JP2010251014A - ホローカソード型放電管 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホローカソード内のインサート材の交換が効率的に行えるホローカソード型放電管を提供する。
【解決手段】ホローカソード型放電管100は、カソードパイプ201と、放電ガス放出用の開口202Bが前端面202Aに形成されたカソードキャップ202と、の接続により構成されてホローカソード200と、前端面202Aに対向して配置され、開口202Bの中心軸S上にアノード穴302Aが形成されたアノード電極302と、ホローカソード200が内部を延びている筒状のアノードケーシング301と、接続部SPに配されたインサート材203と、を備える。そして、開口202Bとアノード穴302Aとの間で放電ガスによる放電が行われる。また、インサート材203が、接続部SPを構成するホローカソード200の筒状の内壁内から延びて、ホローカソード200の筒状の外壁と平行に、上記内壁外に突出している。
【選択図】図1

Description

本発明はホローカソード型放電管に関する。
ホローカソード型放電管では、ホローカソード(中空陰極管)内を流れる放電ガスが、ホローカソードの端面に形成された円形の開口から放出される。このようなホローカソード型放電管を用いると、当該開口とアノード電極のアノード穴との間に放電が起こり、高密度の電子ビームを発生できるとされている。
このホローカソード型放電管では、ホローカソード内に電子放出体(インサート材)が配置される場合があり、これにより、ホローカソードとアノード電極との間の放電電圧を低くできる。すると、ホローカソードの先端が荷電粒子によってスパッタされ難くなり、ホローカソードの耐久性が向上するので都合がよい。
ところで、このようなインサート材は消耗品なので、インサート材の交換作業を効率的に行う必要がある。インサート材の交換が困難な場合、交換作業に手間取り、多大の時間ロスが生じる。
そこで、特許文献1では、ガス供給器部(放電ガス配管)をホローカソードから分離することによって、ホローカソード内のインサート材のみを後側から取り出せる構造が提案されている。
特開昭63−174239公報
しかしながら、インサート材は、ホローカソードの先端に至るようにホローカソード内の奥深くにまで挿入されることも多い。よって、この場合、特許文献1記載のインサート材の取り出し方法を用いて、ホローカソードの後側からインサート材を取り出すことは、依然として容易ではなく、未だ改善の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ホローカソード内のインサート材の交換が効率的に行えるホローカソード型放電管を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、放電ガスを導くことができる開口が端面に形成されたカソードパイプと、前記放電ガスを放出できる開口が端面に形成されたカソードキャップと、の接続により構成されるホローカソードと、
前記カソードキャップの端面に対向して配置され、前記カソードキャップの開口の中心軸上にアノード穴が形成されたアノード電極と、
前記ホローカソードが内部を延びている筒状のアノードケーシングと、
前記カソードキャップと前記カソードパイプとの接続において、両者が重なる接続部に配されたインサート材と、を備え、
前記カソードキャップの開口と前記アノード穴との間で前記放電ガスによる放電が行われ、前記インサート材は、前記接続部を構成する前記ホローカソードの筒状の内壁内から延びて、前記接続部を構成する前記ホローカソードの筒状の外壁と平行に、前記内壁外に突出しているホローカソード型放電管を提供する。
以上の構成により、アノード電極を取り除くと、カソードキャップの端部を摘まんで、これをカソードパイプから容易に取り外せる。すると、インサート材の端部を掴んでインサート材をカソードキャップから引き抜けるので、インサート材を効率的に(容易に)交換できる。
なお、前記カソードキャップは、前記接続部において前記カソードパイプに螺着されてもよい。
これにより、カソードキャップを回して、カソードキャップをカソードパイプから容易に取り外せる。
また、本発明のホローカソード型放電管では、前記アノードケーシング内に配された導電性の接続パイプと、前記カソードパイプを前記接続パイプ内に固定する固定手段と、前記アノードケーシングの壁部を貫通して、前記接続パイプにねじ止めされる通電ボルトと、を備えてもよい。そして、前記通電ボルトからの電圧が、前記接続パイプを介して前記カソードパイプに印加され、前記通電ボルトのねじ止めによって前記接続パイプが前記アノードケーシングに固定されてもよい。
