JP2008206173A - 高周波モジュールとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波モジュールを親基板へ搭載したときに、親基板における高周波モジュールの占有面積が大きく、親基板の実装密度が低く、大型化する。
【解決手段】回路基板49と、この回路基板49の裏面に装着された裏側部品57表面に装着された表側部品47と、この表側部品47を覆う天面導体81とを備え、この裏側部品57と接続されるとともに、回路基板49の裏面に装着された端子列基板69とを備え、端子列基板69の外周に設けられた切断面147bと、回路基板49の外周に設けられた切断面147aとは同一平面上に並んで配置したものである。
これにより、回路基板49と端子列基板69との切断面147a、147bは一直線上に並び、段差などが生じないので、高周波モジュール23の外形の寸法精度が良好にできる。従って、小型化が達成できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型な高周波モジュールとその製造方法に関するものである。
以下、従来のモジュール1について以下図面を用いて説明する。図9は、従来のモジュール1の断面図である。図9において、従来のモジュール1は、回路基板3の表面5側にクリームはんだ7を用いて複数の電子部品9が装着される。そしてこの電子部品9を覆うように金属製のカバー11が装着され、このカバー側面13に設けられたカバー脚15と回路基板3の側面に設けられた切欠き17とが、クリームはんだ(図示せず)などを介して接続される。なお回路基板3の裏面19側には、親基板との接続のための接続端子21が形成されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−290174号公報
しかしながらこのような従来のモジュールでは、電子部品9が片面に実装されているので、回路基板3の面積が大きくなる。従って、モジュール1を親基板へ搭載したときに、親基板において高周波モジュールの占有面積が大きく、親基板における部品実装密度が低くなる課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、モジュールを親基板へ搭載したときに、このモジュール部品の近傍にまで部品実装ができ、親基板の部品実装密度を高くできるモジュールを提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために本発明のモジュールは、回路基板と、この回路基板の一方の面に装着された電子部品と、この電子部品を覆う金属製の天面導体とを備え、前記電子部品と接続されるとともに、前記回路基板の一方の面に装着された枠基板と、この枠基板の中央部に前記電子部品を囲うように設けられた孔とを設け、前記枠基板の外周に設けられた第一の切断面と、前記回路基板の外周に設けられた第二の切断面とは略同一平面上に並んで配置されたものである。これにより所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、回路基板と、この回路基板の一方の面に装着された電子部品と、この電子部品を覆う金属製の天面導体とを備え、前記電子部品と接続されるとともに、前記回路基板の一方の面に装着された枠基板と、この枠基板の中央部に前記電子部品を囲うように設けられた孔とを設け、前記枠基板の外周に設けられた第一の切断面と、前記回路基板の外周に設けられた第二の切断面とは略同一平面上に並んで配置されたものである。
これにより、回路基板と端子列基板との切断面は一直線上に並び、段差などが生じないので、モジュールの外形の寸法精度が良好にできる。
また、モジュールの外形寸法の精度が高いので、モジュールが実装される親基板において隣接する部品との間の隙間を小さくできる。従って親基板においてモジュールが実装された近傍に電子部品を実装できるので、親基板に対して部品を高密度に実装でき、親基板を小型化できる。
(実施の形態)
以下、本実施の形態における高周波モジュール23について図面を用いて説明する。図2は、本実施の形態における高周波モジュール23の回路ブロック図である。本実施の形態における高周波モジュール23には、アンテナ25a、アンテナ25bから供給されたテレビ放送の電波(高周波信号の一例として用いている)を選局し、選局した信号を合成、復調して出力端子27から出力するという高周波受信装置29が構成される。そしてこの高周波受信装置29には、デジタルテレビ放送信号を受信するための電子チューナ31a、電子チューナ31bと復調回路33という高周波回路を含んでいる。つまり本実施の形態における高周波受信装置29は、移動受信に適したダイバーシティ方式を採用している。具体的には、アンテナ25a、アンテナ25bの夫々の出力が電子チューナ31a、電子チューナ31bとヘ夫々供給される。そして復調回路33にはこれら電子チューナ31a、電子チューナ31bの出力が供給され、これらの信号を合成することで、移動に対しても受信感度の良好な高周波受信装置29を実現できるものである。
