JP2010249012A - バーナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】排気ガスXをフィルタに供給する供給流路1と、該供給流路1に接続されると共に内部において排気ガスXと燃料Yとを混合して燃焼することによって高温ガスZを生成する燃焼部2と、供給流路1に晒される晒し領域3a及び燃焼部2の内部に挿入される挿入領域3bを有して供給流路1を流れる排気ガスXの一部を燃焼部2に取り込む板部材3とを備える。
【選択図】図1
Description
このフィルタは、上記微粒子よりも小さな孔を複数備える多孔質体であるセラミックス等によって形成されており、上記微粒子の通過を阻止することによって微粒子の捕集を行っている。
このようなフィルタの目詰まりを防止するために、例えば特許文献1に示されるように、フィルタに対して高温ガスを供給することによって、フィルタに捕集された微粒子を燃焼させて除去する方法が用いられている。
しかしながら、排気ガスの流量は、必要とされる高温ガスを発生させるのに必要な供給量よりも非常に多い。このため、多量に供給される排気ガスを用いて上記混合比の混合気を生成した場合には、多量の燃料が必要となると共に必要以上の熱エネルギを発生させることとなる。
さらに、上記バーナ装置が一般の車両等に搭載されることを考慮するとメンテナンス作業の煩雑化及び製造コストの増加を避ける必要があり、できるだけ簡易な構成による上記効果の実現が求められる。
したがって、板部材によって分流された一部の排気ガスの流量に応じた燃料を用いて効率的に高温ガスを生成することができる。このため、排気ガスの全量に対して燃料を混合して燃焼させる場合と比較して燃料の使用量を低減して不必要な熱エネルギの発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、例えば単一の板部材によって排気ガスの一部が分流されて燃焼部に供給される。このため、複雑な構造を採用することなく排気ガスの分流を行うことができる。
よって、本発明によれば、簡易な構成で燃料の使用量を低減して不必要な熱エネルギの発生を抑制することが可能となる。
図1及び図2は本実施形態におけるバーナ装置S1の概略構成を示す断面図であり、図1が排気ガスXの流れ方向に沿う面による断面図であり、図2が図1の断面に直交する面による断面図である。
そして、このバーナ装置S1は、供給流路1と、燃焼部2と、分流板3(板部材)を備えている。
つまり、本実施形態のバーナ装置S1において分流板3は、供給流路1に晒される晒し領域3aと、燃焼部2(管体部4)の内部に挿入される挿入領域3bとを備えている。
そして、当該分流板3は、溶接等によって管体部4に固定され、供給流路1に供給される排気ガスXを分流し、その一部を管体部4の内部に供給する。
このように分流板3が配置されることによって、管体部4の内部に、上流側領域R1から分流板3の先端と管体部4との底部との間を介して下流側領域R2に抜ける流路が形成される。
このような貫通孔3cを介して上流側領域R1から下流側領域R2に排気ガスXが噴出することによって下流側領域R2において乱流の発生が促進される。
なお、インジェクタ5は、図1に示すように上流側領域R1に臨んで配置されており、上流側領域R1から下流側領域R2に向けて燃料Yを噴射するように構成されている。
また、衝突板8の先端部は、燃料Yと排気ガスXとの混合気が燃焼される燃焼領域Nに晒されている。また、衝突板8は、少なくとも先端部が、燃焼領域Nに晒されることによって混合気の燃焼温度と同程度まで加熱される材料によって形成されている。
なお、本実施形態のバーナ装置S1は、車両等に搭載される不図示の制御装置によって制御され、以下に説明する動作は、当該制御装置の制御の下に行われる。
上流側領域R1に供給された排気ガスXは、管体部4の底部に向かって流れ、必要に応じて助燃空気供給部9から供給される空気と混合された後、分流板3の先端と管体部4の底部との間を介して下流側領域R2に流入する。
ここで、本実施形態のバーナ装置S1においては、衝突板8によって燃料Yが管体部4の内壁面に付着することが抑制され、また衝突板8の先端部が燃焼領域Nに晒される程燃焼領域Nの近傍に設置されていることから衝突板8に付着した燃料Yも燃焼させることが可能となる。したがって、より少ない燃料で効率的な燃焼を実現することができる。
さらに、衝突板8の先端部が燃焼領域Nに晒されているため、一旦燃焼が始まると、衝突板8の先端部が混合気の着火温度以上に加熱される。このため、グロープラグ7の加熱を停止しても燃焼領域Nにおける燃焼を継続することが可能となり、エネルギ消費量の低減を図ることが可能となる。
また、本実施形態のバーナ装置S1においては、分流板3の挿入領域3bに複数の貫通孔3cが形成されており、当該貫通孔3cを介して上流側領域R1から下流側領域R2に直接排気ガスXが供給され、これによって下流側領域R2において乱流の発生が促進される。このため、燃焼領域Nにおいて排気ガスXと燃料Yとの混合が促進され、より効率的な燃焼を実現することができる。
したがって、分流板3によって分流された一部の排気ガスXの流量に応じた燃料Yを用いて効率的に高温ガスZを生成することができる。このため、排気ガスXの全量に対して燃料を混合して燃焼させる場合と比較して燃料の使用量を低減して不必要な熱エネルギの発生を抑制することができる。