なお、前記固定手段は、前記接続パイプに設けられた止めねじであってもよい。そして、前記止めねじの頭と対向する前記アノードケーシングの壁部に通し穴を設けてもよい。
以上の構成により、止めねじを緩めると、カソードパイプを効率的に交換できる。また、接続パイプの位置決めが、取り外すことが少ない通電ボルトによって行われているので、通し穴と止めねじとの位置ずれが生じ難くカソードパイプの交換において都合がよい。
また、本発明のホローカソード型放電管では、前記アノードケーシング内を、前記中心軸の方向に放電空間と収容空間とを仕切るように配された絶縁カラーと、を備えてもよい。そして、前記カソードパイプは、前記絶縁カラーを貫通することにより、前記収容空間から前記放電空間に延びており、前記放電空間側の前記絶縁カラーの表面が、所定の隙間を隔てて前記アノードケーシングの内壁面と対向してもよい。
以上の構成により、放電プラズマの逆流イオンによって、ホローカソード(特にカソードキャップ)がスパッタされても、スパッタ粒子が、絶縁カラーの表面に回り込み難くなっている。このため、絶縁カラーの表面全域にスパッタ粒子が付着することによって、ホローカソード(カソードパイプ)とアノードケーシングとの間の導通が生じるという不都合を適切に回避できる。
また、本発明のホローカソード型放電管では、前記アノードケーシングに接続されて前記アノード電極を支持する支持部材を内包できるアノードキャップを更に備えてもよい。そして、前記ホローカソードが前記アノードキャップ内にまで延びてもよい。
これにより、アノードキャップ、支持部材、アノード電極を取り除くと、ホローカソードの前部が完全に露出する。よって、ホローカソードのカソードキャップの交換が、更に容易になる。
また、本発明のホローカソード型放電管では、前記アノードケーシングに接続されて前記アノード電極を支持する筒体を更に備えてもよい。そして、前記ホローカソードが前記筒体内にまで延びてもよい。
これにより、アノード電極および筒体を取り除くと、ホローカソードの前部が完全に露出する。よって、ホローカソードのカソードキャップの交換が、更に容易になる。
本発明によれば、ホローカソード内のインサート材の交換が効率的に行えるホローカソード型放電管が得られる。
図1は、本発明の実施形態のホローカソード型放電管の断面図である。 図2は、図1のホローカソード型放電管を前方(図1の矢印方向)から側面視した図である。 図3は、ホローカソード型放電管に内蔵される電子放出体の交換方法の説明に用いる図である。 図4は、本発明の変形例1のホローカソード型放電管に用いるカソードパイプおよびカソードキャップの接続構造を示した概略図である。 図5は、本発明の変形例2のホローカソード型放電管に用いるアノードユニットの前部の構造を示した概略図である。 図6は、本発明の実施形態のホローカソード型放電管が組み込まれたイオンプレーティング装置の構成を模式的に示した図である。
以下、本発明の実施形態のホローカソード型放電管100について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態のホローカソード型放電管の断面図である。図2は、図1のホローカソード型放電管を前方(図1の矢印方向)から側面視した図である。
なお、図1では、ホローカソード型放電管100の放電ガス導入側を「後」とし、ホローカソード型放電管100の電子放出側を「前」として図示している。以下の説明では、「前方」、「前部」および「前端」という用語、および、「後方」、「後部」および「後端」という用語を用いて、ホローカソード型放電管100の各部の前後方向の位置関係を特定する場合がある。
まず、本実施形態のホローカソード型放電管100の電極構造について説明する。
ホローカソード型放電管100の電極構造の主要部材として、図1に示すように、直流電源の陰極が接続されるホローカソード200と、このホローカソード200を内包するように囲み、直流電源の陽極が接続されるアノードユニット300と、があり、これらの間には数十V〜数百V程度の電位差が与えられるようになっている。なお、これらのホローカソード200およびアノードユニット300は、図1に示すように、中心軸Sを共通にする同軸状に配置されている。
このホローカソード200は、タンタル製のカソードパイプ201を備えるが、本実施形態のホローカソード型放電管100に用いるホローカソード200では、ホローカソード200の前部の構造に特徴がある。なお、カソードパイプ201は、中心軸Sに沿って延びる円筒形になっている。