次にそれぞれの電子チューナ31a、電子チューナ31bについて説明する。電子チューナ31a、電子チューナ31bにおける入力端子35a、入力端子35bには、夫々のアンテナ25a、アンテナ25bに入力された高周波信号が供給される。これらの入力端子35a、入力端子35bに入力された高周波信号は、バンドパスフィルタ37a、バンドパスフィルタ37bへ供給され、このバンドパスフィルタ37a、バンドパスフィルタ37bで受信帯域外の不要な信号を除去している。このバンドパスフィルタ37a、バンドパスフィルタ37bの出力は、夫々増幅器39a、増幅器39bを介して、夫々に混合器41a、混合器41bの一方の入力に供給される。そしてこの混合器41a、混合器41bの他方の入力には局部発振器43の出力が供給され、直接I信号とQ信号とを出力する。(いわゆるダイレクトコンバージョン方式の混合器である。)。この混合器41a、混合器41bから出力されたI信号とQ信号とは、ローパスフィルタ45a、ローパスフィルタ45bを介して復調回路33へ供給される。なお、局部発振器43には、PLL回路47がループ接続されている。
そしてこれらの電子チューナ31a、31bの出力が供給された復調回路33では、入力されたI信号、Q信号がデジタル信号へと変換されて、復調、合成される。そして合成された信号に訂正を施した信号が出力端子27より出力される。
ここでこのような高周波モジュール23は、例えば携帯電話などに内蔵される。つまり、テレビ放送を受信する携帯機器に用いられる訳である。従って、高周波モジュール23には、小型化が要求される。そして特に昨今の携帯電話のように多くの機能を内蔵するために、親基板上には多くの回路を形成することが必要となる。そこで本発明は、親基板に対する実装面積(占有面積)を小さくすることができる高周波モジュール23を提供し、テレビ放送受信などの機能追加に対し、携帯機器の携帯性を損なわないようにするものである。なお、本実施の形態における高周波モジュール23は、いわゆるデジタルテレビ放送受信用のチューナとしたが、これは、アナログ放送受信用のチューナや、他の通信機器などに用いる送信や受信用の高周波モジュール23として用いても良い。
では次に、このような高周波回路が構成された高周波モジュール23の構成について図面を用いて説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態1における高周波モジュール23の断面図であり、図1(b)は、同高周波モジュール23における他の位置での断面図である。図1において、回路基板49は6層の多層基板であり、この回路基板49の表面51には、電子チューナ31aの回路が構成され、裏面53には電子チューナ31bと復調回路33とが構成されている。そのために、この回路基板49の表面51には、クリームはんだ55によって、電子チューナ31aの回路を構成する表側部品57が装着され、一方裏面53には高融点クリームはんだ59によって、電子チューナ31bと復調回路33とを構成する裏側部品61が装着されている。
なお、本実施の形態における回路基板49の裏面53には、集積回路素子63がフリップチップ実装されており、この集積回路素子63と回路基板49との間は、はんだバンプ65で電気的に接続されている。そして集積回路素子63と回路基板49との間の隙間にエポキシ樹脂67を流し込むことで、集積回路素子63と回路基板49との間の接続強度を補っている。
また回路基板49の裏面53に、枠状の端子列基板69(枠基板の一例として用いた)が装着される。なお、端子列基板69の回路基板連結面71と回路基板49の裏面53とには、夫々複数の接続端子73が形成され、これらの接続端子73同士が、互いに対向するような配置で装着される。なお本実施の形態では、これらの接続端子73同士は、高融点クリームはんだ59によって接続される。
