JPS60175526A - 排ガス混合装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ボイラ排ガス中のＮＯＸの処理装置等に関連
して設けられるガス混合装置に関するものである。

大気汚染の元凶物質とも言えるこの窒素酸化物の除去方
法の１つとして、ボイラの燃焼室外で触媒を用いてＮ　
Ｈｓなどを添加することによりＮ、に還元無公害化する
乾式触媒脱硝法があるが。

この方法で脱硝率の高い反応を期待するには排ガス温度
を２００〜４５０℃に保つ必要がある。

高負荷運転の場合の排ガスはエコノマイザを通過後の排
ガス路を通る時点においても前記の反応温度は十分にあ
るが、低負荷運転時には排ガス路内のガス温度はこの反
応温度より低いのが通常である。

このような場合従来は第１図に示すような排ガス混合装
置が用いられていた。

第１図において、（０１）はボイラの煙道。

（０２）［リヒータ。（Ｏａ）はエバポレータ。

（０４）はエコノマイザ−、（ＯＳ）はエバポレータ後
の排ガスの抽出路、（Ｏ６）は用済後の排ガス路、（０
７）はガス混合室、（ＯＳ）はガス混合板、（，０９）
は脱硝装置、（ｏｔｏ）は上記ガス混合室（０７）とガ
ス混合板（Ｏ８）を有する排ガス混合装置である。なお
、実線矢印は排ガスの流れを示す。

すなわチ、エバポレータ（０３）’、！：エコノマイザ
（０４）の中間の煙道（ｏｌ）から、高温の排ガスの抽
出路（ｏ５）を設け、この抽出路（０５）から取出され
た高温の排ガスと排ガス路（０６）からの低温の排ガス
をガス通路内に衝立状に設けたガス混合板（ｏ８）によ
って迂回路状に形成したガス混合室（ｏｌ）内で混ぜ合
せ、前記反応温度以上に調節して脱硝装置（０９）へ送
り込んでいた。

しかしこの排ガス混合装置（０１０）は高負荷運転時に
は煙道（ｏｌ）内の排ガスの流量が大きく、排ガス混−
合装置（０’ｌ　Ｏ’）内の流速が大となるため、圧力
損失が増大するという不都合があり、前述のように低負
荷運転時の脱硝反応温度を得るためには必要なものであ
るが、高負荷運転時には不要な設備となるという問題が
あった。

本発明は上記のごとき従来装置の問題点を解消するため
になされたものであり、排ガス路側方に排ガス路との境
界を開放して設けられたガス混合室、該排ガス路の上記
排ガス混合室が設けられた部分にガス流れ方向に対し衝
立状に配設されたガス混合板、該ガス混合板を上記ガス
混合室内へスライド移動させる強制移動停止装置を具備
してなり、該ガス混合板は上記ガス混合室内に位置する
とき上記排ガス路域を退き、上記排ガス路内にあるとき
上記排ガス路域を遮ぎるものであることを特徴とする排
ガス混合装置を供するものである。

か°かる構成によシ２本発明装置をボイラ排ガス路に設
ければ、ボイラの低負荷運転時は従来同様にガス混合板
に排ガスの流れを当ててガス混合室に迂回通過せしめる
こととなり１本装置上流の排ガス路で合流した高温排ガ
スと低温排ガスの混合効果を高めることかで・きるが、
高負荷運転時は混合の必要がないので、ガス混合板をガ
ス混合室内へスライド移動させ９．排ガス路を真直ぐ連
通せしめられるので圧力損失の生ずることを防ぐことが
できるものである。

以下１本発明装置の一実施例を一３２図２ｇ３図により
説明する。

第２図は本発明装置の第１の実施例の低負荷運転時のガ
ス混合装置の概略断面図であり、第３図はその高負荷運
転時状態を示すものである。

実施例ではガス混合装置（１０）の周辺のみを示したが
、排ガス抽出路（５）、排ガス路（６）及び脱硝装置（
９）は渠１図に示した従来構造と変わらず、ここではガ
ス混合装置（１ｏ　’）の改良についてのみ述べるＯ 上記刊ガス抽出路（５）と排ガス路（６）の合流後の排
ガス路（１１）の上部には境界部を互に開放してガス混
合室（７）が設けられており、　ｔ１１ガス路（１１）
とガス混合室にわたつ゛て排ガスの流れと直角に側面に
案内溝（１２）が設けられ、これにガス混合板（８）が
嵌装されている。ガス混合板（８）の上部には接手（１
３）を設け、これにねじ棒（１４）が連結し、このねじ
棒（１４）の上部にウオームギア（１５）と噛み合うホ
イールギア（１６）が螺合しており、ウオームギア（１
５）は電動機（１７）と連結している。　・ かかる装置において電動機（１４）を駆動するとウオー
ムギア（１５）を介して回動するホイール（１６）と螺
合するねじ棒（１４）が上下動し、これに伴なって接手
（１３）によって連結されたガス混合板（８）が上下動
する。

低負荷運転時Ｖｉ第２図に示したようにガス混合板（８
）を下に降して排ガス（１１）域を遮り、排ガス路（６
）からの低温ガスと排ガス抽出路（５）からの高温ガス
の合流後の排ガスをガス混合室（７）へ導きその混合を
行わしめ。

高負荷運転時は、第３図のようにガス混合板（８）をガ
ス混合室（７）域内に引き上げ排ガス路（１１）域を退
かせて排ガス路（１１）を真直ぐ連通せしめ、排ガス流
れの障害を除き圧力損失の低減が図られるものである。

第４図は本発明になる第２の実施例を示すもので高負荷
運転時のガス混合装置の概略断面図であり、第５図は、
そのｖ−■断面図である。

第１実施例との差違は、ガス混合板（８）の下に平板状
のガス路蓋（１８）をさらに加え取付けたことであり、
（１’９）はその支柱である。

本実施例によれば、高負荷運転時の状態を第４図に示し
たようにガス混合板（８）をガス混合室（７）域内に引
き上げたとき、　ガス路蓋（１８）がガス混合室（７）
を蓋することになるので、圧力損失の低減効果がさらに
高められるものである。

なお、上記ガス混合室（７）は排ガス路（１１）の側部
に設ければよく、排ガス路（１１）に対し上下左右を限
定されるものではない。また。

またガス混合板（８）の強制スライド移動停止装置は実
施例に示すものに限らず油圧ノリ／ダ直結、ウィンチ／
ワイヤ等適宜の手段でよいことは言うま、でもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置を周辺装置とともに示す図。 第２図は本発明の１実施例の説明図、第３図は第２図の
装置の別の作動状態の説明図、第４図は別の実施例の説
明図、第５図は第４図■−ｖ矢視図である。 ５：排ガス抽出路、６：排ガス路、７：ガス混合室、８
：ガス混合板、１０：排ガス混合装置、１１：排ガス路
。 垢１囚 ＤＯ０７／ 勇２目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排ガス路側方に排ガス路との境界を開放して設けられた
   ガス混合室、該排ガス路の上記排ガス混合室が設けられ
   た部分にガス流れ方向に対し衝立状に配設されたガス混
   合板、該ガス混合板を上記ガス混合室内へスライド移動
   させる強制移動停止装置を具備してなシ、該ガス混合板
   は上記ガス混合室内に位置するとき上記排ガス路域を退
   き、上記排ガス路内にあるとき上記排ガス路域ｔ−遮ぎ
   るものであることを特徴とする排ガス混合装Ｎ　。