また、図1に示すように、ホローカソード200は、上述のカソードパイプ201の他、カソードパイプ201の内部から中心軸Sに沿って前方に突出するタンタル製のカソードキャップ202と、カソードキャップ202の内部に当接するよう、奥深く挿入され、カソードキャップ202の後端側からカソードパイプ201の空間201Aにまで延びている電子放出体203と、を備える。
ホローカソード200のカソードパイプ201には、放電ガス(例えば、アルゴンガス)を導くことができる開口201Dが後端面201Cに形成されている。ホローカソード200のカソードキャップ202には、放電ガスを放出できる開口202Bが、前端面202Aに形成されている。これにより、ホローカソード200は、放電ガスが内部の空間201Aを流れる円筒状の中空陰極管を構成している。
以上のホローカソード200の前部では、カソードパイプ201の内周面、および、カソードキャップ202の外周面のそれぞれに、ねじ切りが行われ、これにより、カソードキャップ202の外周面が、カソードパイプ201の内周面に螺着される。
このように、本実施形態のホローカソード型放電管100では、後端面201Cと前端面202Aとの間のホローカソード200の側面202Eに、ホローカソード200をカソードキャップ202とカソードパイプ201とに分割できる円環状のねじによる接続部SPが形成されている。このようにして、ホローカソード200は、カソードパイプ201およびカソードキャップ202が重なり合う接続部SPでの、両者のねじ接続により着脱可能に構成されている。
ここで、カソードキャップ202のねじ切り部の肉厚は、カソードキャップ202の外周面の段差により薄肉なっている。一方、カソードパイプ201のねじ切り部の肉厚も、カソードパイプ201の内周面の段差により薄肉になっている。なお、このカソードパイプ201の肉厚をできる限り薄肉にすることにより、この部分でのカソードパイプ201の空間201Aを拡大する方が、電子放出体203を配置し易くなるので好ましい。そこで、ねじの加工を細目にして(例えば、M5×0.5)、ねじ山とねじ谷との寸法を小さくするとよい。
以上の構成により、カソードキャップ202の外周面がカソードパイプ201の内周面に螺着されても、両者の接続部SPにおける外周面の段差が解消され、これらの接続体を外形上、恰も単一の円筒体の如く構成できるので都合がよい。例えば、ホローカソード200の分割方式をとっても、ホローカソード200の外周面の接続部SPにおいて段差が存在しないので、この接続部SPでの異常放電の発生を防止できると考えられる。
カソードキャップ202は、アノード電極板302(後述)との間で放電を形成するカソード電極の機能を有している。このカソードキャップ202は、略円筒状に形作られ、カソードキャップ202の中空部が、その前端面202Aの近傍において狭くなっている。これにより、上述のとおり、カソードキャップ202の前端面202Aに、直径が1mmの微細な円形の開口202Bが形成されている。なお、この開口202Bの中心は、上述の中心軸Sと一致している。
電子放出体203は、ホローカソード200のインサート材に用いられ、例えば、厚みが15μm程度の短冊状のタンタル薄板を丸く巻くことにより、略円筒状に形作られている。よって、このような薄板からなる電子放出体203を用いると、熱電子を放出できる表面積を増やすことができる。このため、この電子放出体203は、放電プラズマの熱によって容易に熱せられて多量の熱電子を放出できる。
そこで、このような電子放出体203をカソードキャップ202の内部に挿入することにより、カソードキャップ202とアノード電極板302との間の放電電圧を低くできるという利点がある。
以上のホローカソード200では、電子放出体203の一部が、カソードキャップ202に挿入され、この電子放出体203は、丸く巻かれたタンタル薄板に生じる反力を利用してカソードキャップ202に固定(装着)されている。そして、この状態のカソードキャップ202が、カソードパイプ201に螺着されている。つまり、電子放出体203が、図1に示すように、接続部SPを構成するホローカソード200の円筒状の内壁(カソードキャップ202の壁部)内から延びて、接続部SPを構成するホローカソード200の円筒状の外壁(カソードパイプ201の壁部)と平行に、上記内壁外にまで突出している。
よって、螺着式のカソードキャップ202は、カソードパイプ201から容易に取り外せる。カソードキャップ202を外すと、電子放出体203の後部を掴んで電子放出体203をカソードキャップ202から引き抜けるので、電子放出体203を効率的に交換できる。