さらに、枠状の端子列基板69の中央部に形成される孔75には、金属製の裏カバー77が嵌合される。ここで裏カバー77には、裏側部品61を覆う天面部81(天面導体の一例として用いた)と、この天面部81の端を折り曲げて形成された側板部83(側部導体の一例として用いた)とを有している。一方、端子列基板69の孔75の内周には、端子列基板切欠き部85が設けられている。一方端子列基板切欠き部85の側面には、カバー接続導体87が形成されている。これにより、カバー接続導体87と裏カバー77の側板部83との間に隙間89が形成される。そして、この隙間89にクリームはんだ91が供給され、裏カバー77と端子列基板69とが接続される。
なお、側板部83の先端は、回路基板49の裏面53に当接するまで挿入することが望ましい。これによりクリームはんだ91が、側板部83の先端と回路基板49の裏面53との間から、裏カバー77内へ流れ込むようなことは起こり難くなる。従って、クリームはんだ91による裏カバー77と裏側部品61とのショートは起こり難くできる。また、側板部83によって、回路基板49の裏面53と端子列基板69の回路基板連結面71との間に生じる空隙93を遮蔽できる。したがって、回路基板49の裏面53に形成された電子チューナ31bや復調回路33における高周波信号は、空隙93から漏洩し難くなる。
さらに本実施の形態における回路基板49の内層には、グランド層を設けている。これによって、裏側部品61や集積回路素子63は裏カバー77の天面部81と側板部83とグランド層とによって囲まれることとなるので、さらに高周波信号が漏洩しにくい高周波モジュール23を実現できる。
次に端子列基板69の装着端子形成面95には親基板(図示せず)と接続するための装着端子97(端子列の一例として用いた)が設けられる。ここで装着端子形成面95が、裏カバー77の外周面より突出するように形成することが重要である。これにより高周波モジュール23を親基板へ装着した場合に、親基板上の導体パターンと裏カバー77との短絡などが発生し難くなる。なお端子列基板69において、装着端子97と接続端子73とはスルーホールによって接続されている。
また、本実施の形態では、裏カバー77の外周面には絶縁膜(図示せず)を形成している。これにより、装着端子形成面95は、裏カバー77の外周面からの突出寸法を小さくできるので、高さの低い高周波モジュール23を実現できる。さらに確実に親基板上の導体パターンと裏カバー77との短絡などを発生し難くできる。
さらにまた、本実施の形態では、裏カバー77の内周面にも絶縁膜(図示せず)を形成している。これにより裏側部品61や集積回路素子63と裏カバー77との間の距離を小さくすることができるので、高さの低い高周波モジュール23を実現できる。ここで、本実施の形態における絶縁膜には、ポリイミド樹脂フィルムを用いている。これは、ポリイミド樹脂は伸びが大きいので、裏カバー77の折り曲げ近傍においても、絶縁膜の剥がれを少なくできるためである。
回路基板49の表面51には、表側部品57を覆う表カバー104が装着される。表カバー104には天部105と、この天部105から折り曲げて形成された側部107と、この側面から延在された脚109とを有している。ここで、回路基板49の外周には、脚109を挿入するための小径切欠き部111が設けられる。一方、端子列基板69には、回路基板49の小径切欠き部111と対応する位置に、この小径切欠き部111よりも大きな切欠き寸法の大径切欠き部113が形成される。ここで、大径切欠き部113と小径切欠き部111との径や幅の差は、回路基板49に対する端子列基板69の装着ズレ寸法以上の寸法とすると良い。これによって、大径切欠き部113の側面が、小径切欠き部111の側面より突出し難くなるので、脚109は回路基板49側から容易に挿入することができる。
ここで、小径切欠き部111の側面には、回路基板49の表面51と裏面53とを接続する小径切欠き導体が設けられ、大径切欠き部113の側面には、端子列基板69の回路基板連結面71と装着端子形成面95とを接続する大径切欠き導体が形成される。そして、これら小径切欠き導体や大径切欠き導体は、電子チューナ31a、31bや復調回路33のグランド端子としても用いられる。なお本実施の形態において脚109は、クリームはんだ91によって小径切欠き導体と大径切欠き導体との双方に対して接続される。これによって、回路基板49上の高周波回路のグランドを確りと取れるので、良好なシールドを実現できる。
以上のように、端子列基板69の孔75内に、裏側部品61を装着できるので、回路基板49の両面に高周波回路を形成したモジュールを実現できる。従って、回路基板49の面積を小さくできるので、親基板における高周波モジュール23の占有面積を小さくできる。
