と、復調回路部5を備えるモジュール基板とを、別体に切り出す。この際に、配線結線部2Bが切断されて、モジュール基板2の側面に半円筒状の側面溝が露出し、配線結線部2Bから前述の側面端子部2Aが構成される。
前述の第5の実施形態とは、母基板6からの切り出し方を異ならせるだけなので、製造コストや設計コストを低減して回路構成の異なる多種の放送受信モジュールを生産することが可能になる。
図5(B)は、本実施形態の放送受信装置の製造方法における実装工程を示す状態図である。
分割工程に続く実装工程では、RF回路部3を搭載した放送受信モジュールと、復調回路部5を搭載した放送受信モジュールとを、放送受信装置を構成するセット基板10に実装する。セット基板10には、RF回路部3や復調回路部の他の回路部11A,11Bも実装している。そして、RF回路部3と復調回路部5とを接続して地上波放送からトランスポートストリームTSやオーディオ/ビデオ信号を生成する。このようにRF回路部3と復調回路部5とを異なる放送受信モジュールに分割してから、セット基板10に実装することで、RF回路部3と復調回路部5との間隔を広げたり、それらの間に何らかの回路素子を挿入したりすることが可能になる。
《第7の実施形態》
以下に、この発明の第7の実施形態に係る放送受信モジュールについて説明する。
図6は、本実施形態に係る放送受信モジュール21の概略の構成例を説明する平面図である。放送受信モジュール21は、モジュール基板22とRF回路部3,4と復調回路部5とを備える。
モジュール基板22は、L字型の基板であり、複数の側面端子部2Aと、複数の配線結線部2Bとを備え、回路部3〜5の表面実装型ICチップを実装する。本実施形態では回路部3〜5をL字型の配置で3つの領域Xに設け、3つの領域Xを一体に母基板から切り出して放送受信モジュール21を構成する。
本実施形態で示すようにモジュール基板の形状はどのようなものであってもよく、セットメーカの要求に応じた適切な形状とするとよい。なお、複合構造の放送受信モジュールを製造し、その後にモジュール基板をさらに分割して、単体構造の放送受信モジュールを形成するようにしてもよい。また、母基板は回路部3〜5のうちの少なくとも2つの回路部を設けていればどのような回路構成でもよく、回路部3〜5を設けていない領域に回路部3〜5以外の回路素子を備えてもよい。
1,21…放送受信モジュール
2,22…モジュール基板
2A…側面端子部
2B…配線結線部
3,4…RF回路部
5…復調回路部
6…母基板
7…スルーホール
10…セット基板

Claims (8)

  1. 分割可能な複数の領域に区画され、領域境界を跨る配線が設けられる母基板に対して、第1の帯域の放送波に基づき第1のRF信号を形成する第1の回路部と、第2の帯域の放送波に基づき第2のRF信号を形成する第2の回路部と、前記第1・第2のRF信号の少なくともいずれかから復調信号を形成する第3の回路部と、のうち、少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第1の領域に設け、他の少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第2の領域に設ける母基板形成工程、および、
    前記母基板を切断して少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域とを一体に備える放送受信モジュールを切り出す分割工程、を有する放送受信モジュールの製造方法。
  2. 分割可能な複数の領域に区画され、領域境界を跨る配線が設けられる母基板に対して、第1の帯域の放送波に基づき第1のRF信号を形成する第1の回路部と、第2の帯域の放送波に基づき第2のRF信号を形成する第2の回路部と、前記第1・第2のRF信号の少なくともいずれかから復調信号を形成する第3の回路部と、のうち、少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第1の領域に設け、他の少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第2の領域に設ける母基板形成工程、および、
    前記母基板を切断して少なくとも前記第1の領域と前記第2の領域とを分割し、それぞれを備える放送受信モジュールを切り出す分割工程、を有する放送受信モジュールの製造方法。
  3. 前記母基板形成工程は、前記第1乃至第3の回路部のうち、少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第3の領域に設ける、請求項1または2に記載の放送受信モジュールの製造方法。
  4. 前記領域境界を跨る配線は、導電膜が形成されたスルーホールを前記領域境界上に備える、請求項1〜3のいずれかに記載の放送受信モジュールの製造方法。
  5. 前記スルーホールは、直線上に複数配列される、請求項4に記載の放送受信モジュールの製造方法。
  6. 分割可能な複数の領域に区画され、領域境界を跨る配線が設けられる基板に対して、
    第1の帯域の放送波から第1のRF信号を形成する第1の回路部と、第2の帯域の放送波から第2のRF信号を形成する第2の回路部と、前記第1・第2のRF信号の少なくともいずれかから復調信号を形成する第3の回路部と、のうち、少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第1の領域に設け、他の少なくともひとつの回路部を前記複数の領域のうちの第2の領域に設けた、放送受信モジュール。
  7. 前記領域境界を跨る配線は、導電膜が形成されたスルーホールを前記領域境界上に備える、請求項6に記載の放送受信モジュール。
  8. 前記スルーホールは、直線上に複数配列される、請求項7に記載の放送受信モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511473U (ja) * 1991-07-24 1993-02-12 日立電子株式会社 プリント配線基板
JP2007116429A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Sharp Corp 放送受信装置
JP2008278099A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Alps Electric Co Ltd テレビジョンチューナ装置

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