アノードユニット300は、ホローカソード200が内部を延びているステンレス製の円筒状のアノードケーシング301を備えるが、本実施形態のホローカソード放電管100に用いるアノードユニット300では、アノードユニット300の前部の構造および電力供給系の構造に特徴がある。
また、図1に示すように、アノードユニット300は、上述のアノードケーシング301の他、アノードケーシング301の円環状の前端面301Aに配された円板状のステンレス製のアノード電極板302と、環状の受部303Bを有して略円筒状に形作られたステンレス製のアノードキャップ303と、を備える。
図1に示すように、アノード電極板302の外寸は、アノードケーシング301の内周面の直径よりも大きく、かつ、アノードケーシング301の外周面の直径よりも小さくなっている。よって、アノード電極板302の周辺部が、アノードキャップ303の受部303Bとアノードケーシング301の前端面301Aとの間で挟持され、これにより、アノード電極板302が、アノードケーシング301とアノードキャップ303との間のねじ接続(後述)によって固定される。
なお、アノード電極板302の中心軸Sの方向における位置は、カソードキャップ202の前端面202Aとの間で放電が起こり易いよう、適切に設定されている(例えば、両者間の距離が4mm)。
以上のアノードユニット300の前部では、アノードケーシング301の外周面、および、アノードキャップ303の内周面のそれぞれに、ねじ切りが行われ、これにより、アノードキャップ303の内周面が、アノードケーシング301の外周面に螺着される。よって、螺着式のアノードキャップ303は、アノードケーシング301から容易に取り外せる。アノードキャップ303を外すと、アノード電極板302を効率的に交換できる。
図1および図2に示すように、アノード電極板302の中央部には、微細なアノード穴302A(ここでは、長穴)が形成されている。アノード穴302Aは、少なくともホローカソード200(カソードキャップ202)の開口202Bの中心軸S上に配置されており、両者が中心軸Sを共通とする同軸状に配置される方が好ましい。
なお、アノードキャップ303の中央部にも、円形開口303Aが形成されている。この円形開口303Aは、アノード穴302Aを通過する電子の流れを妨げない程度の充分な大きさに形成されている。
次に、本実施形態のホローカソード型放電管100の電力供給系およびその周辺構造について述べる。
ホローカソード型放電管100の電力供給系の主要部材として、図示しない直流電源と接続された給電端子10を備える通電ボルト11と、通電ボルト11とホローカソード200(カソードパイプ201)との間の電気接続を取るステンレス製の接続パイプ12と、がある。
これにより、直流電源から給電される直流電力(マイナス電圧)が、接続パイプ12を介してホローカソード200(カソードパイプ201)に印加される。
接続パイプ12は、円筒形に構成されており、アノードケーシング301の後部の収容空間102内に配されている。図1に示すように、接続パイプ12の前方には、絶縁カラー16が配置され、その後方には、円筒状の絶縁筒15が配置されている。
絶縁筒15は、アノードケーシング301の後方の蓋に相当するエンドキャップ17の凹部に嵌め込まれている。エンドキャップ17は、ステンレス製の円環体になっており、放電ガス配管20(後述)が、エンドキャップ17および絶縁筒15の内部を貫通している。
ここで、絶縁カラー16は、中心軸Sの方向においてアノードケーシング301内の放電空間101と収容空間102とを仕切っている。
詳しくは、図1に示すように、絶縁カラー16は、周辺部16Cと、この周辺部16Cに囲まれた中央部16Aを備える略円環状に構成されており、絶縁カラー16の周辺部16Cが、アノードケーシング301の垂直壁301C(中心軸Sと垂直な面)に当接されている。そして、絶縁カラー16の中央部16Aの厚みが、その周辺部16Cの厚みよりも厚くなっている。よって、図1に示すように、中央部16Aが、周辺部16Cよりも放電空間101側に突出している。また、放電空間101側の絶縁カラー16の中央部16Aの表面が、隙間Gを隔ててアノードケーシング301の内壁面301Bと対向している。更に、絶縁カラー16の中央部16Aの側面には、円環状の溝16Bが形成されている。