また、裏カバー77には天面部81から折り曲げて形成された側板部83を有しているので、この側板部83が裏側部品61と端子列基板69との間に挿入されることとなる。これにより、裏面53に形成された電子チューナ31bや復調回路33の信号が装着端子97などを介して、親基板の回路へ漏洩し難くなるので、回路基板49の裏面53側にも高周波回路を形成できる。従って、高周波モジュール23において、回路基板49の面積を小さくできるので、親基板における高周波モジュール23の占有面積を小さくできる。さらに、電子チューナ31や復調回路33をシールドすることができるので、妨害に強い高周波モジュール23を得ることができる。
次に、本実施の形態における高周波モジュール23の製造方法について図面を用いて説明する。図3は、本実施の形態における高周波モジュール23の製造フローチャートである。ではこの図3に示した工程の順で、本実施の形態における高周波モジュール23の製造方法について説明する。
図4は、図3に示した表側部品実装工程119における高周波モジュール23の断面図である。表側部品実装工程119では、図4に示すように回路基板49が複数枚連結されたシート状基板121の表面51側に表側部品57などを実装する工程である。そしてこの工程では、予めスクリーン印刷などでシート状基板121の表面51(回路基板49の表面51と同じ)にクリームはんだ55を印刷し、その後で表側部品57を実装し、リフローはんだ付けを行う。なお表側部品57としては、チップ部品やパッケージ型の半導体などが用いられる。そして本実施の形態では縦、横に夫々3枚ずつの回路基板49が連結され、計9枚の回路基板49で一枚のシート状基板121が構成される。
図5は、図3に示した裏側接続部材印刷工程123における高周波モジュール23の断面図である。裏側接続部材印刷工程123では、表側部品実装工程119の後で、図5に示すようにスクリーン印刷などを用いてシート状基板121の裏面53(回路基板49の裏面53と同じ)に高融点クリームはんだ59や、フラックス60などを印刷する。そしてこの裏側接続部材印刷工程123の後に裏側部品装着工程125では、裏側部品61(チップ部品)や集積回路素子63をシート状基板121の裏面53に実装する。このとき、裏側部品61や集積回路素子63は、回路基板49の外周部近傍を除いた位置に装着される。つまり回路基板49の裏面53の外周部には、裏側部品61や集積回路素子63などの電子部品非装着領域が形成される。
図6は、端子基板実装工程127における高周波モジュール23の断面図である。そしてこの端子基板実装工程127は、裏側部品装着工程125の後でシート状基板121の裏面53の電子部品非装着領域に、端子列基板69が装着される。これにより、裏側部品61や集積回路素子63は、端子列基板69によって囲まれることとなる。なおこのとき、端子列基板69に設けられた大径スルーホール139が、シート状基板121に設けられた小径スルーホール137に対応するように装着される。
リフロー工程129では、裏側部品61、集積回路素子63や端子列基板69が実装されたシート基板121がリフロー炉へ投入される。これによって図6に示すように、高融点クリームはんだ59やはんだバンプ65によって裏側部品61、集積回路素子63や端子列基板69が、シート状基板121にリフローはんだ付けされる。そしてリフロー工程129ではんだ付けされることで、各回路基板49上には高周波受信装置29の回路が完成する。
図7は、動作確認工程131における高周波モジュール23の裏面図である。この動作確認工程131はリフロー工程129の後で、高周波受信装置29の回路が正常に動作するかどうかを確認する工程である。この動作確認工程131では、テストピン(図示せず)を端子列基板69上に形成された各装着端子97へ当接させ、所定の電圧を高周波受信装置29へ供給して各回路へ動作させる。この状態で入力端子35から検査用の擬似放送信号を供給し、出力端子27より所定の出力信号が出力されるかどうかを検査する。このようにして検査することで、はんだ付け不良の有無を検査する。なお本実施の形態では、動作確認工程131を9個の高周波モジュール23が連結されたシート状基板121の状態で行っているので、生産性が良好である。
図8はカバーはんだ付け工程133における高周波モジュール23の断面図である。図3に示すように、カバーはんだ付け工程133には、カバー装着工程135と裏カバーはんだ付け工程141とカバーリフロー工程143とを有している。まずカバー装着工程135では、まず動作確認工程131で高周波受信装置29として正常に動作した高周波モジュール23に対して、表カバー104と裏カバー77とを装着する。このとき、表カバー104の脚109は、シート状基板121の小径スルーホール137を貫通し、端子列基板69の大径スルーホール139にまで挿入される。このとき脚109は小径スルーホール137に対して圧入状態で保持される。
