JP2010249199A - ダストブーツの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】取付構造S1は、ダストブーツ13の筒状の端部13aを固定金具14を用いて筒状のハウジング12に取り付けるためのものである。ハウジング12は、ハウジング12の端面12aから軸方向X1に延びる環状の嵌合溝15と、嵌合溝15の底15aから軸方向X1に延びる環状の圧入溝16とを含む。また、固定金具14は、ダストブーツ13の端部13aに固定された筒状の金具本体17と、金具本体17の後端17aから径方向Y1外方に延び、ハウジング12の端面12aに当接して位置決めされた外向突起18とを含む。また、金具本体17は、ダストブーツ13の端部13aとともに、嵌合溝15に嵌合された第1の部分19と、ダストブーツ13の先端13cから前方に突出し圧入溝16に圧入された第2の部分20とを含む。
【選択図】図2
Description
この発明は、かかる背景のもとになされたものであり、ダストブーツを取り付けるときの作業性がよいダストブーツの取付構造を提供することを目的とする。
また、被取付部材に形成された嵌合溝に、金具本体の第1の部分をダストブーツの端部とともに嵌合させることにより、ダストブーツの端部と嵌合溝の内壁面との間をシールすることができる。これにより、ダストブーツの端部と嵌合溝の内壁面との間を通って被取付部材の内部にダストが進入することを防止することができる。
また、上記外向突起は、上記第2の部分を上記圧入溝に圧入方向(X2)に沿って圧入するときに、工具(21)によって上記圧入方向に押圧される圧入時被押圧部(18b)を含む場合がある(請求項2)。この場合、工具によって圧入時被押圧部を圧入方向に押圧することにより、金具本体の第2の部分を圧入溝に圧入して、固定金具を被取付部材に取り付けることができる。したがって、ダストブーツを被取付部材に取り付けるときの作業性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るダストブーツ13の取付構造S1を備えるステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1を参照して、ステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2と、転舵輪(図示せず)を転舵する転舵機構としてのラックアンドピニオン機構3とを備えている。ステアリングホイール2は、ステアリングシャフト4および中間軸5等を介して、ピニオン軸6に連結されている。また、転舵輪は、インナーボールジョイント7およびタイロッド8等を介して、ラック軸9の各端部に連結される。ステアリングホイール2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5等を介してピニオン軸6に伝達される。また、ピニオン軸6の回転は、ラック10およびピニオン11によって、ラック軸9の軸方向への移動に変換される。これにより、転舵輪の転舵が達成される。
図2および図3を参照して、ダストブーツ13の取付構造S1は、被取付部材としてのハウジング12と、筒状のダストブーツ13と、固定金具14とを備えている。
ハウジング12は、ハウジング12の端面12aからハウジング12の軸方向X1に延びる円環状の嵌合溝15と、嵌合溝15の底15aからハウジング12の軸方向X1に延びる円環状の圧入溝16とを含む。嵌合溝15および圧入溝16は、それぞれ、ハウジング12の周方向Z1に延びている。また、嵌合溝15および圧入溝16は、同軸的に形成されている。嵌合溝15および圧入溝16は、互いに連通している。嵌合溝15の溝幅T1は、圧入溝16の溝幅T2よりも大きくなっている。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
Claims (2)
- ダストブーツの筒状の端部を固定金具を用いて筒状の被取付部材に取り付けるための、ダストブーツの取付構造において、
上記被取付部材は、上記被取付部材の端面から上記被取付部材の軸方向に延びる環状の嵌合溝と、上記嵌合溝の底から上記軸方向に延びる環状の圧入溝と、を含み、
上記固定金具は、上記ダストブーツの端部に固定された筒状の金具本体と、上記金具本体の後端から径方向外方に延び、上記被取付部材の上記端面に当接して位置決めされた外向突起と、を含み、
上記金具本体は、上記ダストブーツの上記端部とともに、上記嵌合溝に嵌合された第1の部分と、上記ダストブーツの先端から前方に突出し上記圧入溝に圧入された第2の部分とを含むことを特徴とするダストブーツの取付構造。 - 請求項1において、上記外向突起は、上記第2の部分を上記圧入溝に圧入方向に沿って圧入するときに、工具によって上記圧入方向に押圧される圧入時被押圧部を含むことを特徴とするダストブーツの取付構造。
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