以上の構成により、放電プラズマの逆流イオン(ここでは、Ar+イオン)によって、ホローカソード200(特にカソードキャップ202)がスパッタされても、スパッタ粒子(ここでは、タンタル粒子)が、絶縁カラー16の中央部16Aの表面全域に回り込み難くなっている。このため、絶縁カラー16の表面全域にスパッタ粒子が付着することによって、ホローカソード200(カソードパイプ201)とアノードケーシング301との間の導通が生じるという不都合を適切に回避できる。
通電ボルト11は、アノードケーシング301の壁部に設けられた貫通穴301Bを、中心軸Sと垂直方向に貫通して収容空間102に延び、更に、この通電ボルト11の先端が、接続パイプ12の壁部に設けられたねじ穴にねじ止めされている。これにより、通電ボルト11と接続パイプ12との間の電気接続を取ることができる。なお、通電ボルト11とアノードケーシング301の壁部との間の絶縁は、大径部13Aと小径部13Bとが一体となった円環状の絶縁部材13によってなされている。
このようにして、接続パイプ12は、絶縁カラー16と絶縁筒15とによって挟まれ、取り外すことが少ない通電ボルト11のねじ止めによって固定されている。その結果、接続パイプ12は、アノードケーシング301に固定されている。
また、ホローカソード200(カソードパイプ201)は、その後部が、中心軸Sの方向において絶縁カラー16を貫通することにより放電空間101から収容空間102に延び、これにより、ホローカソード200(カソードパイプ201)が、接続パイプ12の内部の奥深くまで挿入され、接続パイプ12内の円筒状のストッパ部材19に当接されている。
以上の構成により、ホローカソード200のメンテナンス時(例えば、カソードキャップ202の交換時)に、アノードキャップ303およびアノード電極板302を取り除くと、ホローカソード200を前方に容易に引く抜くことができる。また、ホローカソード200の着脱において、ホローカソード200とストッパ部材19との間の当接によって、ホローカソード200の中心軸Sの方向の位置合わせが適切になされ、これにより、ホローカソード200の前端面202Aとアノード電極板302との間の好適な間隔の設定が容易に行える。
更に、ホローカソード200は、接続パイプ12に配された固定手段14(例えば、六角穴付きねじなど;以下、単に「止めねじ14」と略す)を用いて、当該接続パイプ12に固定されている。これにより、接続パイプ12とホローカソード200との間の電気接続を取ることもできる。
ここで、止めねじ14の頭と対向するアノードケーシング301の壁部に、通し穴18を設けることにより、通し穴18から挿入された工具(六角レンチなど;図示せず)を用いて止めねじ14を容易に回すことができる。これにより、上述のホローカソード200(カソードパイプ201)を効率的に交換できる。
特に、接続パイプ12の中心軸Sの方向の規制(位置決め)が、取り外すことが少ない通電ボルト11に行われているので、通し穴18と止めねじ14との位置ずれが生じ難くホローカソード200(カソードパイプ201)の交換において都合がよい。
なお、接続パイプ12とアノードケーシング301との間の絶縁は、絶縁カラー16によってなされている。また、接続パイプ12とエンドキャップ17との間の絶縁は、絶縁筒15によってなされている。
次に、本実施形態のホローカソード型放電管100の放電ガス導入系について述べる。
ホローカソード型放電管100の放電ガス導入系の主要部材として、図示しない放電ガス供給源(例えば、アルゴンガスタンク)と、この放電ガス供給源からの放電ガス(例えば、アルゴンガス)をホローカソード200に導くことができるステンレス製の放電ガス配管20がある。
図1に示すように、この放電ガス配管20は、上述のとおり、エンドキャップ17および絶縁筒15を貫通して、収容空間102に進入し、接続パイプ12に接続されている。なお、放電ガス配管20とエンドキャップ17との間の絶縁は、絶縁筒15によってなされている。
次に、本実施形態のホローカソード型放電管100の動作について説明する。
まず、ホローカソード型放電管100の放電空間101が、所定の真空度に減圧され、
この状態で、ホローカソード200内を流れる放電ガス(例えば、アルゴンガス)が、カソードキャップ202の開口202Bから放電空間101に放出される。続いて、ホローカソード200に、所定のマイナス電圧(例えば、−800V程度)が印加される。なお、本実施の形態ではアノードユニット300は接地されている。
すると、カソードキャップ202の開口202Bとアノード電極板302のアノード穴302Aとの間(特にこれらの対向面側のエッジ間)の電界集中によって、両者間において、放電ガスに基づいたグロー放電が発生する。