一方裏カバー77は、端子列基板69の孔75内に嵌合されるように装着される。このとき、裏カバー77の側板部83先端が、回路基板49の裏面53と当接し、この間に隙間が発生しないようにすることが重要である。これにより裏面53に形成された電子チューナ31や復調回路33の信号が漏れ出し、他の回路へ妨害を与えることや、逆に他の回路(例えば携帯電話の発振回路など)の信号が電子チューナ31や復調回路33へ飛び込むことを少なくすることができる。
次にカバー装着工程135の後でカバーはんだ塗布工程141が行われる。このカバーはんだ塗布工程141では、スクリーン印刷を用いて、装着端子形成面95側から端子列基板69や裏カバー77に対し、クリームはんだ91(接続部材の一例として用いた)を一括に塗布する。具体的には、表カバー104のはんだ付けのために、大径スルーホール139の装着端子形成面95側にクリームはんだ91を塗布する。一方裏カバー77のはんだ付けのために、端子列基板切欠き部85の装着端子形成面95側と、裏カバー77における天面部81の外側との間に橋渡しされた状態でクリームはんだ91が塗布される。
そしてカバーはんだ付け工程133におけるカバーリフロー工程143では、このようにして塗布されたクリームはんだ91が上を向いた状態でリフロー加熱される。これにより、供給したクリームはんだ91が、脚109と小径スルーホール137や大径スルーホール139の間との隙間にはんだが流れ込み、脚109とシート状基板121や端子列基板69とが接続される。一方、裏カバー77の側板部83とカバー接続導体87とは、供給したクリームはんだ91が隙間89内へ流れ込むことで、接続されることとなる。なお裏カバー77の天面部81には絶縁膜を設けているので、クリームはんだ91が天面部81上で盛り上がらず、隙間89に確りと流れ込んで接続される。そして本実施の形態ではリフロー炉によって、表カバー104と裏カバー77とを一括にはんだ付けできるので、非常に生産性が良い。
なお、表カバー104の脚109間の内寸は、シート状基板121の小径スルーホール137間の距離より小さくし、脚109が小径スルーホール137に対して圧入状態で保持されるようにしておく。これにより、カバーリフロー工程143で表カバー104側が下となるようにリフローしても、表カバー104は落下し難くなる。なお脚109の先端内側には面取りを施している。これにより、脚109を小径スルーホール137へ圧入しやすくなる。
そして図3に示すようにシート状基板121は、カバーリフロー工程143の後のダイシング工程145で分割される。そして分割された後に、各高周波モジュール23の特性検査を行って、高周波モジュール23が完成する。ここでダイシング工程145では、回転するダイヤモンド刃などを用いてシート状基板121を所定の間隔で切断し、9個の高周波モジュール23へと分割する。これにより、回路基板49と端子列基板69の4側面夫々には、切断面147a、切断面147b(図1に示す)が形成される。このとき、シート状基板121と端子列基板69は同時に同じダイヤモンド刃で切断されるので、切断面147aと切断面147bとは略同一平面上に並び、回路基板49と端子列基板69の外形は略同一形状、同一寸法で切断されることとなる。さらにこのとき、大径スルーホール139と小径スルーホール137も分割され、端子列基板69に大径切欠きが形成されるとともに、回路基板49に小径切欠きが形成されることとなる。
このようにすることによって、端子列基板69装着工程において端子列基板69の枠幅149が大きくできるので、自動実装機などで容易に吸着・実装ができる。従って生産性が良好である。また、端子列基板69は、回路基板49にはんだ付けされた状態で切断されるので、残り幅151(図1に示す)を小さくしても端子列基板69の割れなどは発生しにくくなる。なお本実施の形態におけるこのダイシング工程145では、表カバー104の外周側面から0.2mm外側を回転するダイヤモンド刃が通過する。
さらに、本実施の形態における端子列基板69は、表カバー104や裏カバー77をはんだ付けした後に切断するので、端子列基板69は強固に回路基板49と固定されている。従って、さらに残り幅151を小さくしても端子列基板69の割れなどは発生しにくくなる。これにより、端子列基板69の残り幅151が小さくでき、高周波モジュール23の面積を小さくできるので、親基板における占有面積を小さくできる。さらにまた端子列基板69は、回路基板49と同時に切断するので、生産性が良好である。