また、本実施形態のバーナ装置S1によれば、単一の分流板3によって排気ガスXの一部が分流されて燃焼部2の内部に供給される。このため、複雑な構造を採用することなく排気ガスXの分流を行うことができる。
よって、本実施形態のバーナ装置S1によれば、簡易な構成で燃料の使用量を低減して不必要な熱エネルギの発生を抑制することが可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
この図に示すように、本実施形態のバーナ装置S2においては、分流板3の晒し領域3aと挿入領域3bとがヒンジ部3dを介して回動可能に接続されており、挿入領域3bが管体部4に固定されることによって晒し領域3aが挿入領域3bに対して排気ガスXの流れ方向に傾動可能とされている。
当該駆動装置10は、分流板3の晒し領域3aと接続されており、当該晒し領域3aを押し引きすることによって分流板3の晒し領域3aの傾動状態を変化させる。
なお、このような駆動装置10としては、例えばエアシリンダ装置等を用いることができる。
上述のように、供給流路1の延在方向から見た晒し領域3aの面積は、分流板3による排気ガスXの分流比に影響する。このため、駆動装置10によって晒し領域3aの傾動状態を変化させることによって、分流板3による分流比を変化させることが可能となる。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、晒し領域3aが供給流路1の断面形状に応じて略円形とされていても良い。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、分流板3が供給流路1を流れる排気ガスXの流れ方向において、管体部4の下流側の壁面に当接して配置される構成を採用することも可能である。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、必ずしも貫通孔3cを形成する必要はない。
また、貫通孔3cにかえて他の乱流発生手段(例えば、下流側領域R2に突出する突出部)を形成しても良い。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1実施形態に示した長方形状の分流板3を上下に可動とすることによって、供給流路1の延在方向から見た晒し領域3aの面積を可変とする構成を採用することもできる。
Claims (4)
- 排気ガスに含まれる微粒子を前記排気ガス中から除去するフィルタに対して高温ガスを供給するバーナ装置であって、
前記排気ガスを前記フィルタに供給する供給流路と、
該供給流路に接続されると共に内部において前記排気ガスと燃料とを混合して燃焼することによって前記高温ガスを生成する燃焼部と、
前記供給流路に晒される晒し領域及び前記燃焼部の内部に挿入される挿入領域を有して前記供給流路を流れる前記排気ガスの一部を前記燃焼部に取り込む板部材と
を備えることを特徴とするバーナ装置。 - 前記板部材は、前記供給流路における前記排気ガスの流れに対して前記燃焼部の内部を上流側領域と下流側領域とに分離し、前記挿入領域の先端部が前記燃焼部の壁面と離間していることを特徴とする請求項1記載のバーナ装置。
- 前記供給流路の延在方向から見た前記板部材の晒し領域の面積が可変とされていることを特徴とする請求項1または2記載のバーナ装置。
- 乱流の発生を促進させる乱流発生手段が前記挿入領域に形成されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のバーナ装置。
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JP2009099156A JP5417958B2 (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | バーナ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002367A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Mitsubishi Motors Corp | 排気浄化装置 |
Citations (4)
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JPS60175526A (ja) * | 1984-02-21 | 1985-09-09 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排ガス混合装置 |
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-
2009
- 2009-04-15 JP JP2009099156A patent/JP5417958B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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