次いで、このような放電プラズマによって熱電子放出体203が加熱されると、電子放出体203の熱電子放出が始まり、安定なアーク放電に移行する。このような熱電子放出体203を用いると、アーク放電中の放電電圧を低めに(例えば、−20V程度に)維持できるので都合がよい。
このようにして、ホローカソード型放電管100のアノード穴302Aから高密度の電子を取り出すことができ、このような電子が、様々な真空成膜技術に利用される(応用例を後述する)。
次に、本実施形態のホローカソード型放電管100に内蔵される電子放出体203の交換方法について、図面を参照しながら説明する。
図3は、ホローカソード型放電管に内蔵される電子放出体の交換方法の説明に用いる図である。
まず、図3に示すように、螺着式のアノードキャップ303を回して、これをアノードケーシング301から取り外す。これにより、アノード電極板302をアノードケーシング301から外すことができる。
アノード電極板302を外すと、アノードケーシング301の内部に容易にアクセスできるので、カソードキャップ202の前端部を摘まんで螺着式のカソードキャップ202を回して、これをカソードパイプ201から容易に取り外せる。
すると、電子放出体203の後部を掴んで、カソードキャップ303から電子放出体203を引き抜けるので、電子放出体203を効率的に交換できる。
なお、ここでは、図示を省略しているが、止めねじ14(図1参照)の締結を緩めて、ホローカソード200(カソードパイプ201)を前方側に引く抜くことにより、ホローカソード200(カソードパイプ201)も効率的に交換できる。
以上のとおり、本実施形態のホローカソード型放電管100は、放電ガスを導くことができる開口201Dが後端面201Cに形成されたカソードパイプ201と、放電ガスを放出できる開口202Bが前端面202Aに形成されたカソードキャップ202と、の間のねじ接続により構成されるホローカソード200と、カソードキャップ202の前端面202Aに対向して配置され、開口202Bの中心軸S上にアノード穴302Aが形成されたアノード電極板302と、ホローカソード200が内部を延びている筒状のアノードケーシング301と、カソードキャップ202とカソードパイプ201との接続において、両者が重なる接続部SPに配された電子放出体203(インサート材)と、を備える。そして、開口202Bとアノード穴302Aとの間で放電ガスによる放電が行われる。また、電子放出体203が、接続部SPを構成するホローカソード200の円筒状の内壁(カソードキャップ202の壁部)内から延びて、接続部SPを構成するホローカソード200の円筒状の外壁(カソードパイプ201の壁部)と平行に、上記内壁外にまで突出している。
以上の構成により、アノード電極板302を取り除くと、カソードキャップ202の前端部を摘まんで螺着式のカソードキャップ202を回して、これをカソードパイプ201から容易に取り外せる。すると、電子放出体203の後部を掴んで電子放出体203をカソードキャップ202から引き抜けるので、電子放出体203を効率的に交換できる。
(変形例1)
本実施形態(図1)のホローカソード型放電管100では、螺着式のカソードキャップ202およびカソードパイプ201を例示したが、カソードキャップおよびカソードパイプの接続構造はこれに限らない。
図4は、本発明の変形例1のホローカソード型放電管に用いるカソードパイプおよびカソードキャップの接続構造を示した概略図である。
図4に示すように、図1の螺着式のカソードキャップ202に代えて、嵌め合い構造のカソードキャップ202’、202”が示されている。
図4(a)では、カソードキャップ202’に電子放出体203’の一部が装着され、この状態のカソードキャップ202’が、カソードパイプ201’の円柱状の凹部210に嵌め込まれ、これにより、ホローカソードが得られる。よって、この場合、電子放出体203’は、接続部(図4(a)では図示省略)を構成するホローカソードの円筒状の内壁(カソードキャップ202’の壁部)内から延びて、接続部を構成するホローカソードの円筒状の外壁(カソードパイプ201’の壁部)と平行に、上記内壁外にまで突出している。
図4(b)では、カソードパイプ201”に電子放出体203”の一部が装着され、この状態のカソードパイプ201”が円柱状の凹部211に嵌まるように、凹部211を有するカソードキャップ202”がカソードパイプ201”に嵌め込まれ、これにより、ホローカソードが得られる。よって、この場合、電子放出体203”は、接続部(図4(b)では図示省略)を構成するホローカソードの円筒状の内壁(カソードパイプ202”の壁部)内から延びて、接続部を構成するホローカソードの円筒状の外壁(カソードキャップ202”の壁部)と平行に、上記内壁外に突出している。