なお本実施の形態では、カバーはんだ付け工程133の後にダイシング工程145を設けたが、これは逆でもよい。この場合、ダイシング工程145は、リフロー工程129以降であれば良い。このようにすれば、ダイシング工程145において表カバー104にキズなどを発生させることはない。
また、回路基板49には小径切欠き部111を設け、端子列基板69には大径切欠き部113を設けたが、これは逆としても良い。この場合、表カバー104の脚109を挿入する側の開口が大きくなり、脚109の挿入が容易となるので、表カバー104を自動機などで装着しやすくなる。
以上のように、本実施の形態における高周波モジュール23は回路基板49と端子列基板69との切断面が略一直線上に並び、段差などが生じないので、高周波モジュール23の外形の寸法精度は良好である。そしてこのように外形精度が高い高周波モジュール23を親基板へ装着すれば、この高周波モジュール23が実装される親基板において、隣接する部品との間の隙間を小さくできる。これによって、親基板において高周波モジュール23が実装された近傍に電子部品を実装できる。従って、親基板に対して部品を高密度に実装できることとなり、親基板も小型化できる。
さらに、表カバー104と裏カバー77とのはんだ付けは、リフロー炉を用いたが、これは、局所加熱ではんだ付けしても良い。この場合、はんだ付けする場所を局所的に加熱するので、表側部品57や裏側部品61や集積回路素子63などに加わる熱履歴の回数を少なくできる。従って、熱履歴に対して弱い電子部品なども用いることが可能となり、部品の選択の幅が広がるので、低価格な部品の使用も可能となる。
本発明にかかる高周波モジュールは、高周波モジュールが実装される親基板における部品実装密度を大きくできるという効果を有し、携帯電話などのように携帯性が重要視され、小型が望まれる携帯用機器に用いる高周波モジュールとして有用である。
(a)本発明の実施の形態1における高周波モジュールの断面図、(b)同、高周波モジュールにおける他の位置での断面図 同、高周波モジュールの回路ブロック図 同、高周波モジュールの製造フローチャート 同、表側部品実装工程における高周波モジュールの断面図 同、裏側接続部材塗布工程における高周波モジュールの断面図 同、端子基板実装工程における高周波モジュールの断面図 同、動作確認工程における高周波モジュールの裏面図 (a)同、クリームはんだ塗布工程での高周波モジュールの断面図、(b)同、クリームはんだ塗布工程での高周波モジュールの他の位置での断面図 従来の高周波モジュールの断面図
符号の説明
49 回路基板
53 裏面
61 裏側部品
63 集積回路素子
69 端子列基板
81 天面部
83 側板部
147a 切断面
147b 切断面

Claims (7)

  1. 回路基板と、この回路基板の一方の面に装着された電子部品と、この電子部品を覆う金属製の天面導体とを備え、前記電子部品と接続されるとともに、前記回路基板の一方の面に装着された枠基板と、この枠基板の中央部に前記電子部品を囲うように設けられた孔とを設け、前記枠基板の外周に設けられた第一の切断面と、前記回路基板の外周に設けられた第二の切断面とは略同一平面上に並んで配置された高周波モジュール。
  2. 枠基板には接続導体を設け、天面導体は前記接続導体を介して枠基板へ接続された請求項1に記載の高周波モジュール。
  3. 枠基板と電子部品との間には、天面導体と接続された側部導体が挿入された請求項2に記載の高周波モジュール。
  4. 導電部材と電子部品との間には、絶縁部材が設けられた請求項3に記載の高周波モジュール。
  5. 導電部材の外面には、絶縁部材が設けられた請求項4に記載の高周波モジュール。
  6. 回路基板が複数個連結されたシート基板の一方の面に電子部品と端子列基板とを実装し、その後で前記シート基板を分割する高周波モジュールの製造方法において、少なくとも前記シート基板へ前記電子部品と前記端子列基板とを実装した後で前記シート基板と前記端子列基板の切断面が一直線となるように、前記シート基板と前記端子列基板とを同時に切断する高周波モジュールの製造方法。
  7. シート基板と端子列基板との切断は、一枚の切断刃で同時に切断した請求項6に記載の高周波モジュールの製造方法。
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