(変形例2)
図5は、本発明の変形例2のホローカソード型放電管に用いるアノードユニットの前部の構造を示した概略図である。
図5に示すように、本変形例のホローカソード型放電管では、ホローカソード200のカソードキャップ202(図5では、図示を簡略化)へのアクセスが、本実施形態のホローカソード型放電管100の場合よりも容易になるように構成されている。
図5(a)では、アノードキャップ303’の裾部(円筒の部分)が、図1のアノードキャップ303に比べて長めに取られ、このようなアノードキャップ303’の裾部の後端側の一部が、アノードケーシング301’の前端側の一部に螺着されている。そして、図5(a)に示すように、ホローカソード200がアノードキャップ303’内にまで延びている。
なお、アノード電極板302の支持には、図5(a)に示すように、アノードキャップ303’内に支持部材である円筒状の支持リング310を配するとよい。
これにより、アノードキャップ303’、アノード電極板302および支持リング310を取り除くと、ホローカソード200の前部が完全に露出する。よって、ホローカソード200のカソードキャップ202の交換が、本実施形態のホローカソード型放電管100の場合よりも容易になる。
図5(b)では、図1のアノードキャップ303と図5(a)のアノードケーシング301’との間に、ステンレス製の円筒体311が配されており、円筒体311がアノードケーシング301’に螺着され、アノードキャップ303が円筒体311に螺着されている。そして、図5(b)に示すように、ホローカソード200が円筒体311内にまで延びている。
なお、アノード電極板302の支持は、図5(b)に示すように、円筒体311によりなされている。
これにより、アノードキャップ303、アノード電極板302および円筒体311を取り除くと、ホローカソード200の前部が完全に露出する。よって、ホローカソード200のカソードキャップ202の交換が、本実施形態のホローカソード型放電管100の場合よりも容易になる。
(応用例)
以下、本発明の実施形態のホローカソード型放電管100の真空成膜技術への応用例について概説する。
図6は、本発明の実施形態のホローカソード型放電管が組み込まれたイオンプレーティング装置の構成を模式的に示した図である。
基板上に誘電体膜と導電体膜(例えば、アルミ膜)とを交互に重ねた多層反射膜(例えば、アルミ増反射膜)は、イオンプレーティング法によって形成できる。このような真空プロセスでは、基板保持体(基板ドーム)や真空槽壁へのプラス電荷(例えば、Ar+イオン)のチャージアップによって異常放電が生じて、アルミ増反射膜の損傷が生じることがある。また、誘電体膜へのプラス電荷のチャージアップによっても、アルミ増反射膜の損傷が生じることがある。
そこで、本応用例のイオンプレーティング装置500では、ホローカソード型放電管100が、以上のプラス電荷を電気的に中和する中和器(ニュートラライザ)の役割を果たすように構成されている。
よって、本応用例のイオンプレーティング装置500は、図6に示すように、内部が減圧された真空槽501と、真空槽501内の基板504A、基板保持体504および真空槽501の壁部に向けて電子(図1の点線参照)を放出できるホローカソード型放電管100と、を備える。
なお、本応用例のイオンプレーティング装置500は、抵抗加熱や電子ビーム加熱などが行われる蒸発源503(多点ハース)と、反応ガス供給系502と、DC(直流)電源506および高周波電源505からなる電力供給系と、真空排気系507とを備え、これにより、イオンプレーティング法を用いてアルミ増反射膜が基板504上に堆積される。
但し、このようなイオンプレーティング法によるアルミ増反射膜の成膜は公知である。よって、この詳細な説明は省略する。
以上のとおり、本応用例のイオンプレーティング装置500では、簡易な構造によって大電流量の電子を放出できるホローカソード型放電管100をニュートラライザに用いて、イオンプレーティング法による成膜中に発生するプラス電荷を電気的に中和できる。このため、基板保持体(基板ドーム)、真空槽壁および誘電体膜へのプラス電荷のチャージアップによって、アルミ増反射膜の損傷が生じることを適切に防止できる。特に、ホローカソード型放電管100では、上述のとおり、消耗品である電子放出体203の交換を効率的に行えるので、このようなホローカソード型放電管100を組み込むと、イオンプレーティング装置500の成膜の効率化を図るうえで有利である。
なお、ここで述べたホローカソード型放電管100の応用は一例に過ぎない。本実施形態のホローカソード型放電管100は、ニュートラライザの他、様々な真空技術の用途(例えば、電子ビーム加熱を行う場合の電子銃としての用途)に利用できる。
本発明によれば、ホローカソード内のインサート材の交換が効率的に行えるホローカソード型放電管が得られる。よって、本発明のホローカソード型放電管を、例えば、イオンプレーティング装置を用いて多層反射膜を形成する際のニュートラライザとして利用できる。
10 給電端子
11 通電ボルト
12 接続パイプ
13 絶縁部材
13A 絶縁部材の大径部
13B 絶縁部材の小径部
14 止めねじ(固定手段)
15 絶縁筒
16 絶縁カラー
16A 絶縁カラーの中央部
16B 絶縁カラーの溝
16C 絶縁カラーの周辺部
17 エンドキャップ
18 通し穴
19 ストッパ部材
20 放電ガス配管
100 ホローカソード型放電管
101 放電空間
102 収容空間
200 ホローカソード
201 カソードパイプ
201A カソードパイプの空間
202 カソードキャップ
202A カソードキャップの前端面
202B カソードキャップの開口
201C カソードパイプの後端面
201D カソードパイプの開口
203 電子放出体
300 アノードユニット
301 アノードケーシング
301A アノードケーシングの前端面
301B 貫通穴
302 アノード電極板
302A アノード穴
303 アノードキャップ
303A アノードキャップの円形開口
303B アノードキャップの受部
310 支持リング(支持部材)
311 円筒体(筒体)
500 イオンプレーティング装置
501 真空槽
502 反応ガス供給系
503 蒸発源
504 基板保持体
504A 基板
505 高周波電源
506 DC電源
507 真空排気系
SP 接続部

Claims (7)

  1. 放電ガスを導くことができる開口が端面に形成されたカソードパイプと、前記放電ガスを放出できる開口が端面に形成されたカソードキャップと、の接続により構成されるホローカソードと、
    前記カソードキャップの端面に対向して配置され、前記カソードキャップの開口の中心軸上にアノード穴が形成されたアノード電極と、
    前記ホローカソードが内部を延びている筒状のアノードケーシングと、
    前記カソードキャップと前記カソードパイプとの接続において、両者が重なる接続部に配されたインサート材と、
    を備え、
    前記カソードキャップの開口と前記アノード穴との間で前記放電ガスによる放電が行われ、前記インサート材は、前記接続部を構成する前記ホローカソードの筒状の内壁内から延びて、前記接続部を構成する前記ホローカソードの筒状の外壁と平行に、前記内壁外に突出しているホローカソード型放電管。
  2. 前記カソードキャップは、前記接続部において前記カソードパイプに螺着されている請求項1記載のホローカソード型放電管。
  3. 前記アノードケーシング内に配された導電性の接続パイプと、
    前記カソードパイプを前記接続パイプ内に固定する固定手段と、
    前記アノードケーシングの壁部を貫通して、前記接続パイプにねじ止めされる通電ボルトと、を備え、
    前記通電ボルトからの電圧が、前記接続パイプを介して前記カソードパイプに印加され、前記通電ボルトのねじ止めによって前記接続パイプが前記アノードケーシングに固定されている請求項1記載のホローカソード型放電管。
  4. 前記固定手段は、前記接続パイプに設けられた止めねじであり、
    前記止めねじの頭と対向する前記アノードケーシングの壁部に通し穴が設けられている請求項3記載のホローカソード放電管。
  5. 前記アノードケーシング内を、前記中心軸の方向に放電空間と収容空間とを仕切るように配された絶縁カラーと、を備え、
    前記カソードパイプは、前記絶縁カラーを貫通することにより、前記収容空間から前記放電空間に延びており、
    前記放電空間側の前記絶縁カラーの表面が、所定の隙間を隔てて前記アノードケーシングの内壁面と対向している請求項1記載のホローカソード型放電管。
  6. 前記アノードケーシングに接続されて前記アノード電極を支持する支持部材を内包できるアノードキャップを更に備え、
    前記ホローカソードが前記アノードキャップ内にまで延びている請求項1記載のホローカソード型放電管。
  7. 前記アノードケーシングに接続されて前記アノード電極を支持する筒体を更に備え、
    前記ホローカソードが前記筒体内にまで延びている請求項1記載のホローカソード型放電管。
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